JP2012060853A - 2自由度アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 界磁の平面エリアを小さくすることで重量を低減して装置全体を小形化すると共に、XY両方向の推力を増大させ、複数台の可動子の個別駆動により装置の作業効率も上げることができる2自由度アクチュエータを提供する。
【解決手段】 X方向に推力を発生させるX電機子巻線とX方向とは異なるY方向に推力を発生させるY電機子巻線とで構成された電機子と、X方向とY方向に磁極を形成する界磁を備え、界磁に対し電機子が相対的にX方向とY方向に移動する2自由度アクチュエータにおいて、X電機子巻線のX方向長をWax、Y電機子巻線のY方向長をWay、界磁のX方向長をWmx、界磁のY方向長をWmyとした場合、Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmyとして構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体製造装置や電子部品実装装置、各種検査装置の位置決め機構を駆動するための2自由度アクチュエータに関する。
従来の2自由度アクチュエータは、X方向に推力を発生させるX電機子巻線とX方向と直交するY方向に推力を発生させるY電機子巻線とで構成された電機子と、X方向とY方向に磁極を形成する界磁を備え、界磁に対して電機子が相対的にX方向とY方向に移動するようにしたものがある。このうち、XY平面におけるX方向とY方向の両方向に磁極を形成すると共にX電機子巻線とY電機子巻線を同一平面上に配置したもの(特許文献1)、あるいは該X電機子巻線と該Y電機子巻線をXY平面と直交するZ方向(磁気的空隙方向)に重ねて配置したもの(特許文献2)が提案されている。
特開2004−343105号公報(第6−11頁、図2) 特開2004−254489号公報(第5−13頁、図1)
しかしながら、特許文献1に示す2自由度アクチュエータにおいて、電機子が界磁内を移動する際の界磁の平面エリアは、界磁のX方向長(電機子のX方向長とストロークX方向長を足し合わせた長さ)と、界磁のY方向長(電機子のY方向長とストロークY方向長を足し合わせた長さ)の積で表されることから極めて大きなものになる。その結果、界磁の平面エリアが大きいと、その重量が比例して大きくなるため、当該アクチュエータを支持する装置ベースも大きくなり、装置全体が大形化するという問題があった。
また、特許文献2に示す2自由度アクチュエータは、電機子のX電機子巻線とY電機子巻線をギャップ方向に重ねて配置した場合であって、X電機子巻線とY電機子巻線のうち、一方の電機子巻線は界磁永久磁石からの距離が近く、他方は遠くなるため、永久磁石からの距離が遠くなる電機子巻線の推力が低下するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、界磁の平面エリアを小さくすることで重量を低減して装置全体を小形化すると共に、XY両方向の推力を増大させ、さらには複数台の可動子の個別駆動により装置の作業効率も上げることができる2自由度アクチュエータを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、2自由度アクチュエータに係り、X方向に推力を発生させるX電機子巻線とX方向とは異なるY方向に推力を発生させるY電機子巻線とで構成された電機子と、前記電機子と磁気的空隙を介して対向配置すると共に、X方向とY方向に磁極を形成する界磁と、を備え、前記X電機子巻線のX方向長をWax、前記Y電機子巻線のY方向長をWay、前記界磁のX方向長をWmx、前記界磁のY方向長をWmyとした場合、Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmyの関係に構成してあり、前記界磁に対し前記電機子を相対的にX方向とY方向に移動させるようにしたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記電機子を構成する前記X電機子巻線と前記Y電機子巻線を、前記界磁上にX方向とY方向で形成される同一平面内に隣接して配置したことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記X電機子巻線と前記Y電機子巻線の間に直動案内機構を設け、前記X電機子巻線に対して前記Y電機子巻線をY方向に移動させるようにしたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の2自由度アクチュエータにおいて、1個の前記界磁に、1個の前記X電機子巻線と複数個の前記Y電機子巻線を配置したことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記電機子を構成する前記X電機子巻線と前記Y電機子巻線を、前記界磁上にX方向とY方向で形成される平面と直交する方向に重ねて配置したことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1または5記載の2自由度アクチュエータにおいて、1個の前記界磁に、前記電機子を複数個配置したことを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1または5記載の2自由アクチュエータにおいて、前記界磁を、X方向に磁極を形成するX界磁とY方向に磁極を形成するY界磁とで構成すると共に、前記X界磁と前記Y界磁の間に直動案内機構を設け、前記Y界磁に対して前記X界磁をX方向に移動させるようにしたことを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1または5記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記界磁を、X方向に磁極を形成するX界磁とY方向に磁極を形成するY界磁とで構成すると共に、一方の前記X電機子巻線と近接した面に前記X界磁を対向させ、他方の前記Y電機子巻線と近接した面に前記Y界磁を対向させたことを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜8記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記電機子と前記界磁が配置されるX方向とY方向を互いに直交する2方向としたことを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1〜8記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記X方向を周方向(θ方向)、前記Y方向を径方向(R方向)とする2方向としたことを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1〜8記載の2自由度アクチュエータにおいて、前記X方向を周方向(θ方向)、前記Y方向を軸方向(Z方向)とする2方向としたことを特徴としている。
請求項1、2に記載の発明によると、2自由度アクチュエータのX電機子巻線のX方向長をWax、Y電機子巻線のY方向長をWay、界磁のX方向長をWmx、界磁のY方向長をWmyとした場合、Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmyとしており、ストロークX方向長がWmx−Waxとなるように界磁のX方向長を大きくし、ストロークY方向長がWay−Wmyとなるように電機子のY方向長を大きくしている。つまり、ストロークY方向長がストロークX方向長に比べ圧倒的に小さな場合であっても、界磁の平面エリアは界磁のX方向長(=電機子のX方向長+ストロークX方向長)と界磁のY方向長(=電機子のY方向長−ストロークY方向長)の積となり、従来技術に比べ格段に小さくなっている。界磁の平面エリアが小さいと、その重量が比例して小さくなる。そのため、2自由度アクチュエータを支持する装置ベースも小さくなり、装置全体を小形化することができる。
請求項3に記載の発明によると、X電機子巻線とY電機子巻線の間に直動案内機構を設けたので、X電機子巻線をY方向に移動させずX方向のみ移動させ、Y電機子巻線をX方向とY方向に移動させることができる。つまり、Y電機子巻線に負荷を取り付けることで、負荷をX方向とY方向に移動できるようにしている。X電機子巻線のY方向長をY電機子巻線のY方向長に合わせて大きくする必要がないため、所定の推力に対するX電機子巻線の発生銅損を小さくできる。つまり、同じ発生量の銅損を許容できるとすれば、X方向の推力を大きくすることができる。
請求項4に記載の発明によると、1個の界磁に1個のX電機子巻線と複数個のY電機子巻線を配置しているので、界磁とする固定子上で電機子とする複数の可動子を個別に移動させることができる。つまり、装置の作業効率を高めることができる。
請求項5、8に記載の発明によると、界磁をX方向に磁極を形成するX界磁とY方向に磁極を形成するY界磁とで構成するとともに、X電機子巻線の近い面にX界磁を対向させ、もう一方のY電機子巻線の近い面にY界磁を対向させているので、X電機子巻線がX方向成分の大きな界磁磁束を鎖交し、Y電機子巻線がY方向成分の大きな界磁磁束を鎖交することができる。つまり、X方向とY方向の両方向に大きな推力を発生させることができる。
請求項6に記載の発明によると、1個の界磁に複数個の電機子を配置しているので、界磁とする固定子上で電機子とする複数の可動子を個別に移動させることができる。つまり、装置の作業効率を高めることができる。
請求項7に記載の発明によると、界磁を、X方向に磁極を形成するX界磁とY方向に磁極を形成するY界磁とで構成し、X界磁とY界磁の間に直動案内機構を設け、Y界磁に対してX界磁をX方向に移動させるように取り付けているので、Y界磁をX方向に移動させずにY方向のみ移動させ、X界磁をX方向とY方向に移動させることができる。
つまり、X界磁に負荷を取り付けることで、負荷をX方向とY方向に移動できる。Y界磁のX方向長をX界磁のX方向長に合わせて大きくする必要がないため、界磁とする可動子の重量を低減することができる。また、X界磁はX方向成分のみの界磁磁束を作る永久磁石で構成され、Y界磁はY方向成分のみの界磁磁束を作る永久磁石で構成されるので。界磁磁束のX方向成分とY方向成分の両方を増大できるため、両方向の推力を大きくすることができる。
請求項9に記載の発明によると、X方向とY方向を直交する2方向としているので、XY座標系の平面における移動が可能となる。
請求項10に記載の発明によると、X方向を周方向(θ方向)、Y方向を径方向(R方向)とする2方向としているので、Rθ座標系の極座標面における移動が可能となる。
請求項11に記載の発明によると、X方向を周方向(θ方向)、Y方向を径方向(Z方向)とする2方向としているので、Zθ座標系の曲面における移動が可能となる。
本発明の実施形態1における2自由度アクチュエータの上面図 図1のA−A断面図 本発明の実施形態2における2自由度アクチュエータの上面図 図3のA−A断面図 本発明の実施形態3における2自由度アクチュエータの上面図 本発明の実施形態4における2自由度アクチュエータの上面図 本発明の実施形態5における2自由度アクチュエータの上面図 図7のA−A断面図 本発明の実施形態6における2自由度アクチュエータの上面図 図9のA−A断面図 本発明の実施形態7における2自由度アクチュエータの上面図 図11のA−A断面図 本発明の実施形態8における2自由度アクチュエータの上面図 図13のA−A断面図 本発明の実施形態9における2自由度アクチュエータの上面図 本発明の実施形態10における2自由度アクチュエータの上面図 図16のA−A断面図 本発明の実施形態11における2自由度アクチュエータの上面図 図18のA−A断面図 本発明の実施形態12における2自由度アクチュエータの上面図 図20のA−A断面図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1における2自由度アクチュエータの上面図、図2は図1におけるA−A断面図である。これら図において、10が界磁、11が永久磁石、12がヨーク、100が電機子、101がコイル、102がフレーム、120がX電機子巻線、130がY電機子巻線である。
実施形態1は、電機子を構成するX電機子巻線120とY電機子巻線130を、界磁上にX方向とY方向で形成される平面と直交する方向に重ねて配置した2由度アクチュエータを構成しており、X電機子巻線120のX方向長をWax、Y電機子巻線130のY方向長をWay、界磁10のX方向長をWmx、界磁10のY方向長をWmyとした場合、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmyとして構成した点を特徴としている。
実施形態1の2自由度アクチュエータは、直交するX方向とY方向に推力を発生し、界磁10に対して電機子100がXY座標系の平面上を移動するものである。界磁10は多数の永久磁石11と1個のヨーク12から構成されている。ヨーク12上には表面をN極とする永久磁石11がX方向にλ間隔に並べられ、表面をS極とする永久磁石11がX方向にλ間隔に並べられている。さらに、表面をN極とする永久磁石11の列と表面をS極とする永久磁石11の列はY方向にλ/2間隔で交互に配置されている。このように構成された界磁10は、X方向に磁極を形成するとともにY方向にも磁極を形成することになる。一方、電機子100はX電機子巻線120とY電機子巻線130、それらを支持するフレーム102から構成されている。X方向に推力を発生する3相のX電機子巻線120は3個のコイル101から構成され、Y方向に推力を発生する3相のY電機子巻線130は9個のコイル101から構成されている。X電機子巻線120とY電機子巻線130はギャップ方向に重ねて配置され、フレーム102に図示しないモールド樹脂によって一体に固着されている。また、電機子100は図示しない支持案内機構によって、界磁10に対してX方向とY方向の両方向に相対的に移動できるようになっている。
さらに、X電機子巻線120のX方向長Wax、Y電機子巻線130のY方向長Way、界磁10のX方向長Wmx、界磁10のY方向長Wmyの間には、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
の関係がある。つまり、ストロークX方向長がWmx−Waxとなるように界磁10のX方向長を大きくし、ストロークY方向長がWay−Wmyとなるように電機子100のY方向長を大きくしている。
以上のような構成において、界磁10のX方向の磁極に合わせX電機子巻線120に3相の交流電流を通電することでX方向に推力を発生させることができる。また、界磁10のY方向の磁極に合わせY電機子巻線130に3相の交流電流を通電することでY方向に推力を発生させることができる。よって、電機子100は界磁10に対してXY座標系の平面上を相対的に移動することができる。
以上のような構成により、界磁の平面エリアは界磁のX方向長(=電機子のX方向長+ストロークX方向長)と界磁のY方向長(=電機子のY方向長−ストロークY方向長)の積となり、従来技術に比べ格段に小さくなる。界磁の平面エリアが小さいと、その重量も比例して小さくなる。よって、2自由度アクチュエータを支持する装置ベースを小さくすることができ、装置全体を小形化することができる。
<実施形態2>
図3は実施形態2における2自由度アクチュエータの上面図、図4は図3におけるA−A断面図である。これら図において、122がXフレーム、132がYフレーム、200が直動案内である。
実施形態2が実施形態1と異なる点は、電機子を構成するX電機子巻線120とY電機子巻線130を、界磁上にX方向とY方向で形成される同一平面内に隣接して配置すると共に、X電機子巻線120に対しY電機子巻線130をY方向に移動可能なようにしている点である。
具体的には、電機子100はXフレーム122に図示しないモールド樹脂によって一体に固着されたX電機子巻線120、Yフレーム132に同じくモールド樹脂によって一体に固着されたY電機子巻線130、そしてXフレーム122とYフレーム132の間に設けられた直動案内200によって構成されている。X方向に推力を発生する3相のX電機子巻線120は3個のコイル101から構成され、Y方向に推力を発生する3相のY電機子巻線130は9個のコイル101から構成されている。直動案内200はXフレーム122とYフレーム132の間に配置されており、X電機子巻線120に対してY電機子巻線130をY方向に移動できるように支持案内している。また、X電機子巻線120は図示しない支持案内機構によって、界磁10に対してX方向のみ相対的に移動できるようになっている。
ここで、X電機子巻線120のY方向長は実施形態1のものに比べかなり小さくなっており、界磁10のY方向長とほぼ等しい長さになっている。さらに、X電機子巻線120のX方向長Wax、Y電機子巻線130のY方向長Way、界磁10のX方向長Wmx、界磁10のY方向長Wmyの間には、実施形態1と同様に、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
の関係がある。
このような構成により、X電機子巻線をY方向に移動させずX方向のみ移動させ、Y電機子巻線をX方向とY方向に移動させることができる。つまり、Y電機子巻線に負荷を取り付けることで、負荷をX方向とY方向に移動できる。X電機子巻線のY方向長をY電機子巻線のY方向長に合わせて大きくする必要がないため、所定の推力に対するX電機子巻線の発生銅損を小さくできる。同じ発生量の銅損を許容できるとすれば、X方向の推力を実施形態1よりも大きくすることができる。
<実施形態3>
図5は実施形態3における2自由度アクチュエータの上面図である。
実施形態3が実施形態1と異なる点は、1個の界磁10上に複数の電機子100を配置して構成した点である。図5は電機子100を2個配置した例である。それぞれの電機子100は別の駆動装置によって制御されるため、個別の移動が可能である。
このような構成により、界磁とする固定子上で電機子とする複数の可動子を個別に移動させることができ、装置の作業効率を高めることができる。
<実施形態4>
図6は実施形態4における2自由度アクチュエータの上面図である。
実施形態4が実施形態2と異なる点は、1個の界磁10上に複数のY電機子巻線130を配置して構成した点である。図6はY電機子巻線130を2個配置した例である。
電機子100は1組のXフレーム122とX電機子巻線120、2組のYフレーム132とY電機子巻線130、そしてXフレーム122とYフレーム132をつなぐ2個の直動案内200から構成されている。直動案内200によって、Y電機子巻線130はX電機子巻線120に対してY方向に移動可能となっている。なお、Y電機子巻線130のX方向の動きは、X電機子巻線120のX方向の動きに制約され連動することになる。また、X電機子巻線120は図示しない支持案内機構によって、界磁10に対してX方向のみ相対的に移動できるようになっている。
このような構成により、実施形態3と同じく、界磁とする固定子上で電機子とする複数の可動子を個別に移動させることができ、装置の作業効率を高めることができる。特に、複数の可動子がX方向に連動しても良い用途では、X電機子巻線を複数設ける必要がないため、実施形態3よりも簡素かつ安価にすることができる。
<実施形態5>
図7は実施形態5における2自由度アクチュエータの上面図、図8は図7におけるA−A断面図である。これら図において、20がX界磁、21がX永久磁石、22がXヨーク、30がY界磁、31がY永久磁石、32がYヨークである。
実施形態5が実施形態2と異なる点は、実施形態2がX電機子巻線120に対しY電機子巻線130をY方向移動可能なように取り付けて構成していたのに対し、実施形態5がY界磁30に対しX界磁20をX方向移動可能なように取り付けて構成した点である。界磁10はX界磁20とY界磁30、そしてX界磁20をX方向に移動可能なように支持案内する直動案内200から構成されている。X界磁20はXヨーク22と複数のX永久磁石21から構成され、Y界磁30はYヨーク32と複数のY永久磁石31から構成されている。X界磁20はX方向成分のみの界磁磁束を作るようにX永久磁石21が隣りと異極になるように並べて構成され、Y界磁30はY方向成分のみの界磁磁束を作るようにY永久磁石31が隣りと異極になるように並べて構成されている。そして、Xヨーク21とYヨーク31の間には直動案内200が設置されている。また、Y界磁30は図示しない支持案内機構によって、X界磁20に対してY方向のみ相対的に移動できるようになっている。一方、電機子100は実施形態1と同じように構成されている。
さらに、X電機子巻線120のX方向長Wax、Y電機子巻線130のY方向長Way、X界磁20のX方向長Wmx、界磁10のY方向長Wmyの間には、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
の関係がある。
このような構成により、Y界磁をX方向に移動させずにY方向のみ移動させ、X界磁をX方向とY方向に移動させることができる。つまり、X界磁に負荷を取り付けることで、負荷をX方向とY方向に移動できる。Y界磁のX方向長をX界磁のX方向長に合わせて大きくする必要がないため、界磁とする可動子の重量を低減することができる。また、X界磁はX方向成分のみの界磁磁束を作る永久磁石で構成され、Y界磁はY方向成分のみの界磁磁束を作る永久磁石で構成されるので、界磁磁束のX方向成分とY方向成分の両方を増大でき、両方向の推力を大きくすることができる。
<実施形態6>
図9は実施形態6における2自由度アクチュエータの上面図、図10は図9におけるA−A断面図である。これら図において、15は連結部材である。
実施形態6が実施形態1と異なる点は、界磁10をX界磁20とY界磁30で構成し、X電機子巻線120の近い面にX界磁20を対向させ、もう一方のY電機子巻線130の近い面にY界磁30を対向させた点である。電機子100はX電機子巻線120とY電機子巻線130がギャップ方向に重ねて配置され、図示しないモールド樹脂によりフレーム102と一体に固着されて構成されている。Y方向に推力を発生するY電機子巻線130は3相であり9個のコイル101から構成されている。一方、X方向に推力を発生するX電機子巻線120は単相であり1個のコイル101から構成されている。従って、実施形態6における2自由度アクチュエータはY方向に粗動、X方向に微動するものである。界磁10はX界磁20、Y界磁30、そして、X界磁20とY界磁30を固定する連結部材15から構成されている。X界磁20はXヨーク22と2個のX永久磁石21から構成され、Y界磁30はYヨーク32と4個のY永久磁石31から構成されている。X界磁20はX方向成分のみの界磁磁束を作るようにX永久磁石21が隣りと異極になるように並べて構成され、Y界磁30はY方向成分のみの界磁磁束を作るようにY永久磁石31が隣りと異極になるように並べて構成されている。そして、X界磁20はX電機子巻線120に近い面、Y界磁30はY電機子巻線130に近い面に配置され、連結部材15によって一体に固定されている。また、界磁10は図示しない支持案内機構によって、電機子100に対してX方向とY方向の両方向に相対的に移動できるようになっている。
このような構成により、X電機子巻線がX方向成分の大きな界磁磁束を鎖交し、Y電機子巻線がY方向成分の大きな界磁磁束を鎖交することができる。つまり、X方向とY方向の両方向に大きな推力を発生させることができる。
<実施形態7>
図11は実施形態7における2自由度アクチュエータの上面図、図12図は図11おけるA−A断面図である。
実施形態7が実施形態6と異なる点は、実施形態6の構造において、さらにX電機子巻線のX方向長をWax、Y電機子巻線のY方向長をWay、界磁のX方向長をWmx、界磁のY方向長をWmyとした場合、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
として構成した点である。また、実施形態6とは異なり、実施形態7ではストロークX方向長も大きくなるため、Y電機子巻線130は3相として構成されている。よって、電機子100は実施形態1とまったく同じ構成となっている。一方、界磁10はX界磁20、Y界磁30、そして、X界磁20とY界磁30を固定する連結部材15から構成されている。X界磁20とY界磁30は、それぞれXヨーク22と多数のX永久磁石21、Yヨーク32と4個のY永久磁石31により構成されている。X界磁20はX方向成分のみの界磁磁束を作るようにX永久磁石21が隣りと異極になるように並べて構成され、Y界磁30はY方向成分のみの界磁磁束を作るようにY永久磁石31が隣りと異極になるように並べて構成されている。そして、X界磁20はX電機子巻線120に近い面、Y界磁30はY電機子巻線130に近い面に配置され、連結部材15によって一体に固定されている。また、界磁10は図示しない支持案内機構によって、電機子100に対してX方向とY方向の両方向に相対的に移動できるようになっている。
さらに、X電機子巻線120のX方向長Wax、Y電機子巻線130のY方向長Way、界磁10のX方向長Wmx、界磁10のY方向長Wmyの間には、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
の関係がある。
このような構成により、実施形態1の効果と同じく、界磁の平面エリアを小さくでき、装置全体を小形化することができる。さらには、実施形態6の効果と同じく、X方向とY方向の両方向に大きな推力を発生させることができる。
<実施形態8>
図13は実施形態8における2自由度アクチュエータの上面図、図14は図13におけるA−A断面図である。
実施形態8が実施形態7と異なる点は、X電機子巻線120とY電機子巻線130をギャップ方向に重ねて配置させ、X電機子巻線120に対し、Y電機子巻線130をY方向に移動可能なようにしている点である。電機子100は、Xフレーム122に図示しないモールド樹脂によって一体に固着されたX電機子巻線120、Yフレーム132に同じくモールド樹脂によって一体に固着されたY電機子巻線130、そしてXフレーム122とYフレーム132の間に設けられた2個の直動案内200によって構成されている。3相のX電機子巻線120は3個のコイル101から構成され、3相のY電機子巻線130は9個のコイル101から構成されている。直動案内200はXフレーム122とYフレーム132の両側面に配置されており、X電機子巻線120に対してY電機子巻線130をY方向に移動できるように支持案内している。また、X電機子巻線120は図示しない支持案内機構によって、界磁10に対してX方向のみ相対的に移動できるようになっている。
ここで、X電機子巻線120のY方向長は実施形態7のものに比べかなり小さくなっており、界磁10のY方向長とほぼ等しい長さになっている。さらに、X電機子巻線120のX方向長Wax、Y電機子巻線130のY方向長Way、界磁10のX方向長Wmx、界磁10のY方向長Wmyの間には、実施形態7と同様に、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
の関係がある。
このような構成により、実施形態7の効果と同じく、界磁の平面エリアを小さくでき、装置全体を小形化することができると共に、X方向とY方向の両方向に大きな推力を発生させることができる。さらに、実施形態2の効果と同じく、X電機子巻線のY方向長をY電機子巻線のY方向長に合わせて大きくする必要がないため、所定の推力に対するX電機子巻線の発生銅損を小さくできる。つまり、同じ発生量の銅損を許容できるとすれば、X方向の推力を実施形態7よりも大きくすることができる。
<実施形態9>
図15は実施形態9における2自由度アクチュエータの上面図である。
実施形態9の電機子100と界磁10は実施形態7と同じである。実施形態9が実施形態7と異なる点は、1個の界磁10内に複数の電機子100を配置して構成した点である。図15は電機子100を2個配置した例である。それぞれの電機子100は別の駆動装置によって制御されるため、個別の移動が可能である。
このような構成により、界磁とする固定子上で電機子とする複数の可動子を個別に移動させることができ、装置の作業効率を高めることができる。
<実施形態10>
図16は実施形態10における2自由度アクチュエータの上面図、図17は図16におけるA−A断面図である。
実施形態10が実施形態9と異なる点は、X電機子巻線120に対しY方向に移動可能にした複数のY電機子巻線120を配置して構成した点である。図16、17はY電機子巻線130を2個配置した例である。電機子100は、Xフレーム122に図示しないモールド樹脂によって一体に固着されたX電機子巻線120、Yフレーム132に同じくモールド樹脂によって一体に固着されたY電機子巻線130、そしてXフレーム122とYフレーム132の間に設けられた2個の直動案内200によって構成されている。3相のX電機子巻線120は9個のコイル101から構成され、Y方向に推力を発生する3相のY電機子巻線130は9個のコイル101から構成されている。2個の直動案内200はXフレーム122と2組のYフレーム132のそれぞれ片側面に配置されており、X電機子巻線120に対して2組のY電機子巻線130をY方向に個別に移動できるように支持案内している。また、X電機子巻線120は図示しない支持案内機構によって、界磁10に対してX方向のみ相対的に移動できるようになっている。
ここで、X電機子巻線120のY方向長は実施形態9のものに比べかなり小さくなっており、界磁10のY方向長とほぼ等しい長さになっている。さらに、X電機子巻線120のX方向長Wax、Y電機子巻線130のY方向長Way、界磁10のX方向長Wmx、界磁10のY方向長Wmyの間には、実施形態9と同様に、
Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
の関係がある。
このような構成により、実施形態9の効果と同じく、界磁とする固定子上で電機子とする複数の可動子を個別に移動させることができ、装置の作業効率を高めることができる。特に、複数の可動子がX方向に連動しても良い用途では、X電機子巻線を複数設ける必要がないため、実施形態9よりも簡素かつ安価にすることができる。
<実施形態11>
図20は実施形態11における2自由度アクチュエータの上面図である。
実施形態11が実施形態1と異なる点は、実施形態1がX方向とY方向を直交する2方向としていたのに対し、実施形態11がX方向を周方向(θ方向)、Y方向を径方向(R方向)とする2方向として構成した点である。電機子100は実施形態1と同じ構成である。界磁100は扇形のヨーク12上に永久磁石11をRθ座標系に沿って配置させて構成している。
このような構成により、Rθ座標系の極座標面における移動が可能である。
<実施形態12>
図21は実施形態12における2自由度アクチュエータの断面図である。
実施形態12が実施形態1、実施形態11と異なる点は、実施形態1がX方向とY方向を直交する2方向、実施形態11がX方向を周方向(θ方向)、Y方向を径方向(R方向)とする2方向としていたのに対し、実施形態12がX方向を周方向(θ方向)、Y方向を軸方向(Z方向)とする2方向として構成した点である。電機子100は実施形態1と同じ構成である。界磁100は円弧形のヨーク12上に永久磁石11をZθ座標系に沿って配置させて構成している。
このような構成により、Zθ座標系の曲面における移動が可能である。
また、実施形態1〜実施形態12では、電機子にコアがないもので説明したが、スロットを設けたコアを設け、スロットに電機子巻線を施した構成としても、本発明のすべての効果を得られることは言うまでもない。また、実施形態11、実施形態12は実施形態1をもとにした構成で説明したが、他の実施形態をもとにして構成しても同様の効果を得られることは言うまでもない。
本発明の2自由度アクチュエータは、従来のものに比べ界磁の平面エリアを小さくし重量を低減できるので、ガントリ形ステージのY軸可動部上に設けられるX軸・Z軸駆動の2自由度アクチュエータとして使用することができる。
10 界磁
11 永久磁石
12 ヨーク
20 X界磁
21 X永久磁石
22 Xヨーク
30 Y界磁
31 Y永久磁石
32 Yヨーク
100 電機子
101 コイル
102 フレーム
105 連結部材
120 X電機子巻線
122 Xフレーム
130 Y電機子巻線
132 Yフレーム
200 直動案内

Claims (11)

  1. X方向に推力を発生させるX電機子巻線とX方向とは異なるY方向に推力を発生させるY電機子巻線とで構成された電機子と、
    前記電機子と磁気的空隙を介して対向配置すると共に、X方向とY方向に磁極を形成する界磁と、
    を備え、前記X電機子巻線のX方向長をWax、前記Y電機子巻線のY方向長をWay、前記界磁のX方向長をWmx、前記界磁のY方向長をWmyとした場合、
    Wax ≦ Wmx、かつ、Way ≧ Wmy
    の関係に構成してあり、
    前記界磁に対し前記電機子を相対的にX方向とY方向に移動させるようにしたことを特徴とする2自由度アクチュエータ。
  2. 前記電機子を構成する前記X電機子巻線と前記Y電機子巻線を、前記界磁上にX方向とY方向で形成される同一平面内に隣接して配置した請求項1記載の2自由度アクチュエータ。
  3. 前記X電機子巻線と前記Y電機子巻線の間に直動案内機構を設け、前記X電機子巻線に対して前記Y電機子巻線をY方向に移動させるようにした請求項1または2記載の2自由度アクチュエータ。
  4. 1個の前記界磁に、1個の前記X電機子巻線と複数個の前記Y電機子巻線を配置した請求項1または2に記載の2自由度アクチュエータ。
  5. 前記電機子を構成する前記X電機子巻線と前記Y電機子巻線を、前記界磁上にX方向とY方向で形成される平面と直交する方向に重ねて配置した請求項1記載の2自由度アクチュエータ。
  6. 1個の前記界磁に、前記電機子を複数個配置した請求項1または5に記載の2自由度アクチュエータ。
  7. 前記界磁を、X方向に磁極を形成するX界磁とY方向に磁極を形成するY界磁とで構成すると共に、
    前記X界磁と前記Y界磁の間に直動案内機構を設け、前記Y界磁に対して前記X界磁をX方向に移動させるようにした請求項1または5記載の2自由アクチュエータ。
  8. 前記界磁を、X方向に磁極を形成するX界磁とY方向に磁極を形成するY界磁とで構成すると共に、一方の前記X電機子巻線と近接した面に前記X界磁を対向させ、他方の前記Y電機子巻線と近接した面に前記Y界磁を対向させた請求項1または5記載の2自由度アクチュエータ。
  9. 前記電機子と前記界磁が配置されるX方向とY方向を互いに直交する2方向とした請求項1〜8記載の2自由度アクチュエータ。
  10. 前記X方向を周方向(θ方向)、前記Y方向を径方向(R方向)とする2方向とした請求項1〜8記載の2自由度アクチュエータ。
  11. 前記X方向を周方向(θ方向)、前記Y方向を軸方向(Z方向)とする2方向とした請求項1〜8記載の2自由度アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107872140A (zh) * 2016-09-26 2018-04-03 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种音圈电机及平台装置

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