JP2009022501A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】当選役抽選の結果を推察できる遊技機を提供する。
【解決手段】メダルをベットし、スタートレバー20を操作することで当選役抽選が行われ、第1〜第3リール15a〜15cが回転を開始する。続いて、当選役抽選の結果に基づいて、スタートレバー20の操作が許容される有効化方向が変化する。有効化方向は、ハズレの場合に「下」となり、小役が当選した場合に「下」、「右」のいずれかとなり、RBが当選した場合に「下」、「右」、「左」のいずれかとなり、BBが当選した場合に「下」、「右」、「左」、「上」のいずれかとなる。遊技者は、有効化方向から当選役抽選の結果を推察できる。
【選択図】図5
【解決手段】メダルをベットし、スタートレバー20を操作することで当選役抽選が行われ、第1〜第3リール15a〜15cが回転を開始する。続いて、当選役抽選の結果に基づいて、スタートレバー20の操作が許容される有効化方向が変化する。有効化方向は、ハズレの場合に「下」となり、小役が当選した場合に「下」、「右」のいずれかとなり、RBが当選した場合に「下」、「右」、「左」のいずれかとなり、BBが当選した場合に「下」、「右」、「左」、「上」のいずれかとなる。遊技者は、有効化方向から当選役抽選の結果を推察できる。
【選択図】図5
Description
本発明は、パチンコ店に設置されるパチスロ機などの遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルのベット」には、メダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットすることを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞されるまでの状態を内部当選とする。
パチスロ機では、メダルをベットした後、スタートレバーを操作すると遊技が開始され、例えば、3個のリールがそれぞれ回転を開始する。この後、各リールに対応して設けられたストップボタンを操作することで、対応するリールが停止される。そして、全てのリールが停止しときに表示される図柄の組み合わせによって入賞の有無が遊技者に報知され、入賞した場合は、入賞した当選役に応じた特典が遊技者に付与される。
当選役の中には、入賞時にメダルの払い出しが行われるもの(例えば、「ベル」)や、入賞することでメダルの投入なしに次回の遊技を可能とするもの(例えば、「リプレイ」)の他、入賞すると通常モードよりも多くのメダルを獲得可能な特別モードへ移行するものなどがある。特別モードとしては、例えば、当選役「RB(レギュラーボーナス)」が入賞することで移行するRBモードや、当選役「BB(ビックボーナス)」が入賞することで移行し、RBモードよりもさらに多くのメダルを獲得可能なBBモードなどがある。
また、当選役の中には、当選した際に発生する入賞の権利が、当選した回の遊技で消失してしまうものと、次回以降の遊技に持ち越されるものとがある。そして、一般に、「ベル」や「リプレイ」が当選しても入賞しなかった場合は、入賞の権利が消失していわゆる取りこぼしとなる。また、「RB」や「BB」は、当選すると入賞するまで入賞の権利が持ち越されるようになっている。
しかし、入賞の権利が持ち越されているにもかかわらずこれに気付かずに遊技を行っていると入賞するまでに多くのメダルを消費してしまうといった問題がある。このため、下記特許文献1では、入賞の権利が持ち越されている場合と、そうでない場合とで、スタートレバーの操作に対応付けされるリールの回転態様(リールの回転方向やリールの回転順番)が変化するようにしている。こうすることで、遊技者は、入賞の権利が持ち越されているか否かを知ることができ、メダルの消費を抑えることができる。
特開2001−310010号公報
しかし、上記特許文献1記載の装置では、入賞の権利が持ち越されているか否かにかかわらず通常通りの方法でリールを回転できるので、リールの回転態様の変化を見落としてしまう場合があり問題であった。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、入賞の権利が持ち越されていることを確実に遊技者に報知できる遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の遊技機は、スタートレバーの操作に伴ってリールが回転を開始し、ハズレまたは複数種類の当選役のいずれかが抽選により決定されるとともに、リールが停止した際に前記抽選により決定された当選役に対応する図柄が表示された際に、この当選役が入賞となり、入賞した当選役に応じた特典が付与される遊技機において、前記スタートレバーを複数方向へ操作可能に構成するとともに、前記当選役の抽選の結果に基づいて前記複数方向のなかから有効化方向を決定し、この有効化方向へのスタートレバーの操作を有効化するレバー有効化手段を設けたことを特徴としている。
前記当選役として、前記リールが停止した際に対応する図柄が表示されなかった場合に、次回以降の遊技に入賞の権利が持ち越される特別当選役が設定されており、前記レバー有効化手段は、前記特別当選役が前記抽選により決定された際に、前記有効化を行うものでもよい。
また、前記特別当選役は複数種類設定されており、前記レバー有効化手段は、前記抽選により決定された特別当選役の種類に応じて前記有効化方向を決定するものでもよい。
さらに、前記レバー有効化手段は、前記リールが停止して前記特別当選役の持ち越しが確定した後に、前記有効化を行うものでもよい。
また、前記レバー有効化手段は、前記当選役が決定されてから前記リールの停止操作が可能となる前までの間に前記有効化を行うものでもよい。
さらに、前記スタートレバーの移動方向を規制する規制部材を備え、前記レバー有効化手段は、前記規制部材を駆動して前記有効化方向以外の方向への前記スタートレバーの移動を規制することによって前記有効化を行うものでもよい。
また、前記スタートレバーの移動方向に対応して設けられ、前記スタートレバーがいずれの方向に移動されたかを検知するための複数の検知手段を備え、前記レバー有効化手段は、前記検知手段のうち前記有効化方向へ移動されたことを検知する検知手段からの信号のみを有効な信号として受け付けることによって前記有効化を行うとともに、前記検知手段から有効な信号が出力された際にこれを報知する報知手段を設けてもよい。
本発明によれば、当選役抽選の結果に基づいて、スタートレバーの操作が有効化される有効化方向が異なるようにしたので、遊技者は、有効化方向から当選役抽選の結果を知ることができる。また、入賞の権利が持ち越されている場合にスタートレバーの有効化を行うことで、通常通りの方法ではリールを回転できなくなるので、入賞の権利が持ち越されていることを確実に報知できる。
さらに、リールの停止操作が可能となる前にスタートレバーの移動方向を規制して有効化を行うこと、もしくは、リールの停止操作が可能となる前にスタートレバーの有効化を行うとともに、有効化方向へスタートレバーが操作された際にこれを報知することによって、遊技者は、リールの回転中、すなわち、当選役抽選が行われた回の遊技中に、規制された移動方向から当選役抽選の結果を知ることができる。このため、次回以降の遊技で入賞が持ち越されていることを知る場合と比較して、よりメダルの消費量を抑えることができる。さらに、当選した当選役が、当選した回の遊技で入賞の権利が消失してしまうものである場合に、取りこぼしを防止できる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールや制御基板など、遊技を実行するための各種装置が収納されている。前面扉13は上下に2分割されており、上扉13aと下扉13bとからなる。スロットマシン本体12の内部は上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。。表示窓14の側方には液晶ディスプレイ17が設けられている。液晶ディスプレイ17からは遊技中の演出画像などが表示される。また、表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した停止図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
当選役は、ボーナス役(特別当選役)であるRBとBB、入賞するとメダルの払い出しのみが行われる小役、入賞するとメダルの投入することなく次遊技を行うことができるリプレイからなる。さらに、小役は、「ベル」や「すいか」など複数種類設けられており、いずれが入賞するかによって払い出されるメダルの枚数が異なるようになっている。RBとBBは入賞するまでその当選の権利が持ち越される。RBが入賞すると、通常モードよりも遊技者にとって有利なRBモードへ移行する。また、BBが入賞すると、RBモードよりもさらに遊技者にとって有利なBBモードへ移行する。
下扉13bには、遊技の開始に先立ってメダルが投入されるメダル投入口19、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させるスタートレバー20、回転しているリールを停止させるストップボタン21a〜21c、メダルを受け皿22に払い出す払い出し口23などが設けられている。スタートレバー20が押下(遊技の開始操作)されると遊技が開始されて当選役抽選が行われ、前述した複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定される。
図2に示すように、スタートレバー20は、遊技者によって操作される操作部30と、略棒状の本体31とからなり、本体31の一端部に操作部30が固定されている。本体31の略中央部には、ボールジョイント32が設けられている。また、下扉13bの背面には、一対の受け部33a、33bが設けられている。スタートレバー20は、ボールジョイント32が受け部33a、33bにより狭持され、ボールジョイント32を中心に回動自在に保持されており、複数方向に操作できるようになっている。
本体31の他端側には、フランジ34と、被検知部35とが設けられている。また、フランジ34と受け部33a、33bとの間には、これらに挟まれるようにバネ36が配置されている。バネ36は、スタートレバー20を、上下左右いずれの方向にも操作可能な中立位置へ向けて付勢している。このバネ36の付勢により、スタートレバー20が自動的に中立位置に戻るようになっている。
被検知部35は、本体31よりも一回り細く形成されている。被検知部35の近傍には、検知センサ(検知手段)37a、37b、37c、37d、及び、規制板(規制部材)38が設けられている。検知センサ37a〜37dは、周知の近接センサからなり、被検知部35が近接するとこれを検知し、検知信号を後述する制御部(図3の符号62参照)に出力する。検知センサ37aは、スタートレバー20が下方向に操作されると被検知部35と近接しこれを検知する。同様に、検知センサ37bはスタートレバー20が右方向に操作されたことを検知し、検知センサ37cは、スタートレバー20が左方向に操作されたことを検知し、検知センサ37dは、スタートレバー20が上方向に操作されたことを検知する。
なお、検知センサとして近接センサを用いる例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発行部と受光部とを備え、発行部と受光部との間が被検知部により遮られたことを検知する赤外線センサを用いて、スタートレバーがいずれの方向に操作されたかを検知してもよい。もちろん、接触検知センサなど、上述したセンサ以外の周知のセンサを用いてスタートレバーがいずれの方向に操作されたかを検知してもよい。
規制板38は円盤形状に形成されており、規制板駆動機構29により回転駆動される。規制板38は、盤面の中央部を中心に、盤面と平行な面内で回転駆動される。規制板38には、長穴38aが設けられている。長穴38aは、規制板38の回転中心(盤面の中央部)から規制板38の外周へ向けて延びるように形成されている。被検知部35は、スタートレバー20が中立位置あるときに、長穴38aのうち規制板38の回転中心側の一端部を貫通するように設けられている。被検知部35は、規制板38によって移動が規制され、長穴38aの向いている方向へのみ移動可能となっている。
規制板駆動機構39は、ギアやカム、モータなどから構成され、規制板38の回転量を制御することによってスタートレバー20の操作を許容する方向(スタートレバー20の操作を有効化する有効化方向)を変化させる。すなわち、規制板駆動機構39は、長穴38aの他端部(規制板30の外周近傍の端部)を上方向へ向けることで有効化方向を下方向とし、長穴38aの他端部を左方向へ向けることで有効化方向を右方向とし、長穴38aの他端部を右方向へ向けることで有効化方向を左方向とし、長穴38aの他端部を下方向へ向けることで有効化方向を上方向とする。
図3に示すように、スロットマシン11の作動は基本的に制御基板60によって管制される。制御基板60はCPU60aとメモリ61とを備えている。CPU60aには、制御部62、当選役抽選を行う当選役決定部63、規制板駆動機構39を制御してスタートレバー20の有効化方向を制御する有効化方向制御部64が設けられている。メモリ61のROM領域には、遊技の実行処理で使用される遊技実行プログラムや遊技実行データ、液晶ディスプレイ17に表示する画像の画像データなどが格納されている。制御部62は遊技実行プログラムや遊技実行データをメモリ61から読み出すことによってスロットマシン11の動作に係る処理を行う。メモリ61のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用される当選フラグ(当選役抽選で当選した当選役の種類を示すフラグ)やデータなどの一時的な保管や書き換えなどに用いられる。
メダルセンサ67はメダル投入口19から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号を制御部62に入力する。制御部62は、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ67からの検知信号に基づいて計数し、入賞有効ライン16を有効化する本数を決定し、検知センサ37a〜37dを有効化する。
スタートレバー20が操作されると、検知センサ37a〜37dのいずれかから検知信号が出力される。そして、この検知信号は、制御部62に入力される。制御部62は、検知信号に応じ、メモリ61のROM領域に格納された遊技実行プログラムにしたがって遊技の処理を開始する。これに伴い当選役決定部63が作動され、第1〜第3リール15a〜15cの回転が開始される。
当選役決定部63は、乱数を用いた当選役抽選を行い、RB、BB、小役、リプレイのいずれか又はハズレを決定する。当選役抽選でいずれかの当選役に当選した場合は、その種類を示す当選フラグがメモリ61のRAM領域に書き込まれる。RBフラグはRBが入賞したときにクリアされ、BBフラグはRBまたはBBが入賞したときにクリアされる。これにより、RB、BBに当選した場合はこれらが入賞するまで入賞の権利が持ち越される。他方、小役、リプレイのフラグは、フラグが書き込まれた遊技が終了したときにクリアされる。これにより、小役、リプレイは、フラグが書き込まれた遊技において入賞しなかった場合に入賞の権利が消滅し、いわゆる取りこぼしとなる。
制御部62は、当選役抽選が終了すると、有効化方向制御部64を駆動する。有効化方向制御部64は、メモリ61のRAM領域を参照し、当選フラグの有無及び書き込まれている当選フラグの種類に応じてスタートレバー20の有効化方向を決定する。図4に示すように、メモリ61のROM領域には、当選フラグの種類と有効化方向とを対応付けした、対応テーブル68が記憶されており、有効化方向制御部64は、この対応テーブル68に基づいて有効化方向を決定する。
すなわち、有効化方向制御部64は、いずれの当選フラグも書き込まれていない場合、有効化方向を下方向に決定する。また、有効化方向制御部64は、小役フラグが書き込まれている場合、抽選を行ってスタートレバー20の有効化方向を下方向と右方向のいずれかに決定する。さらに、RBフラグが書き込まれている場合は、抽選を行ってスタートレバー20の有効化方向を下方向、右方向、左方向のいずれかに決定し、BBフラグが書き込まれている場合は、抽選を行ってスタートレバー20の有効化方向を下方向、右方向、左方向、上方向のいずれかに決定する。
続いて、有効化方向制御部64は、決定した有効化方向にのみスタートレバー20の操作が許容されるように、規制板駆動機構39を介して規制板38の向きを制御する。このように、有効化方向制御部64は、前述した規制板38、規制板駆動機構39とともに、レバー有効化手段として機能する。なお、当選役抽選の結果に基づいて有効化方向を決定し、決定した有効化方向にのみスタートレバー20の操作が許容されるように規制板38の向きを制御する処理を、以降の説明では、単にレバー有効化処理と称する。
レバー有効化処理が完了すると、ストップ信号センサ69が有効化される。ストップ信号センサ69はストップボタン21a〜21cが押下されたことを検知する。ストップボタン21a〜21cが押下されるとストップ信号が制御部62に入力される。これに応答して制御部62はリール駆動コントローラ70を介して第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。第1〜第3リール15a〜15cの停止制御は周知の引き込み制御が行われる。引き込み制御では、第1〜第3リール15a〜15cが停止するまでに要するコマ数が入賞有効ライン16上の図柄を含む図柄5個分の0〜4コマ、すなわち5コマの範囲(以下、「引き込み範囲」と称する)を上限に設定されている。そして、ストップボタン21a〜21cが押下されたときに、5コマの引き込み範囲内に当選図柄(当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄)が含まれている場合、当選図柄が入賞有効ライン16上に停止する。
次に、上記構成によるスロットマシン11の作用について図5に示すフローチャートをもとに説明する。スロットマシン11は、メダルをベットし、スタートレバー20を操作することで遊技を開始できる。遊技が開始されると、これに伴って当選役抽選が行われ、第1〜第3リール15a〜15cが回転を開始する。
続いて、レバー有効化処理が行われる。このとき、スタートレバー20の操作が許容される有効化方向は、ハズレの場合に「下」となり、小役が当選した場合に「下」、「右」のいずれかとなり、RBが当選した場合に「下」、「右」、「左」のいずれかとなり、BBが当選した場合に「下」、「右」、「左」、「上」のいずれかとなる。そして、この決定に基づいて規制板38の向きが制御される。
これにより、スタートレバー20を上方向に操作できる場合は、BB当選が確定していることになり、左方向に操作できる場合は、RB以上の当選が確定していることになり、右方向に操作できる場合は、小役以上の当選が確定していることになる。このため、遊技者は、スタートレバー20を操作することで、当選役抽選の結果を推察することが可能となる。また、遊技者は、ストップボタン21a〜21cを操作する前に、今回の遊技の当選役抽選の結果を推察できる。これにより、メダルの消費量を抑えることができる。さらに、小役のとりこぼしも防止できる。
レバー有効化処理が完了すると、ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。有効化された後、ストップボタン21a〜21cが操作されると、第1〜第3リール15a〜15cの停止制御が行われる。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに、当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄が入賞有効ライン16上に停止すると、入賞した当選役に応じた特典が付与される。本実施形態の場合、RBが入賞するとRBモードに移行し、BBが入賞するとBBモードへ移行する。また、小役が入賞すると、入賞した小役の種類に応じた枚数のメダルが払い出し口23を介して受け皿22に払い出される。さらに、リプレイが当選するとメダルの投入なしに次回の遊技を行う権利が付与される。
なお、スロットマシン11の出荷時は、有効化方向が下方向に設定されている。これにより、スロットマシン11では、出荷から初回の当選役抽選が実行されるまでの間、スタートレバー20が下方向にのみ操作可能となっている。そして、初回の当選役抽選の実行に伴い初回のレバー有効化処理が行われ、以降、当選役抽選が実行される毎にレバー有効化処理が行われる。
以上、スロットマシン11について詳細に説明をしたが、本発明は、当選役抽選の結果に基づいてスタートレバーの操作が有効化される有効化方向を決定すればよいので、細部の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、メモリに記憶される当選フラグは1種類とは限らず、BBフラグが持ち越されているときに小役が当選した場合などは、メモリに2種類の当選フラグが記憶されることになる。このように複数種類の当選フラグがメモリに記憶されている場合は、メモリに記憶された当選フラグのうち、予め定められた優先順位の高い当選フラグの種類に基づいて有効化方向を決定すればよい。また、同時に成立しうる複数種類の当選フラグの組み合わせと、有効化方向との対応関係を予め対向テーブルに記憶させておき、これに基づいて有効化方向を決定するといったことも考えられる。
さらに、当選役と有効化方向の対応付けは適宜変更できる。このため、例えば、小役が当選した場合に抽選によらず有効化方向を「右」とし、RBが当選した場合に抽選によらず有効化方向を「左」とし、BBが当選した場合に抽選によらず有効化方向を「上」としてもよい。
また、上記実施形態では、ハズレ、小役、RB、BBが当選した際にレバー有効化処理を行う例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、BBが当選したときのみレバー有効化処理を行ってもよい。もちろん、上述した例に限定されず、ハズレまたはいずれの当選役が当選した際にレバー有効化処理を行うかは適宜変更できる。
さらに、上記実施形態では、当選役抽選が終了してから、ストップボタンの操作(リールの停止操作)が有効化されるまでの間にレバー有効化処理を行う例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、リールが停止した後、レバー有効化処理を行ってもよい。この場合、小役の取りこぼしを防止することはできないが、RBやBBの持ち越しが確定したときに行えば、RBやBBの入賞の権利が持ち越されていることを遊技者が知ることができる。
また、上記実施形態では、有効化方向を、上下左右のいずれかから選択する例で説明をしたが、上下左右に斜め方向(斜め右上、斜め左上など)を加え、これらの中から有効化方向を選択してもよい。また、有効化方向は2方向以上から選択すればよいので、例えば、BBに当選した場合は有効化方向を上方向とし、これ以外は有効化方向を下方向としてもよい。
さらに、上記実施形態では、有効化方向が1方向である例で説明をしたが、例えば、図6(A)に示すような長穴80aを備えた規制板80を用い、有効化方向を2方向としてもよい。この場合、例えば、BBに当選した場合は、有効化方向を左右方向とし、これ以外は有効化方向を上下方向とする。また、同図(B)に示すような開口81aを備えた規制板81を用い、有効化方向を3方向としてもよい。さらに、同図(C)に示すような開口82aを備えた規制板82を用い、略半円形状範囲内で被検知部35を移動できるようにしてもよい。また、このような規制板82を複数枚重ねて用い、それぞれを独立して回転させることによって有効化方向を制御してもよい。
また、上記実施形態では、規制板によって有効化方向以外へのスタートレバー20の移動を規制する例で説明をしたが、規制板を廃止し、検知センサ37a〜37dから出力される検知信号のうち、スタートレバー20が有効化方向へ操作されたことを検知する検知センサから出力された検知信号をのみを有効な信号として受け付けるようにしてもよい。この場合、例えば、BBに当選した場合、検知センサ37dから出力された信号のみを有効な信号として受け付けて遊技処理を開始させるとともに、これ以外の検知センサから検知信号が出力されても遊技処理を開始しないようにすればよい。
ただし、規制板を廃止すると、スタートレバー20を有効化方向以外の方向へも操作できてしまうので、スタートレバー20を様々な方向に操作してリールが回転するか否かを調べないと有効化方向を知ることができなくなる。このため、仮にBBに当選しても、BBに当選した遊技中(リールの回転中)には有効化方向を知ることができない。そして、BBが入賞せずにBBに当選した遊技が終了し、BB入賞の権利が持ち越されてた状態で、次回の遊技を開始するときに、スタートレバー20を様々な方向に操作して、実際にリールが回転を開始したときの操作方向から有効化方向を知ることができる。このため、規制板を廃止する場合、当選役抽選の結果をこの当選役抽選が行われた回の遊技中に推察できるようにするために、例えば、スタートレバー20が有効化方向に操作された際(有効な検知信号を受け付けた際)に、これを報知するためにスピーカ(報知手段)から音声を出力したり、液晶ディスプレイ(報知手段)にメッセージを表示することが好ましい。もちろん、スタートレバー20が有効化方向以外の方向に操作された際(有効は検知信号以外の検知信号が出力された際)に、スピーカから音声を出力したり、液晶ディスプレイにメッセージを表示することによって、この旨を報知してもよい。
さらに、上述したように、検知センサ37a〜37dから出力される検知信号のうち、スタートレバーが有効化方向へ操作されたことを検知する検知センサから出力された検知信号をのみを有効な信号として受け付けることに加えて、スタートレバーの移動を規制する移動規制部材を設け、この移動規制部材を制御することによってスタートレバーの移動を許容する方向を制御してもよい。この場合、移動規制部材としては、図2に示すような規制板38や、図6に示すような規制板80、81、82などを用いることができる。また、この場合、スタートレバーの移動を許容する方向(移動規制部材による規制を行わない方向)を、有効化方向と一致させてもよいし、一致しないようにしてもよい。
スタートレバーの移動を許容する方向を有効化方向と一致させる場合は、スタートレバーが有効化方向以外の方向へ操作できないように、スタートレバーの移動方向を移動規制部材により規制するとともに、検知センサ37a〜37dから出力される検知信号のうち、スタートレバーが有効化方向へ操作されたことを検知する検知センサから出力された検知信号をのみを有効な信号として受け付ける。こうすることで、仮に移動規制部材が破損してスタートレバーの移動を規制できないときにスタートレバーが有効化方向以外の方向へ操作されてもリールが回転しないようなる。
また、スタートレバーの移動を許容する方向を有効化方向と一致させない場合は、スタートレバーが有効化方向(例えば、左方向)へ操作されたことを検知する検知センサから出力された検知信号をのみを有効な信号として受け付けるとともに、スタートレバーの移動を許容する方向を、有効化方向を含む少なくとも2つの方向(例えば、左右方向)にする。こうすることで、スタートレバーを左右に操作できるが、実際にリールが回転するのはスタートレバーを左方向に操作したときのみとなる。こうすることで、遊技性に幅を持たせることができる。
さらに、上記実施形態では、ボールジョイントを用いて、スタートレバーを複数方向に操作可能に構成する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。ボールジョイントに限定されず、周知の各種保持機構を用いてスタートレバーを複数方向に操作可能に構成してもよい。なお、スタートレバーは、少なくとも2つの方向に操作可能に構成されていればよい。
11 スロットマシン(遊技機)
20 スタートレバー
15a〜15c リール
17 駅長ディスプレイ(報知手段)
21a〜21c ストップボタン
37a〜37d 検知センサ(検知手段)
38、80、81、82 規制板(規制部材、レバー有効化手段)
39 規制板駆動機構(レバー有効化手段)
64 有効化方向制御部(レバー有効化手段)
20 スタートレバー
15a〜15c リール
17 駅長ディスプレイ(報知手段)
21a〜21c ストップボタン
37a〜37d 検知センサ(検知手段)
38、80、81、82 規制板(規制部材、レバー有効化手段)
39 規制板駆動機構(レバー有効化手段)
64 有効化方向制御部(レバー有効化手段)
Claims (7)
- スタートレバーの操作に伴ってリールが回転を開始し、ハズレまたは複数種類の当選役のいずれかが抽選により決定されるとともに、リールが停止した際に前記抽選により決定された当選役に対応する図柄が表示された際に、この当選役が入賞となり、入賞した当選役に応じた特典が付与される遊技機において、
前記スタートレバーを複数方向へ操作可能に構成するとともに、
前記当選役の抽選の結果に基づいて前記複数方向のなかから有効化方向を決定し、この有効化方向へのスタートレバーの操作を有効化するレバー有効化手段を設けたことを特徴とする遊技機。 - 前記当選役として、前記リールが停止した際に対応する図柄が表示されなかった場合に、次回以降の遊技に入賞の権利が持ち越される特別当選役が設定されており、
前記レバー有効化手段は、前記特別当選役が前記抽選により決定された際に、前記有効化を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記特別当選役は複数種類設定されており、
前記レバー有効化手段は、前記抽選により決定された特別当選役の種類に応じて前記有効化方向を決定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 前記レバー有効化手段は、前記リールが停止して前記特別当選役の持ち越しが確定した後に、前記有効化を行うことを特徴とする請求項2または3記載の遊技機。
- 前記レバー有効化手段は、前記当選役が決定されてから前記リールの停止操作が可能となる前までの間に前記有効化を行うことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の遊技機。
- 前記スタートレバーの移動方向を規制する規制部材を備え、
前記レバー有効化手段は、前記規制部材を駆動して前記有効化方向以外の方向への前記スタートレバーの移動を規制することによって前記有効化を行うことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の遊技機。 - 前記スタートレバーの移動方向に対応して設けられ、前記スタートレバーがいずれの方向に移動されたかを検知するための複数の検知手段を備え、
前記レバー有効化手段は、前記検知手段のうち前記有効化方向へ移動されたことを検知する検知手段からの信号のみを有効な信号として受け付けることによって前記有効化を行うとともに、
前記検知手段から有効な信号が出力された際にこれを報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の遊技機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198797A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | フィールズ株式会社 | スタートレバー装置及び回胴遊技機 |
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-
2007
- 2007-07-19 JP JP2007188291A patent/JP2009022501A/ja active Pending
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