JP2009112720A - 遊技機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

遊技機、プログラム及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2009112720A
JP2009112720A JP2007292225A JP2007292225A JP2009112720A JP 2009112720 A JP2009112720 A JP 2009112720A JP 2007292225 A JP2007292225 A JP 2007292225A JP 2007292225 A JP2007292225 A JP 2007292225A JP 2009112720 A JP2009112720 A JP 2009112720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
winning combination
reel
winning
lottery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007292225A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Okubo
隆 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007292225A priority Critical patent/JP2009112720A/ja
Publication of JP2009112720A publication Critical patent/JP2009112720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】新たな遊技性を提供する。
【解決手段】スロットマシン11では、RTモードにおいてRT終了役が当選すると、過去の遊技結果が所定の条件を満たしているか否かを判定する。そして、満たしていると判定された場合は、回転中のリールを自動停止させる。リールを自動停止する場合、制御部34は、当選役抽選で当選した当選役が入賞しないように蹴飛ばし制御を行う。このため、リールが自動停止された場合は、RT終了役が入賞することがない。このように、スロットマシン11では、過去の遊技結果に応じて自動停止の有無が決定され、有利不利が変化するといった新たな遊技性を提供できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用される遊技機、プログラム及び記録媒体に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルのベット」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどにより投入することを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞するまでの状態を内部当選とする。
パチンコ店で使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。パチスロ機は、複数のリールと、各リールに対応して設けられたストップボタンとを備えている。そして、パチスロ機では、メダルのベット後にスタートレバーが押下されると遊技が開始され、複数のリールが一斉に回転を開始する。回転中の各リールは、対応するストップボタンを押下することで停止できるようになっており、全てのリールが停止されると1回の遊技が終了する。リールの停止の際には、いわゆる引き込み・蹴飛ばし制御が行われて当選役抽選の結果に応じて入賞の有無が表示される。
パチスロ機の中には、リールが回転を開始してから所定時間ストップボタンが操作されなかった場合、リールを自動停止させるものもある(例えば、下記特許文献1参照)。さらに、パチスロ機の中には、リールが自動停止するまでの時間を変化させるようにしたものもあり、例えば、下記特許文献2では、リールが自動停止された遊技の次の遊技では自動停止するまでの時間を短縮し、稼働率低下を防止している。また、下記特許文献3に記載されているように、当選役抽選の結果に基づいてリールが自動停止するまでの時間を変化させることで、遊技者に当選役抽選の結果を報知するものもある。
特開2002−177461号公報 特開2006−247058号公報 特開2006−175261号公報
ところで、上記特許文献記載のパチスロ機では、稼働率低下を防止できるといった効果や、当選役抽選の結果を報知できるといった効果を得ることができるものの、遊技の結果と何ら関係がなく自動停止時間が決定されるため、遊技性に乏しいといった問題があった。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、新たな遊技性を提供できる遊技機、プログラム、記録媒体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、当選役抽選を行って複数種類の当選役のいずれかまたはハズレを決定する当選役決定手段と、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの回転を停止させる際に操作される停止操作手段とを備え、遊技開始に伴って前記当選役抽選を行うとともに前記リールを回転させ、リールが停止したときに前記当選役抽選により決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に停止してこの当選役が入賞した際に、入賞した当選役に対応する量の遊技媒体を払い出す遊技機において、過去の所定区間の遊技において前記当選役抽選に当選した当選役と、過去の所定区間の遊技において払い出された遊技媒体の払い出し量との少なくとも一方を記憶する遊技結果記憶手段と、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合に、前記リール停止操作手段の操作によらず前記リールの回転を自動停止させる停止制御手段とを備えたことを特徴としている。
また、前記停止制御手段は、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合、この時点から所定時間経過した際に、前記リールの回転を自動停止させるものでもよい。
さらに、前記所定の条件として複数種類の条件が設定されるとともに、前記所定時間として前記所定の条件に対応して複数種類の時間が設定されており、前記停止制御手段は、前記所定の条件のうち満たされた条件の種類に応じて、条件が満たされてから前記リールの回転を停止させるまでの時間を変化させるものでもよい。
また、前記当選役として、入賞した際に現在の遊技モードよりも遊技者にとって有利または不利となる遊技モードへと移行する遊技モード移行役を設け、前記停止制御手段は、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合、前記遊技モード移行役が入賞しないように、前記リールの回転を自動停止させるものでもよい。
さらに、前記リールの外周に配置され、予め設定された特定当選役が前記当選役抽選で決定されたにも関わらずこの特定当選役が入賞せずに取りこぼしとなった際に前記入賞有効ライン上に停止する特定図柄と、前記特定図柄が、前記入賞有効ライン上に停止した際に、現在の遊技モードよりも遊技者にとって有利または不利となる遊技モードへと移行させる遊技制御手段とを備え、前記停止制御手段は、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合、前記特定図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように、前記リールの回転を自動停止させるものでもよい。
また、本発明のプログラムは、当選役抽選を行って複数種類の当選役のいずれかまたはハズレを決定する当選役決定手段と、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの回転を停止させる際に操作される停止操作手段とを備え、遊技開始に伴って前記当選役抽選を行うとともに前記リールを回転させ、リールが停止したときに前記当選役抽選により決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に停止してこの当選役が入賞した際に、入賞した当選役に対応する量の遊技媒体を払い出す遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、過去の所定区間の遊技において前記当選役抽選に当選した当選役と、過去の所定区間の遊技において払い出された遊技媒体の払い出し量との少なくとも一方を記憶する遊技結果記憶手段と、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合に、前記リール停止操作手段の操作によらず前記リールの回転を自動停止させる停止制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
さらに、本発明の記憶媒体は、上述したプログラムがコンピュータ読み取り可能な状態で記憶されていることを特徴としている。
本発明によれば、過去の遊技結果に応じて、リールが自動停止するか否かが変化するといった新たな遊技性を提供できる。また、本発明によれば、過去の遊技結果に応じて、リールが自動停止するまでの時間が変化するといった新たな遊技性を提供できる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールや制御基板など、遊技を実行するための各種装置が収納されている。前面扉13は、上扉13aと下扉13bとからなり、収納箱12aは上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
下扉13bには、遊技の開始に先立ってメダル(遊技媒体)を投入するメダル投入口19、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させて図柄の変動表示を行わせるスタートレバー20、回転しているリールを停止させるストップボタン21a〜21c(停止操作手段)、メダルをメダル受け皿22に払い出す払い出し口23などが設けられている。メダル投入口19にメダルを投入するとスタートレバー20の操作が有効化され、操作の有効化後にスタートレバー20が押下されると当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定される。
当選役には、入賞すると通常モードよりもペイアウト率(1枚のメダル投入に対して払い出されるメダルの枚数の割合)が高いBBモードに移行するBB(ビックボーナス)、入賞すると次遊技をメダルの投入なしに行うことができるリプレイ、入賞すると規定枚数のメダルが払い出される小役などが設定されている。BBは一度当選すると、入賞するまで当選の権利が持ち越され、BBモードは払い出されたメダルの枚数が予め定められた上限枚数に達すると終了する。
また、スロットマシン11では、BBモードが終了するとRT(リプレイタイム)モードに移行する。RTモードでは、リプレイの当選確率が通常モードよりも高くなる。このため、RTモードでは、メダルの消費を抑えながら遊技を行うことができる。RTモードは、RT終了役(特別当選役)に当選するとともにこれに対応する図柄の組み合わせが入賞有効ライン16上に揃うと、すなわち、RT終了役が入賞すると終了し、通常モードへと移行する。このように、RTモードにおいて、RT終了役が入賞すると現在の遊技モード(本実施形態ではRTモード)よりも、遊技者にとって不利となる遊技モード(本実施形態では通常モード)へと移行する。
図2に示すように、スロットマシン11の動作は制御基板31によって管制される。制御基板31は、CPU32とメモリ(遊技結果記憶手段)33とを備えている。CPU32は、制御部(遊技制御手段、停止制御手段)34を備え、この制御部34によって動作が管制される。
メモリ33には、ROM領域とRAM領域とが設けられている。そして、メモリ33のROM領域には、遊技の実行処理で使用される遊技実行プログラムや遊技実行データ、各種設定情報などの他、後述する停止制御の種類を決定する際に参照される閾値が記憶されている。制御部34は、遊技実行プログラムや遊技実行データをメモリ33から読み出してスロットマシン11の各部の駆動制御を行う。
他方、メモリ33のRAM領域は、作業用メモリとして用いられ、当選役抽選の結果を示すフラグや、遊技が行われて入賞有効ライン16上に停止した停止図柄の種類を示すデータなど、スロットマシン11の制御に必要な情報が一時的に記憶される。また、メモリ33のRAM領域には、遊技結果を示す情報として、1回の遊技が終了する毎に、この遊技で払い出されたメダルの枚数が記憶される。なお、制御基板31は必ずしも1枚にする必要はなく、例えば液晶ディスプレイ17の駆動制御を行う基板と当選役抽選やリールの駆動制御を行う基板とをそれぞれ別個に設けてもよい。
メダルセンサ35はメダル投入口19から投入されたメダルを検知し、メダルの検知信号を制御部34に入力する。スタート信号センサ36はスタートレバー20が押下されたことを検知し、遊技スタート信号を制御部34に入力する。制御部34は、メダルが投入された後に遊技スタート信号が入力されるとこれを受け付ける。そして、制御部34は、遊技スタート信号に応答して当選役決定部(当選役決定手段)37を作動させる。
当選役決定部37には通常モード用の抽選テーブル、BBモード用の抽選テーブル、RTモード用の抽選テーブルなど複数種類の抽選テーブルが設けられている。当選役抽選では、抽選の際に抽出された乱数値が各抽選テーブルと照合され、照合した乱数値に割り当てられた当選役又はハズレを識別することによって、当選役の種類又はハズレが決定される。各抽選テーブルは、遊技モードによって使い分けられる。
通常モード用の抽選テーブルでは、BB、小役、リプレイ、又はハズレが決定されるように乱数値への各当選役及びハズレの割り当てが行われている。BBモード用の抽選テーブルでは、小役又はハズレが決定されるように乱数値への小役及びハズレの割り当てが行われているが、通常モード用の抽選テーブルに対して小役を割り当てた乱数値の比率が大きくされている。また、RTモード用の抽選テーブルでは、BB、小役、リプレイ、RT終了役、又はハズレが決定されるように乱数値へのRT終了役及びハズレの割り当てが行われているが、通常モード用の抽選テーブルに対してリプレイを割り当てた乱数値の比率が大きくされている。
当選役抽選でいずれかの当選役に当選した場合は、その種類を示す当選フラグがメモリ33のRAM領域に書き込まれ、ハズレとなった場合はハズレフラグが書き込まれる。BBフラグはBBモードが入賞したときにクリアされ、それ以外のフラグは遊技が終了したときにクリアされる。
当選役抽選が終了すると第1〜第3リール15a〜15cが回転開始する。第1〜第3リール15a〜15cの回転後にストップボタン21a〜21cが押下されるとストップ信号センサ38からストップ信号が制御部34に入力される。これに応答し、制御部34は、リール駆動コントローラ39を作動して、押下されたストップボタン21a〜21cに対応する第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。
スロットマシン11には、第1〜第3リール15a〜15cの停止制御として、前述のように、ストップボタン21a〜21cの操作に応答して対応するリールを停止させる通常停止制御と、ストップボタン21a〜21cの操作に関わらずリールを停止(自動停止)させる自動停止制御とが設定されている。そして、制御部34は、通常停止制御によりリールを停止する際には、周知の引き込み制御を行い、当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン16上に停止するように(当選役抽選で決定された当選役が入賞するように)、押下されたストップボタンに対応するリールの回転を停止させる。また、制御部34は、自動停止制御によりリールを停止する際(リールを自動停止する際)には、周知の蹴飛ばし制御を行い、当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン16上に停止しないように(当選役抽選で決定された当選役が入賞しないように)リールの回転を停止する。
制御部34には、停止制御決定部(停止制御手段)40が接続されており、通常停止制御と自動停止制御とのいずれの制御により第1〜第3リール15a〜15cを停止させるかは、停止制御決定部40により決定される。停止制御決定部40には、遊技結果判定部41が設けられている。遊技結果判定部41は、RTモードにおいてRT終了役が当選した際に駆動され、過去の遊技結果が所定の条件を満たしているか否かを判定する。
本実施形態において、遊技結果判定部41は、RTモードにおいてRT終了役が当選すると、メモリ33を参照し、直前の遊技で払い出されたメダルの払い出し枚数と、閾値とを比較して、払い出し枚数が閾値を上回っている場合に、過去の遊技結果が所定の条件を満たしていると判定する。そして、停止制御決定部40は、過去の遊技結果が所定の条件を満たしていると判定された場合に、回転中のリールを自動停止する旨の決定をし、これを示す自動停止決定信号を制御部34に出力する。
制御部34は、自動停止決定信号が入力されるまでの間は、第1〜第3リール15a〜15cを通常停止制御にて停止(ストップボタンが操作されるのを待って、ストップボタンが操作された際に、対応するリールを停止)させ、自動停止決定信号が入力されると、ストップボタン21a〜21cが操作されたか否かに関わらず、直ちに回転中のリールを自動停止制御にて停止させる。このように、スロットマシン11では、制御部34及び停止制御決定部40が第1〜第3リール15a〜15cを自動停止させる停止制御手段として機能する。
次に、上記構成による本発明の作用について説明する。スロットマシン11では、メダルのベット後にスタートレバー20を操作することで遊技が開始される。遊技が開始されると当選役抽選が実行され、第1〜第3リール15a〜15cが一斉に回転を開始する。第1〜第3リール15a〜15cの回転が開始された後、ストップボタン21a〜21cが有効化され、ストップボタン21a〜21cを押下することで対応するリールを停止させることができる。
また、スロットマシン11では、図3に示すように、スタートレバー20のONによってRTモードにおいてRT終了役が当選すると、過去の遊技結果が所定の条件を満たしているか否か判定される。そして、満たしていると判定された場合は、直ちに回転中のリールが自動停止される。なお、満たしていないと判定された場合は、回転中のリールに対応するストップボタンが操作されるのを待って、ストップボタンが操作されたときに、対応するリールの回転が停止される。
全てのリールが停止されると1回の遊技が終了する。そして、当選役抽選で当選した当選役が入賞した場合は、当選役に応じた処理が行われる。すなわち、小役が入賞すると、入賞した小役に対応する枚数のメダルがメダル受け皿22に払い出されるとともに、このときに払い出されたメダルの払い出し枚数がメモリ33のRAM領域に記憶される。また、BBが入賞すると通常モードからBBモードへと移行される。さらに、BBモード後に行われるRTモードにおいて、RT終了役が入賞するとRTモードから通常モードへと移行される。
以上のように、スロットマシン11では、RT終了役が入賞するとRTモードからRTモードよりも不利な通常モードに移行してしまうが、RTモードにおいてRT終了役が当選した際に、直前の遊技で払い出されたメダルの払い出し枚数が閾値を上回っている場合は、回転中のリールが自動停止される。そして、前述のように、リールが自動停止された場合は、当選役抽選で当選した当選役が入賞しないように蹴飛ばし制御が行われるので、RT終了役が入賞することがない。このように、スロットマシン11では、過去の遊技結果に応じて自動停止の有無が決定され、有利不利が変化するといった新たな遊技性を提供できる。
なお、上記実施形態では、RTモードにおいてRT終了役が当選した際に、過去の遊技結果に応じて自動停止の有無が決定される例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、RTモード中の全て遊技において、遊技毎に過去の遊技結果が所定の条件を満たすか否かを判定し、満たす場合に自動停止を行ってもよい。また、RTモード以外の遊技モードで、所定の契機(所定の当選役の当選時など)または遊技毎に、過去の遊技結果が所定の条件を満たすか否かを判定し、満たす場合に自動停止を行ってもよい。さらに、遊技モードによらず、所定の契機または遊技毎に、過去の遊技結果が所定の条件を満たすか否かを判定し、満たす場合に自動停止を行ってもよい。
また、上記実施形態では、直前の遊技で払い出されたメダルの払い出し枚数に応じてリールを自動停止させるか否を決定する例で説明をしたが、これ以外の過去の遊技結果に応じてリールを自動停止するか否かを決定してもよい。この場合、例えば、過去の所定回数または所定期間の遊技における払い出し枚数に応じてリールを自動停止するか否かを決定したり、過去のBBモードにおける払い出し枚数に応じてリールを自動停止するか否かを決定するといったことが考えられる。もちろん、過去の払い出し枚数によらず、過去の当選役の当選履歴や、当選した当選役を入賞させたか否か(取りこぼしを発生させたか否か)及びその入賞の頻度(取りこぼし頻度)などに応じてリールを自動停止するか否かを決定してもよい。
さらに、上記実施形態では、自動停止させることで、RT終了役の入賞を回避できる例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、当選した当選役の報知を行うAT(アシストタイム)モード、及び、このATモードを終了させるAT終了役を設け、自動停止させることで、AT終了役の入賞を回避できるようにしてもよい。また、例えば、前述したRTモードとATモードとの両方の性質を合わせ持つ(すなわち、リプレイの入賞確率が高く、さらに、当選した当選役の報知が行われる)ART(アシストリプレイタイム)モード、及び、このARTモードを終了させるART終了役を設け、自動停止させることで、ART終了役の入賞を回避できるようにしてもよい。もちろん、このようなRT、AT,ARTモードのような有利なモードが終了した際に移行するモードとしては、前述した通常モードに限定されるものではなく、例えば、ARTモードが終了した際にRTモードに移行(格下げ)されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、自動停止が行われると蹴飛ばし制御が行われ、遊技者に不利なモードに移行することを回避できる例で説明をしたが、自動停止が行われると引き込み制御が行われ、遊技者に不利なモードに移行することを回避できるようにしてもよい。この場合、予め設定された特定当選役が当選したにも関わらず入賞せずに取りこぼしとなったときに入賞有効ライン上に停止する特定図柄をリールに配置し、特定図柄が入賞有効ライン上に停止した際に、遊技者に不利なモードへ移行するように構成する。こうすることで、自動停止されると引き込み制御が行われるので特定当選役を取りこぼしてしまうことが無く、遊技者に不利なモードに移行することを回避できる。
さらに、上記実施形態では、自動停止が行われると遊技者に不利なモードに移行することを回避できる例(自動停止されると遊技者に有利となる例)で説明をしたが、自動停止が行われると遊技者に有利なモードに移行できないように(自動停止されると遊技者が不利となるように)構成してもよい。この場合、2つの構成が考えられる。1つは、自動停止する際に蹴飛ばし制御を行い、遊技者に有利なモードへ移行させるためのモード移行役(例えば、RTモードへ移行させるためのRT移行役、ATモードへ移行させるためのAT移行役など)が入賞しないようにする構成である。もう1つは、自動停止する際に引き込み制御を行うとともに、予め設定された特定当選役が当選したにも関わらず入賞せずに取りこぼしとなったときに入賞有効ライン上に停止する特定図柄をリールに配置し、特定図柄が入賞有効ライン上に停止した際に、遊技者に有利なモードへ移行するようにする構成である。
もちろん、前述のように、自動停止によって遊技モードが変化することを阻止、または、遊技モードを変化させる例に限定されず、自動停止によってメダルの払い出しが行われる小役の入賞を阻止、または、メダルの払い出しが行われる小役を入賞させるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、過去の遊技結果に応じて自動停止の有無を変化させる例で説明をしたが、過去の遊技結果に応じて自動停止されるまでの時間を変化させてもよい。この場合、例えば、リールが回転開始してからの経過時間を測定するタイマを設けるとともに、自動停止されるまでの時間として互いに異なる第1時間と第2時間とをメモリに記憶させる。
そして、図4に示すように、過去の遊技結果が所定の第1条件を満たす場合(例えば、前回遊技での払い出し枚数が閾値を下回る場合)、この時点から第1時間(例えば、5秒)が経過した後にリールを自動停止させる。また、過去の遊技結果が所定の第2条件を満たす場合(例えば、前回遊技での払い出し枚数が閾値を上回る場合)、この時点から第2時間(例えば、20秒)が経過した後にリールを自動停止させる。
なお、過去の遊技結果に応じて、自動停止させるまでの時間を変化させるときは、自動停止させることが決定されてから自動停止されるまでの間に、ストップボタンが操作された場合、ストップボタンの操作に応じてリールを通常停止制御にて停止させてもよいし、ストップボタンの操作を無効化して通常停止制御でのリール停止を不可としてもよい。また、第1時間、第2時間は上記に限定されず自由に設定できる。さらに、過去の遊技結果に応じて、自動停止させるまでの時間を変化させる場合、自動停止するまでの時間として互いに異なる3つ以上の時間を設定し、過去の遊技結果に応じて、自動停止するまでの時間を段階的に変化させる構成としてもよい。また、過去の遊技結果が所定の条件を満たした時点から自動停止するまでの時間を変化させる例で説明をしたが、リール回転開始時点から自動停止するまでの時間を変化させるようにしてもよい。
さらに、過去の遊技結果に応じて自動停止するまでの時間を変化させる例としては、例えば、入賞した際に現在の遊技モードよりも遊技者に有利な遊技モードへ移行するモード移行役(例えば、入賞した際にRTモードへ移行するRT移行役や、入賞した際にATモードへ移行するAT移行役、入賞した際にARTモードに移行するART移行役など)、及び、このモード移行役が当選した際にこの旨を報知する報知手段(例えば、スピーカや液晶ディスプレイなど)を設け、かつ、自動停止されると蹴飛ばし制御が行われてモード移行役が入賞しないように構成する。そして、このような構成のスロットマシンにおいて、モード移行役が当選した際に、過去の遊技結果に応じて自動停止するまでの時間を変化させてもよい。
こうすることで、モード移行役が当選してもリールが自動停止されてしまうとモード移行役が入賞しなくなってしまうので、遊技者は、自動停止される前にストップボタンを操作し、自身の力で(目押しなどの技術を用いて)モード移行役を入賞させる必要がある。これにより、本例によれば、過去の遊技結果に応じて変化する自動停止までの時間に合わせて遊技者にストップボタンを操作させるといった新たな遊技性を提供できる。なお、図4の例、並びに、本例のように、自動停止するまでの時間を変化させる場合は、自動停止するまでの時間を、例えば、スピーカから音声を出力したり、液晶ディスプレイに表示することによって報知することが好ましい。
さらに、上記実施形態では、ストップボタンが長い時間操作されていない場合にリールの回転が継続されるスロットマシンに本発明を適用する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。前述したように、スロットマシンのなかには、リールの回転開始から予め設定された設定時間(例えば、30秒)が経過すると回転中のリールを自動停止させるものもあるので、本発明をこのようなスロットマシンに適用してもよい。この場合、図5に示すように、過去の遊技結果が所定の条件を満たさず、かつ、リール回転開始から30秒経過してもストップボタンが操作されない場合にリールを自動停止させればよい。もちろん、図3や図4の例において、リールの回転開始から予め設定された設定時間が経過した際に、過去の遊技結果やストップボタンの操作によらず回転中のリールを自動停止させてもよい。
なお、上記実施形態では、リールを駆動させるスロットマシンに本発明を適用したが、例えば液晶ディスプレイによって表示されたリールを回転させる(液晶ディスプレイ上で図柄の変動表示を行わせる)スロットマシン、遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンなど他の遊技機で本発明を適用してもよい。
図6は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)100に格納されたプログラムをスロットマシン11にインストールする例を示しており、記録媒体100には図3や図4のフローチャートで示すような手段を、CPU32とメモリ33とを含むコンピュータ101で実現するためのプログラムが格納されている。
この場合、例えば、当選役抽選を行って複数種類の当選役のいずれかまたはハズレを決定する当選役決定手段と、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの回転を停止させる際に操作される停止操作手段とを備え、遊技開始に伴って前記当選役抽選を行うとともに前記リールを回転させ、リールが停止したときに前記当選役抽選により決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に停止してこの当選役が入賞した際に、入賞した当選役に対応する量の遊技媒体を払い出す遊技機のコンピュータ101を機能させるためのプログラムにおいて、過去の所定区間の遊技において前記当選役抽選に当選した当選役と、過去の所定区間の遊技において払い出された遊技媒体の払い出し量との少なくとも一方を記憶する遊技結果記憶手段と、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合に、前記リール停止操作手段の操作によらず前記リールの回転を自動停止させる停止制御手段としてコンピュータ101を機能させるためのプログラムを記録媒体100に記録する。そして、この記録媒体100を読み取り装置102に装填して、プログラムをスロットマシン11にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体100を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン11に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体100から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的な構成の概略を示すブロック図である。 リールが自動停止される流れを示すフローチャートである。 リールが自動停止される流れを示すフローチャートである。 リールが自動停止される流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
11 スロットマシン(遊技機)
15a 第1リール
15b 第2リール
15c 第3リール
20 スタートレバー
21a〜21c ストップボタン(停止操作手段)
33 メモリ(遊技結果記憶手段)
34 制御部(遊技制御手段、停止制御手段)
40 停止制御決定部(停止制御手段)
41 遊技結果判定部
100 記憶媒体
101 コンピュータ
102 読み取り装置

Claims (7)

  1. 当選役抽選を行って複数種類の当選役のいずれかまたはハズレを決定する当選役決定手段と、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの回転を停止させる際に操作される停止操作手段とを備え、遊技開始に伴って前記当選役抽選を行うとともに前記リールを回転させ、リールが停止したときに前記当選役抽選により決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に停止してこの当選役が入賞した際に、入賞した当選役に対応する量の遊技媒体を払い出す遊技機において、
    過去の所定区間の遊技において前記当選役抽選に当選した当選役と、過去の所定区間の遊技において払い出された遊技媒体の払い出し量との少なくとも一方を記憶する遊技結果記憶手段と、
    前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合に、前記リール停止操作手段の操作によらず前記リールの回転を自動停止させる停止制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記停止制御手段は、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合、この時点から所定時間経過した際に、前記リールの回転を自動停止させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記所定の条件として複数種類の条件が設定されるとともに、前記所定時間として前記所定の条件に対応して複数種類の時間が設定されており、
    前記停止制御手段は、前記所定の条件のうち満たされた条件の種類に応じて、条件が満たされてから前記リールの回転を停止させるまでの時間を変化させることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記当選役として、入賞した際に現在の遊技モードよりも遊技者にとって有利または不利となる遊技モードへと移行する遊技モード移行役を設け、
    前記停止制御手段は、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合、前記遊技モード移行役が入賞しないように、前記リールの回転を自動停止させることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の遊技機。
  5. 前記リールの外周に配置され、予め設定された特定当選役が前記当選役抽選で決定されたにも関わらずこの特定当選役が入賞せずに取りこぼしとなった際に前記入賞有効ライン上に停止する特定図柄と、
    前記特定図柄が、前記入賞有効ライン上に停止した際に、現在の遊技モードよりも遊技者にとって有利または不利となる遊技モードへと移行させる遊技制御手段とを備え、
    前記停止制御手段は、前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合、前記特定図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように、前記リールの回転を自動停止させることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の遊技機。
  6. 当選役抽選を行って複数種類の当選役のいずれかまたはハズレを決定する当選役決定手段と、外周に複数種類の図柄が配列されたリールと、前記リールの回転を停止させる際に操作される停止操作手段とを備え、遊技開始に伴って前記当選役抽選を行うとともに前記リールを回転させ、リールが停止したときに前記当選役抽選により決定された当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に停止してこの当選役が入賞した際に、入賞した当選役に対応する量の遊技媒体を払い出す遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
    過去の所定区間の遊技において前記当選役抽選に当選した当選役と、過去の所定区間の遊技において払い出された遊技媒体の払い出し量との少なくとも一方を記憶する遊技結果記憶手段と、
    前記遊技結果記憶手段に記憶された情報が所定の条件を満たす場合に、前記リール停止操作手段の操作によらず前記リールの回転を自動停止させる停止制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2007292225A 2007-11-09 2007-11-09 遊技機、プログラム及び記録媒体 Pending JP2009112720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007292225A JP2009112720A (ja) 2007-11-09 2007-11-09 遊技機、プログラム及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007292225A JP2009112720A (ja) 2007-11-09 2007-11-09 遊技機、プログラム及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009112720A true JP2009112720A (ja) 2009-05-28

Family

ID=40780525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007292225A Pending JP2009112720A (ja) 2007-11-09 2007-11-09 遊技機、プログラム及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009112720A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239936A (ja) * 2014-08-26 2014-12-25 株式会社三共 スロットマシン
JP2017047246A (ja) * 2016-11-01 2017-03-09 株式会社三共 スロットマシン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239936A (ja) * 2014-08-26 2014-12-25 株式会社三共 スロットマシン
JP2017047246A (ja) * 2016-11-01 2017-03-09 株式会社三共 スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4350048B2 (ja) 遊技機
JP4575942B2 (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2008061736A (ja) 遊技機、プログラム及び記憶媒体
JP2009090053A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP5364274B2 (ja) 遊技機
JP2007143958A (ja) 遊技機、プログラム及び記憶媒体
JP5183330B2 (ja) 遊技機
JP2007135842A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2005278998A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4753684B2 (ja) 遊技機
JP2008119036A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2006212276A (ja) 遊技機、プログラム及び記憶媒体
JP2006334191A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2009006039A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2009112720A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP5643995B2 (ja) 遊技機
JP5425949B2 (ja) 遊技機
JP5425947B2 (ja) 遊技機
JP2008167865A (ja) 遊技機
JP2006187526A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2009112442A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP5425948B2 (ja) 遊技機
JP4274319B2 (ja) 遊技機
JP4393368B2 (ja) 遊技機
JP5411310B2 (ja) 遊技機