JP2009254115A - 電動機組み立て装置および電動機組み立て方法 - Google Patents

電動機組み立て装置および電動機組み立て方法 Download PDF

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岳史 石田
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Abstract

【課題】ロータとステータとの間に磁力が作用する場合であっても、一端が閉塞されるとともに他端のみが開口した構造のハウジングを有する電動機を容易に組み立てることが可能な電動機組み立て装置および電動機組み立て方法を提供する。
【解決手段】ロータ20が固定されるとともにハウジング40に一端が軸支された回転軸10を回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転させる回転駆動部120と、回転駆動部120により回転軸10が回転した状態でキャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支するキャップ固定部130と、を具備する電動機組み立て装置100を用いて、インホイールモータ1を組み立てる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動機を組み立てる装置および方法に関する。
より詳細には、ロータとステータとの間に磁力が作用する状況において容易に電動機を組み立てる技術に関する。
従来、電動機の組み立てはロータおよびステータをハウジングに収容することにより行われるが、電動機の多くは、電動機を構成する部材であるロータおよびステータの一方が強磁性体(永久磁石等、外部磁場の影響が無くても自発的に磁化する材料)からなるとともに他方が常磁性体(多くの鉄鋼材料等、外部磁場の影響により磁化する材料)からなるため、ロータとステータとの間には磁力が作用する。
従って、電動機の組み立て時に磁力により回転軸に固定されたロータがステータに引き寄せられて吸着する場合がある。
このようなロータとステータとの間に作用する磁力に起因する問題を解消する方法として、芯出し用シャフトと移動台車とを用いた電動機の組み立て方法が知られている。
この方法に用いられる芯出し用シャフトは一対の円柱形状の部材からなり、当該一対の円柱形状の部材は互いに中心線が一直線となり、かつ両者が所定の間隔を空けた状態で支持台に固定される。
芯出し用シャフトを構成する一対の円柱形状の部材の間隔はロータの回転軸の長さと略同じであり、ロータの回転軸の両端はそれぞれ芯出し用シャフトを構成する一対の円柱形状の部材に固定・支持される。ロータの回転軸が芯出し用シャフトに固定されたとき、ロータの回転軸の中心線と芯出し用シャフトの中心線とは一直線となる。
また、この方法に用いられる移動台車は、芯出し用シャフトの長手方向(芯出し用シャフトの中心線の方向)に移動可能であり、移動台車にはステータが収容されたハウジングが固定される。
上記芯出し用シャフトと移動台車とを用いた電動機の組み立て方法は、(1)ステータが収容されたハウジングを芯出し用シャフトを構成する一対の円柱形状の部材の一方に貫装する工程と、(2)ステータが収容されたハウジングを移動台車に固定する工程と、(3)ロータの回転軸の両端を芯出し用シャフトに固定する工程と、(4)移動台車を芯出し用シャフトの長手方向に移動させる工程と、を含む。例えば、特許文献1に記載の如くである。
しかし、特許文献1に記載の方法は、ロータとステータとの間に作用する磁力に抗してロータおよびステータの姿勢を保持するために芯出し用シャフトを構成する一対の円柱形状の部材をいずれも十分な剛性を有する構造体(支持台)に固定しなければならず、かつ、ステータが収容されるハウジングを芯出し用シャフトを構成する一対の円柱形状の部材の一方に貫装する工程を実現するための前提として電動機のハウジングは両端が開口した構造であることを要する。
そのため、特許文献1に記載の方法はステータが収容されるハウジングの一端が閉塞されるとともに他端のみが開口した構造のハウジングを有する電動機の組み立てに適用することができないという問題を有する。
ステータが収容されるハウジングの一端が閉塞されるとともに他端のみが開口した構造のハウジングを有する電動機の組み立て方法としては、挿入補助治具を用いる方法が知られている。
この方法に用いられる挿入補助治具はリング状の部材であり、その中央部には貫通孔が形成され、当該貫通孔の直径(内径)はステータの直径(外径)と略同じである。従って、ステータの外周面が挿入補助治具の内周面に当接しつつ、ステータは挿入補助治具に沿って摺動可能である。
上記挿入補助治具を用いた電動機の組み立て方法は、(1)ロータが固定された回転軸の一端をハウジングの一端(閉塞されている方の端部)に軸支する工程と、(2)ロータが固定された回転軸の他端を保持する工程と、(3)挿入補助治具の中心線とハウジングの中心線とが一直線となる状態で、挿入補助治具をハウジングの他端(開口している方の端部)に配置する工程と、(4)ステータの外周面を挿入補助治具の内周面に当接させつつステータを挿入補助治具に沿って摺動させることによりステータをハウジングに挿入する工程と、を含む。例えば、特許文献2に記載の如くである。
しかし、特許文献2に記載の方法は、挿入補助治具をハウジングの他端(開口している方の端部)に配置するときに挿入補助治具の中心線とハウジングの中心線とが一直線となる状態を確保するための具体的な構成を開示していない。
また、特許文献2に記載の方法における挿入補助治具はステータの外周面に当接し、かつロータが固定された回転軸の他端(ハウジングの開口側の端部)を別の部材(保持装置)により固定する構成であることから、挿入補助治具および保持装置との干渉を回避するためにはステータをその上端のみ担持した状態でハウジングに挿入することを要する。
従って、ステータの重量が大きい場合には取り扱いが困難であり、作業性が良くないという問題を有する。
また、ステータが収容されるハウジングの一端が閉塞されるとともに他端のみが開口した構造のハウジングを有する電動機を組み立てる場合、最終的には回転軸、ロータおよびステータを収容したハウジングの開口部にキャップを固定するとともに当該キャップに回転軸の端部を回転可能に軸支する必要があるが、このような作業は上記挿入補助治具および保持装置を予め取り外してから行わなければならない。
そして、上記挿入補助治具および保持装置を取り外すと、ロータとステータとの間に作用する磁力によりロータが固定された回転軸が前記ハウジングにおける軸支点を支点として傾き、キャップにおける回転軸の軸支位置と回転軸の端部とがずれてしまうので、回転軸をキャップにうまく軸支させることができないという問題が発生する。
特開平8−126262号公報 特開2005−312241号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、ロータとステータとの間に磁力が作用する場合であっても、一端が閉塞されるとともに他端のみが開口した構造のハウジングを有する電動機を容易に組み立てることが可能な電動機組み立て装置および電動機組み立て方法を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
回転軸と、
前記回転軸に固定されるロータと、
前記ロータに対して所定の間隔を空けて対向する内周面を有するステータと、
前記回転軸の一端を回転可能に軸支する軸支部、および、一端が前記軸支部により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入された前記ステータが固定される筒状のステータ固定部、を有し、前記回転軸、ロータおよびステータを収容するハウジングと、
前記ハウジングのステータ固定部の他端に着脱可能に固定されることにより、前記ステータ固定部の他端を閉塞するとともに前記ハウジングに収容された回転軸の他端を回転可能に軸支するキャップと、
を具備する電動機を組み立てる電動機組み立て装置であって、
前記ロータが固定されるとともに前記ハウジングに一端が軸支された回転軸を、前記回転軸の一端に回転駆動力を入力することにより回転させる回転駆動部と、
前記回転駆動部により回転軸が回転した状態で前記キャップを前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の他端を前記キャップに軸支するキャップ固定部と、
を具備するものである。
請求項2においては、
前記回転駆動部は、
前記回転軸の一端に設けられた第一ハスバ歯車に噛合する第二ハスバ歯車を回転駆動し、
前記回転駆動部による前記回転軸の回転方向は、
前記第一ハスバ歯車に作用するスラスト力が前記回転軸の他端から一端に向かう方向となるように設定されるものである。
請求項3においては、
前記回転駆動部が前記ロータが固定された回転軸の一端への回転駆動力の入力を開始してから前記回転軸の回転数が所定の回転数に達するまで前記回転軸の他端を回転可能に軸支し、
前記回転軸の回転数が所定の回転数に達した時点で前記回転軸の他端を軸支した状態を解除する軸支治具を具備するものである。
請求項4においては、
前記回転駆動部により前記回転軸が回転した状態で前記ステータを前記ハウジングに固定するものである。
請求項5においては、
回転軸と、
前記回転軸に固定されるロータと、
前記ロータに対して所定の間隔を空けて対向する内周面を有するステータと、
前記回転軸の一端を回転可能に軸支する軸支部、および一端が前記軸支部により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入された前記ステータが固定される筒状のステータ固定部を有し、前記回転軸、ロータおよびステータを収容するハウジングと、
前記ステータ固定部の他端に着脱可能に固定されることにより、前記ステータ固定部の他端を閉塞するとともに前記ハウジングに収容された回転軸の他端を回転可能に軸支するキャップと、
を具備する電動機を組み立てる電動機組み立て方法であって、
前記ハウジングに前記ステータを固定するステータ固定工程と、
前記ロータが固定された回転軸の一端を前記ステータ固定工程においてステータが固定されたハウジングに回転可能に軸支する回転軸軸支工程と、
前記ロータが固定された回転軸の一端に回転駆動力を入力することにより前記回転軸が回転した状態で、前記キャップを前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の他端を前記キャップに軸支するキャップ固定工程と、
を具備するものである。
請求項6においては、
前記キャップ固定工程において、
前記回転軸の一端に設けられた第一ハスバ歯車に噛合する第二ハスバ歯車を回転駆動することにより前記回転軸を回転させ、
前記キャップ固定工程における前記回転軸の回転方向は、
前記第一ハスバ歯車に作用するスラスト力が前記回転軸の他端から一端に向かう方向となるように設定されるものである。
請求項7においては、
前記キャップ固定工程において、
前記ロータが固定された回転軸の一端への回転駆動力の入力を開始してから前記回転軸の回転数が所定の回転数に達するまで前記回転軸の他端を軸支治具により回転可能に軸支し、前記回転軸の回転数が所定の回転数に達した時点で前記軸支治具が前記回転軸の他端を軸支した状態を解除するものである。
請求項8においては、
回転軸と、
前記回転軸に固定されるロータと、
前記ロータに対して所定の間隔を空けて対向する内周面を有するステータと、
前記回転軸の一端を回転可能に軸支する軸支部、および一端が前記軸支部により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入された前記ステータが固定される筒状のステータ固定部を有し、前記回転軸、ロータおよびステータを収容するハウジングと、
前記ステータ固定部の他端に着脱可能に固定されることにより、前記ステータ固定部の他端を閉塞するとともに前記ハウジングに収容された回転軸の他端を回転可能に軸支するキャップと、
を具備する電動機を組み立てる電動機組み立て方法であって、
前記ロータが固定された回転軸の一端を前記ハウジングに回転可能に軸支する回転軸軸支工程と、
前記ロータが固定された回転軸の一端に回転駆動力を入力することにより前記回転軸が回転した状態で、前記ステータを前記ハウジングに固定し、前記キャップを前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の他端を前記キャップに軸支するキャップ固定工程と、
を具備するものである。
本発明は、ロータとステータとの間に磁力が作用する場合であっても、一端が閉塞されるとともに他端のみが開口した構造のハウジングを有する電動機を容易に組み立てることが可能である、という効果を奏する。
以下では、図1を用いて本発明に係る電動機組み立て装置および本発明に係る電動機組み立て方法の対象となる電動機の実施の一形態であるインホイールモータ1について説明する。
「電動機」は、電気エネルギーを機械エネルギー(駆動力)に変換する原動機を指す。
「原動機」は、自然界に存在するエネルギーを機械的な仕事(力学的なエネルギー)に変換する機械あるいは装置を指す。
本実施形態のインホイールモータ1は、特に電動機を各車輪に一基ずつ設ける形式の電気自動車に設けられ、当該各車輪を回転駆動する。
本実施形態のインホイールモータ1は電気自動車の車輪を回転駆動するものであるが、本発明に係る電動機組み立て装置および電動機組み立て方法は種々の用途に用いられる電動機の組み立てに適用可能である。
図1に示す如く、インホイールモータ1は主として回転軸10、ロータ20、ステータ30、ハウジング40、キャップ50、ステータ固定部材55、ギヤ60および遊星歯車機構70を具備する。
回転軸10は略円柱形状の部材であり、後述するロータ20が回転する際の中心軸となるものである。
ロータ20はインホイールモータ1が駆動力を発生する際に回転する部材である。本実施形態のロータ20は永久磁石からなる界磁(磁界を発生させるもの)であり、外周面20aを有する略円筒形状を成す。
ロータ20は回転軸10の中途部に固定され、ロータ20および回転軸10は一体的に回転する。
ステータ30はインホイールモータ1が駆動力を発生する際に固定されている(回転しない)部材である。本実施形態のステータ30は通電可能なコイルからなる電機子(界磁と相互作用してトルク(駆動力)を得るための磁界を発生するもの)であり、内周面30aを有する略円筒形状を成す。
本実施形態のインホイールモータ1はロータ20を界磁とするとともにステータ30を電機子とする電動機(回転界磁形の電動機)であるが、本発明に係る電動機組み立て装置および電動機組み立て方法はロータを電機子とするとともにステータを界磁とする電動機(回転電機子形の電動機)にも適用可能である。
ハウジング40は回転軸10、ロータ20およびステータ30を収容する部材である。
本実施形態のハウジング40は非磁性体の一例であるアルミニウム合金を射出成形することにより一体的に成形される。ハウジング40は主として軸支部41およびステータ固定部42を有する。
軸支部41はハウジング40を構成する部分のうち、ロータ20が固定された回転軸10の一端を回転可能に軸支する部分である。
本実施形態では、軸支部41には軸支部41およびステータ固定部42で囲まれる空間とハウジング40の外部とを連通する孔41aが形成され、孔41aに軸受け81が嵌装されるとともに回転軸10の一端が軸受け81に貫装される。
このようにして、回転軸10の一端は軸支部41に回転可能に軸支されるとともに軸支部41に形成された孔41aからハウジング40の外部に向かって突出する。
なお、本実施形態では軸支部41の外側にサンギヤ軸71の一端を軸支するとともに回転軸10の一端、ギア60および遊星歯車機構70の一部を覆うカバー部41bが形成される。
ステータ固定部42はハウジング40を構成する部分のうち、一端が軸支部41により閉塞されるとともに他端が開口した筒状の部分である。
ここで、「ステータ固定部42の一端が軸支部41により閉塞される」とは、軸支部41およびステータ固定部42で囲まれる空間(回転軸10、ロータ20およびステータ30が収容される空間)とハウジング40の外部とを連通する孔が軸支部41に形成されないことを指すのではなく、仮にそのような孔が軸支部41に形成されていても当該孔から軸支部41およびステータ固定部42で囲まれる空間に回転軸10、ロータ20およびステータ30を収容することが出来ない程度にステータ固定部42の一端が軸支部41により塞がれていることを指す。
本実施形態の場合、軸支部41にはカバー部41bを介して軸支部41およびステータ固定部42で囲まれる空間とハウジング40の外部とを連通する孔41aが形成されるが、孔41aはロータ20が固定された回転軸10よりも小さくかつ折れ曲がっているので、孔41aを通してロータ20が固定された回転軸10を軸支部41およびステータ固定部42で囲まれる空間に収容することができない構造となっている。
回転軸10、ロータ20およびステータ30はステータ固定部42の他端(開口した他端)から軸支部41およびステータ固定部42で囲まれる空間に挿入される。
また、回転軸10、ロータ20およびステータ30がハウジング40に収容されているとき、ステータ30はステータ固定部42に固定され、ステータ30の内周面30aは、軸支部41および後述するキャップ50に軸支された回転軸10に固定されたロータ20の外周面20aに対して所定の間隔を空けて対向する。
なお、ステータ固定部42は筒状の部分であるが、その形状をステータ30の外形に沿った形状(円筒形状)とする必要はなく、例えば角筒形状とする等、他の部材との干渉や強度に応じてその形状を選択することが可能である。
キャップ50はハウジング40のステータ固定部42の他端を閉塞するとともにロータ20が固定された回転軸10の他端を回転可能に軸支する部材である。
本実施形態ではキャップ50はボルト締結によりハウジング40のステータ固定部42の他端に固定される。また、キャップ50にはハウジング40およびキャップ50で囲まれる空間とハウジング40の外部とを連通する貫通孔50aが形成され、貫通孔50aに軸受け82が嵌装されるとともに回転軸10の他端が軸受け82に貫装される。
このようにして、回転軸10の他端はキャップ50に回転可能に軸支される。
ステータ固定部材55はステータ30をキャップ50に固定する部材である。
本実施形態では、ステータ30とステータ固定部材55との間およびキャップ50とステータ固定部材55との間を図示せぬボルトで締結することにより、ステータ30とキャップ50とを固定する。
ギヤ60は回転軸10の一端に固定されるハスバ歯車であり、ギヤ60の外周面にはハス歯60a・60a・・・が形成される。
遊星歯車機構70はインホイールモータ1が発生する回転駆動力を減速して後述するハブ94に伝達するものである。
遊星歯車機構70は主としてサンギヤ軸71、キャリア72およびプラネタリギヤ73・73を具備する。
サンギヤ軸71はハウジング40の軸支部41の外側(カバー部41bにより囲まれる空間)に固定された軸受け83を介してハウジング40に回転可能に軸支される部材である。
サンギヤ軸71の一端(軸受け83により軸支されている方の端部)の外周面にはハス歯71a・71a・・・が形成される。ハス歯71a・71a・・・はギヤ60の外周面に形成されたハス歯60a・60a・・・に噛合する。
サンギヤ軸71の外周面の中途部には歯71b・71b・・・が形成される。
キャリア72はサンギヤ軸71に回転可能に軸支される部材であり、主としてディスク72a・72bおよび連結軸72c・72cを具備する。
ディスク72a・72bは中央部に孔が形成された円盤形状の部材である。ディスク72aの孔にはサンギヤ軸71が貫装され、ディスク72aはスラスト軸受け84を介してサンギヤ軸71に回転可能に軸支される。
連結軸72c・72cは丸棒状の部材である。連結軸72c・72cの一端はそれぞれディスク72aに固定され、連結軸72c・72cの他端はそれぞれディスク72bに固定される。従って、ディスク72aとディスク72bとは連結軸72c・72cにより相対回転不能に連結される。また、連結軸72c・72cはプラネタリギヤ73を回転可能に支持する。
プラネタリギヤ73・73はそれぞれ外周面に歯73a・73a・・・が形成された平歯車である。プラネタリギヤ73・73に形成された孔にはそれぞれ連結軸72c・72cが貫装される。
プラネタリギヤ73の歯73a・73a・・・はサンギヤ軸71に形成された歯71b・71b・・・に噛合する。
本実施形態のインホイールモータ1には、ハブキャリア91、ハブベアリング92・92・・・、ハブディスク93およびハブ94が設けられる。
ハブキャリア91およびハブベアリング92・92・・・はハブ94をインホイールモータ1のハウジング40に回転可能に軸支するための部材である。
ハブキャリア91は一端にフランジ91aが形成された略円筒形状の部材である。
ハブキャリア91のフランジ91aは図示せぬボルトによりハウジング40に固定される。このとき、遊星歯車機構70はハブキャリア91の内周面で囲まれる空間に収容される。
ハブベアリング92・92・・・は球状の部材であり、ハブキャリア91の外周面に当接するように配置される。
ハブディスク93は略円盤形状の部材であり、軸受け85を介してサンギヤ軸71の他端に回転可能に軸支される。また、ハブディスク93はボルトによりディスク72bに固定される。
ハブ94は図示せぬ車輪のホイールに固定される部材であり、本実施形態のハブ94は中央部に孔が形成された略円盤形状の部材である。
ハブ94の孔にはハブキャリア91が貫装され、ハブ94の孔の内周面とハブキャリア91の外周面とで挟まれる空間にはハブベアリング92・92・・・が介装される。
従って、ハブ94はハブベアリング92・92・・・を介してハブキャリア91、ひいてはインホイールモータ1に回転可能に軸支される。
また、ハブ94はハブディスク93に固定されており、ハブ94、ハブディスク93およびキャリア72は一体となってサンギヤ軸71に対して相対的に回転することが可能である。
インホイールモータ1のステータ30を構成するコイルに通電すると、ロータ20が固定された回転軸10が回転し、回転軸10の回転により発生する回転駆動力がギヤ60、サンギヤ軸71、プラネタリギヤ73・73、キャリア72、ハブディスク93およびハブ94を経て図示せぬ車輪のホイールに伝達され、当該車輪が回転駆動される。
以下では図2から図7を用いて本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態である電動機組み立て装置100について説明する。
電動機組み立て装置100はインホイールモータ1を組み立てる装置である。
図2に示す如く、電動機組み立て装置100は主としてハウジング支持部110、回転駆動部120およびキャップ固定部130を具備する。
ハウジング支持部110はハウジング40を固定した状態で支持するものである。
ハウジング支持部110はベース部材111、支柱112および支柱113を具備する。
ベース部材111はハウジング支持部110の下半部を成す部材であり、地面、床面あるいは他の構造物等に固定される。
支柱112および支柱113はハウジング支持部110の上半部を成す角柱状の部材である。支柱112および支柱113の下端部はそれぞれ所定の間隔を空けてベース部材111の上面に固定される。
なお、本実施形態では、図2に示す如く、ハウジング40は、ステータ固定部42の開口した他端が上方を向いた状態で支柱112および支柱113の上端部に固定される。
また、本実施形態のハウジング支持部110は、予めステータ30、遊星歯車機構70、ハブキャリア91、ハブベアリング92・92・・・、ハブディスク93およびハブ94が取り付けられた状態のハウジング40を支持する。
回転駆動部120は本発明に係る回転駆動部の実施の一形態であり、ロータ20が固定されるとともにハウジング40(より詳細には軸支部41)に一端が軸支された回転軸10を、回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転させるものである。
回転駆動部120は主としてモータ121、連結盤122および連結ブロック123・123・・・を具備する。
モータ121は回転軸10を回転させるための駆動力(回転駆動力)の発生源である。
モータ121は駆動軸121aを有する電気式のモータであり、モータ121に通電することにより駆動軸121aが回転する(回転駆動力が発生する)。
図2に示す如く、モータ121は、ベース部材111の上面において支柱112および支柱113に固定されたハウジング40の下方となる位置に固定される。
また、モータ121は駆動軸121aが上方に向かって突出する姿勢でベース部材111に固定されるとともに、ベース部材111に固定された駆動軸121aの軸線と支柱112および支柱113に固定されたハウジング40に取り付けられたサンギヤ71の軸線とが一直線となる(図2中の一点鎖線参照)。
連結ディスク122は略円盤形状の部材である。連結ディスク122の下面の中央部は駆動軸121aの先端部に固定される。
連結ブロック123・123・・・は連結ディスク123の上面に固定される直方体形状の部材である。連結ブロック123の上面には連結突起123aが形成される。
連結突起123aは、図示せぬ車輪のホイールをボルトによりハブ94に固定するためにハブ94に形成されるボルト孔に嵌装される。
モータ121に通電すると、駆動軸121a、連結ディスク122および連結ブロック123・123・・・が一体的に回転する。
また、ハブ94は連結突起123aにより連結ブロック123に連結されているため、ハブ94、ハブディスク93およびキャリア72は駆動軸121aの回転に同期して一体的に回転する。
図3および図4に示す如く、ロータ20が固定された回転軸10の一端、すなわちギヤ60が固定されている方の端部をハウジング40に軸支した場合、ロータ20とハウジング40に固定されたステータ30との間に作用する磁力によりロータ20がステータ30に引き寄せられ、軸受け81が有する遊び(ガタ)および軸受け81の外形寸法と軸支部41の孔41aの内径寸法との間の寸法公差の分だけ回転軸10が回転軸10の一端を支点として傾く(本実施形態の場合、図3および図4中の角度θだけ傾く)が、ギヤ60のハス歯60a・60a・・・はサンギヤ軸71のハス歯71a・71a・・・に噛合した状態となる。
モータ121に通電することにより回転駆動力を発生させると、当該回転駆動力が連結ディスク122、連結ブロック123・123・・・、ハブ94、ハブディスク93、遊星歯車機構70およびギヤ60を経て回転軸10の一端に入力(伝達)され、回転軸10が回転する。
その結果、図5に示す如く、ロータ20が固定された回転軸10は、回転しているときには「ジャイロ効果」によりロータ20とステータ30との間に作用する磁力に抗して直立し、回転している回転軸10の軸線方向が、ハウジング40およびキャップ50により適正に軸支された場合における回転軸10の軸線方向と一致する。
「ジャイロ効果」は、(1)外力が作用しない場合には回転軸の軸線方向を保持し、(2)回転軸の軸線方向を変える方向に外力が作用した場合には当該外力が作用する方向に対して直交する方向に回転軸が移動する、という性質を指す。
例えば、回転している独楽が倒れないのは、このジャイロ効果による。
キャップ固定部130は本発明に係るキャップ固定部の実施の一形態であり、回転駆動部120により回転軸10が回転した状態でキャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支するものである。
キャップ固定部130は主として支柱131、アーム132、油圧シリンダ133および固定プレート134を具備する。
支柱131はキャップ固定部130の主たる構造体を成す角柱形状の部材である。支柱131の一端(下端)はベース部材111に固定される。
アーム132は角柱形状の部材であり、その基端部は支柱131の他端(上端)に固定される。
油圧シリンダ133は油圧により作動するアクチュエータであり、シリンダ本体133aおよびシリンダロッド133bを具備する。
シリンダロッド133bの基端には図示せぬピストンが形成されるとともにシリンダ本体133aに収容され、シリンダロッド133bの中途部はシリンダ本体133aの一端に摺動可能かつ液密的に支持される。
油圧シリンダ133のシリンダ本体133aは、アーム132の先端に固定される。
アーム132の先端に固定された油圧シリンダ133は、ハウジング支持部110、ひいてはハウジング支持部110に支持されたハウジング40の上方に配置される。
また、油圧シリンダ133は下向きとなる(シリンダロッド133bがシリンダ本体133aから突出する方向が下方向に一致する)姿勢でアーム132の先端に固定される。
固定プレート134は板状の部材であり、固定プレート134の上面の略中央部は油圧シリンダ133のシリンダロッド133bの先端部に固定される。
図4および図5に示す如く、図示せぬボルトによりキャップ50を固定プレート134の下面に着脱可能に固定することが可能である。
図6に示す如く、油圧シリンダ133を作動させてシリンダロッド133bを下方に向かって突出させることにより、固定プレート134の下面に固定されたキャップ50を、ハウジング支持部110に支持されたハウジング40(より詳細には、ステータ固定部42の開口した他端)に当接させることが可能である。
図6および図7に示す如く、キャップ50がハウジング40に当接した状態で図示せぬボルトによりキャップ50をハウジング40に固定し、キャップ50と固定プレート134とを固定するボルト(不図示)をゆるめ、油圧シリンダ133を作動させてシリンダロッド133bを上方に向かって没入させることにより、キャップ50をハウジング40に固定するとともに固定プレート134をキャップ50から取り外すことが可能である。
また、ロータ20が固定された回転軸10が回転しているときには「ジャイロ効果」により回転軸10が直立しているため、キャップ50の前後方向および左右方向における位置をハウジング支持部110に支持されたハウジング40に合わせてから油圧シリンダ133を作動させてシリンダロッド133bを下方に向かって移動させれば、キャップ50の貫通孔50aと回転軸10の他端(軸受け81)との間で前後方向および左右方向における位置のずれが発生せず、回転軸10の他端をキャップ50に容易に軸支することが可能である。
以上の如く、電動機組み立て装置100は、
回転軸10と、
回転軸10に固定されるロータ20と、
ロータ20に対して所定の間隔を空けて対向する内周面30aを有するステータ30と、
回転軸10の一端を回転可能に軸支する軸支部41、および、一端が軸支部41により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入されたステータ30が固定される筒状のステータ固定部42、を有し、回転軸10、ロータ20およびステータ30を収容するハウジング40と、
ステータ固定部42の他端に着脱可能に固定されることにより、ステータ固定部42の他端を閉塞するとともにハウジング40に収容された回転軸10の他端を回転可能に軸支するキャップ50と、
を具備するインホイールモータ1を組み立てる電動機組み立て装置であって、
ロータ20が固定されるとともにハウジング40に一端が軸支された回転軸10を、回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転させる回転駆動部120と、
回転駆動部120により回転軸10が回転した状態でキャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支するキャップ固定部130と、
を具備する。
このように構成することにより、ロータ20とステータ30との間に磁力が作用する場合であっても、一端がハウジング40に軸支されるとともに他端がフリーの回転軸10をジャイロ効果により直立した状態に保持し、ひいては、容易に回転軸10の他端をキャップ50に軸支するとともにキャップ50をハウジング40に固定することが可能である。
従って、インホイールモータ1を容易に組み立てることが可能である。
また、電動機組み立て装置100の回転駆動部120は、
回転軸10の一端に設けられた第一ハスバ歯車(本実施形態ではギヤ60が第一ハスバ歯車に相当する)に噛合する第二ハスバ歯車(本実施形態では、サンギヤ軸71が第二ハスバ歯車に相当する)を回転駆動し、
回転駆動部120による回転軸10の回転方向は、
第一ハスバ歯車に作用するスラスト力(回転軸10の軸線方向の力)が回転軸10の他端から一端に向かう方向(本実施形態の場合、図5中の下向き)となるように設定される。
このように構成することにより、回転している回転軸10には、ジャイロ効果に加えて回転軸10をフリーの端部(他端)からハウジング40に軸支されている方の端部(一端)に向かって引き寄せる力(スラスト力)が作用することとなり、回転軸10が直立しやすくなる。
本実施形態では、ロータ20が固定された回転軸10およびステータ30をハウジング40に収容し、ロータ20とステータ30との間に作用する磁力によりハウジング40に一端が軸支された回転軸10が傾いてロータ20とステータ30とが当接した状態から回転軸10を回転させる構成としたが、本発明はこれに限定されない。
すなわち、図8に示す如く、ハウジング40に一端が軸支された回転軸10の他端を回転可能に軸支する軸支位置(図8中の二点鎖線参照)とインホイールモータ1を構成する部材に干渉しない退避位置との間で移動可能な軸支治具140を電動機組み立て装置100に具備し、
(a)回転駆動部120がロータ20が固定された回転軸10の一端への回転駆動力の入力を開始してから回転軸10の回転数が所定の回転数(ジャイロ効果により直立し得る回転数)に達するまで回転軸10の他端を軸支治具140で回転可能に軸支し、
(b)回転軸10の回転数が所定の回転数(ジャイロ効果により直立し得る回転数)に達した時点で軸支治具140が回転軸10の他端を軸支した状態を解除して退避位置に移動する構成としても良い。
このように構成することにより、ロータ20が固定された回転軸10が回転を開始してから回転軸10が直立するまでの間にロータ20とステータ30との当接部位にキズが発生したり、当該当接部位でロータ20あるいはステータ30が損耗して異物が発生したりするといった事態を防止することが可能である。
また、図9および図10に示す如く、(α)ステータ30が固定されていない状態のハウジング40にロータ20が固定された回転軸10を収容して回転軸10の一端をハウジング40に軸支し、(β)ロータ20が固定された回転軸10を回転駆動部120により回転させ、(γ)ロータ20が固定された回転軸10が回転している状態(より詳細には、ジャイロ効果により直立した状態)でステータ30をハウジング40に固定する構成としても良い。
このように構成することにより、ロータ20が固定された回転軸10が回転を開始してから回転軸10が直立するまでの間にロータ20とステータ30との当接部位にキズが発生したり、当該当接部位でロータ20あるいはステータ30が損耗して異物が発生したりするといった事態を防止することが可能である。
なお、図9および図10では、キャップ固定部130とは別の「ステータ30をハウジング40に収容するための部材(アクチュエータ等)」を要するが、図11に示す如くロータ20が固定された回転軸10を回転駆動部120により回転させた後、予めステータ30が固定されたキャップ50をハウジング40に固定する構成とすれば、キャップ固定部130が「ステータ30をハウジング40に収容するための部材」を兼ねることが可能であり、装置構成を簡素化することが可能である。
以下では、図2から図7、および図12を用いて、本発明に係る電動機組み立て方法の第一実施形態について説明する。
本発明に係る電動機組み立て方法の第一実施形態は、電動機組み立て装置100を用いてインホイールモータ1を組み立てる方法である。
図12に示す如く、本発明に係る電動機組み立て方法の第一実施形態は、主としてステータ固定工程S1100、回転軸軸支工程S1200およびキャップ固定工程S1300を具備する。
ステータ固定工程S1100はハウジング40にステータ30を固定する工程である。
本実施形態の場合、図2に示す如く、ステータ固定工程S1100においてハウジング40をハウジング支持部110に固定し、次にステータ30をハウジング40に固定する。
ステータ固定工程S1100が終了したら、回転軸軸支工程S1200に移行する。
本実施形態ではハウジング40をハウジング支持部110に固定した後にステータ30をハウジング40に固定する構成としたが、本発明はこれに限定されず、ステータ30をハウジング40に固定した後にハウジング40をハウジング支持部110に固定しても良い。
回転軸軸支工程S1200は、ロータ20が固定された回転軸10の一端をステータ固定工程S1100においてステータ30が固定されたハウジング40に回転可能に軸支する工程である。
本実施形態の場合、図3に示す如く、回転軸軸支工程S1200においてロータ20が固定された回転軸10をステータ30が固定されたハウジング40の上方から下方に向かって移動させることによりロータ20が固定された回転軸10をハウジング40のステータ固定部42(より厳密にはステータ30)で囲まれる空間に収容するとともに、回転軸10の一端(ギヤ60が固定されている方の端部)に外嵌された軸受け81をハウジング40の軸支部41に形成された孔41aに嵌合させることにより回転軸10の一端をハウジング40に回転可能に軸支する。
また、図4に示す如く、回転軸軸支工程S1200においてキャップ固定部130の固定プレート134にキャップ50を固定する。
回転軸軸支工程S1200が終了したら、キャップ固定工程S1300に移行する。
なお、本実施形態では、図4に示す如く、回転軸軸支工程S1200が終了した時点ではロータ20とステータ30との間に作用する磁力によりハウジング40に軸支された回転軸10はその一端を支点として傾いた状態となる。
キャップ固定工程S1300はロータ20が固定された回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転軸10が回転した状態で、キャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支する工程である。
本実施形態の場合、図5に示す如く、キャップ固定工程S1300において回転駆動部120のモータ121に通電し、ハウジング40に一端が軸支された「ロータ20が固定された回転軸10」を回転させ、「ロータ20が固定された回転軸10」を直立させる。
次に、図6に示す如く、キャップ固定工程S1300においてキャップ50が固定された固定プレート134を下方に移動させ、図示せぬボルトによりキャップ50をハウジング40に固定し、回転軸10の他端をキャップ50に軸支し、キャップ50を固定プレート134に固定するためのボルト(不図示)をゆるめて固定プレート134からキャップ50を取り外す。
続いて、図7に示す如く、キャップ固定工程S1300において固定プレート134を上方に移動させるとともにハウジング40とハウジング支持部110とを固定するボルト(不図示)をゆるめて、インホイールモータ1を電動機組み立て装置100から取り出す。
以上の如く、本発明に係る電動機組み立て方法の第一実施形態は、
回転軸10と、
回転軸10に固定されるロータ20と、
ロータ20に対して所定の間隔を空けて対向する内周面30aを有するステータ30と、
回転軸10の一端を回転可能に軸支する軸支部41、および一端が軸支部41により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入されたステータ30が固定される筒状のステータ固定部42を有し、回転軸10、ロータ20およびステータ30を収容するハウジング40と、
ステータ固定部42の他端に着脱可能に固定されることにより、ステータ固定部42の他端を閉塞するとともにハウジング40に収容された回転軸10の他端を回転可能に軸支するキャップ50と、
を具備するインホイールモータ1を組み立てる電動機組み立て方法であって、
ハウジング40にステータ30を固定するステータ固定工程S1100と、
ロータ20が固定された回転軸10の一端をステータ固定工程S1100においてステータ30が固定されたハウジング40に回転可能に軸支する回転軸軸支工程S1200と、
ロータ20が固定された回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転軸10が回転した状態で、キャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支するキャップ固定工程S1300と、
を具備する。
このように構成することにより、ロータ20とステータ30との間に磁力が作用する場合であっても、一端がハウジング40に軸支されるとともに他端がフリーの回転軸10をジャイロ効果により直立した状態に保持し、ひいては、容易に回転軸10の他端をキャップ50に軸支するとともにキャップ50をハウジング40に固定することが可能である。
従って、インホイールモータ1を容易に組み立てることが可能である。
また、本発明に係る電動機組み立て方法の第一実施形態は、
キャップ固定工程S1300において、
回転軸10の一端に設けられた第一ハスバ歯車(本実施形態ではギヤ60が第一ハスバ歯車に相当する)に噛合する第二ハスバ歯車(本実施形態では、サンギヤ軸71が第二ハスバ歯車に相当する)を回転駆動することにより回転軸10を回転させ、
キャップ固定工程S1300における回転軸10の回転方向は、
第一ハスバ歯車に作用するスラスト力が回転軸10の他端から一端に向かう方向(本実施形態の場合、図5中の下向き)となるように設定される。
このように構成することにより、回転している回転軸10には、ジャイロ効果に加えて回転軸10をフリーの端部(他端)からハウジング40に軸支されている方の端部(一端)に向かって引き寄せる力(スラスト力)が作用することとなり、回転軸10が直立しやすくなる。
本実施形態では、ロータ20が固定された回転軸10およびステータ30をハウジング40に収容し、ロータ20とステータ30との間に作用する磁力によりハウジング40に一端が軸支された回転軸10が傾いてロータ20とステータ30とが当接した状態から回転軸10を回転させる構成としたが、本発明はこれに限定されない。
すなわち、図8に示す如く、キャップ固定工程S1300において、
ロータ20が固定された回転軸10の一端への回転駆動力の入力を開始してから回転軸10の回転数が所定の回転数(ジャイロ効果により直立し得る回転数)に達するまで回転軸10の他端を軸支治具140により回転可能に軸支し、回転軸10の回転数が所定の回転数(ジャイロ効果により直立し得る回転数)に達した時点で軸支治具140が回転軸10の他端を軸支した状態を解除する構成としても良い。
このように構成することにより、ロータ20が固定された回転軸10が回転を開始してから回転軸10が直立するまでの間にロータ20とステータ30との当接部位にキズが発生したり、当該当接部位でロータ20あるいはステータ30が損耗して異物が発生したりするといった事態を防止することが可能である。
以下では図6、図7、図9、図10および図13を用いて、本発明に係る電動機組み立て方法の第二実施形態について説明する。
本発明に係る電動機組み立て方法の第二実施形態は、電動機組み立て装置100を用いてインホイールモータ1を組み立てる方法である。
図13に示す如く、本発明に係る電動機組み立て方法の第二実施形態は、主として回転軸軸支工程S2100およびキャップ固定工程S2200を具備する。
回転軸軸支工程S2100はロータ20が固定された回転軸10の一端をハウジング40に回転可能に軸支する工程である。
本実施形態の場合、図9に示す如く、回転軸軸支工程S2100においてハウジング40をハウジング支持部110に固定し、次にロータ20が固定された回転軸10をハウジング40(より詳細には軸支部41)に回転可能に軸支する。
回転軸軸支工程S2100が終了したら、キャップ固定工程S2200に移行する。
キャップ固定工程S2200はロータ20が固定された回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転軸10が回転した状態で、ステータ30をハウジング40に固定し、キャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支する工程である。
本実施形態の場合、キャップ固定工程S2200は以下の(1)〜(4)の手順で行われる。
(1)図9に示す如く、回転駆動部120のモータ121に通電し、ハウジング40に一端が軸支された「ロータ20が固定された回転軸10」を回転させ、「ロータ20が固定された回転軸10」を直立させる。
(2)図10に示す如く、ステータ30を上方から下方に向かって移動させ、ステータ30をハウジング40のステータ固定部42とロータ20とで挟まれる空間に収容する。
このとき、ロータ20とステータ30との間には磁力が作用するが、ロータ20が固定された回転軸10は回転を続けており、ジャイロ効果により直立した状態であるため、ロータ20が固定された回転軸10がステータ30に向かって大きく傾くことは無い。
(3)図6に示す如く、キャップ50が固定された固定プレート134を下方に移動させ、図示せぬボルトによりキャップ50をハウジング40に固定し、回転軸10の他端をキャップ50に軸支し、キャップ50を固定プレート134に固定するためのボルト(不図示)をゆるめて固定プレート134からキャップ50を取り外す。
(4)図7に示す如く、固定プレート134を上方に移動させるとともにハウジング40とハウジング支持部110とを固定するボルト(不図示)をゆるめて、インホイールモータ1を電動機組み立て装置100から取り出す。
以上の如く、本発明に係る電動機組み立て方法の第二実施形態は、
回転軸10と、
回転軸10に固定されるロータ20と、
ロータ20に対して所定の間隔を空けて対向する内周面30aを有するステータ30と、
回転軸10の一端を回転可能に軸支する軸支部41、および一端が軸支部41により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入されたステータ30が固定される筒状のステータ固定部42を有し、回転軸10、ロータ20およびステータ30を収容するハウジング40と、
ステータ固定部42の他端に着脱可能に固定されることにより、ステータ固定部42の他端を閉塞するとともにハウジング40に収容された回転軸10の他端を回転可能に軸支するキャップ50と、
を具備するインホイールモータ1を組み立てる電動機組み立て方法であって、
ロータ20が固定された回転軸10の一端をハウジング40に回転可能に軸支する回転軸軸支工程S2100と、
ロータ20が固定された回転軸10の一端に回転駆動力を入力することにより回転軸10が回転した状態で、ステータ30をハウジング40に固定し、キャップ50をハウジング40に固定するとともに回転軸10の他端をキャップ50に軸支するキャップ固定工程S2200と、
を具備する。
このように構成することにより、ロータ20とステータ30との間に磁力が作用する場合であっても、一端がハウジング40に軸支されるとともに他端がフリーの回転軸10をジャイロ効果により直立した状態に保持し、ひいては、容易に回転軸10の他端をキャップ50に軸支するとともにキャップ50をハウジング40に固定することが可能である。
従って、インホイールモータ1を容易に組み立てることが可能である。
特に、ロータ20が固定された回転軸10が回転を開始してから回転軸10が直立するまでの間にロータ20とステータ30とが当接し、当該当接部位にキズが発生したり、当該当接部位でロータ20あるいはステータ30が損耗して異物が発生したりするといった事態を防止することが可能である。
なお、図11に示す如くロータ20が固定された回転軸10を回転駆動部120により回転させた後、予めステータ30が固定されたキャップ50をハウジング40に固定する構成とすれば、キャップ固定部130が「ステータ30をハウジング40に収容するための部材」を兼ねることが可能であり、装置構成を簡素化することが可能である。
電動機の実施の一形態を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態の第一段階を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態の第二段階を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態の第三段階を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態の第四段階を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態の第五段階を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の実施の一形態の第六段階を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の別実施形態を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の別実施形態を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の別実施形態を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て装置の別実施形態を示す側面断面図。 本発明に係る電動機組み立て方法の第一実施形態を示すフロー図。 本発明に係る電動機組み立て方法の第二実施形態を示すフロー図。
符号の説明
1 インホイールモータ(電動機)
10 回転軸
20 ロータ
30 ステータ
30a 内周面
40 ハウジング
41 軸支部
42 ステータ固定部
50 キャップ
100 電動機組み立て装置
120 回転駆動部
130 キャップ固定部

Claims (8)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸に固定されるロータと、
    前記ロータに対して所定の間隔を空けて対向する内周面を有するステータと、
    前記回転軸の一端を回転可能に軸支する軸支部、および、一端が前記軸支部により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入された前記ステータが固定される筒状のステータ固定部、を有し、前記回転軸、ロータおよびステータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングのステータ固定部の他端に着脱可能に固定されることにより、前記ステータ固定部の他端を閉塞するとともに前記ハウジングに収容された回転軸の他端を回転可能に軸支するキャップと、
    を具備する電動機を組み立てる電動機組み立て装置であって、
    前記ロータが固定されるとともに前記ハウジングに一端が軸支された回転軸を、前記回転軸の一端に回転駆動力を入力することにより回転させる回転駆動部と、
    前記回転駆動部により回転軸が回転した状態で前記キャップを前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の他端を前記キャップに軸支するキャップ固定部と、
    を具備する電動機組み立て装置。
  2. 前記回転駆動部は、
    前記回転軸の一端に設けられた第一ハスバ歯車に噛合する第二ハスバ歯車を回転駆動し、
    前記回転駆動部による前記回転軸の回転方向は、
    前記第一ハスバ歯車に作用するスラスト力が前記回転軸の他端から一端に向かう方向となるように設定される請求項1に記載の電動機組み立て装置。
  3. 前記回転駆動部が前記ロータが固定された回転軸の一端への回転駆動力の入力を開始してから前記回転軸の回転数が所定の回転数に達するまで前記回転軸の他端を回転可能に軸支し、前記回転軸の回転数が所定の回転数に達した時点で前記回転軸の他端を軸支した状態を解除する軸支治具を具備する請求項1または請求項2に記載の電動機組み立て装置。
  4. 前記回転駆動部により前記回転軸が回転した状態で前記ステータを前記ハウジングに固定する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電動機組み立て装置。
  5. 回転軸と、
    前記回転軸に固定されるロータと、
    前記ロータに対して所定の間隔を空けて対向する内周面を有するステータと、
    前記回転軸の一端を回転可能に軸支する軸支部、および一端が前記軸支部により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入された前記ステータが固定される筒状のステータ固定部を有し、前記回転軸、ロータおよびステータを収容するハウジングと、
    前記ステータ固定部の他端に着脱可能に固定されることにより、前記ステータ固定部の他端を閉塞するとともに前記ハウジングに収容された回転軸の他端を回転可能に軸支するキャップと、
    を具備する電動機を組み立てる電動機組み立て方法であって、
    前記ハウジングに前記ステータを固定するステータ固定工程と、
    前記ロータが固定された回転軸の一端を前記ステータ固定工程においてステータが固定されたハウジングに回転可能に軸支する回転軸軸支工程と、
    前記ロータが固定された回転軸の一端に回転駆動力を入力することにより前記回転軸が回転した状態で、前記キャップを前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の他端を前記キャップに軸支するキャップ固定工程と、
    を具備する電動機組み立て方法。
  6. 前記キャップ固定工程において、
    前記回転軸の一端に設けられた第一ハスバ歯車に噛合する第二ハスバ歯車を回転駆動することにより前記回転軸を回転させ、
    前記キャップ固定工程における前記回転軸の回転方向は、
    前記第一ハスバ歯車に作用するスラスト力が前記回転軸の他端から一端に向かう方向となるように設定される請求項5に記載の電動機組み立て方法。
  7. 前記キャップ固定工程において、
    前記ロータが固定された回転軸の一端への回転駆動力の入力を開始してから前記回転軸の回転数が所定の回転数に達するまで前記回転軸の他端を軸支治具により回転可能に軸支し、前記回転軸の回転数が所定の回転数に達した時点で前記軸支治具が前記回転軸の他端を軸支した状態を解除する請求項5または請求項6に記載の電動機組み立て方法。
  8. 回転軸と、
    前記回転軸に固定されるロータと、
    前記ロータに対して所定の間隔を空けて対向する内周面を有するステータと、
    前記回転軸の一端を回転可能に軸支する軸支部、および一端が前記軸支部により閉塞され、他端が開口されるとともに当該開口した他端から挿入された前記ステータが固定される筒状のステータ固定部を有し、前記回転軸、ロータおよびステータを収容するハウジングと、
    前記ステータ固定部の他端に着脱可能に固定されることにより、前記ステータ固定部の他端を閉塞するとともに前記ハウジングに収容された回転軸の他端を回転可能に軸支するキャップと、
    を具備する電動機を組み立てる電動機組み立て方法であって、
    前記ロータが固定された回転軸の一端を前記ハウジングに回転可能に軸支する回転軸軸支工程と、
    前記ロータが固定された回転軸の一端に回転駆動力を入力することにより前記回転軸が回転した状態で、前記ステータを前記ハウジングに固定し、前記キャップを前記ハウジングに固定するとともに前記回転軸の他端を前記キャップに軸支するキャップ固定工程と、
    を具備する電動機組み立て方法。
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