JP2003071066A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003071066A
JP2003071066A JP2001271858A JP2001271858A JP2003071066A JP 2003071066 A JP2003071066 A JP 2003071066A JP 2001271858 A JP2001271858 A JP 2001271858A JP 2001271858 A JP2001271858 A JP 2001271858A JP 2003071066 A JP2003071066 A JP 2003071066A
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JP2001271858A
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English (en)
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Taiichi Tsutsumi
泰一 堤
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハード的に新たな機能を追加せず、またソフ
ト的にも簡単なプログラム変更によって不正な大入賞口
への入賞検出を排除するといった不正に対する抑制機能
を持たせ、必要に応じて簡単に抑制機能を中止する。 【解決手段】 大当たり中のみに大入賞口128内に設
けた大入賞口センサを有効化する一方、他の場合(大当
たり中以外)には無効とすることで、大当たり中にのみ
賞球がなされ、大当たり中以外の大入賞口への入賞分は
無効となるため、不正な賞球を皆無とすることができ
る。また、大当たり中以外の不正な大入賞口への入賞を
監視する必要がなくなり、報知機能等新たにハード的な
構成を追加する必要がない。さらに、積極的に不正入賞
検出処理というソフト的な構成をしないため、誤検出が
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動口に入賞する
ことで抽選が実行され、前記抽選結果が当りの場合に、
遊技球の入賞確率が高い大入賞口を開放することで遊技
者にとって有利な状態となり得る遊技機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特
別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出するこ
とで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、
大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を
1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続す
る。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態
とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機においては、正規に遊
技している場合とは別に、不正な行為等により賞球を搾
取することを防止するためのセキュリティも重要な機能
である。
【0004】このため、前記大当たり状態ではない場合
に、大入賞口への入賞を検出するとこのような状況は正
規の遊技ではあり得ないため、エラー報知手段によって
エラー報知をしたり、或いは発射禁止手段によって遊技
球の発射を禁止することで不正発生を報知することが提
案されている(一例として特開平7−275440号公
報(以下、先行技術1という)参照)。
【0005】また、エラー報知に加え他の先行技術で
は、大当たり状態における大入賞口内の球噛みに起因す
る滞留球を不正とみなしてしまうといった誤検出を防止
するために、ある特定下において、例えば大当たり直後
の一定期間において不正検出処理を無効としたり(特開
平8−266736号公報(以下、先行技術2という)
参照)、大当たり終了後の所定時間(60秒間程度)、
不正検出処理を無効にする(特開平9−75534号公
報(以下、先行技術3という)参照)といったものが提
案されている。
【0006】しかしながら、上記先行技術1乃至3で
は、100%不正であることの確証が得られ難いため、
即座に賞球を禁止するといった未然の防止を行うことは
できず、不正があった後にエラーとして報知するため、
賞球(払出)は禁止されないため、不正の根本的な防止
には至っていない。
【0007】より具体的に示すと、まず、先行技術1で
は、大当たり状態でない場合でも大入賞口内に設けたパ
チンコ球検出センサが有効であるため、不正検出に対す
る賞球が不正になされる。
【0008】次に、先行技術1は、ハードウェアとして
は大幅な変更は不要であるが、不正入賞検出処理の制御
プログラムを追加する必要があり、プログラム容量上の
制限が増大し構成が複雑化する。
【0009】さらに、先行技術2及び3では、不正検出
処理を無効にする条件が外れたとき、例えば、遊技者の
不可抗力によるパンク(ラウンド強制終了)に対する補
償時や確変継続中での閉店に対する遊技店側の手作業に
よる大入賞口への集中的な入賞補償の実施があると、こ
れがエラーとみなされその都度報知手段の解除が煩雑と
なる。逆にこの報知手段の解除を実行せずに実施する
と、エラー音が発生し続けて、騒音等により周囲に迷惑
が及ぶ。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、ハード的に新
たな機能を追加せず、またソフト的にも簡単なプログラ
ム変更によって不正な大入賞口への入賞検出を排除する
といった不正に対する抑制機能を持たせることができ、
必要に応じて簡単に抑制機能を中止することができる遊
技機を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
始動口に入賞することで抽選が実行され、前記抽選結果
が当りの場合に、遊技球の入賞確率が高い大入賞口を開
放することで遊技者にとって有利な状態となり得る遊技
機であって、前記大入賞口内に設けられ、この大入賞口
に入賞する遊技球を検出する大入賞口センサと、前記大
入賞口センサによって検出された遊技球毎に所定数の遊
技球を賞品として、遊技者に還元する賞球制御手段と、
前記大入賞口への遊技球の入賞に対して、前記抽選の結
果が当りとなり前記遊技者にとって有利な状態の期間を
有効と判別し、それ以外の期間を無効と判別する判別手
段と、前記判別手段により、前記大入賞口への遊技球の
入賞が無効と判定された場合に、前記大入賞口センサに
よる遊技球の検出をキャンセルする検出キャンセル手段
と、を有している。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記判別手段による判別結果を常
に有効とする常時有効判別モードと、前記判別手段によ
る判別を前記抽選の結果に基づいて判別する適宜判別モ
ードと、を選択するモード選択手段をさらに有すること
を特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、前記モード選択手段が、遊技盤裏
面側に設けられた切換スイッチであることを特徴として
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110が示されている。このパチンコ機110
は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店
側のベース面115に支持されている。また、枠体11
3には、装飾版113A、スピーカ162、キーシリン
ダ113B等が配設されている。
【0015】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0016】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0017】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0018】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置と
しての電動役物ユニット122が配置され、その表示部
124が露出されている。この表示部124の下方には
電動役物ユニット122を始動するための特別図柄始動
入賞口126が設けられている。
【0019】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当りの表示状態で所定時間の開放が所定回数
繰り返され、大量のパチンコ球を入賞させることができ
る構成となっている。
【0020】また、前記電動役物ユニット122の上部
には、横1列に4個の保留ランプ200が配列されてい
る。この保留ランプ200は、特別図柄始動入賞口12
6に入賞したパチンコ球が最大4球分保留されているこ
とを点灯状態で報知するものであり、電動役物ユニット
122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留さ
れた分が消化されて消灯するようになっている。
【0021】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられており、普通図柄始動入賞口1
30にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図柄表
示部の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別
図柄始動入賞口126に設けられた可動部としての電動
チューリップ134が所定時間開放するようになってい
る。この電動チューリップ134の開放により、特別図
柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まるこ
とになる。
【0022】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0023】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0024】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板15
1という)。
【0025】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0026】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0027】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基
板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0028】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24が表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制
御基板160は、普通図柄表示部も制御する。
【0029】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板1
50に接続されている。
【0030】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、保留ランプ200が接続されてい
る。
【0031】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板1
60には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容の
データが予め記憶されており、命令信号に基づいてデー
タが選択されて、起動するようになっている。
【0032】図4に示される如く、主制御基板150
は、複数の入力ポートと出力ポートでで構成されるI/
Oポート250を備えており、その内の入力特定ノポー
ト252には、前記大入賞口センサ173と、Vゾーン
センサ171が入力されている。この入力ポート252
には、前記センサの他、遊技に直接関係しないセンサを
含め、表1に示されるようなセンサが接続されている。
【0033】
【表1】
【0034】この入力ポート252に入力される信号
は、電源投入後、初期化処理終了後、数msec毎に定
期的に起動する入力ポート検出処理によって各センサの
状態を認識するようになっている。
【0035】すなわち、入力ポート252の各センサ
(スイッチ)のオン・オフ状態を読み込み、次回のオン
・オフ状態と比較した結果、オフからオンへの状態変化
のときに対応するオン検出フラグをセット”1”するよ
うになっている。
【0036】このような検出処理が、上述のように定期
的に実行されるようになっているため、検出漏れは存在
しない。
【0037】ここで、本実施の形態では、表2に示され
る如く、パチンコ機の遊技状態を判別するための遊技状
態フラグが新たに設けられている。この遊技状態フラグ
では、大当たり中がセット(1)状態、大当たり中以外
がリセット(0)状態となるように制御される。
【0038】
【表2】
【0039】この遊技状態フラグは、前記大入賞口セン
サ173とVゾーンセンサ171のオン検出時に、この
遊技状態フラグとのアンド(論理積)がとられるように
なっている。従って、例えば大入賞口センサ173がオ
ンであり、遊技状態フラグがリセット(0)の場合に
は、制御上は大入賞口173にはパチンコ球は入賞して
いないと判断されることになる。言い換えれば、大入賞
口センサ173がオンであり、遊技状態フラグがセット
(1)の場合にのみ、制御上、大入賞口128にはパチ
ンコ球が入賞したと判断される。
【0040】これにより、例えば、遊技者が大入賞口セ
ンサ173の検出状態を不正にオン状態となるようにし
た場合、従来はこのセンサオンによって賞球が実行され
ていたが、本実施の形態では、遊技状態フラグがリセッ
ト(0)されている間は、センサオンが無視されるため
(図5のタイムチャート参照)、不正行為自体が無意味
なものとなる。なお、大当たり中は、入賞数が決められ
ているため(通常は1回の開放中に10個前後)、不正
行為があろうとなかろうと賞球が急増することはない。
【0041】なお、上記遊技状態フラグの切換タイミン
グは、実際の遊技状態に対して所定のタイムラグを持た
せている。すなわち、遊技状態フラグがセット(1)と
なる期間は、大入賞口128内で球詰まり等による入賞
してから大入賞口センサ173を通過するまでの遅延を
考慮し、最初の大入賞口128の開放(蓋部材129の
開放)時から最終的に大入賞口128が閉じた後数秒か
ら数十秒経過するまでとされている。なお最終的に大入
賞口128が閉じる時期とは、通常のラウンド終了以外
に、遊技者がパチンコ球をVゾーンに入賞させることが
できず、所謂パンク状態で閉じるときも含む。
【0042】また、遊技盤111の裏面側には、切換ス
イッチ254(図3参照)が設けられており、主制御基
板150に接続されている。
【0043】この切換スイッチ254では、遊技状態の
フラグを常にセット(1)状態にすることができるよう
になっている。この切換スイッチ254は、遊技者には
操作できない遊技盤の裏面側に設けられており、例え
ば、遊技中に遊技者の不可抗力で生じるトラブルに対し
て、店員が遊技盤をメンテナンスする際に不正行為と同
等の行為を行うとき等に利用されるものであり、前期遊
技状態のフラグがセット(1)されている場合は、従来
の遊技機と何ら変わりがない状態となる。
【0044】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0045】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0046】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0047】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この
大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれ
において、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動
パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)
し、図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御
基板へコマンド信号を送出する。
【0048】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変
動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリ
ーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、
遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0049】すなわち、当り時の図柄変動制御が終了す
ると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウン
ド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中
は、大入賞口128がほとんど開放状態であるため、遊
技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウ
ンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0050】ここで、本実施の形態では、不正に大入賞
口センサ173の状態をオンにするようなことがなされ
た場合に、このセンサオン状態を無効にすることで、不
正行為自体を全く無意味なものとすることができるよう
になっている。
【0051】以下に、図6及び図7のフローチャートに
従いこの不正行為無効制御を含む入賞検出処理ルーチン
を説明する。
【0052】図6のフローチャートは、電源投入から電
源オフまで定期的に割込み処理されるルーチンであり、
ステップ260において入力ポート検出処理が実行され
る。なお、ステップ260の前後には、図示は省略した
が、他に定期的に処理されるステップが存在することも
ある。
【0053】上記ステップ260における入力ポート検
出処理の内、大入賞口センサ173及びVゾーンセンサ
171を含む特定の入力ポート252の検出処理が図7
に示されるフローチャートに示されている。
【0054】図7に示される如く、ステップ27では前
回の入力状態を保存し、次いでステップ272において
今回の入力ポート252への入力状態を読み込む。
【0055】次のステップ274では、各センサ(スイ
ッチ)において前回がオフで今回がオンかを判断し、肯
定判定された場合にはステップ276へ移行して、入力
ポート252のそれぞれの該当するビットNo.のオン
検出フラグをセット(1)に設定し、ステップ278へ
移行する。
【0056】ステップ278では、遊技状態フラグの状
態を判別し、大当たり中か否かが判断される。なお、こ
のとき、切換スイッチ254の操作によって実際は大当
たり中以外の場合でも擬似的に遊技状態フラグがセット
(1)されている場合もある。
【0057】このステップ278で否定判定された場合
には、前記大入賞口センサ173によるパチンコ球の検
出は不正に行われたと判断され、ステップ280へ移行
してビットNo.0とNo.1のオン検出フラグをリセ
ット(0)する。
【0058】上記処理を実行することで、図5に示され
る如く、大入賞口センサ173によるパチンコ球の検出
があっても、遊技状態フラグがリセット(0)の場合に
は、オン検出フラグをリセット(0)とするため、制御
上は大入賞口128へのパチンコ球の入賞がないものと
して処理される。すなわち、不正行為そのものを全く無
意味なものとすることができる。また、選択スイッチ2
54により擬似的に遊技状態フラグを(1)させる場合
も同様である。
【0059】本実施の形態によれば、大当たり中のみに
大入賞口128内に設けた大入賞口センサ173(及び
Vゾーンセンサ171)を有効化する一方、他の場合
(大当たり中以外)には無効とすることで、大当たり中
にのみ賞球がなされ、大当たり中以外の大入賞口128
への入賞分は無効となるため、不正な賞球を皆無とする
ことができる。
【0060】また、大当たり中以外の不正な大入賞口1
28への入賞を監視する必要がなくなり、報知機能等新
たにハード的な構成を追加する必要がない。
【0061】さらに、積極的に不正入賞検出処理という
ソフト的な構成をしないため、誤検出がなくなる。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、ハード的
に新たな機能を追加せず、またソフト的にも簡単なプロ
グラム変更によって不正な大入賞口への入賞検出を排除
するといった不正に対する抑制機能を持たせることがで
き、必要に応じて簡単に抑制機能を中止することができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るゲージ部の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】主制御基板における特定の入力ポートへの各セ
ンサの接続状態を示すブロック図である。
【図5】大入賞口センサの検出状態を示すタイムチャー
トである。
【図6】入力ポート検出割込みルーチンを示す制御フロ
ーチャートである。
【図7】特定入力ポートにおける検出処理ルーチンを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 128 大入賞口 129 蓋部材 150 主制御基板 154 音声制御基板 156 ランプ制御基板 160 図柄表示制御基板 171 Vゾーンセンサ 173 大入賞口センサ 252 入力ポート 254 選択スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動口に入賞することで抽選が実行さ
    れ、前記抽選結果が当りの場合に、遊技球の入賞確率が
    高い大入賞口を開放することで遊技者にとって有利な状
    態となり得る遊技機であって、 前記大入賞口内に設けられ、この大入賞口に入賞する遊
    技球を検出する大入賞口センサと、 前記大入賞口センサによって検出された遊技球毎に所定
    数の遊技球を賞品として、遊技者に還元する賞球制御手
    段と、 前記大入賞口への遊技球の入賞に対して、前記抽選の結
    果が当りとなり前記遊技者にとって有利な状態の期間を
    有効と判別し、それ以外の期間を無効と判別する判別手
    段と、 前記判別手段により、前記大入賞口への遊技球の入賞が
    無効と判定された場合に、前記大入賞口センサによる遊
    技球の検出をキャンセルする検出キャンセル手段と、を
    有する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記判別手段による判別結果を常に有効
    とする常時有効判別モードと、前記判別手段による判別
    を前記抽選の結果に基づいて判別する適宜判別モード
    と、を選択するモード選択手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記モード選択手段が、遊技盤裏面側に
    設けられた切換スイッチであることを特徴とする請求項
    2記載の遊技機。
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