JP5052250B2 - 密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法 - Google Patents

密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5052250B2
JP5052250B2 JP2007201292A JP2007201292A JP5052250B2 JP 5052250 B2 JP5052250 B2 JP 5052250B2 JP 2007201292 A JP2007201292 A JP 2007201292A JP 2007201292 A JP2007201292 A JP 2007201292A JP 5052250 B2 JP5052250 B2 JP 5052250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
desiccant
sealed
base
cover
disk drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007201292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009037694A (ja
Inventor
彰彦 青柳
貢記 上船
貴子 早川
好之 廣野
勝 村西
Original Assignee
エイチジーエスティーネザーランドビーブイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エイチジーエスティーネザーランドビーブイ filed Critical エイチジーエスティーネザーランドビーブイ
Priority to JP2007201292A priority Critical patent/JP5052250B2/ja
Publication of JP2009037694A publication Critical patent/JP2009037694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5052250B2 publication Critical patent/JP5052250B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)

Description

本発明は、ディスク・ドライブ装置及びその製造方法に関し、特に、装置内部にヘリウム・ガスなどの低密度の気体を封入する密封型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法に関する。
近年のハードディスク・ドライブ(HDD)は、大容量・高記録密度、さらには高速アクセスに対する要求から、磁気ディスクを高速回転させ、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)を高速駆動させている。このため、少なからず、空気の乱れ(風乱)が生じ、磁気ディスクやHGAに振動が発生する。この風乱振動は、高密度に記録された磁気ディスク上のデータにヘッドを位置決めする際の大きな障害となる。風乱の発生はランダムであり、その大きさや周期を予測することは難しく、迅速かつ正確な位置決め制御は、複雑・困難になるためである。また、風乱振動は騒音の要因ともなり装置の静粛性を損なう要因ともなる。
高速回転に伴う装置内の空気の作用で発生する問題としては、上記以外に消費電力の増加がある。磁気ディスクを高速で回転させると、その近傍の空気も一緒に引きずられて回転する。一方、磁気ディスクから離れた空気は静止しているため、この間にせん断力が発生し、ディスク回転を止めようとする負荷となる。これは風損と呼ばれ、高速回転になればなるほど大きくなる。この風損に逆らって高速回転を行うには、モータは大きな出力を必要とし、大きな電力を必要とする。
ここで、前記風乱及び風損は装置内部の気体の密度に比例することに着目し、密封されたHDD内において、空気の代わりに低密度の気体を封入して風乱や風損を低減しようとするアイデアがある。空気より低密度の気体としては、水素やヘリウムなどが考えられるが、実使用を考慮すると、効果が大きく、安定していて安全性の高いヘリウムが最適と考えられる。ヘリウム・ガスを密閉したHDDでは、上記問題を解決し、迅速かつ正確な位置決め制御、省電力、良好な静粛性を実現できる。
しかし、ヘリウムは、その分子がきわめて小さく、拡散係数は大きいため、通常のHDDに用いられている筐体では、密閉性が低く、通常使用中に、ヘリウムが簡単に漏出してしまうという課題があった。そこで、ヘリウム・ガスなどの低密度の気体を密封可能にすべく、例えば、下記特許文献1のような従来例が提案されている。
米国特許出願公開第2005/0068666号明細書
上述のように、ヘリウム・ガスは非常に抜けやすい気体であるため、HDDに対する封止方法としては溶接、あるいは半田付けが考えられる。また、HDDの組み立て後の検査工程において不良と判定された場合、そのHDD内の部品を交換して修復することが行われる。この修復を容易に行うことができるように、ヘリウム・ガスを封入した後、検査工程が終了するまでは、溶接、半田付けを行わないようにすることが望ましい。
そこで、上記特許文献1は、このジレンマを解決する手法の一つとして、カバーを二重にして封止する方法を開示している。この方法は、検査工程終了まで、ヘリウム・ガスの透過性が低いガスケットを用いた分解交換容易な一次カバーで封止し、検査合格後に二次カバーをとりつけて溶接もしくは半田付けにより密封する。このように、二重カバー構造を利用することで、HDD内にヘリウム・ガスを密封すると共に、検査後の分解交換を容易に行うことができる。
密閉型のHDDでは、内部の絶対水分量が変化しない。そのため、デシカントが筐体内部に存在しない場合、低温での結露の問題が生ずる。また、高温において乾燥した内部環境となることによって磁気ディスク上の潤滑剤の特性が変化し、その結果、Head Disk Interfaceの問題が生じる。そのため、密閉型HDDにおいても、ある程度の大きさのデシカントが必要とされる。具体的には、このデシカントによって、外部温度が変化しても、筐体内部の相対湿度をある範囲内に維持することができる。
密閉型HDDの内部は、空気ではなくヘリウムなどの低密度気体が封入されている。このような密閉型HDDが高温環境下に置かれると、熱によって低密度気体の圧力が上昇するとともに、デシカントが含んでいる水分が気化することによってさらに内部圧力が上昇する。また、気化した水分によって平均分子量が増加し、風乱振動の抑制機能が低下する。従って、多くの水分を初期値としてデシカントに持たせておくことは、高温時の位置決め制度の低下を引き起こし、望ましくない。
図7は、位置誤差信号におけるNRRO(Non Repeatable Run Out)と温度のとの関係を示すグラフである。測定に使用したHDDは二重カバー構造を有し、その製造において、デシカントは、クリーンルーム内において他の部品とともに一次カバーとベースとが形成する空間内に配置した。図7が示すように、温度上昇に従ってNRROが増加し、温度低下に従ってNRROが低下する。これは、温度上昇により気化した水分によって平均分子量が増加し、風乱振動の抑制機能が低下していることを示している。
特に、上述のように二重カバー構造を有しているHDDの製造は、一次カバーを固定するのみでサーボ・ライト及び製造テストを行い、その後に、二次カバーを接合して完全にHDDを密封する。上述のように、二次カバーを接合する直前の筐体内の絶対水分量は、二次カバーの接合後に変化しない。このため、二次カバー接合直前の絶対水分量の管理が重要となる。
あるいは、一般的なHDDの製造は、クリーンルーム内でHDDの組み立てを行い、そのときに、磁気ディスクなどが実装されている空間(筐体)内にデシカントを実装する。この場合、一次カバーでHDDが閉じられた状態におけるデシカントの水分量及び筐体内部の絶対水分量は、クリーンルーム内の湿度に依存する。また、サーボ・ライトや動作テスト終了後に二次カバーを接合した後の筐体内の絶対水分量も、クリーンルーム内の湿度に依存する。クリーンルーム内の湿度は、HDDの製造におけるESD(Electro Static Discharge)の問題を回避するため、高めに設定されることが一般的である。これは、温度上昇によるNRROの増加が考えられ、また、温度低下による結露の発生につながりうる。
従って、密閉型HDDなどの密閉型ディスク・ドライブ装置において、密閉された筐体内の湿度を効果的に管理することが要求される。
本発明の一態様は、ディスク・ドライブ装置の製造方法である。この製造方法は、ベースにディスクを含む複数部品を実装する。前記複数部品が実装されたベースにカバーを固定して、前記複数部品を収容する筐体を形成する。前記複数部品が実装されたディスク・ドライブ装置のテストを実行する。前記テストの後に、前記筐体内にデシカントを配置する。前記デシカントの配置の後に、前記筐体内に空気よりも低密度の気体を入れる。前記筐体を封止する。テストの後に筐体内にデシカントを配置することで、筐体内の湿度を効果的に管理することができる。
好ましい例において、前記カバーを覆うように二次カバーを前記ベースに配置し、その二次カバーを前記ベースに接合して前記筐体を封止する。これによって、装置内に低密度ガスを密封すると共に、検査後の分解交換を容易に行うことができる。さらに好ましくは、前記カバーの孔を塞ぐラベルをはがして、その孔から前記カバーと前記ベースとが形成する空間内に前記デシカントを配置し、前記デシカントを配置した後に、前記カバーにラベルを貼って前記孔を塞ぎ、前記孔を塞いだ後に、前記筐体内に前記低密度気体を入れる。これにより、ディスク・ドライブ装置がより製造しやすくなる。
好ましくは、クリーンルーム内において、前記複数部品の前記ベースへの実装と前記カバーの固定を行い前記筐体内に配置する前記デシカントは、前記クリーンルームの湿度よりも低く調湿されている。これによって、筐体内の湿度が高くなりすぎることを防ぐことができる。
前記製造されたディスク・ドライブ装置内のデシカントは、前記テストの後に前記筐体内に配置したデシカントのみであることが好ましい。これによって、筐体内の湿度管理をより効果的に行うことができる。
本発明の他の態様に係るディスク・ドライブ装置は、ベースと、前記ベースに実装された、ディスクを含む複数の部品と、前記ベースに固定され、前記複数部品が収容されている空間を前記ベースと共に形成する一次カバーと、前記一次カバーもしくは前記ベースに形成されている孔を塞いでいるラベルと、前記孔を通過可能な大きさであって、その孔につながる空間内に配置されたデシカントと、前記一次カバーを覆うように配置され、前記ベースに接合されて前記一次カバー及び前記デシカントを含む筐体内部を密封する二次カバーと、前記密閉された筐体内に封入されている空気よりも低密度の気体を有する。これによって、筐体内の湿度を効果的に調整することができる。
前記製造されたディスク・ドライブ装置内のデシカントは、前記テストの後に前記筐体内に配置したデシカントのみであることが好ましい。これによって、筐体内の湿度管理をより効果的に行うことができる。ヘッドの位置決め精度の点から、前記密閉された筐体内の湿度は、25℃において40%以下であることが好ましい。
本発明によれば、低密度気体が封入されたディスク・ドライブ装置において、内部湿度を効果的に調整することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。本実施形態においては、ディスク・ドライブ装置一例として、ハードディスク・ドライブ(HDD)について説明する。
図1は、本実施形態に係る密封型HDD1の構成を模式的に示す分解斜視図である。HDD1は、ヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)10と、HDA10の外部底面に固定された制御回路基板50とを有している。制御回路基板50は、外部ホストとのインターフェース・コネクタ501を有している。HDA10は、ベース102、一次カバーである内側カバー201、接着層301、そして、二次カバーである外側カバー401を有している。これらが筐体の主要部品となる。内側カバー201は、ガスケット(図1において不図示)を介してベース102にネジ211a〜211fによって固定されており、ベース102と内側カバー201とが形成する内部の収容空間内には、HDA10を構成する各構成部品が収容されている。
図1に明示した各構成要素について説明を行う前に、図2を参照して、内側カバー201とベース102とが形成する収容空間内の構成について説明を行う。なお、収容空間内の各構成要素の動作は、制御回路基板50上の制御回路が制御する。図2は、密封型HDD1の筐体の内側カバー201及び外側カバー401がない状態の上面図を示している。HDD1の各構成要素は、ベース102内に収容されている。HDD1は、データを記録するディスクである磁気ディスク101を備えている。ヘッド・スライダ105は、ユーザ・データの磁気ディスク101へのアクセス(書き込み及び/又は読み出し)を行うヘッド素子部と、そのヘッド素子部がその面上に形成されているスライダとを備えている。
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を支持し、それを移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109によって駆動される。アクチュエータ106及びVCM109のアセンブリは、ヘッド・スライダ105の移動機構である。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置された長手方向におけるその先端部から、サスペンション110、アーム111及びVCMコイル113の順で結合された各構成部材を備えている。また、サスペンション110とヘッド・スライダ105とによって、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)を構成する。
ベース102に固定されたスピンドル・モータ103は、所定の角速度で磁気ディスク101を回転する。磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上でヘッド・スライダ105を移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を浮上する。磁気ディスク101の回転が停止する等のときには、アクチュエータ106はヘッド・スライダ105をランプ115に退避させる。尚、CSS(Contact Start and Stop)方式のHDDに、本発明を適用することも可能である。
図1に戻って、本形態のHDA10の筐体は、上記各構成部品を収容するベース102、ベース102の上部開口を塞ぐ内側カバー201、内側カバー201を覆うように配置された外側カバー401、そして内側カバー201と外側カバー401との間にあって、それらを接着する接着層301を有している。接着層301の外形は、外側カバー401及び内側カバー201の外形よりも小さい。接着層301は、外側カバー401と内側カバー201とを接着している。溶接などによって固定するため、あるいは筐体サイズが規格で決められていることなどから、外側カバー401は一般に薄く形成され、その強度が低い。このため、接着層301が外側カバー401を内側カバー201に接着固定することで、外側カバー401を補強することができる。
本形態のHDD1は、筐体内に空気よりも密度が小さい低密度気体が封入される。これによって、磁気ディスク101の回転やアクチュエータ106の回動による風乱、風損を抑制する。使用する低密度気体は、水素やヘリウムが考えられるが、効果が大きく、安定していて安全性の高いヘリウムが最適であり、以下においてはヘリウムを例として説明する。また、HDD1は、取り外し可能な内側カバー201と、ヘリウム・ガスの漏れを防ぐ外側カバー401とを有しており、製造工程におけるリワークを容易とすると共に、最終製品としてHDD1からヘリウム・ガスが漏れ出ることを効果的に防止することができる。
外側カバー401は、ベース102の外周端部215に接合される。接合方法は、半田接合あるいは溶接接合が好ましい。レーザ溶接あるいは半田接合を行う場合は、その耐久性・信頼性やコストの観点から、ベース102と外側カバー401の材料を選定する必要があり、例えば、アルミニウム・ダイキャストで成型したベース102及びプレスあるいは切削により形成されたアルミニウムの外側カバー401、あるいは、銅とマグネシウムの含有量が比較的少ないアルミニウム合金から冷鍛で形成したベース102、そして、プレスあるいは切削により形成されたアルミニウムの外側カバー401が選定されるのが好ましい。
内側カバー201には、いくつかの孔が形成されている。孔226はスピンドル・モータ103を固定するネジが貫通しているネジ孔であり、孔241は、アクチュエータ106の回動軸107を固定するネジが貫通しているネジ孔である。これらの孔226、241は、それぞれ、アルミニウムの密閉ラベル227、242で密閉されている。
内側カバー201には、ヘリウム・ガスを内側カバー201とベース102との間の収容空間内にいれるために孔231、233が形成されている。これらの孔の内側には、それぞれフィルタ(図示せず)が配置されている。ヘリウム・ガスは、注入孔233からフィルタを通して内部に注入される。また、ヘリウム・ガスを注入孔233から注入しながら、収容空間内の気体が排出口231からフィルタを通して排出される。これによって、収容空間内の空気がヘリウム・ガスに入れ替えられる。ヘリウム・ガスの注入後、注入孔233及び排出口231は、それぞれ、アルミニウムの密閉ラベル232、234で密閉される。尚、注入・排出孔に取り付けられているフィルタは、この工程中に塵埃が筺体内部に入り込まないようにすることを目的としている。
孔221は、外側カバー401を接合するときのリーク検査のための孔である。外側カバー401の接合直前にアルミニウムの密閉ラベル222を剥がす。内側カバー201とベース102が形成する収容空間内のヘリウム・ガスは、孔221から漏れ出る。このヘリウム・ガスは、接着層301に形成されているチャネル311を通って、外側カバー401とベース102の外周端215との接合部に至る。このようにわずかに漏れでたヘリウム・ガスによって、リーク検査を確実に行うことができる。
密閉型HDD1においては、その密閉された筐体内の相対湿度が重要となる。相対湿度が高いと、高温において気化した水分によって平均分子量が増加して風乱振動の抑制機能が低下する、あるいは、低温における結露の問題が生じうる。具体的には、密閉筐体内において、25℃における相対湿度が40%以下であることが好ましい。
密閉型のHDDでは、内部の絶対水分量が変化しない。従って、デシカントを利用することで、密閉筐体内の相対湿度を効果的に制御することが必要となる。デシカントによる相対湿度制御において重要な点は、HDD1の密閉時におけるデシカントの含水量が、デシカントの特性に従って所望の値に調整されていることである。
本形態のHDD1は、デシカントを外部から収容空間内に入れるための孔261を有している。デシカント挿入孔261の大きさは、デシカント264が通過するに十分な大きさである。デシカント挿入孔261は、デシカント264を挿入した後に、アルミニウムの密閉ラベル262によって密閉される。デシカント挿入孔261の内側の収容空間内には、デシカントを収容するためのデシカント・ポケットが存在する。
図3は、デシカント・ポケット263内にデシカント264が配置された状態を模式的に示す断面図である。HDD1の製造において、デシカント264は、外側から、デシカント挿入孔261を介してデシカント・ポケット263内に置かれる。デシカント264の材料は設計により適切なものが選択されるが、例えば、シリカゲルと活性炭素の双方を含む材料で形成することができる。
デシカント・ポケット263は、好ましくは、フィルタ部材により形成されている。これによって、デシカント264が収容空間内の湿度を調節することができ、さらに、デシカント264を配置するときに外部から塵埃が収容空間内に侵入することを防ぐことができる。デシカント・ポケット263は、接着層265によって、内側カバー201の内側(ベース102側)に固着されている。デシカント挿入孔261を密閉する密閉ラベル262は、アルミニウム層621と、そのアルミニウム層621を内側カバー201の外側面に固着する接着層622とから構成されている。
本形態において、デシカント264は、HDD1のサーボ・ライト及び動作テストの後に筐体内に配置される。これによって、デシカント264の含水量が外部環境に応じて大きく変化する前に、HDD1を密閉することができる。まず、HDD1の製造工程の全体的な流れを説明する。
図4に示すように、HDD1の製造工程は、まず、外側カバー401及び接着層301を除いた形のHDA10を製造する(S11)。具体的には、ヘッド・スライダ105を製造する。また、ヘッド・スライダ105とは別に、サスペンション110を製造する。ヘッド・スライダ105をサスペンション110に固着してHGAを製造する。その後、HGAにアーム111及びVCMコイル113を固定して、アクチュエータ106とヘッド・スライダ105とのアセンブリであるヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)を製造する。
製造されたHSAの他、スピンドル・モータ103、磁気ディスク101などをベース102内に実装した後、内側カバー201をネジ211a〜211f及びスピンドル・モータ固定用ネジがネジ孔226位置にて、またアクチュエータ106の回転軸固定用ネジがネジ孔241にてベース102に固定する。内側カバー201は、ステンレス、アルミニウム、真鍮などの板材で形成される。内側カバー201とベース102との間には、フッ素ゴムなどの弾性体で形成された帯状のシール部材であるガスケットが配置される。以上の工程(S11)は、クリーンルーム内で行われる。
続いて、ガスケットが固着した内側カバー201をネジ211a〜211fにより固定され、スピンドル・モータ固定用ネジがネジ孔226へ、アクチュエータ106の回転軸固定用ネジがネジ孔241へ固定される。その後、ラベル226及びラベル242がそれぞれの箇所に固着される。その後、内側カバー201とベース102とが構成する収容空間内にヘリウム・ガスを封入する(S12)。ヘリウム・ガスの注入方法は、内側カバー201に形成されている注入孔233からヘリウム・ガスを注入し、排出口231から収容空間内のガスを排出する。これによって、収容空間内部の空気を押し出しながらヘリウム・ガスを注入することができる。その後、図1に示すように、注入孔233及び排出口231は、それぞれ密閉ラベル232、234でシールされる。
次に、図4に示すように、外側カバー401を接合する前に、ヘリウム・ガスが封入された状態においてサーボ・ライト(S13)を行う。サーボ・ライト終了後、筺体に問題が無い場合、制御回路基板50を実装する(S14)。もし、問題がある場合には、その装置を組立工程に戻し、一度取り付けた内側カバー201を外し、その不良部品のみを交換する修復作業(リワーク)を行う。内側カバー201はネジ211a〜211f及び、スピンドル・モータ固定用ネジ、アクチュエータ回転軸固定用ネジによって固定されているに過ぎず、簡単に取り外すことができるため、リワーク処理を妨げることはない。
次に、動作検査テスト(S15)を行う。検査工程(S15)は、仕様・性能レベルをクリアできていない不良部品がないか検査する。不良部品が発見された場合、その装置の制御回路基板50を外した後に組立工程に戻し、一度取り付けた内側カバー201を外し、その不良部品のみを交換する修復作業(リワーク)を行う。内側カバー201はネジ211a〜211f及び、スピンドル・モータ固定用ネジ、アクチュエータ回転軸固定用ネジによって固定されているに過ぎず、簡単に取り外すことができるため、リワーク処理を妨げることはない。
検査工程(S15)において仕様・性能レベルをクリアした装置は、再度、組み立て工程に移行し、デシカント264が実装される(S16)。デシカント264の実装方法については、後に詳述する。デシカント264を収容空間内に配置した後、ヘリウム・ガスを、再度、収容空間内に注入する(S17)。ヘリウム・ガスの封入方法は、S12における方法と同様である。
ヘリウム・ガスの封入(S17)が完了すると、接着層301と外側カバー401とが実装される(S18)。ここで、筐体内のヘリウム・ガスが漏れる可能性が高い箇所として、ベース102と外側カバー401の接合箇所が挙げられる。当該箇所を完全に密封すべく、ベース102側壁の上部215と外側カバー401とを、レーザ溶接あるいは半田接合する。外側カバー401とベース102との接合部は、ベース102の上部開口及び内側カバー201の周囲を囲むように、その全周囲に設けられる。これにより、内側カバー201及び収容空間を密封する。
上述のように、内側カバー201によってヘリウム・ガスを仮密封した状態において、HDD1動作検査を行うことで、HDD1のリワークを容易にする。また、検査工程で合格した後、あるいは修復作業を行い再度検査工程で合格した後、上記の外側カバー401の完全接合を行って完全密封することによって、出荷後におけるヘリウム・ガスのリークを防止することができる。
HDD1の製造工程においては、出荷後のヘリウム・ガスの減少を防止するため、外側カバー401とベース102との接合部からのヘリウム・ガスのリーク検査を行う(S19)。リーク検査(S19)は、ヘリウム・ガス検出器を使用する。リークが存在する場合は、リワークを行う。リークが存在しない場合、HDD1が完成する。
以下において、デシカント264の実装工程(S16)をより具体的に説明する。図5(a)〜(d)は、デシカント264の実装工程におけるHDA10の構成の変化を模式的に示す断面図である。これらは模式図であり、その寸法などは実際のHDDとは大きく異なる。また、デシカント264及びそれに関連する部品以外の収容空間601内の構成部品は省略されている。
図5(a)は、サーボ・ライト(S13)及び動作検査テスト(S15)終了後、デシカント264をデシカント・ポケット263内に配置する直前の状態を示している。内側カバー201とベース102とが形成する収容空間601は、ガスケット281によって簡易的に密封されており、ヘリウム・ガスが残っている。デシカント264はデシカント・ポケット263内に存在しない。クリーンルーム内での組み立て工程(S11)においてデシカント264は実装されず、サーボ・ライト(S13)及び動作検査テスト(S15)はデシカント264なしで実行される。
図5(b)に示すように、デシカント264をデシカント・ポケット263内に配置するため、密閉ラベル262を剥がす。さらに、デシカント264を、内側カバー201のデシカント挿入孔261から挿入し、デシカント・ポケット263内にデシカント264を配置する。
デシカント264を収容空間601内に配置した後、図5(c)に示すように、デシカント挿入孔261を塞ぐように密閉ラベル262を貼る。デシカント挿入孔261が密閉された状態において、収容空間601内にヘリウム・ガスを封入する(S12)。その後、図5(d)に示すように、外側カバー401がベース102に接合される(S18)。なお、図5(d)において接着層301は省略されている。
密閉された後の筐体内の湿度を管理するためには、デシカント264の初期含水量が重要である。クリーンルーム内の湿度は、ESDの問題を避けるために、一般に高めの湿度に調整されている。これに対して、密閉されたHDD1の筐体内の湿度は、低く調整されていることが好ましい。これは、低温における結露や高温におけるNRROの増加の問題を避けるためである。従って、デシカント264は、初期状態において、HDA10の組み立てに使用するクリーンルームの湿度より低く調湿されていることが好ましい。
また、密閉筐体内の湿度をより確実に管理するため、筐体内に配置するデシカントは、この調湿されたデシカント264のみで、最終的なHDD1は他のデシカントを有していないことが好ましい。デシカント264の初期含水量の具体的な数値としては、25度に於いて筺体に組み込んだ場合に40%以下になるようにデシカントの特性に基づき調整されていることが好ましい。
図5(a)〜(d)に示した好ましい例は、一次カバー201(のデシカント・ポケット263)にデシカント264が配置される。これに対して、デシカント264を、ベース102に形成されているデシカント収容空間に配置することができる。図6(a)〜(d)は、デシカント264を、ベース102のデシカント収容空間267に配置する例を示している。図6(a)〜(d)は、デシカント264の実装工程におけるHDA10の構成の変化を模式的に示す断面図である。
図6(a)は、サーボ・ライト(S13)及び動作検査テスト(S15)終了後、デシカント264をデシカント収容空間267内に配置する直前の状態を示している。内側カバー201とベース102とが形成する収容空間601は、ガスケット281によって簡易的に密封されており、ヘリウム・ガスが残っている。デシカント264はデシカント収容空間267内に存在しない。デシカント収容空間267は、密閉ラベル269で密閉されている。クリーンルーム内での組み立て工程(S11)においてデシカント264は実装されず、サーボ・ライト(S13)及び動作検査テスト(S15)はデシカント264なしで実行される。
図6(b)に示すように、デシカント264をデシカント収容空間267内に配置するため、密閉ラベル269を剥がす。さらに、デシカント264を、デシカント挿入孔271から挿入し、デシカント収容空間267内にデシカント264を配置する。デシカント収容空間267と磁気ディスク11などを収容する収容空間601との間は、フィルタ268によって仕切られている。これによって、デシカント264の配置において、塵埃が収容空間601内に侵入することを防止することができる。
デシカント264をデシカント収容空間267内に配置した後、図6(c)に示すように、デシカント挿入孔271を塞ぐように密閉ラベル269を貼る。デシカント挿入孔271が密閉された状態において、収容空間601内にヘリウム・ガスを封入する(S12)。その後、図6(d)に示すように、外側カバー401がベース102に接合される(S18)。なお、図6(d)においても接着層301は省略されている。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、本発明はHDDに特に有用であるが、それ以外のディスク・ドライブ装置に適用してもよい。外側カバーとベースとは、半田、特に溶接により接合することが好ましいが、他の方法を排除するものではない。
上述の例は、デシカントが筐体内に存在しない状態でサーボ・ライト及び動作試験を行うが、デシカントを筐体に入れた状態でこれらを行い、最終的なヘリウム・ガスの注入前に、調湿されたデシカントと入れ替えるようにしてもよい。本発明のHDDの製造方法において重要な点は製品としてのHDDに実装されるデシカントの配置時期であり、上述と異なる構造を有する密閉型HDDに適用することができる。
本実施形態に係る密封型HDDの構成を模式的に示す分解斜視図である。 本実施形態に係る密封型HDDのベース内の構造を模式的に示す上面図である。 本実施形態に係る密封型HDDにおいて、デシカント及びデシカントを収容するデシカント・ポケットの構造を模式的に示す断面図である。 本実施形態に係る密封型HDDの製造方法の各工程を示すフローチャートである。 本実施形態に係る密封型HDDの製造において、デシカントを筐体内に配置する工程を模式的に示す図である。 本実施形態に係る他の態様の密封型HDDの製造において、デシカントを筐体内に配置する工程を模式的に示す図である。 従来の密閉型HDDにおいて、温度とNRROとの関係の実験結果を示す図である。
符号の説明
1 ハードディスク・ドライブ、10 ヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)
50 制御回路基板、101 磁気ディスク、102 ベース
103 スピンドル・モータ、105 ヘッド・スライダ、106 アクチュエータ
107 回動軸、109 ボイス・コイル・モータ(VCM)
110 サスペンション、111 アーム、113 VCMコイル、115 ランプ
201 内側カバー、211a〜211f ネジ、215 ベース側壁の上部
221 通気孔、222 密閉ラベル、226 ネジ孔、227 密閉ラベル
231 ヘリウム排出孔、232 密閉ラベル、233 ヘリウム注入孔
234 密閉ラベル、241 ネジ孔、242 密閉ラベル、261 デシカント挿入孔
262 密閉ラベル、263 デシカント・ポケット、264 デシカント
265 接着層、267 デシカント収容空間、268 フィルタ、269 密閉ラベル
271 デシカント挿入孔271、281 ガスケット、301 接着層
311 チャネル、401 外側カバー、501 インターフェース・コネクタ
601 収容空間、621 アルミニウム・シート、622 接着層

Claims (8)

  1. ベースにディスクを含む複数部品を実装し、
    前記複数部品が実装されたベースにラベルでデシカント挿入口を塞いだデシカントポケットを備える一次カバーを固定し、前記複数部品を収容する筐体を形成し、
    前記複数部品が実装されたディスク・ドライブ装置のテストを実行し、
    前記テストの後に、前記ラベルを取り去りデシカントポケットにデシカントを配置し、
    前記デシカントの配置の後に、前記筐体内に空気よりも低密度の気体を入れ、
    前記デシカントポケットをラベルで塞ぐ、
    密閉型ディスク・ドライブ装置の製造方法。
  2. 前記一次カバーを覆うように二次カバーを前記ベースに配置し、二次カバーを前記ベースに接合して前記筐体を封止する、
    請求項1に記載の密閉型ディスク・ドライブ装置の製造方法。
  3. クリーンルーム内において、前記複数部品の前記ベースへの実装と一次カバーの固定を行い、
    前記デシカントポケットに配置する前記デシカントは、前記クリーンルームの湿度よりも低く調湿されている、
    請求項1に記載の密閉型ディスク・ドライブ装置の製造方法。
  4. 前記製造されたディスク・ドライブ装置内のデシカントは、前記テストの後に前記筐体内に配置したデシカントのみである、
    請求項1に記載の密閉型ディスク・ドライブ装置の製造方法。
  5. ベースと、
    前記ベースに実装された、ディスクを含む複数の部品と、
    前記ベースに固定され、前記複数部品が収容されている空間を前記ベースと共に形成する一次カバーと、
    一次カバーもしくは前記ベースに形成されているデシカントポケットのデシカント挿入口を塞ぐラベルと、
    前記複数部品が実装されたディスク・ドライブ装置のテスト後にデシカントポケットに挿入された前記デシカントポケットに設置可能なデシカントと、
    一次カバーを覆うように配置され、前記ベースに接合されて一次カバー及び前記デシカントを含む筐体内部を密閉する二次カバーと、
    前記密閉された筐体内に封入されている空気よりも低密度の気体と、
    を有する密閉型ディスク・ドライブ装置。
  6. 前記テストの後に配置したデシカントは前記テスト時の湿度よりも低く調湿されたデシカントである請求項5に記載の密閉型ディスク・ドライブ装置。
  7. 前記デシカントポケットに挿入されたデシカントは、前記テストの後に前記筐体内に配置したデシカントのみである、
    請求項6に記載の密閉型ディスク・ドライブ装置。
  8. 前記密閉された筐体内の湿度は、25℃において40%以下である、
    請求項6に記載の密閉型ディスク・ドライブ装置。
JP2007201292A 2007-08-01 2007-08-01 密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法 Active JP5052250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007201292A JP5052250B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007201292A JP5052250B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009037694A JP2009037694A (ja) 2009-02-19
JP5052250B2 true JP5052250B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=40439459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007201292A Active JP5052250B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5052250B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238910A (ja) * 2014-08-21 2014-12-18 サムスン電機ジャパンアドバンスドテクノロジー株式会社 ハードディスク駆動装置の生産方法
JP2022180054A (ja) 2021-05-24 2022-12-06 株式会社東芝 磁気記録再生装置、及びその製造方法
KR20230022352A (ko) * 2021-08-06 2023-02-15 삼성전자주식회사 솔리드 스테이트 드라이브 케이스 및 이를 이용한 솔리드 스테이트 드라이브 장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62279588A (ja) * 1986-05-28 1987-12-04 Hitachi Ltd 密封型磁気デイスク装置
JPS63298887A (ja) * 1987-05-29 1988-12-06 Toshiba Corp 磁気ディスク装置
JPH0360675A (ja) * 1989-07-28 1991-03-15 Ishikawa Seisakusho:Kk 針穿入用ゴム栓
JP4058184B2 (ja) * 1998-12-24 2008-03-05 富士通株式会社 ハードディスク装置
US6762909B2 (en) * 2002-08-02 2004-07-13 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic recording disk drive with self-limiting wearable contact pad air-bearing slider in hermetically sealed environment

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009037694A (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5043444B2 (ja) ディスク・ドライブ装置及びその製造方法
JP5037438B2 (ja) ディスク・ドライブ及びディスク・ドライブの密閉筐体内に低密度ガスを再注入する方法
JP5129964B2 (ja) ディスク・ドライブ装置及びその製造方法
JP2008310891A (ja) ディスク・ドライブ装置及びその製造方法
US8659849B2 (en) Hermetically resealable hard-disk drive configured for recharging with a low-density gas
JP5049017B2 (ja) 磁気ディスク装置及びその製造方法
US8279552B2 (en) Hermetically sealing a hard disk drive
US9001458B1 (en) Hard disk drive sealed in helium using a secondary container
JP2009245570A (ja) ベースの製造方法及びディスク・ドライブ装置の製造方法
JP2008171482A (ja) ディスク・ドライブ装置
US20180047430A1 (en) Hermetically-sealed data storage device for increased disk diameter
JP2007335022A (ja) 磁気ディスク装置
JP2008090886A (ja) 磁気ディスク装置及びその製造方法
US9570114B1 (en) Laminated film-packed hard disk drive for hermetic sealing
US20090097375A1 (en) Disk drive device and manufacturing method thereof
JP2002245771A (ja) ディスク・ドライブ装置、ハード・ディスク・ドライブ、カバー、ベースおよびディスク・ドライブ装置の検査方法
JP5052250B2 (ja) 密閉型ディスク・ドライブ装置及びその製造方法
JP2007328880A (ja) 磁気ディスク装置及びその製造方法
US6519111B2 (en) Disk drive apparatus, hard disk drive, filter, and method for inspecting disk drive apparatus
CN110431628B (zh) 气密密封的数据存储装置和系统以及用于降低泄漏率的方法
US11842754B2 (en) Dual gasket for manufacturing of hermetically-sealed hard disk drive
US20160365105A1 (en) Hard Disk Drive Actuator Pivot To Base Tower Clearance Spacer Mechanism
JP2002100179A (ja) 磁気ディスク装置
US20240144979A1 (en) Hard disk drive breather filter enabling sorbent replacement
JP2001176245A (ja) 磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100510

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5052250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250