JP2009202586A - 感熱転写受像シート - Google Patents

感熱転写受像シート Download PDF

Info

Publication number
JP2009202586A
JP2009202586A JP2009016474A JP2009016474A JP2009202586A JP 2009202586 A JP2009202586 A JP 2009202586A JP 2009016474 A JP2009016474 A JP 2009016474A JP 2009016474 A JP2009016474 A JP 2009016474A JP 2009202586 A JP2009202586 A JP 2009202586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
mass
receiving sheet
polymer latex
glass transition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2009016474A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Oguma
一彰 小熊
Shigeru Shibayama
繁 柴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009016474A priority Critical patent/JP2009202586A/ja
Publication of JP2009202586A publication Critical patent/JP2009202586A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5254Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M2205/00Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
    • B41M2205/32Thermal receivers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】感熱転写受像シートの体積収縮率の違いに起因するひび割れ、低濃度部の白抜け、高濃度部のムラ、保護層の転写ムラなどの画像故障が少ない感熱転写記録用受像シ−トを提供する。
【解決手段】支持体上に、中空ポリマーを含有する断熱層および受容層を各々少なくとも1層をこの順に有し、該受容層が、ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスおよびガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスを各々含有し、該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、固形分含有量で、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスより多く含有し、かつ該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が50モル%以上であるポリマーラテックスである感熱転写受像シート。
【選択図】なし

Description

本発明は、感熱転写受像シートに関するものであり、更に詳しくは塗布後の乾燥時のひび割れを防止し、かつ低濃度部の白抜けなどの画像欠陥を生じない感熱転写受像シートに関する。
従来、種々の熱転写記録方法が知られているが、中でも染料拡散転写記録方式は、銀塩写真の画質に最も近いカラーハードコピーが作製できるプロセスとして注目されている。しかも、銀塩写真に比べて、ドライであること、デジタルデータから直接可視像化できる、複製作りが簡単であるなどの利点を持っている。
この染料拡散転写記録方式では、色素を含有する感熱転写シートと感熱転写受像シート(以下、受像シートともいう。)を重ね合わせ、次いで、電気信号によって発熱が制御されるサーマルヘッドによって感熱転写シートを加熱することで感熱転写シート中の色素を感熱転写受像シートに転写して画像情報の記録を行うものであり、シアン、マゼンタ、イエローの3色を重ねて記録することで色の濃淡に連続的な変化を有するカラー画像を転写記録することができる。
このような染料拡散転写方式の記録方式においては、良好な画像を得るために感熱転写受像シートに高い断熱性をもたせることが重要であることが以前より知られている。
そこで、断熱性を持たせるために、感熱転写受像シートの支持体として、ミクロボイドを含有する二軸延伸ポリオレフィンフィルムを用いた複合支持体を用いることがある。しかし、この方法では、延伸時の残留応力がプリント時の熱や、受容層塗工時の熱で緩和して収縮し、感熱転写受像シートにシワやカールが発生する。
また、これとは別に、断熱性を付与するのに、中空ポリマーを含有する断熱層を塗設することも提案されている(例えば特許文献1〜4参照)。しかしながら、均一で平滑な感熱転写受像シートを得るのが困難であったり、転写不良、白抜け、面荒れ、保護層密着不良などの故障が発生したり、製造工程が複雑になり生産性の観点で不利を生じたりする上、更に、黒ベタ部分の光沢感が損なわれるという問題が新たにわかってきており、かならずしも満足できるものではない。
一方、受容層にポリマーラテックスを2種以上使用することが提案されている(特許文献5、6参照)が、例えば、感熱転写受像シートの生産性を向上させたりして、製造条件を変更したり、乾燥条件を変更すると、かならずしも満足できる性能が得られるものではなかった。
また、水系塗布により作製される感熱転写受像シートは、環境(特に湿度)条件での性能差が、有機溶剤系塗布のものに比べて大きくなる傾向があるため、プリント時の環境依存性に関しても、改善が望まれていた。
従って、このような変更においても安定な性能が得られることが求められていた。
特許第2541796号公報 特許第3226167号公報 特開平5−8572号公報 特開2006−88691号公報 特開2007−237643号公報 特開2007−229987号公報
本発明は、前記問題点を克服し、かつ感熱転写受像シートの体積収縮率の違いに起因するひび割れ、低濃度部の白抜け、高濃度部のムラ、保護層の転写ムラなどの画像故障が少ない感熱転写記録用受像シ−トを提供するものである。
(1)支持体上に、中空ポリマーを含有する断熱層および受容層を各々少なくとも1層をこの順に有し、該受容層が、ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスおよびガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスを各々含有し、該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、固形分含有量で、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスより多く含有し、かつ該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が50モル%以上であるポリマーラテックスであることを特徴とする感熱転写受像シート。
(2)前記受容層が、さらに、フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする(1)に記載の感熱転写受像シート。
(3)前記ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスが、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が92モル%以上であるポリマーラテックスであることを特徴とする(1)または(2)に記載の感熱転写受像シート。
本発明により、例えば感熱転写記録用受像シ−トの乾燥条件等の要因変更依存が少なく、感熱転写受像シートの体積収縮率の違いに起因するひび割れを解消し、かつ高速塗布時においても低濃度部の白抜け、保護層の転写ムラなどの画像故障が少ない感熱転写記録用受像シ−トが提供できる。
以下、本発明の感熱転写受像シートを詳細に説明する。
本発明の感熱転写受像シートは、支持体上に、中空ポリマーを含有する断熱層および受容層を各々少なくとも1層をこの順に有し、該受容層が、ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスおよびガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスを各々含有し、該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、固形分含有量で、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスより多く含有し、かつ該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が50モル%以上であるポリマーラテックスである。
ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、固形分含有量で、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスより多く含有することにより、特に、感熱転写受像シートを高速塗布で製造した場合に、得られた感熱転写受像シートのひび割れが大幅に低減される。
ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスに対するガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスの固形分質量比は1.05以上が好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上がさらに好ましく、1.3以上が最も好ましい。なお、上限としては50以下が好ましい。
受容層で使用するポリマーラテックスは染料を受容するために使用され、受容層はさらに水溶性ポリマー、紫外線吸収剤、離型剤、滑剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、その他の添加物を含有させることができる。本発明では、支持体と受容層との間に、少なくとも1層の断熱層(多孔質層)を有するが、さらに光沢制御層、白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層などの中間層が形成されていてもよい。
受容層および断熱層や他の中間層は同時重層塗布により形成されることが好ましく、また、これらの層は、必要に応じて複数設けることができる。受容層を複数設ける場合、最も支持体から遠い側に、上記2種のポリマーラテックスを含有することが好ましい。
また、断熱層の断熱効果を最大限に発揮するためには、受容層と断熱層の間に中間層を設けること無く、受容層と断熱層が接している構成とするのが好ましい。
支持体の裏面側にはカール調整層、筆記層、帯電調整層が形成されていてもよい。支持体裏面各層を塗布するためには、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法を用いることができる。
ここで、ポリマーラテックスとは一般に熱可塑性樹脂が微粒子として水溶性の分散媒中に分散されたものである。本発明のポリマーラテックスに用いられる熱可塑性樹脂の例としては、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、塩化ビニル系共重合体、ポリウレタン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカプロラクトン等が挙げられる。
このうちポリカーボネート、ポリエステル、塩化ビニル系共重合体が好ましく、ポリエステル、塩化ビニル系共重合体、が特に好ましく、塩化ビニル系共重合体が最も好ましい。
ポリエステルはジカルボン酸誘導体とジオール化合物との縮合により得られ、芳香環や飽和炭化環を含有してもよく、分散性を付与するための水溶性基を含有してもよい。
塩化ビニル系共重合体とは、重合体を得るためのモノマーとして塩化ビニルを少なくとも使用し、かつ他のモノマーと共重合させたものであり、例えば、塩化ビニルと酢酸ビニル共重合体、塩化ビニルとアクリレートの共重合体、塩化ビニルとメタクリレートの共重合体、塩化ビニルと酢酸ビニルとアクリレートの共重合体、塩化ビニルとアクリレートとエチレンの共重合体等が挙げられる。このように2元共重合体でも3元以上の共重合体でもよく、モノマーが不規則に分布していても、ブロック共重合していてもよい。
該共重合体にはビニルアルコール誘導体やマレイン酸誘導体、ビニルエーテル誘導体などの補助的なモノマー成分を添加してもよい。共重合体において塩化ビニル成分は50質量%以上含有されていることが好ましく、またマレイン酸誘導体、ビニルエーテル誘導体等の補助的なモノマー成分は10質量%以下であることが好ましい。
ポリマーラテックスは単独でも混合物として使用してもよい。ポリマーラテックスは、均一構造であってもコア/シェル型であってもよく、このときコアとシェルをそれぞれ形成する樹脂のガラス転移温度が異なっても良い。
ガラス転移温度(Tg)50℃未満で商業的に入手可能なポリマーラテックスとしては、以下のものが挙げられる。
アクリレートラテックスは、日本ゼオン株式会社製、NipolLX814(Tg25℃)、NipolLX852X2(Tg43℃)等(いずれも商品名)、ポリエステルラテックスは、東洋紡株式会社製 バイロナールMD−1100(Tg40℃)、バイロナールMD−1400(Tg20℃)、バイロナールMD−1480(Tg20℃)、MD−1985(Tg20℃)、互応化学工業株式会社製 プラスコートZ−850(Tg20℃)、ユニチカ株式会社製 エリーテルKZA134(Tg40℃)等(いずれも商品名)、塩化ビニル共重合体ラテックスは、日信化学工業株式会社製 ビニブラン276(Tg33℃)、ビニブラン609(Tg46℃)、住化ケムテックス株式会社製スミエリート1320(Tg40℃)、スミエリート1210(Tg30℃)等(いずれも商品名)、がそれぞれ挙げられる。
一方、ガラス転移温度(Tg)50℃以上で商業的に入手可能なポリマーラテックスとしては、以下のものが挙げられる。
ポリエステルラテックスは、東洋紡株式会社製 バイロナールMD−1200(Tg67℃)、バイロナールMD−1245(Tg61℃)、バイロナールMD−1500(Tg77℃)、互応化学工業株式会社製 プラスコートZ−450(Tg55℃)、プラスコートZ−561(Tg64℃)、ユニチカ株式会社製 エリーテルKA5034(Tg67℃)等(いずれも商品名)、塩化ビニル共重合体ラテックスは、日信化学工業株式会社製 ビニブラン900(Tg70℃)、ビニブラン683(Tg72℃)等(いずれも商品名)、がそれぞれ挙げられる。
本発明で使用する2種のポリマーラテックスは、2種とも塩化ビニル共重合体ラテックスであることが好ましく、いずれも塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が50モル%以上のポリマーラテックスがさらに好ましい。
本発明で使用する2種のポリマーラテックスは、ガラス転移温度(Tg)が50℃未満のポリマーラテックスについて塩化ビニル共重合体ラテックスであるが、ガラス転移温度(Tg)が50℃未満のポリマーラテックスおよびガラス転移温度(Tg)が50℃以上のポリマーラテックスがともに塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が50モル%以上のポリマーラテックスがさらに好ましい。また、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位は、更に好ましくは2種とも75モル%以上である。特に、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上のポリマーラテックスについては塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が92モル%以上であることが最も好ましい。
ポリマーラテックスの添加量は、ポリマーラテックスの固形分が受容層中の全ポリマーの50〜98質量%であることが好ましく、70〜95質量%であることがより好ましい。またポリマーラテックスの平均粒子サイズは、好ましくは1〜50000nmであり、より好ましくは5〜1000nmである。
受容層は、離型剤として公知のポリエチレンワックス、アミドワックス等の固形ワックス類、シリコーンオイル、リン酸エステル系化合物、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤を含有してもよい。
受容層は、フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物(以下、弗素系オリゴマーとも表記し、本発明における高分子化合物はオリゴマーを包含するものである)を含有させることが好ましい。これにより、本発明の効果を一層奏することができる。受容層に含有するフッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物について、詳細に説明する。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物は、テロメリゼーション法(テロマー法ともいわれる)もしくはオリゴメリゼーション法(オリゴマー法ともいわれる)により製造されたフルオロ脂肪族化合物から導くことができる。フッ素原子が置換した脂肪族化合物は、例えば、特開2002−90991号公報に記載された方法等によって容易に合成することができる。
ここで、フッ素原子が置換した脂肪族基は、少なくとも1個のフッ素原子が置換した脂肪族基(直鎖、分岐または環状の脂肪族基)であり、好ましくは炭素原子数が1〜36の、アルキル基、アルケニル基またはシクロアルキニル基である。より好ましくは炭素原子数が1〜36(好ましくは1〜18、より好ましくは1〜12、さらに好ましくは1〜10、最も好ましくは4〜8)のアルキル基で、該脂肪族基はフッ素原子以外に置換基を有してもよい。該置換基としては、例えば、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、フッ素原子以外のハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、ヘテロ環アミノ基、アシルアミノ基、スルホンアミノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、シアノ基、ニトロ基、アシル基、スルホニル基、ウレイド基、ウレタン基等が挙げられる。
本発明においてフッ素原子が置換した脂肪族基として最も好ましくは、パーフルオロアルキル基である。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物としては、フッ素原子が置換した脂肪族基を有するモノマーの重合体もしくは共重合体が好ましく、このようなモノマーとしては、アクリル酸誘導体(例えばアクリル酸類、アクリル酸エステル類、アクリル酸アミド類で、アクリル酸エステル類、アクリル酸アミド類が好ましく、アクリル酸エステル類がより好ましい)、メタクリル酸誘導体(例えばメタクリル酸類、メタクリル酸エステル類、メタクリル酸アミド類で、メタクリル酸エステル類、メタクリル酸アミド類が好ましく、メタクリル酸エステル類がより好ましい)のアシル部またはアルコールもしくはアミド部(窒素原子に置換する基)にフッ素原子が置換した脂肪族基が置換したモノマーやアクリロニトリル誘導体にフッ素原子が置換した脂肪族基が置換したモノマーで得られる高分子化合物が好ましい。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物としては、フッ素原子が置換した脂肪族基を有するモノマーとの共重合体の場合、組み合わせるモノマーとしては、アクリレート類、メタアクリレート類、アクリロニトリル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、オレフィン類、スチレン類等が挙げられ、なかでもアクリレート類、メタアクリレート類、アクリロニトリル類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類が好ましく、より好ましくはアクリレート類、メタアクリレート類であり、これらの中でも、アルコール部もしくはアミド部の窒素原子に置換する基中にポリオキシアルキレン(例えば、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン)を有するものが好ましい。
本発明においては共重合体が好ましく、2元系でも3元系でもそれ以上であってもかまわない。
例えば、フッ素原子が置換した脂肪族基を有するモノマーと(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート及び/又は(ポリ(オキシアルキレン))メタクリレートとの共重合体が好ましく、不規則に分布しているものでも、ブロック共重合していてもよい。また、ポリ(オキシアルキレン)基としては、ポリ(オキシエチレン)基、ポリ(オキシプロピレン)基、ポリ(オキシブチレン)基などが挙げられ、また、ポリ(オキシエチレンとオキシプロピレンとオキシエチレンとのブロック連結体)やポリ(オキシエチレンとオキシプロピレンとのブロック連結体)など同じ鎖長内に異なる鎖長のアルキレンを有するようなユニットでもよい。さらに、フッ素原子が置換した脂肪族基を有するモノマーと(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体は2元共重合体ばかりでなく、異なる2種以上のフッ素原子が置換した脂肪族基を有するモノマーや、異なる2種以上の(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)などを同時に共重合した3元系以上の共重合体でもよい。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物の質量平均分子量は、好ましくは5,000〜50,000であり、より好ましくは8,000〜30,000であり、さらに好ましくは10,000〜20,000である。
例えば、パーフルオロブチル基(−C)を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、パーフルオロブチル基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシエチレン))アクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシプロピレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、パーフルオロヘキシル基(−C13)を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、パーフルオロヘキシル基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシエチレン))アクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシプロピレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、パーフルオロオクチル基(−C17)を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、パーフルオロオクチル基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシエチレン))アクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシプロピレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体などを挙げることができる。
また本発明のフッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物は、「パーフルオロアルキル含有オリゴマー」等の一般名称で商業的に入手可能であり、例えば下記の製品を使用することができる。
大日本インキ化学工業株式会社製 メガファックF−470、メガファックF−471、メガファックF−472SF、メガファックF−474、メガファックF-475、メガファックF−477、メガファックF−478、メガファックF−479、メガファックF−480SF、メガファックF-472、メガファックF−483、メガファックF−484、メガファックF−486、メガファックF−487、メガファックF−489、メガファックF-172D、メガファックF−178K、メガファックF−178RM(いずれも商品名)、住友スリーエム株式会社製 ノベックTM FC−4430、FC−4432(いずれも商品名)。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物は非イオン性(水中で解離した基、例えば、スルホ基、カルボキシル基、を有しないもの)であることが好ましく、一定の水溶性を有することがさらに好ましい。ここで一定の水溶性とは高分子化合物が25℃において純水に対して1%以上の溶解度を有することである。具体的には、水酸基、上記のようなオキシアルキレン基を有する高分子化合物であり、例えば、大日本インキ化学工業株式会社製 メガファックF−470、メガファックF−472SF、メガファックF−477、メガファックF−479、メガファックF−480SF、メガファックF−484、メガファックF−486(いずれも商品名)のように水への溶解性を示す化合物が好ましい。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物が非イオン性で一定の水溶性を有することが好ましい理由は必ずしも明らかでないが次のように推定している。フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する非イオン性の高分子化合物は熱転写後の染料や受容ポリマーとの親和性が高く、該高分子化合物はその水溶性によりラテックスを用いた感熱転写受像シートの受容層とも適度な親和性をもつため、高温高湿条件下の印画時において感熱転写シートと熱転写受像シートの接触面に滲み出して離型性を有効に働くものと推定している。
フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物の添加量は、受容層の全固形分(質量)に対して0.2%〜10%であり、好ましくは、0.5%〜8%であり、さらに好ましくは1%〜5%である。また、フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物は1種のみの添加でも効果を奏するが、上記記載の化合物を2種以上添加することで、より一層の効果を奏する。
本発明において、断熱層には中空ポリマーを含有する。
ここで、中空ポリマーとは粒子内部に空隙を有するポリマー粒子であり、水分散物であることが好ましい。例えば、ポリスチレン、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂等により形成された隔壁内部に水などの分散媒が入っており、塗布乾燥後、粒子内の水が粒子外に蒸発して粒子内部が中空となる非発泡型の中空ポリマーである。具体例としては米国ロームアンドハース社製ローペイク1055、大日本インキ化学工業株式会社製ボンコートPP−1000、JSR株式会社製SX866(B)、日本ゼオン株式会社製 ニッポールMH5055(いずれも商品名)などが挙げられる。これらの中空ポリマーは必要に応じて2種以上混合して使用することができる。中空ポリマーは、中空ポリマーラテックスとして使用することが好ましい。
これらの中空ポリマーの平均粒子径は0.1〜5.0μmであることが好ましく、0.2〜3.0μmであることがさらに好ましく、0.4〜2.0μmであることが特に好ましい。また、中空ポリマーは、空隙率が20〜70%のものが好ましく、30〜65%のものがより好ましい。
本発明において、中空ポリマーのサイズは、透過型電子顕微鏡を用いて、その外径の円相当換算直径を測定し算出する。平均粒径は、中空ポリマーを少なくとも300個透過電子顕微鏡を用いて観察し、その外形の円相当径を算出し、平均して求める。また中空ポリマーの空隙率とは、粒子体積に対する空隙部分の体積の割合から求めることができる。
中空ポリマーを含む断熱層中には、中空ポリマー以外にバインダーとしてポリマーラテックスを含んでも良い。水系塗布を必要とする本発明において、上記受容層の項で説明したポリマーラテックスと同じものが好ましく用いられる。これらラテックスは単独又は混合して用いることができる。中空ポリマーを含む断熱層の厚みは5〜50μmであることが好ましく、5〜40μmであることがより好ましい。
本発明において、中空ポリマーを含む断熱層中には、中空ポリマーが、乾燥後の固形分質量比として50質量%以上含まれることが好ましく、60質量%以上含まれることがより好ましい。固形分質量比の上限は、95質量%以下が好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいて、受容層及び/または断熱層は水溶性ポリマーを含有させることができる。ここで水溶性ポリマーとは、20℃において水100gに対し0.05g以上の溶解度を有し、より好ましくは0.1g以上、さらに好ましくは0.5g以上の溶解度を有する。
本発明の感熱転写受像シートに用いることのできる水溶性ポリマーとして、カラギナン類、ペクチン、デキストリン、ゼラチン、カゼイン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン共重合体、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、水溶性ポリエステル等を挙げることができる。このうちゼラチンとポリビニルアルコールが好ましい。
本発明においてゼラチンは分子量10,000から1,000,000までのものを用いることができる。本発明に用いられるゼラチンはCl、SO 2−等の陰イオンを含んでいてもよいし、Fe2+、Ca2+、Mg2+、Sn2+、Zn2+などの陽イオンを含んでいても良い。ゼラチンは水に溶かして添加することが好ましい。
またゼラチンには アルデヒド型架橋剤、N−メチロール型架橋剤、ビニルスルホン型架橋剤、クロロトリアジン型架橋剤等の公知の架橋剤を添加することができる。このうちビニルスルホン型架橋剤、クロロトリアジン型架橋剤が好ましく、具体的例としては、ビスビニルスルホニルメチルエーテル、N,N’−エチレン−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタン、4,6−ジクロロ−2−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンまたはそのナトリウム塩を挙げることができる。これらの架橋剤は、水溶性ポリマー1g(固形分質量)あたり0.001〜1g、好ましくは0.005〜0.5gが用いられる。
ポリビニルアルコールとしては、完全けん化物、部分けん化物、変性ポリビニルアルコール等の各種ポリビニルアルコールを用いることができる。これらポリビニルアルコールについては、長野浩一ら共著,「ポバール」(高分子刊行会発行)に記載のものが用いられる。ポリビニルアルコールは、その水溶液に添加する微量の溶剤あるいは無機塩類によって粘度調整をしたり粘度安定化させたりすることが可能であって、詳しくは上記文献144〜154頁記載のものを使用することができる。その代表例としてホウ酸を含有させることで塗布面質を向上させることができ、好ましい。ホウ酸の添加量は、ポリビニルアルコールに対し0.01〜40質量%であることが好ましい。
ポリビニルアルコールの具体例として、完全けん化物としてはPVA−105、PVA−110、PVA−117、PVA−117Hなど、部分けん化物としてはPVA−203、PVA−205、PVA−210、PVA−220など、変性ポリビニルアルコールとしてはC−118、HL−12E、KL−118、MP−203が挙げられる。(いずれも商品名、株式会社クラレ製)が挙げられる。
<下引き層>
本発明の感熱転写受像シートには、支持体と断熱層との間に下引き層を塗設することが好ましい。下引き層を塗設することで、支持体の凹凸を緩和し、更にクッション性を付与することで熱転写時に感熱転写シートとの密着性を向上させ、プリント時の白抜けや保護層の転写ムラの解消をすることができる。
以下、感熱転写シートを説明する。
感熱転写シートは、支持体上に拡散転写染料を含む熱転写層(感熱転写層または染料層とも称す)を設けたものであり、熱転写された画像の上に透明樹脂からなる保護層を熱転写で形成し、画像を覆い保護するための転写性保護層積層体が同一支持体上に形成される形態が好ましい。
感熱転写シートは、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の熱転写層及び必要に応じてブラックの熱転写層が同一の支持体上に面順次で繰り返し塗り分けられていることが好ましい。一例として、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色相の熱転写層が同一の支持体の長軸方向に、感熱転写受像シートの記録面の面積に対応して面順次に塗り分けられた構成を挙げることができる。この3層に加えて、ブラックの熱転写層が設置されても良い。またプリンターの読み取りが可能な各色の開始点を示す目印が設置されていることが好ましい。
熱転写層は、通常昇華性染料とバインダーを含有する。さらに、必要に応じて、ワックス類、シリコーン樹脂、ポリマー粒子、無機粒子を含有することができる。
各々の染料は、熱転写層中にそれぞれ20〜80質量%含有されることが好ましく、30〜70質量%含有されることがより好ましい。
熱転写層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行われる。また熱転写層の塗布量は、0.1〜2.0g/m(固形分換算、以下本発明における塗布量は特に断りのない限り、固形分換算の数値である。)が好ましく、更に好ましくは0.2〜1.2g/mである。熱転写層の膜厚は0.1〜2.0μmであることが好ましく、更に好ましくは0.2〜1.2μmである。
染料は、熱により拡散し、感熱転写シートに組み込み可能かつ、加熱により感熱転写シートから感熱転写受像シートに転写するものであれば特に限定されず、感熱転写シート用の染料として従来から用いられてきている染料、あるいは公知の染料を用いることができる。
熱転写層は単層構成であっても複層構成であってもよく、複層構成の場合、熱転写層を構成する各層の組成は同一であっても異なっていてもよい。
バインダーとしては、各種のものが公知であり、本発明ではこれらを使用することができる。本発明においては、セルロース系樹脂およびポリビニルアセタール系樹脂が好ましく、より好ましくはポリビニルアセタール系樹脂である。中でもポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が本発明において好ましく用いられる。これらを単独で用いる他、これらを混合、または共重合して用いることも可能であり、各種架橋剤によって架橋することも可能である。
感熱転写シートに転写性保護層積層体を面順次で設けるのが好ましい。転写性保護層積層体は、熱転写された画像の上に透明樹脂からなる保護層を熱転写で形成し、画像を覆い保護するためのものであり、耐擦過性、耐光性、耐候性等の耐久性向上を目的とする。転写された染料が受像シート表面に曝されたままでは、耐光性、耐擦過性、耐薬品性等の画像耐久性が不十分な場合に有効である。
転写性保護層積層体は、支持体上に、支持体側から離型層、保護層、接着剤層の順に形成することができる。保護層を複数の層で形成することも可能である。保護層が他の層の機能を兼ね備えている場合には、離型層、接着剤層を省くことも可能である。支持体としては、易接着層の設けられたものを用いることも可能である。
転写性保護層を形成する樹脂としては、耐擦過性、耐薬品性、透明性、硬度に優れた樹脂が好ましく、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、これら各樹脂のシリコーン変性樹脂、紫外線遮断性樹脂、これら各樹脂の混合物、電離放射線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等を用いることができる。なかでも、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂が好ましい。また、各種架橋剤によって架橋することも可能である。
感熱転写シートは、支持体に熱転写層を塗設した面の他方の面(裏面)、すなわちサーマルヘッド等に接する側に背面層を設けることが好ましい。また、保護層転写シートの場合にも、転写性保護層を塗設した支持体面の他方の面(裏面)、すなわちサーマルヘッド等に接する側に背面層を設けることが好ましい。背面層は、バインダーに滑剤、離型剤、界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したものを塗布することによって形成される。また、背面層と支持体との間に中間層を設けてもよく、該中間層や背面層は無機微粒子と水溶性樹脂またはエマルジョン化可能な親水性樹脂を含有することが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中で、部または%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
(感熱転写シートの作製)
支持体として片面に易接着処理がされている厚さ6.0μmのポリエステルフィルム(ダイアホイルK200E−6F、商品名、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製)の易接着処理がされていない面に、乾燥後の固形分塗布量が1g/mとなるように背面層塗工液を塗布した。乾燥後、60℃で熱処理を行い硬化させた。
このようにして作製したポリエステルフィルムの易接着層塗布側に後述の塗工液により、イエロー、マゼンタ、シアンの各熱転写層および転写性保護層積層体を面順次となるように塗布した感熱転写シートを作製した。各染料層の固形分塗布量は、0.8g/mとした。
なお、転写性保護層積層体の形成は、離型層用塗工液を塗布し、乾燥した後に、その上に保護層用塗工液を塗布し、乾燥した後に、さらにその上に接着層塗工液を塗布した。
<背面層塗工液>
アクリル系ポリオール樹脂 26.0質量部
(アクリディックA−801、商品名、大日本インキ化学工業(株)製)
ステアリン酸亜鉛 0.40質量部
(SZ−2000、商品名、堺化学工業(株)製)
リン酸エステル 1.30質量部
(プライサーフA217、商品名、第一工業製薬(株)製)
イソシアネート(50%溶液) 8.0質量部
(バーノックD−800、商品名、大日本インキ化学工業(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比2/1) 64質量部
<イエロー染料層塗工液>
染料化合物(Y−1) 4.0質量部
染料化合物(Y−2) 4.0質量部
ポリビニルアセタール樹脂 6.1質量部
(エスレックKS−1、商品名、積水化学工業(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 2.1質量部
(デンカブチラール#6000−C、商品名、電気化学工業(株)製)
離型剤 0.05質量部
(X−22−3000T、商品名、信越化学工業(株)製)
離型剤 0.03質量部
(TSF4701、商品名、モメンティブ・パフォーマンス・
マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
マット剤 0.12質量部
(フローセンUF、商品名、住友精工(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比2/1) 84質量部
Figure 2009202586
<マゼンタ染料層塗工液>
染料化合物(M−1) 0.1質量部
染料化合物(M−2) 0.8質量部
染料化合物(M−3) 6.5質量部
ポリビニルアセタール樹脂 8.0質量部
(エスレックKS−1、商品名、積水化学工業(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 0.2質量部
(デンカブチラール#6000−C、商品名、電気化学工業(株)製)
離型剤 0.05質量部
(X−22−3000T、商品名、信越化学工業(株)製)
離型剤 0.03質量部
(TSF4701、商品名、モメンティブ・パフォーマンス・
マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
マット剤 0.15質量部
(フローセンUF、商品名、住友精工(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比2/1) 84質量部
Figure 2009202586
<シアン染料層塗工液>
染料化合物(C−1) 1.4質量部
染料化合物(C−2) 6.6質量部
ポリビニルアセタール樹脂 7.0質量部
(エスレックKS−1、商品名、積水化学工業(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 0.8質量部
(デンカブチラール#6000−C、商品名、電気化学工業(株)製)
離型剤 0.05質量部
(X−22−3000T、商品名、信越化学工業(株)製)
離型剤 0.03質量部
(TSF4701、商品名、モメンティブ・パフォーマンス・
マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
マット剤 0.15質量部
(フローセンUF、商品名、住友精工(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比2/1) 84質量部
Figure 2009202586
(転写性保護層積層体)
染料層の作製に使用したものと同じポリエステルフィルムに、以下に示す組成の離型層、保護層および接着層用塗工液を塗布し、転写性保護層積層体を形成した。乾膜時の塗布量は離型層0.3g/m、保護層0.5g/m、接着層2.2g/mとした。
<離型層塗工液>
変性セルロース樹脂 5.0質量部
(L−30、商品名、ダイセル化学)
メチルエチルケトン 95.0質量部
<保護層塗工液>
アクリル樹脂 32質量部
(ダイアナールBR−100、商品名、三菱レイヨン(株)製)
イソプロパノール 70質量部
<接着層塗工液>
アクリル樹脂 25質量部
(ダイアナールBR−77、商品名、三菱レイヨン(株)製)
下記紫外線吸収剤UV−1 0.8質量部
下記紫外線吸収剤UV−2 2質量部
下記紫外線吸収剤UV−3 1.5質量部
下記紫外線吸収剤UV−4 0.7質量部
シリコーン樹脂微粒子 0.05質量部
(トスパール120、商品名、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・
ジャパン合同会社製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比2/1) 70質量部
Figure 2009202586
実施例1
(感熱転写受像シート101の作製)
ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の表(おもて)面に、コロナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含むゼラチン下塗層を設けた。この上に、下記組成の下引き層、断熱層、受容層を支持体側からこの順に積層させた状態で、米国特許第2,761,791号明細書に記載の第9図に例示された方法により、同時重層塗布を行なった。それぞれの乾燥時の塗布量が下引き層:6.6g/m、断熱層:8.8g/m、受容層:5.0g/mとなるように塗布を行った。また、下記の組成は、固形分としての質量部を表す。また、塩化ビニルモノマーの割合における%は、モル%である。
また、塗布後の乾燥時に乾燥ゾーンで下記表1に示した乾球温度(D.B.)および湿球温度(W.B.)に設定した乾燥風を塗布面に吹き付け、乾燥させた。[乾球温度(D.B.)−湿球温度(W.B.)]の差が大きいほど塗布物からの単位時間あたりの水分蒸発量が多くなり、短時間で乾燥できるため高速塗布が可能となることを意味している。
感熱転写受像シートを作製するための乳化物を以下のように作製した。ここで、各層に1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを塗布液質量に対して500ppmずつ添加した。
(乳化物Aの作成)
乳化物Aを以下の手順で調製した。後掲の化合物A−6を高沸点溶媒(Solv−1)42g及び酢酸エチル20mlに溶解し、この液を1gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む20質量%ゼラチン水溶液250g中に高速攪拌乳化機(ディゾルバー)で乳化分散し、水を加えて380gの乳化物Aの調製を行った。
化合物A−6の添加量は乳化物A中に30mol%となるように調整した。
Figure 2009202586
<下引き層塗工液>
スチレンブタジエンラテックス 60質量部
(日本エイアンドエル(株)製 SR103)
PVA(6%水溶液) 40質量部
((株)クラレ製、ポバールPVA205)
NaOH水溶液 pHを8に調節する量
<断熱層塗工液>
中空ポリマーラテックス 60質量部
(日本ゼオン(株)製 MH5055)
ゼラチン(10%水溶液) 20質量部
NaOH pHを8に調節する量
<受容層塗工液>
塩化ビニル系ラテックス 49質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン683(Tg72℃、塩化ビニルモノマー割合60
%))
塩化ビニル系ラテックス 21質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン609(Tg46℃、塩化ビニルモノマー割合80
%))
ゼラチン(10%水溶液) 10質量部
マイクロクリスタリンワックス 5質量部
(日本製蝋(株)製 EMUSTAR−42X)
水 5質量部
乳化物A 10質量部
NaOH pHを8に調節する量
これは特開2007−229987号公報の実施例106と同様の態様である。
(感熱転写受像シート102の作製)
感熱転写受像シート101において、受容層塗工液の塩化ビニル系ラテックスを、下記のものに置き換えた以外は、感熱転写受像シート101と同様にして感熱転写受像シート102を作製した。
塩化ビニル系ラテックス 30質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン900(Tg70℃))
ポリエステル系ラテックス 40質量部
(東洋紡(株)製 バイロナールMD1100(Tg40℃))
(感熱転写受像シート103の作製)
感熱転写受像シート101の支持体上に下記各塗工液に変更した以外は、感熱転写受像シート101と同様にして、感熱転写受像シート103を作製した。
<下引き層塗工液>
SBR 60質量部
(日本エイアンドエル(株)製 SR103)
PVA(6%水溶液) 40質量部
((株)クラレ製、ポバールPVA205)
NaOH水溶液 pHを8に調節する量<断熱層塗工液>
中空ポリマーラテックス 60質量部
(日本ゼオン(株)製 MH5055)
ゼラチン(10%水溶液) 20質量部
乳化物A 20質量部
NaOH水溶液 pHを8に調節する量<受容層塗工液>
塩化ビニル系ラテックス 35質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン900(Tg70℃)、塩化ビニルモノマー割合9
0%)
塩化ビニル系ラテックス 15質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン276(Tg33℃)、塩化ビニルモノマー割合8
0%)
モンタン酸ワックス 35質量部
(中京油脂(株)製 J537)
ゼラチン(10%水溶液) 25質量部
2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンのナトリウム塩 0.5質量部
これは特開2007−237643号公報の実施例107と同様の態様である。
(感熱転写受像シート104の作製)
感熱転写受像シート101において、受容層塗工液の塩化ビニル系ラテックスを、下記のものに置き換えた以外は、感熱転写受像シート101と同様にして感熱転写受像シート104を作製した。
塩化ビニル系ラテックス 21質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン683(Tg72℃)、塩化ビニルモノマー割合9
0%)
塩化ビニル系ラテックス 49質量部
(日信化学(株)製 ビニブラン609(Tg46℃)、塩化ビニルモノマー割合8
0%)
このようにして得られた各感熱転写受像シートから、面積が1平方メートルとなるようサンプリングし、塗布面ひび割れを5人の評価者により評価し、以下の評点をつけた。
(ひび割れの程度)
5:塗布サンプル中、ひび割れが見られず問題ない。
4:塗布サンプル中、目視で確認できる微小なひび割れが僅かに見られるが、実用上問題ない。
3:塗布サンプル中、目視で確認できる微小なひび割れが数箇所見られ、実用上問題となる場合がある。
2:塗布サンプル中、目視で明らかに確認できるひび割れが数箇所見られ、実用上問題である。
1:塗布サンプル中、目視で明らかに確認できるひび割れが多数見られ、実用上問題である。
Figure 2009202586
以上の結果より、[乾球温度(D.B.)−湿球温度(W.B.)]の差が小さい場合は、いずれのサンプルもあまり差が無いが、[乾球温度(D.B.)−湿球温度(W.B.)]の差が大きい、つまり高速塗布条件において比較例ではひび割れが起きる傾向にあるのに対し、本発明の感熱転写受像シートはいずれもひび割れが大幅に改善されていることがわかる。
実施例2
(感熱転写受像シート201の作製)
下記塗工液を調製し、下引き層、断熱層、受容層を支持体側からこの順に積層させた状態で、感熱転写受像シート101と同様の方法で同時重層塗布を行なった。それぞれの乾燥時の塗布量が下引き層:6.7g/m、断熱層:8.7g/m、受容層:5.0g/mとなるように塗布を行った。
各層に1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを塗布液質量に対して500ppmずつ添加した。下引き層の塗布液に2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンのナトリウム塩を、塗布量がゼラチン固形分総塗布量の3%となるように添加した。
<受容層塗工液>
塩化ビニル系ラテックス 31.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン900(Tg=70℃)、塩化ビニルモノマー
割合90%)
塩化ビニル系ラテックス 56.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン609(Tg=46℃)、塩化ビニルモノマー
割合80%)
ゼラチン(10%水溶液) 2.0質量部
エステル系ワックスEW−1 8.0質量部
弗素系オリゴマー 2.7質量部
(大日本インキ化学工業(株)製、メガファックF−472SF)
界面活性剤F−1 0.2質量部
界面活性剤F−2 1.0質量部<断熱層塗工液>
中空ポリマーラテックス 65.0質量部
(日本ゼオン(株)製、MH5055)
ゼラチン(10%水溶液) 35.0質量部<下引き層塗工液>
スチレンブタジエンラテックス 60質量部
(日本エイアンドエル(株)社製 SR103)
PVA(6%水溶液) 40質量部
((株)クラレ製、ポバールPVA205)
NaOH水溶液 pHを8に調節する量
Figure 2009202586
(感熱転写受像シート202の作製)
感熱転写受像シート201において、受容層塗工液の塩化ビニル系ラテックス2種を、下記のものに置き換えた以外は、感熱転写受像シート201と同様にして感熱転写受像シート202を作製した。
塩化ビニル系ラテックス 60.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン900(Tg=70℃)、塩化ビニルモノマー
割合90%)
塩化ビニル系ラテックス 25.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン609(Tg=46℃)、塩化ビニルモノマー
割合80%)
(感熱転写受像シート203の作製)
感熱転写受像シート201において、受容層塗工液の塩化ビニル系ラテックス2種を、下記のものに置き換えた以外は、感熱転写受像シート201と同様にして感熱転写受像シート203を作製した。
塩化ビニル系ラテックス 31.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン900(Tg=70℃)、塩化ビニルモノマー
割合90%)
塩化ビニル系ラテックス 56.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン276(Tg=33℃)、塩化ビニルモノマー
割合80%)
(感熱転写受像シート204の作製)
感熱転写受像シート201において、受容層塗工液の塩化ビニル系ラテックス2種を、下記のものに置き換えた以外は、感熱転写受像シート201と同様にして感熱転写受像シート204を作製した。
ポリエステル系ラテックス 15.0質量部
(東洋紡(株)製、バイロナールMD−1200(Tg=67℃))
塩化ビニル系ラテックス 70.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン609(Tg=46℃)、塩化ビニルモノマー
割合80%)
(感熱転写受像シート205の作製)
感熱転写受像シート201において、受容層塗工液を、下記のものに置き換えた以外は、感熱転写受像シート201と同様にして感熱転写受像シート205を作製した。
受容層塗工液
塩化ビニル系ラテックス 31.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン900(Tg=70℃)、塩化ビニルモノマ
ー割合90%)
塩化ビニル系ラテックス 56.0質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン609(Tg=46℃)、塩化ビニルモノマ
ー割合80%)
ゼラチン(10%水溶液) 2.0質量部
エステル系ワックスEW−1 8.0質量部
弗素系オリゴマー 1.3質量部
(大日本インキ化学工業(株)製、メガファックF−472SF)
弗素系オリゴマー 1.4質量部
(大日本インキ化学工業(株)製、メガファックF−483)
界面活性剤F−1 0.2質量部
界面活性剤F−2 1.0質量部
上記各感熱転写受像シートを実施例1と同様に評価し、得られた結果を下記表2にまとめた。
Figure 2009202586
以上より、受容層に弗素系オリゴマーを含有させた場合にも本発明の効果が得られることがわかった。なお、実施例1の感熱転写受像シートNo.104と比較すると、弗素系オリゴマーを含有させた場合は、本発明の効果が更に優れ、更に高速塗布が可能であることがわかる。
実施例3
(ポリマーラテックス1〜5の作製)
攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備えた重合容器内を窒素で充分置換した後、脱イオン水1150g、エチルアクリレート100g、ドデベシベルベンゼンスルホン酸ソーダ30gを仕込み、さらに重合器内を減圧して塩化ビニル900gを仕込んだ。重合器内を60℃に昇温した後、過硫酸アンモニウムの1%水溶液50部を圧入して反応を開始し、内温を60℃に保持しながら16時間反応させて重合を終了した。その後30℃まで冷却し25%アンモニア水を使用してpHを7〜8に調整した。ポリマーラテックス1の調製後、該エマルジョン(ポリマーラテックス)をガラス乾板に塗布し、ポリマー成分のみをクロロホルムで抽出した。この抽出物をH−NMR測定で解析し、調製したエマルジョン−1の組成を塩化ビニル:エチルアクリレート=90:10と決定した。
また、塩化ビニルの使用量を変更する以外は、ポリマーラテックス1と同様にして、下記表3に示したポリマーラテックス1〜5を調製した。
Figure 2009202586
(感熱転写受像シート301〜305の作製)
感熱転写受像シート205において、受容層塗工液で用いられたビニブラン900を、上記表3の各々ポリマーラテックス1〜5に置き換えた以外は、感熱転写受像シート205と同様にして感熱転写受像シート301〜305を作製した。
上記各感熱転写受像シートを実施例1と同様に評価し、得られた結果を下記表4にまとめた。
Figure 2009202586
上記表4より、D.B.が高い条件において、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスの、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が92モル%以上であれば、本発明の効果が更に良好に得られることがわかった。
実施例4
(画像形成)
画像形成のためのプリンターには 富士フイルム(株)製 フジフイルムサーマルフォトプリンター ASK−2000L(商品名)を用いた。前記感熱転写シートと前記感熱転写受像シートを装填可能なように加工し、白からマックスグレー(黒ベタ)に変化する連続階調画像の出力を行った。
低濃度の白抜け、高濃度の濃度ムラ、保護層の転写ムラを評価したところ、前記本発明の感熱転写受像シートのうち、感熱転写受像シートNo.104よりもNo.201、203〜205は大きく優れ、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスの、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が92モル%以上のNo.302〜305は極めて優れることがわかった。
以上から明らかなように、本発明により高速塗布条件においてもひび割れが無く、低濃度部の白抜け、高濃度部の濃度ムラや保護層の転写ムラが無い高画質な感熱転写受像シートを提供することができる。

Claims (3)

  1. 支持体上に、中空ポリマーを含有する断熱層および受容層を各々少なくとも1層をこの順に有し、該受容層が、ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスおよびガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスを各々含有し、該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、固形分含有量で、ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスより多く含有し、かつ該ガラス転移温度(Tg)50℃未満のポリマーラテックスが、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が50モル%以上であるポリマーラテックスであることを特徴とする感熱転写受像シート。
  2. 前記受容層が、さらに、フッ素原子が置換した脂肪族基を側鎖に有する高分子化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項1に記載の感熱転写受像シート。
  3. 前記ガラス転移温度(Tg)50℃以上のポリマーラテックスが、塩化ビニルモノマーから得られる繰り返し単位が92モル%以上であるポリマーラテックスであることを特徴とする請求項1または2に記載の感熱転写受像シート。
JP2009016474A 2008-01-30 2009-01-28 感熱転写受像シート Abandoned JP2009202586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009016474A JP2009202586A (ja) 2008-01-30 2009-01-28 感熱転写受像シート

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008019858 2008-01-30
JP2009016474A JP2009202586A (ja) 2008-01-30 2009-01-28 感熱転写受像シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009202586A true JP2009202586A (ja) 2009-09-10

Family

ID=40456878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009016474A Abandoned JP2009202586A (ja) 2008-01-30 2009-01-28 感熱転写受像シート

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8133843B2 (ja)
EP (1) EP2085245B1 (ja)
JP (1) JP2009202586A (ja)
AT (1) ATE525219T1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011136433A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Kao Corp 熱転写受像シート用樹脂組成物
JP2014198421A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 大日本印刷株式会社 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2014198420A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 大日本印刷株式会社 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2017217844A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 凸版印刷株式会社 昇華転写用受像シート

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7760219B2 (en) * 2008-01-28 2010-07-20 Fujifilm Corporation Method of forming image by thermal transfer
US8673535B2 (en) * 2012-06-08 2014-03-18 Kodak Alaris Inc. Thermal image receiver elements having release agents
US8691489B2 (en) * 2012-06-08 2014-04-08 Kodak Alaris, Inc. Thermal image receiver elements prepared using aqueous formulations
US8895221B2 (en) * 2012-06-08 2014-11-25 Kodak Alaris Inc. Thermal image receiver elements prepared using aqueous formulations

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177289A (ja) * 1985-02-01 1986-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 転写型感熱記録用受像体
JPH04197786A (ja) * 1990-11-29 1992-07-17 Konica Corp 感熱転写記録用受像シート

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA557259A (en) 1955-02-23 1958-05-13 Canadian Kodak Co. Limited Multiple layer hopper for multiply coating a web
JP2541796B2 (ja) 1985-05-25 1996-10-09 大日本印刷株式会社 被熱転写シ−ト
JPH03226167A (ja) 1990-01-31 1991-10-07 Canon Inc 電子化電話帳付ファクシミリ装置
JPH058572A (ja) 1991-07-02 1993-01-19 Oji Paper Co Ltd 熱転写記録用受像シートの製造方法
JP3226167B2 (ja) 1999-02-02 2001-11-05 王子製紙株式会社 熱転写記録用受像シート
JP2002090991A (ja) 2000-09-13 2002-03-27 Fuji Photo Film Co Ltd ポジ型レジスト組成物
JP4493565B2 (ja) 2004-08-25 2010-06-30 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート及びその製造方法
JP4490382B2 (ja) * 2006-02-28 2010-06-23 富士フイルム株式会社 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP4469348B2 (ja) * 2006-03-09 2010-05-26 富士フイルム株式会社 感熱転写受像シートおよび画像形成方法
JP4646836B2 (ja) 2006-03-10 2011-03-09 富士フイルム株式会社 感熱転写受像シートおよび画像形成方法
US7968496B2 (en) * 2006-09-29 2011-06-28 Fujifilm Corporation Heat-sensitive transfer image-receiving sheet, image forming method using heat-sensitive transfer system and method of producing heat-sensitive transfer image receiving sheet

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177289A (ja) * 1985-02-01 1986-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 転写型感熱記録用受像体
JPH04197786A (ja) * 1990-11-29 1992-07-17 Konica Corp 感熱転写記録用受像シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011136433A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Kao Corp 熱転写受像シート用樹脂組成物
JP2014198421A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 大日本印刷株式会社 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2014198420A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 大日本印刷株式会社 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2017217844A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 凸版印刷株式会社 昇華転写用受像シート

Also Published As

Publication number Publication date
EP2085245A1 (en) 2009-08-05
US8133843B2 (en) 2012-03-13
EP2085245B1 (en) 2011-09-21
ATE525219T1 (de) 2011-10-15
US20090191365A1 (en) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133928B2 (ja) 感熱転写シートと感熱転写受像シートを用いた画像形成方法
JP2009202586A (ja) 感熱転写受像シート
JP4940202B2 (ja) 感熱転写シートおよび画像形成方法
EP2042334A2 (en) Method of producing heat-sensitive transfer image-receiving sheet
JP2012071538A (ja) 昇華型感熱転写シートおよび画像形成方法
EP2030800B1 (en) Heat-sensitive transfer image-receiving sheet, image-forming method and image prints
JP2009214536A (ja) 感熱転写による画像形成方法
JP2010149464A (ja) 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP4892497B2 (ja) 感熱転写受像シート
JP2010228405A (ja) 感熱転写受像シートおよびその製造方法
US20110027504A1 (en) Heat-sensitive transfer image-receiving sheet
JP2010228415A (ja) 感熱転写シート
US7760219B2 (en) Method of forming image by thermal transfer
JP2009073189A (ja) 感熱転写受像シート、その製造方法および画像形成方法
JP2010052403A (ja) 感熱転写シート
JP2009241341A (ja) 感熱転写シート
JP2009241349A (ja) 感熱転写シート
JP2009056734A (ja) 感熱転写受像シート
JP2008265322A (ja) 感熱転写画像形成方法
JP4832242B2 (ja) 感熱転写受像シート、感熱転写方式を用いた画像形成方法および感熱転写受像シートの製造方法
JP2009202585A (ja) 感熱転写受像シート
JP2009083151A (ja) 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2009172984A (ja) 感熱転写受像シート
JP2009113372A (ja) 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2009241509A (ja) 感熱転写シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20121121