JP2009211314A - データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009211314A
JP2009211314A JP2008052599A JP2008052599A JP2009211314A JP 2009211314 A JP2009211314 A JP 2009211314A JP 2008052599 A JP2008052599 A JP 2008052599A JP 2008052599 A JP2008052599 A JP 2008052599A JP 2009211314 A JP2009211314 A JP 2009211314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pharmacist
sales
communication terminal
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008052599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4941361B2 (ja
Inventor
Shinya Arao
慎也 荒生
Teruji Serada
照治 世良田
Hiroichi Yamada
博一 山田
Noriaki Hayase
典明 早勢
Takayuki Omino
貴行 小美濃
Yasuro Tsunemi
安朗 常深
Kenichi Kamiya
健一 神谷
Michio Nishioka
道夫 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2008052599A priority Critical patent/JP4941361B2/ja
Publication of JP2009211314A publication Critical patent/JP2009211314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941361B2 publication Critical patent/JP4941361B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】商品販売店舗に薬剤師が常駐していなくとも、実際に薬剤師が許可した一般用医薬品のみを一般消費者が購入できるデータ処理システムを提供する。
【解決手段】一般用医薬品を販売する商品販売店舗の店舗通信端末100が一般消費者に入力操作され、商品販売店舗とは離間した薬剤師常駐部の薬剤師通信端末300が常駐薬剤師に使用される。店舗通信端末100への一般消費者による所定操作で薬剤師通信端末300への通信回線を開通すると、常駐薬剤師による薬剤師通信端末300の所定操作で売薬許可データSPDが一般消費者に提供される。一般消費者から売薬許可データSPDが取得されないと販売処理端末200による商品販売処理を販売規制部430が許可しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般用医薬品を一般消費者に販売する商品販売店舗で利用されるデータ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、に関する。
現在、いわゆるコンビニエンスストアなどの商品販売店舗では、様々な販売商品が陳列されて販売されている。一般消費者は、通常は各種の販売商品を所望により支障なく購入することができる。
しかし、販売商品である一般用医薬品は、薬剤師の許可がないと購入できない。このため、一般用医薬品を販売する商品販売店舗では、販売処理店員などとして薬剤師が常駐している。
これを解決するため、商品販売店舗にテレビ電話端末を設置し、遠隔の薬剤師と通話させることで、薬剤師が常駐していない状態で一般用医薬品を販売している商品販売店舗がある(例えば、非特許文献1参照)。
また、販売商品が陳列されている売場にデータ通信端末を設置するとともに、バックヤードのデータ処理装置に商品関連データを登録しておき、一般消費者がデータ通信端末を手動操作することで商品関連データが提示されるシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
"医薬品販売の規制緩和とドン・キホーテ騒動 (1) - ELECTRIC DOC."[2008年2月15日検索]インターネット<URL:http://e-doc.no-ip.com/archives/9> 特開2006−338275号公報 特開2001−273420号公報
しかし、上述の商品販売店舗では、薬剤師と通話したとの事実のみに基づいて販売処理店員が一般用医薬品を一般消費者に販売している。このため、その一般用医薬品の販売を薬剤師が一般消費者に許可したとの物証がない状態で販売処理が実行されている。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、商品販売店舗に薬剤師が常駐していなくとも、実際に薬剤師が許可した一般用医薬品のみを一般消費者が購入することができるデータ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、を提供するものである。
本発明のデータ処理システムは、一般用医薬品を内包する各種販売商品を販売する商品販売店舗に設置されて一般消費者に入力操作される店舗通信端末と、商品販売店舗に設置されて一般消費者への販売商品を商品販売処理する販売処理端末と、商品販売店舗とは離間した薬剤師常駐部に設置されていて常駐薬剤師に使用される薬剤師通信端末と、店舗通信端末への一般消費者による所定操作に対応して薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通手段と、常駐薬剤師による薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する店舗通信端末の少なくとも近傍で一般消費者に提供する許可提供手段と、一般消費者から売薬許可データが取得されないと販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制手段と、を有する。
本発明のデータ処理装置は、本発明のデータ処理システムのデータ処理装置であって、店舗通信端末への一般消費者による所定操作に対応して薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通手段と、常駐薬剤師による薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する店舗通信端末の少なくとも近傍で一般消費者に提供する許可提供手段と、一般消費者から売薬許可データが取得されないと販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制手段と、を有する。
本発明のコンピュータプログラムは、本発明のデータ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、店舗通信端末への一般消費者による所定操作に対応して薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通処理と、常駐薬剤師による薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する店舗通信端末の少なくとも近傍で一般消費者に提供する許可提供処理と、一般消費者から売薬許可データが取得されないと販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制処理と、をデータ処理装置に実行させる。
本発明のデータ処理方法は、本発明のデータ処理装置のデータ処理方法であって、店舗通信端末への一般消費者による所定操作に対応して薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通工程と、常駐薬剤師による薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する店舗通信端末の少なくとも近傍で一般消費者に提供する許可提供工程と、一般消費者から売薬許可データが取得されないと販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制工程と、を有する。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理システム、コンピュータプログラムによりデータ処理システムに実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
また、本発明のデータ処理方法は、複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のデータ処理方法は、複数の工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明のデータ処理システムでは、一般用医薬品を内包する各種販売商品を販売する商品販売店舗に設置される店舗通信端末が一般消費者に入力操作され、商品販売店舗に設置される販売処理端末が一般消費者への販売商品を商品販売処理し、商品販売店舗とは離間した薬剤師常駐部に設置されている薬剤師通信端末が常駐薬剤師に使用される。このような状態で、店舗通信端末への一般消費者による所定操作に対応して薬剤師通信端末への通信回線を回線開通手段が開通すると、常駐薬剤師による薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する店舗通信端末の少なくとも近傍で一般消費者に許可提供手段が提供し、一般消費者から売薬許可データが取得されないと販売処理端末による商品販売処理を販売規制手段が許可しない。このため、商品販売店舗に薬剤師が常駐していなくとも、一般消費者が薬剤師常駐部の常駐薬剤師と連絡し、その常駐薬剤師から売薬許可データを取得することにより、一般用医薬品を商品販売店舗で購入することができる。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のデータ処理システム1000は、図1および図2に示すように、一般用医薬品OTCMを内包する各種販売商品を販売する商品販売店舗PSSに設置されて一般消費者CUに入力操作される店舗通信端末100と、商品販売店舗PSSに設置されて一般消費者CUへの販売商品を商品販売処理する販売処理端末200と、商品販売店舗PSSとは離間した薬剤師常駐部DPPに設置されていて常駐薬剤師PDに使用される薬剤師通信端末300と、店舗通信端末100への一般消費者CUによる所定操作に対応して薬剤師通信端末300への通信回線を開通する回線開通部410と、常駐薬剤師PDによる薬剤師通信端末300の所定操作に対応して売薬許可データSPDを対応する店舗通信端末100の少なくとも近傍で一般消費者CUに提供する許可提供部420と、一般消費者CUから売薬許可データSPDが取得されないと販売処理端末200による商品販売処理を許可しない販売規制部430と、を有する。
より具体的には、本実施の形態のデータ処理システム1000では、データ処理装置400が、少なくとも回線開通部410と許可提供部420と販売規制部430とを有し、店舗通信端末100と販売処理端末200と薬剤師通信端末300とデータ通信する。
商品販売店舗PSSは、例えば、24時間営業のコンビニエンスストアなどからなる。薬剤師常駐部DPPは、例えば、コンビニエンスストアの本部施設(図示せず)の一室などからなる。
販売処理端末200は、例えば、いわゆるPOS(Point Of Sales)端末からなり、商品販売店舗PSSの複数のキャッシャ部(図示せず)ごとに設置されている。データ処理装置400は、いわゆるPOSサーバからなり、商品販売店舗PSSのバックヤードに一台が設置されている。
このデータ処理装置400に複数の店舗通信端末100が社内LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークCNで接続されているとともに、複数の薬剤師通信端末300がインターネット等の通信ネットワークINで接続されている。
店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とは、いわゆるIP電話端末からなる。このため、データ処理装置400は、いわゆるSIP(Session Initiation Protocol)サーバも兼用しており、実装されているコンピュータプログラムCPに対応して店舗通信端末100に各種機能を提供する。
IP電話端末からなる店舗通信端末100は、図3に示すように、IP通信ユニット101、薬剤師通信端末300に音声入力された常駐薬剤師PDの発生を音声出力するスピーカユニットである送受器スピーカ102、一般消費者CUの発生音声を音声入力するマイクユニットである送受器マイク103、一般消費者CUに入力操作される入力操作ユニット104、報知スピーカ105、一般消費者CUの画像を撮像するカメラユニットであるウェブカメラ106、薬剤師通信端末300で撮像された常駐薬剤師PDの画像を表示出力するディスプレイユニットである大型のタッチパネル107、チケット印刷デバイス110、等のハードウェアを有する。
このチケット印刷デバイス110は、詳細には後述するが、データ処理装置400の遠隔操作により許可提供部420の一部として機能することにより、売薬許可データSPDを売薬許可チケットSPCとして印刷出力する。
なお、薬剤師通信端末300は、店舗通信端末100と同様なハードウェアで構築されているが、チケット印刷デバイス110は有しない。IP通信ユニット101は、マイクロコンピュータが内蔵されており、実装されているコンピュータプログラムに対応して上述の各種のハードウェアを統合制御する。
販売処理端末200は、例えば、販売商品の商品バーコードを光学読取するバーコードリーダとして、チケット読取デバイス210を有する。このチケット読取デバイス210は、データ処理装置400の遠隔操作により販売規制部430の一部として機能することにより、売薬許可チケットSPCから売薬許可データSPDを光学読取する。
このため、図4に示すように、チケット印刷デバイス110は、売薬許可データSPDをチケット読取デバイス210で光学読取されるバーコード画像として売薬許可チケットSPCに印刷出力する。
データ処理装置400のコンピュータプログラムCPは、図5に示すように、商品販売店舗PSSに特化していない汎用的なオペレーティングシステムOSと、商品販売店舗PSSに対応したアプリケーションソフトASからなる。
このアプリケーションソフトASは、例えば、各々特有の機能に特化されて事前に用意されている複数種類のウィジェット等のモジュールソフトMS、これらのモジュールソフトMSを商品販売店舗PSSの要望に対応して統合するカスタマイズソフトCS、等からなる。
前述の各部410〜は、データ処理装置400のコンピュータプログラムに対応した各種機能などに各々相当する。例えば、回線開通部410は、データ処理装置400がコンピュータプログラムに対応して店舗通信端末100および薬剤師通信端末300とデータ通信する機能などに相当する。
許可提供部420は、データ処理装置400がコンピュータプログラムに対応して所定の記憶データを店舗通信端末100に出力する機能などに相当する。販売規制部430は、データ処理装置400がコンピュータプログラムに対応して販売処理端末200を遠隔制御する機能などに相当する。
上述のようなデータ処理装置400のためのコンピュータプログラムは、例えば、店舗通信端末100への一般消費者CUによる所定操作に対応して薬剤師通信端末300への通信回線を開通する回線開通工程と、常駐薬剤師PDによる薬剤師通信端末300の所定操作に対応して売薬許可データSPDを対応する店舗通信端末100の少なくとも近傍で一般消費者CUに提供する許可提供工程と、一般消費者CUから売薬許可データSPDが取得されないと販売処理端末200による商品販売処理を許可しない販売規制工程と、をデータ処理装置400に実行させるように記述されている。
上述のような構成において、本実施の形態のデータ処理システム1000では、販売処理端末200を入力操作する販売処理店員(図示せず)が商品販売店舗PSSに常勤している。
そして、このような商品販売店舗PSSで一般用医薬品OTCMも販売されるが、この一般用医薬品OTCMを販売するためには薬剤師の許可が必要である。ただし、上述の商品販売店舗PSSに常勤している販売処理店員は薬剤師の有資格者ではない。
一方、薬剤師常駐部DPPには、常駐薬剤師PDが常駐している。そして、商品販売店舗PSSでは、一般用医薬品OTCMの陳列場所に店舗通信端末100が設置されている。
さらに、その店舗通信端末100の位置には、「医薬品を購入される方は、この電話で薬剤師に連絡してチケットを発行してもらってください」などのガイダンスメッセージが詳細説明とともに表記された看板(図示せず)などが設置されている。
そこで、商品販売店舗PSSで一般用医薬品OTCMの購入を希望する一般消費者CUは、図6に示すように、例えば、店舗通信端末100のタッチパネル107に表示出力されている専用アイコン(図示せず)を入力操作することなどで(ステップS1−Y)、薬剤師コールをデータ処理装置400に送信する(ステップS2)。
すると、図7に示すように、この薬剤師コールを受信したデータ処理装置400は(ステップT1−Y)、薬剤師通信端末300に通話回線の開通要求を送信することで薬剤師コールとして実行する(ステップT2)。
そこで、図8に示すように、この開通要求を受信した薬剤師通信端末300は(ステップE1−Y)、報知スピーカから報知音を出力することなどで常駐薬剤師PDを発呼する(ステップE2)。
そこで、この発呼を確認した常駐薬剤師PDが薬剤師通信端末300に送受器の取り外しなどの通話開始操作を実行すると(ステップE3−Y)、図6ないし図8に示すように、これを検知したデータ処理装置400により店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とにVoIP回線が開通される(ステップT4,S4,E4)。
そこで、一般消費者CUは購入を希望する一般用医薬品OTCMに関して常駐薬剤師PDとIP電話で相談することになる。このとき、店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とはテレビ電話としても機能するので、例えば、一般消費者CUは所望の一般用医薬品OTCMをウェブカメラ106に撮像させることができる。
この場合、その一般用医薬品OTCMの撮像画像が薬剤師通信端末300のタッチパネルに表示出力されるので、一般消費者CUが煩雑な説明をせずとも常駐薬剤師PDは一般用医薬品OTCMを確実に確認することになる。
この場合、常駐薬剤師PDは、例えば、薬剤師通信端末300の所定操作によりVoIP通信でデータ処理装置400の医薬品データベース(図示せず)にアクセスして一般用医薬品OTCMの詳細データを確認する。
そして、常駐薬剤師PDは、一般消費者CUとの会話により売薬を許可できると判断したときには、図8に示すように、薬剤師通信端末300の所定操作により一般用医薬品OTCMごとに売薬許可コマンドをデータ処理装置400に送信する(ステップE5,E6)。
すると、図7に示すように、この売薬許可コマンドを受信したデータ処理装置400は(ステップT5−Y)は、その売薬許可コマンドに対応して売薬許可データSPDを店舗通信端末100に送信する(ステップT6)。
図6に示すように、この売薬許可データSPDを受信した店舗通信端末100は(ステップS5−Y)、その売薬許可データSPDに対応して売薬許可チケットSPCをチケット印刷デバイス110で印刷出力する(ステップS6)。
このように売薬許可チケットSPCの発行作業を完了した一般消費者CUと常駐薬剤師PDは、その店舗通信端末100や薬剤師通信端末300に送受器の設置などで通話終了を入力操作する(ステップS7−Y,E7−Y)。
すると、これを検知したデータ処理装置400は(ステップT7−Y)、開通していたVoIP回線を切断して待機状態に移行する(ステップT8)。同様に、店舗通信端末100や薬剤師通信端末300も、各種デバイスを待機状態に復帰させるなどの通話終了処理を実行する(ステップS8,E8)。
上述のように発行された売薬許可チケットSPCには、図4に示すように、少なくとも一つの売薬許可データSPDが印刷されているとともに、一般消費者CUへの各種のガイダンスメッセージも印刷されている。
そこで、これを確認した一般消費者CUは、例えば、購入を希望する一般用医薬品OTCMなどの各種販売商品(図示せず)とともに売薬許可チケットSPCを販売処理端末200の位置まで持参する。
このPOS端末である販売処理端末200は、POSサーバであるデータ処理装置400と常時通信しており、このデータ処理装置400に各種の制御が実行されている。そして、このデータ処理装置400は、図10に示すように、一般用医薬品OTCMは商品販売処理が実行されないように販売処理端末200を制御している。
この販売処理端末200は、図9に示すように、販売処理店員により販売処理開始が入力操作されると(ステップP1−Y)、一般消費者CUごとの商品販売処理を実行できる状態となる。
このような状態でチケット読取デバイス210であるバーコードスキャナで商品バーコードを光学読取することで、一般消費者CUが持参した各種販売商品ごとに商品識別データが入力操作される(ステップP2−Y)。
このとき、その商品識別データにより該当商品が一般用医薬品OTCMではないか確認され、これが確認されると(ステップP3−N)、商品販売処理が実行される(ステップP7)。
一方、入力操作される商品識別データにより(ステップP2−Y)、その該当商品が一般用医薬品OTCMであると確認されると(ステップP3−Y)、例えば、販売処理端末200の店員ディスプレイと顧客ディスプレイとに「売薬許可チケットから対応データを入力して下さい」などのガイダンスメッセージが表示出力される(図示せず)。
そこで、これを確認した販売処理店員は一般消費者CUから売薬許可チケットSPCを受領して対応する売薬許可データSPDをチケット読取デバイス210に光学読取させる。
すると、この売薬許可データSPDの入力を検出した販売処理端末200は(ステップP4−Y)、その売薬許可データSPDを一般用医薬品OTCMの商品識別データとともにデータ処理装置400に転送する(ステップP5)。
図10に示すように、データ処理装置400は、初期状態では一般用医薬品OTCMの販売処理端末200による商品販売処理を禁止している(ステップT11)。このような状態で、上述のように売薬許可データSPDを一般用医薬品OTCMの商品識別データとともに受信したデータ処理装置400は(ステップT12)、例えば、その売薬許可データSPDと商品識別データとの整合を確認することで、その一般用医薬品OTCMの販売処理端末200による商品販売処理を許可する(ステップT13)。
図9に示すように、このようにデータ処理装置400に売薬許可が制御された販売処理端末200では(ステップP6−Y)、その一般用医薬品OTCMを販売処理できることになる(ステップP7)。
なお、売薬許可データSPDを一般用医薬品OTCMの商品識別データとともに受信したデータ処理装置400が(ステップT12)、その売薬許可データSPDと商品識別データとの整合を確認できないような場合、例えば、その一般用医薬品OTCMの販売処理端末200による商品販売処理の不可制御を解除することなくエラーガイダンスを返信する(ステップT13)。
この場合、販売処理端末200では、その一般用医薬品OTCMの商品販売処理は実行できない状態のままとなる。さらに、その店員ディスプレイと顧客ディスプレイとに「この医薬品の販売許可を確認できませんでした。医薬品とチケットを確認してください」などのエラーガイダンスが表示出力される。
そこで、これを確認した一般消費者CUと販売処理店員とは、例えば、一般用医薬品OTCMと売薬許可チケットSPCとを確認し、必要により商品識別データや売薬許可データSPDの再入力などを実行することになる。
上述のように一般用医薬品OTCMなどを内包した各種販売商品の商品販売処理が完了すると、販売処理店員は販売処理端末200に所定操作で販売処理終了を入力操作する。これを検知した販売処理端末200では(ステップP8−Y)、商品販売処理された商品識別データを集計するなどして販売集計処理を実行する(ステップP9)。
このとき、例えば、販売処理端末200は販売履歴データの生成とデータ処理装置400への送信なども実行されるので、このデータ処理装置400では、受信された販売履歴データの蓄積などの通常処理が実行される(ステップT14)。
本実施の形態のデータ処理システム1000では、上述のように一般用医薬品OTCMを内包する各種販売商品を販売する商品販売店舗PSSに設置される店舗通信端末100が一般消費者CUに入力操作され、商品販売店舗PSSに設置される販売処理端末200が一般消費者CUへの販売商品を商品販売処理し、商品販売店舗PSSとは離間した薬剤師常駐部DPPに設置されている薬剤師通信端末300が常駐薬剤師PDに使用される。
このような状態で、店舗通信端末100への一般消費者CUによる所定操作に対応して薬剤師通信端末300への通信回線を回線開通部410が開通すると、常駐薬剤師PDによる薬剤師通信端末300の所定操作に対応して売薬許可データSPDを対応する店舗通信端末100の少なくとも近傍で一般消費者CUに許可提供部420が提供し、一般消費者CUから売薬許可データSPDが取得されないと販売処理端末200による商品販売処理を販売規制部430が許可しない。
このため、商品販売店舗PSSに薬剤師が常駐していなくとも、一般消費者CUが薬剤師常駐部DPPの常駐薬剤師PDと連絡し、その常駐薬剤師PDから売薬許可データSPDを取得することにより、一般用医薬品OTCMを商品販売店舗PSSで購入することができる。
従って、例えば、商品販売店舗PSSが24時間営業のコンビニエンスストアなどの場合に、その商品販売店舗PSSに常駐薬剤師PDが常駐していなくとも、一般消費者CUが一般用医薬品OTCMを深夜に購入するようなことが可能となる。
なお、常駐薬剤師PDは薬剤師常駐部DPPには常駐している必要がある。しかし、少人数の常駐薬剤師PDで多数の商品販売店舗PSSを担当することができる。しかも、薬剤師常駐部DPPを常駐薬剤師PDごとの自宅とすることも不可能ではない。
しかも、本実施の形態のデータ処理システム1000では、店舗通信端末100に搭載されているチケット印刷デバイス110で売薬許可データSPDが売薬許可チケットSPCとして印刷出力され、その売薬許可チケットSPCから売薬許可データSPDを販売処理端末200がチケット読取デバイス210で光学読取する。
上述のような売薬許可チケットSPCには一般消費者CUへの説明も印刷出力されるので、不慣れな一般消費者CUでも簡単に売薬許可データSPDを販売処理端末200に提供することができる。
特に、売薬許可データSPDが商品バーコードと同様に売薬許可チケットSPCに印刷処理され、販売処理端末200は既存のバーコードリーダからなるチケット読取デバイス210で売薬許可データSPDを光学読取する。
従って、POS端末からなる販売処理端末200に新規のチケット読取デバイス210を増設することなく、通常の商品販売処理と同様な入力操作で売薬許可データSPDを販売処理端末200に入力操作することができる。
さらに、店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とがVoIP回線を開通して通話するので、その通話に料金が発生することがない。しかも、店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とがテレビ電話として機能するので、一般消費者CUと常駐薬剤師PDとが緻密に通話することができ、一般消費者CUは購入を希望する一般用医薬品OTCMを簡単に常駐薬剤師PDに確認させることができる。
また、店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とにVoIP回線を開通するデータ処理装置400は、販売処理端末200と通信する既存のPOSサーバからなる。このため、既存のPOSサーバに専用のコンピュータプログラムを実装して店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とを接続するだけで、データ処理システム1000を簡単に構築することができる。
さらに、商品販売店舗PSSで販売されている一般用医薬品OTCMの詳細な商品識別データをデータ処理装置400に登録しておくことにより、その商品識別データを常駐薬剤師PDが薬剤師通信端末300で閲覧して売薬許可データSPDの発行に利用することもできる。
また、データ処理装置400のコンピュータプログラムCPは、前述のように汎用的なオペレーティングシステムOSと、商品販売店舗PSSに対応したアプリケーションソフトASからなり、そのアプリケーションソフトASは、各々特有の機能に特化されて事前に用意されている複数種類のウィジェット等のモジュールソフトMS、これらのモジュールソフトMSを商品販売店舗PSSの要望に対応して統合するカスタマイズソフトCS、等からなる。
このため、各種の商品販売店舗PSSに対応したデータ処理装置400のコンピュータプログラムCPを簡単に構築することができ、商品販売店舗PSSの各種の要望に簡単に対応することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では店舗通信端末100が搭載されているチケット印刷デバイス110で売薬許可チケットSPCを印刷出力することを例示した。
しかし、売薬許可チケットSPCを店舗通信端末が外付けのチケット印刷デバイスで印刷出力してもよく、データ処理装置400が店舗通信端末に併設されているチケット印刷デバイスで印刷出力してもよい(ともに図示せず)。
また、許可提供部420が、一般消費者CUが携帯する携帯電子媒体に売薬許可データSPDを保持させるデータ登録デバイスを有し、販売規制部430が、携帯電子媒体から売薬許可データSPDを取得するデータ取得デバイスを有してもよい(図示せず)。
上述のような携帯電子媒体は、例えば、商品販売店舗PSSから一般消費者CUに発行されるIC(Integrated Circuit)カード、一般消費者CUが所有する携帯電話端末、等として実施することができる(図示せず)。
その場合、データ登録デバイスは、例えば、店舗通信端末に搭載されたり外付けされたり併設され、上述のICカードや携帯電話端末とデータ通信するカードライタ等として実施することができる。
さらに、このようなデータ処理システムでは、販売規制部430は、データ取得デバイスで取得した売薬許可データSPDを携帯電子媒体から消去することがよい(図示せず)。
このようなデータ取得デバイスも、やはり上述のICカードや携帯電話端末とデータ通信するカードリーダ等として実施することができる。この場合、一度だけ使用が許可される販売許可データが何度も使用されることを簡単かつ確実に防止でき、ICカードのオーバーフローなども防止することができる。
また、上記形態ではデータ処理装置400の許可提供部420が薬剤師通信端末300から受信する所定コマンドに対応して売薬許可データSPDを店舗通信端末100に発行することを例示した。しかし、データ処理装置400を経由して店舗通信端末100とVoIP通信する薬剤師通信端末300が直接に売薬許可データSPDを発行してもよい(図示せず)。
さらに、上記形態ではデータ処理装置400の販売規制部430が販売処理端末200を遠隔制御することで、売薬許可データSPDが入力されないと一般用医薬品OTCMの販売処理を許可しないことを例示した。
しかし、このような販売規制部が販売処理端末に実装されており、売薬許可データSPDが入力されないと一般用医薬品OTCMの販売処理を許可しないことを販売処理端末がスタンドアロンで実行してもよい。同様に、上述したデータ処理システム1000のデータ処理装置400の各部410〜を、店舗通信端末や販売処理端末に実装しておくことも不可能ではない(図示せず)。
また、上記形態では一般消費者CUが店舗通信端末100に一般用医薬品OTCMを撮像させることにより、常駐薬剤師PDが薬剤師通信端末300の表示画像で一般用医薬品OTCMを確認することを例示した。
しかし、一般的に、一般用医薬品OTCMには、前述のように少なくとも薬品種別ごとに商品識別データがバーコードなどで付与されている。そこで、データ処理システム1000が、商品識別データごとに一般用医薬品OTCMの少なくとも薬品種別ごとの薬品詳細データが登録されているデータベース部と、店舗通信端末の少なくとも近傍で一般用医薬品OTCMから商品識別データを取得するデータ取得部と、取得された商品識別データで薬品詳細データを検索する詳細検索部と、検索された薬品詳細データを少なくとも薬剤師通信端末300に送信して出力させる詳細通知部とを、さらに有してもよい(図示せず)。
上述のようなデータ取得部としては、店舗通信端末に搭載されたり外付けされたり併設される専用のバーコードリーダなどでもよく、ウェブカメラ106により撮像されたバーコード画像を店舗通信端末やデータ処理装置が認識することでもよい。
さらに、一般用医薬品OTCMに商品識別データを付与する手段としては、二次元コード、磁気ストライプ、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、等の各種手法が利用される。当然ながら、データ取得部としても、上述のような各種手法に対応して、二次元スキャナや磁気リーダやRFIDリーダなど、各種デバイスが利用される。
このようなデータ処理システムでは、常駐薬剤師PDが簡単かつ確実に薬品詳細データを確認することができるので、簡単かつ確実に売薬許可データSPDを発行することができる。
なお、上述のデータベース部とデータ取得部と詳細検索部と詳細通知部とは、例えば、データ処理装置に実装することができる。さらに、上述のようなデータベース部として、例えば、一般用医薬品OTCMの製造メーカのデータベースサーバを利用することもできる。
さらに、上述のようなデータ処理システムの詳細通知部が、薬品詳細データの少なくとも一部を店舗通信端末100に送信して出力させるとともにチケット印刷デバイス110に送信して売薬許可チケットSPCに印刷出力させてもよい(図示せず)。この場合、一般消費者CUが購入する一般用医薬品OTCMの薬品詳細データを売薬許可チケットSPCで簡単かつ確実に確認することができる。
同様に、許可提供部420が、一般消費者CUが携帯する携帯電子媒体に売薬許可データSPDを保持させるデータ登録デバイスを有し、販売規制部430が、携帯電子媒体から売薬許可データSPDを取得するデータ取得デバイスを有し、詳細通知部が、薬品詳細データの少なくとも一部を店舗通信端末100に送信して出力させるとともにデータ登録デバイスに送信して携帯電子媒体に保持させてもよい(図示せず)。この場合は、一般消費者CUが携帯電話端末などの携帯電子媒体で、購入する一般用医薬品OTCMの薬品詳細データを簡単かつ確実に確認することができる。
なお、販売処理端末200は、商品販売処理に対応して販売履歴データが印刷出力された販売履歴レシートを発行する(図示せず)。そこで、詳細通知部が、検索された薬品詳細データの少なくとも一部を許可提供部420に送信して売薬許可データSPDとともに一般消費者CUに提供させ、販売規制部430が、一般消費者CUに提供された薬品詳細データも取得して販売処理端末200に転送し、販売処理端末200が、転送された薬品詳細データも販売履歴レシートに印刷出力してもよい(図示せず)。この場合は、一般消費者CUは購入した一般用医薬品OTCMの薬品詳細データを販売履歴レシートで簡単かつ確実に確認することができる。
また、上記形態では一般消費者CUが店舗通信端末100で薬剤師コールを入力操作すると所定の常駐薬剤師PDの薬剤師通信端末300が自動的に発呼されることを例示した。
しかし、データ処理システム1000が、特定の一般用医薬品OTCMの商品識別データと特定の薬剤師通信端末300への通話リンクデータとの対応関係を記憶するリンク記憶部と、取得された商品識別データに対応して通話リンクデータを検出するリンク検出部とを、さらに有してもよい(図示せず)。
その場合、回線開通部410は、検出された通話リンクデータで店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とに通信回線を開設する。このようなデータ処理システムでは、その一般用医薬品OTCMごとに最適な常駐薬剤師PDを自動的に発呼することができる。
このため、例えば、一般用医薬品OTCMの製造メーカごとに専業の常駐薬剤師PDを発呼する、一般用医薬品OTCMの薬品種別ごとに専門の常駐薬剤師PDを発呼する、等の処理動作を実行することができる。
なお、一般的にIP電話端末によるVoIP通信では三人以上のテレビ電話会議などを実行することができる。そこで、上述のように一般消費者CUと常駐薬剤師PDとの店舗通信端末100と薬剤師通信端末300とによるVoIP通信に第三者を参加させるようなこともできる(図示せず)。
この場合、例えば、一般消費者CUへの一般用医薬品OTCMの販売に関して常駐薬剤師PDが医師に相談したり、未成年の一般消費者CUへの一般用医薬品OTCMの販売に関して常駐薬剤師PDが保護者に相談するようなことができる。
さらに、上記形態では一般消費者が無条件に常駐薬剤師と通話できることを例示した。しかし、これで悪戯電話が頻発するような場合には、例えば、商品販売店舗PSSが一般消費者ごとに発行している店舗カードの顧客IDなどを店舗通信端末100に入力させてから通話回線を開通してもよい。
また、上記形態では公共の通信ネットワークINとして現状のインターネットを利用することを例示した。しかし、このような通信ネットワークとして特定のWAN(Wide Area Network)や次世代のインターネットであるNGN(Next Generation Network)などを利用してもよい。
さらに、本実施の形態ではデータ処理システム1000の各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
本発明の実施の形態のデータ処理システムの論理構造を示す模式図である。 データ処理システムの物理構造を示すブロック図である。 店舗通信端末の物理構造を示すブロック図である。 売薬許可チケットの外観を示す模式的な平面図である。 データ処理装置のコンピュータプログラムの論理構造を示す模式図である。 店舗通信端末のデータ処理方法を示すフローチャートである。 データ処理装置のデータ処理方法の一部を示すサブルーチンのフローチャートである。 薬剤師通信端末のデータ処理方法を示すフローチャートである。 販売処理端末のデータ処理方法を示すフローチャートである。 データ処理装置のデータ処理方法の一部を示すサブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
AS アプリケーションソフト
CN 通信ネットワーク
CP コンピュータプログラム
CS カスタマイズソフト
CU 一般消費者
DPP 薬剤師常駐部
IN 通信ネットワーク
PSS 商品販売店舗
MS モジュールソフト
OS オペレーティングシステム
OTCM 一般用医薬品
PD 常駐薬剤師
PSS 商品販売店舗
SPC 売薬許可チケット
SPD 売薬許可データ
100 店舗通信端末
101 IP通信ユニット
102 送受器スピーカ
103 送受器マイク
104 入力操作ユニット
105 報知スピーカ
106 ウェブカメラ
107 タッチパネル
110 チケット印刷デバイス
200 販売処理端末
210 チケット読取デバイス
300 薬剤師通信端末
400 データ処理装置
410 回線開通部
420 許可提供部
430 販売規制部
1000 データ処理システム

Claims (15)

  1. 一般用医薬品を内包する各種販売商品を販売する商品販売店舗に設置されて一般消費者に入力操作される店舗通信端末と、
    前記商品販売店舗に設置されて前記一般消費者への前記販売商品を商品販売処理する販売処理端末と、
    前記商品販売店舗とは離間した薬剤師常駐部に設置されていて常駐薬剤師に使用される薬剤師通信端末と、
    前記店舗通信端末への前記一般消費者による所定操作に対応して前記薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通手段と、
    前記常駐薬剤師による前記薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する前記店舗通信端末の少なくとも近傍で前記一般消費者に提供する許可提供手段と、
    前記一般消費者から前記売薬許可データが取得されないと前記販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制手段と、
    を有するデータ処理システム。
  2. 前記許可提供手段は、前記売薬許可データを売薬許可チケットとして印刷出力するチケット印刷デバイスを有し、
    前記販売規制手段は、前記売薬許可チケットから前記売薬許可データを光学読取するチケット読取デバイスを有する請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記許可提供手段は、前記一般消費者が携帯する携帯電子媒体に前記売薬許可データを保持させるデータ登録デバイスを有し、
    前記販売規制手段は、前記携帯電子媒体から前記売薬許可データを取得するデータ取得デバイスを有する請求項1に記載のデータ処理システム。
  4. 前記販売規制手段は、前記データ取得デバイスで取得した前記売薬許可データを前記携帯電子媒体から消去する請求項3に記載のデータ処理システム。
  5. 前記一般用医薬品は少なくとも薬品種別ごとに商品識別データが付与されており、
    前記商品識別データごとに前記一般用医薬品の少なくとも薬品種別ごとの薬品詳細データが登録されているデータベース手段と、
    前記店舗通信端末の少なくとも近傍で前記一般用医薬品から前記商品識別データを取得するデータ取得手段と、
    取得された前記商品識別データで前記薬品詳細データを検索する詳細検索手段と、
    検索された前記薬品詳細データを少なくとも前記薬剤師通信端末に送信して出力させる詳細通知手段とを、
    さらに有する請求項1ないし4の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  6. 前記許可提供手段は、前記売薬許可データを売薬許可チケットとして印刷出力するチケット印刷デバイスを有し、
    前記販売規制手段は、前記売薬許可チケットから前記売薬許可データを光学読取するチケット読取デバイスを有し、
    前記詳細通知手段は、前記薬品詳細データの少なくとも一部を前記店舗通信端末に送信して出力させるとともに前記チケット印刷デバイスに送信して前記売薬許可チケットに印刷出力させる請求項5に記載のデータ処理システム。
  7. 前記許可提供手段は、前記一般消費者が携帯する携帯電子媒体に前記売薬許可データを保持させるデータ登録デバイスを有し、
    前記販売規制手段は、前記携帯電子媒体から前記売薬許可データを取得するデータ取得デバイスを有し、
    前記詳細通知手段は、前記薬品詳細データの少なくとも一部を前記店舗通信端末に送信して出力させるとともに前記データ登録デバイスに送信して前記携帯電子媒体に保持させる請求項5に記載のデータ処理システム。
  8. 前記販売処理端末は、前記商品販売処理に対応して販売履歴データが印刷出力された販売履歴レシートを発行し、
    前記詳細通知手段は、検索された前記薬品詳細データの少なくとも一部を前記許可提供手段に送信して前記売薬許可データとともに前記一般消費者に提供させ、
    前記販売規制手段は、前記一般消費者に提供された前記薬品詳細データも取得して前記販売処理端末に転送し、
    前記販売処理端末は、転送された前記薬品詳細データも前記販売履歴レシートに印刷出力する請求項5ないし7の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  9. 特定の前記一般用医薬品の前記商品識別データと特定の前記薬剤師通信端末への通話リンクデータとの対応関係を記憶するリンク記憶手段と、
    取得された前記商品識別データに対応して前記通話リンクデータを検出するリンク検出手段とを、さらに有し、
    前記回線開通手段は、検出された前記通話リンクデータで前記店舗通信端末と前記薬剤師通信端末とに通信回線を開設する請求項5ないし7の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  10. 前記店舗通信端末は、前記一般消費者に入力操作される入力操作ユニットと、前記一般消費者の発生音声を音声入力するマイクユニットと、少なくとも前記薬剤師通信端末に音声入力された前記常駐薬剤師の発生を音声出力するスピーカユニットと、前記一般消費者の画像を撮像するカメラユニットと、少なくとも前記薬剤師通信端末で撮像された前記常駐薬剤師の画像を表示出力するディスプレイユニットと、を有し、前記通信回線としてVoIP(Voice Over IP)回線を開設するIP電話からなる請求項1ないし9の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  11. 前記薬剤師通信端末は、前記常駐薬剤師に入力操作される入力操作ユニットと、前記常駐薬剤師の発生音声を音声入力するマイクユニットと、少なくとも前記店舗通信端末に音声入力された前記一般消費者の発生を音声出力するスピーカユニットと、前記常駐薬剤師の画像を撮像するカメラユニットと、少なくとも前記店舗通信端末で撮像された前記一般消費者の画像を表示出力するディスプレイユニットと、を有し、前記通信回線としてVoIP回線を開設するIP電話からなる請求項1ないし10の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  12. 少なくとも前記回線開通手段と前記許可提供手段と前記販売規制手段とを有して前記店舗通信端末と前記販売処理端末と前記薬剤師通信端末とデータ通信するデータ処理装置を有する請求項1ないし11の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  13. 請求項12に記載のデータ処理システムのデータ処理装置であって、
    前記店舗通信端末への前記一般消費者による所定操作に対応して前記薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通手段と、
    前記常駐薬剤師による前記薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する前記店舗通信端末の少なくとも近傍で前記一般消費者に提供する許可提供手段と、
    前記一般消費者から前記売薬許可データが取得されないと前記販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制手段と、
    を有するデータ処理装置。
  14. 請求項13に記載のデータ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記店舗通信端末への前記一般消費者による所定操作に対応して前記薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通処理と、
    前記常駐薬剤師による前記薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する前記店舗通信端末の少なくとも近傍で前記一般消費者に提供する許可提供処理と、
    前記一般消費者から前記売薬許可データが取得されないと前記販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制処理と、
    をデータ処理装置に実行させるコンピュータプログラム。
  15. 請求項13に記載のデータ処理装置のデータ処理方法であって、
    前記店舗通信端末への前記一般消費者による所定操作に対応して前記薬剤師通信端末への通信回線を開通する回線開通工程と、
    前記常駐薬剤師による前記薬剤師通信端末の所定操作に対応して売薬許可データを対応する前記店舗通信端末の少なくとも近傍で前記一般消費者に提供する許可提供工程と、
    前記一般消費者から前記売薬許可データが取得されないと前記販売処理端末による商品販売処理を許可しない販売規制工程と、
    を有するデータ処理方法。
JP2008052599A 2008-03-03 2008-03-03 データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 Active JP4941361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008052599A JP4941361B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008052599A JP4941361B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009211314A true JP2009211314A (ja) 2009-09-17
JP4941361B2 JP4941361B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=41184398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008052599A Active JP4941361B2 (ja) 2008-03-03 2008-03-03 データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4941361B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248807A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Sharp Corp 取引処理端末装置
JP2013089159A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム
JP2013524328A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 医薬品又は医療デバイス又は組合せ製品のためのトレーニングを提供する自動販売装置及び方法
WO2015077325A1 (en) * 2013-11-19 2015-05-28 Intel-Ge Care Innovations Llc System and method for providing isolation boundaries between regulated medical applications and unregulated, non-medical applications
JP6251426B1 (ja) * 2017-01-31 2017-12-20 株式会社セルメスタ 商品販売システム

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187846A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 San Doratsugu:Kk 薬検索装置およびその方法
JP2001052064A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Fuji Denki Reiki Co Ltd 医薬品類の自動販売システム
JP2002041114A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Mitsubishi Electric Corp 制御装置及び制御方法
JP2002092166A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Sigma Solutions:Kk 2次元コード付処方せんシステム
JP2002207826A (ja) * 2001-01-09 2002-07-26 Kamijo Toshiaki 医薬品情報管理システム
JP2002351996A (ja) * 2001-05-23 2002-12-06 Minolta Co Ltd 状況通知装置およびプログラム
JP2003114932A (ja) * 2001-10-09 2003-04-18 Issei Denki Sekkei Jimusho:Kk 医薬品商品の販売方法およびそのシステム
JP2004078825A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Canon Inc Icカードによる電子処方箋システム
JP2005038360A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Joho System Communications:Kk コンビニエンスストアでも安心して医薬品の購入ができるシステム「ネットメディカルドクターシステム」
JP2005346379A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Hachioji Yakuzai Center System Module:Kk 市販薬品の成分説明出力システム、プログラム、及び、市販薬品の成分説明データ
JP2006023973A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Nec Access Technica Ltd 予約管理方法、予約管理システム及びそれに用いる端末装置
WO2007041767A1 (en) * 2005-10-07 2007-04-19 Bluepoint International Pty Ltd Dispensing of restricted goods

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187846A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 San Doratsugu:Kk 薬検索装置およびその方法
JP2001052064A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Fuji Denki Reiki Co Ltd 医薬品類の自動販売システム
JP2002041114A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Mitsubishi Electric Corp 制御装置及び制御方法
JP2002092166A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Sigma Solutions:Kk 2次元コード付処方せんシステム
JP2002207826A (ja) * 2001-01-09 2002-07-26 Kamijo Toshiaki 医薬品情報管理システム
JP2002351996A (ja) * 2001-05-23 2002-12-06 Minolta Co Ltd 状況通知装置およびプログラム
JP2003114932A (ja) * 2001-10-09 2003-04-18 Issei Denki Sekkei Jimusho:Kk 医薬品商品の販売方法およびそのシステム
JP2004078825A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Canon Inc Icカードによる電子処方箋システム
JP2005038360A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Joho System Communications:Kk コンビニエンスストアでも安心して医薬品の購入ができるシステム「ネットメディカルドクターシステム」
JP2005346379A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Hachioji Yakuzai Center System Module:Kk 市販薬品の成分説明出力システム、プログラム、及び、市販薬品の成分説明データ
JP2006023973A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Nec Access Technica Ltd 予約管理方法、予約管理システム及びそれに用いる端末装置
WO2007041767A1 (en) * 2005-10-07 2007-04-19 Bluepoint International Pty Ltd Dispensing of restricted goods

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524328A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 医薬品又は医療デバイス又は組合せ製品のためのトレーニングを提供する自動販売装置及び方法
US9111404B2 (en) 2010-03-31 2015-08-18 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Vending apparatus and method for providing training for a medicinal product or medical device or combination product
JP2011248807A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Sharp Corp 取引処理端末装置
JP2013089159A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム
WO2015077325A1 (en) * 2013-11-19 2015-05-28 Intel-Ge Care Innovations Llc System and method for providing isolation boundaries between regulated medical applications and unregulated, non-medical applications
JP6251426B1 (ja) * 2017-01-31 2017-12-20 株式会社セルメスタ 商品販売システム
JP2018124783A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社セルメスタ 商品販売システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4941361B2 (ja) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6323586B1 (ja) 店舗システム、電子棚札、店舗システムの処理方法及びプログラム
JP4941361B2 (ja) データ処理システム、そのデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法
EP4057208A1 (en) Mobile registration terminal and method
JP5747005B2 (ja) 機器接続ユニットと商品販売処理システムおよびプログラム
JP5987499B2 (ja) 携帯型端末を利用した決済システムおよび決済方法
US20230013242A1 (en) Isolated pos terminal connectivity
US9959540B2 (en) Security authentication using payment card display devices at accepted merchant locations
US20220147973A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, program, communication apparatus, communication method, and information processing system
JP2008134909A (ja) 保証システム
JP2007034980A (ja) 通信端末、決済サーバ、決済システム、及び情報処理装置
JP2022012266A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP2017191526A (ja) 情報処理装置および情報処理システム
WO2018179665A1 (ja) 販売システム、サーバ、販売システムの処理方法、サーバの処理方法及びプログラム
JP2021177323A (ja) 決済処理方法、決済処理装置及び決済用プログラム
JP5122520B2 (ja) 商品販売システム、商品販売データ処理装置およびその制御プログラム
JP2008033888A (ja) Icカード決済システム、その制御装置、接客端末
JP2021051499A (ja) 商品販売データ処理装置及びプログラム
JP2002056443A (ja) 自動販売機の商品販売システム及び方法
RU2779962C1 (ru) Система самообслуживания и способ предоставления услуг самообслуживания для пользователя обслуживаемой точки продаж
US20230259914A1 (en) Display processing apparatus, transaction support apparatus, and program
US20240112171A1 (en) Paying telephonic order by tapping card on mobile phone
JP2005038342A (ja) カタログ商品注文方法、カタログ商品受注方法、及び、受注システム
JP2009253734A (ja) Ip電話システム、その店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法
WO2011115289A1 (ja) 携帯装置、携帯装置プログラム、及び携帯装置制御方法
JP2002279254A (ja) イベント情報サービス端末およびイベント情報サービスシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3