JP2796984B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2796984B2
JP2796984B2 JP1052521A JP5252189A JP2796984B2 JP 2796984 B2 JP2796984 B2 JP 2796984B2 JP 1052521 A JP1052521 A JP 1052521A JP 5252189 A JP5252189 A JP 5252189A JP 2796984 B2 JP2796984 B2 JP 2796984B2
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、遊技者にとって有利となる第1の状態
と、遊技者にとって不利となる第2の状態に変化自在な
可変入賞球装置を特定遊技状態となったときに所定期間
第1の状態に駆動し、その第1の状態中に繰返し条件が
成立したときに、再度所定期間第1の状態に繰返し駆動
制御する弾球遊技機に関するものである。
【従来の技術】
従来、遊技者にとって有利となる第1の状態と、遊技
者にとって不利となる第2の状態に変化自在な可変入賞
球装置を特定遊技状態となったときに所定期間第1の状
態に駆動し、その第1の状態中に繰返し条件が成立した
ときに、再度所定期間第1の状態に繰返し駆動制御する
弾球遊技機が市場に提供されていた。 しかして、上記した繰返しの駆動制御態様として、繰
返し条件が成立したときに、一律に所定期間が経過する
まで第1の状態を維持した後再び第1の状態に駆動制御
(以下、第1の駆動制御態様という)するか、あるいは
一律に所定期間を経過することなく直ちに再び第1の状
態にする駆動制御(以下、第2の駆動制御態様という)
するかのいずれかであった。
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の弾球遊技機においては、繰返し
の駆動制御態様が第1の駆動制御態様か、あるいは第2
の駆動制御態様のいずれかに固定されていたため、遊技
が単調となって、遊技者の興趣を十分に引きつけること
ができないという問題があった。 この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、遊技の単調とならず、もって
遊技者の興趣を十分に満たすことができる弾球遊技機を
提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 遊技盤上に配設され、遊技者にとって有利となる第1
の状態と、遊技者にとって不利となる第2の状態に変化
自在な可変入賞球装置と、 該可変入賞球装置を所定期間第1の状態にできるよう
に定められた遊技状態になったことを判定する特定遊技
状態判定手段と、 前記可変入賞球装置を繰返して第1の状態にするため
の繰返し条件が成立したことを判定する繰返し条件判定
手段と、 前記特定遊技状態判定手段の出力があったことに基づ
いて所定時間後に複数の表示結果を導出可能な可変表示
手段と、 前記特定遊技状態判定手段の出力、または前記繰返し
条件判定手段の出力に基づく前記可変入賞球装置の第1
の状態中に前記繰返し条件判定手段の出力があることに
基づいて前記可変入賞球装置を前記所定期間が経過する
まで第1の状態に維持した後再度第1の状態に駆動する
第1の駆動制御手段と、 前記特定遊技状態判定手段の出力、または前記繰返し
条件判定手段の出力に基づく前記可変入賞球装置の第1
の状態中に前記繰返し条件判定手段の出力があることに
基づいて直ちに前記可変入賞球装置を再度第1の状態に
駆動する第2の駆動制御手段と、 前記可変表示手段の表示結果に基づいて前記第1の駆
動制御手段又は前記第2の駆動制御手段のいずれかを選
択する駆動制御選択手段と、を備えて構成されるもので
ある。
【作用】
特定遊技状態となった後に導出される可変表示手段の
表示結果に基づいて、駆動制御選択手段が第1の駆動制
御手段又は第2の駆動制御手段のいずれかを選択する。
そして、いずれかが選択された状態において特定遊技状
態判定手段からの出力、または繰返し条件判定手段の出
力が導出されると、その選択された駆動制御態様で可変
入賞球装置が駆動される。このため、いずれか一方の駆
動制御態様だけで一律に制御されることがないので、遊
技が単調とならず、遊技者の興趣を十分に引きつけるこ
とができる。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。まず、第1図及び第2図に基づいて、実施例に
係る弾球遊技機について説明する。第1図は、弾球遊技
機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図であり、第2
図は、パチンコ遊技機の背面概略図である。 図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された
前面枠2の開口には、扉保持枠を介してガラス板を収納
するガラス扉3および前面扉板5が開閉自在に枢着され
る。前記前面枠2の裏面には、遊技盤4及び図示しない
発射レール等を取り付ける遊技盤保持枠26(第2図参
照)が固着される。前記前面扉板5には、打球供給皿6
が取り付けられている。打球供給皿6は、後述する景品
玉払出装置32から排出された景品玉を貯溜し、且つ貯溜
されたパチンコ玉を1個宛打球発射レールに誘導するよ
うに構成されている。また、打球供給皿6の上流側の下
方の空間内に音声発生装置としてのスピーカー7が収納
されている。このスピーカー7は、特定遊技状態になっ
たときや、後述する始動入賞口20a〜20cや特定入賞口18
等に入賞玉が発生したときに、遊技の雰囲気を盛り上げ
るための効果音を発生するためのものである。 前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊技盤4の遊
技領域11に打ち出す操作ハンドル8と、余剰の景品玉を
貯溜する余剰玉受皿9とが取り付けられている。また、
操作ハンドル8に対応するように前記前面枠2の下部裏
面には、打球発射装置42が固着される。この打球発射装
置42は、取付基板上に一定速度で回転する打球モータ43
と、該打球モータ43の回転により往復回動して打玉を弾
発する打球杆44と、該打球杆44の下端と係合して図示し
ない打球供給装置の玉送り片を動作せしめる玉送り摺動
杆45とから成る。 前記遊技盤4の表面には、打玉を遊技領域11に導く誘
導レール10、図示しない多数の障害釘、各種の入賞球装
置等が設けられている。より詳しく説明すると、遊技盤
4の遊技領域11には、可変表示装置12、可変入賞球装置
16、始動入賞口20a〜20c、入賞口21a,21b、22a,22b、、
遊技効果ランプ24a,24b、及びアウト口23等がそれぞれ
配設される。 前記可変表示装置12は、遊技領域11のほぼ中央に配設
されている。これについて説明すると、可変表示装置12
は、複数(3つ)の7セグメントLEDで構成される第1
可変表示器13a〜13cと1つの7セグメントLEDで構成さ
れる第2可変表示器14とが設けられている。このうち第
1可変表示器13a〜13cは、後述する始動入賞口20a〜20c
に打玉が入賞すると可変表示を開始し、所定時間(例え
ば、5秒)が経過することにより停止する。そして、停
止したときの表示態様が予め定められた大当り表示態様
(例えば、奇数のゾロ目)であるときには、特定遊技状
態と判定されて後述する可変入賞球装置16の開閉板17を
所定時間(例えば、30秒が経過するまで又は10個の入賞
球が発生するまで;以下サイクル期間という)開成す
る。 また、前記開閉板17が開成中に後述する特定入賞口18
に打玉が入賞することにより、サイクル期間の経過後再
度サイクル期間の開成を繰返す第1の駆動制御態様とサ
イクル期間の途中でも直ちにその開成を終了して次のサ
イクル期間の開成を繰返す第2の駆動制御態様とのいず
れかが選択されるようになっている。しかして、この繰
返し回数(継続回数)は、打玉が特定入賞口24に入賞す
ることを条件として所定回数行うことができるように設
定されているが、この実施例の場合には、第1の駆動制
御態様で開閉板17を駆動する第1の駆動制御手段が選択
されている場合には、「10」回継続することができ、第
2の駆動制御態様で開閉板17を駆動する第2の駆動制御
手段が選択されている場合には、「15」回継続すること
ができるように設定されている。もちろん、この継続回
数は、任意に設定できるものである。なお、図示左側の
可変表示器13aは、特定遊技状態となったときに継続回
数を表示する継続回数表示器を兼用し、図示右側の可変
表示器13cは、特定遊技状態となったときに開閉板17に
受け入れられた入賞玉数を表示する入賞個数表示器を兼
用している。 また、可変表示器13bの上部には、可変表示手段とし
ての第2可変表示器14が設けられている。この第2可変
表示器14は、前記第1可変表示器13a〜13cが大当り表示
態様となって特定遊技状態と判定されたときに、その判
定出力により可変表示を開始し、一定時間(特定遊技状
態と判定されてから開閉板17が開放するまでのインター
バル時間T1)経過したときに停止し、その停止時の表示
が予め定めた特別表示態様(例えば、「7」以外の
「0」〜「9」までの数字を表示したとき)であるとき
に、開閉板17を前記第1の駆動制御態様で駆動する第1
の駆動制御手段が選択されるようになっている。また、
第2可変表示器14の停止時の表示が特別表示態様(例え
ば、「7」を表示したとき)であるときに、開閉板17を
前記第2の駆動制御態様で駆動する第2の駆動制御手段
が選択されるようになっている。また、第2可変表示器
14の左右両側には、第1可変表示器13a〜13cの可変表示
中、あるいは開閉板17の開成中に始動入賞口20a〜20cに
打玉が入賞したとき、その入賞を記憶(最高4個)した
ことを表示する始動入賞記憶表示器15が設けられてい
る。したがって、始動入賞記憶表示器15が点灯している
ときには、特定遊技状態が終了した後に、その点灯して
いる数だけ第1可変表示器13a〜13cを可変表示する。 可変表示装置12の下方には、可変入賞球装置16が配置
されている。この可変入賞球装置16は、長方形状の開口
が開設され、その開口を開閉するように開閉板17が設け
られている。この開閉板17は、ソレノイド41(第2図参
照)によって開閉駆動される。また、開閉板17の内側に
は、特定入賞口18が形成され、この特定入賞口18には、
特定入賞玉検出器39(第2図参照)が設けられている。
この特定入賞玉検出器39から導出される信号は、開閉板
17を繰返して開成するための繰返し条件を検出するため
の信号である。更に、可変入賞球装置16の後面には、開
閉板17で受け入れられた入賞玉を計数するための信号を
検出する入賞個数検出器40(第2図参照)も設けられて
いる。 なお、可変入賞球装置16の下方には、表示LED19が設
けられている。これは、前記した第2可変表示器14の表
示が予め定められた特別表示態様「7以外の数字」を表
示して第1の駆動制御手段が選択されたときに作動し、
特定入賞口18への打玉の入賞を記憶して第1の駆動制御
態様で駆動制御される旨を遊技者に報知している。な
お、第1の駆動制御手段が選択されているときには、前
記スピーカー7によっても遊技者にその旨が報知され
る。また、第2の駆動制御手段が選択されているときに
は、表示LED19及びスピーカー7は、前記第1の駆動制
御手段が選択されているときとは異なる態様で制御され
る。 更に、遊技盤4の遊技領域11には、可変入賞球装置16
の下方に、始動入賞口20a〜20cが配設され、それぞれの
始動入賞口20a〜20cには、始動入賞玉検出器38a〜38c
(第2図参照)が設けられている。したがって、打玉が
始動入賞口20a〜20cに入賞すると始動入賞玉検出器38a
〜38cによって検出され、その検出信号が前記第1可変
表示器13a〜13cの可変表示開始信号として扱われる。 また、可変表示装置12の左右両側及び斜め下方両側に
は、入賞口21a,21b、22a,22bも配置されている。更に、
遊技領域11の中央左右には、前記特定遊技状態となった
ときに、その旨を報知する遊技効果ランプ24a,24bが設
けられている。この遊技効果ランプ24a,24bと同じ機能
を有するものとして前記前面枠2の上部に枠ランプ25a,
25bが設けられている。また、遊技領域11の最下方に
は、上記した各入賞口に入賞しなかった打玉が流入する
アウト口23が形成されている。 次に、第2図に基づいてパチンコ遊技機1の背面につ
いて説明する。第2図において、前記遊技盤4は、遊技
盤固定具27a〜27c(ただし、27cは、図示省略)によっ
て遊技盤保持枠26に着脱自在に固定されている。この遊
技盤4の裏面には、前記の各入賞口の裏面を覆うように
入賞玉集合カバー体35が取り付けられている。この入賞
玉集合カバー体35には、前記各入賞口に入賞した玉を左
右に振り分ける誘導通路が形成されている。入賞玉集合
カバー体35の下方には、前記始動入賞口20a〜20cに対応
する始動入賞玉検出器38a〜38cが設けられている。ま
た、入賞玉集合カバー体35の中央下部の誘導通路には、
特定入賞玉検出器39及び入賞個数検出器40が設けられ
て、可変入賞球装置16に入賞した入賞玉からの信号を制
御回路に送っている。更に、入賞玉集合カバー体35の裏
面には、遊技盤4に設けられる前記した電気的機器から
の配線が一旦接続される中継端子基板36が取り付けられ
ている。また、前記可変表示装置12の裏面には、前記第
1可変表示器13a〜13c及び第2可変表示器14等が一体的
に取り付けられる可変表示装置用基板37が設けられてい
る。 一方、遊技盤4の裏面全体を覆うように機構板28が開
閉自在に設けられている。この機構板28には、その前面
側に入賞玉を処理するための入賞玉処理機構が形成さ
れ、その後面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構
が形成されている。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合
カバー体35に誘導されて左右に落下した入賞玉や前記可
変入賞球装置16内に入賞した入賞玉を受けて、一側に集
合せしめる入賞玉集合樋33と、該集合樋33によって集め
られた入賞玉を1個づつ処理する入賞玉処理装置34等か
ら成る。 一方、景品玉払出機構は、図示しない補給機構から補
給される景品玉を貯溜する景品玉タンク29と、該景品玉
タンク29に貯溜されている景品玉を二列に整列させて流
下させる景品玉誘導樋30と、該景品玉誘導樋30からの景
品玉の流下方向を180度変化させるとともにその玉圧を
弱める屈曲樋31と、該屈曲樋31からの景品玉を所定個数
(13個)受け入れて、1つの入賞玉に対応してその所定
個数の景品玉を払出す景品玉払出装置32と、該景品玉払
出装置32から払出された景品玉を前記打球供給皿6を払
出すための図示しない景品玉排出通路と、前記前記余剰
玉受皿9に払い出すための図示しない余剰玉通路とから
成る。 また、機構板30の裏面には、制御回路基板を収納する
制御基板ボックス46が着脱自在に取り付けられ、この制
御回路基板には、前記可変表示装置12や可変入賞球装置
16等の動作を制御する制御回路が内蔵されている。 以上、パチンコ遊技機1の構成について、それぞれ詳
細に説明してきたが、このパチンコ遊技機1の動作につ
いて第4図、第5A図〜第5C図を参照して説明する。 まず、パチンコ遊技機1の制御について第4図に基づ
いて説明する。第4図は制御回路構成ブロック図であ
る。図において、制御回路は制御中枢としてのマイクロ
コンピュータ50を含む。マイクロコンピュータ50は以下
に述べるようなパチンコ遊技機1の全体の動作を制御す
る機能を有する。このために、マイクロコンピュータ50
は、たとえば、数チップのLSIで構成されており、その
中には制御動作を所定の手順で実行することのできるMP
U51と、MPU51の動作プログラムデータを格納するROM52
と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM53
とを含む。更に、マイクロコンピュータ50は、入力信号
を受けてMPU51に入力データを与える入力回路54と、MPU
51からの出力データを受けて外部に出力する出力回路55
と、MPU51から音データを受けるサウンドジェネレータ5
6と、電源投入時にMPU51にリセットパルスを与えるパワ
ーオンリセット回路57と、MPU51にクロック信号を与え
るクロック発生回路58と、クロック発生回路58からのク
ロック信号を分周して割込パルスを定期的にMPU51に与
えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)59と、MPU5
1からのアドレスデータをデコードするアドレスデコー
ド回路60を含む。MPU51はパルス分周回路59から定期的
に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの
動作を実行することが可能となる。またアドレスデコー
ド回路60はMPU51からのアドレスデータをデコードし、R
OM52、RAM53、入力回路54、出力回路55、サウンドジェ
レテータ56にそれぞれチップセレクト信号を与える。な
お、この実施例では、ROM52は、その内容の書き換え、
すなわち必要が生じた場合には、その中に格納されたMP
U51のためのプログラムデータを変更することができる
ようにプログラマブルROMが用いられる。そしてMPU51は
ROM52内に格納されたプログラムデータに従って、かつ
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、可変表示装
置12及び可変入賞球装置16等に対して制御信号を与え
る。 マイクロコンピュータ50には、入力信号として、次の
ような信号が与えられる。まず、始動入賞口20a〜20cの
それぞれに対応して設けられた始動入賞玉検出器38a〜3
8c(以下、DS・SWと略称する)の検出信号は、検出回路
61に与えられ、マイクロコンピュータ50に始動入賞玉検
出信号として与えられる。特定入賞玉検出器39(以下、
VSWと略称する)で検出された検出信号は、検出回路62
に与えられ、繰り返し信号としてマイクロコンピュータ
50に与えられる。入賞個数検出器40(以下、CTSWと略称
する)で検出された検出信号は、検出回路63に与えら
れ、入賞玉計数信号としてマイクロコンピュータ50に与
えられる。 また、マイクロコンピュータ50は以下の回路及び装置
に制御信号を与える。まず、ソレノイド駆動回路64を介
して可変入賞球装置16の開閉板17を開閉するソレノイド
41に駆動信号を与える。ランプ駆動回路65を介して、特
定遊技状態に対応して設けられる遊技効果ランプ24a,24
b、及び枠ランプ25a,25bをそれぞれ点灯もしくは点滅さ
せるための制御信号を与える。7セグメントLED駆動回
路66を介して、第1可変表示器13a〜13c及び第2可変表
示器14を可変表示させるための制御信号を与える。LED
駆動回路67を介して、特定遊技状態中に第1の駆動制御
手段が選択されていること、又は第2の駆動制御手段が
選択されている旨を報知する表示LED19を作動させるた
めの制御信号を与える。更に、アンプ68を介してスピー
カー7から効果音を報知させる。なお、上記構成の各回
路には、図示しない電源回路から所定の直流電圧が供給
される。 次に、第5A図〜第5C図のフロー図を参照して第4図に
示す制御回路の動作を説明する。 制御回路の電源がONされると、マイクロコンピュータ
50は、まず、VSW受付禁止処理がなされる(ステップS
1)。これは、始動入賞口20a〜20cへの入賞がないにも
拘らず、打玉が特定入賞口18に入賞しても特定入賞玉検
出器39(以下、VSWという)が作動しないようにして不
正な遊技を防止するための処置である。 遊技が開始されて、まず最初に始動入賞口20a〜20cに
打玉が入賞して始動入賞玉検出器38a〜38c(以下、DS・
SWという)がONされたか否かが判別される(ステップS
2)。DS・SWがONされたと判別された場合には、始動記
憶カウンタの値が最高に記憶許容された「4」か否かが
判別され(ステップS3)、「4」でない場合には、始動
記憶カウンタの値に「1」を加算した後(ステップS
4)、次のステップS5に進む。 前記ステップS2においてDS・SWがONしていないと判別
された場合、又は前記ステップS3において始動記憶カウ
ンタの値が「4」であると判別された場合、又は前記ス
テップS4の処理が終了した場合には、第1可変表示器13
a〜13c(以下、D1という)が可変表示中であるか否かが
判別される(ステップS5)。可変表示中である場合に
は、後述するステップS12に進む。一方、可変表示中で
ないときには、まずタイマT1がON中であるか否かが判別
される(ステップS6)。このタイマT1は、特定遊技状態
と判定された後、開閉板17が開閉するまでの間、及びサ
イクル期間とサイクル期間との間のインターバル時間と
して設定されるものである。なお、この実施例の場合に
は、後述するように第2可変表示器14の可変表示時間で
もある。しかして、タイマT1がON中であると判別された
場合には、後述するステップS19に進み、ON中でないと
判別された場合には、タイマT2がON中であるか否かが判
別される(ステップS7)。このタイマT2は、特定遊技状
態における開閉板17の開成時間であり、この実施例で
は、30秒が設定されている。しかして、タイマT2がON中
であると判別された場合には、第5B図に示すステップS3
2に進み、ON中でないと判別された場合には、さらにタ
イマT3がON中であるか否かが判別される(ステップS
8)。このタイマT3は、継続回数が最後に達しない場合
であって、且つサイクル期間中に特定入賞口18に打玉が
入賞しなかった場合において、開閉板17のソレノイド41
がOFFとされた直後にONされるものである。これは、開
閉板17が閉成される直前に入賞した打玉がソレノイド41
がOFFとなってからも特定入賞口18に入賞する可能性が
あるためであり、ソレノイド41がOFFとなった後の微小
時間(例えば、2秒)打玉の特定入賞口18への入賞を監
視している。しかして、タイマT3がON中である場合に
は、第4B図に示すステップS52に進み、ON中でない場合
には、始動記憶カウンタの値が「0」か否かが判別され
る(ステップS9)。始動記憶カウンタの値が「0」の場
合には、始動入賞口20a〜20cへの打玉の入賞がないので
ステップS2へ戻る。「0」でない場合には、始動入賞口
20a〜20cへの打玉の入賞があることを意味するので、始
動記憶カウンタの値から「1」を減算した後(ステップ
S10)、可変表示器D1の可変表示を開始させる(ステッ
プS11)。次いで、D1の停止指令信号、この実施例の場
合には、可変開始から所定時間後に導出される停止指令
信号があったか否かが判定され(ステップS12)、停止
指令信号がない場合には、前記ステップS2に戻り、停止
指令信号があるまでステップS2〜ステップS12を繰返
す。なお、停止指令信号は、遊技者が操作できるストッ
プスイッチによって導出されるようにしてもよい。 上記ステップS12において、停止指令信号が導出され
たと判別された場合には、D1の可変表示を停止し(ステ
ップS13)、その停止時の表示態様が大当り表示態様
(奇数のゾロ目)であるか否かが判別され(ステップS1
4)、大当り表示態様でない場合には、再度通常の遊技
に戻るべく前記ステップS2に戻る。 一方、D1の表示が大当り表示であると判別された場合
には、特定入賞記憶許容フラグがセットされ(ステップ
S15)、特定遊技状態となったことを遊技効果ランプ24
a,24b、枠ランプ25a,25b及びスピーカー7等で報知し
(ステップS16)、インターバル時間であるタイマT1をO
Nする(ステップS17)。その後、第2可変表示器14(以
下、D2という)の可変表示を開始させ(ステップS1
8)、タイマT1がタイムアップするまで次に進まない
(ステップS19)。 タイマT1がタイムアップすると、継続回数カウンタの
値が「0」か否かが判定され(ステップS20)、「0」
の場合には、D2の可変表示を停止させる(ステップS2
1)。そして、D2の表示が「7」であるか否かが判定さ
れ(ステップS22)、「7」の場合には、特定入賞記憶
フラグをクリアした後(ステップS23)、特別遊技であ
る旨を表示LED19及びスピーカー7等で報知する(ステ
ップS24)。すなわち、D2の表示が「7」以外の「0」
〜「9」を表示したときには、特定入賞記憶許容フラグ
がセットされたままの状態となり、第1の駆動制御態様
で開閉板17を駆動する第1の駆動制御手段が選択され、
D2の表示が「7」を表示したときには、特定入賞記憶許
容フラグをクリアした状態となり、第2の駆動制御態様
で開閉板17を駆動する第2の駆動制御手段が選択される
ことを意味する。 前記ステップS20において、継続回数カウンタの値が
「0」でない場合には、上記したステップS21〜ステッ
プS24の処理が行われることなく、次のステップS25に進
むようになっているが、これは、この実施例において、
D2の可変表示を特定遊技状態となった最初のインターバ
ル時間においてだけ第1又は第2の駆動制御手段の選択
を許容するように設定されているためである。しかし
て、前記ステップS20において継続回数カウンタの値が
「0」でないと判別された場合、又は前記ステップS22
においてD2の表示が「7」でないと判別された場合、又
は前記ステップS24の処理を終了した場合には、開閉板1
7を開成すべくソレノイド41(以下、SOL1という)をON
するとともに(ステップS25)、タイマT2をONし(ステ
ップS26)、VSWの受付禁止を解除し(ステップS27)、
その後、継続回数カウンタの値に「1」を加算する(ス
テップS28)。 次いで、特定入賞記憶許容フラグがセットされている
か否かが判別され(ステップS29)、セットされていれ
ば第1の駆動制御態様が選択されていることを意味する
ので、その継続回数の上限である継続回数カウンタの値
が「10」であるか否かが判別され(ステップS30)、「1
0」であると判別された場合、すなわち最後のサイクル
期間であると判別された場合には、後述する第5C図に示
す処理に進み、「10」でないと判別された場合には、次
の第5B図に示すステップS32に進む。一方、前記ステッ
プS29において特定入賞許容フラグがセットされていな
いと判別された場合には、第2の駆動制御態様が選択さ
れていることを意味するので、その継続回数の上限であ
る継続回数カウンタの値が「15」であるか否かが判別さ
れ(ステップS31)、「15」であると判別された場合、
すなわち最後のサイクル期間であると判別された場合に
は、後述する第5C図に示す処理に進み、「15」でないと
判別された場合には、次の第5B図に示すステップS32に
進む。 次に、第5B図に示す処理について説明すると、この第
5B図は、開閉板17の開成中の処理を示すもので、まず、
VSWがONしたか否かが判別され(ステップS32)、ONした
場合には、特定入賞記憶許容フラグがセットされている
か否かを判別し(ステップS33)、セットされている場
合には、V入賞フラグをセットする(ステップS34)。
一方、特定入賞記憶許容フラグがセットされていないと
判別された判別された場合には、VSWのONにより直ちに
開閉板17を閉成すべくSOL1をOFFとし(ステップS35)、
タイマT2をOFFとし(ステップS36)、入賞個数カウンタ
をクリアし(ステップS37)、VSWの受付を禁止し(ステ
ップS38)、インターバル時間であるタイマT1をONした
後(ステップS39)、次のサイクル期間を繰返すべく前
記ステップS2に戻り、ステップS2〜ステップS6→ステッ
プS19〜ステップS39を繰返す。 前記ステップS32において、VSWがONしていないと判別
された場合、又は前記ステップS34の処理を終了した場
合には、CTSWがONしたか否かが判別され(ステップS4
0)、ONした場合には、入賞個数カウンタの値は「1」
を加算する(ステップS41)。この処理が終了した後、
又は前記ステップS40において、CTSWがONしてないと判
別された場合には、タイマT2がタイムアップしたか否か
が判別され(ステップS42)、タイムアップしていない
場合には、入賞個数カウンタの値が「10」になったか否
かが判別される(ステップS43)。しかして、「10」に
なっていない場合には、前記ステップS2に戻りステップ
S2〜ステップS7→ステップS32〜ステップS43の処理を繰
返す。また、「10」になった場合は、タイマT2の計時を
中止すべくタイマT2がOFFとされる(ステップS44)。 前記ステップS42において、タイマT2がタイムアップ
したと判別された場合、又は前記ステップS44の処理が
終了ちた場合には、サイクル期間が終了したとして、SO
L1がOFFされ(ステップS45)、入賞個数カウンタがクリ
アされ(ステップS46)、その後、V入賞フラグがセッ
トされているか否かが判別される(ステップS47)。V
入賞フラグがセットされていると判別された場合には、
V入賞フラグをクリアし(ステップS47)、タイマT1をO
Nし(ステップS49)、VSWの受付禁止処理をした後(ス
テップS50)、次のサイクル期間に移行すべく前記ステ
ップS2に戻り、ステップS2〜ステップS6→ステップS19
〜ステップS50を繰返す。 V入賞フラグがセットされていない場合、すなわち、
開閉板17の開成中に特定入賞口18への入賞がない場合に
は、タイマT3がONされ(ステップS51)、その後、タイ
マT3がタイムアップしたか否かが判別され(ステップS5
2)、タイムアップしていない場合には、LSWがONしたか
否かが判別される(ステップS53)。そして、ONしてい
ない場合には、前記ステップS2に戻りステップS2〜ステ
ップS8→ステップS52〜ステップS53を繰返す。すなわ
ち、タイマT3がタイムアップするまでV入賞を監視す
る。しかして、V入賞があった場合には、タイマT3をOF
Fとした後(ステップS54)、前記ステップS49に進み、
次のサイクル期間に移行する。 0前記ステップS52においてタイマT3がタイムアップ
したときには、特定遊技状態が終了したとして、まず、
特定入賞記憶許容フラグがクリアされ(ステップS5
5)、VSW受付禁止処理をし(ステップS56)、その後、
継続回数カウンタをクリアした後(ステップS57)、前
記ステップS2に戻り、通常の遊技を行うことになる。一
方、前記ステップS30において継続回数カウンタの値が
「10」であると判別された場合、あるいは前記ステップ
S31において継続回数カウンタの値が「10」であると判
別された場合には、最終回のサイクル期間として第5C図
に示すステップS58〜ステップS70の処理が行われる。こ
れについて説明すると、まず、VSWの受付禁止処理がな
される(ステップS58)。これは、最終回においては、
繰返し条件を検出する必要がないための行われる処理で
ある。次いで、CTSWがONしたか否かが判別され(ステッ
プS59)、ONした場合には、入賞個数カウンタの値に
「1」を加算する(ステップS60)。この処理が終了し
た後、又は前記ステップS59において、CTSWがONしてな
いと判別された場合には、タイマT2がタイムアップした
か否かが判別され(ステップS61)、タイムアップして
いない場合には、入賞個数カウンタの値が「10」になっ
たか否かが判別される(ステップS62)。しかして、「1
0」になっていない場合には、DS・SWがONされたか否か
が判別される(ステップS63)。DS・SWがONされたと判
別された場合には、始動記憶カウンタの値が最高に記憶
許容された「4」か否かが判別され(ステップS64)、
「4」でない場合には、始動記憶カウンタの値に「1」
を加算する(ステップS65)。前記ステップS63において
DS・SWがONしていないと判別された場合、又は前記ステ
ップS64において始動記憶カウンタの値が「4」である
と判別された場合、又は前記ステップS65の処理が終了
した場合には、前記ステップS59に戻りステップS59〜ス
テップS65の処理を繰返す。また、前記ステップS62にお
いて入賞個数カウンタの値が「10」になった場合は、タ
イマT2の計時を中止すべくタイマT2がOFFとされる(ス
テップS66)。 前記ステップS61において、タイマT2がタイムアップ
したと判別された場合、又は前記ステップS66の処理が
終了した場合には、最終のサイクル期間が終了したとし
て、まず、入賞個数カウンタがクリアされ(ステップS6
7)、SOL1がOFFされ(ステップS68)、継続回数カウン
タがクリアされ(ステップS69)、その後、特定入賞記
憶許容フラグをクリアした後(ステップS70)、前記ス
テップS2に戻り、通常の遊技を継続することになる。 以上の動作説明から明らかなように、この実施例に係
るパチンコ遊技機1においては、可変表示手段としての
第2可変表示器14の表示結果が特別表示態様(「7」以
外の「0」〜「9」の表示)となった場合における開閉
板17に対する駆動制御態様(第1の駆動制御態様)と、
第2可変表示器14の表示結果が特別表示態様(「7」の
表示)となった場合における開閉板17に対する駆動制御
態様(第2の駆動制御態様)とでは、異なるため、可変
表示装置を構成する可変表示器13a〜13cの表示態様が大
当り表示態様となって特定遊技状態となった場合に、い
ずれか一方だけの駆動態様で一律に開放板17が駆動制御
されることがなく、これがため遊技が単調とならず、遊
技者の興趣を十分に引きつけることができる。 なお、上述した実施例の変形例として、以下のような
ものが考えられる。 第2可変表示器14の可変表示は、1〜10回目までの
インターバル時間毎に行ってもよいし、所定回数目(例
えば、10回目)だけ行ってもよい。また、インターバル
時間に関係なく所定時間行ってもよいし、特定遊技状態
中に所定回数行ってもよい。 第2可変表示器14の可変表示は、大当り中の始動入
賞口20a〜20cへの打玉の入賞、もしくは始動入賞記憶が
あること、又は特定入賞口18への打玉の入賞に基づいて
行ってもよい。 第2可変表示器14の可変表示は、始動入賞口20a〜2
0cへの打玉の入賞、もしくは始動入賞の記憶があること
に基づいて行ってもよいし、特別に定めた入賞口(例え
ば、入賞口21a)に打玉が入賞することによって行って
もよい。 可変表示器13a〜13cの表示態様と第2可変表示器14
の表示態様とが同じであるときに、特別表示態様になっ
たと判定しても良い。 第1の駆動制御態様及び第2の駆動制御態様におけ
るサイクル期間は、上記実施例に限定されない。また、
その継続回数も実施例に限定されない。 可変表示器13a〜13cや第2可変表示器14は、通常時
可変表示を行っており、始動入賞により一定時間停止す
るように構成しても良い。また、始動入賞の時点から一
定時間後に可変表示を表示するものでもよい(一定時間
の間は、可変表示の速度や可変表示器の色を変えるなど
をしてもよい)。また、第2可変表示器14を設けること
なく、これを可変表示器13bによって兼用させてもよ
い。また、複数ある大当り表示態様、例えば、第3図に
よれば、左側の可変表示器13aの1周期のデータ(16個
の表示データから構成される)のうち「1」「3」は、
5個であり、「5」「7」「9」は、2個であり、中央
の可変表示器13bの1周期のデータのうち「1」「9」
は、2個であり、「3」は、4個であり、「5」は、5
個であり、「7」は、3個であり、右側の可変表示器13
cの1周期のデータのうち「1」は、4個であり、
「3」「5」「7」「9」は、それぞれ2個である。し
たがって、それぞれのゾロ目が出現する確率は、「1」
「3」のゾロ目の確率が1/102.4であり、「5」「9」
のゾロ目の確率が1/204.8であり、「7」のゾロ目の確
率が1/341である。つまり、大当り表示態様の中で
「1」「3」のゾロ目が最も出易く、「7」のゾロ目が
最も出にくくされている。しかして、上記した大当り表
示態様のうちの一部、例えば、「5」「9」のゾロ目を
特定表示態様とし、「7」のゾロ目を特別表示態様と設
定しても良い。また、「1」「3」のゾロ目の表示のと
きには、サイクル期間中の前半で繰返し条件が成立した
ときに第1の駆動制御手段によって駆動し、後半で繰返
し条件が成立したときに第2の駆動制御手段によって駆
動するものでもよい。すなわち、第1、第2の駆動制御
手段とは、異なる駆動制御手段を備えたものでもよい。
この場合には、特定遊技状態の判定と駆動制御手段の選
択が同一の可変表示器13a〜13cで行われることになる。
ただし、特定遊技状態の判定と駆動制御手段の選択とが
1回の可変表示動作で同時に決定されてもよいし、ある
いは別々の可変表示動作で決定されてもよい。 特定遊技状態と判定されなくても第2可変表示器14
を可変表示させ、その表示結果が特別表示態様を表示し
た場合には、つぎに特定遊技状態となったときに第1の
駆動制御手段が選択されるようにしてもよい。 特別表示態様の成立は、1回の特定遊技状態の動作
が終了した時点で終了させることなく、複数回の特定遊
技状態に対応させてもよく、また相対的に長い時間(例
えば、20分)の間成立させた状態を維持しても良い。更
に、第2可変表示器14が再度特別表示態様を表示させる
まで維持してもよい。 次に、以上説明してた実施例においては、駆動制御手
段を選択するために特別に第2の可変表示器14を用いて
行ったが、これを可変表示装置の大当り表示態様を導出
する複数の7セグメントLEDで構成される可変表示器を
使用して代行するようにしてもよい。このような実施例
の一例として第6図に示す可変表示器70を示す。 第6図に示す実施例(以下、第2実施例という)は、
可変表示装置70として、縦横3列づつに可変表示器71a
〜71c、72a〜72c、73a〜73cが設けられている。しかし
て、この場合、可変表示器71a〜71c、72a〜72c、73a〜7
3cの表示の組合せとして、横方向の組合せ、すなわち可
変表示器71a,72a,73a(以下、Bラインという)と可変
表示器71b,72b,73b(以下、Aラインという)と可変表
示器71c,72c,73c(以下、Cラインという)の3列と、
斜め方向の組合せ、すなわち可変表示器71a,72b,73c
(以下、Dラインという)と可変表示器71c,72b,73a
(以下、Eラインという)の2列、合計5列の組合せが
有効と判断される。つまり、この5列上に大当り表示態
様(例えば、「7」)が揃えば特定遊技状態と判定され
る。そして、どのライン上に大当り表示態様が揃ったか
を遊技者に分かり易く報知するために、ライン表示LED7
4a,74b、75a,75b、76a,76b、77a,77b、78a,78bが両側に
設けられている。すなわち、Aラインを表示するために
ライン表示器74a,74bが設けられ、Bラインを表示する
ためにライン表示器75a,75bが設けられ、Cラインを表
示するためにライン表示器76a,76bが設けられ、Dライ
ンを表示するためのライン表示器77a,77bが設けられ、
Eラインを表示するためにライン表示器78a,78bが設け
られている。 また、可変表示装置70には、特定遊技状態となったと
きの繰返し回数を表示する継続回数表示器79と、後述す
る始動入賞口85a〜85cに入賞した入賞記憶数を表示する
始動入賞記憶表示器80が設けられている。 可変表示装置70の下方には、可変入賞球装置81が配置
されている。この可変入賞球装置81は、長方形状の開口
82を有し、この開口82が入賞領域を構成する。そして、
開口82を覆うように開閉板83が開閉自在に設けられてい
る。また、開口82の内部には、その中央に特定入賞口84
が形成され、この特定入賞口84に打玉が入賞することに
より繰返し条件が成立することになる。 更に、可変入賞球装置81の下方に複数(3つ)の始動
入賞口85a〜85cが配置されている。始動入賞口85a〜85c
に打玉が入賞すると、前記可変表示器71a〜71c、72a〜7
2c、73a〜73cの可変表示が開始されるようになってい
る。 上記のように構成される第2実施例の動作について説
明すると、打玉が始動入賞口85a〜85cに入賞すると、可
変表示器71a〜71c、72a〜72c、73a〜73cが可変表示を開
始し、一定時間後に停止する。そして、停止したときの
表示態様が上記5つのラインのいずれか1つのライン上
に大当り表示態様が表示されたときには、特定遊技状態
と判定され、可変入賞球装置81の開閉板83を開成する。
この開閉板83の1回のサイクル期間は、後述する特別表
示態様であるときと特定表示態様であるときとでは異な
るように設定されている。すなわち、特別表示態様であ
るときには、30秒が経過するまで、あるいはその30秒間
のうちに10個の打玉が入賞するまで、と設定され、特定
表示態様であるときには、40秒が経過するまで、あるい
はその40秒間のうちに15個の打玉が入賞するまで、と設
定されている。ただし、いずれの表示態様であっても、
その継続回数は、共に10回に限定されている。 ところで、この第2実施例においては、大当り表示態
様が上記した5つのラインのうちのどのライン上に表示
されたかによって駆動制御態様が異なるように設定され
ている。すなわち、横方向であるAライン又はBライン
又はCライン上に大当り表示態様が表示された場合に
は、特別表示態様であると判定されて第1の駆動制御手
段が選択され、斜め方向であるDライン又はEライン上
に大当り表示態様が表示された場合には、特定表示態様
であると判定されて第2の駆動制御手段が選択される。
すなわち、第2実施例においては、5ライン上のいずれ
かに大当り表示態様が表示されることにより特定遊技状
態となり、どのライン上に大当り表示態様が表示された
かによって特定表示態様と特別表示態様が区別され、こ
れにより第1又は第2のいずれかの駆動制御手段が選択
される。しかして、この場合、特定表示態様は、斜め方
向であるDライン又はEライン上に大当り表示態様が表
示された場合であり、このときの開閉板83は、第2の駆
動制御態様、すなわち特定入賞口84への打玉の入賞によ
り繰返し条件が成立したときに、直ちに開閉板83の開成
状態を終了して次の開成状態に移行する動作を繰返し、
特別表示態様は、横方向であるAライン又はBライン又
はCライン上に大当り表示態様が表示された場合であ
り、このときの開閉板83は、第1の駆動制御態様、すな
わち特定入賞口84への打玉の入賞により繰返し条件が成
立したときでもその入賞を記憶しておき、開閉板83が前
記サイクル期間を満了するまで開成状態と維持した後、
再度次の開成状態に移行する。 したがって、この第2実施例に係るパチンコ遊技機に
おいても、可変表示手段としての可変表示器71a〜71c、
72a〜72c、73a〜73cの大当り表示態様の表示結果が特別
表示態様であるときと特定表示態様であるときとでは、
開閉板83を駆動する駆動制御手段が異なるように選択さ
れるので、いずれか一方だけの駆動制御手段で一律に駆
動されることがなく、これにより遊技が単調とならず、
遊技者の興趣を十分に引きつけることができる。 なお、上述した実施例においては、特別表示態様と特
定表示態様との出現確率については、説明しなかった
が、これについては、同一であっても、異なるように設
定しても良い。 以上、2つの実施例について説明してきたが、これら
2つの実施例の他に以下に示すような変形例が考えられ
る。 第1又は第2の駆動制御手段のいずれかが選択され
ている場合であっても、次のサイクル期間に移行すると
き、一旦第2の状態にすることなく、1回のサイクルの
終了を判定するためのカウンタやタイマをリセットした
うえで次のサイクル期間に進むようにしてもよい。 可変入賞球装置内に設けられる繰返し条件成立のた
めの特定入賞口への入賞率を特別表示態様と特定表示態
様とで変化するようにしてもよい。この変化は、特定入
賞口を可動させて、その位置、あるいは大きさを変えた
りして行えばよい。 特定遊技状態となったときに直ちに可変入賞球装置
を開閉駆動することなく、例えば、特定遊技状態発生
後、他の入賞口に打玉が入賞すること(繰返し条件の成
立)を条件として可変入賞球装置を所定のサイクル期間
(例えば、10秒の経過又は10個の入賞)繰返して開閉駆
動するものであってもよい。そして、この場合、例え
ば、特別表示態様において可変入賞球装置が開成中に前
記他の入賞口への入賞があった場合、前記した他サイク
ル期間の終了後、再度可変入賞球装置を開成させ、特定
表示態様においては、前記他の入賞口への入賞があった
時点で直ちにサイクル期間を終了させ、再度可変入賞球
装置を開成させるようにすればよい。 可変入賞球装置の構造は、上記した3つの実施例と
異なっていてもよい。例えば、可動部材を横方向にスラ
イドさせて打玉を受け入れるものであってもよいし、ま
た、可変入賞球装置内の入賞口を特定入賞口のみとし、
打玉が入賞することによって繰返し条件設定用の可変表
示器を可変表示させ、その表示結果が予め定められた表
示であるときに繰返し条件成立としたものでもよい。 可変表示装置及び可変表示器の構造は、上記した2
つの実施例に限定されず、可変表示が行えるものであれ
ばどのようなものでもよい。例えば、回転ドラムを用い
たものや、LCD、ランプ等を用いたものであってもよ
い。 始動入賞口に通常時「0」→「1」→「2」→
「0」→・・・と可変表示している7セグメントLEDを
設け、打玉が入賞した時点で可変表示を一定時間停止さ
せ、表示された識別情報に基づいて徒弟遊技状態発生用
の可変表示器を作動させてもよい。例えば、「0」が表
示されたときには、作動せず、「1」が表示されたとき
には、1回作動させ、「2」が表示されたときには、2
回作動させる。 遊技者が借り受けた玉を打球供給皿6に投入して遊
技する弾球遊技機に代えて、持ち玉データが記憶された
記憶媒体によって遊技機内に封入された封入玉を弾発し
て遊技が行える、いわゆるカード式の弾球遊技機にして
もよい。
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、この発明
に係る弾球遊技機は、特定遊技状態となった後に導出さ
れる可変表示手段の表示結果に基づいて第1の駆動制御
手段又は第2の駆動制御手段のいずれかが選択されるの
で、特定遊技状態となったときの可変入賞球装置の駆動
態様がいずれか一方の駆動制御態様だけで制御されるこ
とがなく、このため、遊技が単調とならず、遊技者の興
趣を十分に引きつけることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る弾球遊技機の一例としてのパチ
ンコ遊技機の正面図、第2図は、パチンコ遊技機の背面
概略図、第3図は、可変表示装置の大当りの出現確率を
示す確率表図、第4図は、パチンコ遊技機の動作を制御
する回路のブロック図、第5A図ないし第5C図は、第4図
に示す制御回路の具体的な動作を示すフロー図、第6図
は、第2実施例に係る遊技盤の正面図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 12……可変表示装置(特定遊技状態出現手段) 13a〜13c……可変表示器 14……第2可変表示器(可変表示手段) 16……可変入賞球装置 17……開閉板、18……特定入賞口 39……特定入賞玉検出器(繰返し条件検出手段) 50……マイクロコンピュータ 70……可変表示装置 71a〜71c、72a〜72c、73a〜73c……可変表示器(特定遊
技状態出現手段及び可変表示手段) 81……可変入賞球装置 84……特定入賞口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤上に配設され、遊技者にとって有利
    となる第1の状態と、遊技者にとって不利となる第2の
    状態に変化自在な可変入賞球装置と、 該可変入賞球装置を所定期間第1の状態にできるように
    定められた遊技状態になったことを判定する特定遊技状
    態判定手段と、 前記可変入賞球装置を繰返して第1の状態にするための
    繰返し条件が成立したことを判定する繰返し条件判定手
    段と、 前記特定遊技状態判定手段の出力があったことに基づい
    て所定時間後に複数の表示結果を導出可能な可変表示手
    段と、 前記特定遊技状態判定手段の出力、または前記繰返し条
    件判定手段の出力に基づく前記可変入賞球装置の第1の
    状態中に前記繰返し条件判定手段の出力があることに基
    づいて前記可変入賞球装置を前記所定期間が経過するま
    で第1の状態に維持した後再度第1の状態に駆動する第
    1の駆動制御手段と、 前記特定遊技状態判定手段の出力、または前記繰返し条
    件判定手段の出力に基づく前記可変入賞球装置の第1の
    状態中に前記繰返し条件判定手段の出力があることに基
    づいて直ちに前記可変入賞球装置を再度第1の状態に駆
    動する第2の駆動制御手段と、 前記可変表示手段の表示結果に基づいて前記第1の駆動
    制御手段又は前記第2の駆動制御手段のいずれかを選択
    する駆動制御選択手段と、を備えた弾球遊技機。
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