JP2008119036A - 遊技機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】リールを停止させる際の煩わしさをなくす。
【解決手段】自動停止区間中で、かつベルに当選した場合、第2停止パターンに基づいて目押しの必要のない第1〜第3リールの全てを自動停止させる。自動停止区間中で、かつチェリーに当選した場合、第1停止パターンに基づいて入賞の有無に係らない第2,第3リールを自動停止させる。自動停止区間中で、かつスイカに当選した場合、第3停止パターンに基づいて目押しの必要のない第1リールを自動停止させる。遊技者は、ストップボタンを押下して自動停止しなかったリールを停止させる。
【選択図】図4
【解決手段】自動停止区間中で、かつベルに当選した場合、第2停止パターンに基づいて目押しの必要のない第1〜第3リールの全てを自動停止させる。自動停止区間中で、かつチェリーに当選した場合、第1停止パターンに基づいて入賞の有無に係らない第2,第3リールを自動停止させる。自動停止区間中で、かつスイカに当選した場合、第3停止パターンに基づいて目押しの必要のない第1リールを自動停止させる。遊技者は、ストップボタンを押下して自動停止しなかったリールを停止させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどにより投入(ベット)することを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞されるまでの状態を内部当選とする。
パチンコ店で使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したメダルは種々の景品に交換することができる。パチスロ機では、メダルの投入後にスタートレバーを押下すると遊技が開始され、当選役抽選が行われてリールが回転する。そして、リールの回転中にストップボタンを押下するとリールが停止して遊技が終了する。また、特許文献1で示されているようにリールの回転開始から一定時間が経過した場合にもリールが自動停止して遊技が終了する。リールの停止の際には、当選役抽選で当選役に当選した場合にこれが入賞しやすくなるように、いわゆる図柄の引き込み制御が行われる。図柄の引き込み制御を行うと、当選役に対応する図柄が例えば図柄5個分の引き込み範囲内に位置するときにストップボタンを押下すれば当選図柄が入賞有効ライン上に停止する。これにより、当選図柄が入賞有効ライン上に停止するタイミングを図りながらストップボタンを押下する、いわゆる目押しの技量の低い遊技者に対する目押しの補助になって当選役を入賞させやすくなるため、遊技者は目押しの技量の差に関わらず公平な遊技を行うことができる。
特開2002−177461号公報
ところで上記のパチスロ機では、当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄同士の間隔が引き込み範囲よりも狭くなるように配列されたリールがある場合、このリールにおいては回転位置に関わらず常に図柄が引き込み範囲内に位置するため、ストップボタンを押下するタイミングに関わらず図柄を入賞有効ライン上に停止させることができる。この場合、目押しを行って狙った図柄を入賞有効ライン上に停止させる楽しみがないため、遊技者はストップボタンを押下することを煩わしく感じていた。
上記問題点を解決するために、本発明は、リールを停止させる際の煩わしさをなくすことができるようにした遊技機、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、外周に複数種類の図柄が配列され、遊技の開始操作に応答して回転するリールを備え、複数種類の当選役のいずれか又はハズレを当選役抽選により決定し、当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄が引き込み範囲内にあるときに前記リールの停止操作が行われると図柄が入賞有効ライン上に停止して当選役が入賞するとともに、前記複数種類の図柄のうちの少なくともいずれか一種類は互いの間隔が前記引き込み範囲よりも狭くなるように配列された完全引き込み図柄である遊技機において、前記当選役抽選によって決定された当選役に対応する図柄が前記完全引き込み図柄である場合はリールを自動停止させるリール停止制御手段を備えたものである。
なお、複数の前記リールを備えるとともに、複数種類の図柄は、第1当選役に対応する第1図柄、第2当選役に対応する第2図柄、第3当選役に対応する第3図柄を含んでおり、前記第1当選役は、複数の前記リールのうち予め定められたいずれか1つの特定リールに配列された第1図柄が入賞有効ライン上に停止すると入賞し、前記第2当選役は、各々のリールの第2図柄が入賞有効ライン上で揃うと入賞するとともに、第2図柄は各々のリールで前記完全引き込み図柄となるように配列され、前記第3当選役は各々のリールの第3図柄が入賞有効ライン上で揃うと入賞するとともに、第3図柄は少なくともいずれか1つのリールで前記完全引き込み図柄とならないように配列されており、前記リール停止制御手段は、前記完全引き込み図柄が配列されたリールに加えて、入賞に関わらないリールを自動停止させ、前記第1当選役に当選した場合には、前記特定リール以外のリール自動停止させる第1自動停止パターン、前記第2当選役に当選した場合には、全てのリールを自動停止させる第2停止パターン、前記第3当選役に当選した場合には、第3図柄が完全引き込み図柄となるように配列されたリールを自動停止させる第3停止パターンでリールが自動停止することが好ましい。
また、複数種類の前記当選役は、入賞するまでその当選の権利が持ち越されるとともに、入賞すると遊技者に特典が付与されるボーナス役を含み、前記ボーナス役の持ち越し中かつ前記第1当選役、前記第2当選役、前記第3当選役のいずれにも当選していない遊技で、前記第1停止パターン、前記第2停止パターン、前記第3停止パターンのいずれかを停止パターン抽選により決定する停止パターン抽選手段を設け、前記リール停止制御手段は、前記ボーナス役の持ち越し中の遊技で、かつ前記第1当選役、前記第2当選役、前記第3当選役のいずれにも当選していない遊技では前記停止パターン抽選で決定された停止パターンでリールを自動停止させることが好ましい。
また、前記リール停止制御手段は、予め定められた特定区間でリールを自動停止させることが好ましい。
本発明のプログラムは、当選役抽選によって決定された当選役に対応する図柄が、互いの間隔が引き込み範囲よりも狭くなるように配列された完全引き込み図柄である場合はリールを自動停止させるリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるものである。
また、本発明の記録媒体は、当選役抽選によって決定された当選役に対応する図柄が、互いの間隔が引き込み範囲よりも狭くなるように配列された完全引き込み図柄である場合はリールを自動停止させるリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明によれば、完全引き込み図柄の配列されたリールを自動停止させるので、不必要にリールの停止操作を行わなくてもよくなり、リールを停止させる際の煩わしさをなくすことができる。
また、第1〜第3当選役に応じた停止パターンでリールを自動停止させるので、リールが自動停止したときに当選役抽選で当選した当選役を察知することが可能になり、第1〜第3当選役の取りこぼしの発生による遊技者の損失を軽減できる。
また、第1〜第3当選役に当選していなくてもボーナス役が持ち越されている場合にリールを自動停止させるので、リールが自動停止しかつ第1〜第3当選役が入賞しなかったときにボーナス役が持ち越されていることを察知することが可能になり、ボーナス役の持ち越し期間が長引くことによる遊技者の損失を軽減できる。
また、特定区間においてリールを自動停止させるので、特定区間では遊技を効率良く行うことが可能になり、特定区間への遊技者の期待感を高めることができる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールや制御基板など、遊技を実行するための各種装置が収納されている。前面扉13は上下に2分割されており、上扉13aと下扉13bとからなる。スロットマシン本体12の内部は上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。表示窓14の側方には液晶ディスプレイ17が設けられている。液晶ディスプレイ17からは遊技中に演出画像が表示される。表示窓14の上方には遊技中に演出音を出力する一対のスピーカー18が設けられている。
下扉13bには、メダル投入口19、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させるスタートレバー20、遊技中に回転しているリールを停止させるストップボタン21a〜21c、メダルをメダル受け皿22に払い出す払い出し口23などが設けられている。スタートレバー20が押下されると当選役抽選が行われ、複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定される。当選役には、通常モードよりもペイアウト率(1枚のメダル投入に対して払い出されるメダルの枚数の割合)が高くなるBBモードに移行(特典)するBB(ボーナス役)、次遊技をメダルの投入なしに行うことができるリプレイ、規定枚数のメダルが払い出される複数種類の小役が設定されている。小役は、メダルが2枚払い出されるチェリー(第1当選役)、メダルが8枚払い出されるベル(第2当選役)、メダルが15枚払い出されるスイカ(第3当選役)の3種類で構成されている。また、BBは一度当選すると、入賞するまで当選の権利が持ち越される。
図2に示すように、スロットマシン11の作動は基本的に制御基板60によって管制される。制御基板60はCPU60aとメモリ61とを備えている。CPU60aは制御部(リール停止制御手段)62を備えている。メモリ61のROM領域には、遊技の実行処理で使用される遊技実行プログラムや遊技実行データが格納されている。制御部62は遊技実行プログラムや遊技実行データをメモリ61から読み出すことによってスロットマシン11の動作に係る処理を行う。なお、メモリ61のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用される当選フラグやデータなどの一時的な保管や書き換えなどに用いられる。
CPU60aには制御部62の他、当選役抽選を実行する当選役決定部63、図柄の停止パターンを決定する停止パターン抽選部(停止パターン抽選手段)64、第1〜第3リール15a〜15cの回転時間を計るタイマー65、区間発動抽選部66が設けられている。
メダルセンサ67はメダル投入口19から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号を制御部62に入力する。制御部62は、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ67からの検知信号に基づいて計数し、入賞有効ライン16を有効化する本数を決定する。
スタート信号センサ68はスタートレバー20が押下されたことを検知する。スタートレバー20の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ68から制御部62に入力される。制御部62は遊技スタート信号に応答して当選役決定部63を作動させる。当選役決定部63では乱数を用いた当選役抽選によって、BB、3種類の小役、リプレイのいずれか又はハズレが決定される。当選役抽選でいずれかの当選役に当選した場合は、その種類を示す当選フラグがメモリ62のRAM領域に書き込まれる。BBフラグはBBが入賞したときにクリアされ、それ以外のフラグはフラグが書き込まれた遊技が終了したときにクリアされる。制御部62は、当選役抽選が終了すると第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させ、メモリ61のROM領域に格納された遊技実行プログラムにしたがって遊技の処理を開始する。
ストップ信号センサ69は遊技中にストップボタン21a〜21cが押下されたことを検知する。ストップボタン21a〜21cが押下されるとストップ信号が制御部62に入力される。これに応答して制御部62はリール駆動コントローラ70を作動して第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を開始する。
第1〜第3リール15a〜15cはそれぞれステッピングモータ71a〜71cの駆動軸に取り付けられている。そして、各ステッピングモータ71a〜71cの駆動を制御することにより第1〜第3リール15a〜15cの制御が行われる。
ステッピングモータ71a〜71cは、制御部62から供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、制御部62は、ステッピングモータ71a〜71cに供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール15a〜15cの回転角を制御し、駆動パルスの供給を絶つことによりリールを停止させる。また、第1〜第3リール15a〜15cには、その基準位置に反射信号部72a〜72cが一体に形成されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが1回転するごとにフォトセンサ73a〜73cがそれぞれの反射信号部72a〜72cの通過を検知する。フォトセンサ73a〜73cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号として制御部62に入力される。
制御部62には、各々のステッピングモータ71a〜71cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。制御部62は、フォトセンサ73a〜73cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
第1〜第3リール15a〜15cの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマ(本実施形態では21コマを例に説明する)に区画され、各コマには図柄が1個ずつ割り当てられている。各コマには「1」〜「21」のコマ番号が付されており、メモリ61のROM領域には各コマ番号と各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数とを対応付けした図柄テーブルが格納されている。制御部62は、図柄テーブルを参照しながらリールごとのパルスカウンタの値を監視することによって、入賞有効ライン16上のコマ番号を識別することができ、これにより、入賞有効ライン16上の図柄を識別できる。
第1〜第3リール15a〜15cの回転が開始され、第1〜第3リール15a〜15cの回転速度が定常速度に達した時点で制御部62はストップボタン21a〜21cの操作を有効化する。ストップボタン21a〜21cが押下されてストップ信号が入力されると、制御部62とリール駆動コントローラ70は、当選役抽選の結果に基づいて第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。第1〜第3リール15a〜15cの停止制御はテーブル方式によって行われ、テーブル方式の停止制御はメモリ61のROM領域に格納された停止テーブルが用いられる。
制御部62は、ストップボタン21a〜21cが押下されるたびに複数の停止テーブルのうちのいずれかを参照する。停止テーブルでは、ストップボタン21a〜21cが押下されたときに入賞有効ライン16上に位置するコマ番号と、このときに第1〜第3リール15a〜15cが停止するまでに要するコマ数とが対応づけられている。そして、ストップボタン21a〜21cが押下されたときに制御部62は停止テーブルを参照し、入賞有効ライン16上に停止させるコマ番号、すなわち入賞有効ライン16上に停止する図柄の種類を決定する。
停止テーブルでは、第1〜第3リール15a〜15cが停止するまでに要するコマ数が入賞有効ライン16上の図柄を含む図柄5個分の0〜4コマ、すなわち5コマの範囲(以下、「引き込み範囲」と称する)を上限に設定されている。このため、第1〜第3リール15a〜15cの停止制御は5コマの範囲内で行われる。そして、ストップボタン21a〜21cが押下されたときに、5コマの引き込み範囲内に当選図柄(当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄)が含まれている場合、当選図柄を入賞有効ライン16上に停止させることが可能となるように停止テーブルが選択される。停止テーブルは、当選した当選役の種類、第1〜第3リール15a〜15cを停止させた順番、入賞有効ライン16上にすでに停止している図柄の種類によって引き込み範囲が変化するように選択される。以上のように、引き込み範囲内の図柄が入賞有効ライン16上に停止するようにリールの停止時間を遅延させるリールの停止制御を引き込み制御と称する。
図3に示すように、第1〜第3リール15a〜15cに配列された図柄は、図中の「7」で示されるBB図柄、図中の「チェリー」で示されるチェリー図柄(第1図柄)、図中の「ベル」で示されるベル図柄(第2図柄)、図中の「スイカ」で示されるスイカ図柄(第3図柄)、図中の「リプレイ」で示されるリプレイ図柄の5種類で構成されている。BB、ベル、スイカ、リプレイは各リール15a〜15cの図柄を入賞有効ライン16上に3つ揃えると入賞し、チェリーに限っては第1リール15aのチェリー図柄を入賞有効ライン16上に停止させるとその時点で入賞が確定する。
BB図柄は、第1,第2リール15a,15bにそれぞれ1つずつ配列されており、第3リール15cに2つ配列されている。各リールではBB図柄がリールの回転位置に関わらず引き込み範囲を通過するように配列されていないので、BBを入賞させるには、BB図柄が引き込み範囲内を通過するタイミングでストップボタン21a〜21cを押下する必要がある。言い換えるとBBを入賞させるには目押しを行う必要が生じる。
チェリー図柄は、第1〜第3リール15a〜15cの全てでチェリー図柄同士の間に挟むコマ数が5コマ以上となるように配列されている。このため、チェリーを入賞させるには第1リール15aの目押しが必要となる。なお、第2,第3リール15b,15cのチェリー図柄は入賞の有無に関係がないため、任意のタイミングでストップボタン21a〜21cを押下することができる。
ベル図柄は、第1〜第3リール15a〜15cの各々で互いの間隔が引き込み範囲よりも狭くなるように、すなわちベル図柄同士の間に挟むコマ数が4コマ以下となるように配列されている。このため、第1〜第3リール15a〜15cのベル図柄は完全引き込み図柄となり、ベルを入賞させるには目押しを行う必要がなく、任意のタイミングでストップボタン21a〜21cを押下すればベルは入賞する。
スイカ図柄は、第1リール15aでスイカ図柄同士の間に挟むコマ数が4コマ以下となるように配列され、第2,第3リール15b,15cでスイカ図柄同士の間に挟むコマ数が5コマ以上となるように配列されている。このため、第1リール15aのスイカ図柄は完全引き込み図柄となり、スイカを入賞させるには、第1リール15aは目押しを行う必要がなく、第2,第3リール15b,15cは目押しが必要となる。
制御部62は、第1〜第3リール15a〜15cの回転開始とともに、タイマー65を作動する。そして、タイマー65の時間を監視することにより、第1〜第3リール15a〜15cが回転開始してから第1〜第3リール15a〜15cを自動停止させるまでの時間を監視する。第1〜第3リール15a〜15cが自動停止するまでの時間(自動停止時間)は、当選役抽選でハズレとなった場合又はリプレイに当選した場合は30秒であるが、小役に当選した場合には完全引き込み図柄が配列されたリール及び入賞に関わらないリールは5秒後に自動停止する。これにより、チェリーに当選した場合は第2,第3リール15b,15cが回転開始から5秒で自動停止(第1停止パターン)し、ベルに当選した場合は第1〜第3リール15a〜15cの全てが回転開始から5秒で自動停止(第2停止パターン)し、スイカに当選した場合は第1リール15aのみが回転開始から5秒で自動停止(第3停止パターン)する。
停止パターン抽選部64は、BBが持ち越されている遊技における当選役抽選で小役に当選しなかった場合に作動される。停止パターン抽選部64は、上述した第1〜第3停止パターンのいずれかを決定する停止パターン抽選を行う。停止パターン抽選の結果は制御部62にフィードバックされる。制御部62は停止パターン抽選で決定された停止パターンで第1〜第3リール15a〜15cが自動停止するように第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。
区間発動抽選部66は、小役に当選したときに上述した第1〜第3停止パターンで第1〜第3リール15a〜15cを自動停止させる自動停止区間に移行させるか否かを抽選により決定する。抽選は毎遊技行われ、既に自動停止区間に移行中である場合には当選の権利はキャンセルされる。自動停止区間は遊技が100回行われると終了する。
次に、上記のように構成されたスロットマシン10でリールが自動停止するときの処理の流れについて説明する。
図4に示すように、通常モードでの遊技において、遊技者がメダル投入口19にメダルを投入してスタートレバー20を押下すると当選役抽選が行われ、第1〜第3リール15a〜15cが回転を開始する。制御部62は第1〜第3リール15a〜15cの回転開始とともにタイマー65を作動させる。当選役抽選で小役に当選した場合はその種類を示すフラグがメモリ62のRAM領域に書き込まれる。また、制御部62はメモリ62のRAM領域を参照してBBフラグが書き込まれているか否かを識別し、これにより、BBが持ち越し中であるか否かを判別する。
BBが持ち越し中でない場合、制御部62は自動停止区間中であるか否かを判別する。判定が終了し、第1〜第3リール15a〜15cの回転速度が定常速度に達するとストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。
自動停止区間中で、かつベルに当選した場合、制御部62は第2停止パターンに基づいて第1〜第3リール15a〜15cの全てを自動停止させる。第1〜第3リール15a〜15cが停止するとベルが入賞してメダルが8枚払い出される。ベルに当選した場合、目押しの必要のない全てのリールが自動停止するので、遊技者はストップボタン21a〜21cを押下しなくてもベルを入賞させることができ、全てのストップボタン21a〜21cを押下する手間を省くことができる。
自動停止区間中で、かつチェリーに当選した場合、制御部62は第1停止パターンに基づいて第2,第3リール15b,15cを自動停止させる。遊技者がストップボタン21aを押下して第1リール15aを停止させたときにチェリーが入賞するとメダルが2枚払い出される。チェリーに当選した場合、遊技者は入賞の有無に係るストップボタン21aのみを目押しすればよいため、全てのストップボタン21a〜21cを押下する手間を省くことができる。
自動停止区間中で、かつスイカに当選した場合、制御部62は第3停止パターンに基づいて第1リール15aを自動停止させる。遊技者がストップボタン21b,21cを押下して第2,第3リール15b,15cを停止させたときにスイカが入賞するとメダルが15枚払い出される。スイカに当選した場合、遊技者はストップボタン21b,21cを目押しすればよいため、全てのストップボタン21a〜21cを押下する手間を省くことができる。
自動停止区間中であるか否かに関わらずBBが持ち越し中である場合、小役に当選したときには自動停止区間中と同一の処理が行われる。また、BBが持ち越し中で小役に当選しなかったときには当選役抽選の後に停止パターン抽選部64で停止パターン抽選が行われる。そして、制御部62は、停止パターン抽選で決定された第1〜第3停止パターンで第1〜第3リール15a〜15cを自動停止させる。
ところが、当選役抽選では小役に当選していないため、全ての第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに、各停止パターンに対応する小役が入賞せず遊技が終了する。このように、BBの持ち越し中に限っては第1〜第3停止パターンで第1〜第3リール15a〜15cが自動停止しても小役が入賞しない、いわゆる法則崩れが発生するため、遊技者はBBが持ち越し中であることを察知できる。これにより、第1〜第3停止パターンで第1〜第3リール15a〜15cが自動停止したときのBB当選への期待感を高めることができる。
図6は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)100をスロットマシン11にインストールする例を示しており、記録媒体100には図4及び図5のフローチャートで示すような手段を、CPU60aとメモリ61とを含むコンピュータ101で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば当選役抽選によって決定された当選役に対応する図柄が、互いの間隔が引き込み範囲よりも狭くなるように配列された完全引き込み図柄である場合はリールを自動停止させるリール停止制御手段としてコンピュータ101を機能させるためのプログラムを記録媒体100に記録する。そして、この記録媒体100を読み取り装置102に装填して、プログラムをスロットマシン11にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体100を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン11に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体100から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
上記実施形態では、BB持ち越し中に第1〜第3停止パターンのいずれかを停止パターン抽選によって決定したが、例えば持ち越し中のボーナス役の種類によって停止パターンの選択確率に変化をつけるなど、その確率の設定は適宜に行ってよい。
上記実施形態では、自動停止区間に移行させるか否かを抽選により決定したが、例えばBBモードの終了後に移行させるなど、移行の契機は適宜に設定してよく、また、その終了条件も適宜に設定してよい。
上記実施形態では、リールを駆動させるスロットマシンに本発明を適用したが、例えば液晶ディスプレイによって表示されたリールを回転させる(液晶ディスプレイ上で図柄の変動表示を行わせる)スロットマシン、遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンなど他の遊技機で本発明を適用してもよい。
11 スロットマシン(遊技機)
15a 第1リール
15b 第2リール
15c 第3リール
20 スタートレバー
21a〜21c ストップボタン
62 制御部(リール停止制御手段)
64 停止パターン抽選部(停止パターン抽選手段)
15a 第1リール
15b 第2リール
15c 第3リール
20 スタートレバー
21a〜21c ストップボタン
62 制御部(リール停止制御手段)
64 停止パターン抽選部(停止パターン抽選手段)
Claims (6)
- 外周に複数種類の図柄が配列され、遊技の開始操作に応答して回転するリールを備え、複数種類の当選役のいずれか又はハズレを当選役抽選により決定し、当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄が引き込み範囲内にあるときに前記リールの停止操作が行われると図柄が入賞有効ライン上に停止して当選役が入賞するとともに、前記複数種類の図柄のうちの少なくともいずれか一種類は互いの間隔が前記引き込み範囲よりも狭くなるように配列された完全引き込み図柄である遊技機において、
前記当選役抽選によって決定された当選役に対応する図柄が前記完全引き込み図柄である場合はリールを自動停止させるリール停止制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 複数の前記リールを備えるとともに、複数種類の図柄は、第1当選役に対応する第1図柄、第2当選役に対応する第2図柄、第3当選役に対応する第3図柄を含んでおり、
前記第1当選役は、複数の前記リールのうち予め定められたいずれか1つの特定リールに配列された第1図柄が入賞有効ライン上に停止すると入賞し、
前記第2当選役は、各々のリールの第2図柄が入賞有効ライン上で揃うと入賞するとともに、第2図柄は各々のリールで前記完全引き込み図柄となるように配列され、
前記第3当選役は各々のリールの第3図柄が入賞有効ライン上で揃うと入賞するとともに、第3図柄は少なくともいずれか1つのリールで前記完全引き込み図柄とならないように配列されており、
前記リール停止制御手段は、前記完全引き込み図柄が配列されたリールに加えて、入賞に関わらないリールを自動停止させ、
前記第1当選役に当選した場合には、前記特定リール以外のリール自動停止させる第1自動停止パターン、
前記第2当選役に当選した場合には、全てのリールを自動停止させる第2停止パターン、
前記第3当選役に当選した場合には、第3図柄が完全引き込み図柄となるように配列されたリールを自動停止させる第3停止パターンでリールが自動停止することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 複数種類の前記当選役は、入賞するまでその当選の権利が持ち越されるとともに、入賞すると遊技者に特典が付与されるボーナス役を含み、
前記ボーナス役の持ち越し中かつ前記第1当選役、前記第2当選役、前記第3当選役のいずれにも当選していない遊技で、前記第1停止パターン、前記第2停止パターン、前記第3停止パターンのいずれかを停止パターン抽選により決定する停止パターン抽選手段を設け、
前記リール停止制御手段は、前記ボーナス役の持ち越し中の遊技で、かつ前記第1当選役、前記第2当選役、前記第3当選役のいずれにも当選していない遊技では前記停止パターン抽選で決定された停止パターンでリールを自動停止させることを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 前記リール停止制御手段は、予め定められた特定区間でリールを自動停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の遊技機。
- 当選役抽選によって決定された当選役に対応する図柄が、互いの間隔が引き込み範囲よりも狭くなるように配列された完全引き込み図柄である場合はリールを自動停止させるリール停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項5記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2006303023A JP2008119036A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 遊技機、プログラム及び記録媒体 |
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JP2018086303A (ja) * | 2018-02-06 | 2018-06-07 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP2018201546A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 株式会社高尾 | 回胴式遊技機 |
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-
2006
- 2006-11-08 JP JP2006303023A patent/JP2008119036A/ja not_active Withdrawn
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