JP5067438B2 - リニアモータおよびそれを用いたテーブル送り装置 - Google Patents

リニアモータおよびそれを用いたテーブル送り装置 Download PDF

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Description

本発明は、リニアモータおよびそれを用いたテーブル送り装置に関する。
従来のリニアモータとしては、界磁部を構成する永久磁石の個数を偶数個とする偶数極界磁リニアモータ(例えば、特許文献1参照)が一般的であるが、界磁ヨークの磁気飽和による発生電磁推力の低下を回避するために、界磁部を構成する永久磁石の個数を奇数個とする奇数極界磁リニアモータも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−037070 特開2000−341930
しかしながら、上記従来の奇数極界磁リニアモータでは、発生電磁推力の低下を回避できたとしても、奇数極界磁であるがために、界磁部と電機子部との間の磁気的空隙における磁束密度にバイアスが生じてしまう。このため、十分なモータ特性が得られなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、十分なモータ特性を得ることが可能な奇数極界磁をもつリニアモータおよびそれを用いたテーブル送り装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明に係るリニアモータは、界磁部と電機子部の何れか一方を固定子とし、何れか他方を移動子とするリニアモータであって、界磁部は、平板状の磁性体で構成された第1界磁ヨークと、平板状の磁性体で構成され、一方主面が第1界磁ヨークの一方主面と対向するように設けられた第2界磁ヨークと、移動子の移動方向に沿って交互に極性が異なるように第1界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第1永久磁石と、奇数個の第1永久磁石それぞれに対向するように、かつ奇数個の第1永久磁石側の各々の極性が各々に対向する第1永久磁石の極性と異なるように第2界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第2永久磁石と、磁性体で構成される部材であって、移動方向における一方側かつ移動方向と直交する方向における一方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第1側面部それぞれを互いに接続することにより、第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第1固定部材と、磁性体で構成される部材であって、移動方向における他方側かつ移動方向と直交する方向における他方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第2側面部それぞれを互いに接続することにより、第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第2固定部材と、を有するものである。
好ましくは、第1および第2固定部材は、第1ヨークの一方主面上の中心に対し対称な位置に設けられており、第1および第2固定部材の形状は、第1ヨークの前記一方主面上の中心に対し対称であるとよい。この場合においてさらに、移動方向における第1および第2固定部材の幅は、第1および第2永久磁石の磁極ピッチの長さ以上であるとよい。
また好ましくは、界磁部は、移動方向と直交する方向における一方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第1側面部以外の側面部それぞれを互いに接続する第1非磁性部材をさらに有するとよい。この場合においてさらに、界磁部は、移動方向と直交する方向における他方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第2側面部以外の側面部それぞれを互いに接続する第2非磁性部材をさらに有するとよい。
また好ましくは、界磁部は、移動方向と直交する方向における他方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第2側面部以外の側面部それぞれを互いに接続する非磁性部材をさらに有するとよい。
また好ましくは、界磁部は、非磁性体で構成される部材であって、移動方向と直交する方向における他方側から第1界磁ヨークと第1固定部材の接続部位を被うように、第1界磁ヨークと第1固定部材の両方に当接して設けられた第1当接部材と、非磁性体で構成される部材であって、移動方向と直交する方向における他方側から第2界磁ヨークと第1固定部材の接続部位を被うように、第2界磁ヨークと第1固定部材の両方に当接して設けられた第2当接部材と、をさらに有するとよい。さらにこの場合において、界磁部は、非磁性体で構成される部材であって、移動方向と直交する方向における一方側から第1界磁ヨークと第2固定部材の接続部位を被うように、第1界磁ヨークと第2固定部材の両方に当接して設けられた第3当接部材と、非磁性体で構成される部材であって、移動方向と直交する方向における一方側から第2界磁ヨークと第2固定部材の接続部位を被うように、第2界磁ヨークと第2固定部材の両方に当接して設けられた第4当接部材と、をさらに有するとよい。
また好ましくは、界磁部は、非磁性体で構成される部材であって、移動方向と直交する方向における一方側から第1界磁ヨークと第2固定部材の接続部位を被うように、第1界磁ヨークと第2固定部材の両方に当接して設けられた第1当接部材と、非磁性体で構成される部材であって、移動方向と直交する方向における一方側から第2界磁ヨークと第2固定部材の接続部位を被うように、第2界磁ヨークと第2固定部材の両方に当接して設けられた第2当接部材と、をさらに有するとよい。
また本発明は、テーブル送り装置にも向けられており、本発明に係るテーブル送り装置は、リニアモータを用いたテーブル送り装置であって、界磁部と電機子部の何れか一方を固定子とし、何れか他方を移動子とするリニアモータと、リニアモータの移動子に設けられたテーブルと、テーブルを移動子の移動方向に移動可能に支持するリニアガイドと、を備え、界磁部は、平板状の磁性体で構成された第1界磁ヨークと、平板状の磁性体で構成され、一方主面が第1界磁ヨークの一方主面と対向するように設けられた第2界磁ヨークと、移動子の移動方向に沿って交互に極性が異なるように第1界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第1永久磁石と、奇数個の第1永久磁石それぞれに対向するように、かつ奇数個の第1永久磁石側の各々の極性が各々に対向する第1永久磁石の極性と異なるように第2界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第2永久磁石と、磁性体で構成される部材であって、移動方向における一方側かつ移動方向と直交する方向における一方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第1側面部それぞれを互いに接続することにより、第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第1固定部材と、磁性体で構成される部材であって、移動方向における他方側かつ移動方向と直交する方向における他方側に位置する第1および第2界磁ヨークの第2側面部それぞれを互いに接続することにより、第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第2固定部材と、を有するものである。
本発明によれば、十分なモータ特性を得ることが可能な奇数極界磁をもつリニアモータおよびそれを用いたテーブル送り装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図 第1実施形態におけるリニアモータ界磁部の磁束分布を説明するための模式図 第1実施形態の変形例を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図 本発明の第2実施形態を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図 第1および第2固定部材の幅寸法に対する磁束密度の変化を示したグラフ 第2実施形態の変形例を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図 第1および第2実施形態に係るリニアモータを工作機のテーブル送り装置に適用した例を示す図
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。
(第1実施形態)
本実施形態に係るリニアモータは、界磁部と電機子部とを備えており、何れか一方を固定子とし、何れか他方を移動子とするものである。以下、図1を参照して、本実施形態に係る界磁部の具体的な構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図である。図1では、一例として、界磁部を移動子としている。また、説明を分かりやすくするために、図1において、界磁部の移動方向を示す矢印、当該移動方向に直交する方向(以下、直交方向と称す)を示す矢印をそれぞれ記載している。また、移動方向の一方側をA側とし、他方側をB側とし、直交方向の一方側をC側とし、他方側をD側としている。この移動方向および直交方向の矢印は、後述する一部の図面にも記載している。
本実施形態に係る界磁部は、永久磁石の個数を奇数個とする奇数極界磁を採用しており、図1に示すように、第1界磁ヨーク11、第2界磁ヨーク12、第1永久磁石21a〜21e、第2永久磁石22a〜22e、第1固定部材31、第2固定部材32を備える。
第1界磁ヨーク11は、平板状の磁性体で構成される。第2界磁ヨーク12は、平板状の磁性体で構成される。第1界磁ヨーク11および第2界磁ヨーク12は、一対をなし、互いの一方主面が空隙を介して対向するように設けられている。
第1永久磁石21a〜21eの合計数は、5個であり、奇数個である。第1永久磁石21a〜21eは、移動方向に沿って第1界磁ヨーク11の一方主面上に並べられる。また、第1永久磁石21a〜21eは、交互に極性が異なるように並べられる。図1では、一例として、第1永久磁石21aの第2界磁ヨーク12側の極性がN極となり、第1永久磁石21bの第2界磁ヨーク12側の極性がS極となり、第1永久磁石21cの第2界磁ヨーク12側の極性がN極となり、第1永久磁石21dの第2界磁ヨーク12側の極性がS極となり、第1永久磁石21eの第2界磁ヨーク12側の極性がN極となっている。
第2永久磁石22a〜22eの合計数は、5個であり、奇数個である。第2永久磁石22a〜22eは、移動方向に沿って第2界磁ヨーク12の一方主面上に並べられる。第2永久磁石22a〜22eの各々は、第1永久磁石21a〜21eの各々に対向するように並べられる。具体的には、図1に示すように、第2永久磁石22aは第1永久磁石21aと対向し、第2永久磁石22bは第1永久磁石21bと対向し、第2永久磁石22cは第1永久磁石21cと対向し、第2永久磁石22dは第1永久磁石21dと対向し、第2永久磁石22eは第1永久磁石21eと対向している。また、第2永久磁石22a〜22eの各々が有する第1界磁ヨーク11側の極性は、第2永久磁石22a〜22eの各々に対向する第1永久磁石の第2界磁ヨーク12側の極性と異なっている。第2永久磁石22aを例に説明すると、図1に示すように、第1永久磁石21aの第2界磁ヨーク12側の極性がN極となっているため、第2永久磁石22aの第1界磁ヨーク11側の極性はS極となっている。その他、第2永久磁石22b〜22eについても同様である。
なお、上述では、第1永久磁石および第2永久磁石の合計数を5個としたが、奇数個とすればよく、例えば、第1永久磁石および第2永久磁石の合計数を3個や7個としてもよい。
第1固定部材31は、平板状の磁性体で構成される。第1固定部材31は、第1界磁ヨーク11の第1側面部11aと第2界磁ヨーク12の第1側面部12aそれぞれに固定される。これにより、第1固定部材31は、第1界磁ヨーク11と第2界磁ヨーク12を互いに固定する。第1界磁ヨーク11の第1側面部11aと第2界磁ヨーク12の第1側面部12aそれぞれは、移動方向における一方側(図1のA側)、かつ直交方向における一方側(図1のC側)に位置している。
第2固定部材32は、平板状の磁性体で構成される。第2固定部材32は、第1界磁ヨーク11の第2側面部11bと第2界磁ヨーク12の第2側面部12bそれぞれに固定される。これにより、第2固定部材32は、第1界磁ヨーク11と第2界磁ヨーク12を互いに固定する。第1界磁ヨーク11の第2側面部11bと第2界磁ヨーク12の第2側面部12bそれぞれは、移動方向における他方側(図1のB側)、かつ直交方向における他方側(図1のD側)に位置している。
このように、第1固定部材31および第2固定部材32は、移動方向における一対の界磁ヨーク(11、12)の両端に設けられている。また、第1固定部材31および第2固定部材32は、第1界磁ヨーク11(または第2界磁ヨーク)の一方主面上の中心に対し、対称となる位置に設けられている。また、第1固定部材31および第2固定部材32の形状は、第1界磁ヨーク11(または第2界磁ヨーク)の一方主面上の中心に対し、対称な形状となっている。
電機子部は、電機子巻線を有しており、図1に図示していないが、第1永久磁石21a〜21eと第2永久磁石22a〜22eとの間に設けられる。電機子部と第1永久磁石21a〜21eとの間、電機子部と第2永久磁石22a〜22eとの間には、磁気的空隙がそれぞれ形成される。
次に、図2を参照して本実施形態に係るリニアモータの動作を説明する。図2は、第1実施形態におけるリニアモータ界磁部の磁束分布を説明するための模式図であって、(a)は図1のD側からみた界磁部の正面図、(b)は図1のA側からみた界磁部の側面図である。図2(a)、(b)の点線矢印は、磁束の流れを示している。
図1で示したように、本実施形態に係る界磁部では、一対の界磁ヨーク(11、12)の両端を、磁性体で構成される第1固定部材31および第2固定部材32により互いに固定している。このため、図2(a)に示す磁気回路に加え、図2(b)に示す磁気回路も新たに形成される。図2(b)に示すように、この新たな磁気回路では、第1永久磁石21c〜21eから、第1界磁ヨーク11、第1固定部材31、第2界磁ヨーク12、第2永久磁石22c〜22eを介して、再び第1永久磁石21c〜21eへ磁束が戻っている。また、図2(b)では図示していないが、この新たな磁気回路では、第1永久磁石21a〜21cから、第1界磁ヨーク11、第2固定部材32、第2界磁ヨーク12、第2永久磁石22a〜22cを介して、再び第1永久磁石21a〜21cへ磁束が戻るルートも形成される。このため、移動方向における界磁部の両端の漏洩磁束が減少し、図示しない電機子部からみた界磁部は、相対的に界磁部の両端が周期的な境界を有することになり、界磁の極数が偶数の場合と同等の界磁をもつことになる。つまり、電機子部と界磁部との間の磁気的空隙における磁束密度に生じるバイアスの量を減らすことができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1固定部材31および第2固定部材32を設けることにより、界磁部を奇数極界磁としても、電機子部と界磁部との間の磁気的空隙における磁束密度に生じるバイアスの量を減らすことができる。その結果、界磁部を奇数極界磁としても、十分なモータ特性を得ることができる。
なお、上述した一対の界磁ヨーク(11、12)は、第1固定部材31および第2固定部材32以外に、強度メンバとなる非磁性部材によって互いが固定されてもよい。図3に、第1実施形態の変形例を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図を示す。図3に示すように、界磁部には、第1非磁性部材41と第2非磁性部材42がさらに追加されている。第1非磁性部材41は、直交方向における一方側(図3のC側)に位置する第1界磁ヨーク11の第1側面部11a以外の側面部と、直交方向における一方側(図3のC側)に位置する第2界磁ヨーク12の第1側面部12a以外の側面部とに固定される。これにより、第1非磁性部材41は、第1界磁ヨーク11と第2界磁ヨーク12を互いに固定する。第2非磁性部材42は、直交方向における他方側(図3のD側)に位置する第1界磁ヨーク11の第2側面部11b以外の側面部と、直交方向における一方側(図3のD側)に位置する第2界磁ヨーク12の第2側面部12b以外の側面部とに固定される。これにより、第2非磁性部材42は、第1界磁ヨーク11と第2界磁ヨーク12を互いに固定する。
図3のように構成することで、製造性の向上、小型化、軽量化させながら、界磁部の強度を維持または向上させることができる。なお、第1非磁性部材41および第2非磁性部材42の何れか一方のみを設けた場合であってもよい。この場合であっても、第1非磁性部材41および第2非磁性部材42の両方を設けない場合と比べて、製造性の向上、小型化、軽量化させながら、界磁部の強度を維持または向上させることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図である。図4において、第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、第1固定部材31、第2固定部材32の幅Xを第1永久磁石21a〜21eの磁極ピッチの長さPm以上にした点である。以下、異なる点を中心に説明する。
上述したように、第1固定部材31、第2固定部材32の幅Xは、第1永久磁石21a〜21eの磁極ピッチの長さPm以上に設定されている。なお、第1永久磁石21a〜21eの磁極ピッチの長さPmは、第2永久磁石22a〜22eの磁極ピッチの長さでもある。また、第1および第2固定部材31および32の幅Xは、第1界磁ヨーク11および第2界磁ヨーク12の移動方向における幅以下となるのが望ましい。
図5は、第1および第2固定部材31および32の幅寸法Xに対する磁束密度の変化を示したグラフである。図5のグラフは、横軸に磁極ピッチPmに対する幅寸法Xとの比をとり、縦軸に第1永久磁石21aの厚み方向の中央部分における磁束密度(T)の数値を取って、それらの関係を表したものである。図5からわかるように、X/Pmが1.0以上で、第1永久磁石21aの磁束密度のオフセット量が0.005以下となり安定する。このため、第1および第2固定部材31および32の幅Xを磁極ピッチPm以上に設定すれば、界磁部の両端の漏洩磁束を最適に減少させることができる。
第2実施形態は上記構成にしたので、第1実施形態よりもさらに両端の漏洩磁束を減少させることができる。その結果、電機子部と界磁部との間の磁気的空隙における磁束密度に生じるバイアスの量をさらに減らすことができ、より十分なモータ特性を得ることができる。
なお、上述した本実施形態に係る界磁部に対し、図6に示すように、強度メンバとなり非磁性体で構成される当接部材5a〜5bをさらに設けてもよい。図6は第2実施形態の変形例を示すリニアモータ界磁部の全体斜視図である。
図6において、当接部材5a〜5bは、三角柱状であり、非磁性体で構成される。当接部材5aは、直交方向における他方側(図6のD側)から第1界磁ヨーク11と第1固定部材31の直角状の接続部位を被うように、第1界磁ヨーク11と第1固定部材31の両方に当接して設けられる。当接部材5bは、直交方向における他方側(図6のD側)から第2界磁ヨーク12と第1固定部材31の直角状の接続部位を被うように、第2界磁ヨーク12と第1固定部材31の両方に当接して設けられる。当接部材5cは、直交方向における一方側(図6のC側)から第1界磁ヨーク11と第2固定部材32の直角状の接続部位を被うように、第1界磁ヨーク11と第2固定部材32の両方に当接して設けられる。当接部材5dは、直交方向における一方側(図6のC側)から第2界磁ヨーク12と第2固定部材32の直角状の接続部位を被うように、第2界磁ヨーク12と第2固定部材32の両方に当接して設けられる。
図6のように構成することで、製造性の向上、小型化、軽量化させながら、界磁部の強度を維持または向上させることができる。なお、当接部材5a〜5dの何れか一つのみを設けた場合であってもよい。この場合であっても、当接部材5a〜5dの全てを設けない場合と比べて、製造性の向上、小型化、軽量化させながら、界磁部の強度を維持または向上させることができる。
なお、図6に示した第2実施形態の変形例は、第1実施形態に適用されてもよい。逆に、図3に示した第1実施形態の変形例が第2実施形態に適用されてもよい。
また、第1および第2実施形態に係るリニアモータは、例えば、工作機や半導体製造装置等のFA機器のテーブル送り装置に利用される。図7は第1および第2実施形態に係るリニアモータを工作機のテーブル送り装置に適用した例を示すものであって、(a)はその側断面図、(b)は(a)の線EEにおける断面図である。なお、図7の例では、リニアモータとして第1実施形態に係るリニアモータを用いている。
図7において、リニアモータは、界磁部6および電機子部7を備える。図7の例では、界磁部6が移動子であり、電機子部7が固定子である。界磁部6は、図1に示した構成を有しており、詳細な説明は省略する。電機子部7は、電機子コア8と電機子巻線10を備える。電機子巻線10は、電機子コア8のティース9に装着される。電機子部7は、図7に示すように、界磁部6の内部(第1永久磁石21a〜21eと第2永久磁石22a〜22eの間)を通る。電機子部7は、第1永久磁石21a〜21eと第2永久磁石22a〜22eそれぞれに対し、磁気的空隙を介して対向するように設けられる。界磁部6の上面(第1界磁ヨーク11の他方主面)には、テーブル12が設けられている。テーブル12は、固定台13に設けたリニアガイド11によって摺動可能に支持されている。このように、十分なモータ特性が得られるリニアモータをテーブル送り装置に用いることで、高精度な位置決め送りを実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。ただし、いわゆる当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態から適宜変更が可能であり、また、上記実施形態と変更例による手法を適宜組み合わせて利用することも可能である。すなわち、このような変更等が施された技術であっても、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
なお、本来、従来技術となる、偶数個の永久磁石を有する偶数極界磁リニアモータでは、推力を上げることを目的として設計上、電機子部との関係から巻線係数を高くとるように、電機子部における磁石列と直交する方向のティースの長さをスロットピッチより大きくとることが普通である。一方、磁石列と平行方向のティースの幅については、電機子巻線の銅損を低く抑えるために、狭くしていく必要がある。このことについて、図7(b)を代用して説明する。図7(b)において、ティースの長さは符号Htに相当し、スロットピッチは符号Psに相当する。電機子巻線10の銅損を低く抑えるためには、電機子部7のスロットピッチPsを広くし、 ティース幅Btを狭くする手段をとる。しかしながら、ティース幅Btが一定の範囲から外れて狭すぎると、かえって推力飽和の問題を生じることになる。
そこで、客先から要求されるリニアモータの仕様(電機子部、界磁部の寸法)を一定の状態で、推力飽和を受け難くし、巻線係数の高い、リニモータを実現する必要があったが、電機子部7および界磁部6の寸法をそのままで、電機子部7のティース幅Btの一定推力飽和を受け難くし、巻線係数を高くする手段として、界磁部6側を構成する永久磁石の個数を例えば、偶数個から奇数個に変更して界磁極数を減らしたリニアモータを採用する場合がある。電機子部、界磁部の寸法を変えたく無い場合に、偶数極界磁リニアモータから奇数極界磁リニアモータに替えると、偶数極界磁リニアモータのようなティース幅Btを狭めるといった設計手法をとることなく、単に界磁極数(永久磁石の個数)を変更することで、推力飽和の問題を回避できるという点で有利な効果を奏する。
11 第1界磁ヨーク
12 第2界磁ヨーク
21a〜21e 第1永久磁石
22a〜22e 第2永久磁石
31 第1固定部材
32 第2固定部材
41 第1非磁性部材
42 第2非磁性部材
5a〜5b 当接部材
6 界磁部
7 電機子部
8 電機子コア
9 ティース
10 電機子巻線
11 リニアガイド
12 テーブル
13 固定台

Claims (10)

  1. 界磁部と電機子部の何れか一方を固定子とし、何れか他方を移動子とするリニアモータであって、
    前記界磁部は、
    平板状の磁性体で構成された第1界磁ヨークと、
    平板状の磁性体で構成され、一方主面が前記第1界磁ヨークの一方主面と対向するように設けられた第2界磁ヨークと、
    前記移動子の移動方向に沿って交互に極性が異なるように前記第1界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第1永久磁石と、
    前記奇数個の第1永久磁石それぞれに対向するように、かつ前記奇数個の第1永久磁石側の各々の極性が各々に対向する前記第1永久磁石の極性と異なるように前記第2界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第2永久磁石と、
    磁性体で構成される部材であって、前記移動方向における一方側かつ前記移動方向と直交する方向における一方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第1側面部それぞれを互いに接続することにより、前記第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第1固定部材と、
    磁性体で構成される部材であって、前記移動方向における他方側かつ前記移動方向と直交する方向における他方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第2側面部それぞれを互いに接続することにより、前記第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第2固定部材と、を有する、リニアモータ。
  2. 前記第1および第2固定部材は、前記第1ヨークの前記一方主面上の中心に対し対称な位置に設けられており、
    前記第1および第2固定部材の形状は、前記第1ヨークの前記一方主面上の中心に対し対称である、請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記移動方向における前記第1および第2固定部材の幅は、前記第1および第2永久磁石の磁極ピッチの長さ以上である、請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記界磁部は、前記移動方向と直交する方向における一方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第1側面部以外の側面部それぞれを互いに接続する第1非磁性部材をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリニアモータ。
  5. 前記界磁部は、前記移動方向と直交する方向における他方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第2側面部以外の側面部それぞれを互いに接続する第2非磁性部材をさらに有する、請求項4に記載のリニアモータ。
  6. 前記界磁部は、前記移動方向と直交する方向における他方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第2側面部以外の側面部それぞれを互いに接続する非磁性部材をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリニアモータ。
  7. 前記界磁部は、
    非磁性体で構成される部材であって、前記移動方向と直交する方向における他方側から前記第1界磁ヨークと前記第1固定部材の接続部位を被うように、前記第1界磁ヨークと前記第1固定部材の両方に当接して設けられた第1当接部材と、
    非磁性体で構成される部材であって、前記移動方向と直交する方向における他方側から前記第2界磁ヨークと前記第1固定部材の接続部位を被うように、前記第2界磁ヨークと前記第1固定部材の両方に当接して設けられた第2当接部材と、をさらに有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のリニアモータ。
  8. 前記界磁部は、
    非磁性体で構成される部材であって、前記移動方向と直交する方向における一方側から前記第1界磁ヨークと前記第2固定部材の接続部位を被うように、前記第1界磁ヨークと前記第2固定部材の両方に当接して設けられた第3当接部材と、
    非磁性体で構成される部材であって、前記移動方向と直交する方向における一方側から前記第2界磁ヨークと前記第2固定部材の接続部位を被うように、前記第2界磁ヨークと前記第2固定部材の両方に当接して設けられた第4当接部材と、をさらに有する、請求項7に記載のリニアモータ。
  9. 前記界磁部は、
    非磁性体で構成される部材であって、前記移動方向と直交する方向における一方側から前記第1界磁ヨークと前記第2固定部材の接続部位を被うように、前記第1界磁ヨークと前記第2固定部材の両方に当接して設けられた第1当接部材と、
    非磁性体で構成される部材であって、前記移動方向と直交する方向における一方側から前記第2界磁ヨークと前記第2固定部材の接続部位を被うように、前記第2界磁ヨークと前記第2固定部材の両方に当接して設けられた第2当接部材と、をさらに有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のリニアモータ。
  10. リニアモータを用いたテーブル送り装置であって、
    界磁部と電機子部の何れか一方を固定子とし、何れか他方を移動子とする前記リニアモータと、
    前記リニアモータの移動子に設けられたテーブルと、
    前記テーブルを前記移動子の移動方向に移動可能に支持するリニアガイドと、を備え、
    前記界磁部は、
    平板状の磁性体で構成された第1界磁ヨークと、
    平板状の磁性体で構成され、一方主面が前記第1界磁ヨークの一方主面と対向するように設けられた第2界磁ヨークと、
    前記移動子の移動方向に沿って交互に極性が異なるように前記第1界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第1永久磁石と、
    前記奇数個の第1永久磁石それぞれに対向するように、かつ前記奇数個の第1永久磁石側の各々の極性が各々に対向する前記第1永久磁石の極性と異なるように前記第2界磁ヨークの一方主面に並べられた奇数個の第2永久磁石と、
    磁性体で構成される部材であって、前記移動方向における一方側かつ前記移動方向と直交する方向における一方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第1側面部それぞれを互いに接続することにより、前記第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第1固定部材と、
    磁性体で構成される部材であって、前記移動方向における他方側かつ前記移動方向と直交する方向における他方側に位置する前記第1および第2界磁ヨークの第2側面部それぞれを互いに接続することにより、前記第1および第2界磁ヨークを互いに固定する第2固定部材と、を有する、テーブル送り装置。
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