JPH11137776A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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Publication number
JPH11137776A
JPH11137776A JP9322405A JP32240597A JPH11137776A JP H11137776 A JPH11137776 A JP H11137776A JP 9322405 A JP9322405 A JP 9322405A JP 32240597 A JP32240597 A JP 32240597A JP H11137776 A JPH11137776 A JP H11137776A
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JP
Japan
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reel
rotation speed
reels
slot machine
player
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Application number
JP9322405A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Minamino
佳則 南野
Koji Ikehara
宏治 池原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールに対する遊戯者の不正行為があったと
き、これを検出して所定の不正対応処理を行うことによ
り、不正行為に対する機械の防護機能を高め、ひいては
不正行為の発生を防止する。 【解決手段】 各リールに基準信号を発生させる光電セ
ンサ22a,22b,22cが設けられる。タイマ57
はリール回転開始後の時間経過を計測し、制御部50や
光電センサ22a,22b,22cと共にリールの回転
速度検出手段を構成する。回転速度検出手段は基準信号
の発生周期からリールの回転速度を検出し、回転速度の
低下が検出されたとき、CPU51は、リールに対する
遊戯者の不正行為があったと判断し、停止釦スイッチ1
5a,15b,15cの操作を無効とし、警報ランプ3
0を点灯させ、警報ブザー31を発音動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコホールなど
の遊戯場に設置されるスロットマシンに関連し、殊にこ
の発明は、リールに対する遊戯者の不正行為があったと
き、所定の不正対応処理を実行できるようにしたスロッ
トマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なスロットマシンは、遊戯
者がメダル投入後に始動レバーを操作すると、3個のリ
ールが一斉に始動し、その後、停止釦スイッチを操作す
る毎に、対応するリールが個別に停止する構成のもので
ある。全リールの停止時、複数本(通常は5本)の停止
ラインのうち、有効化された停止ライン上に、所定のシ
ンボルの組み合わせが成立すると、入賞となり、所定枚
数のメダルを払い出すなど、遊戯者へ所定の特典が付与
される。
【0003】従来のスロットマシンは、前面が上中下3
枚の合成樹脂製のパネルで構成されており、中央パネル
には3個のシンボル表示窓が並設してある。各シンボル
表示窓の背後にはリールが位置し、リール停止時にはリ
ール外周面の3駒分のシンボルがシンボル表示窓より視
認できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊戯者の中
には不正行為を行って不当に入賞を成立させたり、不当
にメダルを詐取したりする者がある。例えば、前記中央
パネルの適所に適当な工具を用いて貫通孔を開設し、前
記貫通孔より中央パネルの内側へ針金などの異物を挿入
し、いずれかのリールの周面へ異物を接触させることに
より、回転するリールにブレーキをかけてリールの回転
を遅くした上で、停止釦スイッチをタイミング良く操作
することにより、有効化された停止ライン上に、狙った
シンボルを停止させるのである。また同様の不正行為
を、例えば前面の扉部を不正に開放することにより実施
されるおそれもある。
【0005】この発明は、上記したリールに対する遊戯
者の不正行為があったとき、これを検出して所定の不正
対応処理を行うことにより、不正行為に対する機械の防
護機能を高め、ひいては不正行為の発生を防止するスロ
ットマシンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、外周面に複
数のシンボルが表された複数個のリールを備え、回転す
る各リールが停止して、有効化された停止ライン上に所
定のシンボルの組み合わせが成立したとき、入賞となっ
て遊戯者へ特典を付与するスロットマシンにおいて、少
なくともひとつのリールの回転速度を検出する回転速度
検出手段と、リールに対する遊戯者の不正行為があった
とき所定の不正対応処理を実行する制御手段とを備えた
ものであり、前記制御手段は、前記回転速度検出手段が
リールの回転速度の低下を検出したとき、リールに対す
る遊戯者の不正行為があったと判断して不正対応処理を
実行するようにしている。
【0007】請求項2の発明では、前記回転速度検出手
段は、リールの1回転毎に発生される基準信号の周期を
検出する手段で構成されている。
【0008】請求項3の発明では、前記不正対応処理と
して、停止釦スイッチの操作を無効とする処理を行う。
【0009】請求項4の発明では、前記不正対応処理と
して、全リールの回転を強制停止させる処理を行う。
【0010】請求項5の発明では、前記不正対応処理と
して、警報を発する処理を行う。
【0011】
【作用】異物の接触により回転中のリールにブレーキが
かけられると、リールの回転速度が低下するが、このリ
ールの回転速度の低下は回転速度検出手段で検出され
る。リールの回転速度の低下が検出されると、制御手段
は、リールに対する遊戯者の不正行為があったと判断
し、不正対応処理を実行する。
【0012】請求項2のスロットマシンでは、リールの
回転速度が低下すると、基準信号の周期が長くなるの
で、これを回転速度検出手段が検出する。
【0013】請求項3のスロットマシンでは、リールに
対する不正行為が検出されると、停止釦スイッチの操作
に対し、その操作を無効とするので、不正行為者は入賞
を成立させることができない。
【0014】請求項4のスロットマシンでは、リールに
対する不正行為が検出されると、全リールの回転が停止
してゲームができない状態となるので、不正行為者は不
正行為を継続できない。
【0015】請求項5のスロットマシンでは、リールに
対する不正行為が検出されると、警報を発する処理が行
われるので、係員や周囲の遊戯者に不正行為が発覚し、
不正行為者は不正行為を継続できない。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの外観を示す。このスロットマシンの機体1は、
ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能
に取り付けて構成される。前記本体部2の中空内部に
は、図2に示すように、上段位置にリールブロック4や
制御回路などの回路基板5が、下段位置に多数枚のメダ
ルを収容するホッパー6aを有するメダル払出機6が、
それぞれ組み込まれている。
【0017】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられ
て成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、図
柄,文字,数字などの複数種のシンボルが表されてお
り、その幾つかのシンボルは、入賞を成立させるための
シンボル(以下「入賞シンボル」という。)を構成す
る。このリールブロック4には、各リール8a,8b,
8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9
b,9cが組み付けてあり、各リール8a,8b,8c
と共にシンボル可変表示装置10を構成している。
【0018】各リール8a,8b,8cには、図3に示
すように、後述する基準信号を発生させるための基準信
号発生装置20が設けられる。図示例の基準信号発生装
置20は、各リール8a,8b,8cの外周枠と中心の
ボス部との間を連結する軸部40に一体形成された突起
21と、この突起21の通過位置に配設された光電セン
サ22とで構成される。前記光電センサ22は、リール
の回転により突起21が光電センサ22の光路を遮る毎
に、基準信号を発生し、後述するCPU51の計数部3
4へ与えられる。
【0019】前記扉部3の前面は、各リール8a,8
b,8cのシンボルを可変表示するための中央パネル1
1と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネル
12および下部パネル13とで構成される。各パネル1
1,12,13は、透明な合成樹脂板の表面に、シルク
スクリーン印刷を施して形成される。中央パネル11の
下方には、始動レバー14、3個の停止釦スイッチ15
a,15b,15c、メダル投入口16などが、また下
部パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル受
け皿18が、それぞれ配備される。
【0020】前記機体1の本体部2の上面には、不正行
為が発生したときに点灯動作させる警報ランプ30が設
けられ、またメダル受け皿18の近傍位置には、不正行
為が発生したときに警報音を発生させる警報ブザー31
が配設される。
【0021】中央パネル11の板面中央には、無着色で
透明のシンボル表示窓20a,20b,20cが3個並
設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20c
の背後には前記リールブロック4の各リール8a,8
b,8cが位置しており、リール停止時にはリール外周
面のシンボルが3駒分だけ視認できるよう、縦長形状に
形成されている。
【0022】中央パネル11には、図4に示すように、
シンボル表示窓20a,20b,20cを横切るよう
に、上,中,下,斜めの合計5本の停止ラインL1〜L
5が表されており、リール停止時、これら停止ラインL
1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボルが整
列するようになっている。これら停止ラインL1〜L5
は、前記メダル投入口16へのメダルの投入枚数が1枚
であれば、中央の1本の停止ラインL1のみが、2枚で
あれば、上,中,下の3本の停止ラインL1〜L3が、
3枚であれば、5本すべての停止ラインL1〜L5が、
それぞれ有効化される。なお図中、19は中央パネル1
1の内側に配設された蛍光灯より成る照明装置であり、
この照明装置19は、機械作動中は常時点灯し、各リー
ル8a,8b,8cの周面に照明を施す。
【0023】上記構成のスロットマシンにおいて、メダ
ル投入口16よりメダルが投入されると、その投入枚数
に応じた数の停止ラインが有効化される。ついで始動レ
バー14が操作されると3個のリール8a,8b,8c
が一斉に始動する。この後停止釦スイッチ15a,15
b,15cが操作される都度、対応するリール8a,8
b,8cが停止する。このとき、有効化された停止ライ
ン上に、所定のシンボルの組み合わせが成立すると、入
賞となり、メダル払出機6の作動により、所定枚数のメ
ダルがメダル放出口17よりメダル受皿18へ放出され
る。
【0024】図5は、上記したスロットマシンの電気的
な構成を示す。図中、50は、各部の動作を制御するた
めのマイクロコンピュータより成る制御部であり、制御
主体であるCPU51,プログラムや固定データが記憶
されるROM52,データの読み書きに用いられるRA
M53を含む。
【0025】前記RAM53には、図6に示すように、
リール毎に前記基準信号の発生時間を記憶するための第
1の記憶領域MA,MB,MCおよび第2の記憶部N
A,NB,NCと、基準信号の発生周期を記憶するため
の第3の記憶領域SA,SB,SCとが設けられてい
る。
【0026】前記制御部50にはバス54を介してタイ
マ57,始動レバー14,3個の停止釦スイッチ15
a,15b,15c、メダルセンサ55,リール毎の前
記光電センサ22a,22b,22cなどの入力各部
や、警報ランプ30,警報ブザー31,メダル払出機
6、各リール8a,8b,8cのリール駆動部56a,
56b,56cなどの出力各部が接続される。
【0027】前記タイマ57は、リール回転開始後の時
間経過を計測し、制御部50や前記基準信号発生装置2
0とともにリールの回転速度検出手段を構成する。前記
メダルセンサ55はメダル投入口16へのメダルの投入
を検出する。各リール駆動部56a,56b,56cな
は各リール8a,8b,8cを駆動する。
【0028】図7には、前記リール駆動部56aの回路
構成例と前記CPU51の機能とが併せて示してある。
なお同図は、第1のリール8aについての回路構成のみ
が示してあるが、第2,第3の各リール8b,8cにつ
いてもこれと同様であり、ここでは図示を省略してい
る。
【0029】前記リール駆動部56aはクロック信号を
受けて駆動パルスpを生成し、この駆動パルスpをステ
ッピングモータ9aへ供給して、リール8aを駆動す
る。このリール駆動部56aにはCPU51のリール制
御部33よりスタート指令やストップ指令が与えられ
る。
【0030】始動レバー14が操作されると、前記リー
ル制御部56aにはスタート信号が入力され、リール制
御部33はスタート指令を発してリール駆動部56aを
作動させる。また、停止スイッチ15aが押操作される
と、リール制御部56aにはストップ信号が入力され、
リール制御部56aはストップ指令を発してステッピン
グモータ9aの作動を停止させる。
【0031】前記駆動パルスpは、CPU51の計数部
34に与えられて計数される。この計数部34の計数値
はリール8aが一回転する毎に与えられる前記基準信号
によりリセットされる。図柄検出部35はこの計数部3
4の計数値からリール8aのどのシンボルが停止ライン
上に位置しているかを検出し、その検出結果を図柄判定
部36へ出力する。
【0032】図柄判定部36には他のリール1b,1c
についての図柄検出部からもシンボルの検出結果が与え
られるもので、図柄判定部36は3個のリール8a,8
b,8cが停止した時点で、入賞となるシンボルの組み
合わせが成立しているか否かを判定する。この判定は、
有効化された全ての停止ラインについて行われる。
【0033】図8および図9は、前記した回転速度検出
手段によるリールの回転速度の検出原理を示す。図8
は、前記基準信号の発生タイミングを示し、同図中、T
a,Ta′は基準信号が発生する時間間隔、すなわち周
期である。Taは正常時における基準信号の周期である
のに対し、Ta′はリールに対する不正行為が行われた
ときの基準信号の周期である。不正行為によりリールの
回転速度が低下すると、基準信号の周期は長くなるもの
で、Ta′>Taである。
【0034】図9は、時間の経過に対するリールの回転
速度の変化を示す。図中、実線は正常時におけるリール
の回転速度の変化を示すもので、始動レバー14の操作
でリールが回転を開始して一定の回転速度で回転を続
け、停止釦スイッチ15a,15b,15cの操作でリ
ールの回転が停止する。図中、一点鎖線は不正行為があ
ったときのリールの回転速度の変化を示すもので、リー
ルが一定回転している最中に異物の挿入によりリールに
ブレーキがかけられると、リールの回転速度が低下す
る。リールの回転速度が低下した状態で停止釦スイッチ
15a,15b,15cが操作されても、その操作は無
効となるため、リールは回転を続け、異物によるブレー
キが解除されると、リールはもとの回転速度に復帰す
る。
【0035】図10は、前記制御部50によるスロット
マシンの制御の流れを示す。なお図中、STは制御の各
ステップを示す。同図において、ST1でメダルが投入
され、ST2で始動レバー14が操作されると、CPU
51は、3個のリール8a,8b,8cを一斉に回転さ
せ、タイマ57を始動させた後、RAM53の第1〜第
3の各記憶エリアMA〜MC,NA〜NC,SA〜SC
の記憶内容をゼロにクリアする(ST3〜5)。
【0036】つぎのST6では、いずれかの光電センサ
22a〜22cが基準信号を発生したかどうかを、また
ST7では、いずれかの停止釦スイッチ15a,15
b,15cが操作されたかどうかを、それぞれ判定して
おり、もし基準信号の発生があると、ST6の判定が
「YES」となり、ST8,9でいずれのリールについ
ての基準信号であるかが判定される。
【0037】もし第1のリール8aであれば、ST8の
判定が「YES」となり、CPU51はタイマ57より
経過時間taを読み取り、第1の記憶領域MAの記憶デ
ータを第2の記憶領域NAへ移した後、前記経過時間t
aを第1の記憶領域MAに記憶させる(ST10,1
1)。続くST12でCPU51は、第1の記憶領域M
Aの記憶データから第2の記憶領域NAの記憶データを
減算し、その減算結果、すなわち基準信号の周期Taを
第3の記憶領域SAへ記憶させる。
【0038】もし第2のリール8bであれば、ST8の
判定が「NO」、ST9の判定が「YES」となり、C
PU51はタイマ57より経過時間tbを読み取り、第
1の記憶領域MBの記憶データを第2の記憶領域NBへ
移した後、前記経過時間tbを第1の記憶領域MBに記
憶させる(ST13,14)。続くST15でCPU5
1は、第1の記憶領域MBの記憶データから第2の記憶
領域NBの記憶データを減算し、その減算結果、すなわ
ち基準信号の周期Tbを第3の記憶領域SBへ記憶させ
る。
【0039】もし第3のリール8cであれば、ST8,
9の判定がいずれも「NO」となり、CPU51はタイ
マ57より経過時間tcを読み取り、第1の記憶領域M
Cの記憶データを第2の記憶領域NCへ移した後、前記
経過時間tcを第1の記憶領域MCに記憶させる(ST
16,17)。続くST18でCPU51は、第1の記
憶領域MCの記憶データから第2の記憶領域NCの記憶
データを減算し、その減算結果、すなわち基準信号の周
期Tcを第3の記憶領域SCへ記憶させる。
【0040】同様の処理が基準信号が発生する毎に繰り
返し行われるが、その過程において、停止釦スイッチ1
5a,15b,15cのいずれかが操作されると、ST
7が「YES」となってST19へ進み、CPU51
は、第1のリール8aについての第3の記憶領域SAの
記憶データ、すなわち基準信号の周期Taを読み出し、
Taが所定のしきい値TH以上である否か、またはゼロ
であるか否かを判別する。
【0041】ここで基準信号の周期Taが所定のしきい
値TH以上である場合とは、リール8aの回転速度が所
定の値以下になった場合であり、また基準信号の周期T
aがゼロである場合とは、リール8aが回転開始当初か
らロックされて回転が完全に止められた場合であり、そ
のいずれにも該当しないとき、ST19の判定は「N
O」であり、つぎにST20で第2のリール8bについ
ての同様の判定処理を、ST21で第3のリール8cに
ついての同様の判定処理を、それぞれ実行する。
【0042】かしくてST19〜21のいずれの判定も
「NO」であれば、いずれのリール8a,8b,8cに
対しても不正行為は行われていないと判断し、CPU5
1は、対応するリールを停止させる(ST22)。そし
て全てのリール8a,8b,8cが停止していないとき
は、つぎのST23が「NO」となって、ST6へ戻
る。もしST19〜ST21のいずれかの判定が「YE
S」であれば、リールに対する不正行為が行われたと判
断し、CPU51は、ST22のリール停止をスキップ
することにより停止釦スイッチの操作を無効とし、ST
24で警報ランプ30を点灯させ、警報ブザー31を発
音動作させる。
【0043】停止釦スイッチが操作される毎に同様の手
順を繰り返されるもので、全てのリール8a,8b,8
cが停止すると、ST23の判定が「YES」となり、
CPU51はタイマ57の計時動作を停止させた後、有
効化された停止ライン上に入賞シンボルの組み合わせが
成立したかどうかを判定する(ST25,26)。もし
入賞であれば、ST27の判定が「YES」となり、C
PU51はつぎのST28でメダル払出機6を作動させ
て所定枚数のメダルを払い出させる。もし入賞が成立し
ていなければ、ST27の判定が「NO」であり、ST
28がスキップされる。
【0044】なお、上記の実施例では、全てのリール8
a,8b,8cについて、基準信号の周期Ta,Tb,
Tcを計測して回転速度を監視しているが、必ずしも全
てのリール8a,8b,8cの回転速度を監視しなくて
もよく、1個または2個のリールについて、回転速度の
監視を行うようにしてもよい。
【0045】また、上記実施例では、不正対応処理とし
て、停止釦スイッチ15a,15b,15cの操作を無
効にする処理を行っているが、これに限らず、全リール
8a,8b,8cの回転を強制停止させてゲーム不能の
状態に設定してもよい。さらに警報を発する処理とし
て、警報ランプ30を点灯させ、警報ブザー31を発音
動作させているが、これに限らず、例えば前記照明装置
19の消灯や点滅をもって、警報処理とすることもでき
る。
【0046】さらにまた、上記実施例では、リールの回
転速度を検出するのに、基準信号の周期より求めている
が、回転速度検出手段は、このような原理によるものに
限らず、例えばロータリエンコーダの原理を利用したも
のであってもよい。例えばリールの中心部に反射型また
は透過型のスリット円板を取り付け、このスリット円板
へ光を当てて反射光または透過光によるパルスを取り出
し、単位時間当たりのパルス数をリールの回転速度とし
て計測するのである。このような構成の回転速度検出手
段によれば、一層高精度の回転速度計測が可能である。
【0047】
【発明の効果】この発明は上記の如く、少なくともひと
つのリールの回転速度を検出する回転速度検出手段を設
け、リールの回転速度の低下を検出したとき、リールに
対する遊戯者の不正行為があったと判断して所定の不正
対応処理を実行するようにしたから、異物でリールにブ
レーキをかけてリールの回転速度を遅くした上で不当に
入賞を成立させるような不正行為に確実に対処でき、不
正行為に対する機械の防護機能を高めることができ、ひ
いては不正行為の発生を防止し得る。
【0048】請求項2の発明によれば、基準信号の周期
からリールの回転速度を検出するから、シンボルを検出
する機構を利用してリールの回転速度の検出が可能であ
る。
【0049】請求項3の発明によれば、リールに対する
不正行為が検出されたとき、停止釦スイッチの操作に対
し、その操作を無効とするから、不正行為者は入賞を成
立させることが困難となる。
【0050】請求項4の発明では、リールに対する不正
行為が検出されたとき、全リールの回転が停止してゲー
ムができない状態となるから、不正行為者は不正行為を
継続することが困難となる。
【0051】請求項5の発明では、リールに対する不正
行為が検出されたとき、警報を発する処理を行うから、
係員や周囲の遊戯者に不正行為が発覚し、不正行為者は
不正行為が継続できなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外
観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの本体部の内部構造を示す正面
図である。
【図3】基準信号発生装置の構成を示す斜視図である。
【図4】中央パネルの構成を示す正面図である。
【図5】スロットマシンの電気的な構成を示すブロック
図である。
【図6】RAMの記憶領域を示す説明図である。
【図7】リール駆動部の構成とCPUの機能とを併せて
示したブロック図である。
【図8】基準信号の発生タイミングを示すタイムチャー
トである。
【図9】時間の経過に対するリールの回転速度の変化を
示す説明図である。
【図10】制御部によるスロットマシンの制御の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール 15a,15b,15c 停止釦スイッチ 22a,22b,22c 光電センサ 30 警報ランプ 31 警報ブザー 50 制御部 51 CPU 57 タイマ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に複数のシンボルが表された複数
    個のリールを備え、回転する各リールが停止して、有効
    化された停止ライン上に所定のシンボルの組み合わせが
    成立したとき、入賞となって遊戯者へ特典を付与するス
    ロットマシンにおいて、 少なくともひとつのリールの回転速度を検出する回転速
    度検出手段と、リールに対する遊戯者の不正行為があっ
    たとき所定の不正対応処理を実行する制御手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記回転速度検出手段がリールの回転
    速度の低下を検出したとき、リールに対する遊戯者の不
    正行為があったと判断して不正対応処理を実行するよう
    にしたスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記回転速度検出手段は、リールの1回
    転毎に発生される基準信号の周期を検出する手段で構成
    されている請求項1に記載されたスロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記不正対応処理は、停止釦スイッチの
    操作を無効とする処理である請求項1に記載されたスロ
    ットマシン。
  4. 【請求項4】 前記不正対応処理は、全リールの回転を
    強制停止させる処理である請求項1に記載されたスロッ
    トマシン。
  5. 【請求項5】 前記不正対応処理は、警報を発する処理
    である請求項1に記載されたスロットマシン。
JP9322405A 1997-11-08 1997-11-08 スロットマシン Pending JPH11137776A (ja)

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