JP2004105709A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者が不正行為により可変入賞部品の開閉体を開放して賞球を得ようとする行為を防止できるパチンコ機を得る。
【解決手段】発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば(ステップ205)球払出機構の払出駆動を停止する不正対策処理(ステップ206)を行う不正処理部を備えた。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は可変入賞部品に対する不正を防止する機能を備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機には、球が図柄始動入賞口に入賞すると、制御装置が抽選処理を実行するとともに、図柄表示器が図柄変動を開始し、その後、図柄表示器が抽選処理結果を反映させて図柄変動を停止し、その停止により図柄表示器で確定された図柄が当たり図柄になると、権利発生用の特別入賞装置の入賞口が開放され、その開放中に球が特別入賞装置の回転体の周縁部に形成された凹部に取り込まれ、その球が回転体の回転に伴い特別入賞装置の特別入賞領域に導かれると、制御装置が権利発生を設定し、その権利発生中に球が権利始動入賞口に入賞すると、アタッカと呼ばれる可変入賞部品の開閉体が開放される当たり遊技を行うものが知られている。そして、この従来のパチンコ機では、遊技者の不正行為を防止するために、図柄表示器が当たり図柄で確定しておらず、制御装置内に抽選結果の当たりを示す当たりフラグが設定されていなければ、例えば、遊技者が特別入賞装置の特別入賞領域に球を入れたとしても、制御装置が可変入賞部品の開閉体を開くための権利発生を設定しないようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−33169号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記パチンコ機は、遊技者の特別入賞装置の特別入賞領域への球の入れ込みで、制御装置内の権利発生の設定をしない構造であるため、遊技者が可変入賞部品の開閉体を不正に開いて球を入れた場合、パチンコ機の裏側から遊技者の側の皿に賞球としての球が払い出されることになり、遊技者が可変入賞部品の開閉体を操作して不正に球を獲得する行為を防止することができないという課題がある。
本発明は、遊技者が不正行為により可変入賞部品の開閉体を開放して賞球を得ようとする行為を防止できるパチンコ機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るパチンコ機では、発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば球払出機構の払出駆動を停止する不正対策処理を行う不正処理部を備えたので、遊技者が不正行為により可変入賞部品の開閉体を開放して賞球を得ようとする行為を防止できる。
請求項2のパチンコ機では、発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば球払出機構の払出駆動を停止するとともに不正である旨を報知手段により店に報知する不正対策処理を行う不正処理部を備えたので、請求項1の効果に加え、不正があったことを店に知らせることができる。
請求項3のパチンコ機では、発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば球払出機構の払出駆動を停止するとともに発射機構の発射駆動を停止する不正対策処理を行う不正処理部を備えたので、請求項1の効果に加え、不正を行った遊技者の遊技を停止できる。
請求項4のパチンコ機では、図柄表示器を備え、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選を行うとともに図柄表示器の図柄を変動させ、抽選で当たりの場合に当たり図柄が図柄表示器により停止表示されたことを検出して可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理としたので、図柄表示器を備えた抽選機能付きのパチンコ機において当たり遊技による開閉処理が行われていない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項5のパチンコ機では、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出して可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理としたので、例えば、いわゆる羽根物,飛行機,チューリップタイプ等と称される可変入賞部品を備えたパチンコ機において当たり遊技による開閉処理が行われていない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項6のパチンコ機では、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選を行って抽選で当たりの場合に可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理としたので、例えば、いわゆる羽根物,飛行機,チューリップタイプ等と称される可変入賞部品を備えかつ抽選機能付きのパチンコ機において当たり遊技による開閉処理が行われていない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項7のパチンコ機では、不正処理部は、始動入賞部品への球の入賞がない場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行するので、始動入賞がない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項8のパチンコ機では、不正処理部は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから所定時間経過した場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行するので、始動入賞が検出されてから所定時間経過後の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項9のパチンコ機では、不正処理部は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選での当たりを検出する前に可変入賞部品への球の入賞を検出した場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行するので、当たり外れ抽選での当たりが検出されていない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項10のパチンコ機では、不正処理部は、制御装置が図柄表示器による当たり図柄の停止表示を検出する前に可変入賞部品への球の入賞を検出した場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行するので、抽選での当たりの後に当たり図柄の停止表示がなされるまでの間に行われる不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
請求項11のパチンコ機では、可変入賞部品を複数備え、制御装置が複数の可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行うので、複数の可変入賞部品に対する不正な入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1はパチンコ機の正面図、図2はパチンコ機の制御ブロック図、図3はパチンコ機の制御の流れを示す図、図4は不正処理部による不正検出プログラムルーチンを示す図である。
図1において、パチンコ機1は遊技機枠2に遊技部品が搭載されて構成される。遊技機枠2は固定枠3と固定枠3に対して上下ヒンジ4,5を介して片開き可能に取付けられた開閉枠6とで構成される。開閉枠6の上部には図外のヒンジを介してパネル枠8が取付けられ、開閉枠6の中部には図外のヒンジを介して上皿9が片開き可能に取付けられ、開閉枠6の下部には下皿10が取付けられている。開閉枠6の上部裏側には図外の裏機構板が設けられ、この裏機構板と開閉枠6とで形成された遊技盤収納空間に遊技盤11が取付けられる。遊技盤11の盤面12のガイドレール13で囲まれた内側には始動入賞部品14と可変入賞部品15とセンター部品16とを備える。遊技盤11の裏側には図柄表示器17が設けられ、この図柄表示器17の図柄表示面18がセンター部品16の透視性パネル19で覆われ、この透視性パネル19を介して遊技者は図柄を見ることができる。遊技盤11の盤面12の前側にはパネル枠8に取付けられた透視性パネル20が配置され、遊技盤11の盤面12とガイドレール13と透視性パネル20とで囲まれた空間により遊技球が飛び交う遊技領域21が形成される。ガイドレール13により形成された球投入路22に球を発射する発射機構23が遊技盤11の下方において開閉枠6に設けられ、下皿10に回転操作ハンドルなどの発射操作機構24が取付けられている。また、遊技盤11の裏側または遊技機枠2の裏側には各制御部及びその他の遊技部品が取付けられている。
図柄表示器17は液晶表示器のように電気的に表示形態の変えられる画像を表示画面に表示する表示装置である。可変入賞部品15は前後方向に開閉する開閉体26を有するアタッカや大入賞口と呼ばれるような形態である。27は始動入賞部品14に入賞した球を検出する始動入賞球検出器、28は可変入賞部品15に入賞した球を検出する可変入賞球検出器であって、28aは可変入賞部品15の特定入賞部15X(Vゾーン入賞部と言われる場合が多い)に入賞した球を検出する特定入賞球検出器、28b,28bは可変入賞部品15の普通入賞部15Y(テンカウント入賞部と言われる場合が多い)に入賞した球を検出する普通入賞球検出器である。
図2のように、パチンコ機1は、主制御部30、球払出制御部31、発射制御部32、図柄制御部33などの各制御部を備え、各制御部はマイクロコンピュータとマイクロコンピュータを動作するROMに格納されたプログラムとで具現化される。主制御部30は、入賞検出部41、当たり外れ抽選を行う抽選部42、賞球準備確認部43、遊技状態判定部44、賞球許可信号/賞球停止信号出力部45、発射許可信号/発射停止信号出力部46、可変入賞部品開閉制御処理部60、不正処理部61、タイマ群62、カウンタ63等を備える。抽選部42は当たり外れ知識42aを備え、当たり外れ知識42aは、乱数値と当たり及び外れとの関係を規定したテーブルまたはマップのような情報である。遊技状態判定部44は、図柄変動識別部47と、抽選当たり識別部48と、抽選結果情報格納部49と、所定時間経過識別部70とを備え、図柄表示器17の図柄変動中は図柄変動識別部47に図柄変動中フラグが設定され、抽選部42による抽選結果が当たりの場合は抽選当たり識別部48に当たりフラグが設定され、抽選結果情報格納部49には抽選結果が記録される。球払出機構50は払出球数検出センサ(球検出器)51と球確認センサ(球検出器)52を備える。賞球許可信号/賞球停止信号出力部45は一の出力ポートで構成され、発射許可信号/発射停止信号出力部46も一の出力ポートで構成される。
【0007】
上皿9に球が入れられ、遊技者が発射操作機構24を操作すると、発射制御部32が発射操作機構24による操作量に応じた発射力で発射機構23を発射駆動させる。これにより、発射機構23が上皿9から供給された球を所定の時間間隔で1個ずつ遊技領域に向けて発射する。尚、球払出機構50の球確認センサ52からは球払出機構50に所定数(例えば数回分の入賞に対して払出す球数)の球があるかを検出する検出信号52aが主制御部30の賞球準備確認部43に出力されており、この検出信号52aが賞球準備確認部43に入力されていれば、賞球準備確認部43が発射許可信号/発射停止信号出力部46を介して発射制御部32に発射許可信号46aを出力し、これにより上述のように球の発射が可能となる。球確認センサ52からの検出信号52aが出力されておらず賞球準備確認部43に入力されていない場合には、賞球準備確認部43が発射許可信号/発射停止信号出力部46を介して発射制御部32に発射停止信号46bを出力し、この発射停止信号46bを入力した発射制御部32が発射機構23の発射駆動を停止する。これにより、遊技者が発射操作機構24を操作しても球は発射されない。また、払出球数検出センサ51は球払出制御部31に払出球検出信号51aを出力し、球払出制御部31は払出球検出信号51aをカウントして決められた数の球払出しが行われたことを確認して球払出機構50の払出駆動を停止させる。
遊技領域21に発射された球が始動入賞部品14に入賞すると、始動入賞球検出器27からの始動入賞検出信号27aが入賞検出部41に出力される。遊技領域21には始動入賞部品14や可変入賞部品15以外の図示を省略した入賞部品も設けられており、遊技領域21に発射された球が図外の入賞部品に入賞した場合には、その入賞部品に入賞した球を検出した図外の球検出器が入賞信号を入賞検出部41に出力する。入賞検出部41は入賞信号がマイクロコンピュータに入力された入力ポートの位置の違いで、どの入賞部品に対応する球検出器からの入賞信号であるかを識別する。入賞検出部41は当該各入賞信号の検出に基いて賞球払出信号31aを球払出制御部31に出力し、球払出制御部31は球払出機構50を制御する。これにより、球払出機構50が賞球払出信号31aに対応する数の賞球としての換金性の有る球を払い出す。
【0008】
パチンコ機1の制御の流れについて図3を参照しながら説明する。
始動入賞部品14への球の入賞(以下、「始動入賞」と略す)があれば(ステップ101)、入賞検出部41は抽選部42に抽選を行わせる(ステップ102)とともに、図柄制御部33に図柄変動開始指示信号33aを出力し、図柄制御部33は図柄表示器17を駆動して図柄変動を開始させる(ステップ103)。抽選部42は入賞検出部41が始動入賞検出信号27aを入力したタイミングに基いてカウンタ63のカウンタ値を乱数値として取得し、取得した乱数値を当たり外れ知識42aに照合して、当たり外れ知識42aから乱数値に対応する当たりまたは外れを抽選結果として抽出し、その抽選結果をRAM等で構成された抽選結果情報格納部49に記憶するとともに、抽選結果が当たりであれば(ステップ104)、抽選当たり識別部48に当たりフラグ(1ビット情報としての例えば「1」)を設定する(ステップ105)。主制御部30は割り込みにより例えば4ms毎に遊技制御プログラムを実行し、この割り込みのタイミングをカウンタ63でカウントしており、入賞検出部41が始動入賞検出信号27aを入力したときのカウンタ63のカウンタ値を抽選部42が入力して、抽選部42がそのカウンタ値を、カウンタ値と図柄組合わせとが対応付けられた当たり外れ知識42aに照合して図柄の当たり外れ抽選が行われる。尚、入賞検出部41は図柄制御部33に図柄変動開始指示信号33aを出力するとともに遊技状態判定部44の図柄変動識別部47に図柄変動中フラグ(1ビット情報としての例えば「1」)を設定する。これにより、図柄制御部33は図柄表示器17の図柄を変動させた後に、抽選結果情報格納部49から抽選結果を得て、その抽選結果を反映すべく図柄表示器17の図柄変動を停止する(ステップ106)。遊技状態判定部44は図柄制御部33からの図柄停止確認信号33bを入力して図柄変動中フラグを解除する。
抽選結果が外れの場合は、図柄制御部33の制御により図柄表示器17の停止表示図柄が当たり図柄以外となり、始動入賞に伴うそれ以降に続く一連の遊技に関する制御は終了する。これに対し、抽選結果が当たりの場合は図柄制御部33の制御により図柄表示器17の停止表示図柄が抽選結果に応じた当たり図柄に停止表示され、遊技状態判定部44が図柄制御部33からの図柄停止確認信号33bを受けて当たり確定(ステップ107)を確認して図柄変動中フラグを解除するとともに、可変入賞部品開閉制御処理部60に可変入賞部品15の開閉体26を開閉させる(ステップ108)。つまり、可変入賞部品15の開閉体26を所定回数または所定時間開閉する当たり遊技と呼ばれる一連の遊技が行われる。そして、遊技領域21に発射された球が開閉体26の開放中に可変入賞部品15に入賞する(以下「可変入賞」と称す)、当該入賞した球を検出した可変入賞球検出器28が入賞検出部41に可変入賞検出信号28Aを出力し、入賞検出部41が当該可変入賞検出信号28Aに基く賞球払出信号31aを球払出制御部31に出力し、球払出制御部31は球払出機構50を制御する。これにより、球払出機構50が始動入賞に対応する数の賞球としての換金性の有る球を上皿9あるいは下皿10に払い出す(ステップ109)。尚、当たり遊技では、可変入賞部品15内に入った球により特定の条件が満たされれば開閉体26が閉じられた後に再び開くが、特定の条件が満たされなければ開閉体26が閉じて当たり遊技を終了し、抽選当たり識別部48に設定されている当たりフラグを解除する。特定の条件とは、例えば、普通入賞部15Y,15Yの普通入賞球検出器28b,28bに特定数(例えば10個)の球が検出されるまでの間に特定入賞部15Xの特定入賞球検出器28aが球を検出したという条件や、所定の時間内に特定入賞球検出器28aが球を検出したという条件などである。即ち、球が普通入賞部15Y,15Yに特定数(例えば10個)入賞するまでの間に特定入賞部15Xへの入賞があったという条件や、所定の時間内に特定入賞部15Xへの入賞があったという条件などの特定の条件を満たす度に開閉体26は一旦閉じられる。この一旦閉じるまでの間をラウンドといい、特定の条件が成立すれば、ラウンドは所定回数までは継続する。従って、例えば最大ラウンド数が16ラウンドであるとすれば、特定の条件が成立すれば、16ラウンドまで継続し、16ラウンドが終了すれば、当たりフラグが解除される。特定の条件が成立しなければ条件が成立しなかったラウンドでラウンド継続が終了し、当たりフラグが解除される。
【0009】
一方、主制御部30は、図4に示すような不正検出プログラムルーチンを実行する不正処理部61を備える。不正検出プログラムルーチンは例えば4ms毎に主制御部30で実行される遊技制御プログラムの割り込みサブルーチンである。
不正処理部61は、▲1▼始動入賞がない(ステップ201でNO)、▲2▼始動入賞検出から所定時間経過している(ステップ202でNO)、▲3▼当たりフラグが設定されていない(ステップ203でNO)、▲4▼当たり図柄停止でない(ステップ204でNO)、という4条件のうちのいずれか1つの条件を満たしていると判定し、かつ、可変入賞球検出器28からの可変入賞検出信号28Aがあったと判定すれば(ステップ205でYES)、不正対策処理(ステップ206)を行う。
上記所定時間は、例えば、主制御部30の入賞検出部41が始動入賞を検出してから当たり図柄が停止するまでの時間−多少の余裕時間αである。タイマ群62にはこの所定時間計測用のタイマが設けられ、入賞検出部41が始動入賞を検出したときに入賞検出部41により所定時間計測用のタイマがセットされ、所定時間が経過すると経過信号が遊技状態判定部44に送られ、所定時間経過識別部70に所定時間経過フラグ(1ビット情報としての例えば「1」)が設定される。尚、本実施形態1では、当たり図柄停止か否かを判定するステップ204を設けているので、上記所定時間を見るステップ202はなくてもよい。
不正処理部61は、図4に示す不正検出プログラムルーチンのステップ205の判断でYESの場合は、不正行為が行われたと判断して、賞球許可信号/賞球停止信号出力部45を介して賞球払出停止信号31bを球払出制御部31に送り、これにより球払出機構50による払出駆動を停止させる。さらに不正処理部61は報知手段を介して店に不正行為が行われた旨を報知する。例えば、パチンコ機1に設けられた警告ランプ80等を点灯させたり、遊技店のホールコンピュータに不正である旨の情報を送信すること等による不正報知処理を行う。さらに不正処理部61は発射許可信号/発射停止信号出力部46を介して発射制御部32に発射停止信号46bを出力し、発射機構23による発射駆動を停止させる。ここでは、始動入賞検出信号27aを無効にせず、入賞検出部41に入力しているので、始動入賞検出信号27aを無効にする制御を行う必要がなく、制御を簡素化できる。
尚、不正処理部61により不正を判断した場合に、その後の始動入賞部品14への入賞を無効にして、当たり外れ抽選及び図柄変動を行わないようにしてもよい。例えば、始動入賞球検出器27と入賞検出部41との間に図外のトランジスタスイッチ等のゲートを設け、不正処理部61により不正を判断した場合に、ゲートを開いて始動入賞検出信号27aが入賞検出部41に入力されないようにすればよい。
【0010】
実施形態1では、不正処理部61が実行する図4のステップ201とステップ205の処理により、始動入賞がない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
また、ステップ202とステップ205の処理により、始動入賞が検出されてから所定時間経過後の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
また、ステップ203とステップ205の処理により、当たりフラグが設定さされていない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
また、ステップ204とステップ205の処理により、抽選での当たりの後に当たり図柄の停止表示がなされるまでの間において行われる不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
即ち、不正処理部61は、主制御部30による可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品15への球の入賞があれば不正対策処理を行う。ここで、主制御部30による可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理は、主制御部30の入賞検出部41が始動入賞を検出してから当たり外れ抽選を行うとともに図柄表示器17の図柄を変動させ、抽選で当たりの場合に当たり図柄が図柄表示器17により停止表示されたことを検出して可変入賞部品15の開閉体26の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理であり、ステップ201〜204でのYESの判断は、主制御部30による可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理が行われていることを検出しており、可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理が行われている場合には図3の制御フローの流れに従って可変入賞があれば入賞に基いて通常どおり球払出機構50により賞球払出しが行われる。
そして、ステップ201〜204でのNOの判断は、主制御部30による可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理が行われていないことを検出しており、この場合にステップ205の判断で可変入賞があったと検出されれば、不正対策処理206を行うわけである。
従って、主制御部30による可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理が行われていない場合において遊技者が不正行為により可変入賞部品15の開閉体26を開放して賞球を得ようとする行為を防止できる。また、不正報知により店側に不正を知らせることができ、また、不正報知により店側に不正を知らせるとともに発射を停止することにより、二重に不正検出がされることになり、店側は不正が行われたことを確実に発見できる。
つまり、実施形態1のパチンコ機1では、主制御部30の可変入賞部品開閉制御処理部60により可変入賞部品15の開閉体26の開閉処理が行われていないのに主制御部30の入賞検出部41が可変入賞球検出器28から検出信号を検出した場合には、主制御部30の不正処理部61が不正行為であると判断して、球払出機構50による払出駆動を停止させるとともに、不正報知を行い、かつ、発射機構50の発射駆動を停止させるものである。
【0011】
実施形態2
図5は実施形態2のパチンコ機の遊技盤の正面図、図6はパチンコ機の制御ブロック図、図7はパチンコ機の制御の流れを示す図、図8は不正処理部による不正検出プログラムルーチンを示す図である。尚、図1〜図4と同一機能部分は同一符号を付して詳説を省略する。
実施形態2のパチンコ機は、図5に示すように、遊技盤11の盤面12のほぼ中央に、いわゆる羽根物,飛行機等と呼ばれる可変入賞部品150と、複数の始動入賞部品14A,14Bと備える。この可変入賞部品150は、上方両側部に設けられた球取入れ部151に、左右横方向に開閉する一対の開閉体152,152を有し、球取入れ部151に連なる内部153には、特定入賞部154と普通入賞部155,155とを有する。可変入賞部品150の内部153は、仕切り板156により上路157と下路158とに区切られている。内部153に取込まれた球は上路157を介して奥側に取込まれた後に下路158に導かれ、特定入賞部154か普通入賞部155のいずれかに入賞する。
また、制御系としては、図6に示すように、主制御部300は、入賞検出部410、賞球準備確認部43、遊技状態判定部440、賞球許可信号/賞球停止信号出力部45、発射許可信号/発射停止信号出力部46、可変入賞部品開閉制御処理部600、不正処理部610、タイマ群620等を備える。遊技状態判定部440は、所定時間経過識別部700を備える。尚、本実施形態2及び後述する実施形態3では、抽選、図柄表示に関する構成は具備しない。図5及び後述する図9では図柄表示器170を図示しているが、これは後述する実施形態4において抽選が当たりの場合の当たりを表示するものであり、実施形態2,3においては抽選機能を備えないので、当たりを表示する図柄表示器170は不要である。
実施形態2のパチンコ機の制御の流れを図7を参照しながら説明する。始動入賞があれば(ステップ301)、始動入賞球検出器27からの始動入賞検出信号27aが入賞検出部410で検出されることにより、可変入賞部品開閉制御処理部600が可変入賞部品150の開閉体152,152を開閉する(ステップ302)。例えば、始動入賞部品14Aへの入賞があった場合は開閉体152を1回開閉し、始動入賞部品14Bへの入賞があった場合は開閉体152を2回開閉する。このとき開閉体152が開く時間は例えば0.2秒程度と短く設定されている。即ち、始動入賞があることにより、可変入賞部品150の開閉体152を開閉する当たり遊技となる。そして、開閉体152が所定回数開閉され、この際の入賞に基く賞球払出しが行われる(ステップ303)。開閉体152が開いたときに内部153に取込まれた球が特定入賞球検出器28aで検出されて入賞すると(ステップ304)、可変入賞部品開閉制御処理部600は、一旦開閉体152を閉じた後に、再び開閉体152を開閉してラウンドを継続する(ステップ305)。そして、開閉体152が所定回数開閉され、この際の入賞に基く賞球払出しが行われる(ステップ306)。
【0012】
一方、主制御部300は、図8に示すような不正検出プログラムルーチンを実行する不正処理部610を備える。不正検出プログラムルーチンは例えば4ms毎に主制御部300で実行される遊技制御プログラムの割り込みサブルーチンである。
不正処理部610は、▲1▼始動入賞がない(ステップ401でNO)、▲2▼始動入賞検出から所定時間経過している(ステップ402でNO)、という2条件のうちのいずれか1つの条件を満たしていると判定し、かつ、可変入賞球検出器28からの可変入賞検出信号28Aがあったと判定すれば(ステップ403でYES)、実施形態1と同じ不正対策処理(ステップ404)を行う。
上記所定時間は、例えば、主制御部300の入賞検出部410が始動入賞を検出してからこの始動入賞により可変入賞部品150の開閉体152,152が開閉されて最後に閉じるときに球を内部153に取込んだ場合にその球がいずれかの可変入賞球検出器28a,28b,28bに入賞するまでに要する時間+多少の余裕時間αである。タイマ群620にはこの所定時間計測用のタイマが設けられ、入賞検出部410が始動入賞を検出したときに入賞検出部410により所定時間計測用のタイマがセットされ、所定時間が経過すると経過信号が遊技状態判定部440に送られ、所定時間経過識別部700に所定時間経過フラグが設定される。
【0013】
実施形態2では、不正処理部610が実行する図8のステップ401とステップ403の処理により、始動入賞がない場合の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
また、ステップ402とステップ403の処理により、始動入賞が検出されてから所定時間経過後の不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
尚、実施形態2では、主制御部300による可変入賞部品150の開閉体152の開閉処理は、主制御部300が始動入賞部品14A,14Bへの球の入賞を検出して可変入賞部品150の開閉体152の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理であり、ステップ401〜402でのYESの判断は、主制御部300による可変入賞部品150の開閉体152の開閉処理が行われていることを検出しており、可変入賞部品150の開閉体152の開閉処理が行われている場合には図7の制御フローの流れに従って可変入賞があればその可変入賞に基いて通常どおり球払出機構50により賞球払出しが行われる。
そして、ステップ401,402でのNOの判断は、主制御部300による可変入賞部品150の開閉体152の開閉処理が行われていないことを検出しており、この場合にステップ403の判断で可変入賞があったと検出されれば、不正対策処理404を行うわけである。
従って、いわゆる羽根物,飛行機等と呼ばれる可変入賞部品150を備えたパチンコ機において、実施形態1と同じように不正対策処理を行うことができる。
【0014】
実施形態3
図9に示すように、左右横に開閉する一対の開閉体161,161を有するチューリップタイプの可変入賞部品160を複数備え、かつ、始動入賞部品162を備えたパチンコ機の場合にも本発明を適用できる。尚、27は始動入賞球検出器、28は可変入賞球検出器である。このパチンコ機の制御構成は基本的に図6と同じ構成により実現できる。このパチンコ機の制御の流れも基本的には図7と同じである。即ち、始動入賞があることにより、可変入賞部品160の開閉体161を数回開閉する当たり遊技となる。ただし、図7の可変入賞部品の開閉体開閉ステップ302での処理としては、例えば、すべての可変入賞部品160を一斉に数回だけ数秒の間開放したり、順々に数回だけ数秒の間開放するというような処理を行うことが可能である。そして、例えば、すべての可変入賞部品160を一斉に数回だけ数秒の間開放する場合には、いずれかの可変入賞部品160に入賞した場合に、すべての可変入賞部品160あるいはいくつかの可変入賞部品160の開閉体161を数回あるいは数十秒程度開放するラウンドを継続するようにしてもよい。また、例えば、すべての可変入賞部品160を順々に数回だけ数秒の間開放する場合は、この順々に開放させていくすべての可変入賞部品160に入賞した場合に、すべての可変入賞部品160あるいはいくつかの可変入賞部品160の開閉体161を数回あるいは数十秒程度開放するラウンドを継続するようにしてもよい。
一方、不正処理部が図8に示すような割り込みによる不正検出プログラムルーチンを実行することで、実施形態1,2と同様な効果が得られる。ただし、この場合、所定時間は、例えば、主制御部の入賞検出部が始動入賞を検出してからこの始動入賞により可変入賞部品160の開閉体161,161が開閉されて最後に閉じるまでに要する時間+多少の余裕時間αとすればよい。
【0015】
実施形態4
実施形態2及び実施形態3では、抽選、図柄表示に関する構成を備えない構成を説明したが、実施形態2,3の構成を備えたパチンコ機に抽選、図柄表示に関する構成を設けてもよい。この場合、制御系は、図2の構成と基本的に同じ構成となり、パチンコ機の制御の流れは、図10のステップ501〜507に示すようになる。即ち、始動入賞があれば(ステップ501)、入賞検出部41は抽選部42に当たり外れ抽選を行わせ(ステップ502)、抽選結果が当たりであれば(ステップ503)、抽選当たり識別部48に当たりフラグを設定し(ステップ504)、例えば図5,図9に示すセグメント表示器のような図柄表示器170に当たりを表示する(ステップ505)とともに、可変入賞部品開閉制御処理部60に可変入賞部品150や可変入賞部品160の開閉体を開閉させる(ステップ506)。つまり、可変入賞部品の開閉体を所定回数または所定時間開閉する当たり遊技と呼ばれる一連の遊技が行われる。そして、球払出機構50が可変入賞に対応する数の賞球としての換金性の有る球を上皿9あるいは下皿10に払い出す(ステップ507)。尚、当たりを表示する図柄表示器としては、図1に示すような図柄表示器17でもよいし、ランプ等でもよい。
そして、不正処理部は、図4の不正検出プログラムルーチンのステップ204を省いた不正検出プログラムルーチンを実行して不正対策処理を行う。これによれば、実施形態1と同じように、不正な可変入賞に対して不正対策処理を行うことができる。
実施形態4における、主制御部による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選を行って抽選で当たりの場合に可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理であり、ステップ201〜203(図4参照)でのYESの判断は、主制御部による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていることを検出しており、可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われている場合には図10の制御フローの流れに従って可変入賞があればその可変入賞に基いて通常どおり球払出機構50により賞球払出しが行われる。
そして、ステップ201〜203(図4参照)でのNOの判断は、主制御部による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていないことを検出しており、この場合にステップ205(図4参照)の判断で可変入賞があったと検出されれば、不正対策処理を行うわけである。
従って、いわゆる羽根物,飛行機,チューリップタイプ等と呼ばれる可変入賞部品を備え、かつ、抽選機能を備えたパチンコ機において、実施形態1と同じように不正対策処理を行うことができる。
【0016】
尚、各実施形態のパチンコ機では、不正検出後は不正対策処理により賞球を行わないので、特に、不正報知や発射停止処理を行わなくてもよい。例えば、遊技領域21に発射された球が入賞口やアウト口180を経由して遊技機設置設備に回収されるようにすれば、不正検出後に不正を行った遊技者の操作により発射された球は全て店側に回収されるので、遊技者に不正行為による利益を与えることがない。また、遊技領域21から入賞口に入賞した球は遊技機設置設備に回収することなく受皿に戻す構造であれば、遊技者の操作により発射された球のうち入賞球だけを遊技者に戻すので、遊技者に不正行為による利益を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるパチンコ機の正面図。
【図2】実施形態1によるパチンコ機の制御ブロック図。
【図3】実施形態1によるパチンコ機の制御の流れを示す図。
【図4】実施形態1によるパチンコ機の不正処理部による不正検出プログラムルーチンを示す図。
【図5】実施形態2によるパチンコ機の遊技盤を示す正面図。
【図6】実施形態2によるパチンコ機の制御ブロック図。
【図7】実施形態2によるパチンコ機の制御の流れを示す図。
【図8】実施形態2によるパチンコ機の不正処理部による不正検出プログラムルーチンを示す図。
【図9】実施形態3によるパチンコ機の遊技盤を示す正面図。
【図10】実施形態4によるパチンコ機の制御の流れを示す図。
【符号の説明】
1 パチンコ機、14 始動入賞部品、15 可変入賞部品、
17 図柄表示器、23 発射機構、26 開閉体、
30 主制御部(制御装置)、31 球払出制御部、50 球払出機構、
61 不正処理部。

Claims (11)

  1. 発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば球払出機構の払出駆動を停止する不正対策処理を行う不正処理部を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば球払出機構の払出駆動を停止するとともに不正である旨を報知手段により店に報知する不正対策処理を行う不正処理部を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  3. 発射機構から遊技領域に発射された球の始動入賞部品への入賞により可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行い、この開閉処理における開閉体の開放中に球が可変入賞部品へ入賞すると球払出機構を払出駆動する制御装置を備えたパチンコ機において、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理が行われていない場合に可変入賞部品への球の入賞があれば球払出機構の払出駆動を停止するとともに発射機構の発射駆動を停止する不正対策処理を行う不正処理部を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  4. 図柄表示器を備え、制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選を行うとともに図柄表示器の図柄を変動させ、抽選で当たりの場合に当たり図柄が図柄表示器により停止表示されたことを検出して可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
  5. 制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出して可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
  6. 制御装置による可変入賞部品の開閉体の開閉処理は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選を行って抽選で当たりの場合に可変入賞部品の開閉体の開閉を行う当たり遊技を終了するまでの処理であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
  7. 不正処理部は、始動入賞部品への球の入賞がない場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行することを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のパチンコ機。
  8. 不正処理部は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから所定時間経過した場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行することを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のパチンコ機。
  9. 不正処理部は、制御装置が始動入賞部品への球の入賞を検出してから当たり外れ抽選での当たりを検出する前に可変入賞部品への球の入賞を検出した場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行することを特徴とする請求項4又は請求項6に記載のパチンコ機。
  10. 不正処理部は、制御装置が図柄表示器による当たり図柄の停止表示を検出する前に可変入賞部品への球の入賞を検出した場合に制御装置が開閉処理を行っていないと判断して不正対策処理を実行することを特徴とする請求項4に記載のパチンコ機。
  11. 可変入賞部品を複数備え、制御装置が複数の可変入賞部品の開閉体の開閉処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のパチンコ機。
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