JPH084637A - 内燃機関の点火装置 - Google Patents

内燃機関の点火装置

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JPH084637A
JPH084637A JP13998394A JP13998394A JPH084637A JP H084637 A JPH084637 A JP H084637A JP 13998394 A JP13998394 A JP 13998394A JP 13998394 A JP13998394 A JP 13998394A JP H084637 A JPH084637 A JP H084637A
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JP
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coil
voltage
capacitor
ignition
charging
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JP13998394A
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English (en)
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Hiroshi Taki
浩志 瀧
Shinichi Nino
仁野  新一
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は内燃機関用容量放電型点火装置の効
率を高め、小型にする。 【構成】 圧縮混合気への着火を行う内燃機関の点火装
置に、直流低電圧電源9に接続される充電用の第1のコ
イル10と、第1のコイルの充電放電を制御する第1の
スイッチ素子11と、第1のコイルを放電させる第1の
ダイオード13と、第1のコイルの放電エネルギーを蓄
積する第1のコンデンサ20とを有する前段の昇圧回路
と、第1のコンデンサに接続される充電用の第2のコイ
ル15と、第2のコイルの充電放電を制御する第2のス
イッチ素子16と、第2のコイルを放電させる第2のダ
イオード18と、第2のコイルの放電エネルギーを蓄積
する第2のコンデンサとを有する後段の昇圧回路とを設
ける。制御回路3は第1のコンデンサの電圧を第1のス
イッチ素子により制御し、第2のコンデンサの電圧を第
2のスイッチにより制御し、放電回路の点火コイル7へ
の高電圧印加を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用の点火装置に
関し、特に本発明は容量放電型点火装置(CDI:Capa
citive Discharge Ignition)に関する。
【0002】
【従来の技術】上記容量放電型点火装置(以下CDI型
の点火装置という)は、バッテリ電圧を昇圧し、1次回
路に挿入されたコンデンサを充電後、点火時期に合わせ
たタイミングで点火コイルに放電することにより、点火
コイル2次側に高電圧を発生し、点火プラグにより内燃
機関の圧縮混合気への着火を行うものである。
【0003】従来このような分野の技術として、特公昭
54−19943号公報に記載されるものがあるが、C
DI型の点火装置は一般に、急峻な立ち上がり電圧特性
を持つことから著しい汚れのついた点火プラグにおいて
も効果的な放電が可能であり、以下にその構成が簡単に
説明される。図7は従来のCDI型の点火装置の一般例
を示す図である。本図に示すように、コイル27は1次
巻線を直流12V電源とトランジスタ28のコレクタに
接続し、2次巻線は整流ダイオード22とGNDに接続
されている。トランジスタ28はダーリントン接続のN
PNバイポーラトランジスタでありコイル27に1次巻
線に、前述のように、コレクタを接続している。コレク
タ−エミッタ間のON電圧は、1.5V程度であり、O
FF時のコイル27からの逆起電力に耐えるために20
0V程度の耐圧仕様にする必要がある。ダイオード22
はコンデンサ23にコイル27からの電流を充電し、か
つ保持するための整流ダイオードである。コンデンサ2
3は充電用コンデンサである。サイリスタ24は点火指
令時にターンONし、コンデンサ23に充電された静電
エネルギーを点火コイル25に印加するスイッチ素子で
ある。点火コイル25は点火プラグ26に高電圧(例え
ば30kV)を印加する。ダイオード29は、コイル2
7からコンデンサ23への充電電流をGNDにバイパス
する機能とサイリスタ24がターンON後にコンデンサ
23から放出された静電エネルギーが点火コイル25に
全て転送された後、再度コンデンサ23に返送されて生
じる減衰過渡信号を防止する機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本図に示す
ような従来の単発チャージ方式の回路では、コイル27
のインダクタンスを大きくすると、コイル27の抵抗値
も大きくなり、コイル27の損失が大きくなる。同時
に、トランジスタ28をOFFした際にコイル27の1
次側のインダクタンスによる逆起電圧に耐えるためにト
ランジスタ28を高耐圧化する必要がある。しかしなが
ら、トランジスタ28の高耐圧化に伴い、トランジスタ
28がON時のON抵抗が大きくなり、このためON時
の損失が大きくなる。よって、効率が悪くなり、小型化
が図れないという問題がある。後述の参考のために、本
図における効率の一例を以下に求める。
【0005】コイル27の1次巻線は、例えば、2mH
で、2次巻線は50mHで70mJ程度のエネルギーを
蓄えることが可能な磁気回路を構成するとする。この場
合のトランジスタ27の損失は8w、コイルの損失は8
w、出力は、ECU2からの点火指令の発生が400回
/sとすると、0.07J×400回/s=28wであ
り、効率は{28/(28+8+8)}×100=64
%である。またコイル27の重量は0.4kgである。
これは太く長い巻線と磁力の大きな鉄心が必要であり、
重く大きなコイルとなるためである。
【0006】また、本図の回路構成でトランジスタ28
を高速ON−OFF動作すればコイル28のインダクタ
ンスとコイル28の蓄積エネルギーを小さくできるの
で、コイル28の小型化が可能になるがコイルの1次側
逆起電力が大きいために1回のターンOFF時のスイッ
チ損失が大きく、これを多重することはスイッチ素子で
あるトランジスタ28の損失を増大させ、効率が悪化し
てしまい、小型化ができない。
【0007】図示しないが、フォワード式のDC/DC
コンバータに関しては単発・多重にかかわらずとも、入
出力電圧比とコイルの巻数比が一致した時に効率が良く
なる方式であるので、CDI方式の点火装置特有の、1
回の放電後に2次電圧が低下した状態から充電するよう
な入出力電圧比が広い領域で効率的な充電は困難であ
る。
【0008】したがって、本発明は、上記困難に鑑み、
回路の小型化と高効率的化が合わせて得られるばかり
か、高効率化により点火装置の消費電力を大幅に低減で
きる内燃機関の点火装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する内燃機関の点火装置
を提供する。すなわち、直流低電圧電源の電圧を昇圧し
点火コイルに高電圧を印加して点火プラグにより圧縮混
合気への着火を行う内燃機関の点火装置は、まず前段及
び後段の昇圧回路を有し、前段の昇圧回路には前記直流
低電圧電源に接続される充電用の第1のコイルと、第1
のコイルの充電放電を制御する第1のスイッチ素子と、
第1のコイルを放電させる第1のダイオードと、第1の
ダイオードを通過した第1のコイルの放電エネルギーを
蓄積する第1のコンデンサとが設けられる。後段の昇圧
回路には、第1のコンデンサに接続される充電用の第2
のコイルと、第2のコイルの充電放電を制御する第2の
スイッチ素子と、第2のコイルを放電させる第2のダイ
オードと、第2のダイオードを通過した第2のコイルの
放電エネルギーを蓄積する第2のコンデンサが設けられ
る。放電回路は第2のコンデンサに接続される、少なく
とも、1つの点火コイルと、該点火コイルへの通電を制
御するスイッチ素子とを有する。制御回路は、第1のコ
ンデンサの電圧を第1の設定値になるように第1のスイ
ッチ素子を制御し、第2のコンデンサの電圧を第2の設
定値になるように第2のスイッチを制御し、点火時期を
指令するECUの点火信号1を基に前記放電回路のスイ
ッチ素子により点火コイルへの高電圧印加を制御する。
【0010】
【作用】本発明の内燃機関の点火装置によれば、昇圧回
路を前段と後段に分け、それぞれの前段及び後段の昇圧
回路における第1及び第2のスイッチ素子の耐圧を最適
化することにより、昇圧回路の効率が向上できかつ消費
電力を大幅に低減できる。最適化とは第1のスイッチ素
子は低耐圧・低抵抗であり、第2のスイッチ素子は高耐
圧・高抵抗であるもの、とすることであり、その高低の
関係は耐圧比の2乗に比例したON抵抗比の状態であ
る。
【0011】また、第1及び第2のスイッチ素子のスイ
ッチ周期を短くすることにより、第1及び第2のコイル
のインダクタンスを小さくでき、第1及び第2のコイル
を小型化できる。ただし、第1及び第2のスイッチ素子
のスイッチ周期は、第1及び第2のスイッチ素子のスイ
ッチ損失と充電用の第1及び第2のコイルの鉄損が大き
くならない程度に、短くする。
【0012】前記前段及び後段の昇圧回路の(出力電圧
/入力電圧)が第1及び第2のスイッチ素子の{(ON
時間/OFF時間)+1}に等しくなるように容易に調
整される。前記前段の昇圧回路の最大出力電力を前記後
段の昇圧回路の最大出力電力よりも大きくすることによ
り、第2のコンデンサを充電中に第1のコンデンサの電
圧低下が防止できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係る内燃機関の点火
装置を示す図であり、図2は図1の各信号を説明するタ
イミングチャートである。図1に示す点火装置は内燃機
関の圧縮混合器への着火を内燃機関の燃焼室に取り付け
た点火プラグの高電圧火花放電によって行う際に用いる
CDI型の点火装置である。この点火装置は、まず制御
装置3を有し、この制御装置3は点火時期を指令するE
CU(Electronic Control Unit)2の点火信号1を入
力する。そして点火装置は、DC/DCコンバータ型で
かつチョッパ方式の昇圧スイッチングレギュレータであ
る2段の昇圧回路を有する。前記制御回路3は、前記2
段の昇圧回路を制御するために、前段の昇圧回路におけ
るFET11を駆動するために信号12を出力し、コン
デンサ20の電圧の検出するために信号14を入力し、
後段の昇圧回路におけるFET16を駆動するために信
号17を出力し、コンデンサ6の電圧を検出するために
信号19を入力し、コンデンサ6に充電された高電圧を
点火コイル7に印加するFET4を駆動するために信号
5を入力する。
【0014】直流低電圧電源9は、例えば自動車用の1
2V電池であり、固定インダクタを有する充電用のコイ
ル10に接続される。次に前段の昇圧回路において、充
電用のコイル10は、FET11のドレイン端子及びダ
イオード13のアノードに接続されており、制御回路3
の指令でFET11が高速ON−OFF動作した時の最
大電流に対して飽和せず、発熱が低い磁気回路であっ
て、例えばインダクタンス20μH、最低保持充電エネ
ルギー1mJ、巻線抵抗10mΩであり、コア材として
エアギャップ付きのフェライトが用いられる。
【0015】FET11はソース端子をGNDに、ドレ
イン端子を充電用のコイル10及びダイオード13のア
ノードに、ゲート端子を、信号12を入力するために、
制御回路3に接続されるNチャンネルMOSFETであ
る。そしてFET11は充電コイル10の最大電流値と
FET11をOFF動作した時の最大電圧に耐える耐電
圧とON時の電力損失及びスイッチ電力損失による発熱
に耐える仕様の素子が選定される。例えば、コンデンサ
20の充電電圧を56Vに設定した時は耐圧60V、最
大ドレイン電流10A、ソースドレインON時の抵抗2
0mΩ、電力損失1Wの仕様が考えられる。
【0016】ダイオード13はFET11のON動作に
より充電用のコイル10にエネルギーを蓄積させ、FE
T11のOFF動作により前記エネルギーをコンデンサ
20に放出させるフライバックコンバータに使用される
ものである。そしてダイオード13は充電用のコイル1
0の最大電流とコンデンサ20の最大電圧に耐える仕様
としカソードはコンデンサ20及び充電用のコイル15
に及び信号14を出力するために制御回路3に接続され
る。例えば、200V耐圧、20A電流容量のファース
トリカバリシリコンダイオードが考えられる。
【0017】コンデンサ20は一方を(有極性コンデン
サの場合マイナス端子を)GNDに接続され、他方をダ
イオード13のカソード及び充電用のコイル15及び信
号14を出力するために制御回路3に接続される。ダイ
オード13からの間欠電流と充電用のコイル15に流れ
る間欠電流によるリップル電流に耐え、同リップル電流
を十分平滑し得る静電容量を有し、制御回路3で設定し
たコンデンサ20の充電電圧に十分耐える仕様とする。
例えば、150μF、耐圧63Vの高周波特性の良い電
解コンデンサが考えられる。リップル電流の高周波成分
を十分平滑するために、並列に10μF程度のフィルム
コンデンサやセラミックコンデンサを並列使用すること
も望ましい。
【0018】次に、後段の昇圧回路において、充電用の
コイル15は、コンデンサ22とFET16及びダイオ
ード18のアノード間に接続され、前記充電用のコイル
10より高インダクタンスの巻線仕様で同程度の最低保
持充電エネルギーの固定インダクタンス300μH、最
低保持充電エネルギー1mJ、巻線抵抗150mΩであ
り、コア材として高周波エアギャップ付きのフェライト
材が用いられる。
【0019】FET16はソース端子をGNDに、ドレ
イン端子を充電用のコイル15及びダイオード18のア
ノードに、ゲート端子を、信号17を入力するために、
制御回路3に、接続したNチャンネルのMOSFETで
ある。そしてFET16は充電用のコイル15の最大電
流値とFET16をOFF動作した時の最大電圧に耐え
る耐電圧とON時の電力損失及びスイッチング電力喪失
による発熱に耐える仕様の素子が選定される。例えば、
コンデンサ6の充電電圧を410Vに設定した時は耐圧
500V、最大ドレイン電流2A、ソースドレインON
時の抵抗0.5Ω、電力損失1Wの仕様が考えられる。
【0020】ダイオード18はFET16のON動作に
より充電用のコイル15にエネルギーを蓄積させ、FE
T16のOFF動作により前記エネルギーをコンデンサ
6に放出させるフライバックコンバータに使用されるも
のである。そしてダイオード18はコイル15の最大電
流とコンデンサ6の最大電圧に耐える仕様とし、カソー
ドはコンデンサ6及び点火コイル7の1次側及びダイオ
ード21のカソードに接続される。例えば、600V耐
圧、5A電流容量のファーストリカバシリコンダイオー
ドが考えられる。
【0021】コンデンサ6は、従来のCDIタイプのチ
ャージコンデンサに相当し、点火エネルギー仕様により
E=(1/2)CV2なる式と点火コイル7の巻線仕様
と点火プラグ8に発生し得る最大電圧仕様から決まる静
電容量値と充電電圧に耐える耐圧値をもつ仕様とする。
例えば、0.86μFの630V耐圧のフィルムコンデ
ンサが考えられる。
【0022】さらに、点火装置は放電回路を有し、この
放電回路において、ダイオード21はFET4がOFF
した時のコイル7の1次電流をバイパスするため図1の
ように接続される。例えば、耐圧600Vの短時間(1
ms)電流80Aのシリコンダイオードが考えられる。
FET4はNチャンネルのMOSFETでコンデンサ6
の充電電圧に十分耐え、かつ点火時にコンデンサ6から
流れ出て点火コイル7の1次巻線を通る短時間(100
μS以内)の大電流(数十A)に耐える仕様が選定され
る。FET4のゲートは信号5、ソースはGND、ドレ
インは点火コイルの1次側とダイオード21のアノード
に図1のように接続される。
【0023】点火コイル7の2次側の一方はGNDに、
他方は点火プラグ8に接続される。点火コイル7と点火
プラグ8は従来のCDI点火装置と同様な仕様とする。
次に本発明の点火装置の制御回路3の制御動作を説明す
る。まず、本発明の点火装置(図1)の点火プラグ8に
は、高電圧(例えば30kV)を短時間(例えば10μ
s以内)に印加し得ること、高速度(例えば12,00
0rpm)で回転する内燃機関の特定の点火時期(例え
ば上死点前35deg)に対して正確なタイミング(例
えば±4μs)で火花放電を発生させることが要求され
る。
【0024】制御回路3はその内部で発振信号を発生す
る。前段の昇圧回路のコンデンサ20に蓄積されている
電圧値(図2)が設計中間電圧(例えば56V)より低
い時は、制御回路3に入力される信号14の電圧(=コ
ンデンサ20の電圧)が設計中間電圧になるよう、制御
回路3の内部で発生する発振信号を信号12として出力
し、FET11にON−OFF動作させる。このような
設計中間電圧を設けるのは、前段の昇圧回路の耐圧電圧
を一定にし変動しないようにして、後段の昇圧回路との
耐圧電圧の分担を明確にするためである。
【0025】FET11がONすると直流低電圧電源9
の電位に対してFET11のドレイン端子電位は低くな
り、充電用のコイル10に電流が流れる。この電流はL
(di/dt)=Vなる電流増加係数(di/dt)に
従い時間と共に電流が増加する。この時充電用のコイル
10には電流値と充電用のコイル10のインダクタンス
によって決まるエネルギー(E1=(1/2)LI2)が
蓄積される。充電用のコイル10に流れる電流値が設定
電流に達した時若しくはFET11のON時間が設定時
間に達した時のいずれか、又は早い方が達したときにF
ET11をOFFにすると充電用のコイル10を流れる
電流はダイオード13を通りコンデンサ20に流れ始め
る。この電流はコンデンサ20の電圧を増加させる。こ
の時の電流は直流定電圧電源9とコンデンサ20の電位
の差分からさらにダイオード13の順方向電圧を差し引
いた電圧(例えば50V−12V−0.7V=37.3
V)をVとして、L(di/dt)=−Vとなる関係に
より電流が減少する。コンデンサ20の電位が設計中間
電圧に達するまでFET11のON−OFF動作を行う
ような制御回路3の制御設計により、常時コンデンサ2
0の蓄積電位は設計中間電位若しくはその近辺の値に制
御される。
【0026】コンデンサ20の蓄積電荷は、回路の漏れ
電流を除けば後段の昇圧回路の充電用のコイル15に流
れる電荷量とダイオード13を流れる電荷が釣り合えば
常に一定となるのでコンデンサ20の電位は中間電圧に
常に維持され得る。この直流電圧を昇圧し電力を転送す
る仕組みは、前述のように、一般にチョッパ式の昇圧ス
イッチングレギュレータといわれる方式であり、小型で
高効率な特性を有する。特に回路の抵抗値が低く、スイ
ッチ素子のON−OFF及びOFF−ONの切り換え速
度が速い時は高効率であり、スイッチ周期が短い時すな
わちスイッチング周波数が高い時は充電用のコイル10
のインダクタンスを低く設計可能であり、さらに平滑コ
ンデンサであるコンデンサ20の容量を小さくしてもコ
ンデンサ20のリップル電圧を低くできるので、装置の
小型化が達成できる。ただし、スイッチング周波数を高
くしていくとFET11のスイッチング損失及び充電用
のコイル10の鉄損が増大するので、小型化と高効率の
バランスを考慮する必要がある。
【0027】後段の昇圧回路における充電用のコイル1
5とFET16、ダイオード18、コンデンサ6は前述
と同様な回路を構成しており、コンデンサ6に高電圧
(例えば410V)を蓄積するDC/DCコンバータで
ある。図2に示すように、点火の指令がECU2より信
号1の立ち下がりのタイミングとして制御回路3に入力
されると、制御回路3はFET4に短時間のON動作を
行うように信号5のパルスを発生する。この信号5のパ
ルス幅は、コンデンサ6の高電圧エネルギーを放電する
時間であり、信号19の検出に基づいて制御回路3によ
り制御される。FET4がONからOFFに切り変わる
と、点火コイル7の1次側コイルを流れる電流はダイオ
ード21を流れる。このダイオード21は図7のダイオ
ード29と同様な機能を果たす。
【0028】前記FET4のON動作によってコンデン
サ6の放電は高電圧(例えば410V)に対して急激
(例えば10μs程度の短時間)に行われる。この時、
制御回路3はコンデンサ6の高電圧が低下したことを信
号19より検知する。制御回路3はFET16をON−
OFF動作する信号17の発生を開始し、コンデンサ6
に高電圧を蓄積する。この動作はコンデンサ6の電圧が
設定高電圧(例えば410V)に達するまで続くよう制
御される。この高電圧を再充電する時間は、ECU2よ
り次回の点火指令が信号1から入力する時間より早く設
定される。例えばECU2が最高400回/1秒毎の点
火指令を発生するならば、高電圧を再充電する時間は
2.5ms以内にする。この高電圧を再充電する間は、
コンデンサ20の蓄積電荷がコイル15を通して流れる
ことにより、コンデンサ20の電位は設計中間電圧を下
回ることになる。これを制御回路3は信号14によって
検知し、コイル10とFET11によるDC/DCコン
バータが動作開始する。前段の昇圧回路(コイル10、
FET11、ダイオード13で構成する部分)のDC/
DCコンバータの最大出力電力が後段の昇圧回路(コイ
ル15、FET16、ダイオード18で構成される部
分)のDC/DCコンバータの最大出力電力より小さい
と、コンデンサ6の充電中にコンデンサ20の電圧が低
下することとなる恐れがあるので、前段の昇圧回路のD
C/DCコンバータの最大出力電力は後段の昇圧回路の
最大出力電力より大きくなるように設計される。
【0029】前記構成要素で挙げた具体的設計例による
素子選択を実施した場合、トランジスタ11の損失:1
W、充電用のコイル10の損失:1W、トランジスタ1
6の損失:2W、コイル15の損失:1W、出力:0.
07J×400回/s=28Wとして、効率は{28/
(28+1+1+1+1)}×100=88%を達成で
きている。また、充電用のコイル10及び17の重量は
0.1kgにできている。したがって、従来よりも効
率、消費電力、重量の点で著しく改良されている。
【0030】本発明の目的である点火装置の小型化が2
段昇圧の充電回路とすることによって達成できる原理を
以下に説明する。図3は昇圧スイッチングレギュレータ
のON−OFF時間と入出力電圧比の関係を示す図であ
る。一般にチョッパ方式の昇圧スイッチングレギュレー
タのON−OFF時間と入出力電圧比の関係は、出力電
力一定の条件下であってかつ素子が理想的な場合は、図
3(b)に示すように、ON時間をT1、OFF時間を
T2とし、入力電源電圧をVin、出力電圧をVoutとする
と、L・I/T1=Vinあり、L・I/T2=Vin−Vou
tであるから(Lはコイルのインダクタンス、IはON
−OFF時の電流差分値)、式を変形して、図3(a)
に示すように、Vout/Vin=T1/T2+1が導き出
せ、ON−OFFの時間と入出力電力比を表すことがで
きる。
【0031】電圧比(Vout/Vin)=1の時はT1=0
の時であり、電圧比=7の時はT1/T2=6になってお
り、T1はT2の6倍の時間の長さとなる。実際の回路で
は充電用のコイル10やコイル15は直流抵抗RLを有
しており瞬時電力損失は瞬時電流iと直流抵抗RLから
2・RLとなる。T1=0の時はダイオード13などの
損失を無視すると回路の損失はi2・RLのみであり、例
えばRL=10mΩ、Vin=12V、i=2.5Aの時
の損失(i2・RL)は62.5mWであり、入力電力は
Vin・iで表され30Wであるので、入力電力に対する
損失は0.2%でしかなく効率は99.8%となる。ダ
イオードの通電電圧降下を例えば0.7Vとすると、ダ
イオードの損失は2.5A×0.7Vで1.75Wとな
り、30Wの入力に対して損失は1.8125Wとなる
ので、効率は94%となる。
【0032】次にVout/Vin=7の場合は、コイルに
流れる電流はスイッチングにより変動しており、例えば
最大電流5A、最低電流0Aの三角波の電流になるよう
にした場合、コイルの抵抗を10mΩとすると損失は最
大電流ipに対してip2・RL/3で計算でき、その値は
83mWとなる。さらにコイルに流れる電流が変動する
ため、鉄損が発生する。この鉄損はスイッチングの周波
数、コアの材質、コアの体積、コアの磁束密度により決
まり例えば前記コイル10の例では1W程度になる。ダ
イオードの損失はOFF時間が短いほど(電圧比Vout
/Vinが大きいほど)電流が流れる時間が短くなり、損
失が小さくなる、例えば平均電流2.5AでT1/T2=
6の時は2.5A×0.7V×1/(6+1)=0.2
5Wとなり、T1/T2を大きくすることで損失が低減で
きる。
【0033】昇圧動作を行うと、FETに流れる電流に
より損失が発生するが、この損失はFETがON時に流
れるON電流iと、FETのON時のON抵抗Rとから
決まる(i2・R/3)・{T1/(T1+T2)}のよう
な、FETのON時のON損失と、ON−OFFの切り
換え時に発生するスイッチング損失とに分けられる。例
えばVout/Vin=7でFETのON抵抗Rが20m
Ω、ON電流iが最大5Aの場合の損失は143mWの
ON損失であるが、Voutが84V(=12V×7)に
対応するためにFETの耐圧を60V品でなく、100
V品にする必要がある。MOSFETは耐圧比の2乗に
比例してON抵抗が増すので、ON抵抗は55mΩで1
00V耐圧のFETを用いることとなりON損失は40
0mW(≒143×(100/60)2)に増大する。
このように、Vout/Vinを大きくすると、FETのO
N損失は増大してしまい、例えば12Vから410Vに
1段で昇圧するなら500Vの耐圧のFETを使用する
ことになり同サイズのFETのON抵抗は(500/6
0)2×20mΩ=1.4Ω程度になる。この時、ON
損失は、(i2・R/3)・{T1/(T1+T2)}より
11Wと増大する。スイッチング損失は例えばVout/
Vin=7の場合、コイルのインダクタンスを20mH、
Vin=12V、Vout=84V、最大電流5A、最小電
流0A、FETのターンOFFの電圧上昇時間を100
nsとすると、スイッチング周波数は約100kHzと
なり、スイッチングOFF時の損失は(5A×84V×
1/2×100ms×100×103で近似できる)
2.1Wほどになる。これに対してVin=12V、Vou
t=410VでのスイッチOFF時の損失は(5A×4
10V×1/2×100ms×100×103で近似で
きる)10.25Wと増大する。スイッチON時の損失
も同様な考え方で損失が発生するが、ON時の電流が0
Aである時にスイッチON動作させれば無視できるほど
ON時のスイッチ損失は小さくなる。
【0034】このように、FETの発熱がVout/Vin
の増大により大きくなるのでCDIタイプの点火装置の
ようにDC/DCコンバータの昇圧比が大きい(例えば
12Vから410Vに昇圧する時はVout/Vin=3
4)場合、1段での昇圧はFETの損失が大きく放熱フ
ィンを大きくする必要がある。図4は30W出力DC/
DCコンバータ(入力12V)のT1/T2に対する損失
を示す図である。図4(b)に示すDC/DCコンバー
タの損失はT1/T2が小さい時はダイオード13の損失
が大きく、T1/T2が大きい時はFET11の損失が大
きくなり、効率の良い(93%以上)の所はT1/T2が
おおよそ4〜9の間にある。例えば12Vから410V
に昇圧するとT1/T2が30以上となり、効率が70%
以上になるように設計することは困難となる。本発明の
2段昇圧回路では例えば前段の昇圧回路で4.7倍、後
段の昇圧回路で7.3倍の昇圧を行うと双方の効率を9
3%とした場合の総合効率は0.932より86%以上
の効率が得られる。さらに、段数を増やした場合は格段
の昇圧比が小さくなり、例えば4倍×4倍×2倍では
0.932×0.88より76%と部品が増加し、かつ
効率の悪化となる。一般にCDI方式の点火装置ではコ
ンデンサの充電電圧は200V〜500Vに設定されて
おり、電源電圧12Vの場合は昇圧比が16〜42程度
であるので本発明の2段昇圧が効果的である。
【0035】図5は本発明の実施例に係る内燃機関の点
火装置の変形を示す概略図である。図1の構成では正電
圧電源9(基準電圧をGNDとした場合、入出力の電圧
を正電位と考える)としているが、図5に示すように、
FET12’、16’のようにPチャンネルとし、ダイ
オード13’、18’のようにアノード・カソードの方
向を逆にしてかつ電源を負電圧電源9’としても同様な
作用効果が得られる。
【0036】なお、図1の実施例ではスイッチ素子をF
ETとしているが、バイポーラトランジスタなどのスイ
ッチ素子を用いても同様な効果が得られる。また、図1
の実施例では点火プラグ8を1個の点火装置として示し
ているが、複数の点火プラグに対して点火を必要とする
場合は図示していない。しかし、ディストリビュータに
よる分配、あるいは図示していないが複数のFET4及
びダイオード及び点火コイルをコンデンサ6より分岐し
た高電圧線に並列接続して動作することが可能である。
【0037】図6は図1の点火プラグ8以外のものに本
発明に係る2段の昇圧回路を応用する例を示す図であ
る。本図に示すような放電による光源の点灯、圧電素子
(ピエゾアクチエータ・超音波モータなど)の駆動、高
電圧ソレノイドコイルの電源などの高電圧の電源を必要
とするが、これらの電源として、出力電圧と入力電圧の
比が大きい場合のDC/DCコンバータとして本発明の
ような2段の昇圧方式が有効である。この場合、20<
Vout/Vin<100として使用する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、昇
圧回路を前段と後段に分け、それぞれの前段及び後段の
昇圧回路における第1及び第2のスイッチ素子の耐圧を
低下することにより、このスイッチ素子の耐圧比の2乗
に比例してスイッチ素子のON時の抵抗が増加するの
で、耐圧の低下に伴い第1及び第2のスイッチ素子のO
N時の抵抗が低下し第1及び第2のスイッチ素子のON
時の損失が低下し、総合的にも低下する。このため、昇
圧回路の効率、消費電力を向上できる。また、第1及び
第2のスイッチ素子のスイッチ周期を短くすることによ
り、第1及び第2のコイルのインダクタンスを小さく
し、第1及び第2のコイルを小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る内燃機関の点火装置を示
す図である。
【図2】図1の各信号を説明するタイムチャートであ
る。
【図3】昇圧スイッチングレギュレータのON−OFF
時間と入出力電圧比の関係を示す図である。
【図4】30W出力DC/DCコンバータ(入力12
V)のT1/T2に対する損失を示す図である。
【図5】本発明の実施例に係る内燃機関の点火装置の変
形を示す概略図である。
【図6】図1の点火プラグ8以外のものに本発明に係る
2段の昇圧回路を応用する例を示す図である。
【図7】従来のCDI型点火装置の一般例を示す図であ
る。
【符号の説明】
3…制御回路 4、11、16…スイッチ素子 7…点火コイル 8…点火プラグ 9…直流低電圧電源 10、15…充電用のコイル 13、18、21…ダイオード 6、20…コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流低電圧電源の電圧を昇圧し点火コイ
    ルに高電圧を印加して点火プラグにより圧縮混合気への
    着火を行う内燃機関の点火装置において、 前記直流低電圧電源に接続される充電用の第1のコイル
    と、第1のコイルの充電放電を制御する第1のスイッチ
    素子と、第1のコイルを放電させる第1のダイオード
    と、第1のダイオードを通過した第1のコイルの放電エ
    ネルギーを蓄積する第1のコンデンサとを有する前段の
    昇圧回路と、 第1のコンデンサに接続される充電用の第2のコイル
    と、第2のコイルの充電放電を制御する第2のスイッチ
    素子と、第2のコイルを放電させる第2のダイオード
    と、第2のダイオードを通過した第2のコイルの放電エ
    ネルギーを蓄積する第2のコンデンサとを有する後段の
    昇圧回路と、 第2のコンデンサに接続される、少なくとも、1つの点
    火コイルと、該点火コイルへの通電を制御するスイッチ
    素子とを有する放電回路と、 第1のコンデンサの電圧を第1の設定値になるように第
    1のスイッチ素子を制御し、第2のコンデンサの電圧を
    第2の設定値になるように第2のスイッチを制御し、点
    火時期を指令するECUの点火信号を基に前記放電回路
    のスイッチ素子により前記点火コイルへの高電圧印加を
    制御する制御回路とを備えることを特徴とする内燃機関
    の点火装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のスイッチ素子のスイッチ
    周期は、第1及び第2のスイッチ素子のスイッチ損失と
    充電用の第1及び第2のコイルの鉄損が大きくならない
    程度に、短くすることを特徴とする、請求項1に記載の
    内燃機関の点火装置。
  3. 【請求項3】 前記前段及び後段の昇圧回路の(出力電
    圧/入力電圧)が第1及び第2のスイッチ素子の{(O
    N時間/OFF時間)+1}に等しくなるように調整さ
    れることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の点
    火装置。
  4. 【請求項4】 前記前段の昇圧回路の最大出力電力を前
    記後段の昇圧回路の最大出力電力よりも大きくすること
    を特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の点火装置。
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