JP4409224B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は図柄合わせ遊技を早く消化させるようにしたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、始動入賞メモリを備えたパチンコ機において、図柄表示器の表示画面を第1表示領域と第2表示領域とに分割し、始動入賞により第1表示領域で図柄変動表示が行われている最中にさらに始動入賞があった場合に第2表示領域に図柄変動表示を行うようにして図柄合わせ遊技を早く消化させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−24141号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
パチンコ機においては、始動入賞のタイミングに基いて当たり外れ抽選が行われ、抽選で当たりの場合には図柄表示器の表示画面に当たり図柄を停止表示させた後に可変入賞部品の開閉体を開閉する当たり遊技に移行する。特許文献1のパチンコ機では、始動入賞による当たり外れ抽選で連続して当たりとなった場合に第1表示領域と第2表示領域の両方に当たり図柄が停止表示される可能性がある。この場合、複数の当たりに対して1つの可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行うので、開閉体のアクチュエータが相反する動作信号を受けて可変入賞部品の開閉体が動作不能となる可能性がある。
本発明は、特許文献1と比べて始動入賞による図柄合わせ遊技をより早く消化させることができるパチンコ機を提供することを目的とする。また、特許文献1のように可変入賞部品の開閉体が動作不能となるような事態を防止できるパチンコ機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るパチンコ機では、始動入賞部品への球の始動入賞により当たり外れ抽選を行うとともに、当たり外れ抽選結果による図柄を図柄表示器の表示画面に変動表示し、変動表示後に当たり図柄で停止表示された場合に可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球の可変入賞部品への入賞により球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、前記制御装置が、遊技開始後又は当り遊技による前記開閉体の開閉処理後の最初の始動入賞の抽選結果に基づく前記図柄の変動表示を開始する場合に前記図柄表示器の表示画面を予め設定された複数の表示領域に分割する画面分割手段と、各球の始動入賞毎に得られる抽選結果を個別に記憶する複数の抽選結果記憶領域と、表示画面分割後各球の始動入賞があるに当該各始動入賞による抽選結果に基づく図柄の変動表示及び停止表示を前記分割された複数のそれぞれ異なる表示領域で行うとともに、一の抽選結果記憶領域に記憶された外れの抽選結果に基いて一の表示領域に外れの図柄を停止表示した後、当該一の抽選結果記憶領域に記憶された外れの抽選結果を消去し、その後の新たな始動入賞に伴う抽選結果を前記一の抽選結果記憶領域に記憶して前記一の表示領域に前記新たな始動入賞に伴う抽選結果に基づく図柄の変動表示及び停止表示を行う表示制御を前記複数の表示領域のうちのいずれかの表示領域において当たり図柄を停止表示するまで前記分割された表示画面によ実行する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示制御を実行されている前記いずれかの表示領域において当り図柄が停止表示された場合に、前記開閉体の開閉処理による当り遊技が提供される前にその他の表示領域を外れ図柄で停止表示させて当り図柄での停止表示を禁止する禁止手段とを備えたので、始動入賞が連続するような場合、各表示領域において図柄の変動表示及び停止表示が連続的に行われるようになり、抽選結果に基づく外れ図柄の変動表示及び停止表示を早く消化させることができるようになるので、始動入賞による図柄合わせ遊技をより早く消化させることができるとともに、可変入賞部品の開閉体が動作不能となるような事態を防止できるパチンコ機が得られる。
請求項では、画面分割手段は、遊技開始後又は前記開閉体の開閉処理後の最初の始動入賞により抽選で画面分割態様を決定し、当該抽選で決定された画面分割態様で表示画面を複数の表示領域に分割するので、遊技開始後又は開閉処理後の最初の始動入賞に基いて画面分割数や画面分割形態等の画面分割態様が変わる可能性があり、遊技性を向上できる。
請求項では、制御装置が表示制御手段を有する表示制御装置と禁止手段を有する主制御装置とを備え、主制御装置及び表示制御装置がそれぞれ始動入賞による当たり外れ抽選結果を記憶する抽選結果記憶手段を備え、表示制御手段が表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄の変動表示及び停止表示を行い、禁止手段が主制御装置の抽選結果記憶手段に抽選結果を記憶する際に図柄変動時間を計測するタイマを起動させて抽選結果による図柄変動時間の経過を判定する図柄変動時間経過判定手段と、この図柄変動時間経過判定手段により図柄変動表示時間が経過したと判定された抽選結果の当たり外れを認識する当たり外れ認識手段とを備え、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている当該当たりの抽選結果以外の抽選結果を消去して当該当たり抽選結果以外の抽選結果による当たり図柄での停止表示を禁止した。よって、表示制御装置によって表示制御を行い、主制御装置側で図柄変動時間を監視して禁止処理を行うようにしたので、表示制御装置が表示制御のみに専念でき、表示制御の高速化が図れる。
請求項では、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている抽選結果の記憶をそのまま維持し、主制御装置が開閉処理の終了後に主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている当たりの抽選結果以外の抽選結果を表示制御装置に再送することにより、表示制御手段が再送されてきた抽選結果を表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶して、この記憶した抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うので、当たり遊技確定前に、当該当たり以外にも当たりが抽選されている場合において、この当たりの抽選結果が当たり遊技以後も持ち越されるので、遊技者に有利な遊技を提供できる。
請求項では、主制御装置が開閉処理中の始動入賞に基づく抽選結果を主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶するとともに、開閉処理の終了後に主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている抽選結果を表示制御装置に送出し、表示制御手段が送られてきた抽選結果を表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶して、この記憶した抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うので、当たり遊技の開閉処理中の始動入賞による抽選結果が当たり遊技の開閉処理終了後に持ち越されるので遊技者に有利な遊技を提供できる。
請求項では、制御装置が表示制御手段と禁止手段とを有する表示制御装置と主制御装置とを備え、表示制御装置が主制御装置から送られてくる始動入賞による当たり外れ抽選結果を記憶する抽選結果記憶手段を備え、表示制御手段が抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄の変動表示及び停止表示を行い、禁止手段が抽選結果記憶手段に抽選結果を記憶する際に図柄変動時間を計測するタイマを起動させて抽選結果による図柄変動時間の経過を判定する図柄変動時間経過判定手段と、この図柄変動時間経過判定手段により図柄変動表示時間が経過したと判定された抽選結果の当たり外れを認識する当たり外れ認識手段とを備え、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に抽選結果記憶手段に記憶されている当該当たりの抽選結果以外の抽選結果を消去して当該当たり抽選結果以外の抽選結果による当たり図柄での停止表示を禁止した。このように表示制御装置に禁止手段の機能を負担させることで、主制御装置の負担を軽減できる。
請求項では、表示制御装置が前記抽選結果記憶手段とは別の抽選結果記憶手段を備え、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に当該当たりの抽選結果以外の抽選結果を前記抽選結果記憶手段から前記別の抽選結果記憶手段に転送して保存し、表示制御手段が開閉処理の終了後に前記別の抽選結果記憶手段に保存されている抽選結果を前記抽選結果記憶手段に記憶することにより、この抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うので、請求項の構成において請求項の効果が得られる。
請求項では、表示制御装置が前記抽選結果記憶手段とは別の抽選結果記憶手段を備え、表示制御手段が開閉処理中の始動入賞に基づく抽選結果を別の抽選結果記憶手段に保存し、表示制御手段が開閉処理の終了後に前記別の抽選結果記憶手段に保存されていた抽選結果を前記抽選結果記憶手段に記憶することにより、この抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うので、請求項の構成において請求項の効果が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1はパチンコ機の構成を示すブロック図、図2はパチンコ機の制御の流れの概要を示す図、図3は当たり外れ知識を示す図、図4は表示画面を分割した複数の表示領域を示す図、図5は抽選結果記憶手段とタイマとの関係を示す図である。
図1に示すようにパチンコ機は遊技盤1の前面である意匠盤面1aにおいてガイドレール2で囲まれた内側の遊技領域3に始動入賞部品4、図柄表示器5、可変入賞部品6を備える。ガイドレール2の外側部分と内側部分との間は球通路8になっている。始動入賞部品4としては遊技領域3から球を取込んで遊技盤1の裏側に排出する取込型や遊技領域3から球を取込んで遊技領域3に排出する球通過型がある。図柄表示器5は液晶表示器のように電気的に表示形態の変えられる画像を表示画面50に表示する表示器である。可変入賞部品6は前後方向に開閉する開閉体12を有するアタッカーや大入賞口と呼ばれるような形態である。また、始動入賞部品4に取込まれた球を検出する始動入賞球検出器11、電気的に動作して可変入賞部品6の開閉体12を開閉するアクチュエータ13、開閉体12の開放中に可変入賞部品6に取込まれた球を検出する可変入賞球検出器14、遊技盤1の裏側又は遊技盤1を格納した図外の遊技機枠の裏側に設けられた主制御装置15を備える。始動入賞部品4に取込まれた球が始動入賞球検出器11で検出されることで始動入賞となる。
【0007】
主制御装置15は主制御装置15に内蔵したマイクロコンピュータ及びこのマイクロコンピュータを動作させるROMに格納されたプログラムで具現化される入賞検出手段21、当たり外れ抽選手段22、当たり外れ抽選カウンタ23、抽選結果取得手段24、抽選結果記憶手段25、開閉駆動手段26、タイマ群27、遊技制御手段28を備える。ROMには当たり外れ知識30を備える。
【0008】
図柄表示器5は表示制御装置41を備え、表示制御装置41は表示制御手段42を備える。表示制御手段42は、表示制御手段に内蔵したマイクロコンピュータ及びこのマイクロコンピュータを動作させるROMに格納されたプログラムで具現化される抽選結果記憶手段43、タイマ群44、画面分割手段45、対応テーブル46、分割制御プログラム47、その他図外の画像処理用LSI、キャラクタROM等を備える。即ち、実施形態1のパチンコ機の制御装置は、主制御装置15と表示制御装置41とを備える。
【0009】
主制御装置15が電力供給で起動し、図外の遊技機枠の前側に設けられた図外の受皿に球が入れられた状態において、遊技者が遊技機枠の前側に設けられた球発射操作機構61を操作すると、主制御装置15が遊技機枠の内部に設けられた球発射機構62を駆動し、球発射機構62が受皿から供給された球を1個ずつ球発射操作機構61による操作量に応じた発射力で遊技領域3に向けて発射する。そして、遊技領域3に発射された球が始動入賞部品4に入賞すると、始動入賞球検出器11が始動入賞検出信号を入賞検出手段21に出力する。一方、遊技領域3には始動入賞部品4や可変入賞部品6以外の図示を省略した入賞部品も設けられており、上記遊技領域3に発射された球が図外の入賞部品に入賞した場合には、その入賞部品に入賞した球を検出した図外の球検出器が入賞検出信号を入賞検出手段21に出力する。そのようなことから、主制御装置15の入賞検出手段21は入賞信号が主制御装置15のマイクロコンピュータに入力された入力ポートの位置の違いで、どの入賞部品に対応する球検出器からの入賞検出信号であるかを識別する。
【0010】
始動入賞があれば(図2のステップ101でYES)、入賞検出手段21は当たり外れ抽選手段22、遊技制御手段28に始動入賞検出信号を識別した判断結果を出力し、これにより当たり外れ抽選手段22が当たり外れ抽選を行う(図2のステップ102)。当たり外れ抽選手段22は始動入賞検出信号を識別した判断結果に相当する始動入賞検出信号の入力タイミングで当たり外れ抽選カウンタ23のカウンタ値を乱数値として取得し、取得した乱数値を当たり外れ知識30に照合して、当たり外れ知識30から乱数値に対応する当たり又は外れを抽選結果として抽出する。
【0011】
当たり外れ知識30は、例えば図3に示すように、乱数値Aに対応して当たり外れ識別子32、図柄表示制御情報33を持たせたデータを乱数値Aの数だけ格納したデータテーブル35より構成される。従って、抽選結果取得手段24が抽選により決定した当たり外れ識別子32と図柄表示制御情報33とから成る抽選結果36をデータテーブル35から取得して遊技制御手段28と表示制御装置41とにパラレルに転送し、遊技制御手段28は送られてきた抽選結果36を抽選結果記憶手段25(以下、「主制御装置側抽選結果記憶手段」という)に記憶し、表示制御手段42は送られてきた抽選結果36を抽選結果記憶手段43(以下、「表示制御装置側抽選結果記憶手段」という)に記憶する。尚、抽選結果取得手段24は抽選結果36に表示制御装置側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aのアドレスを付けて当該抽選結果36を主制御装置側抽選結果記憶手段25に記憶するとともに表示制御装置41に送り、表示制御手段42は抽選結果36に付けられたアドレスに対応する表示制御装置側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aに当該抽選結果36を記憶する。図柄表示制御情報33は例えば後述する表示領域51の左縦列54、中央縦列55、右縦列56に停止表示させる図柄に関する情報である(図3,4参照)。また、図柄変動表示時間は一定時間に決められている。また、当たりの抽選結果には当たり遊技中の図柄表示に関する図柄表示制御情報も含まれている。尚、当たりの抽選結果36は例えば図3に示すように当たり外れ識別子32としての当たりを示すビット情報「1」と図柄表示器5の表示領域51に当たり図柄を停止表示させるための図柄表示制御情報33とからなる。
【0012】
表示制御手段42の画面分割手段45は、図柄表示器5の表示画面50を予め設定された数の表示領域に分割するための分割制御プログラム47に基いて、例えば、図4に示すように表示画面50を9つの表示領域51に等分割する。画面分割手段45は、例えば、主制御装置15から抽選結果を入力した場合において表示制御装置側抽選結果記憶手段43にデータがあるか否かを判定し、データがない場合には表示画面50を予め設定された数の表示領域51に等分割する。即ち、画面分割手段45は遊技開始後又は当たり遊技による開閉処理後の最初の始動入賞に基づく抽選結果が入力された場合に表示画面50を予め設定された数の表示領域51に等分割する。
【0013】
各抽選結果記憶手段25,43は抽選結果36を記憶する複数の記憶領域を2つ以上備える。
表示制御手段42は、表示制御装置側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aのアドレスと表示領域51との関係を対応付けた対応テーブル46を備えており、表示制御手段42が表示制御装置側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aに抽選結果36を記憶した際に、記憶領域43aのアドレスを読み取り、そのアドレスを対応テーブル46に照合し、そのアドレスに対応した決められた表示領域51においてそのアドレスの記憶領域43aに記憶された抽選結果36に基づく図柄表示制御を行う。
主制御装置側抽選結果記憶手段25は図5に示すように記憶領域25a毎に対応するようにタイマ群27のタイマ27aが1つ1つ対応付けられており、遊技制御手段28は主制御装置側抽選結果記憶手段25の記憶領域25aに抽選結果36を記憶した際にその記憶領域25a毎に対応付けられたタイマ27aを起動する。また、表示制御装置側抽選結果記憶手段43も同様に、記憶領域43a毎に対応するようにタイマ群44のタイマ44aが1つ1つ対応付けられており、表示制御手段42が表示制御側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aに抽選結果36を記憶した際にその記憶領域43a毎に対応付けられたタイマ44aを起動する。尚、上述したタイマ27a、44aには一定の図柄変動表示時間が設定される。即ち、抽選結果36は各抽選結果記憶手段25,43にパラレルに記憶されるので、表示制御装置41側で表示制御手段42が表示制御装置側抽選結果記憶手段43に抽選結果36を記憶してからタイマ44aに設定された一定の図柄変動表示時間が経過するのを、主制御装置15側で遊技制御手段28が主制御装置側抽選結果記憶手段25の記憶領域25aに抽選結果36を記憶してからタイマ27aに設定された一定の図柄変動表示時間が経過することに置き換えてこのタイマ27aのタイムアップを判定することで確認している。即ち、1つの抽選結果36に対応するタイマ27aとタイマ44aを備える。尚、タイマ27a、44aに一定の図柄変動表示時間を設定しても、同じ抽選結果36が転送時間の分だけ表示制御装置側抽選結果記憶手段43に遅く記憶され、タイマ27aは実際の表示制御手段42による図柄変動表示時間よりも早くタイムアップするので、実際の図柄変動表示時間をタイマ27aで検出して当たり外れを認識することにより後述する禁止処理を行えば、異なる表示領域51に当たり図柄が2つ以上停止表示されることがなくなる。このようにすれば、タイマ27a、44aに一定の図柄変動表示時間が設定すれば抽選結果を判定するだけで異なる表示領域51に当たり図柄が2つ以上停止表示されないようにでき、遊技制御手段28での処理を容易にできる。尚、タイマ44aに設定された時間より長い時間を対応するタイマ27aに設定したり、対応するタイマ27a,44a毎に一定でない図柄変動表示時間を設定すると、2つ以上のタイマ27aが同時にタイムアップして異なる表示領域51に当たり図柄が2つ以上停止表示されることが有り得るが、この場合は、同時にタイムアップしたタイマ27aが対応する抽選結果36のうちの一以外の抽選結果36に基づく図柄表示を外れ図柄で停止表示させればよい。ただし、このように処理する機能を遊技制御手段28に付加する必要がある。
【0014】
遊技制御手段28は、タイマ27aがタイムアップした場合にタイムアップ信号を受けてこのタイマ27aが対応する記憶領域25aに記憶された抽選結果36の当たり外れ識別子32が当たりであるか外れであるかを判定し、当たりであれば、表示領域51に当たり図柄が停止表示されて当たりが確定したと認識して(図2のステップ103でYES)、禁止処理を行う。禁止処理は、開閉駆動手段26に開閉制御信号を出力するともに、主制御装置側抽選結果記憶手段25に記憶されている当該当たりの抽選結果36以外のすべての抽選結果36を消去してかつタイマ27aを止め、さらに、表示制御装置41に抽選結果消去信号及び図柄変動停止信号を出力する。表示制御手段42は、抽選結果消去信号を受けて、表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されている当該当たりの抽選結果36以外の抽選結果36を消去してかつタイマ44aを止めるとともに、図柄変動停止信号を受けて、当たり図柄が停止表示されている表示領域51以外の表示領域51の図柄変動を強制的に停止する(図2のステップ104)。従って、当該当たりの抽選結果36以外の抽選結果36中に当たりの抽選結果36があってその抽選結果36によりいずれかの表示領域51で図柄変動中であってもその図柄変動は途中で強制的に外れ図柄で停止されるので当たり図柄で停止表示されることはない。また、開閉駆動手段26は開閉制御信号を受けて可変入賞部品6の開閉体12の開閉処理を行い(図2のステップ105)、遊技者に当たり遊技が提供される。以上により、表示画面50を分割した複数の表示領域51上において2つ以上の当たり図柄が停止表示されることがなくなり、2つ以上の当たりが確定することはないので、可変入賞部品6の開閉体12が動作不能となるような事態を防止できる。
【0015】
また、遊技制御手段28は、タイマ27aがタイムアップした場合にタイムアップ信号を受けてこのタイマ27aが対応する主制御装置側抽選結果記憶手段25の記憶領域25aに記憶された抽選結果36の当たり外れ識別子32が当たりであるか外れであるかを判定し、外れであれば(図2のステップ103でNO)、その記憶領域25aに記憶されているその抽選結果36を消去するとともに、抽選結果36が消去された記憶領域25aに新しい始動入賞に基づく抽選結果36を記憶する。また、表示制御手段42に抽選結果消去信号を送り、表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されているその抽選結果36を消去させ、表示制御手段42は抽選結果36が消去された記憶領域43aに主制御装置15から送られてくる新しい始動入賞に基づく抽選結果36を記憶して、対応する表示領域51に図柄変動表示を行う。この場合、外れの抽選結果36に基づいて対応する表示領域51に外れ図柄が停止表示される(図2のステップ106)。
尚、抽選結果消去信号は、主制御装置側抽選結果記憶手段25に記憶されていた抽選結果36に付いていた表示制御装置側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aのアドレスを指定して消去コマンドを送ればよい。また、表示制御手段42は各表示領域51における図柄の変動及び停止を確認しているので、図柄変動停止信号を受けて、当たり図柄が停止表示されている表示領域51以外の表示領域51の図柄変動を強制的に停止することは容易である。
【0016】
当たり遊技においては、開閉駆動手段26が開閉制御信号に基いて可変入賞部品6の開閉体12を所定回数又は所定時間開閉する遊技が行われる。そして、遊技領域3に発射された球が開閉体12の開放中に可変入賞部品6に入賞すると、当該入賞した球を検出した可変入賞球検出器14が入賞検出手段21に可変入賞検出信号を出力し、入賞検出手段21が当該可変入賞検出信号に基づく賞球払出信号を球払出制御部63に出力し、球払出制御部63は球払出機構64を制御する。これにより、球払出機構64が始動入賞に対応する数の賞球としての換金性の有る球を受皿に払い出す。尚、当たり遊技では、可変入賞部品6内に入った球により特定の条件が満たされれば開閉体12が閉じられた後に再び開くが、特定の条件が満たされなければ開閉体12が閉じて当たり遊技が終了する。例えば、球が可変入賞部品6の図外の普通入賞部に特定数(例えば10個)入賞するまでの間に可変入賞部品6の図外の特定入賞部への入賞があったという条件や、所定の時間内に特定入賞部への入賞があったという条件などの特定の条件を満たす度に開閉体12は一旦閉じられる。この一旦閉じるまでの間をラウンドといい、特定の条件が成立すれば、ラウンドは所定回数までは継続する。従って、例えば最大ラウンド数が16ラウンドであるとすれば、特定の条件が成立すれば、16ラウンドまで継続する。特定の条件が成立しなければ条件が成立しなかったラウンドでラウンド継続が終了して、当たり遊技が終了する。
【0017】
当たり遊技による可変入賞部品6の開閉処理が終了したら、遊技制御手段28はこの当たり遊技が終了した当たりの抽選結果36を主制御装置側抽選結果記憶手段25より消去し、また、表示制御装置41に抽選結果消去信号を送出して、表示制御手段42が当たり遊技が終了した当たりの抽選結果36を表示制御装置側抽選結果記憶手段43より消去する。
【0018】
上記では、表示領域51の図柄変動を強制停止する際に、各抽選結果記憶手段25,43に記憶されている当たりで停止表示した抽選結果36以外の抽選結果36を消去したので、当たり確定前に、当該当たり以外に当たりが抽選されている場合でも、この抽選による当たりの抽選結果が当たり遊技以後に持ち越されないようにできる。
【0019】
尚、当たり遊技による開閉処理中に始動入賞があった場合はこれを無効としてもよいし、有効としてもよい。無効とする場合は、入賞検出手段21から当たり外れ抽選手段22への始動入賞検出信号の入力タイミング信号の出力を禁止すればよい。
有効とする場合は、主制御装置側抽選結果記憶手段25の空いている記憶領域25aに抽選結果36を記憶し、当たり遊技による開閉処理が終了したら、遊技制御手段28がこの記憶された抽選結果36をシリアルに表示制御装置41に出力する。そして、表示制御手段42は送られてきた抽選結果36を表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶して図柄制御を行う。これによれば、当たり遊技の開閉処理中の始動入賞による抽選結果36が当たり遊技の開閉処理終了後に持ち越されるので遊技者に有利な遊技を提供できる。
【0020】
尚、1つの表示領域51においては例えば図4に示すように3×3の縦横9つの碁盤目状の表示目53に9つの図柄が停止表示される。図柄変動表示は、左縦列54、中央縦列55、右縦列56において抽選結果36の図柄表示制御情報33により図柄が例えば上から下方向に変動するよう表示され、当たり外れ抽選結果が当たりであれば、横3列の内のいずれかの列、連続する3つの表示目から成る2つの斜め列のうちのいずれかの列に当たり図柄が揃うように停止表示される。
また、1つの表示領域51において、1つの当たり図柄を表示させるようにしてもよい。
【0021】
実施形態1では、遊技制御手段28が主制御装置側抽選結果記憶手段25に抽選結果36を記憶する際に図柄変動時間を計測するタイマ27aを起動させて抽選結果36による図柄変動時間の経過を判定する図柄変動時間経過判定手段28aと、この図柄変動時間経過判定手段28aにより図柄変動表示時間が経過したと判定された抽選結果36の当たり外れを認識し、抽選結果36の当たりを認識した場合に表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されている当該当たりの抽選結果36以外の抽選結果36を消去して当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36による当たり図柄での停止表示を禁止する当たり外れ認識手段28bとから成る禁止手段28Aの機能を備える。
【0022】
実施形態1では、各抽選結果記憶手段25,43は抽選結果36を記憶する複数の記憶領域を2つ以上備え、複数の表示領域51に図柄変動表示を行わせることができるので、始動入賞による図柄合わせ遊技を早く消化させることができるとともに、禁止手段28Aを備えるので、可変入賞部品6の開閉体12が動作不能となるような事態を防止できる。また、主制御装置15及び表示制御装置41のそれぞれに抽選結果記憶手段25,43を備え、表示制御装置41によって表示制御を行い、主制御装置15側で図柄変動時間を監視して禁止処理を行っているので、表示制御装置41は主制御装置15に対して信号を送る必要がなく表示制御のみを行えばよいので、表示制御装置41が表示制御のみに専念でき、表示制御の高速化が図れる。
【0023】
さらに具体的に説明する。例えば、表示画面50を2つの表示領域51に分割する場合において、遊技開始後又は当たり遊技の開閉処理後の最初の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果36が当たりであり、2番目の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果36も当たりであるとする。この場合、これら2つの抽選結果36に基いて表示制御手段42が2つの表示領域51にそれぞれ図柄を変動表示した後に、最初の始動入賞に基づく当たりの抽選結果により1つの表示領域51での変動表示が当たりの図柄で停止表示する。すると、最初の抽選結果36が記憶された記憶領域25aに対応するタイマ27aがタイムアップして遊技制御手段28にタイムアップ信号が出力され、遊技制御手段28は当たりが確定したことを認識したならば、当たり図柄が停止表示されている表示領域51以外の表示領域51の図柄変動を強制的に停止するとともに、抽選結果記憶手段25,43に記憶されている2番目の抽選結果36を消去する。これにより、可変入賞部品6の開閉体12が動作不能となるような事態を防止できる。
【0024】
また、画面分割手段45が表示画面50を例えば図4に示すように9つの表示領域(1)〜(9)に分割する場合において、表示制御装置側抽選結果記憶手段43の記憶領域43aが9つであるとすれば、記憶領域(1)〜(9)に抽選結果(1)〜(9)が記憶されると、記憶領域(1)〜(9)毎に対応付けられた表示領域(1)〜(9)にその抽選結果(1)〜(9)に基づく図柄表示制御が行われる。この場合において、遊技開始後又は当たり遊技の開閉処理後の最初の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果(1)が外れであり、次の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果(2)が当たりであり、その後のいくつかの始動入賞に基づく抽選結果のうちいくつかの抽選結果36が当たりの抽選結果36であったとする。この場合、表示制御手段42は、最初の始動入賞による外れの抽選結果(1)を入力して例えば図4の表示領域(1)において最初の抽選結果(1)に基づく図柄変動表示を行う。その後、表示制御手段42は、主制御装置15から送られてくる例えば抽選結果(2)〜(9)に基いてそれぞれ対応する表示領域(2)〜(9)で変動表示を行う。そして、遊技制御手段28は最初の抽選結果(1)に基づく図柄変動時間が経過したことをタイマ27aから取得し、各抽選結果記憶手段2543に記憶された抽選結果(1)を消去する。その後10番目の始動入賞があればこの始動入賞に基づく抽選結果が主制御装置側抽選結果記憶手段25の空いた記憶領域(1)に記憶され、かつ、この10番目の抽選結果が表示制御装置41に出力されると表示制御手段42はこの抽選結果を空いた記憶領域(1)に記憶し、表示領域(1)において10番目の抽選結果に基づく図柄変動表示を行う。2番目の当たりの抽選結果(2)に基づいて例えば表示領域(2)に当たり図柄が停止表示されると、遊技制御手段28は2番目の抽選結果(2)に基づく図柄変動時間が経過したことをタイマ27aから取得して、当たり確定を認識したならば図柄が停止表示されている表示領域(2)以外の表示領域(1),(3)〜(9)における図柄変動を強制的に停止し、抽選結果記憶手段25,43に記憶されている3番目〜10番目の抽選結果(3)〜(9),(1)を消去する。従って、もし、3番目〜10番目の抽選結果(3)〜(9),(1)のいくつかの抽選結果が当たりであっても、これら当たりの抽選結果36に基づく図柄変動は当たり図柄で停止表示されることなく、複数の表示領域51において2つ以上の当たりが確定することはないので、可変入賞部品6の開閉体12が動作不能となるような事態を防止できる。
【0025】
実施形態2
実施形態1では、表示領域51の図柄変動を強制停止する際に、抽選結果記憶手段25,43に記憶されている当該当たり図柄を停止表示した抽選結果36以外の抽選結果36を消去して、当たり確定前に、当該当たり以外にも当たりが抽選されている場合でも、この当たりの抽選結果が当たり遊技以後に持ち越されないようにしたが、この当たり抽選結果を当たり遊技以後に持ち越すようにしてもよい。
即ち、1つの表示領域51で当たり図柄が停止表示された場合、遊技制御手段28はこの当たり抽選結果36以外の抽選結果36を表示制御装置側抽選結果記憶手段43から消去してタイマ44aを止める一方、主制御装置側抽選結果記憶手段25にすべての抽選結果36を記憶させつづけるようにして(タイマ27aは止める)、当たり遊技による開閉処理が終了したことを検出したら主制御装置側抽選結果記憶手段25に残っている当たり抽選結果36以外の抽選結果36を表示制御装置41に再送し、これにより、表示制御手段42がこれら抽選結果を表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶して、これら抽選結果36に基づいて図柄制御を行うようにすればよい。これによれば、当たり遊技確定前に、当該当たり以外にも当たりが抽選されている場合において、この当たりの抽選結果が当たり遊技以後も持ち越されるので、遊技者に有利な遊技を提供できる。つまり、当たり図柄が停止表示された表示領域51以外の強制停止された表示領域51に対応する抽選結果36が当たり図柄で停止する抽選結果36である場合もあるので、この当たりを得る権利が当たり遊技以後も持ち越されるようになる。尚、この場合、主制御装置側抽選結果記憶手段25の空いている記憶領域25aに開閉処理中の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果36を記憶したり、あるいは、開閉処理中の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果36を記憶する記憶領域及びタイマを主制御装置15に別途専用に設けることにより、開閉処理中の始動入賞に基づく当たり外れ抽選結果36を当たり遊技以後に持ち越すことも可能である。
【0026】
実施形態3
画面分割手段45に、画面分割数や画面分割形態を抽選する機能を設けてもよい。例えば、図示しないが、画面分割手段45に当たり外れ抽選と同様の画面分割抽選カウンタと画面分割知識とを設け、遊技開始後又は開閉処理後に抽選結果36を最初に入力したタイミングで画面分割抽選カウンタより数値等の識別子を取得し、取得した識別子を当たり画面分割知識に照合して、画面分割知識から識別子に対応する画面分割抽選結果を抽出するようにすればよい。画面分割知識は、例えば識別子に対応して画面分割数情報や画面分割形態情報を持たせたデータを識別子の数だけ格納したデータテーブルより構成される。この場合、抽選結果取得手段24は、画面分割数情報や画面分割形態情報である画面分割抽選結果を抽選結果36に付加して表示制御装置41に送信する。表示制御手段42は抽選結果36に含まれる画面分割数情報や画面分割形態情報に基いて画面分割を行う。
この場合、遊技開始後又は開閉処理後の最初の始動入賞に基いて画面分割数や画面分割形態が変わり得るので、遊技性を向上できる。
【0027】
実施形態4
各実施形態では、いずれか1つの表示領域51において当たり図柄で停止表示されて遊技制御手段28が抽選結果の当たりを認識した場合に表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されている当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36を消去して当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36による図柄変動を各表示領域51において外れ図柄で停止させたが、いずれか1つの表示領域51において当たり図柄で停止表示されて遊技制御手段28が抽選結果の当たりを認識した場合に表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されている当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36を消去して当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36による各表示領域51での図柄が表示されないよう当たり図柄で停止表示された表示領域51を拡大させる制御信号を表示制御手段42に送るようにしてもよい。この場合、当たり図柄での停止表示が拡大表示されるので、遊技者が当たりを確認しやすくなる。また、いずれか1つの表示領域において当たり図柄で停止表示されて遊技制御手段28が抽選結果の当たりを認識した場合に表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されている当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36を消去してその他の表示領域51での図柄を非表示としてもよい。
【0028】
実施形態5
上記各実施形態では、主制御装置側抽選結果記憶手段25と表示制御装置側抽選結果記憶手段43を設け、主制御装置15で禁止処理を行ったが、表示制御装置41にのみ抽選結果記憶手段43を備えて、表示制御装置41により禁止処理を行うようにしてもよい。即ち、表示制御手段42に、抽選結果記憶手段43に抽選結果36を記憶する際に図柄変動時間を計測するタイマ44aを起動させて抽選結果36による図柄変動時間の経過を判定する図柄変動時間経過判定手段28aと、この図柄変動時間経過判定手段28aにより図柄変動表示時間が経過したと判定された抽選結果36の当たり外れを認識し、抽選結果36の当たりを認識した場合に抽選結果記憶手段43に記憶されている当該当たりの抽選結果36以外の抽選結果36を消去して当該当たり抽選結果36以外の抽選結果36による当たり図柄での停止表示を禁止する当たり外れ認識手段28bとから成る禁止手段28Aの機能を持たせればよい。尚、この場合、表示制御手段42で抽選結果36の当たりを認識した場合には主制御装置15にその旨を知らせて開閉処理を行わせる。このように表示制御装置41に禁止手段28Aの機能を負担させることで、主制御装置15の負担を軽減できる。
また、この場合、図示しないが表示制御装置41にもう1つ別の抽選結果記憶手段を設け、表示制御手段42が抽選結果36の当たりを認識した場合に当該当たりの抽選結果36以外の抽選結果36を抽選結果記憶手段43から上記別の抽選結果記憶手段に転送して保存し、表示制御手段42が開閉処理の終了後に上記別の抽選結果記憶手段に保存されていた抽選結果36を上記抽選結果記憶手段43に記憶することにより、表示制御手段42がこの抽選結果記憶手段43に記憶された抽選結果36に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うようにすれば、当たり遊技確定前に、当該当たり以外にも当たりが抽選されている場合において、この当たりの抽選結果が当たり遊技以後も持ち越されるので、遊技者に有利な遊技を提供できる。
また、表示制御手段42が開閉処理中の始動入賞に基づく抽選結果を上記別の抽選結果記憶手段に保存し、表示制御手段42が開閉処理の終了後に上記別の抽選結果記憶手段に保存されていた抽選結果36を抽選結果記憶手段43に記憶することにより、表示制御手段42がこの抽選結果記憶手段43に記憶された抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うようにすれば、当たり遊技の開閉処理中の始動入賞による抽選結果が当たり遊技以後に持ち越されるので遊技者に有利な遊技を提供できる。
【0029】
尚、各実施形態では、禁止処理において表示制御装置側抽選結果記憶手段43に記憶されている当たり抽選結果以外の抽選結果36を消去したが、当たり抽選結果36以外の抽選結果36に基づく図柄変動を表示領域51において強制的に停止させるとともに、当たり抽選結果36以外の抽選結果36に基づく表示制御手段42の図柄制御を中止させるようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1によるパチンコ機のブロック構成図。
【図2】 同パチンコ機の制御の流れの概要を示す図。
【図3】 同パチンコ機の当たり外れ知識を示す図。
【図4】 同パチンコ機の表示画面を分割した複数の表示領域を示す図。
【図5】 同パチンコ機の抽選結果記憶手段とタイマとの関係を示す図。
【符号の説明】
4 始動入賞部品、5 図柄表示器、6 可変入賞部品、12 開閉体、
15 主制御装置、25 主制御装置側抽選結果記憶手段、
27a,44a タイマ、28 遊技制御手段、28A 禁止手段、
28a 図柄変動時間経過判定手段、28b 当たり外れ認識手段、
41 表示制御装置、42 表示制御手段、
43 表示制御装置側抽選結果記憶手段、45 画面分割手段、50 表示画面、51 表示領域、64 球払出機構。

Claims (8)

  1. 始動入賞部品への球の始動入賞により当たり外れ抽選を行うとともに、当たり外れ抽選結果による図柄を図柄表示器の表示画面に変動表示し、変動表示後に当たり図柄で停止表示された場合に可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球の可変入賞部品への入賞により球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、
    前記制御装置が、遊技開始後又は当り遊技による前記開閉体の開閉処理後の最初の始動入賞の抽選結果に基づく前記図柄の変動表示を開始する場合に前記図柄表示器の表示画面を予め設定された複数の表示領域に分割する画面分割手段と、各球の始動入賞毎に得られる抽選結果を個別に記憶する複数の抽選結果記憶領域と、表示画面分割後各球の始動入賞があるに当該各始動入賞による抽選結果に基づく図柄の変動表示及び停止表示を前記分割された複数のそれぞれ異なる表示領域で行うとともに、一の抽選結果記憶領域に記憶された外れの抽選結果に基いて一の表示領域に外れの図柄を停止表示した後、当該一の抽選結果記憶領域に記憶された外れの抽選結果を消去し、その後の新たな始動入賞に伴う抽選結果を前記一の抽選結果記憶領域に記憶して前記一の表示領域に前記新たな始動入賞に伴う抽選結果に基づく図柄の変動表示及び停止表示を行う表示制御を前記複数の表示領域のうちのいずれかの表示領域において当たり図柄を停止表示するまで前記分割された表示画面によ実行する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示制御を実行されている前記いずれかの表示領域において当り図柄が停止表示された場合に、前記開閉体の開閉処理による当り遊技が提供される前にその他の表示領域を外れ図柄で停止表示させて当り図柄での停止表示を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 画面分割手段は、遊技開始後又は前記開閉体の開閉処理後の最初の始動入賞により抽選で画面分割態様を決定し、当該抽選で決定された画面分割態様で表示画面を複数の表示領域に分割することを特徴とする請求項に記載のパチンコ機。
  3. 制御装置が表示制御手段を有する表示制御装置と禁止手段を有する主制御装置とを備え、主制御装置及び表示制御装置がそれぞれ始動入賞による当たり外れ抽選結果を記憶する抽選結果記憶手段を備え、表示制御手段が表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄の変動表示及び停止表示を行い、禁止手段が主制御装置の抽選結果記憶手段に抽選結果を記憶する際に図柄変動時間を計測するタイマを起動させて抽選結果による図柄変動時間の経過を判定する図柄変動時間経過判定手段と、この図柄変動時間経過判定手段により図柄変動表示時間が経過したと判定された抽選結果の当たり外れを認識する当たり外れ認識手段とを備え、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている当該当たりの抽選結果以外の抽選結果を消去して当該当たり抽選結果以外の抽選結果による当たり図柄での停止表示を禁止したことを特徴とする請求項又は請求項に記載のパチンコ機。
  4. 当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている抽選結果の記憶をそのまま維持し、主制御装置が開閉処理の終了後に主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている当たりの抽選結果以外の抽選結果を表示制御装置に再送することにより、表示制御手段が再送されてきた抽選結果を表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶して、この記憶した抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うことを特徴とする請求項に記載のパチンコ機。
  5. 主制御装置が開閉処理中の始動入賞に基づく抽選結果を主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶するとともに、開閉処理の終了後に主制御装置の抽選結果記憶手段に記憶されている抽選結果を表示制御装置に送出し、表示制御手段が送られてきた抽選結果を表示制御装置の抽選結果記憶手段に記憶して、この記憶した抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うことを特徴とする請求項に記載のパチンコ機。
  6. 制御装置が表示制御手段と禁止手段とを有する表示制御装置と主制御装置とを備え、表示制御装置が主制御装置から送られてくる始動入賞による当たり外れ抽選結果を記憶する抽選結果記憶手段を備え、表示制御手段が抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄の変動表示及び停止表示を行い、禁止手段が抽選結果記憶手段に抽選結果を記憶する際に図柄変動時間を計測するタイマを起動させて抽選結果による図柄変動時間の経過を判定する図柄変動時間経過判定手段と、この図柄変動時間経過判定手段により図柄変動表示時間が経過したと判定された抽選結果の当たり外れを認識する当たり外れ認識手段とを備え、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に抽選結果記憶手段に記憶されている当該当たりの抽選結果以外の抽選結果を消去して当該当たり抽選結果以外の抽選結果による当たり図柄での停止表示を禁止したことを特徴とする請求項又は請求項に記載のパチンコ機。
  7. 表示制御装置が前記抽選結果記憶手段とは別の抽選結果記憶手段を備え、当たり外れ認識手段が抽選結果の当たりを認識した場合に当該当たりの抽選結果以外の抽選結果を前記抽選結果記憶手段から前記別の抽選結果記憶手段に転送して保存し、表示制御手段が開閉処理の終了後に前記別の抽選結果記憶手段に保存されている抽選結果を前記抽選結果記憶手段に記憶することにより、この抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うことを特徴とする請求項に記載のパチンコ機。
  8. 表示制御装置が前記抽選結果記憶手段とは別の抽選結果記憶手段を備え、表示制御手段が開閉処理中の始動入賞に基づく抽選結果を別の抽選結果記憶手段に保存し、表示制御手段が開閉処理の終了後に前記別の抽選結果記憶手段に保存されていた抽選結果を前記抽選結果記憶手段に記憶することにより、この抽選結果記憶手段に記憶された抽選結果に基いて図柄変動表示及び図柄停止表示を行うことを特徴とする請求項に記載のパチンコ機。
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