JP2009214552A - 感熱記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基材2の表面に設けたインキ受理層3に少なくとも電子受容性化合物と電子供与性化合物とを含む水分散感熱インキを含浸させて感熱発色層4a、4b、4cを形成し、又は、基材2の表面に設けた電子受容性化合物を含むインキ受理層3に少なくとも電子供与性化合物を含む水分散インキを含浸させて感熱発色層4a、4b、4cを形成し、又は、基材2の表面に設けた電子受容性化合物を含むインキ受理層3に少なくとも電子受容性化合物と電子供与性化合物とを含む水分散感熱インキを含浸させて感熱発色層4a、4b、4cを形成する。
【選択図】 図1
Description
また、一種類の材料ではなく混合して用いても良い。もちろん、これらの色以外の染料も使用可能である。
◎インキ受理層の作製
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 100部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-743)
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 340部
上記組成物をホモジナイザーで分散して平均粒子径が1.5μmの親水性シリカの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 30部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 20部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。
◎感熱発色層の作製
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
青(CVL、山本化成社製)
黒(ODB-2、山本化成社製)
赤(Vermilion-DCF、保土谷化学社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、ロイコ染料をサンドミルで平均粒子径が0.8μmになるように分散した。
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・増感剤分散液(固形分30%) 100部
(HS-3520、大日本インキ化学社製)
増感剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、増感剤をサンドミルで平均粒子径が0.8μmになるように分散した。
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 50部
(カルライトーKT:白石中央研究所製)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、炭酸カルシウムをサンドミルで平均粒子径が0.8μmになるように分散した。
(クラレ社製 PVA110)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコール EC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述した青、黒、赤の各ロイコ染料分散液に対し、上述した顕色剤分散液、増感剤分散液、滑剤分散液、再結晶防止剤分散液、炭酸カルシウム分散剤、PVA10%溶液、界面活性剤、水を混合することにより、発色色相が青、黒、赤と異なる水分散感熱インキを作製する。
実施例1でインキ受理層3の顔料として用いた親水性シリカの代わりに、平均粒子径が0.9μmである焼成クレー(KAOCAL:白石工業製)を用いた以外は、全て実施例1と同様にインキ受理層3を作製した。このインキ受理層3上に実施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により印刷し、図1に示すような感熱記録媒体1を形成した。
実施例1でインキ受理層3の顔料として用いた親水性シリカの代わりに、平均粒子径が2.6μmである多孔質炭酸カルシウム(カルライトーKT:白石中央研究所製)を用いた以外は、全て実施例1と同様にインキ受理層3を作製した。このインキ受理層3上に実施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により、図1に示すような感熱記録媒体1を形成した。
◎インキ受理層の作製
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 100部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-743)
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 340部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、平均粒子径が1.5μmの親水性シリカの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 30部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 20部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
・顕色剤分散液(固形分40%) 100部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。
◎感熱発色層の作製
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
青(CVL、山本化成社製)
黒(ODB-2、山本化成社製)
赤(Vermilion-DCF、保土谷化学社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、ロイコ染料をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(HS-3520、大日本インキ化学社製)
増感剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、増感剤をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 50部
(カルライトーKT:白石中央研究所製)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、炭酸カルシウムをサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(クラレ社製 PVA110)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコール EC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述した青、黒、赤の各ロイコ染料分散液に対し、上述した増感剤分散液、滑剤分散液、再結晶防止剤分散液、炭酸カルシウム分散剤、PVA10%溶液、界面活性剤、水を混合することにより、発色色相が青、黒、赤と異なる水分散インキを作製する。
◎インキ受理層の作製
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 20部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-743)
・焼成クレー(KAOCAL:白石工業製) 80部
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 340部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、親水性シリカ及び焼成クレーの平均粒子径が1.0μmの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 30部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 20部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
・顕色剤分散液(固形分40%) 100部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。
◎感熱発色層の作製
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
青(CVL、山本化成社製)
黒(ODB-2、山本化成社製)
赤(Vermilion-DCF、保土谷化学社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、ロイコ染料をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
・顕色剤分散液(固形分40%) 37.5部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・増感剤分散液(固形分30%) 100部
(HS-3520、大日本インキ化学社製)
増感剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、増感剤をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 50部
(カルライトーKT:白石中央研究所製)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、炭酸カルシウムをサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(クラレ社製 PVA110)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコール EC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述した青、黒、赤の各ロイコ染料分散液に対し、上述した顕色剤分散液、増感剤分散液、滑剤分散液、再結晶防止剤分散液、炭酸カルシウム分散剤、PVA10%溶液、界面活性剤、水を混合することにより、発色色相が青、黒、赤と異なる水分散感熱インキを作製する。
◎インキ受理層の作製
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 20部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-743)
・焼成クレー(KAOCAL:白石工業製) 80部
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 340部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、親水性シリカ及び焼成クレーの平均粒子径が1.0μmの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 30部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 20部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。
◎感熱発色層の作製
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
青(CVL、山本化成社製)
黒(ODB-2、山本化成社製)
赤(Vermilion-DCF、保土谷化学社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、ロイコ染料をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
・顕色剤分散液(固形分40%) 75部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・増感剤分散液(固形分30%) 100部
(HS-3520、大日本インキ化学社製)
増感剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、増感剤をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 50部
(カルライトーKT:白石中央研究所製)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、炭酸カルシウムをサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(クラレ社製 PVA110)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコール EC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述した青、黒、赤の各ロイコ染料分散液に対し、上述した顕色剤分散液、増感剤分散液、滑剤分散液、再結晶防止剤分散液、炭酸カルシウム分散剤、PVA10%溶液、界面活性剤、水を混合することにより、発色色相が青、黒、赤と異なる水分散感熱インキを作製する。
◎インキ受理層の作製
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 20部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-743)
・焼成クレー(KAOCAL:白石工業製) 80部
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 340部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、親水性シリカ及び焼成クレーの平均粒子径が1.0μmの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 30部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 20部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
・顕色剤分散液(固形分40%) 100部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・増感剤分散液(固形分30%) 133部
(HS-3520、大日本インキ化学社製)
増感剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、増感剤をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。
◎感熱発色層の作製
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
青(CVL、山本化成社製)
黒(ODB-2、山本化成社製)
赤(Vermilion-DCF、保土谷化学社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、ロイコ染料をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(クラレ社製 PVA110)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコール EC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述した青、黒、赤の各ロイコ染料分散液に対し、上述したPVA10%溶液、界面活性剤、水を混合することにより、発色色相が青、黒、赤と異なる水分散インキを作製する。
◎インキ受理層の作製
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 20部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-743)
・焼成クレー(KAOCAL:白石工業製) 80部
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 340部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、親水性シリカ及び焼成クレーの平均粒子径が1.0μmの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 30部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 20部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
・顕色剤分散液(固形分40%) 100部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・滑剤分散液(固形分30%) 32部
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。
◎感熱発色層の作製
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
青(CVL、山本化成社製)
黒(ODB-2、山本化成社製)
赤(Vermilion-DCF、保土谷化学社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、ロイコ染料をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(HS-3520、大日本インキ化学社製)
増感剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、増感剤をサンドミルで平均粒子径0.8μmになるように分散した。
(クラレ社製 PVA110)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコール EC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述した青、黒、赤の各ロイコ染料分散液に対し、上述した増感剤分散液、PVA10%溶液、界面活性剤、水を混合することにより、発色色相が青、黒、赤と異なる水分散インキを作製する。
実施例1の親水性シリカの顔料分散液をペイントシェーカーで分散し、親水性シリカの平均粒子径を0.5μmとした以外は、全て実施例1と同様にインキ受理層3を作製した。このインキ受理層3上に実施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により印刷し、図1に示すような感熱記録媒体を作製した。
比較例1の親水性シリカの代わりに、平均粒子径を0.5μmとした焼成クレー(KAOCAL:白石工業)を用いた以外は、全て比較例1と同様にインキ受理層3を作製した。このインキ受理層3上に実施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により印刷し、図1に示すような感熱記録媒体を作製した。
比較例1の親水性シリカの代わりに、平均粒子径が0.5μmである多孔質炭酸カルシウム(カルライトーKT:白石中央研究所製)を用いた以外は、全て比較例1と同様にインキ受理層3を作製した。このインキ受理層3上に実施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により印刷し、図1に示すような感熱記録媒体を作製した。
インクジェット用紙であるEPSONスーパーファイン用紙(型番:MJA4SP1)に、実
施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により感熱発色層を印刷して感熱記録媒体を作製した。この感熱記録媒体を130℃のオーブン内に5分放置して感熱発色層を発色させたところ、図6に示すような縞模様Aの発色が現れた。
実施例1で用いた上質紙(基材2)上に、インキ受理層3を設けず、上質紙上に直接実施例1の各水分散感熱インキを簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)、印刷版175線、セル深さ34μmの腐食版により印刷することにより感熱発色層を有する感熱記録媒体を作製した。この感熱記録媒体を130℃のオーブン内に5分放置して感熱発色層を発色させたところ、図6に示すような縞模様Aの発色が現れた。
実施例1、2、3、比較例1、2、3、4のインキ受理層3上、及び、比較例5の上質紙上に、実施例1の黒の水分散感熱インキを、実施例4のインキ受理層3上に実施例4の水分散インキを、実施例5、6、7、8のインキ受理層3上に各実施の形態の水分散感熱インキ又は水分散インキを、簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)で、印刷版175線:セル深さ34μm、150線:セル深さ40μm、133線:セル深さ45μm、100線:セル深さ61μmの腐食版により印刷し、水分散感熱インキ又は水分散インキが「泳ぎ」の現象を生ずることなく印刷できる線数を調査した。
ここでの線数は水分散感熱インキ又は水分散インキの塗布量に対応していて、線数の数が小さいほどインキ塗布量が多くなる。
度合いと発色濃度の評価結果で判断した。
比較例1、2、3のように水分散感熱インキの顔料成分の平均粒子径(0.8μm)よりも小さい顔料を用いたインキ受理層では、全ての印刷版で縞模様が発生した。また比較例5のインキ受理層が無い場合も、全ての印刷版で縞模様が発生した。実施例1、2、3、4、5,6,7,8のように水分散感熱インキ又は水分散インキの顔料成分の平均粒子径よりも大きい顔料を用いたインキ受理層では、175線の印刷版で印刷が可能であった。実施例2と実施例3とは、ほぼ印刷状態は同じであるが、多孔質顔料を用いている実施例3の方が、水分散感熱インキの吸収量が多いことから、O.D.値が高くなっている。また実施例1は150線の印刷版で印刷が可能で、親水性の多孔質顔料を用いたことで、実施例2、3よりも水分散感熱インキの塗布量が多くなっている。
3 インキ受理層
4a、4b、4c 感熱発色層
Claims (10)
- 基材と、
前記基材の表面に設けられたインキ受理層と、
少なくとも電子受容性化合物と電子供与性化合物とを含む顔料成分を水に分散させた水分散感熱インキを前記インキ受理層に含浸させて前記インキ受理層と一体的に形成された感熱発色層と、
を有し、
前記インキ受理層は顔料を主成分とする多孔質層であり、前記顔料の平均粒子径が前記水分散感熱インキ又は前記水分散インキの顔料成分の平均粒子径より大きく形成されている、感熱記録媒体。 - 基材と、
前記基材の表面に設けられた電子受容性化合物を含むインキ受理層と、
少なくとも電子供与性化合物を含む顔料成分を水に分散させた水分散インキを前記インキ受理層に含浸させて前記インキ受理層と一体的に形成された感熱発色層と、
を有し、
前記インキ受理層は顔料を主成分とする多孔質層であり、前記顔料の平均粒子径が前記水分散感熱インキ又は前記水分散インキの顔料成分の平均粒子径より大きく形成されている、感熱記録媒体。 - 基材と、
前記基材の表面に設けられた電子受容性化合物を含むインキ受理層と、
少なくとも電子受容性化合物と電子供与性化合物とを含む顔料成分を水に分散させた水分散感熱インキを前記インキ受理層に含浸させて前記インキ受理層と一体的に形成された感熱発色層と、
を有し、
前記インキ受理層は顔料を主成分とする多孔質層であり、前記顔料の平均粒子径が前記水分散感熱インキ又は前記水分散インキの顔料成分の平均粒子径より大きく形成されている、感熱記録媒体。 - 前記水分散インキが増感剤を含む請求項2記載の感熱記録媒体。
- 前記水分散感熱インキが増感剤を含む請求項1又は3記載の感熱記録媒体。
- 発色色相が異なる少なくとも2色以上の前記感熱発色層を有する請求項1ないし5のいずれか一記載の感熱記録媒体。
- 前記インキ受理層の前記顔料は、1次粒子が凝集した凝集体からなる多孔性顔料である請求項1ないし6のいずれか一記載の感熱記録媒体。
- 前記インキ受理層の前記顔料は、親水性顔料である請求項7記載の感熱記録媒体。
- 前記親水性顔料は、1次粒子が凝集したシリカ凝集体である請求項8記載の感熱記録媒体。
- 基材上にインキ受理層を形成する工程と、
少なくとも電子受容性化合物と電子供与性化合物とを含む顔料成分を水に分散させた水分散感熱インキを版を用いた印刷法により前記インキ受理層に含浸させ、前記インキ受理層と一体的に感熱発色層を形成する工程と、
を有する感熱記録媒体の製造方法。
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JP2003378889 | 2003-11-07 | ||
JP2009153330A JP2009214552A (ja) | 2003-04-02 | 2009-06-29 | 感熱記録媒体及びその製造方法 |
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JP2009153330A Abandoned JP2009214552A (ja) | 2003-04-02 | 2009-06-29 | 感熱記録媒体及びその製造方法 |
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- 2009-06-29 JP JP2009153330A patent/JP2009214552A/ja not_active Abandoned
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