JP2005327407A - 回転円板型記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
回転円板型記憶装置において、ボイスコイルにかかる面外加振力によるボイスコイルの曲げ振動やねじり振動を低減し、騒音の低減を図ると共に大容量化を可能とすること。
【解決手段】
回転円板型記憶装置1は、回転円板記録媒体2と、回転円板記録媒体2に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッド3と、一側にヘッド3を搭載し且つ回動可能なアクチュエータ5と、アクチュエータ5を駆動するボイスコイルモータ11とを備える。ボイスコイルモータ11は、アクチュエータ5の他側に設置したボイスコイル7と、ボイスコイル7に対向して配置したマグネット9とを備える。マグネット9は、アクチュエータ回転中心6に対して遠方となるマグネット外周部15の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部15をボイスコイル7と交差するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転円板型記憶装置に係り、ヘッドを搭載したアクチュエータをボイスコイルモータで駆動する回転円板型記憶装置に好適なものである。
回転円板型記憶装置の一例である磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを搭載したアクチュエータを駆動することにより磁気ディスク上の情報の記録、再生を行なうための磁気ヘッドの位置決めを行なっている。このアクチュエータの駆動源としては、アクチュエータの一端に配置されたボイスコイルと、このボイスコイルに対向する位置に設置されたマグネットと、マグネットの磁場回路を形成するボイスヨーク部材とから構成されるボイスコイルモータが用いられる。アクチュエータは、ボイスコイルモータのボイスコイルに印加された電流と、マグネット及びボイスヨーク部材により形成された磁場回路とにより推力モーメントが得られるようになっている。
従来の磁気ディスク装置において、ボイスコイルに発生する推力モーメントをボイスコイル移動範囲内で均一にする構造として、特公昭61−46901号公報(特許文献1)に開示された磁気ディスク装置がある。
この磁気ディスク装置は、マグネットをボイスコイルの移動方向と直角の長さが中央部から縁部に向かって長くなるように成形することで、ボイスコイルの移動方向と直角方向の長さが中央部から縁部に向かって長くなるように成形している。この構造により、ボイスコイル移動範囲端部で小さくなる傾向のある推力モーメントをボイスコイル移動範囲で均一化しようとするものである。
特公昭61−46901号公報
ボイスコイルモータでは、アクチュエータを駆動するための推力モーメントが発生すると同時に、アクチュエータの回動軸と平行な方向の力が付随してボイスコイルに発生する。この力、つまり、ボイスコイルに印加する電流によって形成される平面(コイル面と呼ぶ)に垂直な力は、アクチュエータの回転中心に対してトルクを発生させ、ボイスコイルの曲げ振動やねじり振動が生じる。これらの振動は、騒音の発信源となる。さらには、これらの振動はヘッド位置決めの阻害要因となるため、位置決め精度を高くすることが困難となり、大容量の磁気ディスク装置を実現できないという問題が生じていた。
また、マグネットの磁極変化部近辺、またはマグネットの外端近辺からの磁力線は、コイル面に対して垂直とならないため、推力に寄与する磁束が減少する。そのため、マグネットの磁極変化部近辺またはマグネットの外端近辺では、推力モーメントが減少して、アクチュエータ先端のヘッドを高速に回転移動することができず、磁気ディスク装置の高速アクセス化が困難となっていた。
特許文献1の磁気ディスク装置では、ボイスコイル移動範囲の端部で推力モーメント発生に寄与する磁束が減少し推力モーメントが減少してしまうのを改善するため、ボイスコイルの移動方向と直角方向となるマグネット長さを長くすることで、ボイスコイル移動範囲端部での推力モーメント減少を補い、ボイスコイル移動範囲で推力モーメントの均一化を図っている。
しかし、ボイスコイル移動範囲端部での推力モーメント発生に寄与する磁束密度が小さいことは、コイル面に垂直な磁束が減少し、コイル面に垂直でない磁束が増大することを意味する。ボイスコイルモータのボイスコイルに電流を印加することで、コイル面に垂直でない磁束は、コイル面の法線方向の力が発生させる。この力は、ボイスコイルモータのボイスコイルを加振する力となり、騒音発生や磁気ディスク装置の記録容量の増大の阻害要因の一つとなる。つまり、ボイスコイル移動範囲端部での推力モーメント減少を補うための特許文献1では、ボイスコイル移動範囲の中央部から端部に向かってマグネット長さを長くすることで、ボイスコイル移動範囲端部においてボイスコイルモータのボイスコイルを加振する力も大きくなるという課題が生じていた。
従来技術の課題について、図8から図10を用いてさらに具体的に説明する。図8は従来の磁気ディスクに用いるボイスコイルモータの要部を概略的に示す平面図、図9は図8のA−A断面図、図10は図8のB−B断面図を用いてそのボイスコイルモータのボイスコイルが移動した際の推力モーメントの変化を説明する図である。
先端部に磁気ヘッドを保持するアクチュエータ5は、ボイスコイルモータ11を駆動源としている。ボイスコイルモータ11は、アクチュエータ回転中心6に対して磁気ヘッド3と対向する位置に具備するボイスコイル7と、このボイスコイル7のコイル面に平行に設置したマグネット9と、マグネット9による磁気回路を形成するボイスヨーク部材10とから構成されている。
そして、ボイスコイルモータ11は、マグネット9による磁気回路に存在するボイスコイル7に矢印19(図8参照)のように電流を印加することで磁気ヘッドを目標の半径位置に移動させるために必要な推力モーメントを発生する。磁気ディスク装置では、推力モーメント発生箇所はボイスコイル7とマグネット9とがオーバーラップする部分16a、16bであり、左右両側に二箇所存在する(図8参照)。二箇所の推力モーメント発生個所でのボイスコイル7にかかる磁束の向き20は、逆となるようにマグネット9の極性を逆としている(図10(a)及び図10(b)参照)。ここで、図10(a)及び図10(b)に示すボイスコイル7の断面部分に流れる電流の方向も逆であるため、マグネット9とボイスコイル7との二箇所のオーバーラップ領域16a、16bでは同一方向の推力モーメントが発生する。従って、二箇所のオーバーラップ領域16a、16bの推力モーメントの合計がボイスコイル7全体の推力モーメントとなる。
磁気ディスク装置の記録容量増大のためには、磁気ディスク2におけるデータエリアを広範囲にとる必要があり、ボイスコイル7の一側がマグネット9の磁極変化部8の近辺(図8及び図10に示す位置C)、又はマグネット9の外端近辺(図8及び図10に示す位置C)まで、ボイスコイル7の両側が移動するようにしている。これらの近辺では図10(c)に示すように推力モーメントに寄与する磁束の大きさは小さくなるため、二箇所のオーバーラップ領域16a、16bが共に小さな推力モーメントとなる。一方、それらの位置の中間部では、推力モーメントに寄与する磁束の大きさは大きくなり、二箇所のオーバーラップ領域16a、16bが共に大きな推力モーメントとなる。そのため、ボイスコイル移動範囲で推力モーメントが均一とならず、マグネット9の磁極変化部8、又はマグネット9の外端近辺では高速に磁気ヘッドを回転移動することができないと共に、振動発生の要因ともなっていた。
また、マグネット9の磁極変化部8付近の推力モーメントに寄与する磁束の減少は、コイル面に平行な磁束によるコイル面に垂直な力(面外加振力と定義する)の増加を意味するので、この面外加振力の増大は騒音や位置決めの阻害要因となっていた。
本発明の目的は、ボイスコイルにかかる面外加振力によるボイスコイルの曲げ振動やねじり振動を低減し、騒音の低減を図ると共に大容量化を可能とする回転円板型記憶装置を実現することにある。
本発明の他の目的は、ボイスコイルモータの推力モーメントをボイスコイル移動範囲で均一とし、ヘッドを高速で回転移動して精度良く位置決めを行なう高速アクセス化を可能とする回転円板型記憶装置を実現することである。
なお、本発明のその他の目的と有利点は以下の記述から明らかにされる。
本発明は、アクチュエータの回動軸に対して遠方となるマグネットの外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部をボイスコイルと交差するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第1の態様は、回転円板記録媒体と、前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、前記マグネットは、アクチュエータ回転中心に対して遠方となるマグネット外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部を前記ボイスコイルと交差するようにした回転円板型記憶装置である。
本発明の第2の態様は、回転円板記録媒体と、前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、前記ボイスコイルは円形及び楕円形を含む概略円形に形成され、前記マグネットは、アクチュエータ回転中心に対して遠方となるマグネット外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部を前記ボイスコイルと交差するようにした回転円板型記憶装置である。
本発明の第3の態様は、回転円板記録媒体と、前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、前記マグネットは、前記ボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を備え、前記ボイスコイルの移動に伴って、一方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が減少する形状とした回転円板型記憶装置である。
本発明の第4の態様は、回転円板記録媒体と、前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットと、前記マグネットと磁場回路を形成するためのボイスヨーク部材とを備え、前記マグネットは、前記ボイスコイルの移動範囲において、前記ボイスコイルと交差するマグネット外周が前記ボイスコイルに印加した電流の方向に対して略法線となるように形成した回転円板型記憶装置である。
本発明によれば、ボイスコイルにかかる面外加振力によるボイスコイルの曲げ振動やねじり振動を低減し、騒音の低減を図ると共に大容量化を可能とする回転円板型記憶装置を実現することができる。
また、本発明によれば、ボイスコイルモータの推力モーメントをボイスコイル移動範囲で均一とし、ヘッドを高速で回転移動して位置決めを行なう高速アクセス化を可能とする回転円板型記憶装置を実現することができる。
以下、本発明の複数の実施例について図を用いて説明する。各実施例の図及び従来例の図における同一符号は、同一物または相当物を示す。
まず、本発明の第1実施例の磁気ディスク装置を図1から図7を用いて説明する。この第1実施例では、回転円板型記憶装置の一例である磁気ディスク装置1について説明する。
本実施例の磁気ディスク装置1の全体構成に関して図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例の磁気ディスク装置の概略図である。
磁気ディスク装置1は、回転円板記録媒体を構成する磁気ディスク2と、磁気ディスク2に対して径方向に移動して記録又は再生を行なう磁気ヘッド3と、一側に磁気ヘッド3を搭載し且つ回動軸61を有して回動可能なアクチュエータ5と、アクチュエータ5を駆動するボイスコイルモータ11とを備えて構成されている。この磁気ディスク装置1はディスクエンクロージャのベース32とカバー(図示せず)とを備えており、このベース32はアルミニウムのダイカスト鋳造又はステンレス等の鋼板のプレス加工により形成されている。
磁気ディスク2は、駆動源であるスピンドルモータ4に中心部が取り付けられ、ベース32の底面とほぼ平行に配置されている。スピンドルモータ4は、制御装置(図示せず)により、駆動開始及び駆動停止などの駆動制御が行なわれる。磁気ディスク2は、情報が高密度で記録されると共に、スピンドルモータ4の回転に伴って高速に回転される。
アクチュエータ5は、薄型で長く延びた形状であり、その中央部にアクチュエータ回転中心6を有して回転可能に軸支されている。このアクチュエータ5の回転中心は磁気ディスク2の外周外側に位置している。アクチュエータ5の一側端部は、磁気ディスク2の外周外側から磁気ディスク2の上方に移動され、磁気ディスク2の上方を径方向に往復移動される。また、アクチュエータ5の他側端部は磁気ディスク2の常に外側で往復移動される。
アクチュエータ5の一側端部には、磁気ヘッド3が装着されている。この磁気ヘッド3は、アクチュエータ5の一側端部の往復移動に伴って、磁気ディスク2の上方を径方向に往復移動される。この磁気ヘッド3は、磁気ディスク2の回転に伴って生ずる空気流によって、磁気ヘッド3上に僅かな隙間を有して浮上され、この状態で径方向に移動される。なお、磁気ディスク装置1の運転停止時には、アクチュエータ5の一側端部は磁気ディスク2の外側に退避され、これに伴って磁気ヘッド3も磁気ディスク2の外側に退避される。
アクチュエータ5の他側端部には、ボイスコイルモータ11の一部を構成するボイスコイル7が設置されている。ボイスコイルモータ11は、アクチュエータ5の駆動源であり、ボイスコイル7とマグネット9とボイスヨーク部材10とを備えて構成されている。
磁気ディスク装置1を起動すると、スピンドルモータ4が駆動して磁気ディスク2が高速回転されると共に、ボイスコイルモータ11が駆動してアクチュエータ5が移動される。これによって、アクチュエータ5の先端部の磁気ヘッド3が磁気ディスク2に対して微小に浮上されると共に、ボイスコイルモータ11が発生する駆動モーメントによるアクチュエータ5の移動に伴って磁気ヘッド3が磁気ディスク2の目標の半径方向に移動され、磁気ディスク2上に情報の書き込みや読み出しが行なわれる。
次に、ボイスコイルモータ11の構成、動作及び機能などに関して、図2から図5を参照しながら説明する。図2は図1の磁気ディスク装置のボイスコイルモータを具備するアクチュエータの要部平面図、図3は図2のボイスコイルモータにおけるボイスコイルとマグネットの拡大平面図、図4は図2のボイスコイルモータのボイスコイルが移動した際の推力モーメントの変化を説明する図である。
ボイスコイルモータ11は、上述したように、ボイスコイル7と、マグネット9と、ボイスヨーク部材10とを備えて構成されている。なお、ボイスコイルモータ11において、アクチュエータ5の長手方向に沿う方向を奥行き方向、それに交差する方向を左右方向として表す。
ボイスコイル7は、そのコイル面が磁気ディスク2の面と平行になるように設置されると共に、アクチュエータ回転中心6に対して磁気ヘッド3と反対側に位置してアクチュエータ5に搭載されている。このボイスコイル7は概略円形に形成されている。この概略円形には、真円形は勿論のこと、若干変形した円形や楕円形などが含まれる。本実施例では、製作が容易な円形のボイスコイル7が用いられている。
マグネット9は、ボイスコイル7に対向して隙間を有して配置され、ボイスヨーク部材10の内面に取り付けられている。このマグネット9は、一対の磁極部分9a、9bを有して構成されている。一対の磁極部分9a、9bは、ボイスコイル7の両側部分とそれぞれ対向していると共に、異なる極性を有している。なお、マグネット9の製作を容易にするために、各磁極部分9a、9bは片面一極の磁極部材を二枚使用して構成されているが、必要に応じて同じ機能を有する一枚の磁極部材で構成するようにしても良い。
マグネット9において、アクチュエータ回転中心6に対して遠方となるマグネット外周部15は円弧状の凹形状とされると共にボイスコイル7と交差するように形成されている。また、アクチュエータ回転中心6に対して近い方となるマグネット内周部15Aも円弧状の凹形状とされると共にボイスコイル7と交差するように形成されている。ボイスコイル7の移動範囲において、ボイスコイル7と交差するマグネット外周部15及び内周部15Aは、ボイスコイル7に印加する電流の方向19に対して略法線となるように形成されている。なお、マグネット9の外周部15及び内周部15Aの凹形状の最深部は磁極変化部7に一致するように位置されている。
かかる構成によって、一方の磁極部分9aとボイスコイル7の一側7aとはオーバーラップ領域16aを有し、他方の磁極部分9bとボイスコイル7の他側7bとはオーバーラップ領域16bを有する(図3参照)。ボイスコイル7の移動範囲において、ボイスコイル7の両側が一つの磁極部分9aまたは9bと同時にオーバーラップ領域を形成することがないように構成されている。オーバーラップ領域16a、16bは推力モーメント発生部分を構成する。そして、マグネット9は、一対の磁極部分9a、9bで構成される磁極変化部8の奥行き寸法が、その両側のボイスコイル7とオーバーラップするマグネット部分の奥行き寸法より小さくなるように形成されている。
マグネット9は、ボイスコイル7の移動に伴って、一方の磁極部分9a又は9bにおける推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の磁極部分9b又は9aにおける推力モーメント発生部分が減少するように形成されている。ここで、係る増大と減少とがほぼ等しくなるように設定されている。
マグネット9は、ボイスコイルの移動に伴って、一方の磁極部分9a又は9bとボイスコイル7とのオーバーラップ領域16a又は16bが増大するのに対して他方の磁極部分9b又は9aとボイスコイル7とのオーバーラップ領域16b又は16aが減少するように形成されている。ここで、係る増大と減少とがほぼ等しくなるように設定されている。
ボイスヨーク部材10は、マグネット9と共に磁場回路を形成するものであり、ボイスコイル7のコイル面に平行に上面及び底面を有するように設置されている。ボイスヨーク部材10は断面ロ字状に形成されている。
そして、ボイスコイルモータ11は、マグネット9による磁気回路に存在するボイスコイル7に矢印19(図2及び図3参照)のように電流を印加することで磁気ヘッド3を目標の半径位置に移動させるために必要な推力モーメントを発生する。磁気ディスク装置1では、推力モーメント発生箇所はボイスコイル7とマグネット9とがオーバーラップする部分16a、16bであり、左右両側に二箇所存在する(図3参照)。二箇所の推力モーメント発生個所でのボイスコイル7にかかる磁束の向き20は、逆となるようにマグネット9の一対の磁極部分9a、9bの極性を逆としている(図4(a)及び図4(b)参照)。ここで、図4(a)及び図4(b)に示すボイスコイルの断面部分に流れる電流の方向も逆であるため、マグネット9とボイスコイル7との二箇所のオーバーラップ領域16a、16bでは同一方向の推力モーメントが発生する。
磁気ディスク装置の記録容量増大のためには、磁気ディスク2におけるデータエリアを広範囲にとる必要があり、ボイスコイル7の一側7aがマグネット9の外端近辺で且つ他側7bがマグネット9の磁極変化部8の近辺(図4(a)に示す位置)、又はマグネット9の一側7aがマグネット9の磁極変化部8の近辺且つ他側7bがマグネット9の外端近辺(図4(b)に示す位置)まで、ボイスコイル7が移動するようにしている。
本実施例では、図4(a)に示す位置では、ボイスコイル7の他側7bの推力モーメントが若干小さくなるが、ボイスコイル7の一側7aの推力モーメントがそれ以上に大きくなる。これによって、その両者の合計の推力モーメントであるボイスコイル7全体の推力モーメントが従来よりも大幅に増大することができる。そして、図4(b)に示す位置では、ボイスコイル7の一側7aの推力モーメントが若干小さくなるが、ボイスコイル7の他側7bの推力モーメントがそれ以上に大きくなる。これによって、その両者の合計の推力モーメントであるボイスコイル7全体の推力モーメントが従来よりも大幅に増大することができる。従って、図4(a)に示す位置と図4(b)に示す位置でのボイスコイル7の全体の推力モーメントが従来よりも大幅に増大できると共に均一化される。そして、図4(a)から図4(b)へ移動する中間の位置においても、ボイスコイル7の全体の推力モーメントが従来よりも大幅に増大できると共に均一化される。従って、ボイスコイル7の移動範囲の全てにおいて、ボイスコイル7の全体の推力モーメントが増大され、しかも均一化されることとなる。これによって、マグネット9の磁極変化部8またはマグネット9の外端近辺でも高速に磁気ヘッドを回転移動することができることとなり、磁気ヘッド3を高速で回転移動し位置決めを行なう高速アクセス化を可能とした磁気ディスク装置1を実現することができる。
また、本実施例によれば、磁気ディスク装置1のボイスコイルモータ11のマグネット9外周部形状を凹形状とし、マグネット9の磁極変化部8の長さを小さく、ボイスコイル7とマグネット外周部15が交差する位置でのボイスコイル7に流れる電流の向きが、交差する凹形状のマグネット外周部15の略法線方向とすることで、ボイスコイル7にかかる面外加振力によるボイスコイル7の曲げ振動やねじり振動が要因である騒音の低減を図ることができ、これらの位置決め阻害振動の低減により大容量の磁気ディスク装置1を実現することができる。
また、本実施例よれば、一対の磁極部分9a、9bで構成される磁極変化部8の奥行き寸法が、その両側のボイスコイル7とオーバーラップするマグネット部分の奥行き寸法より小さくなるように形成されているので、マグネット9の磁極変化部8付近のコイル面に平行な磁束による面外加振力の増加を抑制することができる。これによって、騒音を低減することができると共に、位置決め精度を向上することができる。そして、磁極変化部8の長さが小さいため、ボイスヨーク部材10が飽和しにくくなる。このことから、マグネット9の厚みを厚くすることが可能となり、ボイスコイルモータ11を駆動するための推力モーメントが大きくすることで、高速アクセスを実現した磁気ディスク装置1を作ることができる。
次に、本発明の第2実施例について図5を用いて説明する。図5は本発明の第2実施例の磁気ディスク装置のボイスコイルモータの断面図である。この第2実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
第2実施例では、極性の異なる一対の磁極部分を有するマグネット9がボイスコイル7に平行に上下に対向して対称に配設したものである。これによって、面外方向に加振する力をさらに低減することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に開示した形態に限られるものではなく、公知技術などに基づく変更を許容するものである。
次に、本発明の第3実施例について図6及び図7を用いて説明する。図6は本発明の第3実施例の磁気ディスク装置のボイスコイルモータを具備するアクチュエータの平面図、図7は図6のボイスコイルモータにおけるボイスコイルとマグネットの拡大平面図である。この第3実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
磁気ディスク2面は平滑であり、十数ナノメートルという非常に低い浮上量で磁気ヘッド3が磁気ディスク2面上を浮上することで、磁気ディスク装置1の記録密度の向上を実現している。そのため、磁気ディスク装置1の非動作時に、平滑な磁気ディスク2面上に磁気ヘッド3が存在すると、磁気ヘッド3と磁気ディスク2との強固な吸着を発生させ、磁気ディスク装置1の起動障害を引き起こすおそれがある。起動障害回避のために、慣性ラッチやソレノイドを利用したラッチ機構により非動作時の衝撃に対して、磁気ディスク2面上に磁気ヘッド3が吸着しないよう退避の状態を保持する機能がある。その他に、ボイスコイルモータ11のマグネット9の漏洩磁束を利用し、磁性体が漏洩磁束により吸引力を発生するという法則を用いて、磁気ディスク2面上からの磁気ヘッド3の退避状態を保つというリトラクト機構が存在する。
この第3実施例では、ボイスコイルモータ11のマグネット漏洩磁束を利用したリトラクト機構を採用している。通常の磁気ディスク装置1のアクチュエータ5においても、このリトラクト機構は採用されているが、吸引力を発生する磁性体をマグネット9の形状制約から、アクチュエータ5のボイスコイルモータ11のコイル7を支持するコイルホルダに設置している。本発明におけるマグネット形状では、アクチュエータ11の回転中心6と磁気ヘッド3から形成される面上に吸引力を発生するリトラクトピン40を設置することができるため、アクチュエータ11の構造を左右対称にすることが可能となる。これによって、第3実施例では、このリトラクトピン40の設置によるアクチュエータ11によりダイナミックス悪化を招くことはないという利点を有する。
また、本発明の構成及びそのより好ましい具体的構成を備えた回転円板型記憶装置を纏めて記載すると、次の通りである。
(1)回転円板記録媒体と、回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側にヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、ボイスコイルモータは、アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、マグネットは、アクチュエータの回動軸に対して遠方となる外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部をボイスコイルと交差するようにした回転円板型記憶装置。
(2)前記(1)の回転円板型記憶装置において、マグネットはボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を有する回転円板型記憶装置。
(3)前記(2)の回転円板型記憶装置において、マグネットは対の磁極部分で構成される磁極変化部の奥行き寸法をその両側のボイスコイルとオーバーラップするマグネット部分の奥行き寸法より小さくなるように形成した回転円板型記憶装置。
(4)前記(1)の回転円板型記憶装置において、マグネットはその外周部の凹形状を円弧状とした回転円板型記憶装置。
(5)前記(2)の回転円板型記憶装置において、マグネットはその外周部の凹形状を円弧状とし、その凹形状の最深部を対の磁極部分で構成される磁極変化部に位置させた回転円板型記憶装置。
(6)前記(2)の回転円板型記憶装置において、マグネットは、ボイスコイルの回動に伴って、一方の磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の磁極部分における推力モーメント発生部分が減少するように形成した回転円板型記憶装置。
(7)前記(5)の回転円板型記憶装置において、マグネットは一方の磁極部分における推力モーメント発生部分の増大と他方の磁極部分における推力モーメント発生部分と減少とがほぼ等しくなるように設定した回転円板型記憶装置。
(8)前記(2)の回転円板型記憶装置において、マグネットは、ボイスコイルの移動に伴って、一方の磁極部分とボイスコイルとのオーバーラップ領域が増大するのに対して他方の磁極部分とボイスコイルとのオーバーラップ領域が減少するように形成した回転円板型記憶装置。
(9)前記(1)の回転円板型記憶装置において、マグネットは、ボイスコイルの移動範囲において、ボイスコイルと交差するマグネット外周部がボイスコイルに印加する電流の方向に対して略法線となるように形成した回転円板型記憶装置。
(10)前記(9)の回転円板型記憶装置において、マグネットはその外周部の凹形状を円弧状とした回転円板型記憶装置。
(11)前記(2)の回転円板型記憶装置において、マグネットは対の磁極部分をボイスコイルの上下に対称に設置した回転円板型記憶装置。
(12)回転円板記録媒体と、回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側にヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、ボイスコイルモータは、アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、
ボイスコイルは円形及び楕円形を含む概略円形に形成され、マグネットは、アクチュエータの回動軸に対して遠方となる外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部をボイスコイルと交差するようにした回転円板型記憶装置。
(13)前記(12)の回転円板型記憶装置において、マグネットは、その外周部の凹形状を円弧状とし、ボイスコイルと交差するマグネットの外周部をボイスコイルに印加する電流の方向に対して略法線となるようにした回転円板型記憶装置。
(14)回転円板記録媒体と、回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側にヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、ボイスコイルモータは、アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、マグネットは、ボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を備え、ボイスコイルの移動に伴って、一方の磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の磁極部分における推力モーメント発生部分が減少する形状とした回転円板型記憶装置。
(15)前記(14)の回転円板型記憶装置において、マグネットはボイスコイルと交差するマグネット外周部をボイスコイルに印加する電流の方向に対して略法線となるようにした回転円板型記憶装置。
(16)回転円板記録媒体と、回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、一側にヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、ボイスコイルモータは、アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、ボイスコイルに対向して配置したマグネットと、マグネットと磁場回路を形成するためのボイスヨーク部材とを備え、マグネットは、ボイスコイルの移動範囲において、ボイスコイルと交差するマグネット外周がボイスコイルに印加した電流の方向に対して略法線となるように形成した回転円板型記憶装置。
(17)前記(16)の回転円板型記憶装置において、マグネットは、ボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を備え、ボイスコイルの移動に伴って、一方の磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の磁極部分における推力モーメント発生部分が減少する形状とした回転円板型記憶装置。
本発明の第1実施例の磁気ディスク装置の概略図である。 図1の磁気ディスク装置のボイスコイルモータを具備するアクチュエータの平面図である。 図2のボイスコイルモータにおけるボイスコイルとマグネットの拡大平面図である。 図2のボイスコイルモータのボイスコイルが移動した際の推力モーメントの変化を説明する図である。 本発明の第2実施例の磁気ディスク装置のボイスコイルモータの断面図である。 本発明の第3実施例の磁気ディスク装置のボイスコイルモータを具備するアクチュエータの平面図である。 図6のボイスコイルモータにおけるボイスコイルとマグネットの拡大平面図である。 従来の磁気ディスクに用いるボイスコイルモータの要部を概略的に示す平面図である。 図8のA−A断面図である。 図8のB−B断面図を用いてそのボイスコイルモータのボイスコイルが移動した際の推力モーメントの変化を説明する図である。
符号の説明
1…磁気ディスク装置、2…磁気ディスク、3…磁気ヘッド、4…スピンドルモータ、5…アクチュエータ、6…アクチュエータ回転中心、7…ボイスコイル、8…磁極変化部、9…マグネット、9a、9b…磁極部分、10…ボイスヨーク部材、11…ボイスコイルモータ、15…マグネット外周部、16a、16b…推力モーメント発生箇所、19…電流の向き、20…磁力線の向き、32…ベース。

Claims (17)

  1. 回転円板記録媒体と、
    前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、
    一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動可能なアクチュエータと、
    前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、
    前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、
    前記マグネットは、アクチュエータ回転中心に対して遠方となるマグネット外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部を前記ボイスコイルと交差するようにした
    回転円板型記憶装置。
  2. 請求項1記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは前記ボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を有する回転円板型記憶装置。
  3. 請求項2記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは前記対の磁極部分で構成される磁極変化部の奥行き寸法をその両側の前記ボイスコイルとオーバーラップするマグネット部分の奥行き寸法より小さくなるように形成した回転円板型記憶装置。
  4. 請求項1記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットはその外周部の凹形状を円弧状とした回転円板型記憶装置。
  5. 請求項2記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットはその外周部の凹形状を円弧状とし、その凹形状の最深部を前記対の磁極部分で構成される磁極変化部に位置させた回転円板型記憶装置。
  6. 請求項2記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは、前記ボイスコイルの移動に伴って、一方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が減少するように形成した回転円板型記憶装置。
  7. 請求項5記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは一方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分の増大と他方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分と減少とがほぼ等しくなるように設定した回転円板型記憶装置。
  8. 請求項2記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは、前記ボイスコイルの移動に伴って、一方の前記磁極部分と前記ボイスコイルとのオーバーラップ領域が増大するのに対して他方の前記磁極部分と前記ボイスコイルとのオーバーラップ領域が減少するように形成した回転円板型記憶装置。
  9. 請求項1記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは、前記ボイスコイルの移動範囲において、前記ボイスコイルと交差するマグネット外周部が前記ボイスコイルに印加する電流の方向に対して略法線となるように形成した回転円板型記憶装置。
  10. 請求項9記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットはその外周部の凹形状を円弧状とした回転円板型記憶装置。
  11. 請求項2記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは前記対の磁極部分を前記ボイスコイルの上下に対称に設置した回転円板型記憶装置。
  12. 回転円板記録媒体と、
    前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、
    一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動可能なアクチュエータと、
    前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、
    前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、
    前記ボイスコイルは円形及び楕円形を含む概略円形に形成され、
    前記マグネットは、アクチュエータ回転中心に対して遠方となるマグネット外周部の形状を凹形状とし、この凹部形状のマグネット外周部を前記ボイスコイルと交差するようにした
    回転円板型記憶装置。
  13. 請求項12記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは、その外周部の凹形状を円弧状とし、前記ボイスコイルと交差するマグネット外周部を前記ボイスコイルに印加する電流の方向に対して略法線となるようにした回転円板型記憶装置。
  14. 回転円板記録媒体と、
    前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、
    一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、
    前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、
    前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットとを備え、
    前記マグネットは、前記ボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を備え、前記ボイスコイルの移動に伴って、一方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が減少する形状とした
    回転円板型記憶装置。
  15. 請求項14記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは前記ボイスコイルと交差するマグネット外周部を前記ボイスコイルに印加する電流の方向に対して略法線となるようにした回転円板型記憶装置。
  16. 回転円板記録媒体と、
    前記回転円板記録媒体に対して径方向に移動して記録又は再生を行なうヘッドと、
    一側に前記ヘッドを搭載し且つ回動軸を有して回動可能なアクチュエータと、
    前記アクチュエータを駆動するボイスコイルモータとを備え、
    前記ボイスコイルモータは、前記アクチュエータの他側に設置したボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置したマグネットと、前記マグネットと磁場回路を形成するためのボイスヨーク部材とを備え、
    前記マグネットは、前記ボイスコイルの移動範囲において、前記ボイスコイルと交差するマグネット外周が前記ボイスコイルに印加した電流の方向に対して略法線となるように形成した
    回転円板型記憶装置。
  17. 請求項16記載の回転円板型記憶装置において、前記マグネットは、前記ボイスコイルの両側部分とそれぞれ対向し且つ異なる極性を有する対の磁極部分を備え、前記ボイスコイルの移動に伴って、一方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が増大するのに対して他方の前記磁極部分における推力モーメント発生部分が減少する形状とした回転円板型記憶装置。
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