JP2009245570A - ベースの製造方法及びディスク・ドライブ装置の製造方法 - Google Patents

ベースの製造方法及びディスク・ドライブ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低密度気体が封入されるHDDにおいて、ディスクの振動を効果的に抑制すると共に、ベースからの低密度気体の漏れをより確実に防ぐ。
【解決手段】本実施形態のHDDの密閉された筐体内には、ヘリウム・ガスが封入されている。ベース102には、シュラウド21が一体的に形成されている。ベース製造は、ダイキャスト工程を経た後に、シュラウドの磁気ディスク対向面211を切削により加工する。これにより、シュラウドの磁気ディスク対向面と磁気ディスク外周端との間のギャップを小さくかつ正確な寸法とする。シュラウドと密閉性を保証する外壁23a〜23dとが独立に形成されているシュラウドを切削加工することで磁気ディスクの振動を抑制すると共に、そのための外壁内面232a〜232dの切削を不要とし、ヘリウム・リークの危険性を低減する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベースの製造方法及びディスク・ドライブ装置の製造方法に関し、特に、密閉された筐体内に低密度気体が封入されるディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるベースの製造方法に関する。
近年のハードディスク・ドライブ(HDD)は、大容量・高記録密度、さらには高速アクセスに対する要求から、磁気ディスクを高速回転させ、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)を高速駆動させている。このため、少なからず、空気の乱れ(風乱)が生じ、磁気ディスクやHGAに振動が発生する。
この風乱振動は、高密度に記録された磁気ディスク上のデータにヘッドを位置決めする際の大きな障害となる。風乱の発生はランダムであり、その大きさや周期を予測することは難しく、迅速かつ正確な位置決め制御は複雑で、困難なものとなるためである。また、風乱振動は騒音の要因ともなり装置の静粛性を損なう要因ともなる。
高速回転に伴う装置内の空気の作用で発生する問題としては、上記以外に消費電力の増加がある。磁気ディスクを高速で回転させると、その近傍の空気も一緒に引きずられて回転する。一方、磁気ディスクから離れた空気は静止しているため、この間にせん断力が発生し、ディスク回転を止めようとする負荷となる。これは風損と呼ばれ、高速回転になればなるほど大きくなる。この風損に逆らって高速回転を行うには、モータは大きな出力を必要とし、大きな電力を必要とする。
ここで、風乱による磁気ディスクのフラッタ振動を抑制するため、磁気ディスクの外周端近傍にシュラウドを配置することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。シュラウドと磁気ディスクの外周との間のギャップを小さくすることによって、磁気ディスクの回転による旋回流の乱れを低減し、磁気ディスクのフラッタ振動を低減することができる。
この他、前記風乱及び風損は装置内部の気体の密度に比例することに着目し、密封されたHDD内において、空気の代わりに低密度の気体を封入して風乱や風損を低減しようとするアイデアがある。空気より低密度の気体としては、水素やヘリウムなどが考えられるが、実使用を考慮すると、効果が大きく、安定していて安全性の高いヘリウムが最適と考えられる。ヘリウム・ガスを密閉したHDDでは、上記問題を解決し、迅速かつ正確な位置決め制御、省電力、良好な静粛性を実現できる。
しかし、ヘリウムは、その分子がきわめて小さく、拡散係数は大きい。そのため、通常のHDDに用いられている筐体では密閉性が低く、通常使用中にヘリウムが簡単に漏出してしまうという課題があった。そこで、ヘリウム・ガスなどの低密度の気体を密封可能にすべく、例えば、下記特許文献2のような従来例が提案されている。
特開2000−322870号公報 特開2007−280555号公報
ヘリウム・ガスを封入されたHDDにおいても、風乱による磁気ディスクのフラッタ振動を抑制するためには、磁気ディスク外周端とその外周端に対向する壁との間のギャップをできるだけ小さくすることが好ましい。シュラウドにより、磁気ディスクのフラッタ振動を抑制する場合、シュラウドと磁気ディスクとの間のギャップを小さくするために、磁気ディスクに対向するシュラウドの面が、高精度に位置決めされていることが必要である。
しかし、上記特許文献1に開示されている技術のように、ベースとは別の部品としてシュラウドを形成する場合、そのシュラウドを高い位置決め精度においてベース内に配置することは困難である。現在の磁気ディスクのトラック・ピッチは非常に小さく、このようなシュラウドの位置決めの誤差が存在する場合、高精度なヘッド・ポジショニングに十分なほど磁気ディスクのフラッタ振動を抑制することは難しい。
シュラウドの高い位置精度を得るためには、シュラウドをベースと一体に形成することが好ましい。例えば、ベースの外壁をシュラウドとして使用することができる。ベースの外壁の厚みを厚くし、外壁の内面を磁気ディスクの外周端に沿った形状とすることで、磁気ディスク外周端と外壁内面とのギャップを小さくすることができる。
典型的には、ベースは、アルミ合金のダイキャストにより製造される。しかし、ダイキャストは加工精度が高くはない。また、鋳物を金型から取り出すためにドラフト・アングルが必要である。このため、磁気ディスクが複数存在する場合、外壁内面と磁気ディスク外終端とのギャップは、磁気ディスクの位置によって異なる値となる。
従って、磁気ディスク外終端と外壁内面との間のギャップを所望の小さい値とするためには、磁気ディスクと対向する面に対して切削加工を施すことが必要となる。ここで、ダイキャストにおいて問題となるのは、収縮による引け巣の発生である。引け巣は、ダイキャストにより形成されたベースの内部に形成される小さな孔であり、低密度気体のリークの原因となる。収縮は、肉厚が大きく不均一であるほど大きく、引け巣も発生しやすい。
引け巣はダイキャストで製造されたベースの内部に生成され、ベースの表面には存在しない。この緻密な表面の層をスキン層と呼ぶ。低密度気体は、スキン層を通過することができないため、スキン層が存在すれば、低密度気体のリークを防ぐことができる。しかし、上述のように、ベース外壁の内側面を切削加工した場合、スキン層が除去され、引け巣が形成されている内部層が露出する。これは、筐体内の低密度ガスが外壁を通過して外部にリークする可能性を増加させる。
本発明の一態様は、密閉された筐体内に低密度気体が封入されるディスク・ドライブ装置に使用されるベースの製造方法である。この製造方法は、底と、密閉性を確保するために前記底の周囲を囲むように前記底から立ち上がっている外壁と、前記外壁に囲まれた空間内において前記外壁から離間しているシュラウドと、を有する鋳物を、ダイキャストにより形成する。前記ダイキャストにより形成された前記シュラウドのディスク対向面の少なくとも一部を、切削により除去する。ディスクの回転中心から前記ディスク対向面を射影した前記外壁の内面領域の少なくとも一部に対して、切削加工を施すことなく前記ダイキャストにより形成された表面を維持する。これにより、ベースからの低密度気体の漏れを、より確実に防ぐことができる。
好ましくは、前記外壁の内面領域の全領域に対して、切削加工を施すことなく前記ダイキャストにより形成された表面を維持する。これにより、ベースからの低密度気体の漏れを、より確実に防ぐことができる。
前記ディスク対向面の全領域を切削により除去することが好ましい。あるいは、前記ディスク対向面は、前記底の底面から垂直に立ち上がっていることが好ましい。これにより、風乱によるディスクの振動を、より効果的に抑制することができる。
前記ディスク対向面の反対面は、切削加工を施されることなく前記ダイキャストにより形成された表面が維持されていることが好ましい。これにより、ベース製造効率を上げることができる。
前記外壁の内面の内、ランプ設置面以外の領域は、切削加工を施されることなく前記ダイキャストにより形成された表面が維持されていることが好ましい。これにより、ランプの高精度な位置決めを実現すると共に、ベースからの低密度気体の漏れを、より確実に防ぐことができる。
あるいは、前記外壁の内面の全領域は、切削加工を施されることなく前記ダイキャストにより形成された表面が維持されていることが好ましい。これにより、ベースからの低密度気体の漏れを、より確実に防ぐことができる。
本発明の他の態様に係るディスク・ドライブ装置の製造方法は、前記請求項1に記載の製造方法によりベースを製造し、前記ベース内に、ディスク、ヘッド・スライダとアクチュエータのアセンブリを固定し、前記ベースの内部空間に空気よりも密度が小さい低密度気体を注入し、カバーを前記ベースに接合する。これにより、低密度気体が封入される密閉筐体を有するディスク・ドライブ装置において、風乱によるディスクの振動を効果的に抑制すると共に、ベースからの低密度気体の漏れをより確実に防ぐことができる。
さらに、前記シュラウドを挟んで前記ディスクの反対側にある前記外壁と前記シュラウドとの間の空間に除塵フィルタを配置することが好ましい。これにより、塵埃除去の能力の高いフィルタを筐体内に配置することができる。
本発明によれば、低密度気体が封入される密閉筐体を有するディスク・ドライブ装置において、風乱によるディスクの振動を効果的に抑制すると共に、ベースからの低密度気体の漏れをより確実に防ぐことができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。本実施形態においては、ディスク・ドライブ装置一例として、ハードディスク・ドライブ(HDD)について説明する。
本形態のHDDは、密閉された筐体を有しており、その筐体内に空気よりも密度が小さい低密度気体が封入される。典型的な低密度気体はヘリウム・ガスである。低密度気体を筐体内に封入することにより、磁気ディスクやアクチュエータの風乱や風損を低減し、迅速かつ正確な位置決め制御、省電力、良好な静粛性を実現することができる。
本形態において、密閉筐体の一部を構成するベースには、磁気ディスクの外周に沿った形状の面を有するシュラウドが一体的に形成されている。本形態のベースの製造は、ダイキャスト工程を経た後に、ベースに対して切削加工を施す。特に、本形態の特徴的な点として、シュラウドの磁気ディスク対向面を切削により加工する。これにより、シュラウドの磁気ディスク対向面と磁気ディスク外周端との間のギャップを小さくかつ正確な寸法とし、その結果、磁気ディスクの回転におけるフラッタ振動をより効果的に抑えることができる。
ダイキャストにおいては、ベースを金型から引き抜くために、ベースの各部にドラフト・アングルを付けることが必要となる。このため、ダイキャスト工程直後、シュラウドの磁気ディスク対向面はベース底面にから垂直に立っておらず、所定のドラフト・アングルを有している。
このため、磁気ディスク対向面と磁気ディスク外周端との間の距離は、スピンドル軸方向において均一ではなく、また、磁気ディスク対向面と磁気ディスク外周端との距離を小さくすることができない。シュラウドの磁気ディスク対向面を切削加工することで、磁気ディスク対向面と磁気ディスクとの距離を均一化し、ドラフト・アングルに対するマージンが不要となり、磁気ディスク対向面と磁気ディスクとの間のギャップをより小さくすることができる。
一方、本形態の特徴的な点として、シュラウドとベースの外壁(密閉性を保証する外壁)との間に空間が存在し、本形態のベースは、シュラウドと外壁とが独立である構造を有している。ダイキャストにおいて問題となるのは、収縮による引け巣の発生である。引け巣は、ダイキャストにより形成されたベースの内部に形成される小さな孔であり、低密度気体のリークの原因となる。収縮は、肉厚が大きく不均一であるほど大きく、引け巣も発生しやすい。
引け巣はダイキャストで製造されたベースの内部に生成され、ベースの表面には存在しない。この緻密な表面の層をスキン層と呼ぶ。低密度気体は、スキン層を通過することができないため、スキン層が存在すれば、低密度気体のリークを防ぐことができる。しかし、例えば、ベース外壁の内側面を切削加工した場合、スキン層が除去され、引け巣が形成されている内部層が露出する。これは、筐体内の低密度ガスが外壁を通過して外部にリークする可能性を増加させる。よって本形態の特徴的な点であるシュラウドとベースの外壁(密閉性を保証する外壁)との間に空間が存在している本形態のベースは、シュラウドと外壁とが独立である構造を有しているので、リークの可能性を低減するのに有利である。
すなわち、本形態のベースの製造は、磁気ディスクのフラッタ振動を抑制するため、シュラウドの磁気ディスク対抗面を切削し、磁気ディスクとシュラウドとの間のギャップを小さくかつ均一にすることを可能とし、上述のように、本形態のベースにおいて、シュラウドと密閉性を保証する外壁とが独立に形成されているため、シュラウドの表面を切削して引け巣が露出しても、ベース内から外壁を通って低密度気体がリークすることはない。
ベース外壁を厚くしてシュラウドを外壁の一部として形成するのではなく、このように、シュラウドを外壁と別に形成し、かつ、それらの間に空間を形成することで、シュラウドを切削加工して磁気ディスクのフラッタ振動を効果的に抑制すると共に、そのための外壁内面の切削を不要とし、外壁内面の切削面積を小さくすることで低密度気体のリークの危険性を低減することができる。
以下において、本形態のベース及びその製造方法について、より具体的に説明する。まず、本形態のHDDの全体について説明する。図1は、本実施形態に係る密封型HDD1の構成を模式的に示す分解斜視図である。HDD1は、ヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)10と、HDA10の外部底面に固定された制御回路基板50とを有している。制御回路基板50は、外部ホストとのインターフェース・コネクタ501を有している。HDA10は、ベース102、内側カバー103、そして、外側カバー104を有している。これらが筐体の主要部品となる。内側カバー103は、ガスケット(図1において不図示)を介してベース102にネジ201a〜201fによって固定されており、ベース102と内側カバー103とが形成する内部の空間内には、HDA10を構成する他の構成部品が収容されている。
図2を参照して、HDA10を構成する構成部品ついて説明を行う。筐体内の各構成要素の動作は、制御回路基板50上の制御回路が制御する。図2は、ベース102内の構成部品を示す上面図である。ヘッド・スライダ105は、ヘッド素子部と、そのヘッド素子部がその面上に形成されているスライダとを備えている。ヘッド素子部は、記録素子及び/又は再生素子を有する。ヘッド素子部は、外部ホスト(不図示)との間で入出力されるデータのため、データを記憶するディスクである磁気ディスク101へアクセスする(読み出しあるいは書き込み)。
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持し、それを移動する。アクチュエータ106は揺動軸107に回動自在に保持されており、駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109によって駆動される。アクチュエータ106及びVCM109のアセンブリは、ヘッド・スライダ105の移動機構である。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を支持するサスペンション110と、サスペンションを支持するアーム111とを有している。サスペンション110とヘッド・スライダ105とによって、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)を構成する。
磁気ディスク101は、ベース102に固定されたスピンドル・モータ(SPM)103により、スピンドル軸181を中心として、所定の角速度で回転される。磁気ディスク101を挟んで、アクチュエータ106の反対側に、シュラウド21がある。シュラウド21は磁気ディスク101の外周に沿って連続して形成されており、ベース102に一体的に形成されている。シュラウド21とベース外壁との間に空間に除塵フィルタ121が配置されている。磁気ディスク101の回転により生ずる気流が除塵フィルタ121を通過し、このとき、筐体内の塵埃が除塵フィルタ121により捉えられ、磁気ディスク101周辺の塵埃が除去される。シュラウド21を含むベース102の構造については、後に詳述する。
磁気ディスク101へのアクセスのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上空にヘッド・スライダ105を移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を一定のギャップを置いて浮上する。
磁気ディスク101の回転が停止するときには、アクチュエータ106はランプ115に退避する。このとき、ヘッド・スライダ105は、磁気ディスク上になく、その外側に位置する。尚、ヘッド・スライダ105がデータ書き込み/読み出し処理を行わない場合に、磁気ディスク101の内周に配置されているゾーンに退避するCSS(Contact Start and Stop)方式に、本発明を適用することも可能である。
図1に戻って、本形態のHDA10の筐体は密閉筐体であり、密閉性はベース102と外側カバー104によって確保される。筐体内部には、空気よりも密度が小さい低密度気体が封入される。これによって、磁気ディスク101の回転やアクチュエータ106の回動による風乱、風損を抑制する。
使用する低密度気体は、水素やヘリウムが考えられるが、効果が大きく、安定していて安全性の高いヘリウムが最適であり、以下においてはヘリウムを例として説明する。また、HDD1は、取り外し可能な内側カバー103と、ヘリウム・ガスの漏れを防ぐ外側カバー104とを有しており、製造工程におけるリワークを容易とすると共に、最終製品としてHDD1からヘリウム・ガスが漏れ出ることを効果的に防止することができる。
HDD1の製造は、各構成部品を個別に製造し、それらを組み立てる。具体的には、製造したヘッド・スライダ105を製造したサスペンション110に固着してHGAを製造する。その後、HGAにアーム111及びVCMコイルを固定して、アクチュエータ106とヘッド・スライダ105とのアセンブリであるヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)を製造する。製造されたHSAの他、SPM108、磁気ディスク101、そして筐体内における塵埃を収拾する除塵フィルタ121などを、製造したベース102内に実装し、内側カバー103をネジ201a〜201fによってベース102に固定する。本形態はこのベース102の製造方法に特徴を有しており、この点については後に詳述する。
内側カバー103は、ステンレス、アルミニウム、真鍮などの板材で形成される。ガスケットが内側カバー103の全周に設けられており、ヘリウム・ガスを仮密封できる構造となっている。内側カバー103をネジ201a〜201fにより固定した後、内側カバー103とベース102とが構成する空間内にヘリウム・ガスを注入する。ヘリウム・ガスが仮封入された状態において制御回路基板50を実装し、HDD1の動作検査を行う。この検査工程においては、外側カバー104はまだ接合されていない。内側カバー103はネジ201a〜201fよって固定されているに過ぎず、簡単に取り外すことができるため、検査工程後のリワーク処理を妨げることはない。
検査工程が終了すると、内側カバー103とベース102とが構成する空間内にヘリウム・ガスを再注入し、ベース102に外側カバー104が接合される。筐体内のヘリウム・ガスが漏れる可能性が高い箇所として、ベース102と外側カバー104の接合箇所が挙げられる。当該箇所を完全に密封すべく、ベース102側壁の上部と外側カバー104とを、レーザ溶接あるいは半田接合する。好ましくは、溶接を使用する。このように、ベース102と外側カバー104により、ヘリウム・ガスに対する筐体の密閉性が確保される。
レーザ溶接あるいは半田接合を行う場合は、その耐久性・信頼性やコストの観点から、ベース102と外側カバー104の材料を選定する必要があり、例えば、アルミニウム・ダイキャストで成型したベース102及びプレスあるいは切削により形成されたアルミニウムの外側カバー104、あるいは、銅とマグネシウムの含有量が比較的少ないアルミニウム合金からダイキャストで形成したベース102及びプレスあるいは切削により形成されたアルミニウムの外側カバー104が選定されるのが好ましい。
以下において、ベース102の構造及びその製造方法について、具体的に説明する。図3はベース102の構造を示す斜視図、図4はベース102の構造を示す平面図である。である。ベース102は箱状体であり、略四角形の底22の周囲に4つの外壁23a〜23dが形成されている。外壁23a〜23dは、ベース102周囲の各辺において、底22から立ち上がっている。底22と外壁23a〜23dとは一体的である。また、これらは連続して形成されており、ベース102の内と外とをつなぐ隙間は存在しない。
外壁23a〜23dの上面にはリッジ231a〜231dが形成されており、外側カバー104は、このリッジ231a〜231dに溶接により接合される。筐体の密閉性を確保するため、リッジ231a〜231dは連続しており、ベース102内の空間を囲んでいる。リッジ231a〜231dの内側にネジ孔が形成されており、これらのネジ孔には、内側カバー103を固定するネジ201a〜201fが嵌合する。このように、内側カバー103はリッジ231a〜231dの内側に固定され、内側カバー103を覆うように外側カバー104がリッジ231a〜231d上面に溶接される。
ベース102内の底面221上に、シュラウド21が形成されている。シュラウド21は外壁23a〜23dから離間しており、外壁23a〜23dとは独立して形成されている。シュラウド21は、磁気ディスク101を挟んで、アクチュエータ106と反対側に位置する。シュラウド21と外壁23aとの間にある空間241、シュラウド21と外壁23bとの間の間隙242a、そして、シュラウド21と外壁23dとの間の間隙242bは、筐体内におけるヘリウム・ガスの流路となっている。なお、空間241の一部は、シュラウド21と外壁23bあるいは23dとの間の空間でもある。
磁気ディスク101の回転により、ベース102内のヘリウム・ガスは、間隙242aから空間241内に入る。空間241を通過したヘリウム・ガスは、間隙242bを通って、アクチュエータ106へ向かって流れていく。上述のように、空間241内には除塵フィルタ121が配置される。
シュラウド21を挟んで磁気ディスク101の反対側にある外壁23aとシュラウド21との間には、ベース102内の他の領域と比較して大きな空間241が存在し、また、速い気流が生成される。ヘリウム・ガスは空気よりも軽いため集塵力が空気よりも劣るが、空間241には集塵面積の大きい除塵フィルタ121を配置することができるので、ヘリウム・ガスを使用することによる集塵性能の低下を補償することができる。
シュラウド21の磁気ディスク対向面211は、磁気ディスク101の外周端に沿った円弧形状を有しており、磁気ディスク101の外周形状と相似である。このため、磁気ディスク101の円周方向において、磁気ディスク外終端とシュラウド21の磁気ディスク対向面211との間のギャップは略同一である。図5(a)は、図4のV−V切断線における断面図であり、図5(b)は、シュラウド21の断面形状及びシュラウド21と磁気ディスク101a、101bとの位置関係を模式的に示す図であり、図5(a)における点線円内の拡大図である。
図5(b)に示すように、磁気ディスク対向面211は、ベース102内の底面221から略垂直に立ち上がっている。このため、HDD1が複数の磁気ディスク101を有する場合、いずれの磁気ディスク101a、101bの外終端と磁気ディスク対向面211との間のギャップGは略同一である。
シュラウド21の磁気ディスク対向面211は、ベース102内の底面221から略垂直に立ち上がっているのに対して、磁気ディスク対向面211の反対面(裏面)212は、底面221の法線との間にドラフト・アングルαを有している。具体的には、反対面212は、磁気ディスク対向面211に向かって傾いており、その傾き角がドラフト・アングルαである。
本形態のベース102は、ダイキャストにより製造する。金型からベース102を引き抜くために、ベース102の底22から突出するシュラウド21と外壁23a〜23dは、所定のドラフト・アングルを有する。また、ダイキャストの製造精度には限界があるため、本形態のベース製造は、ダイキャスト工程の後に、ベース102の所定部分に対して切削加工を施す。
具体的には、シュラウド21の磁気ディスク対向面211に切削加工を施し、磁気ディスク対向面211の表面を削除して、そのドラフト・アングルを0とする。ベース102のダイキャスト工程においては、切削加工後の磁気ディスク101a、101bの外終端と磁気ディスク対向面211との間のギャップが、ギャップGとなるように金型を設計する。
これにより、磁気ディスク対向面211が底面221から垂直に立ち上がり、各磁気ディスク101の外周端と磁気ディスク対向面211との間のギャップを、高精度に、所望の値にすることができる。好ましくは、磁気ディスク101の外周端と磁気ディスク対向面211との間のギャップは、0.30mm以下、好ましくは、0.15mm〜0.30mmとなるように、シュラウド21を形成する。
シュラウド21の磁気ディスク対向面211の切削加工は、磁気ディスク対向面211に切削用の刃を押し当て、上から下にその刃を移動することによって、磁気ディスク対向面211を削りとる。具体的には、スピンドル軸181方向において、底面221に向かって刃を移動する。スピンドル軸181及びアクチュエータ106の揺動軸は底面221の法線に平行であるので、磁気ディスク対向面211を底面221に対して略垂直な面とすることができる。
磁気ディスク対向面211は、その全領域が、底面221に対して略垂直であることが好ましい。そのため、初期位置において、切削用の刃をシュラウド21の上面に配置し、磁気ディスク対向面211の全面を切削加工する。これにより、磁気ディスク対向面211の全面を、より正確に、底面221に対して略垂直とすることができる。設計が許す場合には、磁気ディスク対向面211の一部のみを切削加工してもよい。この場合でも、ダイキャストのみで磁気ディスク対向面211を形成する場合と比較して、磁気ディスク対向面211と磁気ディスク101の外周端との間のギャップを、より正確な値とすることができる。
図5(b)に示すように、シュラウド21の反対面212は、ドラフト・アングルαを有している。本形態において、反対面212は切削加工の対象ではなく、ダイキャストにより形成された面が最表面である。反対面212は磁気ディスク101と対向しておらず、ヘリウム・ガスの気流の通路を画定しているにすぎないため、高精度の加工を必要としていないからである。これにより、ベース102の製造効率の低下を抑えることができる。また、製造効率を高めるため、シュラウド21においては磁気ディスク対向面211のみを切削し、反対面212を含む他の面は切削することなくダイキャストによる面を表面とすることが好ましい。
シュラウド21の反対面212は、磁気ディスク対向面211に沿った円弧形状を有している。ベース102の底面221に平行な断面において、シュラウド21の厚みWは一定である。この厚みは、磁気ディスク101の半径方向におけるシュラウド21の寸法である。反対面212がドラフト・アングルαを有しているため、スピンドル軸181方向において底面221から離れるにつれて、シュラウド21の厚みはわずかずつ減少する。
このように、ドラフト・アングルの影響を除けば、シュラウド21の厚みは均一である。ダイキャストにおいては、その製造に適した肉厚が存在する。緻密(少ない引け巣)であり、より精度の高いダイキャストのためには、肉厚が所望の値であり、かつ均一であることが好ましい。本形態のシュラウド21は、上述のような形状を有しており、ダイキャスト特性の向上に寄与する。
本形態のベース102は、磁気ディスク101のフラッタ振動を抑制する壁面が、外壁23a〜23dから離間しているシュラウド21に形成されている。そのため、磁気ディスク101のフラッタ振動抑制のために、外壁23a〜23dの内面232a〜232dに高度な加工を施す必要はない。本形態のベース製造は、磁気ディスク101の回転中心(スピンドル軸181)からシュラウド21の磁気ディスク対向面211を射影した外壁の内面232a〜232d上の領域(シュラウド対向領域)に、切削加工を施すことがない。この領域は、図4において、外壁の内面232a〜232cのうち、2本の点線で画定される連続領域である。そのため、ダイキャストにより形成された表面が、その領域の表面となっている。
切削加工は、ダイキャストにより形成された緻密な表層を除去するため、内部の引け巣が露出する可能性がある。外壁23a〜23dは筐体の密閉性を確保する部分であり、その内面に232a〜232dおいて引け巣が露出することは、ベース102からヘリウム・ガスが漏れ出る危険性を高めることになる。本形態のように、シュラウド21を外壁23a〜23dと独立に設け、外壁23a〜23dに対する磁気ディスク101のフラッタ振動抑制のための切削加工を不要することで、ヘリウム・ガスのリークの可能性を、より小さくすることができる。
また、シュラウド21を外壁23a〜23dと独立に形成することで、外壁23a〜23dの厚みを、ダイキャスト工程に適した値にすることができる。これにより、ダイキャスト特性の向上に寄与する。なお、設計によっては、外壁23a、23b、23d内のシュラウド対向領域の一部を切削加工してもよい。しかし、ヘリウム・ガスのリークの可能性をできるだけ小さくするためには、外壁の内面232a〜232dにおける切削領域はできるだけ小さいことが好ましく、切削領域がないことが最も好ましい。従って、シュラウド対向領域の全領域が、ダイキャスト後に切削加工されておらず、ダイキャストによる表面が、シュラウド対向領域の表面のままであることが好ましい。
同様に、ヘリウム・ガス・リークの可能性をできるだけ小さくするためには、外壁23a〜23dの内面全領域において、ダイキャストによる面が表面であることが好ましい。しかし、ダイキャストの加工精度には限界があり、ベース102内に部品を高精度に位置決めして設置する必要がある場合、その設置面は切削の高い加工精度が要求される。具体的には、外壁の内面232a〜232dにおいて、ランプ115を設置する面235a、235bを切削加工する。アクチュエータ106のロード/アンロード動作を高精度に行うため、ランプ115も高精度に位置決めされていることが必要とされるからである。
従って、外壁の内面232a〜232dの内の切削加工領域は、多くともランプ115の設置面235a、235bのみであり、少なくともそれ以外の領域は切削加工が施されてないことが好ましい。また、CSSタイプのHDDは、ランプを有していないため、外壁の内面232a〜232dの全領域の表面が、ダイキャストにより形成された表面であることが好ましい。これにより、ヘリウム・ガスのリークの可能性を、より小さくすることができる。
最後に、ベース102の製造工程を、図6のフローチャートを参照して説明する。まず、予め用意されている金型に、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の液体を流し込み、鋳物のベース(製造途中のベース)を製造する(S11)。鋳造したベースを金型から取り出し、所定の部分に切削加工を施す(S12)。具体的には、シュラウド21の磁気ディスク対向面211を切削加工する。その後、切削加工したベースの表面に、電着塗装により保護膜を形成する(S13)。その後、さらに、必要な領域を切削加工する(S14)。具体的には、底面221におけるSPM108の設置面や、ランプ設置面235a、235bなどに切削加工を施す。以上により、最終製品としてHDD1に実装されるベース102が完成する。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、本発明はHDDに特に有用であるが、それ以外のディスク・ドライブ装置に適用してもよい。シュラウドは、アクチュエータと反対側に一つの連続した磁気ディスク対向面を有することが好ましいが、複数の離間した磁気ディスク対向面を有する、あるいは、上記例と異なる位置にシュラウドを形成してもよい。
本実施形態に係る密封型HDD1の構成を模式的に示す分解斜視図である。 本実施形態に係るベース内の構成部品を示す上面図であり、HDDの筐体のカバーがない状態の上面図を示している。 本実施形態に係るベースの構造を示す斜視図である。 本実施形態に係るベースの構造を示す平面図である。 図4のIII−III切断線における断面図及びその一部拡大図である。 本実施形態に係るベースの製造工程を示すフローチャートである。
符号の説明
1 密閉されたハードディスク・ドライブ、21 シュラウド、22 底
23a〜23d 外壁、50 制御回路基板、101 磁気ディスク、102 ベース
103 内側カバー、104 外側カバー、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 揺動軸、110 サスペンション
111 アーム、115 ランプ、121 除塵フィルタ、181 スピンドル軸
201a〜201f ネジ、211 磁気ディスク対向面、212 反対面
221 底面、231a〜231d リッジ、232a〜232d 外壁内面
235a、235b ランプ設置面、241 シュラウド21と外壁23aとの間の空間
242a、242b シュラウド21と外壁23b、23dとの間の間隙
501 インターフェース・コネクタ

Claims (9)

  1. 密閉された筐体内に低密度気体が封入されるディスク・ドライブ装置に使用されるベースの製造方法であって、
    底と、密閉性を確保するために前記底の周囲を囲むように前記底から立ち上がっている外壁と、前記外壁に囲まれた空間内において前記外壁から離間しているシュラウドと、を有する鋳物を、ダイキャストにより形成し、
    前記ダイキャストにより形成された前記シュラウドのディスク対向面の少なくとも一部を、切削により除去し、
    ディスクの回転中心から前記ディスク対向面を射影した前記外壁の内面領域の少なくとも一部に対して、切削加工を施すことなく前記ダイキャストにより形成された表面を維持する、
    ベースの製造方法。
  2. 前記外壁の内面領域の全領域に対して、切削加工を施すことなく前記ダイキャストにより形成された表面を維持する、
    請求項1に記載のベースの製造方法。
  3. 前記ディスク対向面の全領域を切削により除去する、
    請求項1に記載のベースの製造方法。
  4. 前記ディスク対向面は、前記底の底面から垂直に立ち上がっている、
    請求項1に記載のベースの製造方法。
  5. 前記ディスク対向面の反対面は、切削加工を施されることなく前記ダイキャストにより形成された表面が維持されている、
    請求項1に記載のベースの製造方法。
  6. 前記外壁の内面の内、ランプ設置面以外の領域は、切削加工を施されることなく前記ダイキャストにより形成された表面が維持されている、
    請求項1に記載のベースの製造方法。
  7. 前記外壁の内面の全領域は、切削加工を施されることなく前記ダイキャストにより形成された表面が維持されている、
    請求項1に記載のベースの製造方法。
  8. 前記請求項1に記載の製造方法によりベースを製造し、
    前記ベース内に、ディスク、ヘッド・スライダとアクチュエータのアセンブリを固定し、
    前記ベースの内部空間に空気よりも密度が小さい低密度気体を注入し、
    カバーを前記ベースに接合する、
    ディスク・ドライブ装置の製造方法。
  9. さらに、前記シュラウドを挟んで前記ディスクの反対側にある前記外壁と前記シュラウドとの間の空間に除塵フィルタを配置する、
    請求項8に記載のディスク・ドライブ装置の製造方法。
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