JP2009222687A - 加速度センサ装置および加速度センサ装置の製造方法 - Google Patents

加速度センサ装置および加速度センサ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低背小型化しても実装後の検出感度を高く維持することができる加速度センサ装置を提供する。
【解決手段】重り部11と、重り部11を囲繞する枠状の固定部13と、固定部13の下面に開口部7aを有するようにして固定部13に設けられる孔部7と、一方端が固定部13に連結され、且つ他方端が重り部11に連結される梁部12と、梁部12に設けられる抵抗素子15と、を有するセンサ素子20と、センサ素子20が載置される主面1Aを有する基板1と、基板1の主面1Aと固定部下面の開口部7a周囲との間に介在され、一部が孔部7に埋入された状態でセンサ素子20と基板1とを接合する接着剤8と、を備えた構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、加速度を検出する加速度センサ装置および加速度センサ装置の製造方法に関するものである。
携帯型音楽プレイヤーやノート型パソコンなどのハードディスクドライブ搭載機器の落下保護、自動車のナビゲーションシステムにおける加速度検知などに、加速度センサが使用されている。
図8に従来の加速度センサの断面図を示す。同図に示す加速度センサ装置は、シリコン基板を加工して作製されたセンサ素子100と、センサ素子100を載置する基板200とを備えた構成を有している。
センサ素子100は、重り部101と、重り部101を囲繞する枠状の固定部102と、重り部101と固定部102とに連結される梁部103と、梁部103に形成されるピエゾ抵抗素子(図示せず)とを有している。
このようなセンサ素子100を有する加速度センサ装置に加速度に比例した外力が加わると重り部101が動き、それに伴って梁部103が変形し、ピエゾ抵抗素子も変形する。このピエゾ抵抗素子の変形による抵抗値の変化に基づいて加速度が検出されることとなる。
ところでセンサ素子100は、固定部102の下面と基板200の主面との間に介在された接着剤300によって基板200に固定されている。通常、基板200、接着剤300、およびセンサ素子100とは、それぞれ線膨張係数が大きく異なっているため、接着剤300を固定部102の下面全体にわたって塗布し、接着剤を硬化した場合、両者の線膨張係数の差に起因した残留応力が発生しやすくなり、この残留応力の影響によって梁部103が変形するなどして、加速度の検出感度の低下、オフセット電圧の増加、温度ドリフトの悪化といった問題が起こる。そこで接着剤300は、固定部102の下面全体にではなく、複数箇所、例えば固定部102の下面四隅に対応する四箇所に分けて接着面積が小さくなるように塗布されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−212246号公報
しかしながら、図8に示すような従来の加速度センサ装置は、複数箇所に分けて塗布した接着剤300が固定部102の下面に沿って広がるなどして、各接着剤300の接着面積にばらつきが生じやすかった。さらに、センサ素子100の低背小型化が進むと、接着面積をさらに小さくする必要があるが、複数箇所に塗布する接着量を従来のディスペンサーを使って均一に制御するのには限界があった。例えば、固定部102の下面四隅に対応する四箇所に分けて接着剤300を塗布した場合、一つの隅における接着面積は小さく、別の隅における接着面積は大きくなる場合があった。このように接着剤300の接着面積がばらつくと、センサ素子100に不均一な残留応力が発生するなどして梁部103が変形し、結局、加速度の検出感度の低下、オフセット電圧の増加、温度ドリフトの悪化などが起こり電気的特性の劣化を招くこととなる。特に加速度センサ装置が低背小型化するほど、これらの問題が顕著になってきている。
本発明は、以上のような諸事情を鑑みて案出されたものであり、電気的特性の劣化を抑えつつ小型化に対応した加速度センサ装置および加速度センサ装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の加速度センサ装置は、重り部と、前記重り部を囲繞する枠状の固定部と、前記固定部の下面に開口部を有するようにして前記固定部に設けられる孔部と、一方端が前記固定部に連結され、且つ他方端が前記重り部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を有するセンサ素子と、前記センサ素子が載置される主面を有する基板と、前記基板の主面と前記固定部下面の前記開口部周囲との間に介在され、一部が前記孔部に埋入された状態で前記センサ素子と前記基板とを接合する接着剤と、を有することを特徴とする。
また本発明の加速度センサ装置は、前記孔部が前記固定部の四隅に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
また本発明の加速度センサ装置は、前記重り部は平面形状が矩形状をなすとともに、前記梁部が前記重り部の上面四辺の中央部に連結されていることを特徴とする。
また本発明の加速度センサ装置は、前記孔部の内壁面と前記固定部の側面とを連通する連通部が設けられていることを特徴とする。
また本発明の加速度センサ装置は、前記接着剤にはスペーサ部材が含有されていることを特徴とする。
また本発明の加速度センサ装置は、前記センサ素子の出力信号を信号処理するICチップをさらに含むことを特徴とする。
また本発明の加速度センサ装置の製造方法は、重り部と、前記重り部を囲繞する枠状の固定部と、前記固定部の下面に開口部を有するようにして前記固定部に設けられる孔部と、一方端が前記固定部に連結され、且つ他方端が前記重り部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を有するセンサ素子および前記センサ素子が載置される主面を有する基板を準備する工程Aと、前記基板の主面で且つ前記センサ素子を載置したときに前記開口部と対応する位置に接着用部材を塗布する工程Bと、前記接着用部材の一部が前記孔部に入るようにして前記センサ素子を前記基板の主面に載置させ、前記接着用部材を硬化させることにより前記センサ素子と前記基板とを接合する工程Cと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、固定部の下面には孔部が設けられており、この孔部周囲と基板の主面との間に接着剤を介在させてセンサ素子と基板とを固定するようにしたことから、接着剤の塗布量が多くても余分な接着剤は孔部の中に入り込むため、接着剤が固定部の下面長手方向に沿って広がるのを抑えることができる。これにより接着剤の接着面積のばらつきを小さくすることができ、センサ素子に不均一な残留応力が発生するのを抑制して電気的な特性が優れた加速度センサ装置となすことができる。
また本発明の構成によって、センサ素子の耐衝撃性が向上するという効果も奏する。
以下に図面を参照して、本発明にかかる加速度センサ装置及び加速度センサ装置の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態で用いられる図は模式的なものであり、図面上の寸法比率は現実のものとは必ずしも一致していない。また、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。なお、本実施形態ではピエゾ抵抗効果を利用した三次元加速度センサ装置を例に説明する。
<加速度センサ装置>
図1は本実施形態にかかる加速度センサ装置の斜視図、図2は図1の加速度センサ装置の蓋10を外した状態の平面図、図3は図1に示す加速度センサ装置の断面図であり、図3(a)は図2のA−A’線で切断したときの断面に相当し、図3(b)は図2のB−B’線で切断したときの断面に相当する。これらの図に示すように本実施形態にかかる加速度センサ装置は、基板1とセンサ素子20とから主に構成されている。
まずセンサ素子20について説明する。図4はセンサ素子20の斜視図である。図4に示すようにセンサ素子20は、重り部11と、重り部11を囲繞する枠状の固定部13と、一方端が固定部13に連結され、他方端が重り部11に連結される梁部12と、固定部13に形成される素子側電極パッド14と、梁部12に形成される抵抗素子15と、を有している。
センサ素子20に加速度が加わると、加速度に応じた力がこの重り部11に作用し、重り部11が動くことで梁部12が撓むようになっている。本実施形態における重り部11には、その四隅に連結された4個の付属重り部11´が設けられている。付属重り部11´は、重り部11と一体形成されるものであり、付属重り部11´を設けることによって加速度に対する梁部12の撓みが大きくなり、加速度の検出感度を向上させることができる。
重り部11は、平面形状が略正方形をなし、その一辺の長さは例えば0.25mm〜0.5mmに設定される。また重り部11の厚みは例えば0.2mm〜0.625mmに設定される。付属重り部11´は、重り部11と同様に平面形状が、略正方形をなし、その一辺の長さは例えば0.1mm〜0.4mmに設定される。また付属重り部11aの厚みは、重り部11と同じ厚みを有するように例えば0.2mm〜0.625mmに設定される。なお、重り部11および付属重り部11aの平面形状は正方形に限られず、円や長方形など任意の形状が可能である。なお、重り部11と付属重り部11´は、例えばSOI(Silicon on Insulator)基板を加工することにより一体的に形成されている。
このような重り部11および付属重り部11´を囲繞するようにして枠状の固定部13が形成されている。固定部13は、平面形状が略正方形をなし、中央部に重り部11および付属重り部11´より若干大きい略正方形の開口部を有している。固定部13は、その一辺が例えば1.4mm〜3.0mmに設定され、固定部13を構成するアームの幅(アームの長手方向と直交する方向の幅)は例えば0.3mm〜1.8mmに設定される。また固定部13の厚みは、例えば0.2mm〜0.625mmに設定される。この固定部13の下面が接着剤8によって基板1の主面1Aに接合されることによりセンサ素子20が基板1に固定されることとなる。
図5は、センサ素子20を下面側から見たときの斜視図である。図5に示すように固定部13には、その下面に開口部7aを有する孔部7が設けられている。孔部7は、接着剤8の塗布位置と対応する部分、例えば固定部13の四隅に4個設けられている。この孔部7は、センサ素子20を接着剤8により基板1に接合する際、余分な接着剤8を収容するためのものである。これによって接着剤8が固定部13の下面に沿って広がるのを抑えることができ、接着剤8の接着面積が大きくばらつくことがなくなる。その結果、センサ素子20に不均一な残留応力が発生するのを抑制して電気的な特性に優れた加速度センサ装置となすことができる。また接着剤8の一部が孔部7に埋入された状態でセンサ素子20と基板1とが接合されていることから、センサ素子20に横方向から衝撃が加わった際、孔部7に埋入された接着剤8が衝撃を吸収するため横方向の耐衝撃性が向上するという利点もある。さらに孔部7を設けたことによりセンサ素子20が軽量化されるため接着剤8とセンサ素子20とが剥がれずらくなり、これによっても耐衝撃性が向上する。
孔部7は、固定部13の厚み方向に貫通しないように、換言すれば孔部7の底面が固定部13の上面まで到達しないようにして形成することが好ましい。このようにして孔部7を形成することにより、固定部13の上面側に形成される配線の引き回しの自由度を低下させることがない。またセンサ素子20を基板1に実装する際などにセンサ素子20の上面側から吸着コレットによるピックアップができるという利点もある。一方、孔部7を固定部13の厚み方向に貫通しないように形成し、センサ素子20を基板1に固定した場合、孔部7の開口部7aが塞がれることにより孔部7の内部に気体が密閉された状態となりやすい。気体が孔部7の内部に密閉された場合、周囲の温度変化により密閉された気体が膨張もしくは収縮することによって、センサ素子20に不要な圧力がかかり加速度センサ装置の電気的特性の劣化を招く恐れがある。そこで、気体が密閉されないように、固定部13には、孔部7の内壁面と固定部13の側面とを連通させる連通部16を設けておくとよい。連通部16を設けておくことにより、孔部7の内部に存在する気体が膨張もしくは収縮したとしても連通部16を通して気体が出入りするため、センサ素子20に不要な圧力がかかるのを防止して加速度センサ装置の電気的特性の劣化を抑制することができる。また連通部16は、固定部13の内周面13a側へ連通させておくことが好ましい。連通部16を固定部13の内周面13a側へ連通させておくことにより、外部からの衝撃が固定部13の外周面に加わった際、例えばウエハからセンサ素子20を個片にカットする際に固定部13が破損するのを少なくすることができる。
孔部7は例えば、円柱状に形成されておりその開口部7aの直径φおよび深さdは主として接着剤8との関係を考慮して設定される。具体的には、接着剤8となる接着用部材8´を基板1の主面1Aに塗布した際の接着用部材8´の塗布面(基板1との接触面)の面積を予め測定しておき、その面積よりも大きくなるように開口部7aの直径φが設定される。一方、孔部7の深さdは、基板1の主面1Aに塗布した際の接着用部材8´の高さを予め測定しておき、その高さよりも大きくなるように設定される。また、接着剤8にスペーサ部材17が含有されている場合には開口部7aの直径φを、スペーサ部材17の直径サイズより5倍以上大きくすることが好ましい。これにより余分な接着剤8が孔部7に入りやすくなる。さらにセンサ素子20をウエハ状態から個片に切り出すときの耐衝撃性を考慮すると開口部7aの淵(孔部7の内壁面)から固定部13の外周面までの距離は100μm以上にしておくことが好ましい。またセンサ素子20をSOI基板により作製する場合には、固定部13の厚みtから孔部7の深さdを引いた差の値をSOI基板の上部シリコン層の厚みと同じにするか、または大きくする方がよい。これにより孔をあけるプロセスが増えず、固定部13が壊れにくくなる。
なお、孔部7の形状は円柱状に限らず、例えば四角柱や三角柱など任意の形状が可能である。
このような固定部13と重り部11との間には図3に示すように梁部12が設けられている。梁部12は、一方端が重り部11の各辺の上面側中央部に連結され、他方端が固定部12の内周における各辺の上面側中央部に連結されており、本実施形態におけるセンサ素子20では、4本の梁部12が設けられている。
梁部12は可撓性を有し、センサ素子20に加速度が加わると重り部11が動き、重り部11の動きに伴って梁部12が撓むようになっている。梁部12は、例えば長手方向の長さが0.3mm〜0.8mmに設定され、幅(長手方向と直交する方向の長さ)が0.04mm〜0.2mmに設定され、厚みが5μm〜20μmに設定されている。このように梁部12を細長く且つ薄く形成することによって可撓性が発現される。
このような梁部12の上面には複数の抵抗素子15が形成されている。抵抗素子15は、より具体的には、SOI基板にボロンを打ち込むことにより形成されたピエゾ抵抗素子である。本実施形態では、3軸方向(図4に示した3次元直交座標系におけるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の加速度を検出できるように梁部12の所定の位置にこれらの抵抗素子15が形成されている。例えば、X軸方向に伸びる2つの梁部12には、X軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子15が設けられており、それぞれの梁部12に2個ずつ配置されている。これら4個の抵抗素子15のうち、固定部13側に配された抵抗素子同士を直列に接続し、重り部11側に配された抵抗素子同士を直列に接続し、これらを並列に接続することでブリッジ回路を構成している。またY軸方向に伸びる2つの梁部12には、Y軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子15が設けられており、これらの抵抗素子15を、X軸方向の加速度検出用の抵抗素子15と同様に配置し、抵抗素子同士の接続を行うことによってブリッジ回路を構成している。また、図示していないがZ軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子15が、X軸方向に伸びる2つの梁部12に、X軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子15それぞれと並ぶようにして形成されている。このZ軸方向の加速度検出用の抵抗素子15は、X軸方向の加速度検出用の抵抗素子15とは、抵抗素子同士の接続の仕方が異なっており、本実施形態では、X軸方向に伸びる2本の梁部12のうち一方の梁部12に設けられた固定部13側の抵抗素子15と、他方の梁部12に設けられた重り部11側の抵抗素子15とを直列接続してブリッジ回路を構成している。このようなブリッジ回路が組まれたセンサ素子20に加速度が加わると、上述したように梁部12が撓み、この撓みに伴って抵抗素子15が変形するため、ブリッジ回路で検出する出力電圧が変化する。この抵抗値の変化に基づく出力電圧の変化を電気信号として取り出し、これを外部のICで演算処理することによって印加された加速度の方向並びに大きさを検知することができる。なおZ軸方向の加速度検出用の抵抗素子15は、X軸方向に伸びる梁部12に設けたのと同様にして、Y軸方向に伸びる2つの梁部12に設けるようにしてもよい。
固定部13の上面には、抵抗素子15と電気的に接続される素子側電極パッド14が設けられており、この素子側電極パッド14を介して抵抗素子同士の接続や抵抗素子15からの電気信号の外部への取り出しなどを行っている。なお素子側電極パッド14に接続される金属細線6をボンディングする際の衝撃により固定部13が破損するのを防止する観点から、素子側電極パッド14は、孔部7の直上領域を避けて形成することが好ましい。
かかるセンサ素子20は、図3に示すように基板1に実装されている。基板1はセンサ素子20を保護する機能を有し、内部にはセンサ素子20を収容するキャビティ5が設けられている。基板1は、セラミック材料などからなる絶縁層を複数積層することにより形成され、本実施形態では3枚の絶縁層1a〜1cにより構成されている。絶縁層1aは平板状の部材からなり、その主面1Aにセンサ素子20が載置される。絶縁層1bはセンサ素子20より若干大きい開口部を有する枠状の部材であり、絶縁層1aと接合されている。絶縁層1cは、絶縁層1bの開口部より広い開口部を有する枠状の部材であり、絶縁層1bの主面の一部が露出するようにして絶縁層1bと接合されている。絶縁層1cの開口部から露出する絶縁層1bの主面には、複数の基板側電極パッド4が形成されている。基板側電極パッド4は金属細線6によってセンサ素子20の固定部上面に設けた素子側電極パッド14と電気的に接続されている。また基板1の下面には、複数の外部端子2が設けられており、外部端子2は基板1の内部に設けたビアホール導体3を介して基板側電極パッド4と接続されている。すなわち、センサ素子20の電気信号は、素子側電極パッド15、金属細線6、基板側電極パッド4、ビアホール導体3、外部端子2などを介して外部へ取り出されることとなる。
このような基板1の主面1Aに載置されるセンサ素子20は接着剤8により基板1に接合されている。センサ素子20の固定部13には、上述したように接着剤8の塗布位置と対応する箇所に孔部7が設けられているため接着剤8の一部は孔部7の中に入り、残りの接着剤8が孔部7の開口部7aの周辺と基板1の主面1Aとの間に介在された状態となる。したがって、孔部7の開口部7aの周辺と基板1の主面との間に介在された接着剤8によってセンサ素子20と基板1とが接合されることとなる。この場合、接着剤8は孔部7の開口部7aの外周縁に沿ってドーナツ状に広がることになるが、このドーナツ状に広がった部分の面積を固定部下面の面積全体の5%以上としておけば、センサ素子20と基板1とが強固に接合することができ、例えば1000G程度の大きな加速度が印加される環境においても耐え得るものとなる。接着剤8は、例えば、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などを使用することができる。なかでも接着時の残留応力を緩和する観点からシリコーン樹脂を用いることが好ましい。
接着剤8には、重り部11の下面と基板1の主面1Aとの間に所定の大きさのギャップが形成されるように、所定の径を有する球状のスペーサ部材17が混合されている。すなわち、重り部11の下面と基板1の主面1Aとの間のギャップの大きさをスペーサ部材17によって制御することができる。スペーサ部材17は、例えばシリカ、シリコン、ジビニルベンゼンなど所定の硬さを有する球状の部材であり、その直径は例えば2〜20μmである。従来の加速度センサ装置では、接着剤8にスペーサ部材を混ぜた場合、スペーサ部材によって接着剤の塗布用ノズルが目詰まりしないようにノズルの内径を比較的大きくする必要があるため、接着剤の塗布量を少なく制御することが困難であり、過剰な量の接着剤が塗布されることが多かった。この場合、固定部から外側に接着剤がはみだし、このはみ出した接着剤が重り部の可動範囲を狭くするなどして加速度センサ装置の電気的特性の劣化を招く要因となっていた。特に、加速度センサ装置の低背小型化が進むにつれて、必然的にセンサ素子20が低背小型化されるため、接着剤の塗布量を少なく制御することがより困難となってきており、過剰な量の接着剤による上記問題が顕著になる傾向にある。一方、本発明の加速度センサ装置によれば、接着剤8の塗布量が多くなったとしても、余分な接着剤8の多くは孔部7に収容されることから接着剤8が固定部13の外側にはみ出すことが少なくなる。したがって過剰に塗布された接着剤8に起因して加速度センサ装置の電気的特性が劣化するのを防止することができ、加速度センサ装置の低背小型化にも対応可能である。
本実施形態のように梁部12が重り部11の上面四辺の中央部に連結されている場合、センサ素子20と基板1との接合は、固定部13の四隅部において行うことが好ましい。これによりセンサ素子20の基板1への接合箇所と梁部12との間の距離が離れるため、接着剤8による接合に起因して発生し得る残留応力が梁部12に与える影響を小さくすることができ、加速度センサ装置の電気的な特性が劣化するのを抑えることができる。
このようにしてセンサ素子20が接合された基板1のキャビティの開口部を塞ぐようにして蓋10が基板1の上面に固着されており、センサ素子20がキャビティ5内に気密封止されている。蓋10は、例えば42アロイやステンレスなどの金属板からなり、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂9により基板1に接合されている。
以上、本発明の加速度センサ装置によれば、固定部13の下面には孔部7が設けられており、この孔部7の開口部7aの周囲と基板1の主面1Aとの間に接着剤8を介在させてセンサ素子20と基板1とを固定するようにしたことから、余分な接着剤8は孔部7の中に入り込むため、接着剤8が固定部13の下面より外側にはみ出たり、固定部13の下面に沿って広がるのを抑えることができる。これにより接着剤8の接着面積のばらつきを小さくすることができ、センサ素子20に不均一な残留応力が発生するのを抑制して電気的な特性が優れた加速度センサ装置となすことができる。
(変形例)
図6は上述した実施形態にかかる加速度センサ装置の変形例を示す断面図である。なお、図6の断面図は図2におけるA−A’線における断面に相当するものである。この変形例にかかる加速度センサ装置は、センサ素子20の出力信号を演算処理するICチップ30をさらに含んでいる。図6に示す加速度センサ装置では、基板1の下面側に設けたキャビティにICチップ30が収容されており、基板1に設けたビアホール導体3や配線導体などを介してセンサ素子20及び外部端子2と電気的に接続されている。ICチップ30は、例えば、センサ素子20の出力信号を増幅する増幅回路、センサ素子20の温度特性を補正する温度補償回路、ノイズを除去するノイズ除去回路などが集積化されたものである。このようなICチップ30を備えることによって加速度を高精度に検知することができる。
<加速度センサ装置の製造方法>
次に本実施の形態に係る加速度センサ装置の製造工程を説明する。
(工程A)
まず重り部11と、重り部11を囲繞する枠状の固定部13と、固定部13の下面に開口部7aを有するようにして固定部13に設けられる孔部7と、一方端が固定部13に連結され、且つ他方端が重り部11に連結される梁部12と、梁部12に設けられる抵抗素子15と、を有するセンサ素子20およびセンサ素子20が載置される主面1Aを有する基板1を準備する。
センサ素子20は例えば、SOI基板を用いて作製されるものであり、まずSOI基板表面のシリコン層にイオン注入法によりボロンを注入することでピエゾ抵抗からなる抵抗素子15を形成する。抵抗素子15を形成した後、ピエゾ抵抗素子に連結する配線を金属スパッター、ドライエッチング装置を用いて作製する。次に、従来周知の半導体微細加工技術、例えばフォトリソグラフィ法やディープドライエッチングによりSOI基板の表面側と裏面側から加工を施すことにより、梁部12と重り部11を形成する。このとき孔部7と連通部16も同時に形成される。このようにして図4に示すようなセンサ素子20が作製される。
一方、基板1はアルミナなどの セラミック材料からなる複数の絶縁層を積層することにより形成される。具体的には、平板状の絶縁層1a、矩形状の開口部を有する絶縁層1b、絶縁層1bの開口部より大きな開口部を有する絶縁層1cを順次積層することよりキャビティ5を有する基板1が作製される。
(工程B)
次に図7に示すように基板1の主面1Aで且つセンサ素子20を載置したときに開口部7aと対応する位置に接着用部材8´を塗布する。接着用部材8´は硬化前のシリコーン樹脂やエポキシ樹脂であり、ディスペンサーなどを用いて基板1の主面1Aに塗布される。接着用部材8´は、基板1の主面1Aへ塗布した際の塗布面が固定部13の幅より小さく、且つ孔部7の開口部7aより大きくなるようにして塗布される。なお孔部7の深さや開口部7aの大きさは接着用部材8´の塗布量等との関係で調整される。接着用部材8´には、シリカ、シリコン、ジビニルベンゼンなどからなる直径が2μm〜20μm程度の球状のスペーサ部材が混合されており、このスペーサ部材が固定部13の下面と基板1の主面1Aとの間に介在されることにより基板1の主面1Aと重り部11の下面との間に隙間を形成することができる。
(工程C)
次に接着用部材の一部が孔部7に入るようにしてセンサ素子20を基板1の主面1Aに載置させ、接着用部材8´を硬化させることによりセンサ素子20と基板1とを接合する。このとき余分な接着剤8は孔部7の中に収容されるため接着剤8が固定部13の下面の外側にはみ出るのを抑えたり、固定部13の下面に沿って広がるのを抑えることができる。これにより接着剤8の接着面積のばらつきを小さくすることができ、センサ素子20に不均一な残留応力が発生するのを抑制して電気的な特性が優れた加速度センサ装置となすことができる。
センサ素子20を基板1に接合した後、金、銅、アルミニウムなどからなる金属細線6によりセンサ素子20に設けた素子側電極パッド15と基板1に設けた基板側電極パッド4とを接続する。最後に42アロイなどからなる金属製の蓋10をエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂9により基板1の上面(絶縁層1dの上面)に接合することより製品としての加速度センサ装置が完成する。
本発明の実施の形態に係る加速度センサ装置の斜視図である。 図1に示す加速度センサ装置の蓋を外した状態の平面図である。 図1に示す加速度センサ装置の断面図であり、(a)は図2のA−A’線で切断したときの断面に、(b)は図2のB−B’線で切断したときの断面にそれぞれ相当する。 図1に示す加速度センサ装置に搭載されているセンサ素子の斜視図である。 図4に示すセンサ素子を下面側から見たときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加速度センサ装置の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る加速度センサ装置の製造方法の一工程を示す斜視図である。 従来の加速度センサ装置を示す断面図である。
符号の説明
1・・・基板
2・・・外部端子
3・・・ビアホール導体
4・・・基板側電極パッド
5・・・キャビティ
6・・・金属細線
7・・・孔部
8・・・接着剤
11・・・重り部
12・・・梁部
13・・・固定部
14・・・素子側電極パッド
15・・・抵抗素子
20・・・センサ素子

Claims (7)

  1. 重り部と、前記重り部を囲繞する枠状の固定部と、前記固定部の下面に開口部を有するようにして前記固定部に設けられる孔部と、一方端が前記固定部に連結され、且つ他方端が前記重り部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を有するセンサ素子と、
    前記センサ素子が載置される主面を有する基板と、
    前記基板の主面と前記固定部下面の前記開口部周囲との間に介在され、一部が前記孔部に埋入された状態で前記センサ素子と前記基板とを接合する接着剤と、を有する加速度センサ装置。
  2. 前記孔部が前記固定部の四隅に対応する位置に設けられている請求項1に記載の加速度センサ装置。
  3. 前記重り部は平面形状が矩形状をなすとともに、前記梁部が前記重り部の上面四辺の中央部に連結されている請求項2に記載の加速度センサ装置。
  4. 前記孔部の内壁面と前記固定部の側面とを連通する連通部が設けられている請求項1に記載の加速度センサ装置。
  5. 前記接着剤にはスペーサ部材が含有されている請求項1に記載の加速度センサ装置。
  6. 前記センサ素子の出力信号を信号処理するICチップをさらに含む請求項1に記載の加速度センサ装置。
  7. 重り部と、前記重り部を囲繞する枠状の固定部と、前記固定部の下面に開口部を有するようにして前記固定部に設けられる孔部と、一方端が前記固定部に連結され、且つ他方端が前記重り部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を有するセンサ素子および前記センサ素子が載置される主面を有する基板を準備する工程Aと、
    前記基板の主面で且つ前記センサ素子を載置したときに前記開口部と対応する位置に接着用部材を塗布する工程Bと、
    前記接着用部材の一部が前記孔部に入るようにして前記センサ素子を前記基板の主面に載置させ、前記接着用部材を硬化させることにより前記センサ素子と前記基板とを接合する工程Cと、を含む加速度センサ装置の製造方法。
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