JP2000334121A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000334121A
JP2000334121A JP11151773A JP15177399A JP2000334121A JP 2000334121 A JP2000334121 A JP 2000334121A JP 11151773 A JP11151773 A JP 11151773A JP 15177399 A JP15177399 A JP 15177399A JP 2000334121 A JP2000334121 A JP 2000334121A
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JP
Japan
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display means
special symbol
symbol display
time
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JP11151773A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保留記憶がない時に図柄表示手段の変動時間
を短縮して、遊技者の興趣を向上できるようにする。 【解決手段】 図柄始動手段14,16 が遊技球を検出した
時に図柄を所定時間変動させる図柄表示手段21,24 と、
図柄変動中に図柄始動手段14,16 が検出した遊技球の保
留球数を設定上限個数値内で記憶する保留球数記憶手段
31,37 と、図柄表示手段21,24 の変動終了後に、図柄表
示手段21,24 に保留球数記憶手段31,37 の保留記憶分の
図柄変動を引き続き行わせる保留球数消化手段32,38
と、図柄表示手段21,24 の変動後の停止図柄が所定図柄
を表示した時に遊技者に有利な利益状態を発生させる利
益状態発生手段30,36 と、保留球数記憶手段31,37 に遊
技球の検出の記憶がない時に、図柄表示手段21,24 の変
動時間を短縮させる図柄変動時間制御手段33,40 を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機において、普
通図柄始動手段、特別図柄始動手段等の図柄始動手段が
遊技球の検出を条件に、普通図柄表示手段、特別図柄表
示手段等の図柄表示手段の1個又は複数個の図柄が所定
時間変動し、その変動後の停止図柄が所定図柄又は所定
図柄の組み合わせを表示することを条件に、特別図柄始
動手段、可変入賞手段等の開閉式入賞手段を所定時間開
放させて遊技者に有利な利益状態を発生させるようにし
たものがある。
【0003】この種の弾球遊技機では、図柄表示手段の
変動中に図柄始動手段が遊技球を検出したときに、保留
球数記憶手段が設定上限個数値(例えば4個)内で遊技
球の検出個数を記憶しておき、図柄表示手段の変動終了
後に、保留球数記憶消化手段が働いて図柄表示手段に保
留球数記憶手段の保留記憶分の図柄変動を引き続き行う
ようにしている。
【0004】また第1種のパチンコ機では、保留球数記
憶手段の記憶個数が3個以上のときに、特別図柄表示手
段の特別図柄の変動時間を短縮し、第3種のパチンコ機
では、保留球数記憶手段の記憶個数が3個以上のとき
に、普通図柄表示手段の普通図柄の変動時間を短縮する
ようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の弾球遊技機で
は、図柄表示手段の単位時間当たりの図柄変動の変動回
数が多いほど、開閉式入賞手段が開放する可能性が高く
なり、遊技者に有利になる。
【0006】しかし、従来は、保留球数記憶手段に3個
以上の保留記憶がない限り、図柄表示手段の図柄変動の
時間が短縮しないので、図柄始動手段に遊技球が入賞又
は通過し難い機械の場合には、遊技者の興趣を著しく阻
害し、遊技者がゲーム続行に対する意欲を喪失する原因
となる。
【0007】例えば、普通図柄表示手段の普通図柄の変
動時間を30秒間程度とした場合、図柄始動手段が遊技
球を検出し難く、3個以上の保留個数を常時確保できな
い機械では、普通図柄の変動回数が非常に少ない上に、
たまたま図柄始動手段が続けて遊技球を検出したときで
も、変動時間の30秒間が経過しない限り、次の図柄変
動を開始しないことになる。従って、普通図柄が30秒
毎の変動を繰り返すことになり、遊技者は、ゲーム続行
への意欲を極端に喪失することになる。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、保留記憶がないときに図柄表示手段の変動時間を短
縮して、遊技者の興趣を向上できる弾球遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技球を検出
する図柄始動手段14,16 と、該図柄始動手段14,16 が遊
技球を検出することを条件に1個又は複数個の図柄を所
定時間変動させる図柄表示手段21,24 と、該図柄表示手
段21,24 の変動中に図柄始動手段14,16 が検出した遊技
球の保留球数を設定上限個数値内で記憶する保留球数記
憶手段31,37 と、前記図柄表示手段21,24 の変動終了後
に、該図柄表示手段21,24 に前記保留球数記憶手段31,3
7 の保留記憶分の図柄変動を引き続き行わせる保留球数
消化手段32,38 と、前記図柄表示手段21,24 の変動後の
停止図柄が所定図柄又は所定図柄の組み合わせを表示す
ることを条件に開閉式入賞手段14,15 を所定時間開放さ
せて遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生
手段30,36 とを備えた弾球遊技機において、前記保留球
数記憶手段31,37 に遊技球の検出の記憶がないときに、
図柄表示手段21,24 の変動時間を短縮させる図柄変動時
間制御手段33,40 を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図3は本発明の第1の実施形
態を例示し、図1において、1 は遊技機本体で、開閉自
在に枢着された前枠2 を有する。前枠2 には、その窓孔
3 に対応して遊技盤4 が裏側から着脱自在に装着され、
また遊技盤4 の前側にガラス扉5 と前面板6 とが開閉自
在に配置されている。
【0011】前面板6 には、発射用の遊技球を貯留する
上皿7 が装着されている。前枠2 の下部には、余剰球を
貯留する下皿8 と、発射手段9 の発射ハンドル10とが夫
々設けられている。
【0012】遊技盤4 には、図2に示すように、ガイド
レール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール
11の内側の遊技領域12に液晶表示手段13、特別図柄始動
手段14、可変入賞手段15、普通図柄始動手段16、普通入
賞手段17〜19等の複数個の遊技部品が配置されている。
【0013】液晶表示手段13には、図3に示すように、
例えばその表示領域20に特別図柄を表示する特別図柄表
示手段21と普通図柄変動時間表示手段22と特別図柄変動
時間表示手段23とが設けられている。また液晶表示手段
13の表示ケース13a には、上部に普通図柄表示手段24と
普通図柄変動用の保留球数表示ランプ25とが、下部に特
別図柄変動用の保留球数表示ランプ26が夫々設けられて
いる。
【0014】特別図柄表示手段21は1個又は複数個、例
えば左右方向に3個の特別図柄を表示し、特別図柄始動
手段14が遊技球を検出することを条件に、各特別図柄が
乱数制御により所定時間だけ変動して停止するように構
成されている。
【0015】普通図柄表示手段24は1個又は複数個、例
えば1個の普通図柄を表示し、普通図柄始動手段16が遊
技球を検出することを条件に、普通図柄が乱数制御によ
り所定時間変動して停止するようになっている。
【0016】普通図柄変動時間表示手段22は、普通図柄
表示手段24の普通図柄の変動開始から変動終了までの変
動時間をカウントダウン方式により表示可能であり、特
別図柄変動時間表示手段23は、特別図柄表示手段21の特
別図柄の変動開始から変動終了までの変動時間をカウン
トダウン方式により表示可能である。なお、普通図柄変
動時間表示手段22、特別図柄変動時間表示手段23は、液
晶表示手段13の表示領域20以外の箇所に設けても良い。
【0017】特別図柄始動手段14には、例えば開閉自在
な左右一対の開閉爪27を備えた電動チューリップ等の開
閉式入賞手段が使用されており、普通図柄表示手段24の
変動後の停止図柄が所定図柄(以下、当たり図柄とい
う)を表示したときに、開閉爪27が所定時間開放するよ
うになっている。
【0018】普通図柄始動手段16は、例えば通過ゲート
により構成され、遊技球が通過ゲートを通過したとき
に、その遊技球を検出するようになっている。なお、普
通図柄始動手段16は、遊技球が入賞する入賞手段によっ
て構成しても良い。
【0019】可変入賞手段15は所謂大入賞手段を構成す
るものであって、遊技者に有利な開状態(第1状態)と
不利な閉状態(第2状態)とに変換駆動可能な開閉式入
賞手段により構成されている。即ち、この可変入賞手段
15は、例えば下部側の横軸廻りに開閉自在な開閉板15a
を備え、特別図柄表示手段21の変動後の停止図柄が「7
・7・7」等の所定図柄の組み合わせ(以下、大当たり
図柄という)を表示したときに、開閉板15a が前側に開
放するようになっている。可変入賞手段15はその内部に
特定領域36a を備え、この特定領域36a を入賞球が通過
したときに、所謂大当たりによる利益状態を継続させる
ようになっている。
【0020】なお、可変入賞手段15は、開放後に所定時
間が経過したとき、又は所定数(例えば10個)の遊技
球が入賞したときに開閉板15a が閉じると共に、遊技球
が特定領域36a を通過することを条件に、最大所定回数
(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すようになって
いる。
【0021】図4は制御系を例示するブロック図であ
る。28は第1乱数発生手段で、普通図柄表示手段24の普
通図柄の制御に関する当たり・外れ決定用の乱数を繰り
返して発生するものである。29は普通図柄変動制御手段
で、普通図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件
に、そのときの第1乱数発生手段28の発生乱数を抽選し
て、普通図柄表示手段24の普通図柄を所定時間変動させ
て所定の停止図柄で停止させるようになっている。な
お、普通図柄変動制御手段29は、普通図柄変動時間表示
手段22を駆動するようになっている。
【0022】30は第1利益状態発生手段で、普通図柄表
示手段24の変動後の停止図柄が当たり図柄を表示したと
きに、特別図柄始動手段14の開閉爪27を所定時間開放開
放させて遊技者に有利な第1利益状態を発生させるため
のものである。
【0023】31は第1保留球数記憶手段で、普通図柄表
示手段24の普通図柄の変動中に普通図柄始動手段16が遊
技球を検出したときに、その遊技球の保留球数を設定上
限個数値(例えば最大4個)内で順次記憶するものであ
る。
【0024】32は第1保留球数消化手段で、普通図柄表
示手段24の変動終了後に、この普通図柄表示手段24に第
1保留球数記憶手段31の保留記憶分の図柄変動を引き続
き行わせて保留球数を消化させるためのものである。即
ち、この第1保留球数消化手段32は、第1保留球数記憶
手段31に保留記憶があるときに、普通図柄表示手段24の
変動終了毎に、その第1保留球数記憶手段31の保留記憶
を読み出して普通図柄変動制御手段29に変動指令を出す
と共に、その消化毎に第1保留球数記憶手段31の保留記
憶を順次更新させるようになっている。
【0025】33は普通図柄変動時間制御手段で、第1保
留球数記憶手段31に保留記憶がないときの普通図柄の変
動時間を、保留記憶がある場合の変動時間よりも短縮す
るためのものである。この普通図柄変動時間制御手段33
は、第1保留球数記憶手段31に保留記憶があるときの普
通図柄表示手段24の普通図柄の変動時間を例えば30秒
とし、第1保留球数記憶手段31に保留記憶がないときの
普通図柄の変動時間を例えば10秒として、その変動時
間で普通図柄表示手段24の普通図柄が変動するように普
通図柄変動制御手段29に変動時間制御指令を出すように
なっている。
【0026】34は第2乱数発生手段で、普通図柄表示手
段24の普通図柄の制御に関連する大当たり・外れ決定用
乱数、リーチパターン決定用乱数、停止図柄決定用乱数
等の所定の乱数を繰り返し発生するようになっており、
例えば特別図柄表示手段21の停止図柄が大当たり図柄と
なる大当たり発生確率が1/250の場合には、0〜2
49の大当たり・外れ決定用乱数等を発生する。
【0027】なお、リーチパターン決定用乱数は、例え
ば高速変動リーチA 、中速変動リーチB 、低速変動リー
チC 等のリーチパターンを決定する複数種類の乱数が含
まれている。
【0028】35は特別図柄変動制御手段で、特別図柄始
動手段14に遊技球が入賞することを条件に特別図柄表示
手段21の特別図柄を変動させると共に、第2乱数発生手
段34の発生乱数を抽選して、変動開始から所定時間経過
したときに、図柄乱数により決定された停止図柄で特別
図柄表示手段21の特別図柄を停止させるためのものであ
る。
【0029】なお、この特別図柄変動制御手段35は、第
2乱数発生手段34のリーチパターン決定用乱数を選択し
たときに、その乱数により決まる高速変動リーチA 、中
速変動リーチB 、低速変動リーチC 等の所定のリーチパ
ターンで特別図柄を制御するようになっている。特別図
柄変動制御手段35は、特別図柄変動時間表示手段23を駆
動するようになっている。
【0030】36は第2利益状態発生手段で、特別図柄始
動手段14への遊技球の入賞時に抽選された大当たり・外
れ乱数及び/又は特別図柄表示手段21の変動後の停止図
柄から大当たり、外れの判定を行い、特別図柄表示手段
21の変動後の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり図
柄となったときに、可変入賞手段15の開閉板15a を開放
させて遊技者に有利な第2利益状態を発生させるように
なっている。
【0031】なお、第2利益状態発生手段36は、開閉板
15a の開放中に入賞した遊技球が特定領域36a を通過す
ることを条件に、所定回数(例えば最大16回)まで開
閉動作を継続させるようになっている。
【0032】37は第2保留球数記憶手段で、特別図柄表
示手段21の特別図柄の変動中に特別図柄始動手段14が遊
技球を検出したときに、その遊技球の保留球数を設定上
限個数値(例えば最大4個)内で順次記憶するものであ
る。
【0033】38は第2保留球数消化手段で、特別図柄表
示手段21の変動終了後に、この特別図柄表示手段21に第
2保留球数記憶手段37の保留記憶分の図柄変動を引き続
き行わせて保留球数を消化させるためのものである。即
ち、この第2保留球数消化手段38は、第2保留球数記憶
手段37に保留記憶があるときに、特別図柄表示手段21の
変動終了毎に、その第2保留球数記憶手段37の保留記憶
を読み出して特別図柄変動制御手段35に変動指令を出す
と共に、その消化毎に第2保留球数記憶手段37の保留記
憶を順次更新させるようになっている。
【0034】39は特別図柄変動時間制御手段で、第2保
留球数記憶手段37に保留記憶がないときの特別図柄の変
動時間を、保留記憶がある場合の変動時間よりも短縮す
るためのものである。
【0035】即ち、この特別図柄変動時間制御手段40
は、第2保留球数記憶手段37に保留記憶がある場合に、
特別図柄の変動時間を例えば高速変動リーチA のときに
15秒間、中速変動リーチB のときに20秒間、低速変
動リーチC のときに25秒間、リーチ変動以外のときに
8秒間に夫々制御し、第2保留球数記憶手段37に保留記
憶がない場合に、例えば高速変動リーチA のときに5秒
間、中速変動リーチB のときに6秒間、低速変動リーチ
C のときに7秒間、リーチ変動以外のときに5秒間に夫
々制御する機能を有し、その変動時間で特別図柄表示手
段21の特別図柄が変動するように特別図柄変動制御手段
35に変動時間制御指令を出すうようになっている。
【0036】次に上記弾球遊技機における動作について
説明する。上皿7 に遊技球がある状態で発射手段9 の発
射ハンドル10を操作すると、上皿7 の遊技球が発射手段
9 の発射動作に連動して発射部に1個づつ供給され、そ
の遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール11に沿って順
次遊技盤4 側へと発射させて行く。
【0037】遊技盤4 の上部側に発射された遊技球が遊
技盤4 の盤面に沿って落下する間に、その遊技球が普通
図柄始動手段16に入ると、普通図柄変動制御手段29が第
1乱数発生手段28からの乱数を抽選して乱数判定、その
他の処理を行い、普通図柄表示手段24の普通図柄を所定
時間変動させる。
【0038】普通図柄表示手段24の変動後の停止図柄が
当たり図柄となると、第1利益状態発生手段30が働い
て、特別図柄始動手段14の開閉爪27を所定時間開放させ
る第1利益状態が発生する。即ち、普通図柄始動手段16
が遊技球を検出した時点の乱数が当たり乱数であれば、
普通図柄表示手段24の普通図柄が当たり図柄で停止する
ため、その変動停止後に第1利益状態発生手段30が働い
て特別図柄始動手段14の一対の開閉爪27が開放する。こ
のため特別図柄始動手段14に遊技球が入賞し易くなり、
それだけ特別図柄表示手段21の特別図柄が変動し易くな
り、遊技者に有利になる。また同時に遊技者は、特別図
柄表示手段21への遊技球の入賞によって、1入賞当たり
規定数の賞品球を獲得できる。
【0039】普通図柄表示手段24の普通図柄の変動中
に、普通図柄始動手段16が後続の遊技球を検出すると、
第1保留球数記憶手段31がその保留球数を最大4個まで
記憶する。そして、普通図柄表示手段24の変動終了毎
に、第1保留球数消化手段32が働いて普通図柄変動制御
手段29に変動指令を出すので、普通図柄表示手段24が第
1保留球数記憶手段31の保留球数分の図柄変動を引き続
いて行う。
【0040】第1保留球数記憶手段31に保留球数の記憶
があれば、普通図柄変動時間制御手段33からの変動時間
30秒の変動時間制御指令により、普通図柄変動制御手
段29が普通図柄表示手段24を変動制御し、普通図柄表示
手段24の普通図柄が通常の30秒間変動して停止する。
【0041】第1保留球数記憶手段31に保留球数の記憶
がなければ、普通図柄変動時間制御手段33が普通図柄変
動制御手段29に変動時間10秒間の短縮指令を出し、そ
の短縮指令に従って普通図柄変動制御手段29が普通図柄
表示手段24を変動制御するので、普通図柄表示手段24の
変動時間が通常の30秒間から10秒間に短縮され、普
通図柄は10秒間変動して停止する。
【0042】従って、この変動時間の短縮によって普通
図柄の単位時間当たりの変動回数が増加する可能性が生
じ、第1利益状態発生手段30による第1利益状態が発生
する可能性が大になるため、遊技者の興趣も自ずと大に
なる。つまり、特別図柄始動手段14が開放する可能性、
この特別図柄始動手段14に遊技球が入賞する可能性が夫
々高くなり、ゲームの継続、続行に対する遊技者の意欲
が向上する。
【0043】特に第1保留球数記憶手段31に保留球数の
記憶がない場合に、普通図柄表示手段24の変動時間を短
縮するため、普通図柄始動手段16が遊技球を検出し難い
ような機械においても、普通図柄表示手段24の変動時間
が長いことによって、その後のゲームへの障害になるこ
とがなく、遊技者の興趣がより向上する。
【0044】普通図柄表示手段24の普通図柄が変動すれ
ば、普通図柄変動制御手段29により普通図柄変動時間表
示手段22が駆動され、普通図柄の変動開始から変動停止
までの変動時間をカウントダウン方式で表示する。この
ため遊技者は、その表示から普通図柄の変動時間を容易
に把握でき、またカウントダウン方式での表示であるた
め、残り時間を容易に把握でき緊迫感を演出できる。
【0045】特別図柄始動手段14に遊技球が入賞する
と、特別図柄変動制御手段35が働いて特別図柄表示手段
21の特別図柄が所定時間変動する。即ち、特別図柄始動
手段14に遊技球が入賞すると、特別図柄変動制御手段35
がその時点の乱数を抽選して大当たり乱数か否かを判定
し、その判定結果に従って、図柄乱数により決定された
停止図柄で停止するように特別図柄表示手段21の特別図
柄を所定時間変動させる。
【0046】リーチパターン決定用乱数のリーチパター
ン乱数を選択したときには、特別図柄変動制御手段35が
特別図柄表示手段21の特別図柄をそのリーチパターンに
従って制御し、特別図柄が高速変動リーチA 、中速変動
リーチB 、低速変動リーチC等のリーチパターンで変動
し停止する。
【0047】特別図柄の変動後の停止図柄が、「7・7
・7」等のように全て一致する大当たり図柄で停止すれ
ば、第2利益状態発生手段36が働いて可変入賞手段15の
開閉板15a を前側に開放させる第2利益状態が発生す
る。このため、遊技盤4 の上部側から落下する遊技球の
多くが開閉板15a を経て可変入賞手段15に入賞し易くな
り、一旦、特別図柄表示手段21側で大当たりが発生すれ
ば、遊技者に多大な利益が還元されることになる。
【0048】即ち、可変入賞手段15は、10個の遊技球
が入賞するか、又は所定時間経過したときに開閉板15a
を閉じ、開閉板15a の開放中に入賞した遊技球が特定領
域36a を通過すれば、開閉板15a が再度開放し、最大1
6回まで開閉動作を繰り返すので、遊技者は可変入賞手
段15に遊技球が1個入賞する毎に規定数の賞品球を獲得
できる。
【0049】特別図柄表示手段21の特別図柄の変動中
に、特別図柄始動手段14が後続の遊技球を検出すると、
第2保留球数記憶手段37がその保留球数を最大4個まで
記憶する。そして、特別図柄表示手段21の変動終了毎
に、第2保留球数消化手段38が働いて特別図柄変動制御
手段35に変動指令を出すので、特別図柄表示手段21が第
2保留球数記憶手段37の保留球数分の図柄変動を引き続
いて行う。
【0050】第2保留球数記憶手段37に保留球数の記憶
があれば、特別図柄変動時間制御手段40からの通常の変
動時間制御指令により、特別図柄変動制御手段35が特別
図柄表示手段21を変動制御し、特別図柄表示手段21の特
別図柄が通常の変動時間で変動して停止する。
【0051】即ち、特別図柄変動時間制御手段40は、特
別図柄のリーチパターンが高速変動リーチA のときに1
5秒間、中速変動リーチB のときに20秒間、低速変動
リーチC のときに25秒間の変動時間制御指令を出し、
またリーチ変動以外のときに8秒間の変動時間制御指令
を出すので、その制御指令に従って特別図柄変動制御手
段35が特別図柄表示手段21の特別図柄を制御する。
【0052】これによって特別図柄は、高速変動リーチ
A のときに15秒間、中速変動リーチB のときに20秒
間、低速変動リーチC のときに25秒間、リーチ変動以
外のときに8秒間夫々変動して停止する。
【0053】第2保留球数記憶手段37に保留球数の記憶
がなければ、特別図柄変動時間制御手段40が特別図柄変
動制御手段35に変動時間の短縮指令を出し、その短縮信
号に従って特別図柄変動制御手段35が特別図柄表示手段
21を変動制御する。
【0054】即ち、特別図柄変動時間制御手段40は、特
別図柄のリーチパターンが高速変動リーチA のときに5
秒間、中速変動リーチB のときに6秒間、低速変動リー
チCのときに7秒間、リーチ変動以外のときに5秒間の
変動時間制御指令を出すので、その制御指令に従って特
別図柄変動制御手段35が特別図柄表示手段21の特別図柄
を制御する。これによって特別図柄は、高速変動リーチ
A のときに5秒間、中速変動リーチB のときに6秒間、
低速変動リーチC のときに7秒間、リーチ変動以外のと
きに5秒間夫々変動して停止する。
【0055】従って、この変動時間の短縮によって特別
図柄の単位時間当たりの変動回数が増加する可能性が生
じ、第2利益状態発生手段36による第2利益状態が発生
する可能性が大になるため、遊技者の興趣が大になる。
特に第2保留球数記憶手段37に保留球数の記憶がないと
きに、特別図柄表示手段21の変動時間を短縮するため、
特別図柄始動手段14が遊技球を検出し難いような機械の
場合でも、特別図柄表示手段21の変動時間の短縮による
利益を享受でき、遊技者の興趣がより向上する。
【0056】また特別図柄の変動時のリーチパターンの
種類によって特別図柄表示手段21の短縮時間が変化する
ため、特別図柄がどの種類のリーチパターンを経て停止
するかも遊技者の関心事となり、この点でも遊技者の興
趣が大になる。
【0057】特別図柄表示手段21の特別図柄が変動すれ
ば、特別図柄変動制御手段35により特別図柄変動時間表
示手段23が駆動され、特別図柄の変動開始から変動停止
までの変動時間をカウントダウン方式で表示する。この
ため遊技者は、その表示から特別図柄の変動時間を容易
に把握でき、またカウントダウン方式での表示であるた
め、残り時間を容易に把握でき緊迫感を演出できる。
【0058】図5は本発明の第2の実施形態を例示し、
特別図柄始動手段14、可変入賞手段15に対応して、その
開放時間をカウントダウン方式で表示する開放時間表示
手段41,42 を設けたものである。この各開放時間表示手
段41,42 は、利益状態発生手段30,36 等により駆動され
るようになっている。なお、その他は、第1の実施形態
と同様である。
【0059】この場合には、特別図柄始動手段14、可変
入賞手段15が開放すれば、開放時間表示手段41,42 がそ
の開放時間を表示するので、遊技者は、開放時間表示手
段41,42 の表示から特別図柄始動手段14、可変入賞手段
15の開放時間を容易に把握できる。またまたカウントダ
ウン方式での表示であるため、残り時間を容易に把握で
き緊迫感を演出できる利点がある。
【0060】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこの実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。例えば、実施形態では、第1種のパチンコ機の
場合を例示しているが、第3種のパチンコ機においても
同様に実施できる。またパチンコ機以外のアレンジボー
ル機、雀球遊技機、その他の弾球遊技機においても同様
に実施可能である。
【0061】更に各実施形態では、図柄表示手段として
普通図柄表示手段24、特別図柄表示手段21を例示し、そ
の普通図柄、特別図柄との関連で説明している。従っ
て、開閉式入賞手段として、第1利益状態発生手段30が
働いたときに所定時間開放する特別図柄始動手段14と、
第2利益状態発生手段36が働いたときに開放する可変入
賞手段15とを例示しているが、開閉式入賞手段は、これ
らに限定されるものではない。
【0062】また実施形態では、普通図柄及び特別図柄
の双方の制御について例示しているが、本発明は普通図
柄に関連する部分、又は特別図柄に関連する部分のみで
も実施可能であり、両者の制御を併用する必要はない。
【0063】更に実施形態では、特別図柄変動時間制御
手段40は、特別図柄のリーチパターンの種類によって特
別図柄の短縮時間を変化させるようにしているが、リー
チパターン以外の図柄変動パターン、その他の所定条件
によって短縮時間を変化させるようにしても良い。
【0064】例えば、乱数処理、前回の特別図柄の変動
後の停止図柄の種類、第2利益状態の終了後、特別図柄
始動手段14が遊技球を検出するときの時間間隔等の所定
条件の成立によって、特別図柄の短縮時間を変化させる
ようにしても良い。普通図柄の変動時間を短縮する場合
にも、同様に実施可能である。
【0065】また実施形態では、第1保留球数記憶手段
31、第2保留球数記憶手段37に保留球数の記憶がないと
きに、必ず普通図柄変動時間制御手段33、特別図柄変動
時間制御手段40によって変動時間を短縮するようにして
いるが、普通図柄変動時間制御手段33、特別図柄変動時
間制御手段40は、短縮の有無を判定し、短縮ありの判定
をしたときに変動時間を短縮するようにしても良い。
【0066】その場合の短縮の有無の判定基準として
は、乱数処理、前回の特別図柄の変動後の停止図柄の種
類、第2利益状態の終了後、特別図柄始動手段14が遊技
球を検出するときの時間間隔等が考えられる。またゲー
ム状態の変化、その他を条件にしても良い。
【0067】変動時間表示手段22,23 は、液晶表示手段
13の外部に別体で設けても良い。保留球数記憶手段31,3
7 には、図柄始動手段14,16 が検出した遊技球に関連す
る情報、例えば所定図柄又は所定図柄の組み合わせを非
開閉式入賞手段するか否か等の情報を含ませた記憶を行
うようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】本発明では、遊技球を検出する図柄始動
手段14,16 と、該図柄始動手段14,16が遊技球を検出す
ることを条件に1個又は複数個の図柄を所定時間変動さ
せる図柄表示手段21,24 と、該図柄表示手段21,24 の変
動中に図柄始動手段14,16 が検出した遊技球の保留球数
を設定上限個数値内で記憶する保留球数記憶手段31,37
と、前記図柄表示手段21,24 の変動終了後に、該図柄表
示手段21,24 に前記保留球数記憶手段31,37 の保留記憶
分の図柄変動を引き続き行わせる保留球数消化手段と、
前記図柄表示手段21,24 の変動後の停止図柄が所定図柄
又は所定図柄の組み合わせを表示することを条件に開閉
式入賞手段を所定時間開放させて遊技者に有利な利益状
態を発生させる利益状態発生手段30,36 とを備えた弾球
遊技機において、前記保留球数記憶手段31,37 に遊技球
の検出の記憶がないときに、図柄表示手段21,24 の変動
時間を短縮させる図柄変動時間制御手段33,40 を備てい
るので、保留記憶がないときに図柄表示手段21,24 の変
動時間を短縮でき、遊技者の興趣を向上できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す液晶表示手段の
正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
14 特別図柄始動手段 15 可変入賞手段 16 普通図柄始動手段 21 特別図柄表示手段 22 普通図柄変動時間表示手段 23 特別図柄変動時間表示手段 24 普通図柄表示手段 30 第1利益状態発生手段 31 第1保留球数記憶手段 32 第1保留球数消化手段 33 普通図柄変動時間制御手段 36 第2利益状態発生手段 37 第2保留球数記憶手段 38 第2保留球数消化手段 40 特別図柄変動時間制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を検出する図柄始動手段(14)(16)
    と、該図柄始動手段(14)(16)が遊技球を検出することを
    条件に1個又は複数個の図柄を所定時間変動させる図柄
    表示手段(21)(24)と、該図柄表示手段(21)(24)の変動中
    に図柄始動手段(14)(16)が検出した遊技球の保留球数を
    設定上限個数値内で記憶する保留球数記憶手段(31)(37)
    と、前記図柄表示手段(21)(24)の変動終了後に、該図柄
    表示手段(21)(24)に前記保留球数記憶手段(31)(37)の保
    留記憶分の図柄変動を引き続き行わせる保留球数消化手
    段(32)(38)と、前記図柄表示手段(21)(24)の変動後の停
    止図柄が所定図柄又は所定図柄の組み合わせを表示する
    ことを条件に開閉式入賞手段(14)(15)を所定時間開放さ
    せて遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生
    手段(30)(36)とを備えた弾球遊技機において、前記保留
    球数記憶手段(31)(37)に遊技球の検出の記憶がないとき
    に、図柄表示手段(21)(24)の変動時間を短縮させる図柄
    変動時間制御手段(33)(40)を備えたことを特徴とする弾
    球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記図柄始動手段は普通図柄始動手段(1
    6)であり、前記図柄表示手段は普通図柄表示手段(24)で
    あることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記図柄始動手段は特別図柄始動手段(1
    4)であり、前記図柄表示手段は特別図柄表示手段(21)で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記特別図柄始動手段(14)は、前記普通
    図柄表示手段(24)の変動後の停止図柄が所定図柄を表示
    することを条件に開閉する開閉式入賞手段であることを
    特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 図柄変動時間制御手段(33)(40)は、図柄
    変動パターン、その他の所定条件によって短縮時間を変
    化させるようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記図柄表示手段(21)(24)の変動開始か
    ら変動終了までの変動時間をカウントダウン表示可能な
    変動時間表示手段(22)(23)を備えたことを特徴とする請
    求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記開閉式入賞手段(14)(15)の開放時間
    をカウントダウン表示可能な変動時間表示手段(22)(23)
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載
    の弾球遊技機。
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