JP2007223061A - 感熱記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な発色濃度及び耐光性を有する感熱記録媒体を提供する。
【解決手段】基材2上に電子供与性化合物を含有する感熱発色層4を設け、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む電子受容性紫外線吸収剤を添加した。
【選択図】図1
【解決手段】基材2上に電子供与性化合物を含有する感熱発色層4を設け、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む電子受容性紫外線吸収剤を添加した。
【選択図】図1
Description
本発明は、感熱記録媒体に関する。
従来、電子供与性化合物(例えば、ロイコ染料)と電子受容性化合物(例えば、顕色剤)との熱時反応により発色する感熱記録媒体は、例えば、情報処理(卓上計算機、コンピュータ等のアウトプット)、医療計測用レコーダ、低/高速ファクシミリ、自動券売機、感熱複写機、ラベル等の用途に実用されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、感熱記録媒体の耐光性は悪く、感熱記録媒体を太陽や室内灯等の光に長時間さらすと、紫外線が主な原因となって地肌部が変色(黄変)を起こしたり、感熱発色して形成された画像部が消色したりすることがある。そこで、耐光性を向上させるため紫外線吸収剤を添加した感熱記録媒体が提案されている(例えば、特許文献2〜6参照)。
しかしながら、電子供与性化合物と電子受容性化合物とを含有する層に紫外線吸収剤を添加する場合、層の膜厚を紫外線吸収剤を添加しない場合と同等に形成すると、発色に寄与する電子供与性化合物及び電子受容性化合物が相対的に減少するため、発色濃度が大きく低減してしまう。高い発色濃度を得るためには、従来よりも感熱発色させる際の熱印加エネルギーを増やしたり膜厚を厚くしたりする必要がある。
本発明の目的は、良好な発色濃度及び耐光性を有する感熱記録媒体を提供することである。
本発明の感熱記録媒体は、基材と、前記基材表面側に設けられた電子供与性化合物と当該電子供与性化合物と結合して発色に寄与する電子受容性紫外線吸収剤とを含有する感熱発色層と、を備え、前記電子受容性紫外線吸収剤は、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む。
別の面から見た本発明の感熱記録媒体は、基材と、前記基材表面側に設けられた電子供与性化合物を含有する感熱発色層と、前記感熱発色層に積層して設けられた電子受容性紫外線吸収剤を含有する層と、を備え、前記電子受容性紫外線吸収剤は、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む。
本発明によれば、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む電子受容性紫外線吸収剤が熱時発色に寄与することにより、従来と同等の熱印加エネルギー及び同等の膜厚であっても、発色濃度を低下させることなく耐光性を向上させることができ、良好な発色濃度及び耐光性を有する感熱記録媒体を提供することができる。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、感熱記録媒体1を示す断面図である。感熱記録媒体1は、基材2と基材2の上に形成された感熱発色層4とから構成されている。
基材2としては、例えば、紙、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルム、金属箔等が挙げられるが、本発明の目的を妨げないものであれば、これらに限定されるものではない。
感熱発色層4は、電子供与性化合物、バインダー樹脂、電子受容性紫外線吸収剤を含有する。ここで、電子受容性紫外線吸収剤とは、紫外線吸収剤としての働きと電子供与性化合物と結合し得る電子受容性化合物としての働きとを併せ持つ化合物のことである。この電子受容性紫外線吸収剤としては、例えば、ヒドロキシベンゾフェノン化合物が挙げられ、具体的には、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノン等の材料が使用可能である。また、一種類の材料ではなく混合して使用してもよく、これ以外にも、紫外線吸収剤としての働きと電子受容性化合物としての働きとを併せ持つ化合物を使用可能である。
電子供与性化合物としては、例えばロイコ染料が挙げられ、具体的には、<黒系>PSD−150、PSD−184、PSD−300、PSD−802、PSD−290(以上、日本曹達社製)、CP−101、BLACK−15、ODB、ODB2(以上、山本化成社製)、BLACK−100、S−205、BLACK−305、BLACK−500(以上、山田化学社製)、TH−107(以上、保土ヶ谷化学社製)、<青系>CVL、BLUE−63、BLUE−502(以上、山本化成社製)、BLUE−220(以上、山田化学社製)、BLUE−3(以上、保土ヶ谷化学社製)、<赤系>PSD−HR、PSD−P、PSD−O(以上、日本曹達社製)、Red−3、Red−40(以上、山本化成社製)、Red−500、Red−520(以上、山田化学社製)、Vermilion−DCF、Red−DCF(以上、保土ヶ谷化学社製)等の材料を使用可能である。また、一種類の材料ではなく混合して用いても良い。もちろん、これらの色以外の染料も使用可能である。
バインダー樹脂としては、デンプン類、セルロース類、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂や、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル等の樹脂ラテックス等の樹脂が使用可能である。もちろん一種類の材料ではなく混合して用いても良い。
感熱発色層4は、特に発色濃度が求められる場合には、電子受容性化合物を含んでもよい。電子受容性化合物としては、紫外線吸収剤としての効果の有無に関わらず用いることができ、例えば顕色剤が挙げられ、具体的には、フェノール類、フェノール金属塩類、カルボン酸金属塩類、スルホン酸、スルホン酸塩、リン酸類、リン酸金属塩類、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸類、亜リン酸金属塩類等の酸化物等が使用可能である。もちろん一種類の材料ではなく混合して用いても良い。
その他必要に応じて、ワックス類、ナフトール誘導体、ビフェニル誘導体、ポリエーテル誘導体、炭酸ジエステル誘導体等の増感剤や、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アミド、炭酸カルシウム等のヘッド磨耗防止剤、スティッキング防止剤等を使用することが可能である。
感熱発色層4の形成方法としては、まず、顕色剤(電子受容性化合物)、ロイコ染料(電子供与性化合物)、バインダー樹脂、必要に応じて増感剤やヘッド磨耗防止剤、スティッキング防止剤等の顔料を水に分散混合して水分散感熱インキを作製する。このとき、スルホン酸変性ポリビニルアルコール等の変性樹脂や界面活性剤等の分散剤、消泡剤、紫外線吸収剤、防腐剤等の各種添加剤を併用しても良い。
この水分散インキを塗工法または印刷法により、乾燥後の重量として1〜50g/m2、好ましくは3〜10g/m2を塗布し、感熱発色層4を形成する。塗工機としては、エアナイフコーター、バーコーター、ロールコーター、ブレードコーター、グラビアコーター等の塗工装置を用いることができ、印刷法としては、凸版、凹版、孔版等の版を用いたフレキソ印刷法、グラビア印刷法等を用いることができる。また、感熱発色層4形成後、必要に応じてキャレンダー等により平滑化処理を行っても良い。
図2は、感熱記録媒体1の変形例を示す断面図である。図2に示す感熱記録媒体1は、図1に基づいて説明した感熱記録媒体1と異なり、感熱発色層4上にこの感熱発色層4の発色を促進するための発色補助層5が形成されている。
発色補助層5は、電子受容性化合物、感熱発色層4の発色感度を向上させる増感剤、バインダー樹脂とから構成され、さらに本実施の形態の発色補助層5は、前述した電子受容性紫外線吸収剤を含有する。なお、電子受容性化合物と増感剤とは望ましくは両方を含まれる方が良い。
電子受容性化合物(例えば、顕色剤)は、感熱発色層4に関する説明部分で説明した材料が使用可能で、それらの材料の1種類または2種類以上を混合して用いることができる。
増感剤は、使用する電子受容性化合物や感熱発色層4で使用する電子供与性化合物により、理想的な材料が異なるが、電子受容性化合物および電子供与性化合物の結合による発色する感度を向上させる材料である。例えば、大日本インキ化学社製のHS−3520等を使用することができる。
バインダー樹脂としては、感熱発色層4に関する説明部分で説明した材料が使用可能で、例えば、デンプン類、セルロース類、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂や、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル等の樹脂ラテックス等の樹脂が使用可能である。もちろん一種類の材料ではなく混合して用いても良い。
その他必要に応じて、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アミド、炭酸カルシウム等のヘッド磨耗防止剤、スティッキング防止剤、また、発色濃度が不足する場合に顕色剤等を使用することが可能である。
発色補助層5の形成方法としては、まず、電子受容性化合物(例えば、顕色剤)、増感剤、電子受容性紫外線吸収剤、バインダー樹脂を水に分散混合して水分散インキを作製する。このとき、必要に応じて、スルホン酸変性ポリビニルアルコール等の変性樹脂、界面活性剤等の分散剤、消泡剤、紫外線吸収剤、防腐剤、ヘッド磨耗防止剤、スティッキング防止剤等の各種添加剤を併用しても良い。
この水分散インキを塗工機により、乾燥後の重量として0.5〜10g/m2、好ましくは1〜5g/m2塗布し、発色補助層5を形成する。塗工機としては、エアナイフコーター、バーコーター、ロールコーター、ブレードコーター、グラビアコーター等の塗工装置を用いることができる。また、必要に応じ、キャレンダー等により平滑化処理を行っても良い。なお、発色補助層5の塗工量が少ない場合、塗工機ではなくグラビア印刷機等を用いても良い。
なお、電子受容性紫外線吸収剤は、感熱発色層4と発色補助層5とのいずれか一方に含まれていても良いが、感熱発色層4と発色補助層5との両方に含まれる方が望ましい。
図3は、感熱記録媒体1の他の変形例を示す断面図である。図3に示す感熱記録媒体1は、図1に基づいて説明した感熱記録媒体1と異なり、感熱発色層4上に保護層6が形成されている。なお、保護層6は、感熱発色層4上に任意の層を形成し、その上に形成されていてもよい。
保護層6は、無機または有機の微粉末材料とバインダー樹脂とから構成され、さらに本実施の形態6は、前述した電子受容性紫外線吸収剤を含有する。なお、必要に応じて界面活性剤、熱可融性物質等を含有させることができる。
微粉末材料としては、例えば、炭酸カルシウム、非晶質シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化カルシウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン等の有機系微粉末等を使用することができる。
保護層6におけるバインダー樹脂としては、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体、珪素変性ポリビニルアルコール、デンプン、変性デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ゼラチン類、アラビヤゴム、カゼイン、スチレン−マレイン酸共重合体加水分解物、ポリアクリルアミド誘導体、ポリビニルピロリドン、及びスチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブタジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルション等のラテックス類を使用することができる。これらの樹脂は一種類だけでなく混合して用いても良い。
また、保護層6中のバインダー樹脂成分を架橋して、感熱記録媒体1の保存安定性をより一層向上させるための耐水化剤を添加することもできる。耐水化剤としては、N−メチロール尿素、N−メチロールメラミン、尿素−ホルマリン等の水溶性初期縮合物、グリオキザール、グルタルアルデヒド等のジアルデヒド化合物類、ホウ酸、ホウ砂、コロイダルシリカ等の無機系架橋剤、ポリアミドエピクロルヒドリン等が挙げられる。
保護層6の形成方法としては、まず、微粉末材料、バインダー樹脂、電子受容性紫外線吸収剤、必要に応じて界面活性剤、熱可融性物質等を水に分散混合して塗工液を作製する。このとき、必要に応じて、ポリアクリル酸ソーダ、ヘキサメタクリル酸ソーダ、スルホン酸変性ポリビニルアルコール等の顔料分散剤や消泡剤、紫外線吸収剤、防腐剤等の各種添加剤を併用しても良い。
作製した塗工液を塗工機により、乾燥後の重量として0.5〜10g/m2、好ましくは1〜5g/m2を塗布し、保護層6を形成する。塗工機としては、エアナイフコーター、バーコーター、ロールコーター、ブレードコーター、グラビアコーター等の塗工装置を用いることができる。また、必要に応じてキャレンダー等により平滑化処理を行っても良い。
なお、電子受容性紫外線吸収剤は、感熱発色層4と保護層6とのいずれか一方に含まれていても良いが、感熱発色層4と保護層6との両方に含まれる方が望ましい。
図4は、感熱記録媒体1の他の変形例を示す断面図である。図4に示す感熱記録媒体1は、図1に基づいて説明した感熱記録媒体1と異なり、基材2上にインキ受理層3が設けられ、感熱発色層4がインキ受理層3に含浸して一体的に形成されている。
インキ受理層3は、顔料を主成分として、顔料とバインダー樹脂とから構成され、さらに本実施の形態のインキ受理層3は、前述した電子受容性紫外線吸収剤を含有する。
顔料としては、例えば、クレー、焼成クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、シリカ等の無機顔料や、スチレン系、スチレン・アクリル系、アクリル系等の樹脂のビーズ状、中空樹脂等の有機顔料が使用可能である。さらに、1次粒子が凝集した凝集体である多孔性顔料が好ましく、例えば、炭酸カルシウムや合成シリカ等が使用可能である。また、親水基である水酸基(−OH)を顔料に表面処理した親水性顔料がさらに効果があり、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン等が挙げられる。親水性顔料においても、1次粒子の凝集した凝集体からなる多孔性顔料となっているものが望ましく、例えば、親水性シリカ等が使用可能である。但し、親水性顔料の材質は、これらに限定されるものではなく、親水基である水酸基(−OH)が顔料に表面処理されたもので、さらに好ましくは1次粒子の凝集した凝集体である多孔性顔料となっていればよい。
バインダー樹脂としては、水溶性高分子、水溶性高分子エマルジョンが利用可能である。水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、デンプン及びその誘導体、セルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩等が挙げられる。水溶性高分子エマルジョンとしては、スチレン・ブタジエン共重合体等のラテックスや、酢酸ビニル樹脂、スチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン樹脂等のエマルジョン等が挙げられる。
また必要に応じて、インキ受理層3に、ステアリン酸亜鉛、ワックス等の滑剤や、ヒンダードフェノール類等の添加剤を添加しても良い。さらに、発色濃度を高めるために電子受容性化合物を添加することも可能である。
インキ受理層3の形成方法としては、まず、新水性顔料とバインダー樹脂、電子受容性紫外線吸収剤、必要に応じて添加剤、電子受容性化合物を水に分散混合して塗工液を作製する。このとき、必要に応じて、ポリアクリル酸ソーダ、ヘキサメタクリル酸ソーダ、スルホン酸変性ポリビニルアルコール等の顔料分散剤や消泡剤、紫外線吸収剤、防腐剤等の各種添加剤を併用しても良い。
作製した塗工液を塗工機により、乾燥後の重量として1〜50g/m2、好ましくは3〜10g/m2を塗布し、インキ受理層3を形成する。塗工機としては、エアナイフコーター、バーコーター、ロールコーター、ブレードコーター、グラビアコーター等の塗工装置を用いることができる。また、必要に応じてキャレンダー等により平滑化処理を行っても良い。
なお、電子受容性紫外線吸収剤は、インキ受理層3と感熱発色層4とのいずれか一方に含まれていても良いが、インキ受理層3と感熱発色層4との両方に含まれる方が望ましい。
以下に実施例を挙げて本発明の感熱記録媒体1の具体的な構成を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は、重量部を表わす。
<実施例1>
◎感熱発色層4の形成
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
赤(PSD−HR、大日本インク社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・顕色剤分散液(固形分40%) 75部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
電子受容性紫外線吸収分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・増感剤分散液(固形分40%) 100部
(HS-3520、中京油脂社製、商品名:F-861)
・滑剤分散液(固形分35%) 32部
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 50部
(カルライトーKT:白石カルシウム社製)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・バインダー樹脂溶液(固形分30%) 3部
(BI−680、ハリマ化成社製)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコールEC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述したロイコ染料分散液、顕色剤分散液、増感剤分散液、滑剤分散液、再結晶防止剤分散液、炭酸カルシウム分散液、バインダー樹脂溶液、界面活性剤、水を混合することにより、水分散感熱インキを作製する。
◎感熱発色層4の形成
・ロイコ染料分散液(固形分30%) 50部
赤(PSD−HR、大日本インク社製)
ロイコ染料分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・顕色剤分散液(固形分40%) 75部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
電子受容性紫外線吸収分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・増感剤分散液(固形分40%) 100部
(HS-3520、中京油脂社製、商品名:F-861)
・滑剤分散液(固形分35%) 32部
(ステアリン酸亜鉛、中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ-7-30)
・再結晶防止剤分散液(固形分35%) 20部
(DH43、中京油脂社製、商品名:ハイドリンF-165)
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 50部
(カルライトーKT:白石カルシウム社製)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・バインダー樹脂溶液(固形分30%) 3部
(BI−680、ハリマ化成社製)
・界面活性剤(固形分10%) 33部
(アデカコールEC4500、旭電化社製)
・水 25部
上述したロイコ染料分散液、顕色剤分散液、増感剤分散液、滑剤分散液、再結晶防止剤分散液、炭酸カルシウム分散液、バインダー樹脂溶液、界面活性剤、水を混合することにより、水分散感熱インキを作製する。
上述の配合で作製した水分散感熱インキを、秤量65g/m2の基材(上質紙)2の上にバーコーターで乾燥後の重量が5g/m2となるように塗布して感熱発色層4を形成し感熱記録媒体1を作製した(図1参照)。
<実施例2>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン(シプロ化成社製、商品名:SEESORB107)を含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<実施例3>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(シプロ化成社製、商品名:SEESORB100)を含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<実施例4>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンを含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<実施例5>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンを含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<比較例1>
電子受容性紫外線吸収剤を含有しない感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1〜5と同じである。
<実施例6>
◎発色補助層5の形成
・顕色剤分散液(固形分40%) 37.5部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・増感剤分散液(固形分40%) 37.5部
(HS-3520、D-8、中京油脂社製、商品名:F-861)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
電子受容性紫外線吸収分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・バインダー樹脂溶液(固形分30%) 5部
(ハリマ化成社製、商品名:BI-680)
・水 65部
・界面活性剤(固形分10%) 8.7部
(アデカコールEC4500、旭電化社製)
上述の配合で作製した水分散インキを、比較例1の感熱記録媒体1の感熱発色層4上にバーコーターで乾燥後の重量が1.5g/m2となるように塗布して発色補助層5を形成し感熱記録媒体1を作製した(図2参照)。
<実施例2>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン(シプロ化成社製、商品名:SEESORB107)を含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<実施例3>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(シプロ化成社製、商品名:SEESORB100)を含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<実施例4>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンを含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<実施例5>
電子受容性紫外線吸収剤として、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンを含有する感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1と同じである。
<比較例1>
電子受容性紫外線吸収剤を含有しない感熱発色層4を形成した。他の構成は実施例1〜5と同じである。
<実施例6>
◎発色補助層5の形成
・顕色剤分散液(固形分40%) 37.5部
(D-8、中京油脂社製、商品名:F-647)
・増感剤分散液(固形分40%) 37.5部
(HS-3520、D-8、中京油脂社製、商品名:F-861)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
電子受容性紫外線吸収分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・バインダー樹脂溶液(固形分30%) 5部
(ハリマ化成社製、商品名:BI-680)
・水 65部
・界面活性剤(固形分10%) 8.7部
(アデカコールEC4500、旭電化社製)
上述の配合で作製した水分散インキを、比較例1の感熱記録媒体1の感熱発色層4上にバーコーターで乾燥後の重量が1.5g/m2となるように塗布して発色補助層5を形成し感熱記録媒体1を作製した(図2参照)。
<比較例2>
電子受容性紫外線吸収剤を含有しない発色補助層5を形成した。他の構成は実施例6と同じである。
電子受容性紫外線吸収剤を含有しない発色補助層5を形成した。他の構成は実施例6と同じである。
<実施例7>
◎保護層6の形成
・バインダー樹脂(固形分38%) 60部
(三井化学社製、ボンロンB−4000)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
電子受容性紫外線吸収剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 20部
(白石カルシウム社製、Brilliant-15)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散液としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
◎保護層6の形成
・バインダー樹脂(固形分38%) 60部
(三井化学社製、ボンロンB−4000)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
電子受容性紫外線吸収剤分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
・炭酸カルシウム分散液(固形分30%) 20部
(白石カルシウム社製、Brilliant-15)
炭酸カルシウム分散液は、水に分散液としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
上述の配合で作製した塗工液を、比較例1の感熱記録媒体1の感熱発色層4上にバーコーターで乾燥後の重量が1g/m2となるように塗布して保護層6を形成し感熱記録媒体1を作製した(図3参照)。
<比較例3>
電子受容性紫外線吸収剤を含有しない保護層6を形成した。他の構成は実施例7と同じである。
電子受容性紫外線吸収剤を含有しない保護層6を形成した。他の構成は実施例7と同じである。
<実施例8>
◎インキ受理層3の形成
・焼成カオリン(インキ受理層3の顔料) 100部
(白石カルシウム社製、商品名:カオカル)
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 11部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-220A )
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 280部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、親水性シリカの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 55部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 37部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。なお、電子受容性紫外線吸収分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
◎インキ受理層3の形成
・焼成カオリン(インキ受理層3の顔料) 100部
(白石カルシウム社製、商品名:カオカル)
・親水性シリカ(インキ受理層3の顔料) 11部
(東ソー・シリカ工業製、商品名:Nipsil E-220A )
・分散剤:ポリアクリル酸ソーダ 1部
・水 280部
上記組成物をホモジナイザーで分散し、親水性シリカの顔料分散液を作製した。そしてこの顔料分散液に、
・スチレン・ブタジエン共重合ラテックス 55部
(JSR製、48%SBR分散液)
・リン酸エステル化デンプン 37部
(日本食品化工製、商品名:MS-4600、20%水溶液)
・電子受容性紫外線吸収剤分散液(固形分30%) 50部
(シプロ化成社製、商品名:SEESORB106)
を加え、ホモジナイザーで分散混合し、インキ受理層3の塗工液を作製した。なお、電子受容性紫外線吸収分散液は、水に分散剤としてゴーセランL-3266(日本合成化学工業社製)を5%用い、分散液20gに対しガラスビーズ(#3mm)20gを入れ、ペイントシェーカーで2時間分散した。
この塗工液を秤量65g/m2の基材(上質紙)2の上にバーコーターで乾燥後の重量が8g/m2となるように塗布してインキ受理層3を基材2上に形成した。
形成したインキ受理層3の上に、比較例1の水分散感熱インキをバーコーターで乾燥後の重量が5g/m2となるように塗布して感熱発色層4を形成し感熱記録媒体1を作製した(図4参照)。
<比較例4>
電子受容性紫外線吸収剤を含有しないインキ受理層3を形成した。他の構成は実施例8と同じである。
電子受容性紫外線吸収剤を含有しないインキ受理層3を形成した。他の構成は実施例8と同じである。
<実施例9>
実施例8のインキ受理層3上に、実施例1の水分散感熱インキの粘度を30〜40cps(東京計器社製、E型粘度計で測定)、表面張力は約30mN/m(クルス社製、K12−Mk5表面張力計で測定)以下に調整し、簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)で、印刷版150線、セル深さ40μmの腐食版により印刷し、感熱記録媒体1を作製した。
実施例8のインキ受理層3上に、実施例1の水分散感熱インキの粘度を30〜40cps(東京計器社製、E型粘度計で測定)、表面張力は約30mN/m(クルス社製、K12−Mk5表面張力計で測定)以下に調整し、簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)で、印刷版150線、セル深さ40μmの腐食版により印刷し、感熱記録媒体1を作製した。
<比較例5>
比較例4のインキ受理層3上に、比較例1の水分散感熱インキの粘度を30〜40cps(東京計器社製、E型粘度計で測定)、表面張力は約30mN/m(クルス社製、K12−Mk5表面張力計で測定)以下に調整し、簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)で、印刷版150線、セル深さ40μmの腐食版により印刷し、感熱記録媒体1を作製した。
比較例4のインキ受理層3上に、比較例1の水分散感熱インキの粘度を30〜40cps(東京計器社製、E型粘度計で測定)、表面張力は約30mN/m(クルス社製、K12−Mk5表面張力計で測定)以下に調整し、簡易グラビア印刷機(松尾産業製:Kプリンティングプルーファー)で、印刷版150線、セル深さ40μmの腐食版により印刷し、感熱記録媒体1を作製した。
<評価方法>
◎発色濃度
実施例1〜9、比較例1〜5の感熱記録媒体1について、ホットスタンプで130℃2秒加熱し発色させた。発色させたサンプルをマクベス反射濃度計RD−19でOD値を測定した。
◎耐光性
実施例1〜9、比較例1〜5の感熱記録媒体1について、蛍光灯(東芝ライテック社製メロウ5N)光で5000Luxの強度にて48時間照射した前後の地肌部濃度をマクベス反射濃度計RD−19でOD値を測定し、その比を算出した。
◎発色濃度
実施例1〜9、比較例1〜5の感熱記録媒体1について、ホットスタンプで130℃2秒加熱し発色させた。発色させたサンプルをマクベス反射濃度計RD−19でOD値を測定した。
◎耐光性
実施例1〜9、比較例1〜5の感熱記録媒体1について、蛍光灯(東芝ライテック社製メロウ5N)光で5000Luxの強度にて48時間照射した前後の地肌部濃度をマクベス反射濃度計RD−19でOD値を測定し、その比を算出した。
発色濃度及び耐光性の評価結果を表1に示す。
表1における吸収剤含有層とは、電子受容性紫外線吸収剤を含む層を言う。
評価結果について実施例1〜5と比較例1とを比較すると、電子受容性紫外線吸収剤を含む各実施例1〜5で、電子受容性紫外線吸収剤を含まない比較例1と同等の発色濃度を保持したまま耐光性を向上させることができた。
また、実施例6と比較例2との比較、実施例7と比較例3との比較、実施例8と比較例4との比較、及び、実施例9と比較例5との比較からも、電子受容性紫外線吸収剤を含む感熱記録媒体1で、電子受容性紫外線吸収剤を含まない感熱記録媒体1と同等の発色濃度を保持したまま耐光性を向上させることができたことがわかる。
1…感熱記録媒体,2…基材,3…インキ受理層,4…感熱発色層,5…発色補助層,6…保護層
Claims (5)
- 基材と、
前記基材表面側に設けられた電子供与性化合物と電子受容性紫外線吸収剤とを含有する感熱発色層と、
を備え、
前記電子受容性紫外線吸収剤は、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む、感熱記録媒体。 - 基材と、
前記基材表面側に設けられた電子供与性化合物を含有する感熱発色層と、
前記感熱発色層に積層して設けられた電子受容性紫外線吸収剤を含有する層と、
を備え、
前記電子受容性紫外線吸収剤は、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノンの内の一種以上を含む、感熱記録媒体。 - 前記感熱発色層上に設けられて当該感熱発色層の発色を促進する発色補助層を備え、
前記電子受容性紫外線吸収剤は、当該発色補助層に添加されている、請求項2記載の感熱記録媒体。 - 前記感熱発色層上に設けられた保護層を備え、
前記電子受容性紫外線吸収剤は、当該保護層に添加されている、請求項2記載の感熱記録媒体。 - 前記基材表面上に設けられて前記感熱発色層が含浸して形成されるインキ受理層を備え、
前記電子受容性紫外線吸収剤は、当該インキ受理層に添加されている、請求項2記載の感熱記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2006043650A JP2007223061A (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 感熱記録媒体 |
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-
2006
- 2006-02-21 JP JP2006043650A patent/JP2007223061A/ja active Pending
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