JP2009225873A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009225873A
JP2009225873A JP2008072188A JP2008072188A JP2009225873A JP 2009225873 A JP2009225873 A JP 2009225873A JP 2008072188 A JP2008072188 A JP 2008072188A JP 2008072188 A JP2008072188 A JP 2008072188A JP 2009225873 A JP2009225873 A JP 2009225873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
component
winning
piece
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008072188A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Kiyooka
貴晃 清岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2008072188A priority Critical patent/JP2009225873A/ja
Publication of JP2009225873A publication Critical patent/JP2009225873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】ゴト行為をより確実に防止しながらも、メンテナンスのしやすい遊技機を提供する。
【解決手段】通常モードで可動扉15が開放位置に回動した場合、制御部29はブレーキパット駆動部31を駆動し、ブレーキパット30によるブレーキディスク25aの挟み込みを解除する。そして、モータ27を駆動し、ボビン25を図中反時計方向に回転させ、ヒモ23の張力を緩めてヒモ23を弛緩状態にする。このとき、おもり31の重みによって第1〜第4構成板15a〜15dは下方に垂れ下がり、第1〜第4構成板15a〜15d同士は離れた状態になる。このため、可動扉15の内面で遊技球が大入賞口21に案内されなくなって、遊技球を大入賞口21に入賞させることができなくなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機などパチンコ店に設置される遊技機に関する。
一般に、パチンコ機は、可動板を有するアタッカや可動片を有する始動入賞口(いわゆる電チュー)などの入賞装置を備えており、抽選によって当たりに当選すると、可動板が回動して大入賞口が開放される、あるいは、可動片が回動して始動入賞口での入賞率が上昇し、遊技球を各入賞口に入賞させやすくなる。遊技者はこれらの入賞口に遊技球を入賞させることによって利益を得ることができる。
ところが、近年、ピアノ線などの器具を用いて抽選の結果に関わらず上述した可動板や可動片を回動させることにより、大入賞口や始動入賞口に不正に遊技球を入賞させることにより利益を得る、いわゆるゴト行為が頻発していることが問題となっており、これを防止する機能をパチンコ機に設けることが遊技機メーカーに求められている。このため、最近では、例えば特許文献1〜3などで示されるように、ゴト行為を防止するための様々な提案がなされ、各メーカーでもゴト行為を防止することを念頭に置いた設計・開発が行われている。
特開2000−279585号公報 特開2003−310972号公報 特開2003−024554号公報
しかしながら、特許文献1〜3の発明では、いずれも外力を加えることによって可動板や可動片をロックする機構であるため、可動板や可動片を破損させる行為が行われると、ゴト行為を行うことが可能になってしまい、ゴト行為を完全に防止することができないという問題がある。また、パチンコ店の店員がメンテナンスなどの理由によって当たりに当選していないときに可動板や可動片を回動させる場合には、可動板や可動片を回動させる際の手順が複雑になって作業を効率良く行うことができないという問題がある。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、ゴト行為をより確実に防止しながらも、メンテナンスのしやすい遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞したときに当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定し、前記当たりに当選した場合には、略水平な軸に軸支された可動板が回動して大入賞口を開放し、前記大入賞口の開放時には前記可動板の内面で遊技球が前記大入賞口に案内され、前記可動板はその軸方向に沿って複数の構成板に分割された遊技機であって、先端の前記構成板以外の構成板を前記軸と直交する方向でかつ各構成板の両面の面内方向に沿って貫通する貫通孔と、一端を先端の前記構成板に連結するとともに、先端の前記構成板以外の全ての前記構成板の前記貫通孔に他端を挿通したヒモと、前記ヒモの他端が連結され、前記ヒモの張力を変更する張力変更装置と、前記可動板が前記大入賞口を開放したことを検知する開放検知手段と、前記当たりに当選したとき以外に前記可動板が前記大入賞口を開放した場合には、前記ヒモの張力を緩めるとともに、それ以外の場合には前記ヒモを前記大入賞口側に引き寄せるように前記張力変更装置の張力を制御する張力制御手段とを備え、前記ヒモの張力が緩められると、前記構成板同士が離れて前記可動板の内面で前記大入賞口へ遊技球が案内されなくなり、前記ヒモを前記大入賞口側に引き寄せられると、前記構成板同士が当接して前記可動板の内面で前記大入賞口へ遊技球が案内されるものである。
上記目的を達成するために、請求項2記載の遊技機は、スルーチャッカーを遊技球が通過したときに当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定し、前記当たりに当選した場合には、前後方向に延びる軸に基端部が軸支された一対の可動片が回動し、前記可動片の内面で遊技球が始動入賞口に案内されて前記始動入賞口への遊技球の入賞率が上昇し、前記可動片は前記軸からの距離が互いに異なるように複数の構成片に分割された遊技機であって、先端の前記構成片以外の構成片を前記軸と直交する方向でかつ前記可動片の延びる方向に沿って貫通する貫通孔と、一端を先端の前記構成片に連結するとともに、先端の前記構成片以外の全ての前記構成片の前記貫通孔に他端を挿通したヒモと、前記ヒモの他端が連結され、前記ヒモの張力を変更する張力変更装置と、前記可動片が前記入賞口を開放したことを検知する開放検知手段と、前記当たりに当選したとき以外に前記可動片が前記始動入賞口を開放した場合には、前記ヒモの張力を緩めるとともに、それ以外の場合には前記ヒモを前記基端部側に引き寄せるように前記張力変更装置の張力を制御する張力制御手段とを備え、前記ヒモの張力が緩められると、前記構成片同士が離れて前記構成片の内面で前記始動入賞口へ遊技球が案内されなくなり、前記ヒモを前記基端部側に引き寄せられると、前記構成片同士が当接して前記構成片の内面で前記始動入賞口へ遊技球が案内されるものである。
請求項1記載の発明によれば、不正に可動板を回動させて大入賞口を開放しても遊技球を大入賞口に遊技球を入賞させることができなくなるため、ゴト行為をより確実に防止できる。また、メンテナンスを行うにあたって可動板を回動させた際にヒモが弛緩してもメンテナンス作業に何ら影響がないため、メンテナンスがしやすくなる。
請求項2記載の発明によれば、不正に可動片を回動させて始動入賞口を開放しても遊技球を始動入賞口に遊技球を入賞させることができなくなるため、ゴト行為をより確実に防止できる。また、メンテナンスを行うにあたって可動片を回動させた際にヒモが弛緩してもメンテナンス作業に何ら影響がないため、メンテナンスがしやすくなる。
図1に示すように、パチンコ機10は遊技盤11を備えている。遊技盤11の盤面上には遊技領域11aが形成されており、打ち出された遊技球は遊技領域11aを流下する。遊技領域11aには始動入賞装置12、スルーチャッカー13が設けられている。始動入賞装置12は始動入賞口(以下、「始動口」)12aを有している。始動口12aに遊技球が入賞すると予め決められた規定個数の遊技球が賞球として払い出される。始動口12aには前後方向に延びる軸にその基端部が軸支された一対の可動片12bが取り付けられている。可動片12bは常態では互いの先端部が近づく閉鎖位置に位置しており、スルーチャッカー13を遊技球が通過したときに実行される開放抽選で当たりに当選すると互いの先端部が離れる開放位置に回動する。可動片12bが開放位置に回動するとその内面で遊技球が始動口12a内に案内されるため、可動片12bが閉じ位置に位置するときよりも始動口12aへの遊技球の入賞率が上昇する。
始動口12aに遊技球が入賞すると当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる。当たりに当選すると通常モードから当たりモードに移行する。当たりモードに移行すると、15ラウンドのラウンド遊技が行われる。遊技領域11aの下方に設けられたアタッカ14が設けられている。アタッカ14は、左右方向に延びる軸に軸支された可動扉15や、その奥に配置された大入賞口、可動扉(可動板)15を回動させるソレノイド、大入賞口に入賞した遊技球を検知する磁気センサなどを備えている。そして、当たりモードの各ラウンドでは、遊技領域11aの下方に設けられたアタッカ14の可動扉15が1回ずつ開放する。可動扉15が開放すると遊技球の大半がその内面で大入賞口に案内されて大入賞口に多数の遊技球が入賞するため、多数の賞球を得ることができる。1ラウンドは、大入賞口に遊技球が10個入賞するか又はラウンド開始から30秒が経過すると終了する。ラウンド終了時には可動扉15が一旦閉じられ、その次ラウンドに移行すると再度可動扉15は開放する。そして、15ラウンドが終了すると当たりモードが終了する。
遊技領域11aの略中央部にはセンター役物15が設けられている。センター役物15は、液晶ディスプレイ15aと、液晶ディスプレイ15aの周囲を囲む略円形の飾り枠15bとから構成されている。
液晶ディスプレイ15aの画像表示領域は縦に3分割されており、各表示領域では例えば数字の「0」〜「9」からなる10種類の図柄19のうちのいずれか一つが表示されている。そして、通常モードで始動口13に遊技球が入賞すると図柄16の変動表示が開始され、各表示領域の図柄16が上から下へスクロールする。変動表示した図柄16は表示領域ごとに順次(左→右→中の順)に停止し、全ての図柄16が停止したときに同一の図柄16が揃っていると当たり、それ以外の組み合わせが揃ったときはハズレとなる。
図2に示すように、アタッカ14の可動扉15は左右方向に延びる軸20に軸支されている。可動扉15は大入賞口21を開放する開放位置(図2に示す位置)と大入賞口21を閉鎖する閉鎖位置(図3に示す位置)との間で回動する。可動扉15の両側端には側板22が設けられている。側板22は略扇形に形成されており、可動扉15の先端側に向かってゆるやかに傾斜している。側板22は開放位置に回動した可動扉15の内面に落下した遊技球が左右にこぼれ落ちることを防止する。
可動扉15は矩形板状に形成されており、軸20の軸方向に沿って4つに分割されている。これにより、可動扉15は、第1〜第4構成板15a〜15dで構成されている。第1構成板15aが可動扉15の先端に位置し、第4構成板15dが可動扉15の後端に位置する。そして、第2構成板15b、第3構成板15cが第1構成板15aと第4構成板15dとの間に配置されている。
第1〜第4構成板15a〜15dの各々は隣接する構成片と左右方向に延びる連結軸15eによって連結されている。第1構成板15aには、その後端にヒモ23の一端が取り付けられている。第2〜第4構成板15b〜15dのそれぞれには軸20の軸方向と直交する方向でかつその両面の面内方向に沿って貫通する貫通孔24が形成されている。貫通孔24は連結軸15eの上方(第2〜第4構成板15b〜15dの内面寄り)に形成されている。貫通孔24には第1構成板15aに取り付けられたヒモ23の他端が挿通されている。ヒモ23の他端はボビン25に巻き付けられている。ボビン25は大入賞口21及び可動扉15よりも奥側、換言すると遊技盤11の裏面側に設けられている。
ボビン25は可動扉15の軸20と平行に延びる軸26を中心に回転する。ボビン25はモータ27の駆動力が伝達されて回転する。ボビン25の回転位置及び回転量はロータリエンコーダ28によって検出される。ロータリエンコーダ28の検出信号は制御部29に入力される。制御部29は、ロータリエンコーダ28からの検出信号に基づいてボビン25の回転位置及び回転量を識別してモータ27の駆動制御を行う。モータ27が図中時計方向に回転するとヒモ23の張力が緩められてヒモ23が弛緩状態となり、第1〜第4構成板15a〜15d同士が離れた状態となる。このとき、可動板15が開放位置にあると、遊技球は可動板15の内面で大入賞口21へ案内されなくなる。また、モータ27が図中反時計方向に回転するとヒモ23が大入賞口21側に引き寄せられてヒモ23が緊張状態になり、第1〜第4構成板15a〜15d同士が当接した状態となる。このとき、可動板15が開放位置にあると、遊技球は可動板15の内面で大入賞口21へ案内される。
ボビン25の周囲にはブレーキディスク25aが設けられている。また、ボビン25の近傍には、ボビン25の軸26の軸方向に移動する一対のブレーキパッド30が設けられている。ブレーキパッド30はブレーキパッド駆動部31からの駆動力を受けて移動する。ブレーキパッド30は、ブレーキディスク25aを挟み込む挟み込み位置と、ブレーキディスク25aの挟み込みを解除する解除位置との間で移動する。ブレーキディスク25aがブレーキパッド30によって挟み込まれるとボビン25の回転がロックされる。ボビン25の回転はヒモ23が緊張状態になったときにロックされる。ブレーキパッド駆動部31は制御部29によって駆動制御される。制御部29はロータリエンコーダ28からの検出信号に基づいてボビン25の回転位置及び回転量を識別してブレーキパッド駆動部31を制御し、ブレーキパッド30を移動させる。
第1構成板15aの前面にはおもり31が取り付けられている。このため、ヒモ23の張力が緩められて弛緩状態になると第1構成板15aが重力によって下方に垂れ下がり、これに併せて、第2〜第4構成板15b〜15dも下方に垂れ下がる。
第4構成板15dには、その基端部に反射信号片32が設けられている。反射信号片32は、可動扉15が閉鎖位置に移動したときにフォトセンサ33によって検知される。フォトセンサ33による反射信号片32の検知信号は制御部29に入力される。制御部29は反射信号片32が検知されると可動扉15が閉鎖位置に移動したことを識別し、反射信号片32が検知されていないときは可動扉15が開放位置に移動したことを識別する。
復帰スイッチ34は、弛緩状態とされたヒモ23を再度緊張状態にするときに操作される。復帰スイッチ34の操作信号は制御部29に入力される。制御部29は、この操作信号に応答してモータ27の回転を開始させる。
なお、制御部29は、モータ27やブレーキパット駆動部31の駆動制御に加えて、始動口12aや大入賞口21に遊技球が入賞したときの遊技球の払い出しや遊技状態の変更など、遊技に係る全体の制御を行う。
次に、可動扉15の開閉時の処理の流れについて説明する。
遊技が行われて始動口12に遊技球が入賞すると当たり抽選が行われる。当たり抽選で当たりに当選すると当たりモードに移行する。当たりモードに移行すると15ラウンドの遊技が行われ、可動扉15はラウンドごとに1回づつ開放する。
図3に示すように、当たりモードでは、ヒモ23は大入賞口21側に引き寄せられ、緊張状態となっている。これにより、第1〜第4構成板15a〜15dが引き寄せられ各々が当接した状態となり、可動扉15の内面で遊技球を大入賞口21に案内することが可能になって、遊技球を大入賞口21に入賞させることができる。
図4に示すように、通常モードで可動扉15が開放位置に回動した場合、制御部29はブレーキパット駆動部31を駆動し、ブレーキパット30によるブレーキディスク25aの挟み込みを解除する。そして、モータ27を駆動し、ボビン25を図中反時計方向に回転させ、ヒモ23の張力を緩めてヒモ23を弛緩状態にする。このとき、おもり31の重みによって第1〜第4構成板15a〜15dは下方に垂れ下がり、第1〜第4構成板15a〜15d同士は離れた状態になる。このため、可動扉15の内面で遊技球が大入賞口21に案内されなくなって、遊技球を大入賞口21に入賞させることができなくなる。この状態でエラー復帰スイッチ34が押下された場合、制御部29はモータ27を図中時計方向に回転させてヒモ23をボビン25に巻き取る。そして、制御部29は、ロータリエンコーダ28で検出されるボビン25の回転量に基づいてヒモ23の張力を調節し、ヒモ23を緊張状態にしてモータ27を停止させる。また、これと同時に、ブレーキパッド30を挟み込み位置に移動させる。これにより、第1〜第4構成板15a〜15dが引き寄せられて各々が当接した状態になり、遊技を行うことが可能になる。
以上のような処理を行うことによって、当たりに当選していないときに例えばピアノ線を用いたゴト行為によって可動扉15が開放されても遊技球を入賞させることが不能になり、ゴト行為を防止できる。また、可動扉15の開放位置への回動を許容しながらもゴト行為を防止するので、従来のように可動扉15を破損させて強制的に開放位置に回動させてもゴト行為が行われる心配がなくなり、ゴト行為をより確実に防止できる。また、通常モード中に可動扉15が開放されると可動扉15が垂れ下がるので、可動扉15が邪魔にならずにアタッカ14のメンテナンスがしやすくなり、メンテナンス作業を効率良く行うことができる。
上記実施形態では、アタッカ14の可動扉15を分割して本発明を適用したが、始動口の可動片に本発明を適用してもよい。以下、本発明を適用した始動入賞装置50の可動片51について説明する。
図5に示すように、可動片51は、それぞれの基端部が前後方向に延びる軸52に軸支されている。可動片51は、常態では互いの先端部が近づく閉じ位置に位置しており、スルーチャッカー13を遊技球が通過したときに実行される開放抽選で当たりに当選すると互いの先端部が離れる開放位置に回動する。可動片51が開放位置に回動するとその内面で遊技球が始動口53に案内されるため、可動片51が閉じ位置に位置するときよりも始動口53への遊技球の入賞率が上昇する。
可動片51は軸52から距離が互いに異なるように3つに分割されている。これにより、可動片51は、第1〜第3構成片51a〜51cで構成されている。第1構成片51aが可動片51の先端に位置し、第3構成片51cには軸52が挿通されている。そして、第2構成片51bが第1構成片51aと第3構成片51cとの間に配置されている。
第1〜第3構成片51a〜51cの各々は隣接する構成片と前後方向に延びる連結軸51dによって連結されている。第1構成片51aには、その後端にヒモ23の一端が取り付けられている。第2〜第3構成片51b,51cのそれぞれには、軸52と直交する方向でかつ可動片51の延びる方向に沿って第2〜第3構成片51b,51cを貫通する貫通孔54が形成されている。貫通孔54は連結軸51dの上方(第2〜第3構成片51b,51cの内面寄り)に形成されている。貫通孔54にはヒモ23の他端が挿通されている。ヒモ23の他端はボビン25に巻き付けられている。ボビン25は、可動片51の各々について2つ設けられている。ボビン25は遊技盤11の裏面側に設けられている。ボビン25は、その軸26が前後方向に延びるように配置されている。なお、ボビン25、モータ27、ロータリエンコーダ28、ブレーキパッド30、ブレーキパッド駆動部31については上記実施形態と同一の機能を有するので説明を省略する。
第1構成板15aの外面にはおもり31が取り付けられている。このため、ヒモ23が弛緩状態になるとおもり31の重みによって下方に垂れ下がり、これに併せて、第2〜第3構成片51b,51cも下方に垂れ下がる。
第3構成片51cには、その基端部に反射信号片32が設けられている。そして、可動扉15が閉鎖位置に移動したときにフォトセンサ33によって反射信号片32が検知される。反射信号片32の検知信号は制御部29に入力される。制御部29は反射信号片32が検知されると可動扉15が閉鎖位置に移動したことを識別し、反射信号片32が検知されていないときは可動扉15が開放位置に移動したことを識別する。
次に、可動片51の開閉時の処理の流れについて説明する。
遊技が行われてスルーチャッカー13を遊技球が通過すると開放抽選が行われる。開放抽選で当たりに当選すると可動片51が所定時間(例えば0.5秒)開放位置に移動し、再度閉鎖位置に復帰する。
図5に示すように、スルーチャッカー13を遊技球が通過して開放抽選で当たりに当選した場合は、ヒモ23は第3構成片51c側、すなわち可動片51の基端側に引き寄せられて緊張状態となっている。これにより、第1〜第3構成片51a〜51cが引き寄せられ、各々が当接した状態となる。このため、可動片51が開放位置に回動したときに可動片51の内面で遊技球を始動口12aに案内することが可能になり、始動口12aへの遊技球の入賞率が上昇する。
また、図6に示すように、スルーチャッカー13を遊技球が通過せず、開放抽選で当たりに当選していないにも関わらず、可動片51が開放位置に回動した場合、制御部29はブレーキパット30によるブレーキディスク25aの挟み込みを解除する。そして、モータ27を駆動し、図中向かって左側のボビン25を図中時計方向に回転させるとともに、図中向かって右側のボビン25を図中反時計方向に回転させてヒモ23の張力を緩める。このとき、おもり31の重みによって第1〜第3構成片51a〜51cは下方に垂れ下がり、第1〜第3構成片51a〜51c同士が離れる。このため、可動片51はその内面で遊技球を始動口12aに案内できなくなって、遊技球を始動口12aに入賞させることができなくなる。この状態でエラー復帰スイッチ34が押下された場合、制御部29はモータ27を図中向かって左側のボビン25を図中は反時計方向に回転させるとともに、図中向かって右側のボビン25を図中時計方向に回転させてヒモ23をボビン25に巻き取る。そして、制御部29は、ロータリエンコーダ28で検出されるボビン25の回転量に基づいてヒモ23の張力を調節し、ヒモ23を緊張状態にしてモータ27を停止させる。また、これと同時に、ブレーキパッド30を挟み込み位置に移動させる。これにより、第1〜第3構成片51a〜51cが引き寄せられて各々が当接した状態になり、遊技を行うことが可能になる。
以上のような処理を行うことによって、当たりに当選していないときに例えばピアノ線を用いたゴト行為によって可動片51が開放されても遊技球の入賞率を上昇させることが不能になり、ゴト行為を防止できる。また、可動片51の開放位置への回動を許容しながらもゴト行為を防止するので、従来のように可動片51を破損させて強制的に開放位置に回動させるゴト行為が行われる心配がなくなり、ゴト行為をより確実に防止できる。また、開放抽選で当たりに当選していないときに可動片51が開放されると可動扉15が垂れ下がるので、可動扉15が邪魔にならずに始動入賞装置50のメンテナンスがしやすくなり、メンテナンス作業を効率良く行うことができる。
上記実施形態では、当たり抽選又は開放抽選で当たりに当選したときに可動扉15を開放位置に回動、あるいは、可動片51を開放位置に回動させたが、他の抽選で当たりに当選したときにこれらを回動してもよい。
上記実施形態では、遊技機の1つとしてパチンコ機を例に挙げて説明したが、遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンなど、他の遊技態様の遊技機に本発明を適用してもよい。また、画像表示装置は、液晶ディスプレイに限らず、7セグメント型の表示装置やEL(エレクトロルミネッセンス)を用いた表示装置など適宜の表示装置を用いてよい。
パチンコ遊技機の正面図である。 可動扉が閉鎖位置にある状態の可動扉の縦断面図である。 ヒモが緊張状態のときに可動扉が開放位置に回動した状態を示す可動扉の縦断面図である。 ヒモが弛緩状態のときに可動扉が開放位置に回動した状態を示す可動扉の縦断面図である。 ヒモが緊張状態のときに可動片が開放位置に回動した状態を示す可動扉の縦断面図である。 ヒモが弛緩状態のときに可動片が開放位置に回動した状態を示す可動扉の縦断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
12a 始動入賞口
13 スルーチャッカー
21 大入賞口
23 ヒモ
24 貫通孔
27 モータ(張力変更装置)
29 制御部(張力制御手段)
33 フォトセンサ(開放検知手段)
51 可動片

Claims (2)

  1. 始動入賞口に遊技球が入賞したときに当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定し、前記当たりに当選した場合には、略水平な軸に軸支された可動板が回動して大入賞口を開放し、前記大入賞口の開放時には前記可動板の内面で遊技球が前記大入賞口に案内され、前記可動板はその軸方向に沿って複数の構成板に分割された遊技機であって、
    先端の前記構成板以外の構成板を前記軸と直交する方向でかつ各構成板の両面の面内方向に沿って貫通する貫通孔と、
    一端を先端の前記構成板に連結するとともに、先端の前記構成板以外の全ての前記構成板の前記貫通孔に他端を挿通したヒモと、
    前記ヒモの他端が連結され、前記ヒモの張力を変更する張力変更装置と、
    前記可動板が前記大入賞口を開放したことを検知する開放検知手段と、
    前記当たりに当選したとき以外に前記可動板が前記大入賞口を開放した場合には、前記ヒモの張力を緩めるとともに、それ以外の場合には前記ヒモを前記大入賞口側に引き寄せるように前記張力変更装置の張力を制御する張力制御手段とを備え、
    前記ヒモの張力が緩められると、前記構成板同士が離れて前記可動板の内面で前記大入賞口へ遊技球が案内されなくなり、前記ヒモを前記大入賞口側に引き寄せられると、前記構成板同士が当接して前記可動板の内面で前記大入賞口へ遊技球が案内されることを特徴とする遊技機。
  2. スルーチャッカーを遊技球が通過したときに当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定し、前記当たりに当選した場合には、前後方向に延びる軸に基端部が軸支された一対の可動片が回動し、前記可動片の内面で遊技球が始動入賞口に案内されて前記始動入賞口への遊技球の入賞率が上昇し、前記可動片は前記軸からの距離が互いに異なるように複数の構成片に分割された遊技機であって、
    先端の前記構成片以外の構成片を前記軸と直交する方向でかつ前記可動片の延びる方向に沿って貫通する貫通孔と、
    一端を先端の前記構成片に連結するとともに、先端の前記構成片以外の全ての前記構成片の前記貫通孔に他端を挿通したヒモと、
    前記ヒモの他端が連結され、前記ヒモの張力を変更する張力変更装置と、
    前記可動片が前記入賞口を開放したことを検知する開放検知手段と、
    前記当たりに当選したとき以外に前記可動片が前記始動入賞口を開放した場合には、前記ヒモの張力を緩めるとともに、それ以外の場合には前記ヒモを前記基端部側に引き寄せるように前記張力変更装置の張力を制御する張力制御手段とを備え、
    前記ヒモの張力が緩められると、前記構成片同士が離れて前記構成片の内面で前記始動入賞口へ遊技球が案内されなくなり、前記ヒモを前記基端部側に引き寄せられると、前記構成片同士が当接して前記構成片の内面で前記始動入賞口へ遊技球が案内されることを特徴とする遊技機。
JP2008072188A 2008-03-19 2008-03-19 遊技機 Pending JP2009225873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072188A JP2009225873A (ja) 2008-03-19 2008-03-19 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008072188A JP2009225873A (ja) 2008-03-19 2008-03-19 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009225873A true JP2009225873A (ja) 2009-10-08

Family

ID=41242008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008072188A Pending JP2009225873A (ja) 2008-03-19 2008-03-19 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009225873A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019055050A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 豊丸産業株式会社 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019055050A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 豊丸産業株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5649167B2 (ja) 弾球遊技機の球通路構造
JP2000334121A (ja) 弾球遊技機
JP2008119036A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2009225873A (ja) 遊技機
JP5936597B2 (ja) 遊技機
JP2007319435A (ja) 遊技機の制御装置
JP2007068901A (ja) 遊技盤ユニット、及び弾球遊技機
JP2000176098A (ja) 遊技機
JP5953596B2 (ja) 遊技機
JP2012130509A (ja) パチンコ機の発射装置
JP4520239B2 (ja) 遊技機
JP2009112720A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4274319B2 (ja) 遊技機
JP2008295676A (ja) パチンコ遊技機
JP4831251B2 (ja) 遊技機
JP5445528B2 (ja) 遊技機
JP2009291431A (ja) 弾球遊技機
JP4393368B2 (ja) 遊技機
JP2009022501A (ja) 遊技機
JP5863139B1 (ja) 遊技機
JP5561318B2 (ja) 遊技機
JP5548840B2 (ja) パチンコ機
JP2007135974A (ja) 弾球遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4375496B2 (ja) 遊技機
JP4444301B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体