JP2009201264A - 三相リニアモータ用コイルユニット及び三相リニアモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)を高め、駆動効率を向上できる三相リニアモータ用コイルユニット、及び三相リニアモータを提供する。
【解決手段】三相リニアモータ用コイルユニット7は、3つのコイル4〜6を備える。コイル4は、Z軸方向を各々の長手方向とし、Z軸方向と直交するY軸方向に並んで設けられた一対の直線部4a,4bと、該一対の直線部4a,4bの両端同士を連結する一対の連結部4c,4dとを含む。コイル5も同様に直線部5a,5b及び連結部5c,5dを含み、コイル6も直線部6a,6b及び連結部6c,6dを含む。各一対の直線部のうち一方の直線部4a,5a,及び6aは、Y軸方向にこの順に互いに隣接して配列されており、他方の直線部4b,5b,及び6bは、直線部6aから連続してY軸方向にこの順に互いに隣接して配列されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、三相リニアモータの駆動部となる複数のコイルを有する三相リニアモータ用コイルユニット、及び三相リニアモータに関する。
従来、三相リニアモータとして、可動子(駆動部)を構成する複数のコイルを可動子の移動方向に一列に並べ、保持体(ケース)の中に収容し固定することにより一体に組み立てて、コイルユニットを構成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図9は、特許文献1に記載された複数のコイルの形状および配置を示す斜視図である。同図に示されるように、複数のコイル100は、その直線部102、すなわち可動子の移動方向と直交する方向に延びており磁界を受けて推力を発生する部分が、隣接するコイル100の環の内部に鎖状に嵌合するように、交互に組み合わされている。
特開平10−52022号公報
しかしながら、複数のコイルを特許文献1記載のように組み合わせた場合、コイルユニットの両端に位置するコイルに隣接するコイルは一つだけなので、当該コイルの環の内部には、隣接する一つのコイルの直線部しか嵌入されない。したがって、複数のコイルの環の大きさを全て同一とした場合、コイルユニットの両端に位置するコイルの環の内部に空隙(図中のA部分)が生じてしまうので、可動子の推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)が小さくなり、可動子の駆動効率が低下してしまう。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)を高め、駆動効率を向上できる三相リニアモータ用コイルユニット、及び三相リニアモータを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による三相リニアモータ用コイルユニットは、第1の方向を各々の長手方向とし、該第1の方向と交差する第2の方向に並んで設けられた一対の直線部と、該一対の直線部の両端同士を連結する一対の連結部とをそれぞれ含む第1、第2及び第3のコイルを備え、第1、第2及び第3のコイルそれぞれの一対の直線部のうち一方の直線部が、第2の方向に第1、第2及び第3のコイルの順に互いに隣接して配列されており、第1、第2及び第3のコイルそれぞれの一対の直線部のうち他方の直線部が、第3のコイルの一方の直線部から連続して第2の方向に第1、第2及び第3のコイルの順に互いに隣接して配列されていることを特徴とする。
上記した三相リニアモータ用コイルユニットにおいては、3個のコイル(第1、第2および第3のコイル)によって一つの独立したコイルユニットが構成されており、各コイルの直線部が順に隣接して配置されるように互いに組み合わされている。これにより、各コイルの環の大きさを一定にしつつ、コイルの環の内側における空隙の発生を防止できるので、当該三相リニアモータ用コイルユニットの推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)を大きくでき、駆動効率を向上できる。
また、三相リニアモータ用コイルユニットは、第2のコイルの連結部と一対の直線部とが一平面に沿って配置されており、第1及び第3のコイルの各連結部が、第2のコイルの連結部を互いの間に挟むように直線部に対し屈曲して配設されていることを特徴としてもよい。このような構成によって、上述した各コイルの直線部の配置を好適に実現できる。また、この場合、第1及び第3のコイルが互いに同一の形状を有すると尚良い。これにより、部品の種類を削減し、信頼性および生産性を向上できる。
また、三相リニアモータ用コイルユニットは、第1のコイルの連結部と一対の直線部とが一平面に沿って配置されており、第2及び第3のコイルの各連結部が、第1のコイルの連結部を互いの間に挟むように直線部に対し屈曲して配設されていることを特徴としてもよい。このような構成によっても、上述した各コイルの直線部の配置を好適に実現できる。また、この場合、第2及び第3のコイルが互いに同一の形状を有すると尚良い。これにより、部品の種類を削減し、信頼性および生産性を向上できる。
また、本発明による三相リニアモータは、上記したいずれかの三相リニアモータ用コイルユニットを一又は複数備えることを特徴とする。このような三相リニアモータによれば、推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)を高め、駆動効率を向上できる。
本発明による三相リニアモータ用コイルユニット及び三相リニアモータによれば、推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)を高め、駆動効率を向上できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による三相リニアモータ用コイルユニット及び三相リニアモータの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る三相リニアモータ1を示す斜視図であり、図2は、図1に示された可動子2の横断面図である。図1に示すように、三相リニアモータ1は、コイル4〜6(図2参照)を収容する可動子2と、可動子2をその進行方向へ案内しながら移動させるための磁石ユニット8とを備えており、例えば、XYステージの駆動部などとして用いられる。なお、図1において、可動子2の進行方向をY軸方向とし、それと直交する水平方向をX軸方向とし、X軸方向およびY軸方向と直交する垂直方向をZ軸方向とする。Z軸方向は特許請求の範囲における第1の方向に相当し、Y軸方向は特許請求の範囲における第2の方向に相当する。
可動子2は、コイル4(第1のコイル)、コイル5(第2のコイル)、及びコイル6(第3のコイル)から成る三相リニアモータ用コイルユニット(以下、コイルユニット)を一又は複数備えており、このコイルユニットの全面をモールド材9により被覆し、その被覆の上端部を覆うようにホルダ10が取り付けられることによって構成される。この可動子2の横断面は、図2に示すように、Z軸方向に延びる本体部2aと、幅広の上端部2b及び下端部2cとを有する略I字状の形状を呈しており、このような断面形状がY軸方向に延在する構成とされている。そして、可動子2は、コイル4〜6への通電によって電磁力を発生させ、Y軸方向に沿って移動する。なお、コイル4〜6から成るコイルユニットの詳細な構成については後述する。
図1に示すように、磁石ユニット8は、ベースヨーク8aを底部、互いに対向する一対のサイドヨーク8bを両側部として組み合わせた構成を有している。サイドヨーク8bの内壁には、Y軸方向に沿ってN極の磁石81とS極の磁石82とが交互に並設されている。
これらの磁石81,82は、可動子2の本体部2aの両側面2dに対して所定の隙間を隔てて対向して配置されている。また、ベースヨーク8aは、可動子2の下端部2cに対して所定の隙間を隔てて対向して配置されている。そして、可動子2は、磁石81及び82の間において通電されることにより電磁力を発生し、磁石ユニット8に対してY軸方向に移動する。
ここで、コイル4〜6から成るコイルユニットの構成について詳細に説明する。図3(a)は、コイル4〜6から成るコイルユニット7をX軸方向から見た正面図であり、図3(b)は、図3(a)に示したコイルユニット7のIIIb−IIIb線に沿った断面図であり、図3(c)は、図3(a)に示したコイルユニット7のIIIc−IIIc線に沿った断面図である。また、図4(a)はコイルユニット7の分解斜視図であり、図4(b)はコイルユニット7の斜視図であり、図4(c)は図4(a)に示した分解斜視図に対応する上面図である。可動子2は、図3及び図4に示すようなコイルユニット7を一又は複数備えており、可動子2がコイルユニット7を複数備える場合には、該複数のコイルユニット7がY軸方向に並設される。
本実施形態に係るコイルユニット7は、前述したように3個のコイル4,5,及び6によって構成されている。コイル4〜6は、導電線が略矩形状に巻回されることにより構成され、各コイル4〜6の環の大きさはほぼ同一となっている。なお、コイル4〜6は、三相リニアモータ1におけるU相、V相、およびW相にそれぞれ対応している。
コイル4は、一対の直線部4a,4bと、該一対の直線部4a,4bの両端同士を連結する一対の連結部4c,4dとを含んでいる。同様に、コイル5は一対の直線部5a,5bと一対の連結部5c,5dとを含んでおり、コイル6は一対の直線部6a,6bと一対の連結部6c,6dとを含んでいる。
各直線部4a,4b,5a,5b,6a,及び6bは、図1に示したZ軸方向を長手方向として配設されており、Y軸方向に並んで設けられている。具体的には、図3(a)、図3(c)及び図4(b)に示すように、コイル4〜6における一方の直線部4a,5a,及び6aが、Y軸方向においてこの順序で互いに隣接して配列されており、コイル4〜6における他方の直線部4b,5b,及び6bが、Y軸方向において直線部6aから連続してこの順序で互いに隣接して配置されている。なお、各直線部4a,4b,5a,5b,6a,及び6bは、X軸方向における厚さが互いに同一であって、それらの中心線が互いに平行であり、且つY軸方向に沿った架空の直線と全ての中心線とが交差するように配置されている。したがって、各直線部4a,4b,5a,5b,6a,及び6bにおける一方の側面はYZ平面に沿った一つの平面に含まれ、他方の側面はYZ平面に沿った別の一つの平面に含まれることとなる。
コイル4の連結部4cは、該コイル4の直線部4a及び4bの上端同士を連結しており、コイル4の連結部4dは、該コイル4の直線部4a及び4bの下端同士を連結している。連結部4c及び4dは、直線部4a,4bに対してX軸方向の一方の向きに屈曲して配設されている。また、コイル5の連結部5cは、該コイル5の直線部5a及び5bの上端同士を連結しており、コイル5の連結部5dは、該コイル5の直線部5a及び5bの下端同士を連結している。連結部5c及び5dは、連結部4c及び4dのように屈曲されておらず、直線部5a,5bと同一平面に沿って配設されている。これにより、コイル5は扁平な環状を呈している。コイル6の連結部6cは、該コイル6の直線部6a及び6bの上端同士を連結しており、コイル6の連結部6dは、該コイル6の直線部6a及び6bの下端同士を連結している。連結部6c及び6dは、直線部6a,6bに対してX軸方向の他方の向き(すなわち、連結部4c及び4dとは逆向き)に屈曲して配設されている。これらの形状を有するコイル4,6がコイル5の両側から互いに組み合わされることにより、コイル4,6の各連結部4c,6cが、コイル5の連結部5cを互いの間に挟み込むこととなり、また、各連結部4d,6dが、連結部5dを互いの間に挟み込むこととなる。なお、コイル4及びコイル6は、互いに同一の形状を有することが好ましい。これにより、部品の種類を削減し、信頼性および生産性を向上できる。
本実施形態に係るコイルユニット7においては、3個のコイル4〜6によって一つの独立したコイルユニット7が構成されており、図3及び図4に示したように、各コイル4〜6の直線部4a,5a,6a,4b,5b,及び6bが順に隣接して配置されるように互いに組み合わされている。これにより、各コイル4〜6の環の大きさを一定にしつつ、コイル4〜6の環の内側における空隙の発生を防止できるので、当該コイルユニット7の推力有効部(すなわち、コイルユニット7において磁石81,82と対向する部位)におけるコイル密度(コイル占積率)を大きくでき、駆動効率を向上できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る三相リニアモータについて説明する。なお、本実施形態の三相リニアモータの構成のうち、コイルユニットを除く部分の構成に関しては第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
図5及び図6は、本実施形態に係る三相リニアモータが備えるコイルユニット17の構成を示す図である。図5(a)は、コイルユニット17をX軸方向から見た正面図であり、図5(b)は、図5(a)に示したコイルユニット17のVb−Vb線に沿った断面図であり、図5(c)は、図5(a)に示したコイルユニット17のVc−Vc線に沿った断面図である。また、図6(a)はコイルユニット17の分解斜視図であり、図6(b)はコイルユニット17の斜視図であり、図6(c)は図6(a)に示した分解斜視図に対応する上面図である。
本実施形態に係るコイルユニット17は、3個のコイルすなわちコイル14(第1のコイル)、コイル15(第2のコイル)、及びコイル16(第3のコイル)によって構成されている。コイル14〜16は、導電線が略矩形状に巻回されることにより構成され、各コイル14〜16の環の大きさはほぼ同一となっている。コイル14〜16は、三相リニアモータ1におけるU相、V相、およびW相にそれぞれ対応している。
コイル14は、一対の直線部14a,14bと、該一対の直線部14a,14bの両端同士を連結する一対の連結部14c,14dとを含んでいる。同様に、コイル15は一対の直線部15a,15bと一対の連結部15c,15dとを含んでおり、コイル16は一対の直線部16a,16bと一対の連結部16c,16dとを含んでいる。
各直線部14a,14b,15a,15b,16a,及び16bは、Z軸方向を長手方向として配設されており、Y軸方向に並んで設けられている。具体的には、図5(a)、図5(c)及び図6(b)に示すように、コイル14〜16における一方の直線部14a,15a,及び16aが、Y軸方向においてこの順序で互いに隣接して配列されており、コイル14〜16における他方の直線部14b,15b,及び16bが、Y軸方向において直線部16aから連続してこの順序で互いに隣接して配置されている。なお、各直線部14a,14b,15a,15b,16a,及び16bの外観およびこれらの一体的形状については、第1実施形態の各直線部4a,4b,5a,5b,6a,及び6bと同様である。
コイル14の連結部14cは、該コイル14の直線部14a及び14bの上端同士を連結しており、コイル14の連結部14dは、該コイル14の直線部14a及び14bの下端同士を連結している。連結部14c及び14dは、後述する連結部15c,15dや16c,16dのように屈曲されておらず、直線部14a,14bと同一平面に沿って配設されている。これにより、コイル14は扁平な環状を呈している。また、コイル15の連結部15cは、該コイル15の直線部15a及び15bの上端同士を連結しており、コイル15の連結部15dは、該コイル15の直線部15a及び15bの下端同士を連結している。連結部15c及び15dは、直線部15a,15bに対してX軸方向の一方の向きに屈曲して配設されている。コイル16の連結部16cは、該コイル16の直線部16a及び16bの上端同士を連結しており、コイル16の連結部16dは、該コイル16の直線部16a及び16bの下端同士を連結している。連結部16c及び16dは、直線部16a,16bに対してX軸方向の他方の向き(すなわち、連結部15c及び15dとは逆向き)に屈曲して配設されている。これらの形状を有するコイル15,16がコイル14の両側から互いに組み合わされることにより、コイル15,16の各連結部15c,16cが、コイル14の連結部14cを互いの間に挟み込むこととなり、また、各連結部15d,16dが、連結部14dを互いの間に挟み込むこととなる。なお、コイル15及びコイル16は、互いに同一の形状を有することが好ましい。これにより、部品の種類を削減し、信頼性および生産性を向上できる。
本実施形態に係るコイルユニット17においては、前述した第1実施形態と同様、3個のコイル14〜16によって一つの独立したコイルユニット17が構成されており、図5及び図6に示したように、各コイル14〜16の直線部14a,15a,16a,14b,15b,及び16bが順に隣接して配置されるように互いに組み合わされている。これにより、各コイル14〜16の環の大きさを一定にしつつ、コイル14〜16の環の内側における空隙の発生を防止できるので、当該コイルユニット17の推力有効部におけるコイル密度(コイル占積率)を大きくでき、駆動効率を向上できる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態に係る三相リニアモータについて説明する。図7(a)は、本実施形態に係る三相リニアモータ11の構成を示す斜視図である。また、図7(b)は、三相リニアモータ11が備える可動子12の側面図である。なお、本実施形態の三相リニアモータ11の構成のうち、可動子12を除く部分の構成に関しては第1実施形態と同様であるため、図7(a)においてはその図示を省略している。
本実施形態の可動子12は、Y軸方向に複数連結されて連結型可動子13を構成している。各可動子12は、第1実施形態に示されたコイルユニット7、及び第2実施形態に示されたコイルユニット17のうち何れか一方を1ユニットのみ含んでおり(図7(b)参照)、このコイルユニット7(または17)の全面をモールド材19により被覆し、その被覆の上端部を覆うようにホルダ20が取り付けられることによって構成される。なお、可動子12の横断面形状は、第1実施形態において示された可動子2の横断面形状と同様である。複数の可動子12からなる連結型可動子13は、コイルユニット7(17)への通電によって電磁力を発生させ、Y軸方向に沿って移動する。なお、必要な推力によって連結型可動子13の数を変えても良く、一つでもよい。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態に係る三相リニアモータについて説明する。図8(a)は、本実施形態に係る三相リニアモータ21の構成を示す斜視図である。また、図8(b)は、三相リニアモータ21が備える可動子22の側面図である。なお、本実施形態の三相リニアモータ21の構成のうち、可動子22を除く部分の構成に関しては第1実施形態と同様であるため、図8(a)においてはその図示を省略している。
本実施形態の可動子22は、第1実施形態に示されたコイルユニット7、及び第2実施形態に示されたコイルユニット17のうち何れか一方を複数含んでいる(図8(b)参照)。複数のコイルユニット7(17)はY軸方向に隙間なく並設されており、この複数のコイルユニット7(または17)の全面をモールド材29により被覆し、その被覆の上端部を覆うようにホルダ30が取り付けられることによって可動子22が構成されている。なお、可動子22の横断面形状は、第1実施形態において示された可動子2の横断面形状と同様である。
そして、Y軸方向における可動子22の両端それぞれに可動子12が連結されることにより、連結型可動子23が構成されている。このような連結型可動子23は、コイルユニット7(17)への通電によって電磁力を発生させ、Y軸方向に沿って移動する。
本発明に係る三相リニアモータの可動子は第3実施形態或いは第4実施形態のような形態であっても良く、前述した第1実施形態または第2実施形態による効果を好適に奏することができる。
本発明による三相リニアモータ用コイルユニット及び三相リニアモータは、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、第1実施形態では第2のコイル(コイル5)を扁平な形状としてこの第2のコイルを第1のコイル(コイル4)及び第3のコイル(コイル6)によって挟んだ形態を例示し、第2実施形態では第1のコイル(コイル14)を扁平な形状としてこの第1のコイルを第2のコイル(コイル15)及び第3のコイル(コイル16)によって挟んだ形態を例示したが、本発明においては第1〜第3のコイルのうち何れが扁平形状を有してもよく、或いは、第1〜第3のコイルの連結部が全て屈曲していてもよい。また、上記実施形態はコイル側を可動子として説明したが、磁石側を可動子とした場合においても本発明を適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る三相リニアモータを示す斜視図である。 第1実施形態に係る可動子の横断面図である。 第1実施形態に係る(a)コイルユニットをX軸方向から見た正面図、(b)(a)に示したコイルユニットのIIIb−IIIb線に沿った断面図、(c)(a)に示したコイルユニットのIIIc−IIIc線に沿った断面図である。 第1実施形態に係る(a)コイルユニットの分解斜視図、(b)コイルユニットの斜視図、(c)(a)に示した分解斜視図に対応する上面図である。 第2実施形態に係る(a)は、コイルユニットをX軸方向から見た正面図、(b)(a)に示したコイルユニットのVb−Vb線に沿った断面図、(c)(a)に示したコイルユニットのVc−Vc線に沿った断面図である。 第2実施形態に係る(a)コイルユニットの分解斜視図、(b)コイルユニットの斜視図、(c)(a)に示した分解斜視図に対応する上面図である。 (a)第3実施形態に係る三相リニアモータの構成を示す斜視図である。(b)三相リニアモータが備える可動子の側面図である。 (a)第4実施形態に係る三相リニアモータの構成を示す斜視図である。(b)三相リニアモータが備える可動子の側面図である。 特許文献1に記載された複数のコイルの形状および配置を示す斜視図である。
符号の説明
1…三相リニアモータ、2…可動子、2a…本体部、2b…上端部、2c…下端部、2d…両側面、4〜6、14〜16…コイル、4a〜6a、4b〜6b、14a〜16a、14b〜16b…直線部、4c〜6c、4d〜6d、14c〜16c、14d〜16d…連結部、7…(三相リニアモータ用)コイルユニット、8…磁石ユニット、8a…ベースヨーク、8b…サイドヨーク、9…モールド材、10…ホルダ、81,82…磁石。

Claims (6)

  1. 第1の方向を各々の長手方向とし、該第1の方向と交差する第2の方向に並んで設けられた一対の直線部と、該一対の直線部の両端同士を連結する一対の連結部とをそれぞれ含む第1、第2及び第3のコイルを備え、
    前記第1、第2及び第3のコイルそれぞれの前記一対の直線部のうち一方の直線部が、前記第2の方向に前記第1、第2及び第3のコイルの順に互いに隣接して配列されており、前記第1、第2及び第3のコイルそれぞれの前記一対の直線部のうち他方の直線部が、前記第3のコイルの前記一方の直線部から連続して前記第2の方向に前記第1、第2及び第3のコイルの順に互いに隣接して配列されていることを特徴とする、三相リニアモータ用コイルユニット。
  2. 前記第2のコイルの前記連結部と前記一対の直線部とが一平面に沿って配置されており、
    前記第1及び第3のコイルの各連結部が、前記第2のコイルの前記連結部を互いの間に挟むように前記直線部に対し屈曲して配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の三相リニアモータ用コイルユニット。
  3. 前記第1及び第3のコイルが互いに同一の形状を有することを特徴とする、請求項2に記載の三相リニアモータ用コイルユニット。
  4. 前記第1のコイルの前記連結部と前記一対の直線部とが一平面に沿って配置されており、
    前記第2及び第3のコイルの各連結部が、前記第1のコイルの前記連結部を互いの間に挟むように前記直線部に対し屈曲して配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の三相リニアモータ用コイルユニット。
  5. 前記第2及び第3のコイルが互いに同一の形状を有することを特徴とする、請求項4に記載の三相リニアモータ用コイルユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の三相リニアモータ用コイルユニットを一又は複数備えることを特徴とする、三相リニアモータ。
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