JP2021051499A - 商品販売データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】グループ客の買物を支援することが可能な商品販売データ処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】取引を行う客を識別する第1識別子の入力を受け付ける第1受付手段と、前記第1識別子に予め関連付けられた他の客を識別する第2識別子に基づき、当該第2識別子の各々に対応する端末装置に取引の開始を通知する第1通知手段と、前記取引を行う客が購入する商品の商品識別子を取得する第1取得手段と、前記端末装置の各々から前記他の客が購入する商品の前記商品識別子を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段及び前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に基づき、当該商品識別子に対応する商品の売上登録を行う売上登録手段と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、商品販売データ処理装置及びプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等の小売店(店舗)では、POS(Point Of Sale)装置を用いて、客が購入する商品からJAN(Japanese Article Number)コード等の商品情報を読み取り、読み取り完了後の締め操作によって決済処理を行っている。
ところで、店舗に来店する客の中には、家族等の複数人のグループで来店するグループ客が存在する。また、各人が購入を所望した商品の代金を、グループ内で会計を行う者(以下、会計者)がまとめて支払うことで、同一の会計とするグループ客も存在している。
しかしながら、例えば、グループ客のメンバが会計者から離れた位置に存在し、且つ購入を所望する商品を自分で運んでいるような場合、会計者と離れている間に会計が終了してしまい、別会計になってしまうという不都合が発生していた。
本発明が解決しようとする課題は、グループ客の買物を支援することが可能な商品販売データ処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の商品販売データ処理装置は、第1受付手段と、第1通知手段と、第2取得手段と、売上登録手段とを備える。第1受付手段は、取引を行う客を識別する第1識別子の入力を受け付ける。第1通知手段は、前記第1識別子に予め関連付けられた他の客を識別する第2識別子に基づき、当該第2識別子の各々に対応する端末装置に取引の開始を通知する。第1取得手段は、前記取引を行う客が購入する商品の商品識別子を取得する。第2取得手段は、前記端末装置の各々から前記他の客が購入する商品の前記商品識別子を取得する。売上登録手段は。前記第1取得手段及び前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に基づき、当該商品識別子に対応する商品の売上登録を行う。
図1は、実施形態に係る買物支援システムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るPOS装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る会員マスタの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るグループ管理テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る携帯端末、POS装置及びサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態の報知画面表示部が表示する報知画面の一例を示す図である。 図9は、実施形態の報知画面表示部が表示する報知画面の一例を示す図である。 図10は、実施形態の報知画面表示部が表示する報知画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態の携帯端末及びサーバ装置で実行されるグループ登録処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施形態の携帯端末、POS装置及びサーバ装置で実行される商品購入処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る商品販売データ処理装置及びプログラムについて説明する。以下に説明する実施形態では、スーパーマーケット等の店舗に来店した客の買物を支援する買物支援システムに適用した例について説明する。なお、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、買物支援システムの一例を示す図である。図1に示すように、買物支援システム1は、携帯端末10と、POS装置20と、サーバ装置30とを有する。
携帯端末10は、端末装置の一例である。携帯端末10は、例えばスマートフォンやタブレット端末等、店舗STに来店した客が所持する携帯型の通信端末である。携帯端末10は、インターネットや公衆回線等のネットワークN1を介して他の携帯端末10やサーバ装置30と通信可能となっている。
POS装置20は、商品販売データ処理装置の一例である。POS装置20は、店舗ST内の所定位置に配置され、店舗ST内で販売される商品の売上登録と決済処理とを実行する。また、POS装置20は、店舗内ネットワークN2を介して、ネットワークN1に接続されたサーバ装置30と通信することが可能となっている。
サーバ装置30は、家族連れ等の複数人の客で構成されるグループ客の買物を支援するためのサービスを提供する。なお、図1では、サーバ装置30を1台構成としているが、これに限らず、複数のサーバ装置30で構成されるクラウドであってもよい。
次に、上述した買物支援システム1の各装置の構成について説明する。
図2は、携帯端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、携帯端末10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を備えている。
CPU101は、プロセッサの一例であり、携帯端末10の動作を統括的に制御する。ROM102は、各種プログラムを記憶する。RAM103は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU101、ROM102、RAM103は、互いにバス104を介して接続されている。CPU101、ROM102及びRAM103は、コンピュータ構成の制御部100を構成する。制御部100では、CPU101がROM102や記憶部105に記憶されRAM103に展開された制御プログラム105aに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部100は、バス104を介して記憶部105及び通信部106に接続される。記憶部105は、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部105は、例えば、自己の携帯端末10を操作する客の後述するユーザIDや、制御プログラム105aを記憶する。
制御プログラム105aは、携帯端末10の動作を制御するための制御プログラムである。また、制御プログラム105aは、サーバ装置30が提供するサービスを利用するためのアプリケーション(例えば、Alipay(商標登録)、WeChat(商標登録)等のSNS(Social Networking Service)アプリ)等を含んでもよい。
通信部106は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信部106は、ネットワークN1を介してサーバ装置30等と通信を行う。
また、制御部100には、バス104及び入出力コントローラ107を介して、表示部108、操作部109、撮像部110等が接続される。表示部108は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスであり、制御部100の制御に従って各種の情報を表示する。操作部109は、各種の操作ボタンを有し、客の操作に応じたキー情報を制御部100に出力する。なお、操作部109は、例えば表示部108の表面に設けられたタッチパネルであってもよい。撮像部110は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等で構成される撮像装置である。
図3は、POS装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、POS装置20は、CPU201、ROM202、RAM203を備えている。
CPU201は、プロセッサの一例であり、POS装置20の動作を統括的に制御する。ROM202は、各種プログラムを記憶する。RAM203は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU201、ROM202、RAM203は、互いにバス204を介して接続されている。CPU201、ROM202及びRAM203は、コンピュータ構成の制御部200を構成する。制御部200では、CPU201がROM202や記憶部205に記憶されRAM203に展開された制御プログラム205aに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部200は、バス204を介して記憶部205及び通信部206に接続される。記憶部205は、HDDやフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部205は、例えば、制御プログラム205aと、商品マスタ205bとを記憶する。
制御プログラム205aは、POS装置20の動作を制御するための制御プログラムである。商品マスタ205bは、店舗ST内で販売される各商品に関する商品情報を記憶する。商品マスタ205bは、例えば、各商品の商品コードに関連付けて、商品名、価格等の商品情報を記憶する。ここで、商品コードは、商品の種別を識別することが可能な商品識別子の一例である。商品名は、商品コードで特定される商品の名称を示す情報である。価格は、商品コードで特定される商品の単価を示す情報である。
通信部206は、店舗内ネットワークN2に接続可能な通信インタフェースである。通信部206は、店舗内ネットワークN2を介して他のPOS装置20と通信を行ったり、ネットワークN1のサーバ装置30と通信を行ったりすることができる。
また、制御部200には、バス204及び入出力コントローラ207を介して、表示部208、操作部209、スキャナ部210、プリンタ211、入出金部212及びカード読取部213等が接続される。
表示部208は、LCD等の表示デバイスであり、制御部200の制御に従って各種の情報を表示する。操作部209は、置数キーや締めキー等の各種の操作ボタンを有し、客の操作に応じたキー情報を制御部200に出力する。なお、操作部209は、例えば表示部208の表面に設けられたタッチパネルであってもよい。
スキャナ部210は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを読み取ることが可能な読取装置である。例えば、スキャナ部210は、商品に付されたコードシンボルから商品コードを読み取り、読み取った商品コードをCPU201に出力する。また、例えば、スキャナ部210は、携帯端末10の表示部108に表示されたコードシンボルから後述するユーザIDや電子決済に係る決済情報等を読み取り、読み取った情報をCPU201に出力する。
プリンタ211は、制御部200が実行する決済処理に係るレシートを印字する。入出金部212は、貨幣(硬貨、紙幣)を金種別に収納する収納部(図示せず)を備え、支払金額の入金処理や釣銭の出金処理等を実行する。
カード読取部213は、磁気カードやICカード等のカード媒体から情報を読み取る読取装置である。例えば、カード読取部213は、クレジットカードから商品代金の支払いに係るクレジット情報を読み取り、読み取ったクレジット情報をCPU201に出力する。
図4は、サーバ装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ装置30は、CPU301、ROM302、RAM303を備えている。
CPU301は、プロセッサの一例であり、サーバ装置30の動作を統括的に制御する。ROM302は、各種プログラムを記憶する。RAM303は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU301、ROM302、RAM303は、互いにバス304を介して接続されている。CPU301、ROM302及びRAM303は、コンピュータ構成の制御部300を構成する。制御部300では、CPU301がROM302や記憶部305に記憶されRAM303に展開された制御プログラム305aに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部300は、バス304を介して記憶部305に接続される。記憶部305は、HDDやフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部305は、例えば、制御プログラム305aと、会員マスタ305bと、グループ管理テーブル305cとを記憶する。
制御プログラム305aは、サーバ装置30の動作を制御するための制御プログラムである。また、制御プログラム305aは、携帯端末10に搭載されたアプリケーション(例えばSNSアプリ)と協働するためのサーバプログラムを含んでもよい。
会員マスタ305bは、会員登録等の手続きにより予め登録された各客のユーザIDを記憶する。図5は、会員マスタ305bの一例を示す図である。図5に示すように、会員マスタ305bは、ユーザIDに関連付けて、氏名、年齢、性別等の会員情報を記憶する。
ここで、ユーザIDは、客(ユーザ)を識別する第1識別及び第2識別子の一例である。ユーザIDは、例えば、客が所持する携帯端末10の電話番号、携帯端末10に導入されたアプリケーション(例えばSNSアプリ等)上で使用されるユーザID等の固有情報を用いることができる。氏名は、ユーザIDで特定される客の氏名を示す情報である。年齢は、ユーザIDで特定される客の年齢を示す情報である。性別は、ユーザIDで特定される客の性別を示す情報である。
なお、会員マスタ305bに登録される会員情報は、図5の例に限定されないものとする。例えば、会員情報は、住所や電話番号等の連絡先を含んでもよい。また、会員情報自体を空欄としてもよい。
グループ管理テーブル305cは、グループ分け(グルーピング)された各客のユーザIDを記憶・管理するためのデータである。図6は、グループ管理テーブル305cの一例を示す図である。図6に示すように、グループ管理テーブル305cは、各グループを識別するグループIDに関連付けて、当該グループに所属するメンバのユーザIDを記憶する。
例えば、グループID“001”では、ユーザID“U0001、U0002、U0003”の3名が同一グループにグルーピングされている。また、グループID“002”では、ユーザID“U0101、U0102、U0103、U0104”の4名が同一グループにグルーピングされている。本実施形態では、同一のグループIDに関連付けられたユーザIDはグループ客として取り扱われる。
図4に戻り、制御部300には、バス304を介して、通信部306が接続される。通信部306は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信部306は、ネットワークN1を介して、携帯端末10の各々と通信したり、店舗内ネットワークN2に接続されたPOS装置20と通信したりすることができる。
次に、上述した買物支援システム1の機能構成について説明する。図7は、携帯端末10、POS装置20及びサーバ装置30の機能構成の一例を示す図である。
なお、図7では説明の便宜上、携帯端末10の各々が有する機能構成を、2台の携帯端末10(10a、10b)に分けて記載している。携帯端末10a、10bは、同一グループにグループピングされた客(グループ客)が所持する携帯端末10である。ここで、携帯端末10aは、同一グループ内のメンバのうち、取引を行う客(特定ユーザ)が所持する携帯端末10を意味する。なお、取引とは、POS装置20で行われる商品の購入に係る一連の手続き(決済等)を意味する。
また、携帯端末10bは、同一グループ内のメンバのうち、取引を行う客以外の他の客(他のユーザ)が所持する携帯端末10を意味する。以下、同一グループ内のメンバのうち、取引を行う客を会計者、会計者以外の他の客を同行者とも表記する。なお、会計者のユーザIDが第1識別に対応し、同行者のユーザIDが第2識別子に対応する。また、携帯端末10aと携帯端末10bとを区別しない場合には単に携帯端末10と表記する。
図7に示すように、携帯端末10は、グループ登録部151、ユーザID表示部152、通知受付部153、報知画面表示部154、読取部155、及び商品コード送信部156を機能部として備える。
また、POS装置20は、読取制御部251、取引開始通知部252、売上登録部253、登録結果通知部254、決済処理部255、及び取引終了通知部256を機能部として備える。
また、サーバ装置30は、グループ管理部351、取引開始受付部352、取引開始通知部353、転送部354、取引終了受付部355、及び取引終了通知部356を機能部として備える。
上述した各装置が備える機能部の一部又は全ては、当該装置のプロセッサ(CPU)とメモリ(ROM、記憶部等)に記憶された各種プログラム(例えば、制御プログラム)との協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、上述した各装置が備える機能部の一部又は全ては、当該装置が具備する専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。なお、図7では、装置間で関係する機能部を破線で接続している。
携帯端末10aのグループ登録部151は、操作部109の操作に応じて、サーバ装置30に対しグループの登録依頼を行う。具体的に、グループ登録部151は、操作部109を介した操作に応じて、自己の携帯端末10aを操作する客(会計者)のユーザIDと、メンバとなる客(同行者)のユーザIDとを含んだ登録依頼をサーバ装置30に送信する。
ここで、同行者のユーザIDの指定方法や、登録依頼を行うタイミングは特に問わないものとする。例えば、グループ登録部151は、記憶部105に予め記憶されたユーザIDのリストの中から、グルーピングを行うユーザIDの選択を受け付けてもよい。また、登録依頼は、店舗STに来店する前に行われていてもよいし、店舗STに来店した際に行われてもよい。
サーバ装置30のグループ管理部351は、携帯端末10a(グループ登録部151)からの登録依頼に応じて、当該登録依頼で指示されたメンバのグルーピングを行う。具体的には、グループ管理部351は、登録依頼に含まれたユーザID群を同一のグループIDに関連付け、グループ管理テーブル305cに登録する。
なお、グループ管理部351は、グループ管理テーブル305cへの登録に先駆けて、登録依頼に含まれたユーザIDの各々を会員マスタ305bに照合することで、正規の会員か否かを判定する構成としてもよい。この場合、グループ管理部351は、非会員のユーザIDを検出すると、携帯端末10aにエラーを返してグルーピングを抑制する構成としてもよい。
携帯端末10aのユーザID表示部152は、操作部109の操作に応じて、自己の携帯端末10aの操作者のユーザIDを表示部108に表示させる。具体的には、ユーザID表示部152は、ユーザIDをバーコード等のコードシンボルに符号化することで、ユーザIDを含んだコードシンボルを表示部108に表示させる。
POS装置20の読取制御部251は、第1受付手段及び第1取得手段の一例である。読取制御部251は、スキャナ部210と協働することで、スキャナ部210を介して入力される各種情報を取得する(受け付ける)。例えば、読取制御部251は、客が購入する商品に付されたコードシンボルから読み取られた商品コードを取得する。また、読取制御部251は、携帯端末10の表示部108に表示されるコードシンボルから読み取られたユーザIDを取得する。
取引開始通知部252は、第1通知手段の一例である。取引開始通知部252は、携帯端末10aの会計者から取引の開始操作を受け付けると、その会計者のユーザIDとともに取引開始の通知をサーバ装置30に行う。具体的には、取引開始通知部252は、読取制御部251によって取得されたユーザIDを、会計者のユーザIDとしてサーバ装置30に送信する。
ここで、取引の開始操作は特に問わず、種々の操作方法を採用することが可能である。例えば、取引開始通知部252は、読取制御部251によってユーザIDが取得されたことを、取引の開始操作として受け付ける。また、例えば、取引開始通知部252は、ユーザIDの入力とは別に、取引の開始を指示する操作が操作部209を介して行われたことを受け付けてもよい。
サーバ装置30の取引開始受付部352は、POS装置20(取引開始通知部252)から会計者のユーザIDを指定した取引開始の通知、つまり取引の開始操作を受け付ける。具体的には、取引開始受付部352は、POS装置20の取引開始通知部252から取引開始の通知を受け付けるとともに、当該通知とともに送信された会計者のユーザIDを受け付ける。
サーバ装置30の取引開始通知部353は、POS装置20の取引開始通知部252及び取引開始受付部352と協働することで、第1通知手段の一例として機能する。取引開始通知部353は、取引開始受付部352が受け付けた会計者のユーザIDに基づいて、同行者の携帯端末10bに対し取引開始の通知を行う。具体的には、取引開始通知部353は、グループ管理テーブル305cを参照し、会計者のユーザIDを含むグループIDを特定する。そして、取引開始通知部353は、特定したグループIDに関連付けられたユーザID群のうち、会計者のユーザID以外のユーザID、つまり同行者のユーザIDに対応する携帯端末10bの各々に取引開始の通知を行う。なお、取引開始通知部353は、会計者のユーザIDに対応する携帯端末10aに対しても取引開始の通知を行ってもよい。
携帯端末10bの通知受付部153は、サーバ装置30から送信される各種の通知を受け付ける。例えば、通知受付部153は、サーバ装置30の取引開始通知部353から取引開始の通知を受け付ける。また、通知受付部153は、サーバ装置30の転送部354を介して通知される売上登録の結果や、取引終了通知部356から取引終了の通知を受け付ける。
携帯端末10bの報知画面表示部154は、通知受付部153がサーバ装置30から通知を受け付けると、その通知内容を報知するための報知画面を表示部108に表示させる。
ここで、図8は、報知画面表示部154が表示する報知画面の一例を示す図である。図8に示すように、報知画面G1は、表示欄G11を有する。表示欄G11には、サーバ装置30から通知された内容に応じたメッセージ等が表示される。図8では、サーバ装置30から取引開始の通知が行われた場合の画面例を示しており、取引の開始を報知するメッセージが表示欄G11に表示されている。これにより、同行者は、報知画面G1を見ることで、会計者により取引が開始されたことを容易に確認することができる。
また、報知画面G1には、携帯端末10bの操作者(同行者)が操作することが可能な操作子として、追加登録ボタンB11が設けられている。追加登録ボタンB11は、同行者自身が商品の売上登録を行う場合に操作される。例えば、同行者が会計者と異なる店舗内の位置に存在し、且つ購入を希望する商品があるような場合に、追加登録ボタンB11を操作することで、当該商品の売上登録を遠隔から行うことができる。
携帯端末10bの読取部155は、追加登録ボタンB11の操作を受け付けると、撮像部110を動作させ、携帯端末10bを撮像可能な状態とする。そして、携帯端末10bの読取部155は、撮像部110によってコードシンボルが撮像されると、当該コードシンボルに含まれた情報を読み取る。例えば、読取部155は、商品に付されたコードシンボルが撮像部110で撮像されると、そのコードシンボルから商品コードを読み取る。
また、携帯端末10bの商品コード送信部156は、読取部155で読み取られた情報をサーバ装置30に送信する。例えば、商品コード送信部156は、読取部155で商品コードが読み取られると、その読み取られた商品コードをサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30の転送部354は、携帯端末10bとPOS装置20との間で送受信される情報を転送する。例えば、転送部354は、携帯端末10bの商品コード送信部156から送信される情報をPOS装置20に転送する。
POS装置20の売上登録部253は、売上登録手段の一例である。売上登録部253は、客が購入する商品の売上登録を行う。具体的には、売上登録部253は、読取制御部251によって商品コードが取得されると、当該商品コードと、商品マスタ205bに記憶された各商品コードとを照合することで、該当する商品の商品情報を特定する。そして、売上登録部253は、読取制御部251で取得された商品コードや、当該商品コードに対応する商品情報を一時記憶することで商品の売上登録を行う。
また、売上登録部253は、第2取得手段の一例としても機能する。売上登録部253は、サーバ装置30を介して転送された携帯端末10bからの情報を取得し、当該情報に基づいた上述の売上登録を実行する。具体的には、売上登録部253は、転送された情報が商品コードである場合に、当該商品コードと、商品マスタ205bに記憶された各商品コードとを照合することで、該当する商品の商品情報を特定する。そして、売上登録部253は、読取制御部251で取得された商品コードや、当該商品コードに対応する商品情報を一時記憶することで商品の売上登録を行う。また、売上登録部253は、携帯端末10bから送信された情報が商品コードでない場合には、売上登録を行うことなく、登録不可と判定する。なお、携帯端末10bから送信された情報が商品コードか否かは、商品マスタ205bに記憶された商品コードとの一致に基づき判別することができる。
POS装置20の登録結果通知部254は、第2通知手段の一例である。登録結果通知部254は、売上登録部253で売上登録の対象とした商品コード(情報)のうち、サーバ装置30を介して転送された携帯端末10bからの情報の売上登録の結果を、サーバ装置30の転送部354を介して携帯端末10bに通知する。例えば、登録結果通知部254は、売上登録部253で売上登録が正常に行われた場合、売上登録の成功を示す登録結果をサーバ装置30に送信する。
また、例えば、登録結果通知部254は、売上登録部253で登録不可と判定された場合、売上登録の失敗を示す登録結果をサーバ装置30に送信する。なお、この場合、登録結果通知部254は、登録不可の理由(例えば、商品コードでないため登録不可等)をあわせて送信してもよい。
また、登録結果通知部254は、売上登録部253で売上登録の対象とした商品コード(情報)のうち、読取制御部251が取得した商品コードの登録結果をサーバ装置30に送信してもよい。この場合、登録結果通知部254は、会計者が購入する商品の商品コードや商品情報をサーバ装置30経由で携帯端末10bに通知することができる。
一方、携帯端末10bでは、通知受付部153によって登録結果の通知が受け付けられると、報知画面表示部154は、図9及び図10に示すように、その通知内容を報知画面G1に表示させる。
ここで、図9、図10は、報知画面表示部154が表示する報知画面の一例を示す図である。通知された登録結果が登録成功の場合、表示欄G11には、売上登録が成功したことを示すメッセージが表示される(図9参照)。一方、通知された登録結果が登録失敗の場合、表示欄G11には、売上登録が失敗したことを示すメッセージが表示される(図10参照)。これにより、同行者は、自らが撮像した商品コードの登録結果を容易に確認することができる。
なお、報知画面表示部154は、登録失敗の理由が通知された場合には、その理由も表示欄G11に表示させるものとする。これにより、同行者は、表示欄G11を見ることで売上登録が失敗した理由を容易に確認することができるため、例えば、コードシンボルを撮像する条件を変えたり、商品の購入をキャンセルしたりする等の対応を行うことができる。したがって、買物支援システム1では、グループ客の買物に係る利便性を向上させることができる。
また、報知画面表示部154は、会計者が購入した商品の商品コードや商品情報が登録結果として通知された場合、それら商品の商品名等を会計者が購入する商品としてリスト表示等させるものとする。これにより、同行者は、表示欄G11を見ることで会計者が購入する商品を容易に確認することができるため、例えば、同一の商品を重複して購入してしまう等の不都合を避けることができる。したがって、買物支援システム1では、グループ客の買物に係る利便性を向上させることができる。
POS装置20の決済処理部255は、決済手段の一例である。決済処理部255は、売上登録部253で売上登録された各商品の会計処理を実行する。具体的には、決済処理部255は、締めキーの操作を受け付けると、それまでに売上登録された各商品の商品情報に基づいて、客が購入する商品の合計価格を算出する。そして、決済処理部255は、商品の合計価格を客が支払った支払金額で精算する決済処理を実行する。例えば、決済処理部255は、読取制御部251によって決済情報が取得された場合には、電子決済サービスを提供する外部のサーバ装置と協働することで、電子決済により商品の合計価格を支払う決済処理を実行する。
POS装置20の取引終了通知部256は、第3通知手段の一例である。取引終了通知部256は、決済処理部255による決済処理が終了すると、取引終了をサーバ装置30に通知する。
サーバ装置30に取引終了受付部355は、POS装置20(取引終了通知部256)から取引終了の通知、つまり取引の終了操作を受け付ける。サーバ装置30の取引終了通知部356は、POS装置20の取引終了通知部256及び取引終了受付部355と協働することで、第3通知手段の一例として機能する。取引終了通知部356は、取引終了受付部355が取引終了の通知を受け付けると、その取引を行った会計者のユーザIDに基づき、同行者の携帯端末10bに対し取引終了の通知を行う。なお、会計者のユーザIDは、取引開始受付部352から引き継ぐことが可能であるとする。また、同行者の携帯端末10bの特定方法は、取引開始通知部353と同様である。
一方、携帯端末10bでは、通知受付部153によって取引終了の通知が受け付けられると、報知画面表示部154は、報知画面G1の表示を消去させる。これにより、同行者は、会計者による取引(決済)が終了したことを確認することができる。また、同行者は、報知画面G1が表示されている間に、商品の売上登録を行うことができる。
なお、報知画面表示部154は、報知画面G1を消去する代わりに、表示欄G11に取引が完了したことを示すメッセージを表示させてもよい。この場合、報知画面表示部154は、取引終了の通知に応じて、追加登録ボタンB11を無効化させたり、撮像部110の動作を停止させたりすることで、商品コードの読取機能を無効化することが好ましい。これにより、取引の終了後、商品コードの読み取りが不用意に行われてしまうことを防ぐことができるため、グループ客の買物に係る処理の効率化とともに利便性の向上を図ることができる。
以下、上述した携帯端末10、POS装置20及びサーバ装置30の動作例について説明する。
まず、図10を参照して、携帯端末10とサーバ装置30との間で行われるグループ登録処理について説明する。ここで、図10は、携帯端末10及びサーバ装置30で実行されるグループ登録処理の一例を示すフローチャートである。
まず、携帯端末10のグループ登録部151は、グループのメンバとなる客(同行者)のユーザIDが指定されるまで待機する(ステップS11;No)。同行者のユーザIDが指定されると(ステップS11;Yes)、グループ登録部151は、自己の携帯端末10を操作する客のユーザIDと、ステップS11で指定されたユーザIDとを含んだ登録要求をサーバ装置30に送信する(ステップS12)。
一方、サーバ装置30のグループ管理部351は、携帯端末10から登録要求を受け付けると(ステップS21)、その登録要求に含まれたユーザID群を同一のグループIDに関連付けてグループ管理テーブル305cに登録することで、グルーピングを行う(ステップS22)。
これにより、買物支援システム1では、複数人の客で構成される家族等のグループを、会計を共にするグループ客として取り扱うことができる。
次に、図11を参照して、携帯端末10と、POS装置20と、サーバ装置30との間で行われる商品購入処理について説明する。ここで、図11は、携帯端末10、POS装置20及びサーバ装置30で実行される商品購入処理の一例を示すシーケンス図である。なお、本処理では、取引の開始時にユーザIDの読み取りが行われるものとするが、ユーザIDの読み取りタイミングはこれに限定されないものとする。
まず、会計者は、購入を所望する商品を買物カゴ等に詰めてPOS装置20に運ぶ。そして、会計者は、携帯端末10aを操作することで、ユーザIDを表すコードシンボルを表示部108に表示させる。携帯端末10のユーザID表示部152は、操作部109の操作に応じてユーザIDを表すコードシンボルを表示部108に表示させる(ステップS31)。
POS装置20では、スキャナ部210により携帯端末10aの表示部108に表示されたコードシンボルからユーザIDが読み取られると、読取制御部251は、その読み取られたユーザIDを取得する(ステップS41)。次いで、取引開始通知部252は、ステップS41で取得されたユーザIDとともに取引開始をサーバ装置30に通知する(ステップS42)。
また、POS装置20では、スキャナ部210により商品に付されたコードシンボルから商品コードが読み取られると、読取制御部251は、その読み取られた商品コードを取得する(ステップS43)。次いで、POS装置20の売上登録部253は、ステップS43で取得された商品コードに基づき売上登録を実行する(ステップS44)。
一方、サーバ装置30では、取引開始受付部352がPOS装置20からの通知を受け付けると、取引開始通知部353は、グループ管理テーブル305cを参照し、通知されたユーザIDと同一グループに属する同行者のユーザIDを特定する(ステップS51)。次いで、取引開始通知部353は、特定したユーザIDに対応する携帯端末10bの各々に対し、取引開始を通知する(ステップS52)。
携帯端末10bでは、通知受付部153がサーバ装置30からの通知を受け付けると、報知画面表示部154は、取引開始を報知する報知画面G1を表示部108に表示させる(ステップS61)。
続いて、読取部155は、商品の売上登録を指示する操作を受け付けると(ステップS62)、撮像部110を動作させることで、商品コード(コードシンボル)の読み取り機能を有効化する(ステップS63)。次いで、読取部155は、撮像部110を介して読み取った情報(商品コード)をサーバ装置30に送信する(ステップS64)。
サーバ装置30では、転送部354が携帯端末10bから商品コードを受け付けると、その商品コードをPOS装置20に転送する(ステップS53)。POS装置20の売上登録部253は、サーバ装置30から転送された商品コードを受け付けると、その商品コードに基づき売上登録を実行する(ステップS44)。
続いて、POS装置20の決済処理部255は、ステップS44で行われた、サーバ装置30から転送された商品コードの売上登録の結果をサーバ装置30に送信する(ステップS45)。サーバ装置30では、転送部354がPOS装置20から登録結果を受け付けると、その登録結果を携帯端末10bに転送する(ステップS54)。次いで、携帯端末10bでは、通知受付部153が登録結果を受け付けると、報知画面表示部154は、報知画面に登録結果を表示させる(ステップS65)。
一方、POS装置20では、決済処理部255が締めキーの操作を待機している。売上登録部253による商品の売上登録は、締めキーが操作されるまでの間に行うことができる。決済処理部255は、締めキーの操作を受け付けると(ステップS46)、売上登録された商品の合計価格に基づき決済処理を実行する(ステップS47)。そして、ステップS47の決済処理が終了すると、POS装置20の取引終了通知部256は、取引終了をサーバ装置30に通知する(ステップS48)。
サーバ装置30では、取引終了受付部355がPOS装置20からの取引終了の通知を受け付けると、取引終了通知部356は、同行者のユーザIDに対応する携帯端末10bの各々に対し、取引終了を通知する(ステップS55)。
携帯端末10bでは、通知受付部153がサーバ装置30からの取引終了の通知を受け付けると、報知画面表示部154は、報知画面G1に取引終了を示すメッセージを表示させる(ステップS66)。そして、報知画面表示部154及び読取部155は、追加登録ボタンB11を無効化や撮像部110の動作を停止させることで、商品コードの読み取り機能を無効化する(ステップS67)。
以上のように、POS装置20は、会計者のユーザIDを指定した取引の開始操作を受け付けると、当該ユーザIDに関連付けられた同行者のユーザIDに対応する携帯端末10bの各々に取引が開始されたことを通知する。また、POS装置20は、携帯端末10bの何れかで商品の読み取りが行われると、その商品の商品コードを取得し、会計者が購入する商品とともに売上登録を実行する。
これにより、POS装置20は、会計者と同一グループのメンバ(同行者)が、会計者から離れた位置に存在する場合であっても、取引が開始されたことを同行者に通知することができる。また、サーバ装置30は、携帯端末10bで読み取られた商品と、会計者が購入する商品とを同一取引(会計)とすることができるため、グループ客の買い物を支援することができる。
また、POS装置20は、取引の終了操作を受け付けると、同行者のユーザIDに対応する携帯端末10bの各々に取引が終了したことを通知する。これにより、サーバ装置30は、携帯端末10bを操作する同行者に取引が終了したことを報知することができるため、グループ客の買い物を支援することができる。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態では、POS装置20は、売上登録した商品の商品コードや商品情報を、自装置が備える記憶媒体(RAM203等)に保持する形態を説明したが、これに限らないものとする。例えば、POS装置20は、売上登録した商品の商品コードや商品情報をサーバ装置30に送信することで、サーバ装置30上の記憶媒体に保持する形態としてもよい。
この場合、POS装置20及びサーバ装置30は、会計者のユーザIDに関連付けて、売上登録した商品の商品コードや商品情報を保持する。また、同行者の携帯端末10bから送信された商品(商品コード)については、その同行者のユーザIDに関連付けて、売上登録した商品の商品コードや商品情報を保持する形態としてもよい。
また、サーバ装置30は、グループ客(会計者及び同行者)の携帯端末10に対し、当該グループ客について売上登録された商品のリストを参照可能に提供することが好ましい。これにより、携帯端末10bの同行者は、表示部108等を見ることで会計者が購入する商品を容易に確認することができるため、例えば、同一の商品を重複して購入してしまう等の不都合を避けることができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、携帯端末10bで読み取られた商品をPOS装置20において売上登録する形態を説明したが、売上登録の可否を会計者に判断させてもよい。
この場合、例えばPOS装置20は、携帯端末10bから送信された商品コードの売上登録に先駆けて、当該商品コードに対応する商品の商品情報を表示部208に表示させる。POS装置20のオペレータは、同行者から商品の追加登録が通知されたことを会計者に説明し、売上登録を許可するか否かの確認を行う。
POS装置20の売上登録部253は、売上登録の可否を指示する操作を、操作部209を介して受け付け、その操作内容に応じて売上登録を制御する。つまり、本変形例では、売上登録部253は第2受付手段の一例として機能する。
具体的には、売上登録部253は、売上登録を許可する操作がなされた場合、携帯端末10bから送信された商品コードの売上登録を実行する。また、売上登録部253は、売上登録を拒否する操作がなされた場合、携帯端末10bから送信された商品コードの売上登録を抑制し、売上登録不可と判断する。なお、この場合、登録結果通知部254は、売上登録の失敗理由が会計者の拒否によるものであることを、携帯端末10bに通知することが好ましい。
これにより、POS装置20は、同行者が購入しようとしている商品を会計者に確認させた上で売上登録を行うことができるため、携帯端末10bで読み取られた商品が不用意に売上登録されてしまうことを防ぐことができる。したがって、POS装置20は、グループ客の買物に係る利便性を向上させることができる。
(変形例3)
上述の実施形態では、サーバ装置30を店舗STの外部に配置する形態を説明したが、これに限らず、サーバ装置30を店舗ST内に置かれる店舗サーバとしてもよい。また、この場合、サーバ装置30が有する機能の一部又は全てをPOS装置20が備える構成としてもよい。例えば、POS装置20は、取引開始受付部352、取引開始通知部353、転送部354、取引終了受付部355、及び取引終了通知部356の機能何れか又は全てを備えてもよい。
(変形例4)
上述の実施形態では、会計者のユーザIDを携帯端末10aの表示部108に表示させ、スキャナ部210で読み取る形態を説明したが、会計者のユーザIDの入力方法は、これに限らないものとする。
例えば、カード読取部213が、会計者が所持するカード媒体(例えば、会員カード)から、当該カード媒体に記憶されたユーザIDを読み取る形態としてもよい。また、例えば、操作部209を介してユーザIDを入力する形態としてもよい。
上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 買物支援システム
10 携帯端末
20 POS装置
30 サーバ装置
151 グループ登録部
152 ユーザID表示部
153 通知受付部
154 報知画面表示部
155 読取部
156 商品コード送信部
251 読取制御部
252 取引開始通知部
253 売上登録部
254 登録結果通知部
255 決済処理部
256 取引終了通知部
351 グループ管理部
352 取引開始受付部
353 取引開始通知部
354 購入意思受付部
355 取引終了受付部
356 取引終了通知部
特許第5357288号公報

Claims (6)

  1. 取引を行う客を識別する第1識別子の入力を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1識別子に予め関連付けられた他の客を識別する第2識別子に基づき、当該第2識別子の各々に対応する端末装置に取引の開始を通知する第1通知手段と、
    前記取引を行う客が購入する商品の商品識別子を取得する第1取得手段と、
    前記端末装置の各々から前記他の客が購入する商品の前記商品識別子を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段及び前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に基づき、当該商品識別子に対応する商品の売上登録を行う売上登録手段と、
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. 前記売上登録の対象となった前記商品のうち、前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に対応する商品の売上登録の結果を前記端末装置に通知する第2通知手段を更に備える請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記第2通知手段は、前記売上登録の対象となった前記商品のうち、前記第1取得手段で取得された前記商品識別子に対応する商品を前記端末装置に通知する請求項2に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記売上登録された前記商品の決済処理を実行する決済手段と、
    前記決済処理が完了したことを条件に、取引の終了を前記端末装置に通知する第3通知手段と、
    を更に備える請求項1〜3の何れか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に対応する商品の売上登録の可否を指示する操作を受け付ける第2受付手段を更に備え、
    前記売上登録手段は、前記第2受付手段が受け付けた操作内容に応じて、前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に対応する商品の売上登録を実行する請求項1〜4の何れか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  6. 商品販売データ処理装置のコンピュータを、
    取引を行う客を識別する第1識別子の入力を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1識別子に予め関連付けられた他の客を識別する第2識別子に基づき、当該第2識別子の各々に対応する端末装置に取引の開始を通知する第1通知手段と、
    前記取引を行う客が購入する商品の商品識別子を取得する第1取得手段と、
    前記端末装置の各々から前記他の客が購入する商品の前記商品識別子を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段及び前記第2取得手段で取得された前記商品識別子に基づき、当該商品識別子に対応する商品の売上登録を行う売上登録手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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