JP2010107394A - 加速度センサ素子および加速度センサ装置 - Google Patents

加速度センサ素子および加速度センサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 加速度センサ素子自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる加速度センサ素子および該加速度センサ素子を提供する。
【解決手段】 加速度センサ素子10は、錘部11と、一方端が錘部11に連結される梁部13と、梁部の他方端と連結する固定部12と、梁部13に設けられる抵抗素子14とを備えている。加速度センサ素子10においては、錘部11は、固定部12の第1切り欠き部12bの内壁面の上辺を含んで固定部12の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された部分であり、固定部12において平面視したときの幅が小さい領域部分である第2切り欠き部12aまで延出した部分である延出部11dを有するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加速度を検出する加速度センサ素子および該加速度センサ素子を備えた加速度センサ装置に関する。
携帯型音楽プレイヤーやノート型パソコンなどのハードディスクドライブ搭載機器の落下保護、自動車のナビゲーションシステムにおける加速度検知などに、加速度センサ装置が使用されている。加速度センサ装置は、シリコン基板を加工して作製された加速度センサ素子と、加速度センサ素子が実装される実装基板とを備えた構成を有している。
図10は、従来の加速度センサ素子の構成を示す図である。たとえば、特許文献1に開示される従来の加速度センサ素子100は、錘部101と、錘部101を囲繞する枠状の固定部102と、錘部101と固定部102とに連結される梁部103と、梁部103に形成される抵抗素子104と、固定部102に形成される素子側電極パッド105とを有している。
このような加速度センサ素子100を有する加速度センサ装置に加速度に比例した外力が加わると錘部101が動き、それに伴って梁部103が変形し、抵抗素子104も変形する。この抵抗素子104の変形による抵抗値の変化に基づく出力電圧の変化を電気信号として取り出し、加速度が検出されることとなる。そして、加速度センサ素子100においては、素子側電極パッド105を介して抵抗素子104同士の接続や抵抗素子104からの電気信号の外部への取り出しが行われる。
ところで加速度センサ素子100が有する錘部101は、平面形状が略正方形をなす中央錘部101aと、中央錘部101aの四隅に連結された4個の付属錘部101bとが一体形成された4つ葉のクローバーのような形状を有している。そして、枠状の固定部102は、中央錘部101aおよび付属錘部101bを囲繞するように形成されている。
特開2003−172745号公報
加速度に対する梁部103の変形を大きくし、加速度の検出感度を向上させるためには、錘部101を大きくする必要があるが、単純に錘部101を大きくすると、錘部101を囲繞するように形成される固定部102も外方側に大きくなり、加速度センサ素子100自体が大型化することになる。
したがって本発明の目的は、加速度センサ素子自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる加速度センサ素子および該加速度センサ素子を備えた加速度センサ装置を提供することである。
本発明は、錘部と、一方端が前記錘部に連結される梁部と、前記梁部の他方端と連結する固定部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を備えた加速度センサ素子であって、
前記錘部は、前記固定部の内壁面のうち前記梁部と連結する内壁面の上辺を含み、かつ前記固定部の上面に直交する仮想平面の外側まで延出された延出部を有する加速度センサ素子である。
また本発明は、錘部と、前記錘部を囲繞する枠状の固定部と、一方端が前記錘部に連結され、かつ他方端が前記固定部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を備えた加速度センサ素子であって、
前記固定部は、平面視したときに幅が異なる2つの領域部分である第1領域部および第2領域部を有し、
前記錘部は、前記第1領域部よりも平面視したときの幅が小さい前記第2領域部まで延出した延出部を有する加速度センサ素子である。
また本発明は、錘部と、前記錘部を囲繞する枠状の固定部と、一方端が前記錘部に連結され、かつ他方端が前記固定部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を備えた加速度センサ素子であって、
前記固定部は、内周面側に切り欠かれた第1切り欠き部と、第1切り欠き部から外方に切り欠かれた第2切り欠き部とを有し、
前記錘部は、前記第2切り欠き部により形成される拡張領域まで延出した延出部を有する加速度センサ素子である。
また本発明は、前記錘部は、平面視したときの幅が一定となるように形成され、上面が前記仮想平面の外側まで延出された延出部を有する前記加速度センサ素子である。
また本発明は、前記錘部は、上面よりも下面が大きくなるように形成され、下面が前記仮想平面の外側まで延出された延出部を有する前記加速度センサ素子である。
また本発明は、前記錘部は、平面視したときの幅が一定となるように形成され、
前記固定部は、上面側に対応する部分に前記第1領域部および前記第2領域部が形成されている。
また本発明は、前記錘部は、上面よりも下面が大きくなるように形成され、
前記固定部は、上面側に対応する部分に前記第1領域部が形成され、下面側に対応する部分に前記第2領域部が形成されている。
また本発明は、前記錘部は、平面視したときの幅が一定となるように形成され、
前記固定部は、上面側に対応する部分に第2切り欠き部が形成されている。
また本発明は、前記錘部は、上面よりも下面が大きくなるように形成され、
前記固定部は、下面側に対応する部分に第2切り欠き部が形成されている。
また本発明は、前記錘部および前記固定部は平面視したときの形状が矩形状であり、前記梁部が前記錘部の四辺の中央部に連結され、
前記延出部が前記固定部の四隅に対応する位置に設けられている。
また本発明は、前記加速度センサ素子と、
前記加速度センサ素子が実装される実装基板と、を備えた加速度センサ装置である。
また本発明は、前記加速度センサ素子の出力信号を信号処理する半導体素子をさらに含む。
本発明の加速度センサ素子においては、前記仮想平面の外側まで延出された延出部を有するように錘部が構成されているので、固定部の大きさを大きくすることなく、錘部を大きくすることができる。そのため、延出部が設けられていることに対応して加速度に対する梁部の変形を大きくすることができ、加速度センサ素子自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる。
また本発明の加速度センサ素子においては、第1領域部よりも平面視したときの幅が小さい第2領域部まで延出した延出部を有するように錘部が構成されているので、固定部の大きさを大きくすることなく、錘部を大きくすることができる。そのため、延出部が設けられていることに対応して加速度に対する梁部の変形を大きくすることができ、加速度センサ素子自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる。
また本発明の加速度センサ素子においては、固定部の内周面側に切り欠かれた第1切り欠き部から外方に切り欠かれた第2切り欠き部により形成される拡張領域まで延出した延出部を有するように錘部が構成されているので、固定部の大きさを大きくすることなく、錘部を大きくすることができる。そのため、延出部が設けられていることに対応して加速度に対する梁部の変形を大きくすることができ、加速度センサ素子自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる。
また本発明の加速度センサ装置は、前記加速度センサ素子と、加速度センサ素子が実装される実装基板とを備える。加速度センサ装置が上述した加速度センサ素子を備えているので、優れた加速度の検出感度を有し、かつ小型化に対応した加速度センサ装置が実現される。
図1は、本発明の第1実施形態である加速度センサ素子10の構成を示す図である。また、図2は、図1に示す加速度センサ素子10の切断面線A−Aで切断したときの断面図である。加速度センサ素子10は、錘部11と、錘部11を囲繞する枠状の固定部12と、一方端が錘部11に連結され、かつ他方端が固定部12に連結される梁部13と、梁部13に設けられる抵抗素子14と、固定部12に設けられる素子側電極パッド15とを含む。またその平面形状は、たとえば略正方形となるように形成される。加速度センサ素子10においては、加速度センサ素子10に加速度が加わると、加速度に応じた力が錘部11に作用し、錘部11が動くことで梁部13が撓むようになっている。
錘部11は、加速度センサ素子10における中央部に配置される中央錘部11aと、中央錘部11aに連結される4個の第1付属錘部11bと、各第1付属錘部11bから外方に延びて形成される4個の第2付属錘部11cとを含む。第1付属錘部11bおよび第2付属錘部11cは、中央錘部11aと一体形成されるものである。
中央錘部11aの平面形状は、任意の形状とすることができるが、本実施の形態では略正方形であり、その一辺の長さがたとえば0.25〜0.5mmに設定される。また、中央錘部11aの厚みは、たとえば0.2〜0.625mmに設定される。4個の第1付属錘部11bは、それぞれ中央錘部11aの四隅に連結されている。各第1付属錘部11bの平面形状は、任意の形状とすることができるが、本実施の形態では略正方形であり、その一辺の長さがたとえば0.1〜0.4mmに設定される。また、第1付属錘部11bの厚みは、中央錘部11aと同じ厚みを有するようにたとえば0.2〜0.625mmに設定される。第2付属錘部11cは、第1付属錘部11bの中心を基点として中央錘部11aと連結される角部と点対称に位置する角部から外方に延びて形成される。4個の第2付属錘部11cのそれぞれの平面形状は、任意の形状とすることができるが、本実施の形態では略正方形であり、その一辺の長さがたとえば0.05〜0.25mmに設定される。また、各第2付属錘部11cの厚みは、中央錘部11aと同じ厚みを有するようにたとえば0.2〜0.625mmに設定される。
ここで、本実施の形態では、錘部11は、図2(a)に示すように、平面視したときの幅が上面から下面にわたって一定となるように形成されている。換言すれば、錘部11の側面は錘部11の上面と直交するように上下方向に伸びている。また、錘部11は、中央錘部11aの中心を基点とした場合、4個の第1付属錘部11bは対称な位置関係にあり、4個の第2付属錘部11cも対称な位置関係にある。そのため、錘部11の重心は、中央錘部11aの中心と一致する。また、中央錘部11a、第1付属錘部11bおよび第2付属錘部11cは、たとえばSOI(Silicon on Insulator)基板を加工することにより一体的に形成されている。
また、錘部11が有する4個の第2付属錘部11cは、詳細は後述するが、固定部12の内壁面のうち梁部13と連結する内壁面の上辺を含み、かつ固定部12の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された領域である延出部11dを含む。
固定部12は、平面形状が略正方形を成し、中央部に錘部11より若干大きい開口部を有して枠状に形成され、錘部11を所定の間隔を有して囲繞するように配置されている。加速度センサ素子10を実装基板に実装して加速度センサ装置を製造するときには、固定部12の下面が接着剤によって実装基板の主面に接合されることにより加速度センサ素子10が実装基板に固定されることになる。固定部12は、外周の一辺がたとえば0.7〜3.0mmに設定され、厚みが錘部11と同じ厚みを有するようにたとえば0.2〜0.625mmに設定される。
そして、固定部12は、錘部11を所定の間隔を有して囲繞するように配置されているので、錘部11が有する4個の第1付属錘部11bのそれぞれに対応して内周面側に切り欠かれた第1切り欠き部12bと、錘部11が有する4個の第2付属錘部11cのそれぞれに対応して第1切り欠き部12bから外方に切り欠かれた第2切り欠き部12aとを有する。この第1切り欠き部12bと第2切り欠き部12aとは、平面視したときに固定部12において幅が異なる2つの領域部分となり、第2切り欠き部12aが、第1切り欠き部12bよりも平面視したときの幅が小さい領域部分となる。平面視したときの第1切り欠き部12bの幅は、たとえば0.3〜1.8mmに設定されており、第2切り欠き部12aの幅は、たとえば0.1〜0.5mmに設定されている。
ここで、錘部11において、固定部12の内壁面のうち梁部13と連結する内壁面の上辺を含んで固定部12の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された領域である、前述の延出部11dは、固定部12の第2切り欠き部12aまで延出していることになる。
梁部13は、一方端が中央錘部11aの各側面の上面側中央部に連結され、他方端が固定部12において平面視したときの幅が大きい側の領域部分となる第1切り欠き部12bの内壁面の上面側中央部に連結されており、本実施の形態における加速度センサ素子10では、4本の梁部13が設けられている。
つまり、錘部11が有する第2付属錘部11cの一部である前述した延出部11dは、固定部12の第1切り欠き部12bの内壁面の上辺を含み、かつ固定部12の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出されていることになる。
梁部13は可撓性を有し、加速度センサ素子10に加速度が加わると錘部11が動き、錘部11の動きに伴って梁部13が撓むようになっている。梁部13は、たとえば長手方向の長さが0.3〜0.8mmに設定され、幅(長手方向と直交する方向の長さ)が0.04〜0.2mmに設定され、厚みが5〜20μmに設定されている。このように梁部13を細長く且つ薄く形成することによって可撓性が発現される。
このような梁部13の上面には複数の抵抗素子14が形成されている。抵抗素子14は、より具体的には、SOI基板にボロンを打ち込むことにより形成されたピエゾ抵抗素子である。本実施形態では、3軸方向(3次元直交座標系におけるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の加速度を検出できるように梁部13の所定の位置にこれらの抵抗素子14が形成されている。たとえば、X軸方向に伸びる2つの梁部13には、X軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子14が設けられており、それぞれの梁部13に2個ずつ配置されている。これら4個の抵抗素子14のうち、固定部12側に配された抵抗素子同士を直列に接続し、錘部11側に配された抵抗素子同士を直列に接続し、これらを並列に接続することでブリッジ回路を構成している。
またY軸方向に伸びる2つの梁部13には、Y軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子14が設けられており、これらの抵抗素子14を、X軸方向の加速度検出用の抵抗素子14と同様に配置し、抵抗素子同士の接続を行うことによってブリッジ回路を構成している。また、図示していないがZ軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子14が、X軸方向に伸びる2つの梁部13に、X軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子14それぞれと並ぶようにして形成されている。このZ軸方向の加速度検出用の抵抗素子14は、X軸方向の加速度検出用の抵抗素子14とは、抵抗素子同士の接続の仕方が異なっており、本実施形態では、X軸方向に伸びる2本の梁部13のうち一方の梁部13に設けられた固定部12側の抵抗素子14と、他方の梁部13に設けられた錘部11側の抵抗素子14とを直列接続してブリッジ回路を構成している。
このようなブリッジ回路が組まれた加速度センサ素子10に加速度が加わると、上述したように梁部13が撓み、この撓みに伴って抵抗素子14が変形するため、ブリッジ回路で検出する出力電圧が変化する。この抵抗値の変化に基づく出力電圧の変化を電気信号として取り出し、これを外部の半導体素子であるIC(Integrated Circuit)などで演算処理することによって印加された加速度の方向並びに大きさを検知することができる。なおZ軸方向の加速度検出用の抵抗素子14は、X軸方向に伸びる梁部13に設けたのと同様にして、Y軸方向に伸びる2つの梁部13に設けるようにしてもよい。
固定部12が有する第1切り欠き部12bの上面には、抵抗素子14と電気的に接続される素子側電極パッド15が設けられており、この素子側電極パッド15を介して抵抗素子同士の接続や抵抗素子14からの電気信号の外部への取り出しなどを行っている。
以上のように、加速度センサ素子10においては、錘部11は、固定部12の第1切り欠き部12bの内壁面の上辺を含み、かつ固定部12の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された部分であり、固定部12において平面視したときの幅が小さい領域部分である第2切り欠き部12aまで延出した部分である延出部11dを有するように構成されているので、固定部12の大きさを大きくすることなく、錘部11を大きくすることができる。そのため、延出部11dが設けられていることに対応して加速度に対する梁部13の変形を大きくすることができ、加速度センサ素子10自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる。また素子側電極パッド15を形成するための領域も十分に確保することができる。
また、本実施の形態では、加速度センサ素子10の錘部11は、前述したように、平面視したときの幅が上面から下面にわたって一定となるように形成されているが、図2(b)に示すように、上面より下面が大きくなるように錘部11を構成してもよい。この場合、錘部11は、下面側が前記仮想平面Sの外側まで延された延出部11dを有するように構成されることになり、固定部12において平面視したときの幅が小さい領域部分となる第2切り欠き部12aは、下面側に対応する部分に形成されることになる。
このように、下面側が前記仮想平面Sの外側まで延出された延出部11dを有するように錘部11が構成されることによって、錘部11の重心が下方にずれることになり、延出部11dが設けられていることに対応して加速度に対する梁部13の変形をさらに大きくすることができ、加速度の検出感度をさらに向上させることができる。
次に、加速度センサ素子10の製造方法について説明する。加速度センサ素子10は、たとえばSOI基板を用いて作製されるものであり、まずSOI基板表面のシリコン層にイオン注入法によりボロンを注入することでピエゾ抵抗からなる抵抗素子14を形成する。抵抗素子14を形成した後、抵抗素子14に連結する配線を金属スパッター、ドライエッチング装置を用いて作製する。次に、従来周知の半導体微細加工技術、たとえばフォトリソグラフィ法やディープドライエッチングによりSOI基板の表面側と裏面側から加工を施すことにより、梁部13と錘部11を形成する。このようにして加速度センサ素子10が作製される。
図3は、本発明の第2実施形態である加速度センサ素子20の構成を示す図である。加速度センサ素子20は、錘部21と、錘部21を囲繞する枠状の固定部22と、一方端が錘部21に連結され、かつ他方端が固定部22に連結される梁部23と、梁部23に設けられる抵抗素子24と、固定部22に設けられる素子側電極パッド25とを含み、平面形状が略正方形となるように構成される。
固定部22は、平面形状が略正方形を成し、中央部に錘部21より若干大きい開口部を有して枠状に形成されて、加速度センサ素子20における外周部分となり、錘部21を所定の間隔を有して囲繞するように配置されている。加速度センサ素子20を実装基板に実装して加速度センサ装置を製造するときには、固定部22の下面が接着剤によって実装基板の主面に接合されることにより加速度センサ素子20が実装基板に固定されることになる。固定部22は、外周の一辺がたとえば0.7〜3.0mmに設定され、厚みが錘部21と同じ厚みを有するようにたとえば0.2〜0.625mmに設定される。
そして、固定部22は、内周面側に切り欠かれて加速度センサ素子20における四隅部に対応する部分であり平面形状が略L字形状に形成される第1切り欠き部22bと、第1切り欠き部22bから外方に切り欠かれて加速度センサ素子20における4つの外周面の中央部に対応する部分であり平面形状が略長方形に形成される第2切り欠き部22aとを有する。この第1切り欠き部22bと第2切り欠き部22aとは、平面視したときに固定部22において幅が異なる2つの領域部分となり、第2切り欠き部22aが、第1切り欠き部22bよりも平面視したときの幅が小さい領域部分となる。
錘部21は、加速度センサ素子20における中央部に配置される中央錘部21aと、中央錘部21aに連結される4個の第1付属錘部21bと、各第1付属錘部21bから外方に延びて形成される4個の第2付属部21cとを含む。第1付属錘部21bおよび第2付属部21cは、中央錘部21aと一体形成されるものである。
中央錘部21aの平面形状は、本実施の形態では略正方形であり、その一辺の長さがたとえば0.34〜0.59mmに設定される。また、中央錘部21aの厚みは、たとえば0.2〜0.625mmに設定される。4個の第1付属錘部21bは、中央錘部21aの4つの側面にそれぞれ連結されている。各第1付属錘部21bの平面形状は、本実施の形態では、中央錘部21aに連結される側が短辺であり、固定部22の第1切り欠き部22bの内壁面の一部と所定の間隔をあけて対向する側が長辺となる略台形であり、長辺の長さL1がたとえば0.59〜0.8mmに設定され、高さL2がたとえば0.05〜0.2mmに設定される。また、第1付属錘部21bの厚みは、中央錘部21aと同じ厚みを有するようにたとえば0.2〜0.625mmに設定される。
第2付属錘部21cは、平面形状が略台形である第1付属錘部21bの長辺に対応する部分から外方に延びて形成される。4個の第2付属錘部21cのそれぞれの平面形状は、本実施の形態では、第1付属錘部21bに連結される側が長辺となる略長方形であり、短辺の長さがたとえば0.05〜0.5mmに設定される。また、各第2付属錘部11cの厚みは、中央錘部11aと同じ厚みを有するようにたとえば0.2〜0.625mmに設定される。加速度センサ素子20においては、第2付属錘部11cが第1付属錘部21bから外方に延びて、固定部22の第2切り欠き部22aと所定の間隔をあけて対向することになる。
ここで、本実施の形態では、錘部21は、平面視したときの幅が上面から下面にわたって一定となるように形成されている。また、錘部21は、中央錘部21aの中心を基点とした場合、4個の第1付属錘部21bは対称な位置関係にあり、4個の第2付属錘部21cも対称な位置関係にある。そのため、錘部21の重心は、中央錘部21aの中心と一致する。また、中央錘部21a、第1付属錘部21bおよび第2付属錘部21cは、たとえばSOI基板を加工することにより一体的に形成されている。
また、錘部21が有する4個の第2付属錘部21cは、固定部22の内壁面のうち梁部23と連結する第1切り欠き部22bの内壁面の上辺を含み、かつ固定部22の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された領域である延出部21dを含む。
梁部23は、一方端が中央錘部21aの四隅に対応する部分に連結され、他方端が固定部22において平面視したときの幅が大きい側の領域部分であり略L字形状に形成される第1切り欠き部22bのL字型屈曲角部に連結されており、本実施の形態における加速度センサ素子20では、4本の梁部23が設けられている。
つまり、錘部21が有する第2付属錘部21cの一部である前述した延出部21dは、第1切り欠き部22bのL字型に屈曲した内壁面の上辺を含み、かつ固定部22の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出されていることになる。
梁部23は、前述した加速度センサ素子10が有する梁部13と同様に可撓性を有し、加速度センサ素子20に加速度が加わると錘部21が動き、錘部21の動きに伴って梁部23が撓むようになっている。梁部23は、たとえば長手方向の長さが0.3〜0.8mmに設定され、幅(長手方向と直交する方向の長さ)が0.04〜0.2mmに設定され、厚みが5〜20μmに設定されている。このように梁部23を細長く且つ薄く形成することによって可撓性が発現される。
このような梁部23の上面には複数の抵抗素子24が形成されている。抵抗素子24は、より具体的には、SOI基板にボロンを打ち込むことにより形成されたピエゾ抵抗素子である。本実施形態では、3軸方向(3次元直交座標系におけるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の加速度を検出できるように梁部23の所定の位置にこれらの抵抗素子24が形成されている。たとえば、XY座標の(1,1)方向に平行に伸びる2つの梁部23には、X軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子24が設けられており、それぞれの梁部23に2個ずつ配置されている。これら4個の抵抗素子24のうち、固定部22側に配された抵抗素子同士を直列に接続し、錘部21側に配された抵抗素子同士を直列に接続し、これらを並列に接続することでブリッジ回路を構成している。
またXY座標の(−1,1)方向に平行に伸びる2つの梁部23には、Y軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子24が設けられており、これらの抵抗素子24を、X軸方向の加速度検出用の抵抗素子24と同様に配置し、抵抗素子同士の接続を行うことによってブリッジ回路を構成している。また、図示していないがZ軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子24が、XY座標の(1,1)方向に平行に伸びる2つの梁部23に、X軸方向の加速度を検出するための4個の抵抗素子24それぞれと並ぶようにして形成されている。このZ軸方向の加速度検出用の抵抗素子24は、X軸方向の加速度検出用の抵抗素子24とは、抵抗素子同士の接続の仕方が異なっており、本実施形態では、X軸方向に伸びる2本の梁部23のうち一方の梁部23に設けられた固定部22側の抵抗素子24と、他方の梁部23に設けられた錘部21側の抵抗素子24とを直列接続してブリッジ回路を構成している。
このようなブリッジ回路が組まれた加速度センサ素子20に加速度が加わると、上述したように梁部23が撓み、この撓みに伴って抵抗素子24が変形するため、ブリッジ回路で検出する出力電圧が変化する。
固定部22が有する第1切り欠き部22bの上面には、抵抗素子24と電気的に接続される素子側電極パッド25が設けられており、この素子側電極パッド25を介して抵抗素子同士の接続や抵抗素子24からの電気信号の外部への取り出しなどを行っている。
以上のように、加速度センサ素子20においては、錘部21は、固定部22の第1切り欠き部22bの内壁面の上辺を含んで固定部22の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された部分であり、固定部22において平面視したときの幅が小さい領域部分である第2切り欠き部22aまで延出した部分である延出部21dを有するように構成されているので、固定部22の大きさを大きくすることなく、錘部21を大きくすることができる。そのため、延出部21dが設けられていることに対応して加速度に対する梁部23の変形を大きくすることができ、加速度センサ素子20自体が大型化することなく、加速度の検出感度を向上させることができる。
なお、加速度センサ素子20においても、前述した加速度センサ素子10の場合と同様に、下面側が前記仮想平面Sの外側まで延出された延出部21dを有するように錘部21が構成されることによって、錘部21の重心が下方にずれることになり、延出部21dが設けられていることに対応して加速度に対する梁部23の変形をさらに大きくすることができ、加速度の検出感度をさらに向上させることができる。また、加速度センサ素子20は、加速度センサ素子10と同様にして作製することができる。
図4は、本発明の第3実施形態である加速度センサ素子30の構成を示す図である。加速度センサ素子30は、前述した加速度センサ素子10に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の錘部31は、図1に示した加速度センサ素子10が有する錘部11と同様に、平面形状が略正方形の中央錘部11aの四隅に4個の第1付属錘部11bが連結されている。そして、各第1付属錘部11bから外方に延びて形成される4個の第2付属錘部31cは、加速度センサ30における外周端部まで到達して形成されている。加速度センサ素子30においては、固定部32は、枠状には形成されておらず、加速度センサ素子10が備える固定部12が有する第2切り欠き部12aに対応する領域部分を有さない。そして、固定部32は、加速度センサ素子10が備える第1切り欠き部12bにのみ対応した領域部分である、独立した4つの部材で構成されている。
第2付属錘部31cが、加速度センサ30における外周端部まで到達して形成されているので、第1切り欠き部12bに対応する固定部32の内壁面の上辺を含み、かつ固定部32の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された部分である延出部31dは、上述した加速度センサ素子10における延出部11dよりも大きいものとなる。したがって、加速度に対する梁部13の変形をさらに大きくすることができ、加速度の検出感度をさらに向上させることができる。
なお、加速度センサ素子30においても、前述した加速度センサ素子10の場合と同様に、下面側が前記仮想平面Sの外側まで延出された延出部31dを有するように錘部31が構成されることによって、錘部31の重心が下方にずれることになり、延出部31dが設けられていることに対応して加速度に対する梁部13の変形をさらに大きくすることができ、加速度の検出感度をさらに向上させることができる。また、加速度センサ素子30は、加速度センサ素子10と同様にして作製することができる。
図5は、本発明の第4実施形態である加速度センサ素子40の構成を示す図である。加速度センサ素子40は、前述した加速度センサ素子20に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の錘部41は、図3に示した加速度センサ素子20が有する錘部21と同様に、平面形状が略正方形の中央錘部21aの4つの側面のそれぞれに第1付属錘部21bが連結されている。そして、各第1付属錘部21bから外方に延びて形成される4個の第2付属錘部41cが、加速度センサ40における外周端部まで到達して形成されている。加速度センサ素子40においては、固定部42は、枠状には形成されておらず、加速度センサ素子20が備える固定部22が有する第2切り欠き部22aに対応する部分を有さない。そして、固定部42は、加速度センサ素子20が備える第1切り欠き部22bにのみ対応した部分である、独立した4つの部材で構成されている。
第2付属錘部41cが、加速度センサ40における外周端部まで到達して形成されているので、第1切り欠き部22bに対応する固定部42のL字型に屈曲した内壁面の上辺を含み、かつ固定部42の上面に直交する仮想平面Sの外側まで延出された部分である延出部41dは、加速度センサ素子20における延出部21dよりも大きいものとなる。したがって、加速度に対する梁部23の変形をさらに大きくすることができ、加速度の検出感度をさらに向上させることができる。
なお、加速度センサ素子40においても、前述した加速度センサ素子10の場合と同様に、下面側が前記仮想平面Sの外側まで延出された延出部41dを有するように錘部41が構成されることによって、錘部41の重心が下方にずれることになり、延出部41dが設けられていることに対応して加速度に対する梁部23の変形をさらに大きくすることができ、加速度の検出感度をさらに向上させることができる。また、加速度センサ素子40は、加速度センサ素子10と同様にして作製することができる。
図6は、本発明の実施の一形態である加速度センサ装置50の斜視図である。また、図7は、加速度センサ装置50の蓋体60を外した状態における平面図である。また、図8は、図7に示す加速度センサ装置50の断面図であり、図8(a)が図7に示す加速度センサ素子10の切断面線B−Bで切断したときの断面図を示し、図8(b)が切断面線C−Cで切断したときの断面図を示す。加速度センサ装置50は、加速度センサ素子と、加速度センサ素子が実装される実装基板とを備える。加速度センサ装置50が備える加速度センサ素子としては、前述した加速度センサ素子10,20,30,40のいずれのセンサ素子も好適に用いることができるが、以下の説明では、加速度センサ素子10を用いた場合を例にしている。
加速度センサ素子10は、実装基板51に実装されている。実装基板51は、加速度センサ素子10を保護する機能を有し、内部には加速度センサ素子10を収容するキャビティ55が設けられている。実装基板51は、セラミック材料などからなる絶縁層を複数積層することにより形成され、本実施形態では3層の絶縁層51a,51b,51cにより構成されている。絶縁層51aは平板状の部材からなり、その主面51dに加速度センサ素子10が載置される。絶縁層51bは加速度センサ素子10より若干大きい開口部を有する枠状の部材であり、絶縁層51aと接合されている。絶縁層51cは、絶縁層51bの開口部より広い開口部を有する枠状の部材であり、絶縁層51bの主面の一部が露出するようにして絶縁層51bと接合されている。絶縁層51cの開口部から露出する絶縁層51bの主面には、複数の基板側電極パッド54が形成されている。基板側電極パッド54は、金、銅、アルミニウムなどから成る金属細線56によって加速度センサ素子10の素子側電極パッド15と電気的に接続されている。
また、実装基板51の下面には複数の外部端子52が設けられており、外部端子52は、実装基板51の内部に設けたビアホール導体53を介して基板側電極パッド54と接続されている。すなわち、加速度センサ素子10の電気信号は、素子側電極パッド15、金属細線56、基板側電極パッド54、ビアホール導体53、外部端子52などを介して外部へ取り出されることとなる。
実装基板51の主面51dに載置される加速度センサ素子10は、接着剤61により実装基板51に接合されている。接着剤61は、たとえば、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などを使用することができる。中でも接着時の残留応力を緩和する観点からシリコーン樹脂を用いることが好ましい。また、接着剤61には、錘部11の下面と実装基板51の主面51dとの間に所定の大きさのギャップが形成されるように、所定の径を有する球状のスペーサ部材が混合されている。すなわち、錘部11の下面と実装基板51の主面51dとの間のギャップの大きさを、スペーサ部材によって制御することができる。スペーサ部材は、たとえばシリカ、シリコン、ジビニルベンゼンなどから成る所定の硬さを有する球状の部材であり、その直径はたとえば2〜20μmである。
なお、錘部11の上面側にストッパー部材を設けるようにしてもよい。ストッパー部材は、錘部11の上側への変位を所定の位置で止めるためのものである。ストッパー部材はたとえばガラス板などからなり、錘部11の上面と所定の間隔を有するようにして配置される。ストッパー部材は、接着剤を用いて固定部12の上面に固定される。ストッパーを固定するための接着剤としては、上述した接着剤61と同じく、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などを用いることができる。またストッパー部材と錘部11の上面との間隔も、上述した接着剤61と同様にして接着剤に所定の直径を有するスペーサ部材を含有させることで制御することができる。
梁部12が中央錘部11aの各側面の上面側中央部に連結されている加速度センサ素子10と実装基板51との接合は、加速度センサ素子10の四隅部分である固定部12の四隅部分において行うことが好ましい。これにより加速度センサ素子10の実装基板51への接合箇所と梁部13との間の距離が離れるため、接着剤61による接合に起因して発生し得る残留応力が梁部13に与える影響を小さくすることができ、加速度センサ装置50の電気的な特性が劣化するのを抑えることができる。
このようにして加速度センサ素子10が接合された実装基板51のキャビティ55の開口部を塞ぐようにして蓋体60が実装基板51の上面(絶縁層51cの上面)に固着されており、加速度センサ素子10がキャビティ55内に気密封止されている。蓋体60は、たとえば42アロイやステンレスなどの金属板からなり、Au−Snやエポキシ樹脂などの接合材59により実装基板51に接合されている。
以上のような加速度センサ装置50は、加速度の検出感度が向上され、小型化が可能な本発明の加速度センサ素子10を備えているので、優れた加速度の検出感度を有し、かつ小型化に対応した加速度センサ装置が実現される。
図9は、加速度センサ装置70の断面図である。加速度センサ装置70は、上述した加速度センサ装置50の変形例である。なお、図9の断面図は図7における切断面線B−Bで切断したときの断面に相当するものである。この変形例にかかる加速度センサ装置70は、加速度センサ素子10の出力信号を演算処理する半導体素子71をさらに含んでいる。図9に示す加速度センサ装置70では、実装基板51の下面側に設けたキャビティに半導体素子71が収容されている。半導体素子71は、実装基板51に設けたビアホール導体53や金属細線56などを介して加速度センサ素子10及び外部端子52と電気的に接続されている。半導体素子71は、たとえば、加速度センサ素子10の出力信号を増幅する増幅回路、加速度センサ素子10の温度特性を補償する温度補償回路、ノイズを除去するノイズ除去回路などが集積化されたものである。このような半導体素子71を備えることによって加速度を高精度に検知することができる。
本発明の第1実施形態である加速度センサ素子10の構成を示す図である。 図1に示す加速度センサ素子10の切断面線A−Aで切断したときの断面図である。 本発明の第2実施形態である加速度センサ素子20の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態である加速度センサ素子30の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態である加速度センサ素子40の構成を示す図である。 本発明の実施の一形態である加速度センサ装置50の斜視図である。 加速度センサ装置50の蓋体60を外した状態における平面図である。 図7に示す加速度センサ装置50の断面図である。 加速度センサ装置70の断面図である。 従来の加速度センサ素子の構成を示す図である。
符号の説明
10,20,30,40,100 加速度センサ素子
11,21,31,41,101 錘部
11d,21d,31d,41d 延出部
12,22,32,42,102 固定部
13,23,103 梁部
14,24,104 抵抗素子
15,25,105 素子側電極パッド
50,70 加速度センサ装置
51 実装基板
52 外部端子
53 ビアホール導体
54 基板側電極パッド
71 半導体素子

Claims (12)

  1. 錘部と、一方端が前記錘部に連結される梁部と、前記梁部の他方端と連結する固定部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を備えた加速度センサ素子であって、
    前記錘部は、前記固定部の内壁面のうち前記梁部と連結する内壁面の上辺を含み、かつ前記固定部の上面に直交する仮想平面の外側まで延出された延出部を有する加速度センサ素子。
  2. 錘部と、前記錘部を囲繞する枠状の固定部と、一方端が前記錘部に連結され、かつ他方端が前記固定部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を備えた加速度センサ素子であって、
    前記固定部は、平面視したときに幅が異なる2つの領域部分である第1領域部および第2領域部を有し、
    前記錘部は、前記第1領域部よりも平面視したときの幅が小さい前記第2領域部まで延出した延出部を有する加速度センサ素子。
  3. 錘部と、前記錘部を囲繞する枠状の固定部と、一方端が前記錘部に連結され、かつ他方端が前記固定部に連結される梁部と、前記梁部に設けられる抵抗素子と、を備えた加速度センサ素子であって、
    前記固定部は、内周面側に切り欠かれた第1切り欠き部と、第1切り欠き部から外方に切り欠かれた第2切り欠き部とを有し、
    前記錘部は、前記第2切り欠き部により形成される拡張領域まで延出した延出部を有する加速度センサ素子。
  4. 前記錘部は、平面視したときの幅が一定となるように形成され、上面が前記仮想平面の外側まで延出された延出部を有する請求項1に記載の加速度センサ素子。
  5. 前記錘部は、上面よりも下面が大きくなるように形成され、下面が前記仮想平面の外側まで延出された延出部を有する請求項1に記載の加速度センサ素子。
  6. 前記錘部は、平面視したときの幅が一定となるように形成され、
    前記固定部は、上面側に対応する部分に前記第1領域部および前記第2領域部が形成されている請求項2に記載の加速度センサ素子。
  7. 前記錘部は、上面よりも下面が大きくなるように形成され、
    前記固定部は、上面側に対応する部分に前記第1領域部が形成され、下面側に対応する部分に前記第2領域部が形成されている請求項2に記載の加速度センサ素子。
  8. 前記錘部は、平面視したときの幅が一定となるように形成され、
    前記固定部は、上面側に対応する部分に第2切り欠き部が形成されている請求項3に記載の加速度センサ素子。
  9. 前記錘部は、上面よりも下面が大きくなるように形成され、
    前記固定部は、下面側に対応する部分に第2切り欠き部が形成されている請求項3に記載の加速度センサ素子。
  10. 前記錘部および前記固定部は平面視したときの形状が矩形状であり、前記梁部が前記錘部の四辺の中央部に連結され、
    前記延出部が前記固定部の四隅に対応する位置に設けられている請求項1〜9のいずれか1つに記載の加速度センサ素子。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載の加速度センサ素子と、
    前記加速度センサ素子が実装される実装基板と、を備えた加速度センサ装置。
  12. 前記加速度センサ素子の出力信号を信号処理する半導体素子をさらに含む請求項11に記載の加速度センサ装置。
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