JP2003299369A - 圧電素子駆動回路 - Google Patents

圧電素子駆動回路

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JP2003299369A JP2002098464A JP2002098464A JP2003299369A JP 2003299369 A JP2003299369 A JP 2003299369A JP 2002098464 A JP2002098464 A JP 2002098464A JP 2002098464 A JP2002098464 A JP 2002098464A JP 2003299369 A JP2003299369 A JP 2003299369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた電気的特性をもつ圧電素子駆動回路を提
供すること。 【解決手段】コンデンサ15と圧電素子3との間にチョ
ッパ型DC−DC変換回路8を介設し、このチョッパ型
DC−DC変換回路8と圧電素子3との接続点とバッテ
リ2との間に、バッテリ2によるコンデンサ15の充電
においてオンするMOSトランジスタ9を介設するの
で、簡素な回路変更によりかなりの損失低減と発熱低減
とを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子駆動回路
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
圧電素子を用いた燃料噴射用インジェクタ(以下、ピエ
ゾインジェクタともいう)駆動のための圧電素子駆動回
路を図8に示す。
【0003】1は圧電素子駆動回路、2はバッテリ、3
〜6は圧電素子であり、圧電素子駆動回路1は、バッテ
リ2から給電されて必要な期間だけ出力ラインLを通じ
て圧電素子3〜7に個別に高電圧を印加する制御を行
う。
【0004】圧電素子駆動回路1は、昇圧部8、逆電流
阻止充電部9、平滑部10、気筒選択部11、DC−D
Cコンバータ100を有している。
【0005】気筒選択部11のMOSトランジスタ16
〜19のどれかをオンし、昇圧部8の充電スイッチ13
を断続すると、コンデンサ(電池でもよい)15が圧電
素子3〜6のいずれかを充電し、圧電素子3〜6のいず
れかは燃料噴射弁を開く。昇圧部8の放電スイッチ14
を断続すると、圧電素子3〜6のいずれかは放電され、
コンデンサ15が部分的に充電される。圧電素子3〜6
の放電は逆電流阻止充電部9を構成するダイオードのオ
ンにより、出力ラインLの電圧がバッテリ電圧よりダイ
オードの順方向電圧降下だけ低いレベルに達して終了す
る。コンデンサ15は圧電素子3〜6の充電、放電を行
わない期間に、DC−DCコンバータ100を駆動して
コンデンサ15を高圧に充電する。
【0006】特開2000−236121号公報は、上
記圧電素子駆動回路において、圧電素子駆動の放電駆動
に続いて、出力ラインLの電圧がバッテリ電圧よりもダ
イオードDの順方向電圧降下だけ低いレベルに達した後
も持続させることにより、バッテリ2からコンデンサ1
5へ昇圧充電し、これによりDC−DCコンバータ10
0を省略することを提案している。なお、この逆電流阻
止充電部9を通じてコンデンサ15を昇圧充電する動作
は、上記した図8でもDC−DCコンバータ100の運
転前に実施可能である。以下、バッテリ2から逆電流阻
止充電部9を通じてコンデンサ15を昇圧充電する方式
を、昇圧充電型圧電素子駆動回路と総称するものとす
る。
【0007】なお、上記公報では、逆電流阻止充電部9
を上記ダイオードDと直列に接続されたスイッチング素
子を設けることにより、放電期間とその後の昇圧充電期
間とのタイミングを所望のレベルに設定している。
【0008】しかしながら、上記した公報の昇圧充電型
圧電素子駆動回路では、充電された圧電素子3〜6の高
電圧により出力ラインLからバッテリ2に電流が逆流す
るのを阻止する逆電流阻止充電部としてのダイオードD
に、バッテリ2がコンデンサ15を充電する期間に大き
な充電電流が流れ、その結果、このダイオードDの順方
向電圧降下損失が大きくなり、その発熱が大きくなると
いう問題があった。この問題は、この順方向電圧降下が
抵抗電圧降下と異なって略一定であるために、ダイオー
ドDを大型化しても全く解決することができなかった。
【0009】また、この種の圧電素子駆動回路では、大
容量の圧電素子3〜6を充放電するために出力ラインL
の電流変化が大きく、出力ラインLから大きな電磁放射
ノイズが生じるという問題があった。
【0010】更に、上記昇圧充電型圧電素子駆動回路で
は、放電スイッチ14の断続駆動により生じた電流変化
が逆電流阻止充電部9を通じてバッテリ2に至る長大な
給電ケーブルを流れ、その結果、この給電ケーブルから
放射される電磁放射ノイズが増大するという問題があっ
た。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、優れた電気的特性をもつ圧電素子駆動回路を提供
することをその目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第一発明の圧電素子駆動
回路は、直流電源部と、圧電素子の高位端と前記直流電
源部の高位端との間に配設されて、負荷充電期間に前記
直流電源部から前記圧電素子に給電し、負荷放電期間に
前記圧電素子から前記直流電源部側へ送電する昇圧部
と、バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間に
配設されて、前記直流電源部を充電する直流電源部充電
期間に前記バッテリから前記圧電素子の高位端に給電す
る逆電流阻止充電部とを備え、前記昇圧部は、一端が前
記圧電素子の高位端に接続されるチョークコイルと、前
記チョークコイルの他端と前記直流電源部の高位端とを
接続する充電スイッチと、前記チョークコイルの他端と
低位電位端とを接続する放電スイッチとを有するチョッ
パ型DC−DC変換回路部により構成されている圧電素
子駆動回路において、前記逆電流阻止充電部は、前記直
流電源部充電期間に前記バッテリの高位端と前記圧電素
子の高位端とを導通させ、前記負荷充電期間および前記
負荷放電期間に前記バッテリの高位端と前記圧電素子の
高位端との間の導通を遮断する三端子制御素子からなる
ことを特徴としている。
【0013】すなわち、この発明では、直流電源部充電
期間にバッテリから直流電源部へ流れる充電電流は、ダ
イオードを経由することなく三端子制御素子を通じて流
れることができるので、このダイオードの順方向電圧降
下に起因する逆電流阻止充電部の電力損失、発熱を大幅
に低減することができる。
【0014】その好適態様において、前記三端子制御素
子は、前記前記圧電素子から前記直流電源部への逆流を
遮断する向きに接続される寄生ダイオードを有するMO
Sトランジスタのみからなる。これにより、逆電流阻止
充電部を簡素な回路構成により実現することができる。
【0015】第二発明の圧電素子駆動回路は、直流電源
部と、圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との
間に配設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前
記圧電素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から
前記直流電源部側へ送電する昇圧部と、バッテリの高位
端と前記圧電素子の高位端との間に配設されて、前記直
流電源部を充電する直流電源部充電期間に前記バッテリ
から前記圧電素子の高位端に給電する逆電流阻止充電部
とを備え、前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端
に接続されるチョークコイルと、前記チョークコイルの
他端と前記直流電源部の高位端とを接続する充電スイッ
チと、前記チョークコイルの他端と低位電位端とを接続
する放電スイッチとを有するチョッパ型DC−DC変換
回路部により構成されている圧電素子駆動回路におい
て、前記逆電流阻止充電部および前記昇圧部は、チョー
クコイルとコンデンサからなるLCローパスフィルタを
通じてローパスフィルタを通じて前記圧電素子の高位端
に接続されていることを特徴としている。
【0016】すなわち、この発明では、逆電流阻止充電
部と昇圧部との接続点と圧電素子の高位端との間に、圧
電素子側を出力端とするLCローパスフィルタを介設し
ているので、上記直流電源部充電期間において、バッテ
リから直流電源部への充電電流の断続により生じる逆電
流阻止充電部と昇圧部との接続点の電位変動に起因し
て、この圧電素子駆動回路と圧電素子の高位端とを接続
する出力ラインLの電位変動を低減して、その電磁放射
ノイズや静電ノイズを低減することができる。
【0017】なお、この発明の変形態様として、LCロ
ーパスフィルタのチョークコイルを省略して単に高周波
電圧をバイパスするコンデンサを、逆電流阻止充電部と
昇圧部との接続点にバイパス接続してもよい。このよう
にすれば、各種のスイッチング素子の断続により直流電
源部と昇圧部との接続点の電位が急変することにより、
バッテリと逆電流阻止充電部とを接続する給電ケーブル
の電流や、圧電素子の電流が急変し、大きな電磁放射ノ
イズが発生するのを低減することができる。
【0018】また、コンデンサを逆電流阻止充電部と昇
圧部との接続点にバイパス接続し、更に第二発明のLC
ローパスフィルタを設けても、同様の効果を奏すること
ができる。
【0019】第三発明の圧電素子駆動回路は、直流電源
部と、圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との
間に配設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前
記圧電素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から
前記直流電源部側へ送電する昇圧部と、バッテリの高位
端と前記圧電素子の高位端との間に配設されて、前記直
流電源部を充電する直流電源部充電期間に前記バッテリ
から前記圧電素子の高位端に給電する逆電流阻止充電部
とを備え、前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端
に接続されるチョークコイルと、前記チョークコイルの
他端と前記直流電源部の高位端とを接続する充電スイッ
チと、前記チョークコイルの他端と低位電位端とを接続
する放電スイッチとを有するチョッパ型DC−DC変換
回路部により構成されている圧電素子駆動回路におい
て、前記圧電素子の低位端と低位電位端との間に介設さ
れて、前記直流電源部充電期間にオフされるスイッチを
有することを特徴としている。
【0020】すなわち、この発明では、直流電源部充電
期間に圧電素子から直流電源部へ電流が流れるのを防止
することができるので、圧電素子駆動回路と圧電素子と
を接続する給電ケーブルを流れる電流をこの直流電源部
充電期間に遮断することができ、この給電ケーブルの電
流変化によるノイズを低減することができる。
【0021】好適な態様において、前記スイッチは、複
数の前記圧電素子に個別に接続されて順番に作動する燃
料噴射装置用気筒選択スイッチにより構成され、直流電
源部充電期間にすべてのスイッチがオフされるので、回
路構成を複雑化することなく、ノイズ低減が可能とな
る。
【0022】第四発明の圧電素子駆動回路は、直流電源
部と、圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との
間に配設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前
記圧電素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から
前記直流電源部側へ送電する昇圧部と、バッテリの高位
端と前記圧電素子の高位端との間に配設されて、前記直
流電源部を充電する直流電源部充電期間に前記バッテリ
から前記圧電素子の高位端に給電する逆電流阻止充電部
とを備え、前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端
に接続されるチョークコイルと、前記チョークコイルの
他端と前記直流電源部の高位端とを接続する充電スイッ
チと、前記チョークコイルの他端と低位電位端とを接続
する放電スイッチとを有するチョッパ型DC−DC変換
回路部により構成されている圧電素子駆動回路におい
て、前記負荷放電期間における前記圧電素子の放電電流
の絶対値が所定レベル未満になったかどうかを検出する
放電電流ゼロクロス回路を有し、前記負荷放電期間にお
ける前記圧電素子の放電電流が所定レベル未満になった
場合に前記直流電源部充電期間を開始することを特徴と
している。
【0023】すなわち、この発明では、負荷放電期間か
ら直流電源部充電期間への切り替えを放電電流が略0と
なることを検出して行うので、この電流源切り替えに伴
う電流変化により給電ケーブルの電流変化の急変を防止
し、それにともなうノイズを低減することができる。
【0024】第五発明の圧電素子駆動回路は、直流電源
部と、圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との
間に配設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前
記圧電素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から
前記直流電源部側へ送電する昇圧部と、バッテリの高位
端と前記圧電素子の高位端との間に配設されて、前記直
流電源部を充電する直流電源部充電期間に前記バッテリ
から前記圧電素子の高位端に給電する逆電流阻止充電部
とを備え、前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端
に接続されるチョークコイルと、前記チョークコイルの
他端と前記直流電源部の高位端とを接続する充電スイッ
チと、前記チョークコイルの他端と低位電位端とを接続
する放電スイッチとを有するチョッパ型DC−DC変換
回路部により構成されている圧電素子駆動回路におい
て、前記直流電源部充電期間における電流の最大値を、
前記負荷充電期間又は負荷放電期間における電流の最大
値以下に制限する電流制限回路を有することを特徴とし
ている。
【0025】すなわち、この発明の圧電素子駆動回路
は、直流電源部充電期間の電流を圧電素子の充放電時の
それよりも低く制限しているので、この直流電源部充電
期間におけるノイズを低減することができる。
【0026】好適な態様において、この発明の圧電素子
は燃料噴射弁の駆動に採用される。この場合、負荷放電
期間や負荷充電期間における最大電流は、圧電素子によ
り駆動される燃料噴射弁の開期間に影響するのでその低
減には限界がある。これに対して、直流電源部充電期間
Nはこのような制限はなく、比較的長く設定することが
できるので、なんら問題なく電流最大値低減によるノイ
ズ低減効果を向上することができる。
【0027】なお、上記説明では、電流変化速度の縮小
によるノイズ低減効果のみを記載したが、同時にバッテ
リへの悪影響の低減効果やバッテリ給電電圧の変動低減
効果を奏することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の圧電素子駆動回路の好適
な実施態様を以下に説明する。
【0029】
【実施態様1】実施態様1を図1を参照して以下に説明
する。 (回路構成)1は圧電素子駆動回路、2はバッテリ、3
〜6は圧電素子であり、圧電素子駆動回路1は、バッテ
リ2から給電されて必要な期間だけ出力ラインLを通じ
て圧電素子3〜7に個別に高電圧を印加する制御を行
う。
【0030】圧電素子駆動回路1は、昇圧部8、逆電流
阻止充電部9、平滑部10、気筒選択部11を有してい
る。昇圧部8は、逆電流阻止充電部9を通じて給電され
た電圧を昇圧して出力ラインLを通じて圧電素子3〜6
の高位端に印加し、圧電素子3〜6の低位端は気筒選択
部11を通じて接地されている。
【0031】逆電流阻止充電部9は、バッテリ2から平
滑部10を通じて給電された直流電力を出力ラインLを
通じて逆電流阻止充電部9に給電する。この実施例で
は、逆電流阻止充電部9はNMOSトランジスタにより
構成されているが、逆電流阻止充電部9を構成するMO
Sトランジスタの寄生ダイオードは常に出力ラインLか
らバッテリ2側への電流を阻止しする方向に接続される
必要がある。
【0032】平滑部10は、チョークコイルとコンデン
サとからなる通常のローパスフィルタにより構成されて
おり、バッテリ2側へのスイッチングノイズ電圧の遡流
を阻止する。
【0033】気筒選択部11は、たとえばMOSトラン
ジスタからなる4つのスイッチング素子16〜19によ
り構成されており、各スイッチング素子の各一端は接地
され、各他端は圧電素子3〜6の低位端に個別に接続さ
れている。
【0034】昇圧部8は、充放電コイル12、充電スイ
ッチ13、放電スイッチ14、コンデンサ15により構
成されており、出力ラインLは、充放電コイル12、充
電スイッチ13を通じてコンデンサ15の高位端に接続
され、コンデンサ15の低位端は接地されている。放電
スイッチ14の高位端は、充放電コイル12と充電スイ
ッチ13との接続端Mに接続され、放電スイッチ14の
低位端は接地されている。充電スイッチ13、放電スイ
ッチ14はMOSトランジスタにより構成されており、
充電スイッチ13の寄生ダイオードは接続端Mからコン
デンサ15に通電する向きに配置され、放電スイッチ1
4の寄生ダイオードは当然、接続端Mから接地への通電
を阻止する向きに配置されている。 (動作)図2に示す動作説明図、図3に示すタイミング
チャートを参照してこの回路の動作を説明する。
【0035】時点t1にて、逆電流阻止充電部9がオフ
されると、図3のタイミングチャートでは図示省略して
いるが、充電スイッチ13が所定周期でオンされ、コン
デンサ15から充電スイッチ13、充放電コイル12、
出力ラインLを通じて圧電素子3への充電が開始され
る。充電スイッチ13がオフされると、充放電コイル1
2に蓄積された磁気エネルギーを放電するべく放電スイ
ッチ14の寄生ダイオードを通じて圧電素子3の充電が
次第に減衰しつつ行われ、圧電素子3の電圧が次第に増
大する。なお、後述するように、充電スイッチ13のオ
ン期間は、コンデンサ15の放電電流(圧電素子3の充
電電流)の最大値を所定しきい値以下にするべくフィー
ドバック制御されている。
【0036】時点t2にて、充電スイッチ13のスイッ
チング動作は終了し、この圧電素子3の充電電圧はこれ
以上増加することはない。
【0037】時点t3にて、放電スイッチ14が所定周
期でオンされると、圧電素子3の充電電荷が放電され
る。気筒選択部11のスイッチング素子16はMOSト
ランジスタにより構成されているため、この放電の経路
は、接地、スイッチング素子16の寄生ダイオード、圧
電素子3、充放電コイル12、放電スイッチ14、接地
となる。放電スイッチ14がオフすると、充放電コイル
12に蓄積された磁気エネルギーを放電するべく充電ス
イッチ13の寄生ダイオードを通じてコンデンサ15の
充電が次第に減衰しつつ行われ、圧電素子3の電圧が減
少する(エネルギーの回収が行われる)。
【0038】出力ラインLの電圧がバッテリ2の電圧以
下(好適には等しく)となった時点t4に至ると、逆電
流阻止充電部をなすMOSトランジスタ9がオンされ、
出力ラインLの電圧は略バッテリ電圧となる。なお、出
力ラインLの電位がバッテリ2の電位より約0.75V
以下となれば、逆電流阻止充電部9をなすMOSトラン
ジスタの寄生ダイオードを通じてバッテリ2は自動的に
出力ラインLをバッテリ電圧ー0.75Vのレベルに維
持する。
【0039】時点t4以降において、放電スイッチ14
の周期断続動作が継続されているため、放電スイッチ1
4のオン期間にはバッテリ2から平滑部10、逆電流阻
止充電部9、充放電コイル12、放電スイッチ14を通
じて電流が流れて充放電コイル12に蓄勢され、放電ス
イッチ14のオフ期間には、充放電コイル12に蓄積さ
れた磁気エネルギーを放出するべく接続端Mの電圧が高
電圧となり、バッテリ2、平滑部10、逆電流阻止部
9、充放電コイル12、充電スイッチ13の寄生ダイオ
ードを通じて電流が流れてコンデンサ15が充電され
る。コンデンサ15の電圧が回復した時点t5にて、こ
の放電スイッチ14によるコンデンサ15充電動作は終
了する。
【0040】これにより、圧電素子3により駆動される
燃料噴射弁(図示せず)は、ほぼ時点t1〜t4期間にオ
ンされ、ほぼ時点t4〜t5期間にオフされる。
【0041】なお、回路の動作開始直後においてはコン
デンサ15に所定電圧(約200V)が蓄電されていな
いので、上記時点t4〜時点t5におけるコンデンサ1
5蓄電動作を所定時間実施して、コンデンサ15をこの
所定電圧まで充電しておけばよい。
【0042】この実施例の特徴は、逆電流阻止充電部9
として、図8に示す従来のスイッチング素子とダイオー
ドとを直列接続回路又は単なるダイオードに代えて、M
OSトランジスタ9を採用し、その寄生ダイオードを出
力ラインLからバッテリ2への通電を禁止する向きに接
続する。すなわち、MOSトランジスタ9をNMOSト
ランジスタとする場合には、そのソース電極はバッテリ
側、その高耐圧のドレイン電極は出力ラインL側に配置
される。このようにすれば、バッテリ2からコンデンサ
15を充電する場合において、MOSトランジスタ9の
チャンネル電圧降下を容易に約0.1V程度とすること
ができるので、上記従来技術における逆電流阻止充電部
9のダイオード順方向電圧降下に起因する大きな電力損
失を低減することができる。
【0043】なお、この実施例では、逆電流阻止充電部
9として単一のMOSトランジスタのみにより構成した
が、同等の回路機能をもつ回路により構成することがで
きることはもちろんである。
【0044】
【実施態様2】実施態様2を図4を参照して以下に説明
する。
【0045】図4の回路は、図1の回路において、充放
電コイル12と直列に第二充放電コイル120を接続
し、充放電コイル12を第二充放電コイル120を通じ
て出力ラインLに接続するとともに、出力ラインLと接
地との間にコンデンサ121を介設したものである。な
お、充放電コイル12と第二充放電コイル120とは実
質的に同一のコアに巻装されることが簡単であり、この
場合には、両充放電コイル12、120をなす単一のコ
イルから中間端子を引き出してMOSトランジスタ9の
ドレイン電極に接続すればよい。
【0046】このようにすれば、出力ラインLからみ
て、第二充放電コイル120とコンデンサ121と、も
しくは、充放電コイル12および第二充放電コイル12
0とコンデンサ121とがローパスフィルタを構成する
ために、上記各種スイッチング素子の断続に起因する長
大な出力ラインLの電位変動および電流変動が低減さ
れ、その結果として、出力ラインLから放射される電磁
放射ノイズや静電ノイズを大幅に低減することができ
る。
【0047】この実施例では更に、バッテリ2からコン
デンサ15を昇圧充電する期間(時点t4〜時点t5)
において、気筒選択部11を構成するMOSトランジス
タ16〜19を遮断している。このようにすれば、この
期間における出力ラインLの電流を阻止することができ
るので、出力ラインLの電磁放射ノイズを低減すること
ができる。
【0048】(変形態様)なお、上記実施例では、MO
Sトランジスタ9を両充放電コイル12、120の接続
点に接続したが、第二充放電コイル120を省略して充
放電コイル12をコンデンサ121の高位端に直接接続
しても、上記したローパスフィルタ効果によって出力ラ
インLから放射される電磁放射ノイズを低減することが
できる。
【0049】また、充放電コイル12と第二充放電コイ
ル120との接続点と接地との間にコンデンサを設けて
もよい。
【0050】更に、昇圧部8と出力ラインLとの間に介
設されたこれらのローパスフィルタ回路による出力ライ
ンLのノイズ低減効果は、図7に示す従来の回路にも適
用することができる。なお、この図6の回路は、図3に
示す時点t4〜時点t5の間の昇圧充電動作が、放電ス
イッチ14ではなくDCーDCコンバータ200により
なされる点が、図1の回路と異なっている。
【0051】
【実施態様3】実施態様3を図4を参照して以下に説明
する。
【0052】図4の回路において、放電スイッチ14お
よびコンデンサ15の低位端は、電流検出用低抵抗素子
20を通じて接地されている。
【0053】電流検出用低抵抗素子20により検出した
コンデンサ15の放電電流および放電スイッチ14の放
電電流に基づいて行う放電スイッチ14のフィードバッ
ク制御について、図5を参照して以下に説明する。
【0054】図5において、21はコンパレータ、22
は参照電位(しきい値電位)源、23はAND回路であ
る。
【0055】コンパレータ21は、電流検出用低抵抗素
子20の電圧降下Vdisがしきい値電圧Vrefより大きく
なったら(検出電流がしきい値電流を超えたら)、ロー
レベルを出力し、AND回路23を通じて放電スイッチ
14をオフし、これにより、時点t3〜時点t5におけ
る圧電素子3〜6又は各部の放電電流を好適範囲に制限
する。
【0056】また、AND回路23には、気筒選択部1
1のMOSトランジスタ16〜19をオンさせる各入力
信号のNOR値信号が入力されており、その結果、放電
スイッチ14は圧電素子3〜6の放電が行われる期間に
のみ動作するので、入力信号が入力されていない期間は
自動的に放電動作となる。
【0057】
【実施態様4】実施態様4を図6を参照して以下に説明
する。
【0058】この実施態様は、図5の回路に示すコンパ
レータ21を省略し、コンパレータ24〜27、33、
RSフリップフロップ28、AND回路29〜31、O
R回路327を追加したものである。なお、この回路の
動作を示すタイミングチャートを図7に示す。図7は、
図3に示すタイミングチャートにおいて、MOSトラン
ジスタ9、放電スイッチ14の動作を変更したものであ
り、その要旨は、負荷放電期間(時点t3〜時点t4)か
ら、コンデンサ充電期間(時点t4〜時点t5)への切り
替えによる急峻な電流変化を低減して、両期間の切り替
わり時点における電磁波放射ノイズを低減すること、お
よび、これらコンデンサ充電期間(DC/DC充電期間
とも言う)の電流を負荷放電期間の電流よりも低減する
ことによりコンデンサ充電期間における電磁波放射ノイ
ズを低減することにある。
【0059】図7に示すタイミングチャートを参照して
この回路の動作を説明する。
【0060】時点t1にて、気筒選択部11のMOSト
ランジスタ16のオン期間を決定する入力信号がハイレ
ベルとなって気筒選択部11のスイッチング素子16が
オンされ、気筒選択部11のMOSトランジスタ16の
オン期間を決定する逆電流阻止充電部9がオフされ、続
いて充電スイッチ13が所定周期でオンされる。これに
より、コンデンサ15から充電スイッチ13、充放電コ
イル12、出力ラインLを通じて圧電素子3への充電が
開始される。充電スイッチ13がオフされると、充放電
コイル12に蓄積された磁気エネルギーを放電するべく
放電スイッチ14の寄生ダイオードを通じて圧電素子3
の充電が次第に減衰しつつ行われ、圧電素子3の電圧が
次第に増大する。
【0061】時点t2にて、コンデンサ15の電圧が所
定レベルに達したことを図示しないコンパレータにより
検出すると充電スイッチ13のスイッチング動作は終了
し、圧電素子3の充電電圧はこれ以上増加することはな
い。
【0062】時点t3にて、気筒選択部11のMOSト
ランジスタ16のオン期間を決定する入力信号がローレ
ベルになると、気筒選択部11のスイッチング素子16
がオフされ、放電スイッチ14が所定周期でオンされ、
圧電素子3の充電電荷が放電される。気筒選択部11の
スイッチング素子16はMOSトランジスタにより構成
されているため、この放電の経路は、接地、スイッチン
グ素子16の寄生ダイオード、圧電素子3、充放電コイ
ル12、放電スイッチ14、接地となる。放電スイッチ
14がオフすると、充放電コイル12に蓄積された磁気
エネルギーを放電するべく充電スイッチ13の寄生ダイ
オードを通じてコンデンサ15の充電が次第に減衰しつ
つ行われ、圧電素子3の電圧が減少する(エネルギーの
回収が行われる)。
【0063】時点t4にて、放電電流が略0にまで減衰
したことをコンパレータ26により検出すると、フリッ
プフロップ28の出力がハイレベル状態とされる。コン
パレータ27、33はウインドコンパレータを構成して
おり、出力ラインLの電圧VLがしきい値電圧Vref4
〜しきい値電圧Vref5の間にある場合だけハイレベル
となる。また、気筒選択部11のMOSトランジスタ1
6〜19を駆動する入力信号のNOR信号がAND回路
29に入力され、結局、図7に示すDC/DC充電期間
の間だけ、逆電流阻止充電部9がオンされる。出力ライ
ンLの電圧VLがしきい値電圧Vref5を超えると、フ
リップフロップ28がリセットされる。
【0064】放電スイッチ14は、このDC/DC充電
期間に周期駆動され、放電スイッチ14がオンすると、
バッテリ2からコンデンサ15への充電が開始され、コ
ンデンサ15が充電される。すなわち、時点t4以降に
て、放電スイッチ14の周期断続動作が継続されている
ため、放電スイッチ14のオン期間にはバッテリ2から
平滑部10、逆電流阻止充電部9、充放電コイル12、
放電スイッチ14を通じて電流が流れて充放電コイル1
2に蓄勢され、放電スイッチ14のオフ期間には、充放
電コイル12に蓄積された磁気エネルギーを放出するべ
く接続端Mの電圧が高電圧となり、バッテリ2、平滑部
10、逆電流阻止部9、充放電コイル12、充電スイッ
チ13の寄生ダイオードを通じて電流が流れてコンデン
サ15が充電される。
【0065】時点t5にて、コンデンサ15の電圧すな
わち出力ラインLの電圧が所定レベルVref5にまで回
復したことをコンパレータ33により検出すると、逆電
流阻止充電部のMOSトランジスタ9はオフされて、コ
ンデンサ15の充電動作は終了する。
【0066】次に、負荷放電期間とコンデンサ充電期間
とにおける最大電流の切り替えについて以下に説明す
る。
【0067】コンパレータ24、25は電流検出用低抵
抗素子20の電圧降下としきい値Vref1、Vref3とを
比較する。AND回路31は、逆電流阻止充電部をなす
MOSトランジスタ9がオンする期間(コンデンサ充電
期間)にコンパレータ24の出力をOR回路32を通じ
て放電スイッチ14に出力し、AND回路30は、逆電
流阻止充電部をなすMOSトランジスタ9がオフする期
間(コンデンサ充電期間以外の期間)にコンパレータ2
5の出力をOR回路31を通じて放電スイッチ14に出
力する。しきい値電圧Vref1は、しきい値電圧Vref3
より所定量だけ小さく設定されており、これにより、コ
ンデンサ充電期間における最大電流は負荷放電期間にお
けるそれよりも小さく設定されている。
【0068】(変形態様)上記説明した各回路は、同等
の効果を奏する他の回路形式又はソフトウエアにより代
替することができることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の圧電素子駆動回路を示す回路図であ
る。
【図2】図1の圧電素子駆動回路の動作を示す動作説明
用模式回路図である。
【図3】図1の圧電素子駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図4】他の実施例の圧電素子駆動回路を示す回路図で
ある。
【図5】図4の圧電素子駆動回路の動作を示す動作説明
用模式回路図である。
【図6】他の実施例の圧電素子駆動回路を示す回路図で
ある。
【図7】図6の圧電素子駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図8】従来の圧電素子駆動回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 圧電素子駆動回路 2 バッテリ 3〜6 圧電素子 8 昇圧部 9 MOSトランジスタ(逆電流阻止充電部) 11 気筒選択部 12 チョークコイル(充放電コイル) 13 充電スイッチ 14 放電スイッチ 15 コンデンサ(直流電源部) 16〜19 MOSトランジスタ(気筒選択部のスイッ
チ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源部と、 圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との間に配
    設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前記圧電
    素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から前記直
    流電源部側へ送電する昇圧部と、 バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間に配設
    されて、前記直流電源部を充電する直流電源部充電期間
    に前記バッテリから前記圧電素子の高位端に給電する逆
    電流阻止充電部と、 を備え、 前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端に接続され
    るチョークコイルと、前記チョークコイルの他端と前記
    直流電源部の高位端とを接続する充電スイッチと、前記
    チョークコイルの他端と低位電位端とを接続する放電ス
    イッチとを有するチョッパ型DC−DC変換回路部によ
    り構成されている圧電素子駆動回路において、 前記逆電流阻止充電部は、前記直流電源部充電期間に前
    記バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端とを導通さ
    せ、前記負荷充電期間および前記負荷放電期間に前記バ
    ッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間の導通を
    遮断する三端子制御素子からなることを特徴とする圧電
    素子駆動回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の圧電素子駆動回路におい
    て、 前記三端子制御素子は、前記前記圧電素子から前記直流
    電源部への逆流を遮断する向きに接続される寄生ダイオ
    ードを有するMOSトランジスタのみからなる圧電素子
    駆動回路。
  3. 【請求項3】直流電源部と、 圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との間に配
    設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前記圧電
    素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から前記直
    流電源部側へ送電する昇圧部と、 バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間に配設
    されて、前記直流電源部を充電する直流電源部充電期間
    に前記バッテリから前記圧電素子の高位端に給電する逆
    電流阻止充電部と、 を備え、 前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端に接続され
    るチョークコイルと、前記チョークコイルの他端と前記
    直流電源部の高位端とを接続する充電スイッチと、前記
    チョークコイルの他端と低位電位端とを接続する放電ス
    イッチとを有するチョッパ型DC−DC変換回路部によ
    り構成されている圧電素子駆動回路において、 前記逆電流阻止充電部および前記昇圧部は、チョークコ
    イルとコンデンサからなるLCローパスフィルタを通じ
    て前記圧電素子の高位端に接続されていることを特徴と
    する圧電素子駆動回路。
  4. 【請求項4】直流電源部と、 圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との間に配
    設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前記圧電
    素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から前記直
    流電源部側へ送電する昇圧部と、 バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間に配設
    されて、前記直流電源部を充電する直流電源部充電期間
    に前記バッテリから前記圧電素子の高位端に給電する逆
    電流阻止充電部と、 を備え、 前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端に接続され
    るチョークコイルと、前記チョークコイルの他端と前記
    直流電源部の高位端とを接続する充電スイッチと、前記
    チョークコイルの他端と低位電位端とを接続する放電ス
    イッチとを有するチョッパ型DC−DC変換回路部によ
    り構成されている圧電素子駆動回路において、 前記圧電素子の低位端と低位電位端との間に介設され
    て、前記直流電源部充電期間にオフされるスイッチを有
    することを特徴とする圧電素子駆動回路。
  5. 【請求項5】請求項4記載の圧電素子駆動回路におい
    て、 前記スイッチは、複数の前記圧電素子に個別に接続され
    て順番に作動する燃料噴射装置用気筒選択スイッチによ
    り構成される圧電素子駆動回路。
  6. 【請求項6】直流電源部と、 圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との間に配
    設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前記圧電
    素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から前記直
    流電源部側へ送電する昇圧部と、 バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間に配設
    されて、前記直流電源部を充電する直流電源部充電期間
    に前記バッテリから前記圧電素子の高位端に給電する逆
    電流阻止充電部と、 を備え、 前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端に接続され
    るチョークコイルと、前記チョークコイルの他端と前記
    直流電源部の高位端とを接続する充電スイッチと、前記
    チョークコイルの他端と低位電位端とを接続する放電ス
    イッチとを有するチョッパ型DC−DC変換回路部によ
    り構成されている圧電素子駆動回路において、 前記負荷放電期間における前記圧電素子の放電電流の絶
    対値が所定レベル未満になったかどうかを検出する放電
    電流ゼロクロス回路を有し、 前記負荷放電期間における前記圧電素子の放電電流が所
    定レベル未満になった場合に前記直流電源部充電期間を
    開始することを特徴とする圧電素子駆動回路。
  7. 【請求項7】直流電源部と、 圧電素子の高位端と前記直流電源部の高位端との間に配
    設されて、負荷充電期間に前記直流電源部から前記圧電
    素子に給電し、負荷放電期間に前記圧電素子から前記直
    流電源部側へ送電する昇圧部と、 バッテリの高位端と前記圧電素子の高位端との間に配設
    されて、前記直流電源部を充電する直流電源部充電期間
    に前記バッテリから前記圧電素子の高位端に給電する逆
    電流阻止充電部と、 を備え、 前記昇圧部は、一端が前記圧電素子の高位端に接続され
    るチョークコイルと、前記チョークコイルの他端と前記
    直流電源部の高位端とを接続する充電スイッチと、前記
    チョークコイルの他端と低位電位端とを接続する放電ス
    イッチとを有するチョッパ型DC−DC変換回路部によ
    り構成されている圧電素子駆動回路において、 前記直流電源部充電期間における電流の最大値を、前記
    負荷充電期間又は負荷放電期間における電流の最大値以
    下に制限する電流制限回路を有することを特徴とする圧
    電素子駆動回路。
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