JP2003235897A - テープ留めタイプ紙おむつ - Google Patents

テープ留めタイプ紙おむつ

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JP2003235897A
JP2003235897A JP2002041222A JP2002041222A JP2003235897A JP 2003235897 A JP2003235897 A JP 2003235897A JP 2002041222 A JP2002041222 A JP 2002041222A JP 2002041222 A JP2002041222 A JP 2002041222A JP 2003235897 A JP2003235897 A JP 2003235897A
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JP
Japan
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tape
diaper
fastening
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paper diaper
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JP2002041222A
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Shinichi Suzuki
新一 鈴木
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Cresia KK
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Cresia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の安定化、製品機能の確保ができる
テープ留めタイプの紙おむつのファスニングテープ折り
畳み構造を提供する。 【解決手段】 表面材のファスニングテープ対向位置に
該ファスニングテープのフックの仮止め用の繊維毛羽立
たせ処理部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフックを有するファ
スニングテープを紙おむつ本体の背部両側に固定し、フ
ック受けを有するフロンタルテープを紙おむつ本体の腹
部外面に固定し、これらフックとフック受けとからなる
機械的ファスナーにより繰り返し着脱使用するテープ留
めタイプ紙おむつに関し、更に詳しくはテープ留めタイ
プ紙おむつにおいてファスニングテープを紙おむつ本体
側に折り畳んで保持する構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メカニカルのフックあるいはフック受け
を備えたテープを紙おむつ本体側縁から延出するように
固定したテープ留め紙おむつにおいて、本体側縁は、不
繊布製表面材(立体ギャザーを構成する立体ギャザーシ
ート)とポリエチレンフィルム等からなる防漏シート等
から構成されている。テープをおむつ本体側に折り畳ん
で保持し包装する際には、対向面の表面材は表面平滑性
が高く、フック材との係合力が得られないために、折り
畳んだ状態を保持するには、ファスニングテープの粘着
剤塗工面を残すか、新たに仮止め用の粘着材(ホットメ
ルトを含む)を塗工するなどの手段が必要であり、工程
の煩雑化、コストアップ等の問題があった。また本体側
縁が、表面材と防漏シートと不繊布製外装材から構成さ
れている場合には、テープ基部と外装材とを固定用粘着
剤による結合では、テープ基部との接合強度が得にく
く、補強用のテープを新たに貼付する等の手段が必要で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
を解決し、製品機能の確保ができるテープ留めタイプの
紙おむつにおけるファスニングテープを紙おむつ本体側
に折り畳んで保持する機構を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
フックを有するファスニングテープを紙おむつ本体外面
の背部両側に固定し、フック受けを有するフロンタルテ
ープを紙おむつ本体の腹部外面に固定し、これらフック
とフック受けからなる機械的ファスナーにより繰り返し
着脱使用するテープ留めタイプ紙おむつにおいて、紙お
むつ本体内面の表面材のファスニングテープ対向位置に
繊維の毛羽立たせ処理部を設け、紙おむつの未使用時に
ファスニングテープを紙おむつ本体の内面に折り返し重
ね合わせ、該ファスニングテープのフックを表面材の毛
羽立たせ処理部に仮止めするファスニングテープをおむ
つ本体側に折り畳んで保持するファスニングテープの折
り畳み仮止め機能を有することを特徴とするテープ留め
タイプ紙おむつを提供したものである。
【0005】
【作用】上記表面材の繊維の毛羽立たせ処理はニードル
パンチ、あるいは熱、摩擦処理等によるのが有利であ
る。
【0006】また上記の毛羽立たせ処理部に対するファ
スニングテープのフックの剥離強さは0.15N/25
mm〜1.20N/25mmの範囲であるのが望まし
い。
【0007】本発明の実施に当っては好ましくは立体ギ
ャザーシートとして一般に使われているスパンボンド不
繊布やポイントボンド不繊布などの表面材のテープ対向
位置に、ニードルパンチあるいは熱、摩擦処理等により
繊維を毛羽立たせ、表面材に対するフックの剥離強さを
0.15N/25mm〜1.20N/25mmとしたテ
ープ留めタイプ紙おむつとするのがよい。
【0008】上記の剥離強さがこの規定値の範囲であれ
ば、製造工程において剥離等の問題がなく、かつ使用時
に速やかに剥がせることが可能である。当処理は、フッ
ク材の対面全面に施してもよいが、フック部材の対面を
含む位置に複数本の連続した線状に施しても良い。処理
を複数線状に行うことで、表面材からの繊維の脱落がな
く、おむつ本体の強度の低下も少なく、かつ柔軟性も損
なわれにくい。
【0009】また、本体が不繊布製の外装シートを備え
た紙おむつの場合、テープ対向位置を含む部分に、ニー
ドルパンチ処理により表面材繊維を毛羽立たせるととも
に、表面材と外装材の両不繊布繊維を交絡させ、さらに
外装シート側に熱ロール等により熱処理を行い、外装シ
ート側の表面平滑性を高めることで、テープ本体とおむ
つ本体の結合をより高めることも可能となる。
【0010】上述の表面材に対するフックの剥離強さの
測定は以下の測定方法により行うことができる。不繊布
にフック材を貼付して加圧(2Kgローラー1往復)
後、引張速度300mm/minの180°ピールにて
測定。 フック材例:(株)クラレ モールドマジックHTH8
57
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、これは例示
の目的で掲げたもので、これによって本発明を限定する
ものではない。
【0012】[実施例1]図1は紙おしめ本体の内面を
示したもので、紙おしめ本体の外面背側両側(図面の裏
側に相当)にファスニングテープ(1)を固定して両側
外方に延出させ、ファスニングテープ(1)の延出部の
内面にはフック(材)(2)が設けられている。また図
示されてないが本体の腹部外面にはフック受けを有する
フロンタルテープが固定されている。そして本体の背側
の内面両側には繊維の毛羽立たせ処理部(3
(3)夫々内外2条の線状に施されている。この処理
部(3)の位置はファスニングテープ(1)の延出部を
おしめ本体の背側内側に折り畳んだ時にフック(2)が
対面するファスニングテープ対向位置である。
【0013】そこで紙おむつの未使用時にファスニング
テープ(1)は紙おむつ本体の内面に折り返し重ね合わ
せると、該ファスニングテープ(1)のフック(2)が
毛羽立たせ処理部(3)に係合し、ファスニングテープ
(1)を紙おむつ本体の背側内面に仮止めしておくこと
ができる。(4)はこの仮止めを解除する時に指で抓む
ためのテープ先端の抓みである。上記のファスニングテ
ープ(1)の紙おむつ本体の背側内面への仮止めは紙お
しめの製造過程、包装過程を通じて保持され、紙おしめ
の使用時にテープ(1)の仮止めを解除してテープ
(1)のフック(2)と紙おむつ本体の腹側外面のフロ
ンタルテープのフック受けからなる機能的ファスナーに
よりテープ留めタイプの紙おむつとして繰り返し使用す
ることができる。
【0014】[実施例2]図2は紙おしめ本体の内面を
示したもので、繊維の毛羽立たせ処理部(3)をファス
ニングテープ対向位置全面に格子状に形成している。そ
の他は図1の場合と同様である。
【0015】[実施例3]図3はファスニングテープを
紙おしめ本体へ接合する製造過程を示したテープ接合部
断面図で図4(図1と同一)のX−X’沿った断面が示
してある。A段階は外装シート(5)、防漏シート
(6)および表面材(7)よりなる紙おしめ本体の背部
両側の構成を示す。次のB段階では表面材のファスニン
グテープ対向位置に毛羽立たせによる処理部(3)を施
したことを示している。更に次のC段階では片面にフッ
ク材(2)およびテープ固定用粘着材(8)を夫々左右
に設けたファスニングテープのテープ基材(1’)のフ
ック材(2)を紙おしめ本体背部両側の処理部(3)上
に当てがいこれを仮止めて、粘着材(8)側を紙おしめ
背部両側外方に延出させている状態を示している。D段
階はテープ固定用粘着材(8)側を紙おしめ本体の外側
に折り畳み固定した状態を示している。
【0016】このD段階はテープ留めタイプの紙おしめ
の製品段階を示しており、テープ基材(1’)の一方側
は紙おしめの外装シート(5)の外面にテープ固定用粘
着材(8)によって強固に固定されている。テープ基材
(1’)の他方側はそのフック材(2)と紙おむつ本体
の毛羽立たせ処理部(3)との共動作用によって仮止め
されているので、使用時にはテープ基材(1’)のフッ
ク材(2)と紙おしめの処理部(3)との係合を解除し
て紙おしめの左右外側に延出展開することができる。
【0017】[実施例4]図5は図3の別例を示し、平
滑処理を組合せ行った例である。図3のBの段階で紙お
むつのテープ対向位置を含む部分に、ニードルパンチ処
理により表面材(7)の繊維を毛羽立たせると共に表面
材(7)と外装シート(5)の両不繊布繊維を交絡さ
せ、更にBまたはCの段階で外装シート(5)側に熱ロ
ール等により熱処理を行い外装シート(5)側の表面平
滑性を高める平滑処理を行っている。(9)は平滑処理
部分を示す。その他は図3の場合と同様である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば仮止め用の粘着材、ルー
プ材貼付等がなくて済み、製造工程の安定化、製品機能
の確保が出来る。また、不繊布性外装シートを備えた紙
おむつの場合、テープ補強用のフィルム等についても併
せて不要となり、一層の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 毛羽立たせ処理部を線状に処理した例を示す
紙おしめ本体の内面を示す斜視図。
【図2】 毛羽立たせ処理部を全面に処理した例を示す
同様の斜視図。
【図3】 テープ接合部の断面図でA→B→C→Dの製
品工程の段階を示す。
【図4】 図3のX−X’断面を説明するための図1と
同様な斜視図。
【図5】 平滑処理を併用したテープ接合断面図。
【符号の説明】
1…ファスニングテープ 1’…同上のテープ基材 2…フック(材) 3,3,3…毛羽立たせ処理部 4…テープ抓み 5…外装シート 6…防漏シート 7…表面材 8…テープ固定用粘着材 9…平滑処理部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フックを有するファスニングテープを紙
    おむつ本体外面の背部両側に固定し、フック受けを有す
    るフロンタルテープを紙おむつ本体の腹部外面に固定
    し、これらフックとフック受けからなる機械的ファスナ
    ーにより繰り返し着脱使用するテープ留めタイプ紙おむ
    つにおいて、紙おむつ本体内面の表面材のファスニング
    テープ対向位置に繊維の毛羽立たせ処理部を設け、紙お
    むつの未使用時にファスニングテープを紙おむつ本体の
    内面に折り返し重ね合わせ、該ファスニングテープのフ
    ックを表面材の毛羽立たせ処理部に仮止めするファスニ
    ングテープをおむつ本体側に折り畳んで保持するファス
    ニングテープの折り畳み仮止め機能を有することを特徴
    とするテープ留めタイプ紙おむつ。
  2. 【請求項2】 表面材の繊維の毛羽立たせ処理部がニー
    ドルパンチあるいは熱、摩擦処理等によるものである請
    求項1記載のテープ留めタイプ紙おむつ。
  3. 【請求項3】 表面材の繊維の毛羽立たせ処理部に対す
    るファスニングテープのフックの剥離強さが0.15N
    /25mm〜1.20N/25mmである請求項1また
    は2記載のテープ留めタイプ紙おむつ。
  4. 【請求項4】 おむつ本体が不繊布製の外装シートを備
    えているテープ留めタイプ紙おむつにおいて、テープ対
    向位置またはテープ対向位置およびその近傍位置にニー
    ドルパンチ処理により繊維を毛羽立たせると共に、表面
    材と外装材の両不繊布繊維を交絡させた請求項1から3
    までのいずれか1項記載のテープ留めタイプ紙おむつ。
  5. 【請求項5】 外装シート側に熱ロール等により熱処理
    を行い外装シート側の表面性を高めると共にテープ本体
    とおむつ本体の結合を高めた請求項4記載のテープ留め
    タイプ紙おむつ。
  6. 【請求項6】 表面材のファスニングテープ対向位置に
    設けた繊維の毛羽立たせ処理部をファスニングテープの
    先端抓み部を除く対向位置全面とした請求項1から5ま
    でのいずれか1項記載のテープ留めタイプ紙おむつ。
  7. 【請求項7】 表面材のファスニングテープ対向位置に
    設けた繊維の毛羽立たせ処理部をファスニングテープ対
    向位置の巾方向および/または長手方向に1条もしくは
    複数条とした請求項1から6までのいずれか1項記載の
    テープ留めタイプ紙おむつ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のテープ留めタイプの紙お
    むつにおいて、ファスニングテープを紙おむつ本体側に
    折畳んで仮止めし包装するファスニングテープ折り畳み
    保持構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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