JP2019008857A - ベースおよびディスク駆動装置 - Google Patents

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靖高 猪野
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Abstract

【課題】ベース鋳造の離型時に壁部の外面が矩形で内面が円弧状の場合、壁部に部分的に厚みの薄い肉薄部が生じる。肉薄部に傾斜面を設けると、厚みが極めて薄くなり溶融金属を行き渡らせることが困難となる。【解決手段】ディスク駆動装置のベース12は、底板部41と壁部とを有する。壁部は、肉厚部61と肉薄部62とを有する。肉厚部の内面は、底板部から軸方向に離れるにつれて中心軸から径方向外側へ離れる第1傾斜面71を有する。肉薄部の内面は、底板部から軸方向に離れるにつれて中心軸から径方向外側へ離れ、かつ、第1傾斜面よりも径方向内側へ突出する第2傾斜面72を有する。軸方向に対する第2傾斜面の傾斜角度は、軸方向に対する第1傾斜面の傾斜角度よりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、ベースおよびディスク駆動装置に関する。
従来、ハードディスクドライブ等のディスク駆動装置が知られている。ディスク駆動装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、ディスクに対して情報の読み取りおよび書き込みを行うヘッドと、それらを支持するベースとを有する。従来のディスク駆動装置用のベースについては、例えば、特開2009−245570号公報に記載されている。当該公報では、ベースとなる鋳物をダイキャストにより形成した後、シュラウドのディスク対向面を、切削により除去している。
特開2009−245570号公報
ベースを鋳造により形成するときには、金型内に溶融金属を流し込んで硬化させる。そして、金型を開いて、硬化後のベースを金型から離型する。これにより、底板部と壁部とを有する鋳造品のベースが形成される。このとき、壁部の側面が、離型の向きと完全に平行に延びていると、金型と壁部との間の摩擦抵抗が大きくなって、離型が困難となる。このため、壁部の側面は、離型の向きに対して僅かに傾斜した傾斜面とされる。
ただし、ベースの壁部の外面が矩形で内面が円弧状の場合、壁部に部分的に厚みの薄い肉薄部が生じる。このような肉薄部に上述した傾斜面を設けると、壁部の当該肉薄部の厚みが、極めて薄くなる。そうすると、ベースの鋳造時に、当該肉薄部に、溶融金属を行き渡らせることが困難となる。特に、近年では、ディスク駆動装置の小型化の要求が強い。小型のディスク駆動装置に用いられるベースでは、上記の問題が特に顕著となる。
本発明の目的は、鋳造後のベースを金型から容易に離型させることができ、かつ、ベースの鋳造時に、肉薄部に溶融金属を行き渡らせやすくできる技術を提供することである。
本願の第1発明は、ディスク駆動装置に用いられ、上下に延びる中心軸を中心としてディスクを回転させるモータを支持する鋳造品のベースであって、前記中心軸に対して垂直に拡がる底板部と、前記底板部の周縁部から上方へ向けて延びる壁部と、を有し、前記壁部は、肉厚部と、前記肉厚部よりも径方向の厚みが薄い肉薄部と、を有し、前記肉厚部の内面は、前記底板部から軸方向に離れるにつれて前記中心軸から径方向外側へ離れる第1傾斜面を有し、前記肉薄部の内面は、前記底板部から軸方向に離れるにつれて前記中心軸から径方向外側へ離れ、かつ、前記第1傾斜面よりも径方向内側へ突出する第2傾斜面を有し、軸方向に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、軸方向に対する前記第1傾斜面の傾斜角度よりも小さい。
本願の第1発明によれば、壁部の内面が、底板部から軸方向に離れるにつれて中心軸から径方向外側へ離れるように傾斜している。これにより、鋳造後のベースを、金型から容易に離型させることができる。また、第2傾斜面が第1傾斜面よりも径方向内側へ突出している。このため、ベースの鋳造時に、肉薄部に金属が行き渡り易くなる。
図1は、ディスク駆動装置の縦断面図である。 図2は、ベースの上面図である。 図3は、ベースの部分斜視図である。 図4は、ベースの部分上面図である。 図5は、ベースの部分縦断面図である。 図6は、変形例に係るベースの部分縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、ディスクを回転させるモータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、中心軸に直交する方向を「径方向」、中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ベースに対してカバー側を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るベースおよびディスク駆動装置の使用時の向きを限定する意図はない。
<1.ディスク駆動装置の構成>
図1は、一実施形態に係るディスク駆動装置1の縦断面図である。
このディスク駆動装置1は、中央に円孔を有する円板状の磁気ディスク14を回転させながら、磁気ディスク14に対して情報の読み取りおよび書き込みを行う装置である。図1に示すように、ディスク駆動装置1は、スピンドルモータ11、ベース12、カバー13、磁気ディスク14、アクセス部15、および回路基板16を有する。
スピンドルモータ11は、磁気ディスク14を支持しながら、中心軸9を中心として磁気ディスク14を回転させる装置である。スピンドルモータ11は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、ベース12およびカバー13に対して相対的に静止する。回転部3は、静止部2に対して回転可能に支持される。
静止部2は、ステータ支持部21、ステータ22、および軸受ユニット23を有する。ステータ支持部21は、中心軸9の周囲において、軸方向に円筒状に延びる。ステータ支持部21は、スピンドルモータ11の一部であるとともに、ベース12の一部でもある。ステータ22は、磁性体であるステータコア221と、複数のコイル222とを有する。ステータコア221は、ステータ支持部21の外周面に固定されている。ステータコア221は、径方向外側へ向けて突出する複数のティースを有する。複数のコイル222は、それぞれ、ティースに巻かれた導線により構成される。軸受ユニット23は、ステータ支持部21の内周面に固定される。軸受ユニット23は、回転部3側のシャフト31を、回転可能に支持する。軸受ユニット23には、例えば、流体動圧軸受機構が用いられる。
回転部3は、シャフト31、ハブ32、およびロータマグネット33を有する。シャフト31は、中心軸9に沿って延びる柱状の部材である。シャフト31の下端部は、軸受ユニット23の内部に収容される。ハブ32は、シャフト31の上端部の周縁部から、径方向外側へ向けて拡がる。磁気ディスク14は、中心軸9に対して垂直な姿勢で、ハブ32に固定される。ロータマグネット33は、ステータ22の径方向外側において、ハブ32に固定される。ロータマグネット33には、例えば、円環状の磁石が用いられる。ロータマグネット33の内周面には、N極とS極とが周方向に交互に着磁されている。
このようなスピンドルモータ11において、コイル222に駆動電流が供給されると、ステータコア221の複数のティースに磁束が生じる。そして、ティースとロータマグネット33との間の磁束の相互作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。回転部3が回転すると、ハブ32に支持された磁気ディスク14も、中心軸9を中心として回転する。
ベース12は、スピンドルモータ11およびアクセス部15を支持する略板状の部材である。ベース12は、金型に金属を流し込んで硬化させることによって得られる、いわゆる鋳造品である。ベース12の材料となる金属には、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられる。
図2は、ベース12の上面図である。図1および図2に示すように、ベース12は、上述したステータ支持部21、底板部41、壁部42、およびピボットポスト43を有する。底板部41は、スピンドルモータ11の回転部3、磁気ディスク14、およびアクセス部15の下方において、中心軸9に対して垂直に拡がる。上面視における底板部41の形状は、矩形状である。ステータ支持部21の下端部と、底板部41とは、互いに繋がっている。壁部42は、底板部41の周縁部から上方へ向けて延びる、矩形かつ筒状の部位である。ピボットポスト43は、後述するアーム151の揺動の中心となる位置において、底板部41の上面から上方へ、円柱状に突出する。
ベース12の壁部42のより詳細な形状については、後述する。
カバー13は、ベース12の壁部42の上端面に支持される。ベース12の上部の開口は、カバー13によって覆われる。ベース12とカバー13とは、例えば、ねじ止めで固定される。スピンドルモータ11の回転部3、磁気ディスク14、およびアクセス部15は、ベース12とカバー13とで構成される筐体の内部に収容される。
アクセス部15は、アーム151と、アーム151の先端に設けられたヘッド152と、揺動機構153とを有する。アーム151は、ベース12のピボットポスト43に、軸受を介して取り付けられる。揺動機構153は、アーム151およびヘッド152を揺動させるための機構である。揺動機構153を駆動させると、アーム151は、ピボットポスト43を中心として揺動する。これにより、ヘッド152が、磁気ディスク14の記録面に沿って移動する。ヘッド152は、磁気ディスク14の上面および下面に対向し、磁気ディスク14に対して情報の読み取りおよび書き込みを行う。
なお、ヘッド152は、磁気ディスク14に対して情報の読み取りおよび書き込みのいずれか一方のみを行うものであってもよい。また、ディスク駆動装置1は、2枚以上の磁気ディスク14を有するものであってもよい。また、ディスク駆動装置1は、光ディスクを回転させる装置であってもよい。
回路基板16は、ベース12の底板部41の下面に固定される。回路基板16には、例えば、柔軟性の小さい、いわゆるリジッド基板が用いられる。回路基板16には、ディスク駆動装置1の駆動に必要な電気回路が実装されている。電気回路は、スピンドルモータ11を動作させための回路であってもよく、揺動機構153を動作させるための回路であってもよく、あるいは、種々の信号を検出するための回路であってもよい。回路基板16の上面には、電気回路を構成する複数の電子部品161が搭載される。なお、回路基板16は、柔軟性の大きい、いわゆるフレキシブルプリント基板(図示省略)を介して、スピンドルモータ11のコイル222と接続されている。
<2.壁部の詳細な形状>
続いて、ベース12の壁部42のより詳細な形状について説明する。
図2に示すように、本実施形態のベース12は、上面視において短辺121と長辺122とを有する矩形状である。以下では、ベース12の短辺121と平行な方向を「短辺方向」と称する。また、ベース12の長辺122と平行な方向を「長辺方向」と称する。
壁部42は、上面視において、ベース12の外端縁に沿った矩形状の外面420を有する。一方、壁部42の内面は、円弧内面421と矩形内面422とを有する。円弧内面421は、上面視において、中心軸9を中心とする円弧状の面である。矩形内面422は、上面視において、外面420の一部分と略平行に延びる矩形状の面である。円弧内面421と矩形内面422とは、長辺方向に隣接する。スピンドルモータ11の回転部3および磁気ディスク14は、円弧内面421の径方向内側に収容される。アクセス部15は、矩形内面422の内側に収容される。
ベース12の鋳造時には、まず、金型内の空洞に溶融金属を流し込んで硬化させる。そして、金型を開いて、硬化後のベース12を金型から軸方向に離型する。このとき、金型からベース12を離型しやすくするために、円弧内面421および矩形内面422は、軸方向に対して僅かに傾斜する傾斜面となっている。具体的には、円弧内面421は、底板部41から軸方向上側へ離れるにつれて、徐々に中心軸9から径方向外側へ離れるように傾斜する。また、矩形内面422も、底板部41から軸方向上側へ向かうにつれて、矩形内面422の内側の空間が徐々に拡がるように傾斜する。これにより、円弧内面421および矩形内面422が軸方向に延びる場合よりも、離型時の摩擦抵抗が低減される。
壁部42は、円弧内面421の径方向外側に、複数の肉厚部61と複数の肉薄部62とを有する。肉厚部61は、壁部42のうち、ベース12の短辺121と長辺122との境界部を中心とした部分である。すなわち、肉厚部61は、矩形状の壁部42の角部付近の外面420と、円弧内面421との間に位置する。肉薄部62は、壁部42のうち、中心軸9と短辺方向に重なる位置を中心とした部分、および、壁部42のうち、中心軸9と長辺方向に重なる位置を中心とした部分である。肉薄部62の径方向の厚みは、肉厚部61の径方向の厚みよりも薄い。
図3は、肉薄部62付近におけるベース12の部分斜視図である。図4は、肉薄部62付近におけるベース12の部分上面図である。図5は、図4中のA−A位置から見たベース12の部分縦断面図である。図3〜図5に示すように、肉厚部61の内面は、第1傾斜面71を有する。また、肉薄部62の内面は、第2傾斜面72を有する。すなわち、円弧内面421は、複数の第1傾斜面71と、複数の第2傾斜面72とを有する。図2に示すように、第1傾斜面71は、上面視において、中心軸9を通り矩形の外面420の頂点を通る仮想線L1と、円弧内面421との交点を含む。第2傾斜面72は、上面視において、中心軸9を通り矩形の外面420の短辺または長辺に直交する仮想線L2と、円弧内面421との交点を含む。
上述の通り、第1傾斜面71および第2傾斜面72は、いずれも、底板部41から軸方向上側へ離れるにつれて、徐々に中心軸9から径方向外側へ離れるように、軸方向に対して傾斜する。ただし、軸方向に対する第2傾斜面72の傾斜角度は、軸方向に対する第1傾斜面71の傾斜角度よりも小さい。また、第2傾斜面72は、第1傾斜面71よりも径方向内側へ突出している。このようにすれば、第2傾斜面72が径方向内側へ突出していない場合と比べて、肉薄部62の径方向の厚みが増加する。したがって、ベース12の鋳造時に、肉薄部62に溶融金属が行き渡りやすくなる。その結果、肉薄部62に凹みや空洞などの鋳造不良が生じることを抑制できる。
ここで、図5に示すように、軸方向に対する第1傾斜面71の傾斜角度をθ1とする。また、軸方向に対する第2傾斜面72の傾斜角度をθ2とする。傾斜角度θ1,θ2が小さ過ぎると、鋳造後の離型抵抗が大きくなる。このため、傾斜角度θ1,θ2は、例えば、1.5°以上とすることが好ましい。一方、傾斜角度θ2が大き過ぎると、肉薄部62の上端部付近の径方向の厚みを厚くすることが困難となる。このため、傾斜角度θ2は、例えば、2.5°以下とすることが好ましい。すなわち、傾斜角度θ1,θ2は、次の不等式(1),(2)の双方を満たしていることが好ましい。
θ2<θ1 (1)
1.5°≦θ2≦2.5° (2)
肉薄部62の周方向の範囲は、肉厚部61の周方向の範囲よりも小さい。したがって、第2傾斜面72の周方向の範囲は、第1傾斜面71の周方向の範囲よりも狭い。このように、本実施形態では、傾斜角度の小さい第2傾斜面72よりも、傾斜角度の大きい第1傾斜面71の方が広くなっている。これにより、鋳造後のベース12を、金型からより容易に離型させることができる。
また、本実施形態では、第2傾斜面72が、肉薄部62の軸方向の途中から、肉薄部62の上端まで延びている。このようにすれば、第2傾斜面72が肉薄部62の下端から延びる場合よりも、第2傾斜面72の径方向内側に、径方向の空間を確保しやすくなる。したがって、第2傾斜面72と、磁気ディスク14の外周部との間に、径方向の空間を確保しやすくなる。その結果、第2傾斜面72と磁気ディスク14との間の空気抵抗を抑え、磁気ディスク14を円滑に回転させることができる。
また、本実施形態では、第2傾斜面72が、肉薄部62の軸方向の中央位置よりも下側から、肉薄部62の上端まで延びている。このようにすれば、肉薄部62のうち、第1傾斜面71よりも径方向内側へ突出する部分を広く確保できる。したがって、ベース12の鋳造時に、肉薄部62に金属がより行き渡り易くなる。なお、上述した「肉薄部62の軸方向の中央位置」は、肉薄部62の上端と、底板部41の上面との間の軸方向の中央位置を指すものとする。
また、図3および図4に示すように、円弧内面421は、複数の接続面73を有する。各接続面73は、第1傾斜面71と第2傾斜面72との間に位置し、第1傾斜面71と第2傾斜面72とを周方向につなぐ。本実施形態では、接続面73が、径方向に延びる段差面ではなく、径方向に対して傾斜したテーパ面となっている。すなわち、第1傾斜面71と第2傾斜面72とが、直角または鋭角の角が無い滑らかな面で接続されている。このようにすれば、磁気ディスク14の回転時における、第2傾斜面72付近の空気抵抗を抑えることができる。したがって、円弧内面421の一部分を突出させているにも拘わらず、ディスク駆動装置1の駆動時の騒音を抑制できる。
<3.変形例>
以上、一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
図6は、一変形例に係るベース12Aの部分縦断面図である。上記の実施形態では、第2傾斜面72が、肉薄部62の軸方向の途中から、肉薄部62の上端まで延びていた。これに対し、図6の例では、第2傾斜面72Aが、肉薄部62Aの軸方向の下端から上端まで延びている。このようにすれば、上記の実施形態よりも、第1傾斜面71Aに対する第2傾斜面72Aの径方向内側への突出を、大きくすることができる。すなわち、肉薄部62Aの径方向の厚みを、より増加させることができる。したがって、ベース12Aの鋳造時に、肉薄部62Aに溶融金属を、より行き渡りやすくすることができる。
また、ディスク駆動装置に含まれるスピンドルモータの構造は、上記の実施形態と相違していてもよい。例えば、静止したシャフトの周りでハブが回転する、いわゆる軸固定型のスピンドルモータであってもよい。
また、各部品の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態および変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、ベースおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2 静止部
3 回転部
9 中心軸
11 スピンドルモータ
12,12A ベース
13 カバー
14 磁気ディスク
15 アクセス部
16 回路基板
21 ステータ支持部
22 ステータ
23 軸受ユニット
31 シャフト
32 ハブ
33 ロータマグネット
41 底板部
42 壁部
43 ピボットポスト
61 肉厚部
62,62A 肉薄部
71,71A 第1傾斜面
72,72A 第2傾斜面
73 接続面
121 短辺
122 長辺
151 アーム
152 ヘッド
153 揺動機構
161 電子部品
221 ステータコア
222 コイル
420 外面
421 円弧内面
422 矩形内面
L1 仮想線
L2 仮想線
θ1 傾斜角度
θ2 傾斜角度

Claims (9)

  1. ディスク駆動装置に用いられ、上下に延びる中心軸を中心としてディスクを回転させるモータを支持する鋳造品のベースであって、
    前記中心軸に対して垂直に拡がる底板部と、
    前記底板部の周縁部から上方へ向けて延びる壁部と、
    を有し、
    前記壁部は、
    肉厚部と、
    前記肉厚部よりも径方向の厚みが薄い肉薄部と、
    を有し、
    前記肉厚部の内面は、前記底板部から軸方向に離れるにつれて前記中心軸から径方向外側へ離れる第1傾斜面を有し、
    前記肉薄部の内面は、前記底板部から軸方向に離れるにつれて前記中心軸から径方向外側へ離れ、かつ、前記第1傾斜面よりも径方向内側へ突出する第2傾斜面を有し、
    軸方向に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、軸方向に対する前記第1傾斜面の傾斜角度よりも小さいベース。
  2. 請求項1に記載のベースであって、
    前記第2傾斜面は、前記肉薄部の下端または軸方向の途中から、前記肉薄部の上端まで延びるベース。
  3. 請求項2に記載のベースであって、
    前記第2傾斜面は、前記肉薄部の軸方向の途中から、前記肉薄部の上端まで延びるベース。
  4. 請求項3に記載のベースであって、
    前記第2傾斜面は、前記肉薄部の軸方向の中央位置よりも下側から、前記肉薄部の上端まで延びるベース。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のベースであって、
    前記軸方向に対する前記第2傾斜面の傾斜角度は、1.5°以上かつ2.5°以下であるベース。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のベースであって、
    前記壁部の外面は矩形状であり、
    前記壁部の内面は、前記中心軸を中心とする円弧状の円弧内面を有し、
    前記第2傾斜面は、前記中心軸を通りかつ前記外面に直交する仮想線と、前記円弧内面との交点を含むベース。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のベースであって、
    前記第2傾斜面の周方向の範囲は、前記第1傾斜面の周方向の範囲よりも、狭いベース。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のベースであって、
    前記壁部の内面は、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とを周方向につなぐ接続面をさらに有し、
    前記接続面は、径方向に対して傾斜したテーパ面であるベース。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のベースと、
    前記中心軸を中心として前記ディスクを回転させるモータと、
    前記ディスクに対して情報の読み取りおよび書き込みの少なくとも一方を行うヘッドと、
    前記ベースの上部を覆うカバーと、
    を有するディスク駆動装置。
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