JP2009247196A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的特性が向上された回転電機を提供する。
【解決手段】回転子に空隙を介して配置され、回転子の磁極によって定義される電気角360度以内に、同相のコイルターン及び固定子コアによって形成される固定子磁極91,92が2つ配置されるようにコイルが巻回され、それぞれの固定子磁極91,92を形成するコイルターンは周方向角度幅が電気角180度よりも小さいコイルターンであり、2つの固定子磁極91,92をなすコイルターンが互いに重ならないように設けられているとともに、個々の固定子磁極91,92が互いに逆極性をなすようにコイルターンが巻回されている固定子を有する回転電機。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転電機に関する。
回転電機の固定子コイルの構造として、分布巻,集中巻などの方式が知られている。
その中で、回転子の磁極ピッチに対し、固定子コアのティースに短節重ね巻きした3個の固定子コイルを三相結線した第1三相結線コイルと、第1三相結線コイルの各固定子コイルに対してそれぞれ電気角で60度ずつずらして、ティースに3個の固定子コイルを短節重ね巻するとともに、第1三相結線コイルと同一の結線態様で結線した第2三相結線コイルとからなる巻線構造が知られている(特許文献1参照)。
特開平6−165422号公報
昨今のエネルギー問題に鑑み、回転電機も高効率化が求められている。しかし、上記技術は原理的に集中巻であるため、1相分の固定子コイルは、ロータとの鎖交磁束のうち電気角で120度領域しか利用せず、電気角360度領域にわたり利用している分布巻に対して、さらに高い効率を得ることが困難に成りつつある。
一方分布巻は、全節巻きと短節巻きがあるが、いずれも実質電気角で180度にわたってコイルを巻き、残りの180度を反対向きに巻くことにより、固定子のティースには全ての相のコイルが巻かれた構造になっている。従って、コイルに流れた電流が誘起する磁束が自己のコイルに鎖交する鎖交磁束量が多くなり、コイルのインダクタンスは比較的大きい値となる。このため、発電機では高速回転領域での発電電流が抑えられ、モータではコイル電流の制御応答性が悪化する。
本発明の目的は、回転電機の電気的特性を改善することを目的とする。
本発明は、回転子に空隙を介して配置され、回転子の磁極がなす電気角360度以内に、同相のコイルターンによって形成される固定子磁極が2つ配置されるようにコイルが巻回された固定子である。好ましくは、それぞれの固定子磁極を形成するコイルターンは周方向角度が電気角180度よりも小さいコイルターンである。また好ましくは、2つの固定子磁極をなすコイルターンが互いに重ならないように設けられていることである。また好ましくは、上記2つの固定子磁極が互いに逆極性をなすようにコイルターンが巻回されていることである。
本発明によれば、回転電機の電気的特性を改善することができる。
本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 図11の変形例を示す。 図11の変形例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 図14のU相の巻線図を示す。 図15のフェザー図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 図17のU相の巻線図を示す。 図18のフェザー図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 図20のU相の巻線図を示す。 図21のフェザー図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 図23のフェザー図を示す。 本発明の一実施例をなす空冷式の車両用交流発電機100の断面図を示す。 図25で示した巻線で構成される三相整流回路を示す。 図2の実施例の模式図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。 本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。
以下に示す実施の形態は、モータ,発電機、およびその双方の機能を有するモータジェネレータなどの回転電機に関するものであり、電力電機用,産業用,家電用,自動車用などに幅広く使用される。
発電機やモータなどの回転電機は、誘導電動機,永久磁石同期電動機,直流整流子モータなど、種々の形式のモータ,発電機がある。これらの回転電機を、例えば発電機として使用する場合、固定子や回転子を巻線と鉄心で構成し、回転子に巻かれた巻線に直流電流を流す、または回転子に永久磁石を備えることにより、回転子に磁気を与え、この回転子を回転させることにより、固定子に回転磁界を発生することで、固定子に巻かれたコイルに起磁力を得ることで発電する。
回転電機の固定子コイルは、固定子の磁極をなすティースに巻く方式として、分布巻と集中巻がある。
分布巻には全節巻きと短節巻きがあるが、いずれも実質電気角で180度にわたってコイルを巻き、残りの180度を反対向きに巻く。固定子のティースには全ての相のコイルが巻かれた構造である。分布巻の場合、コイルに流れた電流が誘起する磁束は、すべて自己のコイルを鎖交する、すなわち1つのコイルターンで誘起される磁束は必ず隣接する同相のコイルターンを鎖交するために、コイルのインダクタンスは比較的大きなものになる。このため、発電機では発電電流が小さくなり、モータではコイル電流の制御応答性が悪化する。
一方、集中巻は、各相ごとにコイルは完全に分離されており、個別にティースに巻かれている。各コイルが回転子から受け取る磁束は、電気角360度領域において、概ね相数分の1になってしまう。例えば三相交流系では、概ね1/3になってしまう。このため、鎖交磁束を高めるために、コイルの巻き数を増やす必要があり、これにより、コイルインダクタンスが増加してしまい、集中巻きにおいても、分布巻きと同様に、発電機では発電電流が小さくなり、モータではコイル電流の制御応答性が悪化する。
さらに集中巻きでは、固定子コイルに流れる電流による電機子反作用による電磁力高調波成分が多く、回転中における騒音が比較的大きいという問題がある。騒音の主原因のひとつである6次の時間高調波成分を打ち消すために、2つの三相系を用い、その位相差φを概ね30度とすることによって、6次の時間高調波成分を打ち消すことができる。上述した従来技術の位相差φは60度であるため、騒音の主原因のひとつである6次の時間高調波成分を低減することは困難である。
また、上述した従来技術は、原理的に集中巻であるため、1相分の固定子コイルは、発電機の場合、ロータから供給される鎖交磁束のうち電気角で120度領域のものしか利用できていない。分布巻が電気角360度領域にわたり利用しているのに対して、三相系集中巻は部分的にしか利用していないのである。
以下の実施の形態によれば、固定子端部に配置されるコイルリターンの肥大化を抑えることにより銅損を低く抑えることができるため、回転電機の運転効率を高めることができる。
また以下の実施の形態によれば、集中巻よりも高調波電磁力成分を比較的小さく抑えることができるため、低騒音化の効果が得られる。
また以下の実施の形態によれば、同じ誘起電圧を得る体系、すなわち回転子側との相互インダクタンスを同じにした体系で、コイルの自己インダクタンスを分布巻や集中巻に比べて低く抑えることができる。なぜならば、全領域にコイル巻きしている分布巻と違って、以下の実施の形態では1相分のコイルは電気角360度のうちの一部しか利用していないので、コイル自身が作る鎖交磁束の一部しかコイル自身と鎖交しないためである。また、集中巻では固定コイルと回転子磁極との対向面積が本発明の半分であるため、誘起電圧を上げるためにコイルターン数を増やす必要があり、コイルインダクタンスはコイルターン数の二乗で増大するため、必然的にコイルインダクタンスが増大する。本実施形態では、コイルの自己インダクタンスを低く抑えることができるため、モータとして使う場合、コイル電流の制御特性が高められ、また、発電機として使う場合、発電特性も高めることができる。
また以下の実施の形態によれば、2000rpm以下の低回転域から15000rpm以上の高回転域までの広い範囲で使用される自動車用交流発電機において非常に良好な電気的特性を得ることができる。自動車用交流発電機は自動車の走行に使用される内燃機関の回転エネルギーに基づいて電力を発生する。使用される回転域が非常に広いため、高速回転域において固定子コイルのインダクタンスに基づくインピーダンスが増大し、出力電流が抑えられる問題がある。この減少は効率低下にも結び付く。以下の実施の形態ではインダクタンスの増加が抑えられ、高速回転域において電流の出力特性が改善される。
上記説明では、電気的な作成の改善について説明したが、以下の実施の形態ではさらに上記とは異なる課題の解決が可能で上記とは異なる効果を奏する。以下の実施の形態によれば、固定子巻線の巻数が少なく、自動車用交流発電機に適用した場合に生産性が向上する。すなわち自動車用交流発電機は車両に搭載されるため、小型化の要求が強い。以下の実施の形態では固定子の巻数を少なくできるので、小型化の要求に沿って固定子を小型化した場合であっても、生産性に優れている。また従来の方式に比べ固定子の巻数を少なくできるため、小型化のニーズに沿うことが容易となる。
以下の実施の形態では固定子巻線の接続点数が増えないため、生産性に優れ、また高い信頼性を得ることができる。特に自動車用交流発電機では車体の振動や内燃機関の振動が伝わり易い環境で使用される。また、マイナスの温度から高温まで変化する温度変化の激しい環境で使用される。このため溶接などの接続点が多くないことが望ましい。さらには、コイルのターン数が少なく、コイルの露出面積が大きいため、コイルが他のコイルに埋もれることによって生じる熱のこもりなどを回避しやすくなり、耐熱性の面でも優れている。このような観点から以下の実施の形態は自動車用交流発電機に非常に適している。
以下、本発明の実施例をなす実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。回転電機の一部を直線状に展開して示したものである。
回転子1および固定子2から構成され、回転子1には複数の回転子磁極11が装備され、固定子2には固定子の磁極を形成する複数のティース21が装備されており、複数のティース21にはU相コイル31,V相コイル32,W相コイル33が巻かれている。ここで、V相コイルとはU相コイルを流れる交流電流に対して位相が120度遅れた(240度進んだ)交流電流が流れるコイルと定義する。また、W相コイルとはU相コイルを流れる交流電流に対して位相が240度遅れた(120度進んだ)交流電流が流れるコイルと定義する。回転子1の回転方向を図1において矢印方向で示してある。
実線はコイルが正巻き(ティースを内径側から見て時計方向巻き)されており、点線はそれとは反対の逆巻き(ティースを内径側から見て反時計方向巻き)されていることを意味する。図1には正巻きのコイルを回転子から遠い位置に巻いた場合を載せてあるが、回転子から近い位置に巻いても良い。図のように本実施例の固定子コイル構造は、2つの集中巻コイルを互いに電気角180度ずれた位置に2重に配置し、それぞれのU相コイル,V相コイル,W相コイル同士を直列に接続した構造になっている。言い換えれば、固定子2が回転子1に空隙を介して配置され、電気角幅360度領域内に、同相のコイルターンによって形成される2つの固定子磁極91,92が配置されるようにコイルが巻回され、固定子磁極91,92を形成するそれぞれのコイルターンは周方向角度幅が電気角180度よりも小さく、2つの固定子磁極91,92をなすコイルターンが互いに重ならないように設けられているとともに、個々の固定子磁極91,92が互いに逆極性をなすようにコイルターンが巻回されている回転電機である。ここでは、2つの固定子磁極91,92をなすコイルターンが互いに電気角180度ずらして設けられている。そして、U,V,Wの3つの相の固定子磁極を構成し、それぞれ電気角60度ずつずらして配置されている。なお、V相コイルはU相コイルとは逆に巻く。これにより、+60度−180度=−120度となり、V相コイルはU相コイルよりも位相が120度遅れる。また、W相コイルは、U相コイルと同じ向きに巻くため、U相コイルよりも2×60度=120度位相が進む。また、この実施例では、1つのコイルターンがなす電気角幅は120度であり、同相では2つのコイルターンで240度の領域、すなわち全体の2/3の数のティースに巻かれている。このようなコイルの巻き方を、以下、「分散巻」と呼ぶことにする。
このため、本実施例における固定子コイルは、電気角360度以内に1つの集中巻コイルを設ける集中巻構造に比べて、回転子の磁束と鎖交する各コイルターンの回路面積が2倍であり、コイル利用効率は集中巻の2倍になっている。集中巻と同じ鎖交磁束を得るためには、ティースに巻くコイルターン数は、ある1本のティースに着目した場合、本実施例では、集中巻に比べて半分で済む。U相,V相,W相の各コイルは、集中巻に比べて2倍に分散されており、さらに、分布巻のように全てのティースにコイルが巻かれた構造ではなく、全体の2/3の数のティースにしか巻かれていない。このため、集中巻や分布巻に比べて、コイルインダクタンスを低く抑えることができる。
さらに本実施例は、集中巻に比べて、コイルが2倍に分散配置されており、U相コイル,V相コイル、およびW相コイルは半分程度重複しながら巻かれているので、電機子反作用は集中巻に比べて周方向に比較的なめらかに分布することになり、高次の電磁力高調波成分が低減された構造になっている。このため、集中巻に比べると、より静かな回転電機として機能できる。
なお、図1の例は、固定子ティースが電気角60度毎に1本配置し、コイルターンが電気角度幅120度で巻回された構造であるが、固定子ティースを電気角30度毎に1本配置し、コイルターンを電気角度幅で90度、あるいは120度、もしくは150度で巻回された構造にしても同様の効果を持たせることができる。また、以下に示す図2〜図9に示す単一三相系による実施例も、固定子ティースが電気角60度毎に1本配置し、コイルターンが電気角度幅120度で巻回された構造になっているが、固定子ティースを電気角30度毎に1本配置し、コイルターンを電気角度幅で90度、あるいは120度、もしくは150度で巻回された構造にしても同様の効果を持たせることができる。
図2は、本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。以下に述べる事項の他は、上記実施例と同様である。
本実施例は、実施例1に対して、固定子コイルの巻き方が異なる。全ての固定子コイルは、ティース21に対して、それぞれスロットの回転子に近い位置と回転子から遠い位置の2層にわたって斜めに巻かれており、コイルの半径方向位置がすべてのコイルに対して平等に巻かれている。すなわち、各々のコイルターンの2つのスロット挿入部のうち、一方をスロットの回転子に近い位置に、他方をスロットの回転子から遠い位置に配置して、各相のコイルインダクタンスを平均化してある。実施例1では、各相のコイルは、直列接続することでティース21の半径方向のコイル配置に関して平等になっているが、本実施例では、直列接続する前のすべてのコイルに関して平等になっている。図27にその模式図を示す。全周期の各1/3の領域におけるコイルの位置が、順に循環するように配置し、全周期でみて各コイルに対して平等になるように配置したものである。
ティース21の半径方向のコイル配置に関して、各相のコイルが平等になっていることは、均等な三相交流系を構成する上で非常に好ましい。
図3は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。
これらの図は回転電機の外側に配置された固定子の半径方向内側から見たときのコイルの巻き方をU相,V相,W相コイル個別に示している。これらの図はコイルの巻き方をわかりやすく示すために、コイルの太さを無視し、コイル間には隙間をあけて巻き方の概略がわかるように示してある。図面横方向が固定子の周方向に相当する。ここでは電気角360度に対して6つのスロット(6つのティース)を設けている。従って、隣り合ったスロット(ティース)は電気角で60度の位相差がある。
図3の例は、1つの固定子磁極91を構成するために周方向角度幅が電気角120度(ここでは2つのティース21)をなすようにコイルを2ターン巻回した後、最後に挿入したスロットから電気角180度(ここではティース21を3つ分)離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから、固定子磁極91を構成するコイルターンとは逆向きに同相のコイルを2ターン巻回して、他の固定子磁極92を構成したものである。ここで2ターン巻回したとは、コイルが巻回される2つのスロットそれぞれにコイルがそれぞれ2本挿入されていることを意味している。これらのコイルは直列に接続されている。これにより、コイルの全長を最も短くできるため、銅損を大きく減らすことができる。
尚、複数のティース21間に形成されるスロットに挿入される三相コイルの本数の合計は、各スロットで同一になるように巻いている。このように各スロットでコイル本数を同一にしておけば、コイルを均等に配置でき、コイルの集中がないため、コイルが巻き易く、コイルの通風冷却において、均等に冷却できるという効果がある。同一の本数でなくとも本実施形態における分散巻の構造をとることができることは言うまでもない。
この例は、ひとつのスロットに合計4本のコイルが挿入される。尚、ひとつのスロットに挿入されるコイルの合計本数が偶数の場合は、この実施例を応用することが可能である。
図4は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。次に示す事項の他は、上記実施例と同様である。
この例は、1つの固定子磁極91を構成するために周方向角度幅が電気角120度(ここでは2つのティース21)をなすようにコイルを2.5ターン巻回した後、最後に挿入したスロットから電気角180度(ここではティース21を3つ分)離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから、固定子磁極91を構成するコイルターンとは逆向きにコイルを同相の2.5ターン巻回して、他の固定子磁極92を構成したものである。ここで2.5ターン巻回したとは、コイルが挿入される2つのスロットの一方にコイルが2本、他方にコイルが3本挿入されていることを表している。各相すべてのコイルのコイル端部を両側均等に配置できるため、コイル端部の肥大化を防止できる。ここでは2.5ターンの例を示したが、半整数回のターン数であれば、本実施例を適用可能である。
尚、この例は、ひとつのスロットに合計5本のコイルが挿入される。ひとつのスロットに挿入されるコイルの合計本数が奇数の場合、この実施例を応用することが可能である。
図5は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。次に示す事項の他は、上記実施例と同様である。図においてコイルに施された矢印は、各相において2つのコイル系の電流のある時刻における向きを表している。
この例は、正巻きコイルと逆巻きコイルを分離して構成した例である。正巻きの固定子磁極91を構成するためにコイルをその周方向角度幅が電気角120度(ここでは2つのティース21)をなすように巻回して固定子磁極91を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角240度(ここではティース21を4つ分)離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから、固定子磁極91を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを2ターン巻回する。同様に、逆巻きの固定子磁極92を構成するために、前記正巻きのコイルで越えた電気角240度内に、正巻きの固定子磁極91とは位相が180度ずれるように、コイルをその周方向角度幅が電気角120度(ここでは2つのティース)に跨ってコイルを前記正巻きの前記固定子磁極とは逆巻きに巻回して逆巻きの固定子磁極92を構成するとともに、最後に挿入したスロットから電気角240度(ここではティース21を4つ分)離れたスロットから、固定子磁極92を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを巻回して、逆巻きコイルを構成する。
正巻きコイルと逆巻きコイルは直列接続されていることが好ましい。これにより、各相すべてのコイルのコイル端部を両側均等に配置できるため、コイル端部の肥大化を防止でき、またコイルが巻きやすく、量産性に優れている。
尚、この例は、ひとつのスロットに合計4本のコイルが挿入される。ひとつのスロットに挿入するコイルの合計本数が偶数の場合は、この実施例を応用することが可能である。
図6は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。次に示す事項の他は、上記実施例と同様である。図においてコイルに施された矢印は、各相において2つのコイル系の電流のある時刻における向きを表している。
この例は、図5の実施例に加え、第三のコイルであるU相コイル313,V相コイル323,W相コイル333を、正巻きおよび逆巻きのコイルターンそれぞれが挿入されている2つのスロットのいずれか一方に、電気角180度の位相差をなす波巻に巻回した例である。言わば分散巻き構造と分布巻き構造のハイブリッドになっており、分布巻きのメリットである高調波低減の特性をやや高めた構造になっている。
尚、この例は、ひとつのスロットに合計5本のコイルが挿入される。ひとつのスロットに挿入するコイルの合計本数が奇数の場合は、この実施例を応用することが可能である。
図7は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。次に示す事項の他は、上記実施例と同様である。図においてコイルに施された矢印は、各相において2つのコイル系の電流のある時刻における向きを表している。
図7は、正巻きコイルと逆巻きコイルを分離して構成した別の例である。正巻きの固定子磁極91を構成するためにコイルをその周方向角度幅が電気角120度(ここでは2つのティース21)をなすようにコイルを波巻に巻回し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角240度離れた(ここではティース21を4つ分)スロットから、固定子磁極91を構成するコイルターンと同じ向きに2つのコイルを波巻に巻回する。同様に、逆巻きの固定子磁極92を構成するために、前記正巻きのコイルで越えた電気角240度内に、正巻きの固定子磁極とは位相が180度ずれるように、コイルをその周方向角度幅が電気角120度をなすように波巻に巻回し、正巻きの固定子磁極をなす電気角240度(ここではティース21を4つ分)を越えたスロットから、固定子磁極92を構成するコイルターンと同じ向きに2つのコイルを波巻に巻回して、逆巻きコイルを構成する。2つのコイルは並列接続でも直列接続でも良いが、正巻きコイルと逆巻きコイルは直列接続されていることが好ましい。これにより、各相すべてのコイルのコイル端部を両側均等に配置できるため、コイル端部の肥大化を防止できる。またコイルを巻回するのではなく波巻で構成するので、コイルが巻きやすく、量産性に優れている。
尚、この例は、ひとつのスロットに合計4本のコイルが挿入される。ひとつのスロットに挿入するコイルの合計本数が偶数の場合は、この実施例を応用することが可能である。
図8は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。次に示す事項の他は、上記実施例と同様である。図においてコイルに施された矢印は、各相において2つのコイル系の電流のある時刻における向きを表している。
この例は、図7の実施例に加え、第三のコイルであるU相コイル313,V相コイル323,W相コイル333を、正巻きおよび逆巻きのコイルターンそれぞれが挿入されている2つのスロットのいずれか一方に、電気角180度の位相差をなす波巻に巻回した例である。言わば分散巻き構造と分布巻き構造のハイブリッドになっており、分布巻きのメリットである高調波低減の特性をやや高めた構造になっている。
尚、この例は、ひとつのスロットに合計5本のコイルが挿入される。ひとつのスロットに挿入するコイルの合計本数が奇数の場合は、この実施例を応用することが可能である。
図9は、本発明の一実施例をなす回転電機のコイルの巻き方の例を示す。次に示す事項の他は、上記実施例と同様である。図においてコイルに施された矢印は、各相において2つのコイル系の電流のある時刻における向きを表している。
この例は、図7の実施例を変形したものである。逆巻きのコイルの電流方向を逆にし、正巻きまたは逆巻きの一方の渡り線と、他方のコイルターンとの組み合わせによって2つのティース21を周回するように配置したものである。これにより、2つのティース21を取り囲むようなループ電流が構成可能である。
尚、この例は、ひとつのスロットに合計4本のコイルが挿入される。ひとつのスロットに挿入するコイルの合計本数が偶数の場合は、この実施例を応用することが可能である。
図10は、本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。以下に述べる事項の他は、上記実施例と同様である。
本実施例では、上記の分散巻構造とダブル三相構造を組み合わせた構造である。すなわち、図1で示した巻線群を2つ設け、互いに位相をずらして配置する。図10に示すように、ティース21の本数を電気角360度あたり12本にし、隣接するティース21間の電気角位相差が30度になるような構成にする。ティース21において半径方向外側の部分にひとつの三相交流系(三相系A)の分散巻構造の三相交流系コイルを配置し、半径方向内側の部分にさらにもうひとつの三相交流系(三相系B)の分散巻構造の三相交流系コイルを配置する。三相系Bは三相系Aに対して電気角で30度ずれた位置に配置し、並列に接続される。三相系A,Bともに各コイルは例えば4本のティースを束ねるように巻く。
図11は、本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。以下に述べる事項の他は、上記実施例と同様である。
三相系Aの巻線群と三相系Bの巻線群は電気回路素子として同等であることが望ましい。これにより、高調波電磁力は効果的に低減でき、また、発電機としてみたときの出力電流が均等になり、合成された出力電流におけるリップルを小さく抑えられる。そこで、図11に示すように、周方向に巻くコイルを半径方向にずらして斜めになるように配線する。すなわち、三相系Aの巻線群と三相系Bの巻線群は、それぞれ3つの相の固定子磁極を構成し、互いに電気角30度ずれている相の巻線は、当該相の巻線同士が互いに隣り合ったスロットに巻回されるとともに、コイルエンド部において互いに交わらないようにスロットの回転子に近い位置と回転子から遠い位置にそれぞれ挿入されている。こうすることにより、2つの三相系は互いに平等な電気回路特性を有するようになる。
図11は各コイルターンが4本のティースを巻く、すなわち周方向に電気角120度をなすように巻回されている例を示したが、図12に示すように3本のティースを巻く、すなわち周方向に電気角90度をなすように巻回しても良い。また図13に示すように、5本のティースを巻く、すなわち周方向に電気角150度をなすように巻回しても良い。
本実施例のように、分散巻構造の二重三相系を構成し、2つの三相系の電気角位相差を30度あるいはその近辺に設定することにより、電磁力に関する6次の時間高調波成分を効果的に低減でき、回転電機の騒音を大幅に低減できる。
図14は、本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。以下に述べる事項の他は、上記実施例と同様である。
図11では、ダブル三相構造をとるために、ティースの数を2倍にしたが、本実施例は、ティースの数はそのままで、すなわち、回転子1磁極当たりのティースが3本のままでダブル三相構造を実現する実施例である。図14にその一例を示す。基本となる分散巻構造をここでは一部変更してある。図14の三相系Aに示すU相コイルの実線で示した正巻きコイルは、3本のティースを巻き、逆巻きコイルは、2本のティースを巻く。一方、三相系Bに示すU相コイルの正巻きコイルは、ティースを2本巻き、逆巻きコイルは、ティースを3本巻く。ともに正巻きコイルと逆巻きコイルは同じスロットを共有し、その位置は三相系Aと三相系Bで同一の場所である。このときのU相コイルの巻き線図を図15に示す。三相系Aの正巻きコイル314と逆巻きコイル315,三相系Bの正巻きコイル317と逆巻きコイル316は図15に示したように波巻き状に巻かれている。このときの正巻きコイルと逆巻きコイルの巻き数は同数である。このときのU相コイルが拾う磁束量を位相を考慮してフェザー図で示したのが図16である。図中の数値6と2は、正巻きコイルと逆巻きコイルの巻き数を2にした場合の磁束量のフェザーの相対的な大きさを示す量であり、ベクトル演算により、三相系Aと三相系BのU相コイルが拾う磁束量のフェザーの電気角位相差は27.8度となる。30度よりややずれるが、このときの6次の時間高調波電磁加振力成分の低減率は、
(1+cos(6×27.8deg))/2=0.013
より、1.3%となり、十分な低減効果が得られ静音化が達成できる。
このように、U相コイル,V相コイルおよびW相コイルで形成される三相コイル系において、正巻きコイルと逆巻きコイルが巻くティースの数が異なる。本実施例によれば、ティースの数を2倍に増やさないで済むため、コイルが巻きやすいという効果がある。
ここで、ダブル三相系の相対角度が20度の場合は、
(1+cos(6×20deg))/2=0.25
40度の場合は、
(1+cos(6×40deg))/2=0.25
でともに6次の時間高調波電磁加振力成分の低減率は25%にすることができる。従って、ダブル三相系の相対角度は、20〜40度の領域に設定しておけば、6次の時間高調波電磁加振力成分の低減率を25%以下に抑えることができる。
同様な考えに基づく他の態様を図17〜図19に示す。これは図15の例に補助コイルを追加した例である。図18に示すように、コイルはすべて波巻き状に巻かれている。この場合も、6次の時間高調波電磁加振力成分の低減率は同じ値が得られ、上記実施例と同じ効果が得られる。
同様な考えに基づく他の態様を図20〜図22に示す。図17の三相系Bを変更した例である。図21に示すように、コイルはすべて波巻き状に巻かれている。この場合の、6次の時間高調波電磁加振力成分の低減率は、
(1+cos(6×32.2deg))/2=0.013
より、前述の実施例と同じ値が得られ、前述の実施例と同じ効果が得られる。
同様な考えに基づく他の態様を図23に示す。三相系Aと三相系Bのコイルを位置を少しシフトすることにより、三相系Aと三相系B間の電気角位相差を30度近くにもってくることができる。本実施例では、図24のフェザー図により、三相系Aと三相系B間の電気角位相差は、
43.9−16.1=27.8(deg)
となる。この場合の、6次の時間高調波電磁加振力成分の低減率は、
(1+cos(6×27.8deg))/2=0.013
となり、前述の実施例と同じ効果がある。図23のコイル配置は概念図を示しており、適宜コイルを半径方向に移動して、巻きやすくしても、6次の時間高調波電磁加振力成分は効果的に低減できることは言うまでもない。
上記のいずれの実施例も、電力電機用,産業用,家電用,自動車用などに幅広く使用されるモータ、発電機などの回転電機に適用することが可能である。幅広く様々な分野に応用が期待でき、大きいものでは、風力発電機,自動車駆動用,発電用回転電機,産業用回転電機,中型機では、産業用,自動車用補機などで使用される回転電機、小さいものでは、家電用,OA用機器などに使用される回転電機への適用が可能である。
例えば発電機に利用した場合の実施例を示す。上記のような二重三相系を構成することにより、よりリップルの少ない発電電流を得ることができる。
図25は、本発明の一実施例をなす空冷式の車両用交流発電機100の断面図を示す。回転子1にはシャフトの中心部に爪形磁極113とその中心部に界磁巻線112が配置される。シャフトの先端にはプーリ101が取り付けられており、その反対側には前記界磁巻線に給電するためのスリップリング109が設けられている。更に回転子1の爪形磁極113の両端面には回転と同期して回転する冷却ファンのフロントファン107Fとリアファン107Rから構成されている。また、爪磁極極113には永久磁石116が配置され界磁巻線磁束を増加させる補助励磁の役目を果たしている。一方、固定子2は固定子磁極91,92と固定子巻線から構成され、回転子1と僅かなギャップを介して対向配置されている。固定子2はフロントブラケット114とリアブラケット115によって保持され、両ブラケットと回転子1はベアリング102Fおよび102Rで回転可能に支持されている。先に述べたスリップリング109はブラシ108と接触し電力を給電される構成となっている。固定子巻線は上記実施例のように三相巻線で構成されており、それぞれの巻線の口出し線は、整流回路111に接続されている。整流回路111はダイオード等の整流素子から構成され、全波整流回路を構成している。例えばダイオードの場合、カソード端子はターミナル106に接続されている。また、アノード側の端子は車両用交流発電機本体に電気的に接続されている。リアカバー110は整流回路111の保護カバーの役割を果たしている。
次に、発電動作について説明する。エンジン(図示せず)と車両用交流発電機100は一般的にはベルトで連結されている。車両用交流発電機100はプーリ101でエンジン側とベルトで接続され、エンジンの回転と共に回転子1は回転する。回転子1の爪形磁極113の中心部に設けられた界磁巻線112に電流が流れることで、この爪形磁極113が磁化され、回転することで固定子巻線に三相の誘導起電力が発生する。その電圧は先に述べた整流回路111で全波整流され、直流電圧が発生する。この直流電圧のプラス側はターミナル106と接続されており、更にバッテリー(図示せず)と接続されている。詳細は省略するが、整流後の直流電圧はバッテリーを充電するのに適した電圧となるように、界磁電流は制御されている。
図26は、図25で示した巻線で構成される三相整流回路を示す。図26(a)は図1〜図9の実施例、図26(b)は図10以降の実施例に対応する。各相巻線は三相Y結線で接続されている。三相コイルの反中性点側の端子は図示したように6個のダイオードD1+〜D3−に接続されている。また、プラス側のダイオードのカソードは共通となっており、バッテリーのプラス側に接続されている。マイナス側のダイオード端子のアノード側は同様にバッテリーのマイナス端子に接続されている。
図26(b)において、電気的に独立した三相巻線のU1巻線とU2巻線の電圧は等しく電気的位相は30度ずれているため、電位の大きいところが選択され最終的には30度幅のリプルとなる。
尚、ここではスター結線の例を示したが、デルタ結線を採用しても良い。デルタ結線を採用した場合は、スター結線の場合に比べてコイル誘起電圧を11.5%高めることができるという効果が得られる。
尚、上記した実施例は、言い換えれば、単一の三相交流系の電流が流れる固定子コイルと、これを巻きつけるティース、ティースを流れる磁束を還流させるコアバックからなる固定子、およびティースに対向する磁極を有する回転子、で構成される回転電機において、各ティースに巻かれる固定子コイルが、U相コイルとV相コイル、あるいはV相コイルとW相コイル、もしくはW相コイルとU相コイルのみである回転電機である。
また、単一の三相交流系の電流が流れる固定子コイルと、これを巻きつけるティース、ティースを流れる磁束を還流させるコアバックからなる固定子、およびティースに対向する磁極を有する回転子、で構成される回転電機において、ティースにおいて半径方向外側の位置にU相コイル,V相コイルおよびW相コイルの集中巻コイル系を配置し、さらに半径方向内側の位置に先に述べた集中巻コイル系とは逆巻きのU相コイル,V相コイルおよびW相コイルの集中巻コイル系を配置し、これら2つの集中巻コイル系を各相毎に直列に接続する回転電機である。
また、U相コイル,V相コイルおよびW相コイルで形成される三相コイル系を2つもち、それぞれのコイル系統の電気角位相差を略30度、あるいは20度から40度の範囲内に設定した回転電機である。
図28は、本発明の一実施例をなす回転電機の概念図を示す。回転電機の一部を直線状に展開して示したものである。図28の上側の図は、回転電機を回転軸方向からみた図であり、下側の図は、内側の回転子側から半径方向外側にみた図になっている。以下に示す事項以外は、上記実施例と同様である。
回転子1および固定子2から構成され、回転子1には複数の回転子磁極11が装備され、固定子2には固定子の磁極を形成する複数のティース21が装備されている。ここでは電気角1周期に12枚のティース21を有する例について説明する。これらのティース21には3相コイルが巻かれ、図にはU相コイル31のみを示しており、V相コイルおよびW相コイルは、電機角で位相が120度遅れた位置に巻かれる。固定子のティース21は、電機角30度間隔で配置されているので、V相コイルおよびW相コイルは、U相コイル31に対して、固定子のティース21の4枚分ずらした位置に巻かれる。ここで、V相コイルとはU相コイルを流れる交流電流に対して位相が120度遅れた(240度進んだ)交流電流が流れるコイルと定義する。また、W相コイルとはU相コイルを流れる交流電流に対して位相が240度遅れた(120度進んだ)交流電流が流れるコイルと定義する。
実線はコイルが正巻き(ティースを内径側から見て時計方向巻き)されており、点線はそれとは反対の逆巻き(ティースを内径側から見て反時計方向巻き)されていることを意味する。図28には正巻きのコイルを回転子から遠い位置に巻いた場合を載せてあるが、回転子から近い位置に巻いても良い。図のように本実施例の固定子コイル構造は、2つの集中巻コイルを互いに電気角180度ずれた位置に2重に配置し、それぞれのU相コイル31同士を直列に接続した構造になっている。固定子2が回転子1に空隙を介して配置され、電気角幅360度領域内に、同相のコイルターンによって形成される6個の磁極を一グループとした2つの固定子磁極91,92にコイルが巻回され、固定子磁極91,92を形成するそれぞれのコイルターンのうち1ターン分は周方向角度幅が電気角180度であり、残りのコイルターンは周方向角度幅が電気角180度よりも狭い範囲に巻回されている。図28の例では、4個のティース21に巻回された形になっている。本例では4個のティース21に1ターンのみ巻回された例になっているが、複数ターン巻回してもよい。これら2つの固定子磁極91,92をなすコイルターンが互いに重ならないように設けられているとともに、個々の固定子磁極91,92が互いに逆極性をなすようにコイルターンが巻回されている回転電機である。
ここでは、2つの固定子磁極91,92をなすコイルターンが互いに電気角180度ずらして設けられている。そして、U,V,Wの3つの相の固定子磁極を構成し、それぞれ電気角60度ずつずらして配置されている(図28にはV、W相コイルは省略してある。なお、V相コイルはU相コイルよりもティース21の2枚分ずらして、U相コイルとは逆に巻く。これにより、+60度−180度=−120度となり、V相コイルはU相コイルよりも位相が120度遅れる。また、W相コイルは、U相コイルよりもティース21の4枚分ずらして、U相コイルと同じ向きに巻くため、U相コイルよりも2×60度=120度位相が進む。
本実施例における固定子コイルは、電気角360度以内に1つの集中巻コイルを設ける集中巻構造に比べて、回転子の磁束と鎖交する各コイルターンの回路面積が2倍であり、コイル利用効率は集中巻の2倍になっている。集中巻と同じ鎖交磁束を得るためには、ティースに巻くコイルターン数は、ある1本のティースに着目した場合、本実施例では、集中巻に比べて半分で済む。U相,V相,W相の各コイルは、集中巻に比べて2倍に分散されており、さらに、分布巻のように一様に全てのティースにコイルが巻かれた構造ではなく、全体にコイルは巻くものの、全体の2/3の数のティースに多重に巻かれ、残りの1/3の数のティースにはコイルは1ターンしか巻かれない。このため、集中巻や分布巻に比べて、コイルインダクタンスを低く抑えることができる。
さらに本実施例は、集中巻に比べて、コイルが2倍に分散配置されており、U相コイル,V相コイル、およびW相コイルは半分程度重複しながら巻かれているので、電機子反作用は集中巻に比べて周方向に比較的なめらかに分布することになり、高次の電磁力高調波成分が低減された構造になっている。このため、集中巻に比べると、より静かな回転電機として機能できる。
なお、図28の例は、固定子ティースが電気角30度毎に1本配置し、コイルターンが固定子ティース4枚分に多重に巻く方式であるが、これは、2枚,3枚、あるいは5枚の固定子ティースに多重に巻く方式でも可能である。
次に他の実施例について説明する。図28に示した実施例では電気角360度において、固定子に偶数ターンのコイルを巻回した例であるが、図29で示す実施例は、奇数ターンのコイルを巻回した例である。以下に述べる事項の他は、上記実施例と同様である。
本実施例は、図28の実施例に対して、固定子コイルの巻き方が異なる。図28の実施例は、正巻きと逆巻きの2種類のコイル31が巻かれており、それらが末端で直列接続された方式なのに対して、本実施例では、正巻きと逆巻きの2種類のコイル31が一筆書きで直接連結された巻き方になっている。図28の実施例では、正巻きコイル同士、あるいは逆巻きコイル同士が直接連結された形になっているため、電気角で180度の距離において無駄なコイル端部が生じるのに対して、本実施例は、正巻きコイルと逆巻きコイルが交互に接続されるため、無駄なコイル端部が生じず、コイルが実施例1に比べて有効に利用された形になっている。
ティース21の半径方向のコイル配置に関して、各相のコイルが電気回路的に平等になっていることは、均等な三相交流系を構成する上で非常に好ましい。
図30,図31は、図28の実施例、図29の実施例で示した固定子コイルが3相系をなすとき、すべての相のコイルが全周で電気回路的に平等になるためのコイル巻き方の位置実施例を示すものである。コイルは固定子の半径方向に斜めに巻かれているために、相の違いによる半径方向位置の不平等性がほとんど発生せず、コイルインダクタンスをほぼ均等にすることができる。
ここで示した4つの実施例はいずれも単一の3相系であるが、高調波電磁力による騒音低減のために、30度程度の位相差をもつ2重3相系を構成するのが効果的である。角度θを20度<θ<30度とする。2つの3相系U,V,W,U′,V′,W′を構成し、U′相コイルは、U相コイルに対して電気角θ位相を遅らせる。同様にV′相コイルは、V相コイルに対して電気角θ位相を遅らせ、W′相コイルは、W相コイルに対して電気角θ位相を遅らせる。図28〜図31に示した実施例で具体的に述べると、図28〜図31で示した固定子コイル31をU相コイルとして、固定子ティース21の1枚分右にずらした位置にU′コイルを同様に巻く。さらに3枚分右にずらした位置にVコイルを同様に巻く。さらに1枚分右にずらした位置にV′コイルを同様に巻く。さらに3枚分右にずらした位置にWコイルを同様に巻く。さらに1枚分右にずらした位置にW′コイルを同様に巻く。このようにして2重3相系を構成することができる。
上記実施例は、すなわち、周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、回転子に空隙を介して配置された固定子と、を有し、固定子は、回転子の磁極がなす電気角360度以内に、同相のコイルターン及び固定子コアによって形成される固定子磁極が2つ配置されるようにコイルが巻回され、それぞれの固定子磁極を形成する前記コイルターンは周方向角度幅が電気角180度領域に設定され、各角度領域の中央部より狭い角度領域に多重のコイルターンをもたせ、2つの固定子磁極をなすコイルターンが互いに重ならないように設けられているとともに、隣接する固定子磁極が互いに逆極性をなすようにコイルターンが巻回されている固定子と、を有する回転電機である。
好ましくは、固定子は、固定子磁極をなす2つのコイルターンが互いに電気角180度ずらして設けられている回転電機である。
また好ましくは、固定子は、3つの相の固定子磁極を構成し、それぞれ電気角120度ずつずらして配置されている回転電機である。
また好ましくは、固定子は、1つのコイルターンがなす多重のコイルターンの周方向角度幅が電気角90度、あるいは120度、もしくは150度である回転電機である。
また好ましくは、固定子は、各々のコイルターンの2つのスロット挿入部のうち、一方をスロットの回転子に近い位置に、他方をスロットの回転子から遠い位置に配置した回転電機である。
また好ましくは、固定子は、回転子の磁極によって定義される電気角360度以内に、2または2.5のターン数を有するコイルターンによって形成される同相の固定子磁極が2つ配置されるようにコイルが巻回されている回転電機である。
また好ましくは、固定子は、1つの固定子磁極を構成するために周方向角度幅が電気角180度をなすようにコイルを巻回した後、最後に挿入したスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから固定子磁極を構成するコイルターンとは逆向きに同相のコイルを巻回して他の固定子磁極を構成した回転電機である。
また好ましくは、固定子は、1つの固定子磁極を構成するために周方向角度幅が電気角180度をなすようにコイルを半整数回巻回した後、最後に挿入したスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから固定子磁極を構成するコイルターンとは逆向きに同相のコイルを巻回して他の固定子磁極を構成した回転電機である。
また好ましくは、固定子は、コイルをその周方向角度幅が電気角180度をなすように巻回して正巻きの固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入して正巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを巻回して次の正巻きの固定子磁極を構成するとともに、正巻きのコイルで越えた電気角180度内に、正巻きの固定子磁極とは位相が180度ずれるように、コイルをその周方向角度幅が電気角180度をなすように正巻きの固定子磁極とは逆巻きに巻回して逆巻きの固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入して、当該スロットから、逆巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを巻回して次の逆巻きの固定子磁極を構成した回転電機である。
また好ましくは、上記において、正巻きのコイル及び逆巻きのコイルとは異なる他のコイルを、正巻きおよび逆巻きのコイルターンそれぞれが挿入されている2つのスロットのいずれか一方に挿入するとともに、電気角180度の位相差をなす波巻に巻回した回転電機である。
また好ましくは、固定子は、コイルをその周方向角度幅が電気角180度をなすように波巻に巻回して正巻きの固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入して、正巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを波巻に巻回して次の正巻きの固定子磁極を構成するとともに、正巻きのコイルで越えた電気角180度内に、正巻きの固定子磁極とは位相が180度ずれるように、コイルをその周方向角度幅が電気角180度をなすようにコイルを正巻きの固定子磁極とは逆巻きに波巻に巻回して逆巻きの固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入して、逆巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを波巻に巻回して次の逆巻きの固定子磁極を構成した回転電機である。
また好ましくは、周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、上記の第1の巻線群と、第1の巻線群と同じ構造の第2の巻線群を有し、第1の巻線群と、第2の巻線群は、互いに電気角が20〜40度ずれるように配置されている固定子と、を有する回転電機である。
また好ましくは、上記において、第1の巻線群と第2の巻線群は、それぞれ3つの相の前記固定子磁極を構成し、第1の巻線群と第2の巻線群の互いに電気角20〜40度ずれている相の巻線は、当該相の巻線同士が互いに隣り合ったティースに巻回されるとともに、コイルエンド部において互いに交わらないようにスロットの回転子に近い位置と回転子から遠い位置にそれぞれ挿入されている回転電機である。また好ましくは、固定子は、電気角360度あたり12のスロットを有し、1つのコイルターンがなす周方向角度幅が電気角90度、あるいは120度、もしくは150度である回転電機である。
また好ましくは、周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、上記の第1の巻線群と、第1の巻線群と異なる構造の第2の巻線群を有し、第1の巻線群と、第2の巻線群は、互いに電気角が20〜40度ずれるように配置されているとともに、各スロットに挿入されているコイルの数が等しい固定子と、を有する回転電機である。
1 回転子
2 固定子
21 ティース
31,311,312,313 U相コイル
31A 三相系Aコイル
31B 三相系Bコイル
32,321,322,323 V相コイル
33,331,332,333 W相コイル
91,92 固定子磁極

Claims (16)

  1. 周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、
    前記回転子に空隙を介して配置された固定子と、を有し、
    前記固定子は、前記回転子の磁極がなす電気角360度以内に、同相のコイルターン及び固定子コアによって形成される固定子磁極が2つ配置されるようにコイルが巻回され、それぞれの固定子磁極を形成する前記コイルターンは周方向角度幅が電気角180度よりも小さいコイルターンであり、2つの前記固定子磁極をなす前記コイルターンが互いに重ならないように設けられているとともに、隣接する前記固定子磁極が互いに逆極性をなすように前記コイルターンが巻回されている固定子と、を有する回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、前記固定子磁極をなす2つの前記コイルターンが互いに電気角180度ずらして設けられている回転電機。
  3. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、3つの相の前記固定子磁極を構成し、それぞれ電気角60度ずつずらして配置されている回転電機。
  4. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、1つの前記コイルターンがなす周方向角度幅が電気角90度、あるいは120度、もしくは150度である回転電機。
  5. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、各々のコイルターンの2つのスロット挿入部のうち、一方をスロットの回転子に近い位置に、他方をスロットの回転子から遠い位置に配置した回転電機。
  6. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、前記回転子の磁極によって定義される電気角360度以内に、2または3のターン数を有するコイルターンによって形成される同相の固定子磁極が2つ配置されるようにコイルが巻回されている回転電機。
  7. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、1つの前記固定子磁極を構成するために周方向角度幅が電気角120度をなすようにコイルを巻回した後、最後に挿入したスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから前記固定子磁極を構成する前記コイルターンとは逆向きに同相のコイルを巻回して他の固定子磁極を構成した回転電機。
  8. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、1つの前記固定子磁極を構成するために周方向角度幅が電気角120度をなすようにコイルを半整数回巻回した後、最後に挿入したスロットから電気角180度離れたスロットに当該コイルを挿入し、当該スロットから前記固定子磁極を構成する前記コイルターンとは逆向きに同相のコイルを巻回して他の固定子磁極を構成した回転電機。
  9. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、コイルをその周方向角度幅が電気角120度をなすように巻回して正巻きの前記固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角240度離れたスロットに当該コイルを挿入して前記正巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを巻回して次の正巻きの前記固定子磁極を構成するとともに、前記正巻きのコイルで越えた電気角240度内に、前記正巻きの固定子磁極とは位相が180度ずれるように、コイルをその周方向角度幅が電気角120度をなすように前記正巻きの前記固定子磁極とは逆巻きに巻回して逆巻きの固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角240度離れたスロットに当該コイルを挿入して、当該スロットから、前記逆巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きにコイルを巻回して次の逆巻きの前記固定子磁極を構成した回転電機。
  10. 請求項9記載の回転電機であって、
    前記正巻きのコイル及び前記逆巻きのコイルとは異なる他のコイルを、正巻きおよび逆巻きのコイルターンそれぞれが挿入されている2つのスロットのいずれか一方に挿入するとともに、電気角180度の位相差をなす波巻に巻回した回転電機。
  11. 請求項1記載の回転電機であって、
    前記固定子は、コイルをその周方向角度幅が電気角120度をなすように波巻に巻回して正巻きの前記固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角240度離れたスロットに当該コイルを挿入して、前記正巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きに前記コイルを波巻に巻回して次の正巻きの前記固定子磁極を構成するとともに、前記正巻きのコイルで越えた電気角240度内に、前記正巻きの固定子磁極とは位相が180度ずれるように、コイルをその周方向角度幅が電気角120度をなすようにコイルを前記正巻きの前記固定子磁極とは逆巻きに波巻に巻回して逆巻きの固定子磁極を構成し、当該コイルが最後に挿入されたスロットから電気角240度離れたスロットに当該コイルを挿入して、前記逆巻きの固定子磁極を構成するコイルターンと同じ向きに前記コイルを波巻に巻回して次の逆巻きの前記固定子磁極を構成した回転電機。
  12. 周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、
    請求項1に記載の第1の巻線群と、前記第1の巻線群と同じ構造の第2の巻線群を有し、前記第1の巻線群と、前記第2の巻線群は、互いに電気角が20〜40度ずれるように配置されている固定子と、を有する回転電機。
  13. 請求項12記載の回転電機であって、
    前記第1の巻線群と第2の巻線群は、それぞれ3つの相の前記固定子磁極を構成し、
    前記第1の巻線群と第2の巻線群の互いに電気角20〜40度ずれている相の巻線は、当該相の巻線同士が互いに隣り合ったティースに巻回されるとともに、コイルエンド部において互いに交わらないようにスロットの回転子に近い位置と回転子から遠い位置にそれぞれ挿入されている回転電機。
  14. 請求項12記載の回転電機であって、
    前記固定子は、電気角360度あたり12のスロットを有し、1つの前記コイルターンがなす周方向角度幅が電気角90度、あるいは120度、もしくは150度である回転電機。
  15. 周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、
    請求項1に記載の第1の巻線群と、前記第1の巻線群と異なる構造の第2の巻線群を有し、前記第1の巻線群と、前記第2の巻線群は、互いに電気角が20〜40度ずれるように配置されているとともに、各スロットに挿入されているコイルの数が等しい固定子と、を有する回転電機。
  16. 周方向に複数の磁極が設けられた回転子と、
    前記回転子に空隙を介して配置された固定子と、を有し、
    前記固定子は、前記回転子の磁極がなす電気角360度以内に、同相のコイルターン及び固定子コアによって形成される固定子磁極が2つ配置されるようにコイルが巻回され、それぞれの固定子磁極を形成する前記コイルターンは周方向角度幅が電気角180度領域に設定され、各角度領域の狭い角度領域に多重のコイルターンをもたせ、2つの前記固定子磁極をなす前記コイルターンが互いに重ならないように設けられているとともに、隣接する前記固定子磁極が互いに逆極性をなすように前記コイルターンが巻回されている固定子と、を有する回転電機。
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