JP3777074B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばパチンコ機等の弾球遊技機には、従来、普通図柄始動手段と普通図柄表示手段と特別図柄始動手段と特別図柄表示手段とを備えたものがある。この弾球遊技機では、普通図柄始動手段が遊技球を検出したときに、普通図柄表示手段の1個の普通図柄が所定時間変動し、その変動後の停止図柄が所定図柄(所謂当たり図柄)を表示したときに、開閉式の特別図柄始動手段が所定時間開放して遊技球が入賞し易くする。
【0003】
そして、特別図柄始動手段が遊技球を検出したときに、特別図柄表示手段の3個の特別図柄が所定時間変動し、その変動後の停止図柄が特定図柄の組み合わせ(所謂大当たり図柄)を表示したときに、アタッカー等の開閉式の可変入賞手段を開放させて、遊技者に有利な特別遊技状態が発生するようになっている。
【0004】
この弾球遊技機では、特別図柄始動手段に遊技球が詰まる等によって、特別図柄始動手段の図柄始動スイッチが短絡状態になった場合、図柄制御機能が直ちに停止して、特別図柄表示手段の3個の特別図柄が所定速度で連続的に変動する変動状態を継続し、特別図柄表示手段を構成する液晶表示手段にエラー表示を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、特別図柄始動手段の図柄始動スイッチが短絡状態になれば、特別図柄制御手段及び特別図柄表示手段には何等問題がなく正常に動作可能であるにも拘わらず、各特別図柄を連続的に変動させて、その後の遊技動作を直ちに停止させている。
【0006】
このため遊技者は、特別図柄始動手段の変動後の停止図柄の結果が出る前に遊技を断念しなければならず、そのときの抽選乱数値が大当たり乱数値であれば、甚大な不利益を被ると言う問題がある。
【0007】
また抽選乱数値が大当たり乱数値であるか否かは別にしても、特別図柄表示手段の特別図柄が変動を開始した後に、異常の発生によって直ちに遊技が中断又は停止することは、遊技者の心証を害するばかりでなく、遊技者側とホール側との間でのトラブルの発生原因ともなる惧れがある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、遊技中に異常が発生した場合にも遊技者の利益、心証等を極力害することなく停止できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図柄始動手段 14,16 の図柄始動スイッチ 24,23 と、該図柄始動スイッチ 24,23 が遊技球を検出することを条件に動作する図柄制御手段 30,41 と、前記図柄始動スイッチ 24,23 の異常を検出する異常検出手段43,45 とを備え、該異常検出手段43,45 が異常を検出したときに制御機能を停止するようにした弾球遊技機において、前記異常検出手段43,45 が前記図柄始動スイッチ 24,23 の異常を検出したときに、前記図柄制御手段 30,41 が正常に動作中の場合に、その動作の終了を待ってその後に新たに動作しないように停止させる異常停止制御手段44,42 を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図4は本発明の一実施形態を例示し、図1において、1 は遊技機本体で、開閉自在に枢着された前枠2 を有する。前枠2 には遊技盤3 が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤3 の前側にガラス扉4 と前面板5 とが開閉自在に配置されている。
【0011】
前面板5 には、発射用の遊技球を貯留する上皿6 が装着されている。前枠2 の下部には、余剰球を貯留する下皿7 と、発射手段8 の発射ハンドル9 とが夫々設けられている。前面板5 の裏側にスピーカ10が設けられている。
【0012】
遊技盤3 には、図2に示すように、ガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に液晶表示手段13、特別図柄始動手段14、可変入賞手段15、普通図柄始動手段16、普通入賞手段17〜19等の複数個の遊技部品が装着されている。
【0013】
液晶表示手段13は、一般的な遊技情報を表示する遊技情報表示手段と特別図柄表示手段20とを兼用し、またその上部に普通図柄表示手段21が設けられている。特別図柄表示手段20は、図3に示すように、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の特別図柄を表示し、特別図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に、各特別図柄が乱数制御により所定時間だけ変動して停止するように構成されている。
【0014】
普通図柄表示手段21は1個又は複数個、例えば1個の普通図柄を表示し、普通図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、普通図柄が乱数制御により所定時間変動して停止するようになっている。なお、特別図柄及び普通図柄には、数字図柄、キャラクター、その他の適宜図柄が使用されるが、この場合は0〜9までの数字図柄が基本図柄として使用されている。
【0015】
特別図柄始動手段14は、遊技者に有利な開状態(第1状態)と不利な閉状態(第2状態)とに変換可能に構成されている。この特別図柄始動手段14は、例えば開閉自在な左右一対の開閉爪22と、遊技球の入賞を検出する特別図柄始動スイッチ23とを備えた電動チューリップ等の開閉式入賞手段が使用されている。開閉爪22は、普通図柄表示手段21の変動後の停止図柄が予め設定された所定図柄又は所定図柄の組み合わせ(以下、当たり図柄という)を表示したときに所定時間開放するようになっている。
【0016】
普通図柄始動手段16は、例えば普通図柄始動スイッチ24を有する通過ゲートにより構成され、遊技球が通過するときにそれを検出するようになっている。なお、普通図柄始動手段16は、遊技球が入賞する入賞手段によって構成しても良い。
【0017】
可変入賞手段15は所謂アタッカーを構成するものであって、遊技者に有利な開状態(第1状態)と不利な閉状態(第2状態)とに変換可能な開閉式入賞手段により構成されている。即ち、この可変入賞手段15は、下部側の横軸廻りに開閉自在な開閉板25を備え、特別図柄表示手段20の変動後の停止図柄が予め設定された特定図柄又は特定図柄の組み合わせ(以下、大当たり図柄という)、例えば「7・7・7」等の組み合わせを表示したときに、開閉板25が前側に開放するようになっている。なお、可変入賞手段15は、その内部に特定領域26と入賞球検出スイッチ27とを備えている。
【0018】
図3は制御系を例示するブロック図である。28は主制御基板で、この主制御基板28に、主として遊技盤の遊技動作を制御する主制御手段29が設けられている。主制御基板28は、主制御基板ケース(図示省略)に収納して遊技盤4 の裏側等、遊技機本体1 の裏側に着脱自在に設けられている。
【0019】
主制御手段29は、主制御基板28に装着されたCPU、ROM、RAM等により構成され、普通図柄制御手段30、開閉制御手段31、特別遊技判定手段32、特別遊技制御手段33、第1異常制御手段34、第2異常制御手段35、コマンド発生手段36、遊技状態記憶手段37等を有する。
【0020】
38は主制御基板28とは別に設けられた副制御基板で、この副制御基板38に副制御手段39が設けられている。副制御基板38は、副制御基板ケース(図示省略)に収納して液晶表示手段13の裏側等、遊技機本体1 の裏側に着脱自在に設けられている。副制御手段39は、副制御基板38に装着されたCPU、ROM、RAM等により構成され、コマンド解析手段40、特別図柄制御手段41、第3異常停止制御手段42を有する。
【0021】
47は異常報知手段で、スピーカ10、表示ランプ等により構成されている。48は異常報知制御手段で、異常検出手段(後述)が各図柄始動スイッチ23,24 の異常を検出したときに、普通図柄制御手段30、特別遊技制御手段33、特別図柄制御手段41等の所定の制御機能の終了を待たずに異常報知手段47に異常を報知させるためのものである。
【0022】
普通図柄制御手段30は、普通図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、普通図柄表示手段21の普通図柄を乱数処理により所定時間変動させて、その遊技球の検出時に当たり乱数値を抽選したときに、変動後の普通図柄を当たり図柄で停止させるように制御するためのものである。開閉制御手段31は、普通図柄表示手段21の停止図柄が当たり図柄を表示することを条件に、特別図柄始動手段14の開閉爪22を所定時間(例えば0.5秒程度)開放させるようになっている。
【0023】
特別遊技判定手段32は、特別図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に、その遊技球の検出時の抽選乱数値から大当たり、外れの判定を行う等、乱数処理により特別遊技の条件が充足したか否かを判定するためのものである。
【0024】
特別遊技制御手段33は、特別遊技判定手段32が特別遊技の条件の充足を判定したとき、例えば特別図柄表示手段20の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり図柄を表示することを条件に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるためのものである。
【0025】
この特別遊技制御手段33は、特別図柄表示手段20の特別図柄が大当たり図柄で停止することを条件に可変入賞手段15の開閉板25を開放し、この開閉板25の開放から所定時間(例えば30秒間)が経過したとき、又は可変入賞手段15に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板25を閉じ、また開放中に入賞した遊技球が特定領域26を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16ラウンド)まで開閉動作を継続させるようになっている。
【0026】
第1異常制御手段34は、普通図柄始動手段16の普通図柄始動スイッチ24の断線、短絡等を検出する第1異常検出手段43と、この第1異常検出手段43が普通図柄始動スイッチ24の異常を検出したときに、普通図柄表示手段21の普通図柄が所定時間変動して停止した後に普通図柄制御手段30、開閉制御手段31の所定の制御機能を停止させる第1異常停止制御手段44とを備えている。
【0027】
第1異常停止制御手段44は、普通図柄制御手段30が正常に動作中の場合に、その後に新たに動作しないように、正常に動作中の所定の制御機能の終了を待って普通図柄制御手段30に対する制御機能を停止させるためのものである。
【0028】
第2異常制御手段35は、特別図柄始動手段14の特別図柄始動スイッチ23の断線、短絡等を検出する第2異常検出手段45と、この第2異常検出手段45が特別図柄始動スイッチ23の異常を検出したときに、特別図柄表示手段20の特別図柄が所定時間変動して停止した後に特別遊技判定手段32、特別遊技制御手段33の所定の制御機能を停止させる第2異常停止制御手段46とを備えている。
【0029】
第2異常停止制御手段46は、特別遊技判定手段32が正常に動作中の場合に、その後に新たに動作しないように、正常に動作中の所定の制御機能の終了を待って特別遊技判定手段32に対する制御機能を停止させるためのものである。
【0030】
遊技状態記憶手段37は、異常停止制御手段44,46 による異常停止時の主制御手段29側の遊技状態、取り分け普通図柄制御手段30による当たりの有無、特別遊技判定手段32による特別遊技条件の充足の有無の各データを記憶し、普通図柄始動手段16、特別図柄始動手段14の異常箇所を補修した後の復旧時に、その記憶データを読み出してそのデータに従って遊技を開始させるためのものである。
【0031】
コマンド発生手段36は、特別遊技判定手段32での大当たり、外れ判定等の判定処理結果に応じて演出コマンドを発生し、第2異常検出手段45が特別図柄始動手段14の異常を検出したときに異常コマンドを発生し、異常状態の復旧後に異常停止を解除する解除コマンドを発生するためのものである。
【0032】
なお、演出コマンドは特別図柄表示手段20の特別図柄の演出表示用であって、この演出コマンドには、特別遊技判定手段32が大当たり乱数値を抽選したときの大当たり演出コマンドと、外れ乱数値を抽選したときの外れ演出コマンドとがある。
【0033】
コマンド解析手段40は、コマンド発生手段36からの演出コマンド、異常コマンド、解除コマンドを夫々解析するためのものである。特別図柄表示手段20は、コマンド解析手段40の演出コマンドの解析結果に応じて特別図柄表示手段20の図柄変動パターン、停止図柄等の全ての演出制御内容を決定し、大当たり演出コマンドのときに特別図柄を大当たり図柄で、外れ演出コマンドのときに外れ図柄で夫々停止させるように、その演出制御内容に従って特別図柄表示手段20の特別図柄の変動、停止を制御するためのものである。
【0034】
第3異常停止制御手段42は、特別図柄制御手段41が正常に動作中の場合に、その後に新たに動作しないように、正常に動作中の所定の制御機能の終了を待って特別図柄制御手段41に対する制御機能を停止させるためのものである。この第3異常停止制御手段42は、コマンド解析手段40の異常コマンドの解析結果により、特別図柄表示手段20が所定時間変動動作をして停止したときに、特別図柄制御手段41の特別図柄表示手段20に対する制御機能を停止させると共に、コマンド解析手段40の解除コマンドの解析結果により、特別図柄制御手段41の機能停止を解除するようになっている。
【0035】
次に上記弾球遊技機における動作について説明する。上皿6 に遊技球がある状態で発射手段8 の発射ハンドル9 を操作すると、上皿6 の遊技球が発射手段8 の発射動作に連動して発射部に1個づつ供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール11に沿って順次遊技盤3 側へと発射させて行く。
【0036】
遊技盤3 の上部側に発射された遊技球は、遊技盤3 の盤面に沿って落下し、その遊技球が普通図柄始動手段16を通過すると、普通図柄始動スイッチ24の遊技球の検出により普通図柄制御手段30が働いて、普通図柄表示手段21が普通図柄を所定時間変動する。
【0037】
一方、普通図柄始動スイッチ24が遊技球を検出したときの乱数処理によって当たり判定を行い、当たりであれば普通図柄表示手段21の変動後の停止図柄が所定の当たり図柄を表示する。そして、普通図柄表示手段21の変動後の停止図柄が当たり図柄となると、開閉制御手段31が働いて特別図柄始動手段14の一対の開閉爪22が開放し、特別図柄始動手段14に遊技球が入賞し易くなる。
【0038】
特別図柄始動手段14に遊技球が入賞すると、特別図柄始動スイッチ23の遊技球の検出により特別遊技判定手段32が大当たり、外れの判定処理を行い、その判定結果に応じてコマンド発生手段36が所定の演出コマンドを発生し、コマンド解析手段40へと演出コマンドを送信する。これによってコマンド解析手段40では、演出コマンドの解析を行い、その解析結果に応じて特別図柄制御手段41が働いて特別図柄表示手段20の特別図柄が所定の演出内容で所定時間変動して停止する。
【0039】
例えば、特別図柄始動スイッチ23が遊技球を検出したときの抽選乱数値が大当たり乱数値であれば,コマンド発生手段36が大当たり演出コマンドを発生し、コマンド解析手段40がその大当たり演出コマンドを解析する。これによって特別図柄制御手段41が大当たり演出コマンドに従って変動パターン、リーチパターン等の大当たり演出内容を決定し、変動後の停止図柄が大当たり図柄を表示するように、特別図柄表示手段20の特別図柄を変動制御する。
【0040】
また特別図柄始動スイッチ23が遊技球を検出したときの抽選乱数値が外れ乱数値であれば,コマンド発生手段36が外れ演出コマンドを発生し、コマンド解析手段40がその外れ演出コマンドを解析する。そして、特別図柄制御手段41が外れ演出コマンドに従って変動パターン、リーチパターン等の外れ演出内容を決定し、特別図柄表示手段20の特別図柄を変動制御する。
【0041】
特別図柄表示手段20の停止図柄が大当たり図柄の場合には、特別遊技制御手段33が働いて可変入賞手段15の開閉板25が開放し、遊技盤3 の上部側から落下する遊技球が開閉板25を経て可変入賞手段15に入賞し易くなる特別遊技状態が発生する。そして、可変入賞手段15に遊技球が入賞すると、払い出し手段が作動して規定数の景品球を払い出し、遊技者に利益を還元する。
【0042】
遊技中に普通図柄始動手段16の普通図柄始動スイッチ24の断線、短絡等の異常が発生すると、第1異常検出手段43がその異常を検出し、異常報知制御手段48が働いて異常報知手段47が普通図柄始動スイッチ24の異常を直ちに報知する。また第1異常停止制御手段44が働いて普通図柄制御手段30、開閉制御手段31の所定の制御機能を停止させるが、仮に普通図柄表示手段21の変動動作中に異常が発生した場合には、普通図柄表示手段21の変動動作の終了を待って普通図柄制御手段30の制御機能を停止させる。
【0043】
また普通図柄始動スイッチ24が遊技球を検出した時点の抽選乱数値が当たり乱数値の場合は、通常であれば、普通図柄の変動後に開閉制御手段31が働いて特別図柄始動手段14の開閉爪22が所定時間開放する。しかし、第1異常停止制御手段44により、普通図柄表示手段21の変動終了と同時に開閉制御手段31の制御機能が停止し、遊技状態記憶手段37が復旧後の遊技の再開に備えて当たりの発生を記憶する。
【0044】
普通図柄始動手段16の遊技球の詰まり等で普通図柄始動スイッチ24が短絡状態になったような場合には、その遊技球を除去して普通図柄始動スイッチ24の短絡を解消することによって遊技の再開が可能である。この場合には遊技状態記憶手段37の記憶データに従って開閉制御手段31が働き、特別図柄始動手段14が開閉爪22を開放する時点から遊技を開始する。
【0045】
従って、普通図柄表示手段21の変動後の結果が不明なままで、その動作中に制御機能が停止してしまう場合に比較して、普通図柄表示手段21の変動後の結果が判明してから制御機能が停止するので、遊技者の心証を害するようなこともない。また仮に普通図柄表示手段21の変動後の停止図柄が当たり図柄であっても、その当たりの発生状態から復旧後の遊技を開始することができ、遊技者の利益を不当に損なうようなこともない。
【0046】
遊技中に特別図柄始動手段14の特別図柄始動スイッチ23の断線、短絡等の異常が発生すると、第2異常検出手段45がその異常を検出し、異常報知制御手段48が働いて異常報知手段47が特別図柄始動スイッチ23の異常を直ちに報知する。また第2異常停止制御手段46が働いて特別遊技判定手段32、特別遊技制御手段33の所定の制御機能を停止させるが、仮に特別図柄表示手段20の変動動作中に異常が発生した場合には、特別図柄表示手段20の変動動作の終了を待ってその制御機能を停止させる。
【0047】
第2異常検出手段45が特別図柄始動スイッチ23の異常を検出すると、コマンド発生手段36が異常コマンドを発生し、コマンド解析手段40がその異常コマンドを解析する。そして、第3異常停止制御手段42が特別図柄表示手段20の変動動作の終了を待って特別図柄制御手段41の制御機能を停止すると共に、液晶表示手段13の表示画面に特別図柄始動スイッチ23の異常の事実を表示する。
【0048】
また特別図柄始動スイッチ23が遊技球を検出した時点の抽選乱数値が大当たり乱数値の場合には、特別図柄表示手段20の特別図柄の停止後に特別遊技制御手段33が働いて、可変入賞手段15が開放する特別遊技状態が発生する。しかし、この場合には、特別図柄表示手段20の変動動作の終了を待って第2異常停止制御手段46により特別遊技制御手段33の制御機能が停止し、遊技状態記憶手段37が復旧後の遊技の再開に備えて特別遊技状態の発生を記憶する。
【0049】
特別図柄始動手段14への遊技球の詰まり等で特別図柄始動スイッチ23が短絡状態になったような場合にも、その遊技球を除去して特別図柄始動スイッチ23の短絡を解消すれば、遊技を再度開始することが可能になる。この場合にも、遊技状態記憶手段37の記憶データに従って特別遊技制御手段33が働き、可変入賞手段15が開放する特別遊技状態の発生時点から遊技を開始する。従って、普通図柄の変動中の場合と同様の利点がある。
【0050】
以上、本発明の各実施形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、第1所要手段と、この第1所要手段に関連して動作又は停止を行う第2所要手段と、第1所要手段の異常を検出する異常検出手段43,45 と、異常検出手段43,45 が第1所要手段の異常を検出したときに、正常に動作中の第2所要手段が、その後に新たに動作しないように、この正常に動作中の動作の終了を待って第2所要手段の動作を停止させる異常停止制御手段44,42 を備えたものであり、その第1所要手段として図柄始動手段14,16 の図柄始動スイッチ23,24 を、第2所要手段として図柄制御手段30,41 を夫々例示して、図柄始動スイッチ23,24 に断線、短絡等の異常が発生した場合について詳述しているが、その何れか一方を設けるだけでも良い。また普通図柄表示手段21がなく、特別図柄表示手段20のみの場合にも同様に実施できる。
【0051】
本発明は、第2所要手段が第1所要手段の命令信号によって動作するものであって、その第1所要手段に異常が発生しても、第2所要手段が正常な動作状態にある場合の停止制御に採用すれば非常に有効である。また第1所要手段と第2所要手段は、第1所要手段の命令信号によって動作する関係であれば、シーケンス的に制御する制御方式を採用する場合でも良く、必ずしも実施形態に例示のようなコマンド方式を採用する必要はない。また実施形態のようなコマンド方式を採用する場合でも、コマンド発生手段36、コマンド解析手段40は、演出処理系と異常処理系とで別々に設けても良い。
【0052】
弾球遊技機では、前枠2 の裏側に遊技球を払い出す払い出し手段を備えているが、その払い出し手段の制御系に本発明を採用しても良い。例えば、払い出し手段に遊技球を供給する遊技球タンク側の球切れ等の異常を検出し、その検出に基づいて払い出し手段の払い出し動作を停止させる場合、払い出し手段の正常な払い出し動作の完了後に、その後新たな払い出し動作に入らないように、払い出し手段を停止させても良い。
【0053】
また実施形態に例示のように主制御手段29に異常検出手段43,45 を設け、主制御手段29に異常停止制御手段44,46 を、副制御手段39に異常停止制御手段42を夫々設けても良いが、第1所要手段、第2所要手段の種類によっては、主制御手段29と副制御手段39との何れか一方、例えば副制御手段39にのみ異常停止制御手段42,44,46を設けても良い。副制御手段39に異常検出手段43,45 と異常停止制御手段42,44,46とを設けることも可能である。
【0054】
更に特別図柄表示手段20、特別図柄制御手段41、その他の何等かの第1所要手段に異常が発生したときに、特別遊技制御手段33の動作を停止させる場合には、その特別遊技制御手段33による特別遊技状態の終了後、即ち16ラウンドの開閉動作の終了後に停止させるようにすれば良い。
【0055】
また可変入賞手段15の特定領域26の検出スイッチ等に異常が発生したときに、可変入賞手段15の動作を停止させる場合には、可変入賞手段15が第1状態(開状態)から第2状態(閉状態)になった後に、可変入賞手段15の開閉動作を停止させるようにすれば良い。その場合、特定領域26の検出スイッチを修復した後に特別遊技の続きを再開させるのが好ましい。
【0056】
また実施形態では、パチンコ機について説明しているが、その他のアレンジボール機、雀球遊技機等においても同様に実施可能である。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、図柄始動手段 14,16 の図柄始動スイッチ 24,23 と、該図柄始動スイッチ 24,23 が遊技球を検出することを条件に動作する図柄制御手段 30,41 と、前記図柄始動スイッチ 24,23 の異常を検出する異常検出手段43,45 とを備え、該異常検出手段43,45 が異常を検出したときに制御機能を停止するようにした弾球遊技機において、前記異常検出手段43,45 が前記図柄始動スイッチ 24,23 の異常を検出したときに、前記図柄制御手段 30,41 が正常に動作中の場合に、その動作の終了を待ってその後に新たに動作しないように停止させる異常停止制御手段44,42 を備えているので、遊技中に異常が発生した場合にも遊技者の利益、心証等を著しく害することなく停止できる。
【0058】
また遊技盤3 側の遊技動作の制御を行う主制御手段29と、該主制御手段29とは別基板に設けられ且つ主制御手段29からの命令信号を受信して所定の制御を行う副制御手段39とを備え、主制御手段29が異常検出手段43,45 を備え、主制御手段29及び/又は副制御手段39が異常停止制御手段44,42 を備えているので、主制御手段29側で異常を検出して、主制御手段29及び/又は副制御手段39の制御機能を停止させることができる。
【0063】
異常報知手段47と、異常検出手段43,45 が異常を検出したときに、前記図柄制御手段 (30)(41)の動作の終了を待たずに異常報知手段47に異常を報知させる異常報知制御手段48とを備えているので、異常の発生を早期に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図である。
【符号の説明】
3 遊技盤
14 特別図柄始動手段
15 可変入賞手段
16 普通図柄始動手段
20 特別図柄表示手段
21 普通図柄表示手段
29 主制御手段
33 特別遊技制御手段
37 遊技状態記憶手段
39 副制御手段
42 第3異常停止制御手段
43 第1異常検出手段
44 第1異常停止制御手段
45 第2異常検出手段
46 第2異常停止制御手段
47 異常報知手段
48 異常報知制御手段

Claims (3)

  1. 図柄始動手段 (14)(16) の図柄始動スイッチ (24)(23)と、該図柄始動スイッチ (24)(23) が遊技球を検出することを条件に動作する図柄制御手段 (30)(41)と、前記図柄始動スイッチ (24)(23)の異常を検出する異常検出手段(43)(45)とを備え、該異常検出手段(43)(45)が異常を検出したときに制御機能を停止するようにした弾球遊技機において、前記異常検出手段(43)(45)が前記図柄始動スイッチ (24)(23)の異常を検出したときに、前記図柄制御手段 (30)(41)が正常に動作中の場合に、その動作の終了を待ってその後に新たに動作しないように停止させる異常停止制御手段(44)(42)を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技盤(3) 側の遊技動作の制御を行う主制御手段(29)と、該主制御手段(29)とは別基板に設けられ且つ前記主制御手段(29)からの命令信号を受信して所定の制御を行う副制御手段(39)とを備え、前記主制御手段(29)が前記異常検出手段(43)(45)を備え、前記主制御手段(29)及び/又は前記副制御手段(39)が前記異常停止制御手段(44)(42)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 異常報知手段(47)と、前記異常検出手段(43)(45)が異常を検出したときに、前記図柄制御手段 (30)(41)の動作の終了を待たずに前記異常報知手段(47)に異常を報知させる異常報知制御手段(48)とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
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