JP5252872B2 - プレーナ型電磁アクチュエータ - Google Patents

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本発明は、可動板がトーションバーの軸回りに回動するプレーナ型電磁アクチュエータに関し、特に、可動板の回動の安定性を確保可能にしたプレーナ型電磁アクチュエータに関する。
従来のプレーナ型電磁アクチュエータは、図12に示すように、固定部6に外側トーションバー7で回動可能に軸支された枠状の外側可動板1と、該外側可動板1に外側トーションバー7の軸線と直交する内側トーションバー8で回動可能に軸支された内側可動板2と、これら外側可動板1及び内側可動板2の面にその周縁部に沿ってそれぞれ外側駆動コイル3及び内側駆動コイル4を敷設し、上記外側トーションバー7の軸方向に平行な外側可動板1の対辺及び内側トーションバー8の軸方向に平行な内側可動板2の対辺に対応する固定部6の外側にそれぞれ静磁界発生手段5A,5B,5C,5Dを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
また、他のプレーナ型電磁アクチュエータには、図13に示すように、上記外側可動板1と内側可動板2とからなる可動部の1つの対角線方向に当該可動部を挟んで配置され上記各可動板に設けられた各駆動コイルに静磁界を作用する一対の静磁界発生手段5A,5Bとを備えて構成したものがある(例えば特許文献2参照)。
特開2004−264684号公報 特許第2987750号公報
しかし、このような従来のプレーナ型電磁アクチュエータにおいて、上記特許文献1及び2に記載のいずれのプレーナ型電磁アクチュエータも、図12及び図13に示すように各駆動コイルが各可動板の縁部に沿って周回して設けられ、上記可動板の面に平行な静磁界Bが破線で示すように各駆動コイルに外から内に向かって交差した後、さらに内から外に向かって交差しているため、図12(a)及び図13(a)に示すように矢印方向に電流が流れている場合に、外側可動板1の辺1a,1b,1fにはフレミングの左手の法則に従って図12(a)及び図13(a)の手前側に向かう+Z軸方向のローレンツ力が発生し、辺1c,1d,1eには奥側に向かう−Z軸方向のローレンツ力が発生する。同様に、内側可動板2の辺2a,2e,2fには−Z軸方向のローレンツ力が発生し、辺2b,2c,2dには+Z軸方向のローレンツ力が発生する。
したがって、外側可動板1は外側トーションバー7の軸回りに回動するものの、図12(b)及び図13(b)に示すように、外側トーションバー7で支持された対辺1f(1a),1d(1c)がZ軸方向にて互いに反対方向に変位する。同様に、内側可動板2は内側トーションバー8の軸回りに回動するものの、図12(c)及び図13(c)に示すように、内側トーションバー8で支持された対辺2f(2a),2d(2c)がZ軸方向にて互いに反対方向に変位する。これにより、外側トーションバー7及び内側トーションバー8には、捩りモードの他にZ軸方向の振動モードが発生し、外側可動板1及び内側可動板2の回動が不安定となることがあった。なお、図12及び図13においては、各駆動コイルは簡略化して示されている。
そこで、本発明は上記問題点に着目してなされたもので、可動板の回動の安定性を確保可能にしたプレーナ型電磁アクチュエータを提供することを目的とする。
このために、請求項1の発明は、固定部トーションバーで回動可能に軸支された可動板と、前記可板の縁部に沿って前記トーションバーの軸線に対して対称に設けられ互いに同相の駆動電流が通電される一対の駆動コイルと、前記可動板の上下面のどちらか一方側に離隔して設けられ、磁性材料から成り底面の周辺部に側壁を立設したヨーク部材と、該ヨーク部材の側壁に対して所定の空隙を設けてヨーク部材の中央部に設けられ、前記可動板側の端面及びその反対側の端面を磁極とする永久磁石とを備え、前記駆動コイルに対して記可動板の内から外、又は外から内のいずれか一方向に交差する静磁界を発生する静磁界発生手段と、を備えて構成し、前記静磁界発生手段の前記空隙が、前記可動板の縁部に沿った駆動コイルの部分に位置するようにした。
このような構成により、可動板にその縁部に沿ってトーションバーの軸線に対して略対称に設けられた一対の駆動コイルに互いに同相の駆動電流を通電し、可動板の上下面のどちらか一方側に離隔して設けられ、磁性材料から成り底面の周辺部に側壁を立設したヨーク部材と、該ヨーク部材の側壁に対して所定の空隙を設けてヨーク部材の中央部に設けられ、前記可動板側の端面及びその反対側の端面を磁極とする永久磁石とを備えた静磁界発生手段で駆動コイルに可動板の内から外、又は外から内のいずれか一方向に交差するように静磁界を発生し、駆動コイルを流れる電流と静磁界との相互作用により、可動板をトーションバーの軸回りに回動させる。
求項2の発明は、固定部に外側トーションバーで回動可能に軸支された枠状の外側可動板と、前記外側可動板に外側トーションバーの軸線と直交する内側トーションバーで回動可能に軸支された内側可動板と、前記外側可動板にその縁部に沿って前記外側トーションバーの軸線に対して略対称に設けられ互いに同相の駆動電流が通電される一対の外側駆動コイルと、前記内側可動板にその縁部に沿って前記内側トーションバーの軸線に対して略対称に設けられ互いに同相の駆動電流が通電される一対の内側駆動コイルと、前記内側可動板の上下面のどちらか一方側に離隔して設けられ、磁性材料から成り底面の周辺部に側壁を立設し中央部に凸部を形成したヨーク部材と、該ヨーク部材の側壁に対して所定幅の外側空隙を設け、前記凸部に対して所定幅の内側空隙を設けて前記ヨーク部材の側壁と凸部との間に配設され、前記内側可動板側の端面及びその反対側の端面を磁極とする筒状の永久磁石とを備え、前記外側駆動コイルに対して前記外側可動板の内から外、又は外から内のいずれか一方向に交差し、前記内側駆動コイルに対しては前記方向とは反対方向で前記内側可動板の外から内、又は内から外のいずれか一方向に交差する静磁界を発生する静磁界発生手段と、を備えて構成し、前記枠状の外側可動板は、前記内側トーションバー及び前記内側可動板の各縁部との間に一定の距離を保って前記各縁部に沿った形状を成している
また、前記静磁界発生手段は、具体的には請求項3のように、前記外側空隙が前記外側トーションバーの軸線に平行な前記外側駆動コイルの部分に位置し、前記内側空隙が前記内側トーションバーの軸線に平行な前記内側駆動コイルの部分に位置する構成とするとよい。又は、前記静磁界発生手段は、請求項4のように前記外側空隙が前記外側駆動コイルの前記外側可動板の縁部に沿った部分に位置し、前記内側空隙が前記内側駆動コイルの前記内側可動板の縁部に沿った部分に位置する構成としてもよい
さらにまた、請求項5構成においては、前記永久磁石の前記可動板側の端面に該永久磁石の横断面よりも大きい形状の磁性材料からなる枠状の別のヨーク部材を取着し、該別のヨーク部材の縁部と前記ヨーク部材の側壁との間に前記空隙を設け
そして、請求項6の構成においては、前記永久磁石の前記可動板側の縁部を面取り形成した。
本発明のプレーナ型電磁アクチュエータによれば、可動板の面に垂直方向の振動の発生を防止して可動板をトーションバーの軸回りに回動させることができる。したがって、可動板の一軸回り、又は直交二軸回りの回動の安定性を確保することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの実施形態を示す平面図であり、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のC−C線断面図である。このプレーナ型電磁アクチュエータは、可動板を直交二軸回りに回動するもので、外側可動板1と、内側可動板2と、一対の外側駆動コイル3と、一対の内側駆動コイル4と、静磁界発生手段5とを備えて構成している。
上記外側可動板1は、枠状を成し、固定部6に外側トーションバー7で回動可能に軸支されている。また、上記内側可動板2は、枠状の外側可動板1の内側に配設され、外側可動板1に外側トーションバー7の軸線と直交する内側トーションバー8で回動可能に軸支されている。そして、上記外側可動板1、内側可動板2、外側トーションバー7、内側トーションバー8及び固定部6は、半導体基板をその面に垂直方向に異方性エッチングして一体的に形成される。
上記一対の外側駆動コイル3は、外側可動板1の少なくとも一面にその縁部に沿って外側トーションバー7の軸線に対して略対称に設けられ互いに同方向に同相の駆動電流が通電されるようになっており、その両端は外側トーションバー7を介して固定部6側に引き出され、図示省略の電極パッドに接続されている。また、上記一対の内側駆動コイル4は、内側可動板2の少なくとも一面にその縁部に沿って内側トーションバー8の軸線に対して対称に設けられ互いに同方向に同相の駆動電流が通電されるようになっている。この場合、図示省略されているが、上記一対の内側駆動コイル4の両端は、外側可動板1の面を引き回されて外側トーションバー7を介して固定部6側に引き出され、電極パッドに接続されている。
上記静磁界発生手段5は、内側可動板2の上下面のいずれか一方側(図1においては下面側)に所定距離離隔して設けられている。この静磁界発生手段5は、外側駆動コイル3及び内側駆動コイル4に静磁界を作用させるものであり、各可動板の面に平行な静磁界成分として外側駆動コイル3及び内側駆動コイル4に各可動板の内から外の一方向に交差する静磁界B,B,B,Bが発生する構成としている。
具体的には、図2及び図3に示すように、静磁界発生手段5は、磁性材料から成り底面9aの周辺部に側壁9bを立設して升状に形成されたヨーク部材9と、ヨーク部材9の側壁9bに対して所定幅の空隙11を設けてヨーク部材9の中央部に配設され、内側可動板2側の端面をN極としその反対側の端面をS極とする柱状の永久磁石10と、を備えて構成し、外側トーションバー7の軸線に平行な空隙11の部分が外側駆動コイル3の外側トーションバー7の軸線に平行な部分(辺3b,3e)に位置し、内側トーションバー8の軸線に平行な空隙11の部分が内側駆動コイル4の内側トーションバー8の軸線に平行な部分(辺4b,4e)に位置するように構成されている。
次に、このように構成されたプレーナ型電磁アクチュエータの回動動作について図4を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、静磁界発生手段5が外側トーションバー7の軸線に平行な空隙11の部分を外側駆動コイル3の外側トーションバー7の軸線に平行な部分(辺3b,3e)に対向させ、内側トーションバー8の軸線に平行な空隙11の部分を内側駆動コイル4の内側トーションバー8の軸線に平行な部分(辺4b,4e)に対向させて配設されているので、外側可動板1の縁部に沿った外側駆動コイル3の辺3b,3eに交差する静磁界(外側可動板1の面に平行な静磁界成分)は、内から外に向かう静磁界B,Bである。また、外側駆動コイル3の辺3a,3c,3d,3fは、静磁界発生手段5の外側に位置する(図1参照)ため、これらの辺に交差する静磁界は略ゼロである。
また、内側可動板2の縁部に沿った内側駆動コイル4の辺4b,4eに交差する静磁界(内側可動板2の面に平行な静磁界成分)は、内から外に向かう静磁界B,Bである。そして、内側トーションバー8の軸線に直交する辺4a,4c,4d,4fは、図1に示すように永久磁石10の磁極面上に位置するので、これらと交差する静磁界は同図の手前側に向かう+Z方向成分、+X方向(辺4a,4c)及び−X方向(辺4d,4f)で、Y方向成分は略ゼロである。このような状態で、一対の外側駆動コイル3及び内側駆動コイル4に夫々同方向に同相の駆動電流が通電される。
ここでは、先ず、外側可動板1の回動動作について説明する。
図4に矢印で示す方向に駆動電流が流れているときには、外側駆動コイル3の辺3bを流れる電流と静磁界Bとの相互作用により、外側トーションバー7の軸線に平行な外側可動板1の辺1bに同図の手前側に向かう+Z方向のローレンツ力が発生する。また、外側トーションバー7の軸線に平行な外側可動板1の辺1eには、外側駆動コイル3の辺3eを流れる電流と静磁界Bとの相互作用により同図の奥側に向かう−Z方向のローレンツ力が発生する。
一方、外側駆動コイル3の辺3a,3c,3d,3fは、上述したように静磁界発生手段5の外側に位置するため、これらの辺に交差する静磁界は略ゼロである。したがって、外側トーションバー7の軸線に直交する外側可動板1の辺1a,1c,1d,1fには、ローレンツ力が発生しない。
これにより、外側可動板1に作用するローレンツ力は、外側可動板1の辺1b,1eに作用する互いに反対向きのZ方向のローレンツ力のみとなり、外側可動板1は外側トーションバー7を軸として回動する。このとき、外側トーションバー7には、捩りモードのみが発生し、従来技術におけるようなZ方向の振動モードは発生しない。
次に、内側可動板2の回動動作について説明する。
図4に矢印で示す方向に駆動電流が流れているときには、内側駆動コイル4の辺4bを流れる電流と静磁界Bとの相互作用により、内側トーションバー8の軸線に平行な内側可動板2の辺2bに同図の奥側に向かう−Z方向のローレンツ力が発生する。また、内側トーションバー8の軸線に平行な内側可動板2の辺2eには、内側駆動コイル4の辺4eを流れる電流と静磁界Bとの相互作用により同図の手前側に向かう+Z方向のローレンツ力が発生する。
また、内側駆動コイル4の辺4a,4c,4d,4fに交差する静磁界のうち+Z方向の磁界の影響を考える。内側トーションバー8の軸線に直交する内側可動板2の辺2a,2fには、内側駆動コイル4の辺4a,4fを流れる電流と+Z方向の静磁界との相互作用により、図4に矢印O,Pで示す同図において下向き(−Y方向)のローレンツ力が発生する。さらに、内側トーションバー8の軸線に直交する内側可動板2の辺2c,2dには、内側駆動コイル4の辺4c,4dを流れる電流と+Z方向の静磁界との相互作用により、同図に矢印Q,Rで示す同図において上向き(+Y方向)のローレンツ力が発生する。
更に内側駆動コイル4の辺4a,4c,4d,4fに交差する静磁界のうち±X方向の磁界の影響を考えると、これらの磁界は電流と平行であるためローレンツ力は発生しない。
これにより、内側可動板2に作用するローレンツ力は、Y方向のローレンツ力が相殺されてゼロとなり、内側可動板2の辺2b,2eに作用する互いに反対向きのZ方向のローレンツ力のみとなる。したがって、内側可動板2は、内側トーションバー8を軸として回動する。このとき、内側トーションバー8には、捩りモードのみが発生し、従来技術におけるようなZ方向の振動モードは発生しない。
以上説明したように、本発明によれば、各可動板には、各トーションバーの捩りモードに伴う回動力のみが発生し、その他の回動力及び振動は発生しないので可動板の直交二軸回りの回動の安定性を確保することができる。
なお、上記実施形態においては、静磁界発生手段5を各可動板の面に平行な静磁界成分として、各駆動コイルに各可動板の内から外の一方向に交差する静磁界のみが発生する構成とした場合について説明したが、本発明はこれに限られず、永久磁石10の着磁を逆にして各駆動コイルに外から内の一方向に交差する静磁界のみが発生するものとしてもよい。
図5は外側可動板1の形状の変形例である。この外側可動板1は、内側トーションバー8及び内側可動板2の各縁部に沿って形成され、外形が略クロス十字状を成している。そして、静磁界発生手段5の外側トーションバー7に平行な空隙11の部分を外側可動板1の外側トーションバー7に平行な外側駆動コイル3の辺3b(3b,3b,3b),3e(3e,3e,3e)にて辺3b,3b及び辺3e,3eに対応させている。これにより、静磁界発生手段5の外側トーションバー7の軸線と直交する方向の長さを短くすることができ、静磁界発生手段5の製造コストを低減することができる。
図6〜図9は静磁界発生手段5の変形例を示す図である。
図6に示す静磁界発生手段5は、永久磁石10の内側可動板2側の端面に該永久磁石10の横断面よりも大きい形状の磁性材料から成る別のヨーク部材12を取着し、該別のヨーク部材12の縁部とヨーク部材9の側壁9bとの間に空隙11を設けたものである。これにより、永久磁石10の形状を小さくすることができ、静磁界発生手段5の製造コストを低減することができる。
図7に示す静磁界発生手段5は、円形又は楕円形の可動板に対応させたものであり、横断面楕円形のヨーク部材9の中央に横断面楕円形の永久磁石10をその長軸がヨーク部材9の長軸に一致するように配設し、空隙11の楕円の長軸上の部分11aが外側駆動コイル3の外側トーションバー7の軸線に平行する対辺に位置し、空隙11の楕円の短軸上の部分11bが内側駆動コイル4の内側トーションバー8の軸線に平行する対辺に位置する構成としている。
図8に示す静磁界発生手段5は、磁性材料から成り底面9aの周辺部に側壁9bを立設し中央部に凸部9cを形成したヨーク部材9と、ヨーク部材9の側壁9bに対して所定幅の外側空隙13を設け、凸部9cに対して所定幅の内側空隙14を設けてヨーク部材9の側壁9bと凸部9cとの間に配設され、内側可動板2側の端面をN極とし、その反対側の端面をS極とする筒状の永久磁石10と、を備え、外側空隙13が外側駆動コイル3の外側可動板1の縁部に沿った部分に位置し、内側空隙14が内側駆動コイル4の内側可動板2の縁部に沿った部分に位置する構成としている。
静磁界発生手段5をこのように構成することにより、図8に示すように、永久磁石10の静磁界のうち外側可動板1の面に平行な静磁界成分は、外側駆動コイル3の各辺に外側可動板1の内から外に向けて交差する静磁界Bのみとなる。この場合、外側駆動コイル3に同図(a)に矢印で示すように電流が流れているときには、外側可動板1の辺1a,1b,1cに同図の手前側に向かう+Z方向のローレンツ力が発生し、外側可動板1の辺1d,1e,1fに同図の奥側に向かう−Z方向のローレンツ力が発生する。したがって、外側可動板1には、外側トーションバー7の捩りによる回動力のみが発生することになる。
また、永久磁石10の静磁界のうち内側可動板2の面に平行な静磁界成分は、内側駆動コイル4の各辺に内側可動板2の外から内に向けて交差する静磁界Bのみとなる。この場合、内側駆動コイル4に図8(a)に矢印で示すように電流が流れているときには、内側可動板2の辺2a,2b,2cに同図の手前側に向かう+Z方向のローレンツ力が発生し、内側可動板2の辺2d,2e,2fに同図の奥側に向かう−Z方向のローレンツ力が発生する。したがって、内側可動板2には、内側トーションバー8の捩りによる回動力のみが発生することになる。これにより、可動板の直交二軸方向の回動の安定化を図ることができる。しかも、各駆動コイルの各可動板の縁部に沿った全ての辺に各トーションバーを軸とする回動力が発生するので駆動効率を向上することができる。
なお、図6と同様に、永久磁石10の内側可動板2側の端面に該永久磁石10の横断面よりも大きい形状の磁性材料からなる枠状の別のヨーク部材12を取着し、該別のヨーク部材12の外側縁部とヨーク部材9の側壁9bとの間に外側空隙13を設け、別のヨーク部材12の内側縁部と凸部9cとの間に内側空隙14を設けてもよい。
図9に示す静磁界発生手段5は、永久磁石10の内側可動板2側の端面の縁部を丸く又はテーパ状に面取りしたものであり、内側可動板2の回動範囲を大きくできるようにしている。
以上の説明においては、二次元駆動のプレーナ型電磁アクチュエータについて述べたが、本発明の概念は、一次元駆動のプレーナ型電磁アクチュエータにも適用することができる。図10は、上記静磁界発生手段5を一次元駆動のプレーナ型電磁アクチュエータに適用した場合を示したものである。即ち、同図(a)に示すように、可動板15にトーションバー16の軸線に対して略対称に設けられ互いに同方向に同相の駆動電流が通電される一対の駆動コイル17を設け、同図(b),(c)に示すように磁性材料から成り底面9aの周辺部に側壁9bを立設して升状に形成されたヨーク部材9と、ヨーク部材9の側壁9bに対して所定幅の空隙11を設けてヨーク部材9の中央部に配設され、可動板15側の端面をN極とし、その反対側の端面をS極とする柱状の永久磁石10と、を備えて静磁界発生手段5を構成し、該静磁界発生手段5を可動板15の一方の面側に所定距離離隔して配設したものである。そして、上記静磁界発生手段5の空隙11が可動板15の縁部に沿った駆動コイル17の部分に位置するようにしている。
このように構成することにより、図10(a)に示すように、永久磁石10の静磁界のうち可動板15の面に平行な静磁界成分は、駆動コイル17の各辺に可動板15の内から外に向けて交差する静磁界Bのみとなる。この場合、駆動コイル17に同図に矢印で示すように電流が流れているときには、可動板15の辺15a,15b,15cに同図の奥側に向かう−Z方向のローレンツ力が発生し、可動板15の辺15d,15e,15fに同図の手前側に向かう+Z方向のローレンツ力が発生する。したがって、可動板15には、トーションバー16を軸とする回動力のみが発生することになる。しかも、駆動コイル17の可動板15の縁部に沿った全ての辺にトーションバー16を軸とする回動力が発生するので駆動効率を向上することができる。
図11は、一対の駆動コイル17の様々な配線例を一次元のプレーナ型電磁アクチュエータの場合について示したものである。具体的には、同図(a)は、可動板15上に一対の駆動コイル17を可動板15の縁部に沿ってトーションバー16の軸線に対して互いに略対称に設け、各駆動コイル17の両端部間に夫々電源18を接続するようになっている。
図11(b)は、可動板15上に一対の駆動コイル17を可動板15の縁部に沿ってトーションバー16の軸線に対して互いに略対称に設け、各駆動コイル17の一方端17aを互いに接続し一本の引出線19でトーションバー16を介して固定部6側に引き出し、同様に各駆動コイル17の他方端17bを互いに接続し一本の引出線19でトーションバー16を介して固定部6側に引き出し、上記各引出線19の各端部間に一つの電源18を接続するようになっている。
図11(c)は、トーションバー16の軸線によって分割された可動板15の一方の領域に一方の駆動コイル17を可動板15の縁部に沿って螺旋状に形成し、可動板15の他方の領域にトーションバー16の軸線に対して上記一方の駆動コイル17と略対称に他方の駆動コイル17を形成し、各駆動コイル17の両端部間に夫々電源18を接続するようになっている。
図11(d)は、図11(c)と同様にトーションバー16の軸線によって分割された可動板15の二つの領域に可動板15の縁部に沿った一対の螺旋状の駆動コイル17をトーションバー16の軸線に対して略対称に形成し、各駆動コイル17の一方端17aを互いに接続し一本の引出線19でトーションバー16を介して固定部6側に引き出し、同様に各駆動コイル17の他方端17bを互いに接続し一本の引出線19でトーションバー16を介して固定部6側に引き出し、上記各引出線19の各端部間に一つの電源18を接続するようになっている。
図11(e)は、可動板15、トーションバー16及び固定部6のトーションバー16の軸線によって分割された一方の領域に、固定部6から一方のトーションバー16を通って可動板15の一方の領域に達した後該可動板15の縁部に沿って形成され、さらに他方のトーションバー16を通って固定部6側に引き出された後固定部6の一方の領域を回って再び一方のトーションバー16を通って可動板15の一方の領域に達するようにし、以後上述と同様にして螺旋状の一方の駆動コイル17を形成し、トーションバー16の軸線によって分割された可動板15、トーションバー16及び固定部6の他方の領域にトーションバー16の軸線に対して上記一方の駆動コイル17と略対称に他方の螺旋状の駆動コイル17を形成し、各駆動コイル17の両端部間に夫々電源18を接続するようになっている。この場合、同図(b),(d)と同様に、各駆動コイル17の一方端を接続して一本の引出線で固定部6上を引き回し、各駆動コイル17の他方端を接続して一本の別の引出線で固定部6上を引き回し、各引出線の端部間に一つの電源を接続するようにしてもよい。
なお、図11は、一次元駆動型プレーナ型電磁アクチュエータの駆動コイル17の配線例について説明したものであるが、この駆動コイル17の配線は、二次元駆動型プレーナ型電磁アクチュエータにも適用することができる。
また、以上の説明においては、永久磁石10を内側可動板2側の端面がN極で、その反対側の端面がS極となるように着磁した場合について説明したが、永久磁石10の着磁は内側可動板2側の端面がS極で、その反対側の端面がN極となるようにしてもよい。
本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの実施形態を示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 上記プレーナ型電磁アクチュエータの回動について説明する平面図である。 上記プレーナ型電磁アクチュエータの外側可動板の形状の変形例を示す平面図である。 上記プレーナ型電磁アクチュエータの静磁界発生手段の第1の変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は中心線断面図である。 上記静磁界発生手段の第2の変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は中心線断面図である。 上記静磁界発生手段の第3の変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D線断面図、(c)は(a)のE−E線断面図である。 上記静磁界発生手段の第4の変形例を示す縦断面図である。 本発明の一次元駆動型プレーナ型電磁アクチュエータへの適用例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のF−F線断面図、(c)は(a)のG−G線断面図である。 上記一次元駆動型プレーナ型電磁アクチュエータにおける、駆動コイルの配線例を示した平面図である。 従来の二次元駆動型プレーナ型電磁アクチュエータの第1の構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は外側可動板のZ方向への振動の発生を説明する(a)のH矢視図、(c)は内側可動板のZ方向への振動の発生を説明する(a)のI矢視図である。 従来の二次元駆動型プレーナ型電磁アクチュエータの第2の構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は外側可動板のZ方向への振動の発生を説明する(a)のJ矢視図、(c)は内側可動板のZ方向への振動の発生を説明する(a)のK矢視図である。
符号の説明
1…外側可動板
2…内側可動板
3…外側駆動コイル
4…内側駆動コイル
5…静磁界発生手段
6…固定部
7…外側トーションバー
8…内側トーションバー
9…ヨーク部材
9a…底面
9b…側壁
9c…凸部
10…永久磁石
11…空隙
12…別のヨーク部材
13…外側空隙
14…内側空隙
15…可動板
16…トーションバー
17…駆動コイル
B,B〜B…静磁界

Claims (6)

  1. 固定部にトーションバーで回動可能に軸支された可動板と、
    前記可動板の縁部に沿って前記トーションバーの軸線に対して対称に設けられ互いに同相の駆動電流が通電される一対の駆動コイルと、
    前記可動板の上下面のどちらか一方側に離隔して設けられ、磁性材料から成り底面の周辺部に側壁を立設したヨーク部材と、該ヨーク部材の側壁に対して所定の空隙を設けてヨーク部材の中央部に設けられ、前記可動板側の端面及びその反対側の端面を磁極とする永久磁石とを備え、前記駆動コイルに対して前記可動板の内から外、又は外から内のいずれか一方向に交差する静磁界を発生する静磁界発生手段と、
    を備えて構成し、
    前記静磁界発生手段の前記空隙が、前記可動板の縁部に沿った駆動コイルの部分に位置するようにしたことを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエータ。
  2. 固定部に外側トーションバーで回動可能に軸支された枠状の外側可動板と、
    前記外側可動板に外側トーションバーの軸線と直交する内側トーションバーで回動可能に軸支された内側可動板と、
    前記外側可動板にその縁部に沿って前記外側トーションバーの軸線に対して略対称に設けられ互いに同相の駆動電流が通電される一対の外側駆動コイルと、
    前記内側可動板にその縁部に沿って前記内側トーションバーの軸線に対して略対称に設けられ互いに同相の駆動電流が通電される一対の内側駆動コイルと、
    前記内側可動板の上下面のどちらか一方側に離隔して設けられ、磁性材料から成り底面の周辺部に側壁を立設し中央部に凸部を形成したヨーク部材と、該ヨーク部材の側壁に対して所定幅の外側空隙を設け、前記凸部に対して所定幅の内側空隙を設けて前記ヨーク部材の側壁と凸部との間に配設され、前記内側可動板側の端面及びその反対側の端面を磁極とする筒状の永久磁石とを備え、前記外側駆動コイルに対して前記外側可動板の内から外、又は外から内のいずれか一方向に交差し、前記内側駆動コイルに対しては前記方向とは反対方向で前記内側可動板の外から内、又は内から外のいずれか一方向に交差する静磁界を発生する静磁界発生手段と、
    を備えて構成し
    前記枠状の外側可動板は、前記内側トーションバー及び前記内側可動板の各縁部との間に一定の距離を保って前記各縁部に沿った形状を成していることを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエータ。
  3. 前記静磁界発生手段は、前記外側空隙が前記外側トーションバーの軸線に平行な前記外側駆動コイルの部分に位置し、前記内側空隙が前記内側トーションバーの軸線に平行な前記内側駆動コイルの部分に位置する構成としたことを特徴とする請求項2に記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  4. 前記静磁界発生手段は、前記外側空隙が前記外側駆動コイルの前記外側可動板の縁部に沿った部分に位置し、前記内側空隙が前記内側駆動コイルの前記内側可動板の縁部に沿った部分に位置する構成としたことを特徴とする請求項2に記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  5. 前記永久磁石の前記可動板側の端面に該永久磁石の横断面よりも大きい形状の磁性部材からなる別のヨーク部材を取着し、該別のヨーク部材の縁部と前記ヨーク部材の側壁との間に前記空隙を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  6. 前記永久磁石の前記可動板側の縁部を面取り形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
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