JP2014011889A - リニアモータ - Google Patents

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Hiromitsu Ohashi
弘光 大橋
Masahiro Mita
正裕 三田
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Abstract

【課題】ヨーク内でループする永久磁石の磁束を低減し、可動子の推力を向上させることができるリニアモータを提供する
【解決手段】リニアモータの可動子2は、移動方向に等配された複数の磁性体を有する板状をなす。固定子1は、間隙を有して可動子2の各面に対向する2つの板状部を有するU字溝状をなし、各板状部の対向する面それぞれに、磁性部材の複数の歯部が移動方向に等配してあり、各歯部間に永久磁石を支持する支持体を備える。支持体は、可動子2を介して略対向する複数組の歯部それぞれを磁気結合させる磁路を形成する複数の磁性体部分と、各磁性体部分を隔てる非磁性体部分とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直線的に移動する可動子及び固定子を備えるリニアモータに関する。
リニアモータは可動子及び固定子を備え、可動子は固定子との磁気的相互作用によって直線的に推進する(例えば、特許文献1)。固定子は、例えば長手方向に複数の歯を有する磁性材で構成される。可動子は、長手方向に略等間隔に複数の歯状の磁極部を有するヨークと、複数の磁極部に巻回されたコイルとを備える。磁極部間には永久磁石が埋設されており、磁性材の磁極部は、該永久磁石によって磁化されている。
このように構成されたリニアモータにおいては、コイルに交流電圧を印加することによって、固定子の歯部及び可動子の磁極部を貫く磁気ループを生成し、歯部を磁化させる。周期的に磁極が反転する歯部は、磁極部と磁気的に相互作用し、可動子に推力が発生する。
特開2010−41889号公報
しかしながら、特許文献1に係るリニアモータにおいては、可動子の磁極部間に埋設された永久磁石から伸びた磁束の一部が、可動子側のヨーク内でループを形成し、可動子の推力に寄与しないという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヨーク内でループする永久磁石の磁束を低減し、可動子の推力を向上させることができるリニアモータを提供することにある。
本発明に係るリニアモータは、固定子及び該固定子に対して直線的に移動する可動子を備えるリニアモータにおいて、前記可動子(又は前記固定子)は、移動方向に等配された複数の磁性体を有する板状をなし、前記固定子(又は前記可動子)は、間隙を有して前記可動子(又は前記固定子)の各面に対向する2つの板状部を有するU字溝状をなし、各板状部の対向する面それぞれに、磁性部材の複数の歯部が移動方向に等配してあり、各歯部間に永久磁石を支持する支持体を備え、該支持体は、前記可動子(又は前記固定子)を介して略対向する複数組の歯部それぞれを磁気結合させる磁路を形成する複数の磁性体部分と、各磁性体部分を隔てる非磁性体部分とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、対向する板状部の離隔方向の磁束が外部から与えられた場合、該磁束は、可動子(又は固定子)を介して略対向する歯部を通り、磁性体部分の磁路を介してループを形成し、可動子(又は固定子)の磁性体は前記磁束によって磁化する。
一方、複数組の歯部間の磁路を形成する複数の磁性体部分は、非磁性体によって隔てられているため、支持体内でループする永久磁石の磁束量は、従来技術のリニアモータに比べて低減される。つまり、磁化した磁性体と磁気的相互作用する永久磁石の磁束は、従来技術のリニアモータに比べて大きい。
本発明に係るリニアモータは、前記非磁性体部分は、各永久磁石のN極と、S極とを隔てていることを特徴とする。
本発明にあっては、非磁性体部分が各永久磁石のN極と、S極とを隔てている。つまり、N極と、S極との間に非磁性体部分が存在する。従って、支持体内でループする永久磁石の磁束量はより低減される。
本発明に係るリニアモータは、各板状部に配された複数の歯部を囲繞し、各板状部の歯部側にそれぞれ磁極が現れるように前記磁性体を磁化させるコイルを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、支持体側にコイルを備えるため、移動方向に等配された複数の磁性体を有する構成部分が簡素化され、軽量となる。従って、該構成部分を可動子とすることにより、実質的により強い推力を得ることができる。
本発明に係るリニアモータは、前記2つの板状部の一方の面の歯部と、他方の面の歯部とは、移動方向に沿って千鳥配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、板状部の各面に備えられた歯部が千鳥配置されているため、固定子及び可動子の相対位置の違いによる推力むらを低減することができる。
本発明に係るリニアモータは、前記磁性体は、略矩形板状をなし、各辺は前記移動方向に対して非直角であることを特徴とする。
本発明にあっては、磁性体が略矩形板状をなし、各辺が移動方向に対して非直角であるため、ディテント力が低減され、固定子及び可動子の相対位置の違いによる推力むらを低減することが可能である。
本発明に係るリニアモータは、前記可動子(又は前記固定子)は移動方向に等配された複数のリブ状の突起部を有する板状の磁性部材からなり、複数の前記突起部の各辺が移動方向に対して略直角であることを特徴とする。
本発明にあっては、可動子(または固定子)が、複数のリブ状の突起部を有する板状の磁性部材からなるため、該可動子(または該固定子)の構造が簡単となる。
本発明に係るリニアモータは、前記可動子(又は前記固定子)は移動方向に等配された複数のリブ状の突起部を有する板状の磁性体部材からなり、複数の前記突起部の各辺が移動方向に対して非直角である。
本発明にあっては、可動子(または固定子)が、複数のリブ状の突起部を有する板状の磁性部材からなるため、該可動子(又は該固定子)の構造が簡単となる。また、前記突起部は各辺が移動方向に対して非直角であるため、ディテント力が軽減され推力むらを低減できる。
本発明にあっては、ヨーク内でループする永久磁石の磁束を低減し、可動子の推力を向上させることができる。
本実施の形態に係るリニアモータの一構成例を示す斜視図である。 リニアモータの一構成例を示す横断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 固定子の一構成例を示す斜視図である。 支持体の一構成例を示す斜視図である。 支持体の一構成例を示す底面側斜視図である。 可動子の一構成例を示す側面図である。 リニアモータの推力発生の原理、特にコイルによる励磁を説明するための概念図である。 リニアモータの推力発生の原理を説明するための概念図である。 リニアモータの推力発生の原理を説明するための概念図である。 本実施の形態における可動子の第1変形例を示す側面図及び断面図である。 本実施の形態における可動子の第2変形例を示す側面図である。 本実施の形態における可動子の第3変形例を示す側面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係るリニアモータの一構成例を示す斜視図、図2はリニアモータの一構成例を示す横断面図、図3は図2のIII−III線断面図、図4は図2のIV−IV線断面図、図5は図2のV−V線断面図である。本実施の形態に係るリニアモータは、U字溝状の固定子1及び該固定子1に対して直線的に移動する板状の可動子2を備える。
<固定子の構成>
図6は固定子1の一構成例を示す斜視図である。固定子1は、可動子2の移動方向に等配されるように永久磁石13、(12)を支持する支持体11と、コイル14、15とを備える。
図7は支持体11の一構成例を示す斜視図、図8は支持体11の一構成例を示す底面側斜視図である。支持体11は、U字溝状をなし、支持体11の移動方向に長い略矩形の底板と、該底板の各長辺部から略垂直に設けられており、間隙を有して板状の可動子2の各面に対向する2つの板状部とを有する。各板状部の対向する各面にはそれぞれ、磁性部材からなる複数の歯部11a及び歯部11bが、所定距離を隔てて可動子2の移動方向に等配されている。歯部11a、11bは、磁性材料、例えばケイ素鋼板を積層してもよいし、磁性金属粉末を固めた例えばSMC(軟磁性複合部材:Soft Magnetic Composites)にしてもよい。このような部材を用いることで、歯部11a、11bの渦電流損やヒステリシス損や偏磁を抑制することができる。歯部11a、11bは板状ないし縦長棒状の略直方体であり、移動方向に並ぶ各歯部11a、11b間には、縦長略直方体の永久磁石12、13が支持されている。永久磁石12、13は、ネオジム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)を主成分とするネオジム磁石である。なお、永久磁石12、13は、ネオジム磁石に限らず、アルニコ磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石などを用いても良い。永久磁石12、13の着磁方向は可動子2の移動方向であり、各歯部11a、11bに同じ磁極が対向している。このため、歯部11a、11bは全体が単極となり、移動方向に沿って、N極、S極、N極、S極というように、交互に異なる磁極が現れる(図11、図12参照)。歯部11a、11bの前記移動方向における厚みは、該移動方向に並ぶ歯部11a、11b間の距離よりも短い。また、歯部11a、11b及び永久磁石12、13の縦横寸法は略同一であり、永久磁石12、13の上下面及び側面は、歯部11a、11bと面一になっている。2つの板状部の一方の面の歯部11aと、他方の面の歯部11bとは、図7に示すように、移動方向に沿って千鳥配置してある。
支持体11は、可動子2を介して略対向する複数組の歯部11a、11bそれぞれを磁気結合させる磁路を形成する複数の磁性体部分11cと、各磁性体部分11cを隔てる略U字板状の非磁性体部分11dとを有する。図6〜8中、磁性体部分11cと、非磁性体部分11dとの境界を、概念的に波線で示している。可動子2の移動方向における磁性体部分11cの厚みは、歯部11a、11bの前記移動方向の厚みと略同一であり、磁性体部分11c及び歯部11a、11bは全体で略U字板状をなしている。磁性体部分を構成する部材は、歯部11a、11bと同様である。同様に、可動子2の移動方向における非磁性体部分11dの厚みは、永久磁石12、13の前記移動方向の厚みと略同一であり非磁性体部分11d及び歯部11a、11bは全体で略U字板状をなしている。非磁性体部分11dは、例えばアルミ又はステンレスであり、各永久磁石12、13の側面に当接して、各永久磁石12、13のN極と、S極との間を隔てている。
非磁性体部分11dは樹脂で形成されてもよい。また非磁性体部分11dは固定子の強度や寸法精度が確保できる範囲であれば、有形の非磁性体部分11dを無くし、磁性体部分11cを隔てる間隙を非磁性体部分として構成してもよい。
なお、支持体11は、磁性金属、例えば平板状の圧延鋼材を折り曲げることにより形成する。支持体11は折り曲げの他に平板状の板を溶接等の接合やねじ止め等により形成してもよい。歯部11a、11bについても、磁性金属板、例えば鋼板等により形成し、支持体11に溶接等で接合又はねじ止め等により固定する。またU字状に形成した磁性鋼板の歯部11a、11bとなる部位を残し歯部11a、11bとなる部位の両側に溝を掘り込み加工により形成し、歯部11a、11bとしてもよい。このようにすると、歯部11a、11bを溶接等で接合又はねじ止め等により固定する場合に比べて、固定子1のコストダウンが可能となる。
更に、コイル14は、中心線が可動子2に略直交するように、2つの板状部の一方の面に形成された複数の歯部11aを囲繞している。つまり、コイル14が生成する磁束が、支持体11の2つの板状部間に挿嵌された板状の可動子2を貫くように支持体11に設けられている。同様にして、コイル15は、中心線が可動子2に略直交するように、2つの板状部の一方の面に形成された複数の歯部11bを囲繞している。
<可動子の構成>
図9は、可動子2の一構成例を示す側面図である。可動子2は、移動方向に等配された複数の磁性体22と、該複数の磁性体22を保持する保持板21とを備える。保持板21は、支持体11よりも移動方向に長い略矩形板状をなし、支持体11を構成する2つの板状部の間に間隙を有して挿嵌されている。磁性体22は、保持板21の短辺方向に長い略矩形板状をなす。磁性体22間の距離は、例えば、歯部11a間の距離の略2倍である。なお歯部11a、11b及び磁性体22間のピッチは一例である。また、各辺は可動子2の移動方向に対して非直角、例えば、可動子2の移動方向に対して数度傾斜している。
磁性体22は、コイル14、15に電流が流れた場合、保持板21の厚み方向に磁束が貫くため、歯部11a、11bに対向する方向に磁極が現れる。
<推力発生原理>
図10は、リニアモータの推力発生の原理、特にコイル14、15による励磁を説明するための概念図である。まず、永久磁石12、13の磁束を考慮せず、図10を用いてコイル14、15による励磁について説明する。コイル14、15に図10に示す方向の電流が流れた場合(丸の中に黒丸があるマークは紙面の裏から表への通電、丸の中にバツ印があるマークは紙面の表から裏への通電を示す)、コイル14、15によって発生した磁束は、点線矢印で示しているように、可動子2を介して略対向する歯部11a及び歯部11bを通り、磁性体部分11cの磁路を介してループし、図10中、可動子2の磁性体22は上側S極、下側N極に磁化する。磁束ループにより、歯部11aの可動子2側にはN極が発生し、歯部11bの可動子2側にはS極が発生する。
次に、永久磁石12、13による磁極の発生と推力の発生を、図11及び図12を用いて説明する。
図11及び図12は、リニアモータの推力発生の原理を説明するための概念図である。各永久磁石12、13に示された白抜矢印は各永久磁石12、13の磁化方向を示している。上述したように、永久磁石12、13の着磁方向は可動子2の移動方向であり、各歯部11a、11bに同じ磁極が対向しているため、歯部11a、11bは全体が単極となり、移動方向に沿って、図中左側からS極、N極、S極、N極というように、交互に異なる磁極が現れる。可動子2を介して対向する複数組の歯部11a、11b間の磁路を形成する複数の磁性体部分11cは、非磁性体部分11dによって隔てられているため、支持体11内でループする永久磁石12、13の磁束量は、従来技術のリニアモータに比べて小さい。このため、磁化した磁性体22と磁気的相互作用する永久磁石12、13の磁束は、従来技術のリニアモータに比べて大きくなる。
このように、永久磁石12、13によって歯部11a、11bに現れた磁極と、コイル14、15への通電によって磁化した磁性体22の磁極とが磁気的に吸引/反発する事により、可動子2に推力が発生する。
具体的には、図11中左端の歯部11aはS極、歯部11bはS極であり、該歯部11a、11bに対向している磁性体22の磁極はそれぞれ、歯部11a側がS極、歯部11b側がN極である。S極の歯部11aは、歯部11a側がS極の磁性体22に対向しているため、本来歯部11aは磁性体22に対して反発するが、歯部11aは磁性体22の移動方向略中央にあるため図11中左右どの方向にも移動する推力は発生しない。一方、磁性体22よりも図11中左側にあるS極の歯部11bと、磁性体22との間に吸引力が発生する。また、磁性体22よりも図11中右側にある磁性体22、例えば左端から2番目の歯部11bはN極、磁性体22の歯部11b側はN極であるため反発する。更に、磁性体22が左側に若干でも移動すると歯部11aのS極と磁性体22の上側S極とは反発する。このため、図11中左側の推力が発生する。図12は、図11に示した状態から可動子2が電気角180度に相当する距離を進んだときの状態を示している。この状態で図12に示すような方向の電流が流れた場合、つまりコイル14、15に流れる電流の位相が180度変化した場合、磁性体22の磁極はそれぞれ、歯部11a側がN極、歯部11b側がS極となる。そして、図11で示した同様の原理によって、図12中左側の推力が発生する。コイル14、15に流れる電流の向きが周期的に反転した場合、同様にして、磁性体22の磁極の向きが反転し、図11及び図12に示すような推力が発生し、直線的に移動する。
図13は、本実施の形態における可動子2の第1変形例を示す側面図及び断面図である。図13Aは可動子102の側面図、図13Bは可動子102の断面図である。上述の実施の形態では非磁性の保持板21と磁性体22で可動子2を形成したが、図13に示すように、その移動方向に等配された複数のリブ状の突起部122を有する板状の磁性部材で可動子102を構成しても良い。具体的には、可動子102のすべてを磁性部材で形成し、平板上のベース121にリブ状の突起部122を設ける。磁性部材はケイ素鋼板を加工してもよくまた積層により作成してもよい。SMCといった軟磁性複合部材を用いてもよい。図13A中、斜め右上がりのハッチングを付した箇所は突起部122であり、斜め右下がりのハッチングを付した箇所はベース121に対応した凹部を示している。各突起部122は側面視が略平行四辺形状であり、幅方向(可動子の移動方向に略垂直な面内方向)両端に亘って設けられている。また、各突起部122の各辺は移動方向に対して非直角である。
第1変形例によれば、可動子102が、複数のリブ状の突起部122を有する板状の磁性部材で構成されているため、該可動子102の構成を簡単化することができる。
また、突起部122の各辺が移動方向に対して非直角であるため、ディテント力が軽減され推力むらを低減することができる。
なお、ディテント力を問題にしないのであれば、突起部122の各辺を移動方向に対して略直角に構成しても良い。
図14は、本実施の形態における可動子2の第2変形例を示す側面図である。図13に示した第1変形例の突起部122はベース部121の幅方向(可動子の移動方向に略垂直な面内方向)に渡っているが、上辺及び下辺の傾斜部分を含め、前記幅方向における突起部222の長さが、前記幅方向における歯部11a、11bの長さよりも長くなるように可動子202を構成すれば十分である。例えば、可動子202の幅方向における突起部222の長さを、歯部11a、11bと同じ長さに構成すれば良い。
なお、ディテント力を問題にしないのであれば、突起部222の各辺を移動方向に対して略直角に構成しても良い。
図15は、本実施の形態における可動子2の第3変形例を示す側面図である。第3変形例に係る可動子302は、第1変形例の可動子102と同様の構成であり、可動子302の幅方向におけるベース部321及び突起部322の長さが、前記幅方向における歯部11a、11bの長さと略同一である。
なお、ディテント力を問題にしないのであれば、突起部322の各辺を移動方向に対して略直角に構成しても良い。
第3変形例によれば、可動子302の幅方向寸法を最小にし、小型化することができる。
本実施の形態に係るリニアモータによれば、支持体11内でループする永久磁石の磁束を低減し、可動子2の推力を向上させることができる。
また、非磁性体部分11dが各永久磁石12、13のN極と、S極とを隔てているため、支持体11内でループする永久磁石12、13の磁束量を低減し、可動子2の推力を向上させることができる。
更に、支持体11側にコイル14、15を備えるため、可動子2を軽量化でき、可動子2の推力を向上させることができる。
更にまた、支持体11の板状部の各面に備えられた歯部11a、11bが千鳥配置されているため、推力むらを低減することができる。
更にまた、磁性体22が略矩形板状をなし、各辺が移動方向に対して非直角であるため、ディテント力が低減され、固定子1及び可動子2の相対位置の違いによる推力むらを低減することができる。
なお、本実施の形態では、磁性体を保持した保持板で構成される部分を可動子、支持体、永久磁石及びコイルで構成される部分を固定子として説明したが、磁性体を保持した保持板で構成される部分を固定子として構成しても良い。
また、保持板に保持された磁性体を磁化させることができれば、コイルを設ける位置は特に限定されることは無く、可動子又は固定子としての保持板にコイルを設けても良い。
更に、本実施の形態では、歯部を千鳥配置する例を説明したが、歯部が正面対向するように構成しても良い。
また、上述した実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 固定子
2 可動子
11 支持体
11a、11b 歯部
11c 磁性体部分
11d 非磁性体部分
12、13 永久磁石
14、15 コイル
21 保持板
22 磁性体

Claims (7)

  1. 固定子及び該固定子に対して直線的に移動する可動子を備えるリニアモータにおいて、
    前記可動子(又は前記固定子)は、
    移動方向に等配された複数の磁性体を有する板状をなし、
    前記固定子(又は前記可動子)は、
    間隙を有して前記可動子(又は前記固定子)の各面に対向する2つの板状部を有するU字溝状をなし、各板状部の対向する面それぞれに、磁性部材の複数の歯部が移動方向に等配してあり、各歯部間に永久磁石を支持する支持体を備え、
    該支持体は、
    前記可動子(又は前記固定子)を介して略対向する複数組の歯部それぞれを磁気結合させる磁路を形成する複数の磁性体部分と、
    各磁性体部分を隔てる非磁性体部分と
    を有することを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記非磁性体部分は、各永久磁石のN極と、S極とを隔てている
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 各板状部に配された複数の歯部を囲繞し、各板状部の歯部側にそれぞれ磁極が現れるように前記磁性体を磁化させるコイルを備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記2つの板状部の一方の面の歯部と、他方の面の歯部とは、移動方向に沿って千鳥配置してある
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のリニアモータ。
  5. 前記磁性体は、
    略矩形板状をなし、各辺は前記移動方向に対して非直角である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のリニアモータ。
  6. 前記可動子(又は前記固定子)は移動方向に等配された複数のリブ状の突起部を有する板状の磁性部材からなり、複数の前記突起部の各辺が移動方向に対して略直角である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のリニアモータ。
  7. 前記可動子(又は前記固定子)は移動方向に等配された複数のリブ状の突起部を有する板状の磁性体部材からなり、複数の前記突起部の各辺が移動方向に対して非直角である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のリニアモータ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110649782A (zh) * 2019-09-12 2020-01-03 珠海格力电器股份有限公司 一种初级铁芯交错式驱动结构、直线电机及数控设备
CN112234795A (zh) * 2020-09-04 2021-01-15 瑞声新能源发展(常州)有限公司科教城分公司 一种直线电机

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