JPH0515643A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0515643A
JPH0515643A JP3337141A JP33714191A JPH0515643A JP H0515643 A JPH0515643 A JP H0515643A JP 3337141 A JP3337141 A JP 3337141A JP 33714191 A JP33714191 A JP 33714191A JP H0515643 A JPH0515643 A JP H0515643A
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stopped
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の可変表示部の停止制御の途中で、所定
の遊技価値が付与される特定の識別情報の組合せが成立
する条件が満たされなくなったにもかかわらず、残りの
可変表示中の可変表示部を引続き通常どおり制御すると
いう停止制御に際しての無駄を極力回避する。 【構成】 複数の識別情報表示部15a〜15cを可変
表示させた後、それぞれの識別情報表示部15a〜15
cを停止時期を異ならせて順次停止制御させる通常停止
制御が可能であり、複数の識別情報表示部15a〜15
cの一部がまだ可変表示している段階で、停止している
可変表示部の表示結果が特定の識別情報の組合せ(たと
えば777)が成立する条件を満たしていないことを必
要条件とし、以降の可変表示中の識別情報表示部を前記
通常停止制御に比べて早期に停止制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機等で代
表される遊技機に関し、詳しくは、複数種類の識別情報
を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置
を含み、前記可変表示部の可変停止時の表示結果が予め
定める特定の識別情報の組合せになった場合に所定の遊
技価値が付与可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、打込玉が始動入賞
する等の予め定められた条件が成立することにより複数
の可変表示部が可変表示され、その後その複数の可変表
示部を停止時期を異ならせて停止制御させ、可変表示部
が停止されるごとに遊技者の期待感を段階的に盛り上げ
ることができるように構成されていたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
の遊技機においては、複数の可変表示部の一部が停止し
た段階でその停止した可変表示部の表示結果が前記特定
の識別情報の組合せが成立する条件を満たしていないも
のになっている場合がある。たとえば、前記複数の可変
表示部のそれぞれの停止時の識別情報がすべて奇数の同
数(ゾロ目)となっている場合にのみ前記特定の識別情
報の組合せが成立し所定の遊技価値が付与可能となるよ
うに定められている場合において、最初に停止した可変
表示部の表示結果が偶数であった場合には、すでにその
時点で前記特定の識別情報の組合せが成立する可能性が
なくなっているのである。ところが、従来の遊技機にお
いては、前記特定の識別情報の組合せが成立する条件が
満たされなくなっているにもかかわらず残りの可変表示
中の可変表示部を通常どおり順番に停止制御させるとい
う無駄な制御を行なっていた。つまり、前記複数の可変
表示部をその停止時期を異ならせて停止させるそもそも
の目的は、前記複数の可変表示部が停止制御されるごと
に遊技者の遊技価値の獲得への期待感を段階的に向上さ
せ、最終的に大きな興奮を与えんとするためであり、特
定の識別情報の組合せが成立する条件を満たさなくなっ
た時点以降においてはそもそも前記複数の可変表示部の
停止時期を異ならせて停止させるという通常停止制御を
引続き行なうこと自体無駄な制御となるのである。その
結果、その無駄な通常停止制御が行なわれている期間中
遊技者は前記特定の識別情報の組合せが成立する可能性
のない遊技状態に甘んじなければならず、遊技に対する
苛立ちや不満を感じる不都合が生ずる虞がある。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、請求項1および請求項2に記載の本発明の
目的は、複数の可変表示部の一部がまだ可変表示してい
る段階で、所定の遊技価値を付与可能となる特定の識別
情報の組合せが成立する条件を満たさなくなったにもか
かわらず、残りの可変表示中の可変表示部を引続き通常
どおり制御するという停止制御に際しての無駄を極力回
避することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を
複数有する可変表示装置を含み、前記可変表示部の可変
停止時の表示結果が予め定める特定の識別情報の組合せ
になった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機
であって、前記複数の可変表示部を可変表示させた後、
前記複数の可変表示部を停止時期を異ならせて停止制御
させる通常停止制御が可能な可変表示制御手段と、前記
複数の可変表示部の一部がまだ可変表示している段階
で、停止している可変表示部の表示結果が前記特定の識
別情報の組合せが成立する条件を満たしていないことを
必要条件として、以降の可変表示中の可変表示部を前記
通常停止制御に比べて早期に停止させる早期停止制御手
段とを含むことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の本発明は、複数種類の識
別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表
示装置を含み、前記可変表示部の可変停止時の表示結果
が予め定める特定の識別情報の組合せになった場合に所
定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、前記複
数の可変表示部を可変表示させた後停止制御可能な手段
であって、可変表示中の前記複数の可変表示部を停止時
期を異ならせて停止させて表示結果を導出させる通常停
止制御が可能な可変表示制御手段と、前記複数の可変表
示部の一部がまだ可変表示している前記通常停止制御の
途中段階で、停止している可変表示部の表示結果が前記
特定の識別情報の組合せが成立する条件を満たしていな
いことを必要条件として、以降の可変表示中の可変表示
部についての前記通常停止制御を打ち切って次回の可変
表示部の可変表示を開始可能とする次回可変表示移行手
段とを含むこと特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、複数の可変
表示部が可変表示された後、その複数の可変表示部の停
止時期を異ならせて停止制御させる通常停止制御が行な
われる。そして、複数の可変表示部の停止時の表示結果
が予め定められた特定の識別情報の組合せになった場合
に所定の遊技価値が付与可能となる。さらに、その複数
の可変表示部の一部がまだ可変表示している段階で、停
止している可変表示部の表示結果が前記特定の識別情報
の組合せが成立する条件を満たしていないことを必要条
件として、以降の可変表示中の可変表示部が前記通常停
止制御に比べて早期に停止制御される。
【0008】つまり、複数の可変表示部の停止制御の途
中で、所定の遊技価値の付与が可能となる特定の識別情
報の組合せが成立する条件をすでに満たさなくなった場
合には、残りの可変表示中の可変表示部が通常停止制御
に比べて早期に停止制御される。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば、複数の
可変表示部が可変表示された後、その複数の可変表示部
が停止時期を異ならせて停止制御される通常停止制御が
行なわれる。そして、複数の可変表示部の停止時の表示
結果が予め定められた特定の識別情報の組合せになった
場合に所定の遊技価値が遊技者に付与可能となる。さら
に、複数の可変表示部の一部がまだ可変表示されている
通常停止制御の途中段階で、停止している可変表示部の
表示結果が前記特定の識別情報の組合せが成立する条件
を満たしていないことを必要条件として、以降の可変表
示中の可変表示部の前記通常停止制御が打ち切られて次
回の可変表示部の可変表示が開始可能となる。
【0010】つまり、複数の可変表示部の通常停止制御
の途中で、所定の遊技価値が付与可能となる特定の識別
情報の組合せが成立する条件をすでに満たさなくなった
場合には、残りの可変表示中の可変表示部を引続き通常
停止制御することが省略され、次回の可変表示制御に移
行可能となる。
【0011】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0012】第1実施例 図1は、本発明に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機1を示す全体正面図である。
【0013】パチンコ遊技機1の前面枠2には扉保持枠
3が設けられており、この扉保持枠3にガラス扉枠4が
開閉自在に取付けられている。また、前記前面枠2には
前面板5が開閉自在に設けられており、その前面板5に
打球供給皿6が設けられている。パチンコ遊技機1の右
下隅には、打球操作ハンドル9が設けられており、遊技
者がこの打球操作ハンドル9を操作することにより、前
記打球供給皿6内に供給されたパチンコ玉が1つずつ弾
発発射され、打球誘導レール12aと遊技領域形成レー
ル12bと間を通ってパチンコ玉が遊技盤11で形成さ
れた遊技領域13内に打込まれる。
【0014】遊技領域13には、可変表示装置14が設
けられているとともに、その下方に可変入賞球装置20
が配設されている。そして、遊技領域13に設けられて
いる始動通過領域の一例である始動入賞口27a,27
b,27cに打込玉が入賞することにより、前記可変表
示装置14の可変表示部の一例の識別情報表示部15
a,15b,15cが可変表示される。なお、本実施例
では、識別情報表示部15a〜15cが3個設けられた
ものを示したが、識別情報表示部が2個または4個以上
のものであってもよい。さらに、複数の識別情報表示部
を、可変表示部とその可変表示部の停止時の表示結果を
表示する結果表示部とで構成してもよい。この可変表示
装置14は、可変開始されてから所定時間の経過または
所定時間の経過以前に遊技者が停止操作ボタン8を押圧
操作することに基づいて停止制御される。その停止制御
は、まず左の識別情報表示部15aが停止され、一定時
間(たとえば5秒)経過した後に右の識別情報表示部1
5cが停止され、さらに一定時間(たとえば5秒)経過
した後に中央の識別情報表示部15bを停止制御させ、
左右中央の順番で行なわれる。なおこの停止順序は左右
中央以外の順序であってもよい。また前記停止操作ボタ
ン8は必ずしも設けなくてもよい。この可変表示装置1
4は、通常時可変表示させておき始動入賞により改めて
可変開始するものであってもよい。その場合には、始動
入賞により可変表示の明るさや速さを切換えて可変開始
を報知するように構成することが望ましい。また、可変
表示装置14は、通常時可変表示させておき始動入賞に
より改めて可変開始させることなく各識別情報表示部1
5a〜15cを停止時期を異ならせて停止制御するもの
であってもよい。そして、この可変表示装置14の停止
時の表示結果が予め定められた特定の識別情報の組合わ
せになれば、大当り状態が発生し可変入賞球装置20の
開閉板22を開成させて打込玉が入賞しやすい遊技者に
とって有利となる大当り制御が開始される。この開閉板
22を開成させる大当り制御は、所定時間(たとえば3
0秒間)の経過またはパチンコ玉の所定個数(たとえば
10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立する
まで行なわれる。そして、前記開閉板22が開成してい
る最中に打込玉が可変入賞球装置20内に進入し特定入
賞口(Vポケット)23内に入賞すれば、開閉板22を
開成する制御が再び繰返し継続されるのであり、この繰
返し継続制御の上限は10回と定められている。なお、
この繰返し継続制御の上限は10回に限らない。さら
に、大当り状態の発生に伴う開閉板22の開成制御は、
所定時間の経過のみまたはパチンコ玉の所定個数の入賞
のみで終了させてもよく、さらに、前記開成時間や入賞
個数の上限は前記実施例以外のものであってもよい。こ
の可変入賞球装置内にパチンコ玉が入賞することに基づ
いて、1個の入賞につき所定個数(たとえば13個)の
賞品玉が打球供給皿6内に払出される。この可変入賞球
装置20により、前記複数の可変表示部の停止時の表示
結果が予め定められた特定の識別情報の組合わせになっ
たことに基づいて所定の遊技価値を付与する遊技価値付
与手段が構成されている。なお、この遊技価値付与手段
は、大当りの発生により所定数の賞品玉や得点を直接遊
技者に与えるものであってもよい。この可変入賞球装置
20は、開閉板22が前方に開成するものを示したが、
本発明はこれに限らずたとえば左右方向に開閉する1対
の開閉翼片や左右方向に摺動する1対の摺動片が設けら
れたものであってもよい。
【0015】大当り状態を発生させるための前記可変表
示装置14の特定の識別情報は、たとえば、「777」
「FEVER FEVER FEVER」「BAR B
ARBAR」「SANKYO SANKYO SANK
YO」の4種類であり、それら4種類の識別情報が、横
方向3列および対角線上に2列の5ライン上に成立すれ
ば大当り状態が発生する。結局、大当りとなる特定の識
別情報の組合わせは、4種類×5ライン=20通りとな
る。さらに、1つの識別情報表示部には16種類の識別
情報が付されているため、大当りが発生する確率は、2
0/163 =1/204.8となる。なお、この大当り
の確率は本実施例に限定されない。さらに、前記大当り
以外に、付与される遊技価値が比較的小さい中当りや小
当りを設けてもよい。
【0016】前記可変表示装置14が可変表示されてい
る最中にパチンコ玉が再び始動入賞口27a〜27cに
入賞すれば、後述するようにその始動入賞が記憶され、
可変表示装置14が停止した後に前記始動入賞記憶に基
づいて再び可変表示装置14が可変表示される。この始
動入賞記憶の上限値はたとえば「4」に定められてい
る。
【0017】前記遊技領域13には、通常の入賞口32
a,32b,33a,33bが設けられているととも
に、いずれの入賞口にも入賞しなかったアウト玉が回収
されるアウト口34が形成されている。
【0018】前記打球供給皿6の下方には余剰球受皿1
0が設けられており、打球供給皿6でパチンコ玉が満杯
となりそれ以上貯留できなくなった場合にその余剰玉が
余剰球受皿10内に放出されるように構成されている。
【0019】図中、36a,36b,35a,35bは
遊技効果ランプであり、たとえば大当り状態の発生時等
に点灯または点滅して遊技効果を高めるように構成され
ている。7はスピーカであり、たとえば大当り状態が発
生したときに効果音を発生させたり、不正遊技が行なわ
れた場合に警報音を発生したりする。なお、遊技機の一
例としてはスロットマシンでもよい。
【0020】図2は、遊技領域13およびその遊技領域
13に配設された各種装置を示す正面図である。
【0021】遊技領域13に配設された可変表示装置1
4には、前記特定の識別情報の組合わせが成立した当り
ラインを表示するための当りライン表示器17a〜17
fが設けられており、識別情報表示部15a〜15cが
停止した後に、前記特定の識別情報の組合わせが成立し
た場合には、その成立した当りラインの両端に位置する
当りライン表示器を点灯または点滅させて遊技者に当り
ラインを表示できるように構成されている。さらに、可
変表示装置14には始動入賞記憶表示器16a〜16d
が設けられており、前記始動入賞の記憶値を表示し得る
ように構成されている。図中18は開成回数表示器であ
り、可変入賞球装置20の開閉板の開閉回数が表示され
る。
【0022】可変入賞球装置20には、入賞空間21が
形成されており、その入賞空間21が開閉板22で開閉
可能に構成されている。入賞空間21内には、特定入賞
口23と通常入賞口24a,24bが形成されていると
ともに、入賞個数表示器25が設けられている。この入
賞個数表示器25により、可変入賞球装置20の入賞空
間21内に入賞したパチンコ玉の個数が表示される。さ
らに可変入賞球装置20には、通過口26が設けられて
おり、この通過口26を通過したパチンコ玉が下方の始
動入賞口27bに入賞し得るように構成されている。前
記開閉板22の閉成状態では、上方から落下してきて開
閉板22の横脇を通過するパチンコ玉Pが図示一点鎖線
で示すようにそのまま下方に落下するのであるが、開閉
板22が図示するように開成している状態では、パチン
コ玉Pが開閉板22の横端部分に衝突してその落下方向
が変えられ、図示太矢印方向に落下経路が変換され、入
賞規制部材28aの規制片30a(互いに玉が通過可能
な間隔で形成されている)で誘導されながら始動入賞口
27aの上部近傍に達し、始動入賞口27aに入賞した
り入賞しなかったりする。同様に、開閉板22の右脇を
通過するパチンコ玉も、開閉板22が開成している状態
では、その落下軌跡が変更されて入賞規制部28bの規
制片30bで誘導されながら始動入賞口27cの上部近
傍に達し、始動入賞口27cに入賞しやすくなる。つま
り、開閉板22の開成時には、閉成時に比べて始動入賞
口27a,27cの上部近傍に達する打玉が増えるの
で、それによって始動入賞口27a,27cへの打玉の
入賞率が向上する。なお、規制片30a,30bは、取
付基板29a,29bとカバー板31a,31bとの間
に固設されており、規制片30a,30bの調整による
始動入賞口27a,27cへの打玉の入賞率の調整は不
可能となっている。
【0023】図中、32a,32b,33a,33bは
入賞口、35a,35bは遊技効果ランプ、12aは打
球誘導レール、12bは遊技領域形成レール、34はア
ウト口である。
【0024】図3は、パチンコ遊技機1の内部構造を示
す全体背面図である。図中50は打球発射装置であり、
遊技者の打球操作ハンドル9(図1参照)の操作に基づ
いて作動し、パチンコ玉を1つずつ遊技領域13内に打
込むように構成されている。遊技盤11の後方側には機
構板44が配設されており、その機構板に景品玉払出機
構48が設けられている。図中37は入賞玉集合カバー
体であり、各種入賞口から入賞した入賞玉を誘導し入賞
玉集合樋46上に導くためのものである。そして入賞玉
集合樋46上に導かれた入賞玉は入賞玉処理機構47に
供給され、その入賞玉ごとに前記景品玉払出機構48を
作動させて入賞玉1個に対し所定個数(たとえば13
個)の賞品玉が払出されるように構成されている。図中
39は可変表示装置14の後方を覆うドラム機構収納ボ
ックスである。40は、前記可変入賞球装置20の開閉
板22を開閉駆動するためのソレノイドである。なお、
開閉板22をソレノイドの代わりにモータにより開閉駆
動させてもよい。41は特定入賞玉検出器であり、前記
特定入賞口23(図1参照)に入賞した入賞玉を検出す
るためのものである。42は入賞個数検出器であり、可
変入賞球装置内に入賞した入賞玉を検出するためのもの
である。43a,43b,43cは始動入賞玉検出器で
あり、始動入賞口27a,27b,27c(図1参照)
にそれれぞれ入賞した入賞玉を検出するためのものであ
る。49は制御基板ボックスである。38は中継端子板
であり、ゲーム制御に関する電気的装置と制御基板との
接続を中継するものであり、入賞玉集合カバー体37に
設けられている。なお45は開口である。 図4は、可
変表示装置14の内部構造を示す斜視図である。ドラム
機構収納ボックス39内には、回転ドラム53a,53
b,53cが設けられている。この回転ドラム53a,
53b,53cは、それぞれに、ステッピングモータ5
2a,52b,52cにより回転されるように構成され
ている。前記ステッピングモータ52a〜52cは、そ
れぞれにモータ取付板51a〜51cに取付けられてい
る。また、回転ドラム53a〜53cには、ドラム位置
を検出するための切欠部54a〜54cがそれぞれに形
成されている。ドラム機構収納ボックス39の前記切欠
部54a〜54cに対応する位置には、透孔55a〜5
5cがそれぞれ形成され、その透孔55a〜55cに、
ドラム位置検出器(ホトトランジスタ)57a〜57c
がそれぞれ挿入される。このドラム位置検出器(ホトト
ランジスタ)57a〜57cは、回路基板56に設けら
れている。そして、前記ドラム位置検出器57a〜57
cによりそれぞれの切欠部54a〜54cを検出するこ
とにより、それぞれの回転ドラム53a〜53cの回転
角度が検出可能となる。
【0025】なお図中58は中継端子板であり、前記回
路基板56と配線により接続されている。
【0026】図5は、パチンコ遊技機に使用されている
制御回路を示すブロック図である。マイクロコンピュー
タ60は以下に述べるような各種機器の動作を制御する
機能を有する。このため、マイクロコンピュータ60
は、たとえば数チップのLSIで構成されており、その
中には制御動作を所定の手順で実行することのできるM
PU61と、MPUの動作プログラムデータを格納する
ROM62と、必要なデータの書込みおよび読出しがで
きるRAM63とを含む。
【0027】さらに、マイクロコンピュータ60は入力
信号を受けてMPU61に入力データを与えるとともに
MPU61からの出力データを受けて外部に出力する入
出力回路64と、MPU61から音データを受けるサウ
ンドジェネレータ65と、電源投入時にMPU61にリ
セットパルスを与えるパワーオンリセット回路66と、
MPU61にクロック信号を与えるクロック発生回路6
7と、クロック発生回路67からのクロック信号を分周
してリセットパルスを定期的(たとえば2msec毎)
にMPU61に与えるパルス分周回路(定期リセット回
路)68と、MPU61からのアドレスデータをデコー
ドするアドレスデコード回路69とを含む。
【0028】アドレスデコード回路69はMPU61か
らのアドレスデータをデコードし、ROM62,RAM
63,入出力回路64,サウンドジェネレータ65にそ
れぞれチップセレクト信号を与える。
【0029】なお、この実施例では、ROM62は、そ
の内容の書換え、すなわち、必要が生じた場合には、そ
の中に格納されたMPU61のためのプログラムデータ
を変更することができるようにプログラマブルROMが
用いられる。そして、MPU61がこのROM62内に
格納されたプログラムデータに従って、かつ以下に述べ
る各制御信号の出力に応答して、種々の機器に対し制御
信号を与える。 マイクロコンピュータ60は、入力信
号として、次のような信号が与えられる。
【0030】まず、遊技者の停止操作ボタン8(図1参
照)の押圧操作に伴って停止操作検出器8aがONにな
り、それに応答して検出回路70から停止操作信号がマ
イクロコンピュータ60に与えられる。パチンコ玉の始
動入賞に伴って始動入賞玉検出器43a〜43cがON
したことに応答して、検出回路71から始動入賞玉検出
信号がマイクロコンピュータ60に与えられる。この始
動入賞玉検出信号に基づいて可変表示装置の可変表示部
が可変表示開始されるのである。この始動入賞玉検出器
43a〜43cおよび検出回路71により、前記可変表
示部の可変表示を開始するための予め定められた開始条
件が成立したことに基づいて開始指令信号を発生する開
始指令信号発生手段が構成されている。パチンコ玉が特
定入賞口23(図2参照)入賞したことに伴って特定入
賞玉検出器41がONになり、それに応答して検出回路
72から特定入賞玉検出信号がマイクロコンピュータ6
0に与えられる。パチンコ玉が可変入賞球装置20の入
賞空間21内に入賞したことに伴って入賞個数検出器4
2がONになり、それに応答して検出回路73から入賞
個数検出信号がマイクロコンピュータ60に与えられ
る。左ドラム位置検出器57a,中ドラム位置検出器5
7b,右ドラム位置検出器57cがそれぞれ切欠部54
a,54b,54cを検出することに伴って、検出回路
74からそれぞれの検出信号がマイクロコンピュータ6
0に入力される。
【0031】次に、マイクロコンピュータ60は以下の
回路および装置に制御信号を与える。まず、モータ駆動
回路75を介してそれぞれのステッピングモータ52a
〜52cにモータ駆動用制御信号を与える。これによ
り、ステッピングモータ52a〜52cが駆動制御さ
れ、それぞれの回転ドラム53a〜53cが回転制御さ
れることになり、可変表示部(識別情報表示部15a〜
15c)が可変表示および停止制御される。このモータ
駆動回路75およびマイクロコンピュータ60により、
予め定められた可変開始条件の成立に基づいて前記複数
の可変表示部を可変表示させた後、前記複数の可変表示
部を停止時期を異ならせて停止制御する通常停止制御が
可能な可変表示制御手段が構成されている。ソノイド駆
動回路76を介してソレノイド40にソレノイド励磁用
制御信号を与える。ランプ駆動回路77を介してそれぞ
れのランプ35a,35b,36a,36bにランプ点
灯用制御信号を与える。また、LED駆動回路78を介
して、各始動入賞記憶表示器16a〜16dおよび当り
ライン表示器17a〜17fにそれぞれ表示制御信号を
与える。セグメントLED駆動回路79を介して、入賞
個数表示器25に入賞個数表示用制御信号を与えるとと
もに、開成回数表示器18に開成回数表示用制御信号を
与える。さらに、アンプ80を介してスピーカ7に音発
生用制御信号を与える。なお、前記各種機器および制御
回路には電源回路81から所定の直流電流が供給され
る。
【0032】図6ないし図10は、図5に示した制御回
路の動作を説明するためのフローチャートである。図6
はメインルーチンを示し、前記パルス分周回路68から
たとえば2msec毎に発振されるリセットパルスが与
えられるごとに1回実行される。図6に示したステップ
S(以下単にSという)5のモータコントロール処理は
後述する図7に示し、S6のスイッチチェック処理は後
述する図8ないし図10に示す。なお、S3およびS4
の詳細は省略する。次に、S8により、停止図柄決定用
カウンタのカウントアップがなされるが、このS8の処
理は、リセット待ち時間(S1〜S7までのメイン処理
が済んでからリセットパルスが入力されるまでの時間)
の間繰返し行なわれる。なお、メイン処理(S1〜S
7)1回の処理時間が遊技状態によって変化するため、
S8の処理回数は一定ではない。そしてS8の処理が1
回なされるごとに停止図柄決定用カウンタが「+1」ず
つカウントアップされる。この停止図柄決定用カウンタ
は16進カウンタで構成され、000〜FFFまでの4
096通りの値をとり得るようになっており、上位から
右ドラム,中ドラム,左ドラムの順に各ドラムに対応し
ている。
【0033】図7は、前記S5により定義されたサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。S9な
いしS11により、モータ減速フラグ,モータ定速フラ
グならびにモータ加速フラグのそれぞれがセットされて
いるか否かの判断がなされ、それらすべてのフラグがセ
ットされていない場合にはS12に進む。ここに、モー
タ減速フラグとは、回転ドラムを回転駆動するためのス
テッピングモータ53a〜53c(図4参照)をスムー
ズに減速させるためのものであり、後述するS24によ
りセットされS49によりクリアされるものである。モ
ータ定速フラグとは、前記ステッピングモータを一定の
速度で回転させるためのものであり、後述するS20に
よりセットされS24によりクリアされるものである。
また、モータ加速フラグとは、前記ステッピングモータ
をスムーズに加速させるためのものであり、後述するS
18によりセットされS20によりクリアされるもので
ある。
【0034】S12では、大当りフラグがセットされて
いるか否かの判断がなされる。この大当りフラグは後述
するS47によりセットされるものである。そして大当
りフラグが既にセットされている場合にはそのままサブ
ルーチンプログラムが終了するが、未だにセットされて
いない場合にはS13に進み、始動記憶カウンタが
「0」か否かの判断がなされ、「0」である場合にはそ
のままサブルーチンプログラムが終了するが「0」でな
い場合にはS14に進み、はずれインターバルタイマが
終了したか否かの判断がなされる。このはずれインター
バルタイマは、可変表示装置の停止時の識別情報がはず
れの場合にそれを遊技者に認識させるために必要となる
1秒程度の時間を計時するためのものであり、後述する
S48によりセットされるものである。そしてこのはず
れインターバルタイマが未だに終了していない場合には
そのままサブルーチンプログラムが終了する。このはず
れインターバルタイマが終了しない間はこのサブルーチ
ンプログラムが実行される毎にS14によりNOの判断
がなされるが、はずれインターバルタイマが終了した段
階でS14によりYESの判断がなされてS15に進
み、停止図柄データ記憶エリアのエリア1の停止図柄デ
ータを呼出して別のエリアに記憶する処理がなされる。
この停止図柄データ記憶エリアとは、後述するS57の
処理に従って停止図柄決定用カウンタの現在のカウント
値を記憶するエリアであり、始動記憶カウンタの値(1
〜4)に対応する記憶エリアを有する。そして、後述す
るように始動入賞時における停止図柄決定用カウンタの
値(S8参照)が始動記憶カウンタの値に対応する記憶
エリアに記憶され、たとえば、その始動入賞時の始動記
憶カウンタの値が「3」であった場合には3番目のエリ
アに記憶されることになる。そして、S15により、停
止図柄データ記憶エリアのエリア1の停止図柄データす
なわち記憶されている始動入賞のうち一番古い始動入賞
停止図柄データが呼出されて別エリアに記憶される。こ
の別エリアに記憶されるものは、今回の可変表示におけ
る予定停止図柄のデータということになる。次にS16
に進み、始動記憶カウンタを1減算し、S17により停
止図柄データ記憶エリアの記憶内容をそっくり4から1
の方向に1つずつシフトさせる。たとえば今まで停止図
柄データ記憶エリアのエリア2に記憶されていた停止図
柄データがこのS17の処理がなされると停止図柄デー
タ記憶エリアのエリア1に記憶されていることとなる。
次にS18に進み、基本タイマのセット,モータ加速フ
ラグのセットならびにモータ加速パターンデータのセッ
トがなされる。この基本タイマは可変表示装置の自動停
止の場合の基本時間を計時するためのものであり、たと
えば4.9秒程度の時間を計時する。またモータ加速パ
ターンデータとは、所定時間をかけてモータをスムーズ
に加速するためのデータである。次にS43に進み、ス
テッピングモータのステップ数をカウントする処理がな
されてサブルーチンプログラムが終了する。
【0035】このモータコントロールのサブルーチンプ
ログラムはたとえば2msec毎に1回実行されるので
あり、前回の実行に際してS18により既にモータ加速
フラグがセットされているために、今回の実行に際して
はS11によりYESの判断がなされてS19に進む。
S19では、モータ加速パターンデータが終了したか否
かの判断がなされる。このモータ加速パターンデータが
終了するまでS19によりNOの判断がなされ、S43
に進みステップ数のカウントがなされてサブルーチンプ
ログラムが終了する。そしてステッピングモータが十分
加速されてモータ加速パターンデータが終了したと判断
された場合にはS20に進み、モータ加速フラグがクリ
アされるとともにモータ定速フラグがセットされてS4
3に進む。
【0036】そしてそれ以降のモータコントロールサブ
ルーチンプログラムが実行されるに際しては、既にS2
0によりモータ定速フラグがセットされているために、
S10によりYESの判断がなされてS21に進み、基
本タイマが終了したか否かの判断がなされる。この基本
タイマは前記S18によりセットされているものであ
り、終了していない段階ではS22に進みストップフラ
グがセットされているか否かの判断がなされ、ストップ
フラグがセットされていない場合にはS43に進む。こ
のストップフラグは、遊技者の停止操作ボタン8(図1
参照)の押圧操作に基づいて後述するS64によりセッ
トされるものである。そして、基本タイマが終了するか
またはその終了以前において遊技者が停止操作ボタン8
(図1参照)を押圧操作した場合にS23に進み、以降
の可変表示装置の停止制御が行なわれる。まず、S23
により図柄途中か否かの判断がなされる。このS23に
よる判断は、停止条件の成立時に図柄が中心位置にない
場合にその中心位置に図柄が来るまで待つためのもので
あり、図柄が中心位置に来た段階でNOの判断がなされ
てS24に進む。S24では、ストップフラグのクリ
ア,モータ定速フラグのクリア,ならびにモータ減速フ
ラグのセットの処理がなされる。そしてS25に進み、
別エリア(S15参照)の左図柄用の値が大当り条件を
満足するか否かの判断がなされる。別エリアの左図柄用
の値が、「7」「FEVER」「BAR」「SANKY
O」のいずれかの大当り表示に相当するものであった場
合にはS25によりYESの判断がなされてS27に進
む。S27では、別エリアの左右図柄用の値が大当り条
件を満足するか否かの判断がなされ、満足する場合には
S29に進み、現在図柄と予定停止図柄とに基づいて各
モータの減速パターンデータを選択しセットする処理が
なされてS43に進む。現在図柄とは、S29の処理が
行なわれる段階で可変表示装置の中央表示ラインに位置
する図柄のデータであり、予定停止図柄とは、前記S1
5により別エリアに記憶されている停止図柄データであ
る。各ステッピングモータの減速パターンデータが選択
セットされれば、各ステッピングモータが同時に減速パ
ターンに入るように構成されている。また、この減速パ
ターンデータは、各モータに対応して16通りずつ予め
用意されている。またどのような組合わせで停止させる
場合であっても必ず左ドラム用のステッピングモータ5
3a、右ドラム用のステッピングモータ53c、中央の
ドラム用のステッピングモータ53bの順で停止するよ
うに設定されている。このS29によってセットされた
各モータの減速パターンデータに従い、各モータがそれ
ぞれ所定の時間差を有しながら順次停止制御される。
【0037】一方、S25により別エリアの左図柄用の
値が大当り条件を満足していない場合にはS26に進
み、現在図柄と別エリアの左図柄用の値に基づいて左ド
ラム用のステッピングモータAの減速パターンデータを
選択しセットし、右ドラム用のステッピングモータC,
中央ドラム用のステッピングモータBを最も短時間で停
止できる減速パターンデータを選択しセットする処理が
なされてS43に進む。つまり、最初に停止制御される
左の可変表示部で表示される識別情報が大当り条件を満
足していないものである場合には、その左ドラムは通常
通り停止制御されるのであるが、後の右ドラムおよび中
央ドラムは最も短時間で停止制御されるのである。次
に、S27により、別エリアの左右図柄用の値が大当り
条件を満足していない場合にはS28に進み、現在図柄
と別エリアの左右図柄用の値に基づいて左ドラム用のス
テッピングモータA,右ドラム用のステッピングモータ
Cの減速パターンデータを選択しセットし、中央ドラム
用のステッピングモータBを最も短時間で停止できる減
速パターンデータを選択しセットしてS43に進む。つ
まり、左の可変表示部の停止図柄は大当り条件を満足す
るが右の可変表示部の停止図柄は左との組合せにおいて
大当り条件を満足しない場合にはS27によりNOの判
断がなされ、左および右のドラムは通常通り順次停止制
御されるが中央のドラムは最も短時間で停止制御され
る。このように、S26の場合には左図柄S28の場合
には左右図柄について、始動入賞時に選んだデータに基
づいて停止制御されるが、残りについては、始動入賞時
に選んだデータに関係なく、用意されている減速パター
ン(本実施例では16種類)のうち最も短時間で停止で
きる減速パターンデータを選択する。このように、第1
実施例では、最初に停止する識別情報表示部に表示され
る表示内容については始動入賞時に決定された表示内容
となるようにしたが、最初に停止するものについても、
決定された表示内容がはずれである場合に、はずれとな
る範囲内で最も短時間で停止できる表示内容に変更する
ようにしてもよい。また、はずれが確定した時点で可変
表示中の識別情報表示部が複数ある場合に、その残りの
可変表示部を同時あるいはほぼ同時に停止させてもよ
い。S25ないしS28により、前記複数の可変表示部
の一部がまだ可変表示している段階で、停止している可
変表示部の表示結果が前記特定の識別情報の組合せが成
立する条件を満たしていないことを必要条件として、以
降の可変表示中の可変表示部を前記通常停止制御に比べ
て早期に停止させる早期停止制御手段が構成されてい
る。
【0038】前記S24によりモータ減速フラグがセッ
トされるため、次回のモータコントロールサブルーチン
プログラムの実行に際しては、S9よりYESの判断が
なされてS30に進む。S30ではステッピングモータ
A減速パターンデータが終了したか否かの判断がなさ
れ、終了していない場合にはS31に進み、今回終了す
るか否かの判断がなされ、今回終了しない場合にはS4
3に進む。そして今回終了する場合にはS32に進み、
ステッピングモータAを停止制御させた後にS43に進
む。そして次回のモータコントロールサブルーチンプロ
グラムの実行に際しては、ステッピングモータAの減速
パターンデータが終了するために、S30によりYES
の判断がなされS33に進み、ステッピングモータCの
減速パターンデータが終了したか否かの判断がなされ、
未だに終了していない場合にS34に進み、今回終了す
るか否かの判断がなされ、今回終了する場合にはS35
に進む。S35では、ステッピングモータCを停止制御
し、S36に進み、左右の停止図柄が大当り条件を満足
するか否かの判断がなされ、満足していない場合にはそ
のままS43に進むが、満足している場合にはS37に
進み、リーチフラグをセットした後にS43に進む。こ
のS36によりYESの判断がなされる場合の具体例と
しては、たとえば大当りの図柄の組合わせが「777」
である場合に、左ドラムおよび右ドラムの停止時の図柄
がともに「7」であった場合である。
【0039】次回モータコントロールサブルーチンプロ
グラムの実行に際しては、S33によりYESの判断が
なされてS38に進むこととなり、ステッピングモータ
B減速パターンデータが終了したか否かの判断がなさ
れ、未だに終了していない場合にはS39に進み今回終
了するか否かの判断がなされ、今回終了する場合にはS
40に進み、リーチフラグがセットされているか否かの
判断がなされる。リーチフラグがセットされていない場
合にはS45に進みそのままステッピングモータBの停
止制御がなされるが、S37に従ってリーチフラグがセ
ットされている場合にはS41に進み、3回転増データ
のセットがなされてS43に進む。この3回転増データ
がセットされることにより、中央の回転ドラムがゆっく
りと通常より長い時間回転することとなり、遊技者の期
待感をより一層盛り上げる効果が期待できる。次回のモ
ータコントロールサブルーチンプログラムの実行に際し
ては、S39によりYESの判断がなされてS42に進
み、3回転増データが終了したか否かの判断がなされ
る。そして未だに終了していない場合にはS42により
NOの判断がなされるのであり、3回転増データが終了
するまでの間モータコントロールサブルーチンプログラ
ムが実行される毎にS42によりNOの判断がされ続け
ることになる。そして3回転増データが終了した段階で
S42によりYESの判断がなされてS44に進み、リ
ーチフラグをクリアしてS45に進み、ステッピングモ
ータBの停止制御がなされる。そしてS46に進み、左
中右の停止図柄が大当り条件を満足するか否かの判断が
なされ、大当り条件を満足している場合にはS47に進
み、大当りフラグをセットし、大当りインターバルタイ
マをセットする。この大当りインターバルタイマは、可
変入賞球装置20(図1参照)の開閉板22が開成する
までの待ち時間である。次にS49に進み、モータ減速
フラグがクリアされてサブルーチンプログラムが終了す
る。一方、左,中,右の停止図柄が大当り条件を満足し
ていない場合にはS48に進み、はずれインターバルタ
イマがセットされてS49に進む。一方、大当りフラグ
がセットされた場合には、それに基づいて可変入賞球装
置の開閉板22(図1参照)を開成制御するためにソレ
ノイド40をコントロールするのであるが、そのソレノ
イドのコントロール処理のプログラムは省略する。この
ソレノイドのコントロール処理のプログラムにおいて、
大当り制御が終了すれば前記S47によりセットされた
大当りフラグがクリアされる。
【0040】図8は、前記S6で定義されたスイッチチ
ェック処理のうちスタートスイッチチェックのサブルー
チンプログラムを示すフローチャートである。S50に
より、スタートスイッチ(始動入賞玉検出器43a〜4
3c)がONになっているか否かの判断がなされる。そ
してパチンコ玉が始動入賞口27a〜27cのいずれか
に入賞すれば、S50によりYESの判断がなされてS
52に進み、スタートスイッチチェックカウンタが最大
か否かの判断がなされる。このスタートスイッチチェッ
クカウンタは、このスタートスイッチチェックサブルー
チンプログラムが実行される毎にS53により「1」ず
つ加算されるものであり、その最大値はたとえば「25
5」である。そして未だに最大に達していない場合にS
53に進み、チェックカウンタが1インクリメントさ
れ、S54に進み、スタートスイッチチェックカウンタ
=「3」であるか否かの判断がなされる。そして未だに
「3」に達していない場合にはそのままサブルーチンプ
ログラムが終了するが、「3」に達した場合にはS55
に進み、始動記憶カウンタ=「4」であるか否かの判断
がなされる。始動記憶カウンタの上限値は「4」である
ため、既にその上限値である「4」に達している場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了するのである
が、未だに「4」に達していない場合にはS56に進
み、始動入賞が発生したことに伴う始動記憶カウンタの
「1」の加算処理がなされる。次にS57では、停止図
柄決定用カウンタの現在のカウント値を停止図柄データ
として始動記憶カウンタの値に対応する停止図柄データ
記憶エリアに記憶する処理がなされる。たとえば、始動
記憶カウンタが「1」の場合には、停止図柄データ記憶
エリアのエリア1に現在のカウント値に対応する停止図
柄データが記憶される。なお、始動記憶カウンタの値に
対応する停止図柄データ記憶エリアとは、始動記憶カウ
ンタの値が「1」の場合にはエリア1となり、始動記憶
カウンタが「2」である場合にはエリア2となり、始動
記憶カウンタが「3」である場合にはエリア3となり、
始動記憶カウンタが「4」である場合はエリア4とな
る。次にS50によりスタートスイッチがONになって
いないと判断された場合にはS51に進み、スタートス
イッチチェックカウンタをクリアしてそのままサブルー
チンプログラムが終了する。結局、このスタートスイッ
チチェックサブルーチンプログラムが3回実行されてそ
の3回ともスタートスイッチがONになっている場合に
のみS54によりYESの判断がなされてS55以降の
処理がなされるのであり、遊技場に発生するノイズ等に
より瞬間的にスタートスイッチがONになったとしても
直ちにS55以降の処理が行なわれないようにし、ノイ
ズによる誤動作を極力防止し得るように構成されてい
る。前記S56に述べた始動記憶カウンタにより、前記
可変表示部が可変表示されている最中に前記可変開始条
件が再び成立したことを記憶する記憶手段が構成されて
いる。
【0041】図9は、前記S6に示したスイッチチェッ
ク処理のうちストップスイッチチェック処理のサブルー
チンプログラムを示すフローチャートである。遊技者が
停止操作ボタン8(図1参照)を押圧操作すれば、スト
ップスイッチがONになりS58によりYESの判断が
なされてS60に進み、ストップスイッチチェックカウ
ンタが最大になっているか否かの判断がなされる。この
ストップスイッチチェックカウンタは、このストップス
イッチチェックサブルーチンプログラムが実行される毎
にS61により「1」ずつ加算されるものであり、その
最大値はたとえば「255」である。そしてストップス
イッチチェックカウンタが未だに最大になっていない場
合にはS61に進み、ストップスイッチチェックカウン
タを「1」インクリメントし、S62に進む。S62で
は、ストップスイッチチェックカウンタ=「3」である
か否かの判断がなされ、未だに「3」になっていない場
合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、
「3」になっている場合にはS63に進み、モータ定速
フラグがセットされているか否かの判断がなされる。こ
のモータ定速フラグは、前記S20によりセットされS
24によりクリアされるものである。そしてモータ定速
フラグがセットされていない場合にはそのままサブルー
チンプログラムが終了するが、モータ定速フラグがセッ
トされている場合にはS64に進み、ストップフラグを
セットしてサブルーチンプログラムが終了する。モータ
定速フラグがセットされていない場合すなわち既にモー
タが減速段階に入っている場合にストップフラグがセッ
トされない理由は、既にステッピングモータが減速段階
に入っているために遊技者が停止操作ボタン8を押圧操
作したとしても遅すぎるためである。このS64により
セットされたストップフラグに基づいて前記S20によ
りYESの判断がなされて以降の可変表示装置の停止制
御に移行する。一方、ストップスイッチがONでない場
合にはS59に進み、ストップスイッチチェックカウン
タをクリアしてサブルーチンプログラムが終了する。こ
のようにストップスイッチチェックカウンタが「3」に
達して初めてストップフラグがセットされるように制御
する理由は、前記S51およびS54で説明したものと
同様にノイズ等による誤動作を防止するためである。前
記S58ないしS64ならびに前記S21およびS22
により、前記可変表示部の可変表示を停止制御するため
の予め定められた停止条件が成立したことに基づいて停
止指令信号を発生する停止指令信号発生手段が構成され
ている。
【0042】図10は、前記S6により停止されたスイ
ッチチェック処理のうちドラム位置スイッチチェックの
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
まずS65により、ステップカウンタA=「96」であ
るか否かの判断がなされる。この「96」はステップカ
ウンタの最大値である。またステップカウンタBならび
にステップカウンタCが「96」であるか否かの判断が
それぞれS68とS71によりなされる。そしてすべて
のステップカウンタA,B,Cが「96」でない場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了する。一方、
左ドラム用ステッピングモータのステップカウンタAが
最大値「96」である場合には、左ドラム用のドラム位
置スイッチA(ドラム位置検出器57a)がONになっ
ているはずであり、もしONになっていないとすれば、
ステッピングモータの故障か回転ドラムが不正に強制的
に停止されたことが考えられるため、その場合にはS7
4に進みアラームフラグがセットされてサブルーチンプ
ログラムが終了する。このアラームフラグのセットに従
ってスピーカ7(図1参照)等から警報音が発生され
る。なお、中ドラム用のドラム位置スイッチBおよび右
ドラム用のドラム位置スイッチCに対しても同様にS6
9ならびにS72によりONになっているか否かの判断
がなされてONになっていない場合にはS74に進みア
ラームフラグがセットされる。そして、S66によりY
ESの判断がなされた場合にはS67に進み、ステップ
カウンタAをクリアする。またステップカウンタBおよ
びステップカウンタCについても同様にS70とS73
によりそれぞれクリアされる。つまり、ステップカウン
タが最大値である「96」に達すれば回転ドラムが1回
転したことになるため、その時点でステップカウンタを
クリアし、再び0からステップカウンタをカウントアッ
プし始めるのである。
【0043】図11は、第1実施例における停止操作ボ
タンがない場合のプログラムの変更部分を示すフローチ
ャートである。図7に示すS10によりYESの判断が
なされた場合にはS21′に進み、基本タイマが終了し
たか否かの判断がなされ、終了していない場合には図7
のS43に進むが、終了していると判断された場合には
S23′に進み、図柄途中であるか否かの判断がなさ
れ、図柄途中であると判断された場合にはS43へ進む
が、図柄途中でないと判断された場合にはS24′に進
み、モータ定速フラグをクリアしモータ減速フラグをセ
ットする処理がなされてS25に進む。つまり、停止操
作ボタンがないためにストップフラグがセットされるこ
ともなく、その結果図7に示すS22のストップフラグ
がセットされているか否かの判断も必要なくなるのであ
る。
【0044】第2実施例 次に、本発明の第2実施例を図面に基づいて説明する。
【0045】図12は、第2実施例に用いられる可変表
示装置90を示す正面図である。可変表示装置90に
は、デジタル式表示器からなる識別情報表示部(7セグ
LED)91a,91b,91cが設けられている。こ
の識別情報表示部91a〜91cより可変表示部が構成
されている。また、図中92a〜92dは始動入賞記憶
表示器であり、93は開成回数表示器、94は通常の入
賞口である。この第2実施例の可変表示装置90におい
ては、大当りの識別情報の組合わせが、「111」「3
33」「555」「777」「999」の5通りに定め
られている。そして1つの識別情報表示部によって表示
される識別情報は0〜9の10種類である。その結果、
大当りが発生する確率は、5/103 =1/200とな
る。なお、大当り制御および始動入賞記憶の上限値は前
記第1実施例と同様である。また複数の識別情報表示部
91a〜91cの停止順序は、左,中,右の順である。
【0046】図13〜図16は第2実施例のプログラム
を示すフローチャートである。この第2実施例のフロー
チャートは前記第1実施例のフローチャートと大半共通
するのであり、ここでは共通部分の説明を省略し主とし
て相違点を中心に説明する。
【0047】図13に示すメインルーチンのプログラム
において、第1実施例との相違点は、S5により7セグ
LEDコントロール処理が行なわれる点である。これ
は、第1実施例が各可変表示部がステッピングモータに
より回転停止制御されるドラムで構成されていたのであ
るが第2実施例においては図12に示したような7セグ
LEDで構成されているために、このS5においては、
7セグLEDコントロール処理となるのである。さら
に、S8において、回転時間決定用カウンタのカウント
アップの処理が行なわれる。この回転時間決定用カウン
タは10進カウンタで構成されており、000〜999
まで1000通りの値をとり得るようになっており、1
00の位が右7セグ、10の位が中7セグ、1の位が左
7セグに対応している。そして、たとえばこのメインル
ーチンが1回実行されるごとに回転時間決定用カウンタ
が「+1」ずつカウントアップされる。
【0048】前記S5で定義された7セグLEDコント
ロール処理のサブルーチンプログラムを図14に示す。
この7セグLEDコントロール処理は前記図7に示した
モータコントロール処理と類似しており、相違点を中心
に説明する。この第2実施例においては、第1実施例に
おける「モータ減速フラグ」が「7セグ停止フラグ」と
なり、第1実施例の「モータ低速フラグ」は「7セグ回
転フラグ」になり、第1実施例の「停止図柄データ記憶
エリア」が「回転時間データ記憶エリア」となる。第1
実施例においては、図7のS11によりモータ加速フラ
グがセットされているか否かの判断がなされるのである
が、第2実施例においてはそれに対応する制御および判
断が行なわれない。これは、モータ加速フラグというの
がそもそもステッピングモータを所定時間かけてスムー
ズに加速させるためにセットされるものであり、第2実
施例においては可変表示装置がステッピングモータによ
る回転ドラム方式ではなく7セグLEDによるデジタル
可変表示方式を採用しているために、所定時間かけて加
速する必要がないためである。また、第1実施例におい
てはドラムの回転により図柄を可変表示しているために
図7のS23により図柄途中であるか否かの判断を行な
う必要があるが、第2実施例においては図柄途中である
か否かの判断を行なう必要がない。そして、基本タイマ
が終了した場合またはストップフラグがセットされてい
る場合にはS21により、7セグ回転フラグがクリアさ
れ、7セグ停止フラグがセットされる。次にS22に進
み、S14によって別エリアに記憶されている回転時間
データに基づいて各7セグを停止させるタイマがセット
される。このS22による処理においては、各7セグ毎
に回転時間決定用カウンタの値に応じて10種類のタイ
マが用意されており、その時間は、どのようなタイミン
グで停止条件が成立した場合であっても、すべての数字
で停止可能なように、各7セグLEDの回転速度に応じ
た時間が設定されており、また、必ず左,中,右の順に
停止するように設定されている。つまり、7セグLED
が或る数字から次の数字に変化するのに0.2秒かかる
場合には、左7セグLED用の停止タイマは、0,0.
2,0.4,0.6…1.6,1.8の10種類が用意
されている。また、中7セグLED用の停止時間は、
2.0,2.2…3.6,3.8の10種類となる。さ
らに、右7セグLED用の停止時間は、4.0,4.2
…5.6,5.8の10種類となる。
【0049】次に、S23において左7セグ停止タイマ
が終了しているか否かの判断がなされ、終了していない
場合にはS24に進み、「1」減算して終了するか否か
の判断がなされ、終了しない場合にはそのままサブルー
チンプログラムが終了するが、終了すると判断された場
合にはS25に進み、左7セグが停止制御される。次に
S26に進み、左7セグが大当り条件を満足しているか
否かの判断がなされ、大当り条件が満足している場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了するが、大当
り条件を満足してない表示結果となっている場合にはS
27に進み、始動記憶カウンタが「0」であるか否かの
判断がなされて始動記憶カウンタが「0」である場合に
はそのままサブルーチンプログラムは終了するが、始動
記憶カウンタにいくらかの始動記憶が存在する場合には
S28に進み、7セグ停止フラグをクリアするとととも
にはずれインターバルタイマがセットされてサブルーチ
ンプログラムが終了する。つまり、左7セグLEDの停
止時の表示結果が大当りになる可能性のない識別情報で
ありかついくらかの始動入賞の記憶が存在する場合に
は、前記S21によりセットされた7セグ停止フラグを
クリアし、その代わりにはずれインターバルタイマがセ
ットされるのである。このはずれインターバルタイマ
は、0.5〜1.0秒程度の時間はずれの表示結果を表
示して遊技者にはずれたことを認識させるためのもので
ある。このS28による処理の結果、次回の7セグLE
Dコントロール処理のサブルーチンプログラムが実行さ
れる際には、S9によりNOの判断がなされ、S10に
よりNOの判断がなされ(S21参照)、S11により
NOの判断がなされ、S12によりNOの判断がなさ
れ、S13に進む。そしてS13でははずれインターバ
ルタイマが終了しているか否かの判断がなされ、未だに
終了していない場合にはそのままサブルーチンプログラ
ムが終了するが、はずれインターバルタイマが終了した
と判断された場合にはS14以降の処理が実行され、始
動記憶に基づいた次回の可変表示装置の可変表示制御が
実行される。すなわち、左7セグLEDが大当り条件を
満足していない場合すなわち表示結果が1,3,5,
7,9以外の場合でありかつ始動入賞の記憶がある場合
には、中,右7セグLEDを停止制御させることなくは
ずれインターバルを経過させた後に次の可変表示制御に
移行するのである。同様に、S32〜S34において
も、左,中7セグLEDの表示結果が大当り条件を満足
していない場合でかつ始動入賞の記憶がある場合には、
右7セグLEDを停止制御させることなくはずれインタ
ーバルを経過させた後、次の可変表示制御に移行するの
である。なお、通常時可表示されている可変表示装置に
おいては、前記通常停止制御の途中段階で、停止してい
る可変表示部の表示結果が前記特定の識別情報の組合せ
が成立する条件を満たしていない場合に、以降の可変表
示中の可変表示部についての前記通常停止制御を打ち切
って前記通常時の可変表示を開始させてもよい。S13
〜S17,S26〜S28ならびにS32〜S34によ
り、前記複数の可変表示部の一部がまだ可変表示してい
る前記通常停止制御の途中段階で、停止している可変表
示部の表示結果が前記特定の識別情報の組合せが成立す
る条件を満たしていないことを必要条件として、以降の
可変表示中の可変表示部についての前記通常停止制御を
打ち切って次回の可変表示部の可変表示を開始させる次
回可変表示移行手段が構成されている。次に、前記S6
により定義されたスイッチチェック処理のうちスタート
スイッチチェック処理のサブルーチンプログラムを図1
5に示しストップスイッチチェック処理のサブルーチン
プログラムを図16に示す。このスタートスイッチチェ
ック処理およびストップスイッチチェック処理のサブル
ーチンプログラムは、前記第1実施例の図8のスタート
スイッチチェック処理のサブルーチンプログラムおよび
図9のストップスイッチチェック処理のサブルーチンプ
ログラムにそれぞれ対応しており、制御内容もほとんど
同様であるためにここでは説明を省略する。なお、停止
操作ボタン8(図1参照)のないパチンコ遊技機におい
ては、この図16を削除し、前記図14のS19,S2
0を削除すればよい。次に、第1実施例の図10に示す
ドラム位置スイッチチェック処理は第2実施例において
は必要ない。
【0050】本発明は、前記第1,第2実施例に限ら
ず、前記各識別情報表示部が1つずつ停止するごとに、
特定の組合わせになる可能性があるかどうかを逐一判定
するように構成し、特定の組合わせになる可能性がなく
なった場合は残りの識別情報表示部の可変表示を直ちに
停止させるものであってもよい。さらに、可変表示装置
は、前記実施例のものに限らず、液晶表示やリーフ式あ
るいはエレクトロルミネセンスによる表示であってもよ
い。さらに、複数のランプやLEDを配設し、ランプや
LEDを循環させて走行点灯させながら可変表示を行な
ういわゆるルーレット式のものであってもよい。また、
円盤形の複数のディスクにそれぞれ複数種類の識別情報
を書込み、それぞれのディスクの1カ所の識別情報を表
示するようにしたディスク式のものであってもよい。さ
らに、ベルト式やドットマトリックス方式のものであっ
てもよい。また、前述した各種の方式のものを2つ以上
組合わせたものであってもよい。
【0051】さらに、本発明においては、最初または2
番目に停止する識別情報表示部に表示されるべき始動入
賞時に決定された表示内容がはずれである場合に、前記
基本タイマにより短い時間(たとえば通常5秒セットす
るものであれば2〜4秒程度の時間)をセットするよう
にして通常の順次停止制御よりも早期に残りの識別情報
表示部を停止させるように構成してもよい。また、本発
明の早期停止制御手段による早期停止の条件または次回
可変表示移行手段による次回の可変表示への移行条件と
して、遊技者の早期停止のための操作や次回可変表示移
行のための操作がなされることを要求してもよく、また
第1実施例に関しては第2実施例のように始動入賞の記
憶があることを条件として可変表示の早期停止を行なっ
てもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、複数の可変
表示部の停止制御の途中で、特定の遊技価値が付与可能
となる特定の識別情報の組合せが成立する条件をすでに
満たさなくなったにもかかわらず、残りの可変表示中の
可変表示部を引続き通常停止制御するという停止制御に
際する無駄を極力回避でき、無駄な停止制御に伴う遊技
者の苛立ちや不満を極力防止し得る。
【0053】請求項2に記載の本発明は、複数の可変表
示部の通常停止制御の途中で、所定の遊技価値が付与可
能となる特定の識別情報の組合せが成立する条件をすで
に満たさなくなった場合に、残りの可変表示中の可変表
示部の通常停止制御を打ち切って次回の可変表示制御に
移行可能となるため、換言すれば、遊技者に期待感をい
だかせることができなくなった無駄な停止制御を打ち切
って次回の可変表示に移行可能となるため、可変表示装
置の無駄な制御に伴う遊技者の苛立ちや不満を極力防止
できて遊技の興趣を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技領域およびその遊技領域
に設けられた種々の装置を示す正面図である。
【図3】パチンコ遊技機の内部構造を示す背面図であ
る。
【図4】第1実施例に用いられる可変表示装置の構造を
説明するための斜視図である。
【図5】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図6】図5に示した制御回路の動作を説明するための
メインルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図7】モータコントロール処理のサブルーチンプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図8】スタートスイッチチェック処理のサブルーチン
プログラムを示すフローチャートである。
【図9】ストップスイッチチェック処理のサブルーチン
プログラムを示すフローチャートである。
【図10】ドラム位置スイッチチェック処理のサブルー
チンプログラムを示すフローチャートである。
【図11】図7に示したプログラムの変更箇所を示すフ
ローチャートである。
【図12】第2実施例に用いられる可変表示装置の正面
図である。
【図13】第2実施例におけるメインルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。
【図14】第2実施例におけるスタートスイッチチェッ
ク処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。
【図15】第2実施例におけるストップスイッチチェッ
ク処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。
【図16】第2実施例における7セグLEDコントロー
ル処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、14,90は
可変表示装置、20は可変入賞球装置、8は停止操作ボ
タン、15a〜15c,91a〜91cは可変表示部の
一例の識別情報表示部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の識別情報を可変表示可能な可
    変表示部を複数有する可変表示装置を含み、前記可変表
    示部の可変停止時の表示結果が予め定める特定の識別情
    報の組合せになった場合に所定の遊技価値が付与可能と
    なる遊技機であって、 前記複数の可変表示部を可変表示させた後、前記複数の
    可変表示部を停止時期を異ならせて停止制御させる通常
    停止制御が可能な可変表示制御手段と、 前記複数の可変表示部の一部がまだ可変表示している段
    階で、停止している可変表示部の表示結果が前記特定の
    識別情報の組合せが成立する条件を満たしていないこと
    を必要条件として、以降の可変表示中の可変表示部を前
    記通常停止制御に比べて早期に停止させる早期停止制御
    手段とを含むことを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 複数種類の識別情報を可変表示可能な可
    変表示部を複数有する可変表示装置を含み、前記可変表
    示部の可変停止時の表示結果が予め定める特定の識別情
    報の組合せになった場合に所定の遊技価値が付与可能と
    なる弾球遊技機であって、 前記複数の可変表示部を可変表示させた後停止制御可能
    な手段であって、可変表示中の前記複数の可変表示部を
    停止時期を異ならせて停止させて表示結果を導出させる
    通常停止制御が可能な可変表示制御手段と、 前記複数の可変表示部の一部がまだ可変表示している前
    記通常停止制御の途中段階で、停止している可変表示部
    の表示結果が前記特定の識別情報の組合せが成立する条
    件を満たしていないことを必要条件として、以降の可変
    表示中の可変表示部についての前記通常停止制御を打ち
    切って次回の可変表示部の可変表示を開始可能とする次
    回可変表示移行手段とを含むこと特徴とする、遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11137776A (ja) * 1997-11-08 1999-05-25 Takasago Electric Ind Co Ltd スロットマシン
JP2006296740A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Samii Kk 遊技機
JP2007068786A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Maruhon Ind Co Ltd スロットマシン
JP2013048697A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Omron Corp 遊技機

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