JP2009197110A - ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品 - Google Patents

ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP2009197110A
JP2009197110A JP2008039360A JP2008039360A JP2009197110A JP 2009197110 A JP2009197110 A JP 2009197110A JP 2008039360 A JP2008039360 A JP 2008039360A JP 2008039360 A JP2008039360 A JP 2008039360A JP 2009197110 A JP2009197110 A JP 2009197110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester resin
general formula
mol
acid
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008039360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5371259B2 (ja
Inventor
Shinji Eritate
信二 襟立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008039360A priority Critical patent/JP5371259B2/ja
Priority to CN2009801059029A priority patent/CN101945919B/zh
Priority to PCT/JP2009/053123 priority patent/WO2009104780A1/en
Priority to US12/441,797 priority patent/US8420769B2/en
Priority to EP20090711643 priority patent/EP2252645B1/en
Publication of JP2009197110A publication Critical patent/JP2009197110A/ja
Priority to US13/829,138 priority patent/US9102793B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5371259B2 publication Critical patent/JP5371259B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups
    • C08G63/668Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/676Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds in which at least one of the two components contains aliphatic unsaturation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups
    • C08G63/668Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/672Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

【課題】耐衝撃性に優れた成形品を製造するために用いることができる、新規なポリエステル樹脂およびその製造方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂。フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびジエチレングリコールと共重合する工程を有するポリエステル樹脂の製造方法。式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。

【選択図】なし

Description

本発明は、各種樹脂材料等に有用なポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品に関する。
ポリオレフィン樹脂系、ポリエステル樹脂系、ポリアミド樹脂系、ポリアクリレート樹脂系、ポリカーボネート樹脂系、ポリイミド樹脂系などに代表される高分子材料は、様々な産業用資材として広く利用されている。これらの汎用高分子材料は、耐熱性や耐衝撃性等の機械物性には優れているが、自然環境下ではほとんど分解しないため、埋設処理すると、半永久的に地中に残留する。
一方、生分解性材料に近年注目が集まり、脂肪族ポリエステル樹脂などの生分解性樹脂の開発が活発に行われている。分解生成物の二酸化炭素は、もともと大気中にあった二酸化炭素を固定したものと考えられるため、植物由来樹脂はカーボンニュートラルな材料として注目されている。
植物由来樹脂のうち、主にポリ乳酸について、OA・家電製品筐体、自動車部品、ボトル、フィルム、シート、食器等への応用が行われている。しかしながら、一般にこれらの用途では、高い耐衝撃性を必要とする場合が多い。現状では、耐衝撃性が非常に低いポリ乳酸を使用することは困難であり、実際には用途が限定されてきた。耐衝撃性が改善された植物由来樹脂は、様々な用途展開が可能なことから産業界からも強く要望されてきた。よって植物由来樹脂の耐衝撃性を改善するために様々な工夫がなされている。
植物由来樹脂の耐衝撃性の改良として、具体的には植物由来材料を用いたポリエステル樹脂が報告されている(特許文献1)。
特開2007−146153号公報
特許文献1ではフラン環を含む骨格構造を持ち、重合度を規定することにより、機械物性が改善された樹脂が得られている。しかし、特許文献1に記載される方法では、耐衝撃性の改善は必ずしも十分とは言えず、様々な用途に展開するためには耐衝撃性の一層の改善が求められる。
本発明は、この様な背景技術に鑑みてなされたものであり、耐衝撃性に優れた成形品を製造するために用いることができる、新規なポリエステル樹脂およびその製造方法を提供するものである。
また、本発明は、上記ポリエステル樹脂を用いることにより、耐衝撃性に優れた各種成形品を提供するものである。
上記の課題を解決するポリエステル樹脂は、下記一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を有し、前記一般式(2)で表される構造単位を、一般式(1)および一般式(2)の合計に対して50.1モル%以上99.9モル%以下含有することを特徴とする。
(式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。)
また、上記の課題を解決するポリエステル樹脂は、下記一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を有することを特徴とする。
(式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。)
(式中、R2はアルキレン基を示す。mは整数を示し、2以上1140以下の範囲である。ただし、R2がエチレン基であり、かつm=2である場合を除く。)
また、上記の課題を解決する成形品用組成物は、上記のポリエステル樹脂を含むことを特徴とする。
また、上記の課題を解決する成形品は、上記のポリエステル樹脂を含む成形品用組成物を成形してなることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するポリエステル樹脂の製造方法は、フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびジエチレングリコールと共重合する工程を有し、前記ジエチレングリコールの使用量が、フランジカルボン酸又はそのエステルに対し50.1モル%以上300モル%以下であることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するポリエステル樹脂の製造方法は、フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびポリエチレングリコールと共重合する工程を有することを特徴とする。
本発明は、耐衝撃性に優れ、各種成形品製造用材料に好適であるポリエステル樹脂およびその製造方法を提供できる。
また、本発明は、上記ポリエステル樹脂を用いることにより、耐衝撃性に優れた各種成形品を提供できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者は、鋭意検討した結果、所望の成分を共重合させることにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、フラン環を有するポリエステル樹脂に関して、柔軟性を示すエーテル結合を導入することを特徴とする。
ジオール成分としてジエチレングリコールを用いた場合、ポリエステル中のジオールのうち、ジエチレングリコール含有量が50.1モル%以上99.9モル%以下のとき、エーテル結合の柔軟性により耐衝撃性が改善されることが分かった。すなわち、ジカルボン酸成分としてフラン環を有し、さらにジオール成分のうち、ジエチレングリコール含有量が50.1モル%以上99.9モル%以下のとき、柔軟性を示すエーテル結合を有する構造を持つことで、耐衝撃性の改善されたポリエステル樹脂とすることができる知見を得た。
また、ジカルボン酸成分としてフラン環を持つジカルボン酸を用い、ジオール成分としてポリアルキレンエーテルを導入することで耐衝撃性が改善されることが分かった。すなわち、ジカルボン酸成分としてフラン環を有し、さらに柔軟性を示すエーテル結合を有する構造を持つことで、耐衝撃性の改善されたポリエステル樹脂とすることができる知見を得た。
また、上記ポリエステル樹脂を成形品用組成物として用いると、優れた耐衝撃性を持った成形品となることを見出し、かかる知見に基づき、本発明を完成させるに至った。
本発明に係るポリエステル樹脂は、下記一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を有し、前記一般式(2)で表される構造単位を、一般式(1)および一般式(2)の合計に対して50.1モル%以上99.9モル%以下含有することを特徴とする。
(式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。)
また、本発明に係ポリエステル樹脂は、下記一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を有することを特徴とする。
(式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。)
(式中、R2はアルキレン基を示す。mは整数を示し、2以上1140以下の範囲である。ただし、R2がエチレン基であり、かつm=2である場合を除く。)
本発明にかかるポリエステル樹脂は、前記R1がエチレン基であることを特徴とする。
本発明にかかるポリエステル樹脂は、前記R1がエチレン基であり、R2がエチレン基であることを特徴とする。
本発明に係る成形品用組成物は、上記のポリエステル樹脂を含むことを特徴とする。
本発明に係る成形品は、上記のポリエステル樹脂を含む成形品用組成物を成形してなることを特徴とする。
本発明に係るポリエステル樹脂の製造方法は、フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびジエチレングリコールと共重合する工程を有し、前記ジエチレングリコールの使用量が、フランジカルボン酸又はそのエステルに対し50.1モル%以上300モル%以下であることを特徴とする。
また、本発明に係るポリエステル樹脂の製造方法は、フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびポリエチレングリコールと共重合する工程を有することを特徴とする。
上記一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂は、柔軟性を示すエーテル結合を有する部分を含有し、これを用いて得られる成形体に高い耐衝撃性を付与する。
また、上記一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂は、柔軟性を示すエーテル結合を有する部分を含有し、これを用いて得られる成形体に高い耐衝撃性を付与する。
フラン環を有するジカルボン酸としては、2,5−フランジカルボン酸を原料として用いる。2,5−フランジカルボン酸はセルロースやグルコース,フルクトース、粘液酸などのバイオマスから公知の方法で変換して得たものを用いることができる。そのためフラン環を用いると、耐熱性に寄与する芳香族環として植物由来の材料を用いることができる。
一般式(1)におけるR1は、それぞれ、芳香族炭化水素基、直鎖状若しくは環状の脂肪族炭化水素基を示し、これらは置換基を有していてもよい。上記芳香族炭化水素基としては、ベンゼン環、ビフェニル環及びビス(フェニル)アルカンの他、ナフタレン環、インデン環、アントラセン環、フェナントレン環等の縮合環や、複素環の2価の基を挙げることができる。上記ビス(フェニル)アルカンとしては、例えば、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2’−ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン等を挙げることができる。一方、上記複素環としては、例えばフラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール等の五員環。ピラン、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン等の六員環。インドール、カルバゾール、クマリン、キノリン、イソキノリン、アクリジン、ベンゾチアゾール、キノリキサン、プリン等の縮合環を挙げることができる。
上記直鎖状の脂肪族炭化水素基としては、エチレン基、プロピレン基、n−ブチレン基、n−ペンチレン基、n−ヘキシレン基、n−ヘプチレン基等を挙げることができる。これらのうち、エチレン基、プロピレン基及びn−ブチレン基の炭素数が2から4の直鎖状アルキレン基が好ましく、エチレン基およびn−ブチレン基を特に好ましいものとして挙げることができる。
一般式(3)におけるR2はアルキレン基であり、エチレン基、プロピレン基、n−ブチレン基、n−ペンチレン基、n−ヘキシレン基、n−ヘプチレン基等を挙げることができる。これらのうち、エチレン基を特に好ましいものとして挙げることができる。
一般式(3)におけるmは整数を示し、2以上1140以下の範囲である。
ただし、一般式(3)において、R2がエチレン基であり、かつm=2である場合を除く。
本発明のポリエステル樹脂の分子量としては、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)に溶解させたゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法による分子量測定で、数平均分子量が1000以上160000以下、好ましくは1200以上140000以下の範囲が望ましい。この分子量の範囲では、優れた機械特性を示すともに、成型加工が容易であるため好ましい。
本発明の一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂を合成するには、多価アルコール過剰下で、エチレングリコールおよびジエチレングリコールと、フランジカルボン酸又はそのエステルを縮重合させることにより得ることができる。
また、本発明の一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂を合成するには、多価アルコール過剰下で、エチレングリコールおよびポリアルキレンエーテルと、フランジカルボン酸又はそのエステルを縮重合させることにより得ることができる。
フラン環を有するジカルボン酸として、具体的には、2,5−フランジカルボン酸、2,4−フランジカルボン酸、又は3,4−フランジカルボン酸を挙げることができる。特に、2,5−フランジカルボン酸を用いることが好ましい。2,5−フランジカルボン酸はセルロースやグルコース,フルクトース、粘液酸などのバイオマスから公知の方法で変換して得たものを用いることができる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用することもできる。
また、フランジカルボン酸のエステルとしては、先に挙げたフラン環を有するジカルボン酸のメチルエステル、エチルエステル等を挙げることができる。具体的には2,5−フランジカルボン酸ジメチル、2,5−フランジカルボン酸ジエチル、2,5−フランジカルボン酸エチルメチル、2,5−フランジカルボン酸ジプロピル、2,5−フランジカルボン酸ジブチル、2,4−フランジカルボン酸ジメチル、2,4−フランジカルボン酸ジエチル、3,4−フランジカルボン酸ジメチル、3,4−フランジカルボン酸ジエチルなどを例示することができる。また、上記の混合物等も挙げることができる。
また、多価アルコールとしては、下記の式(4)で示すものを挙げることができる。
式(4)中、aは2以上の整数であってもよいが、一般式(1)から(3)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂を得るために、2を示すことが好ましい。式中、R’は、具体的には、一般式(1)から(3)中のR1、R2が示す基や、その置換基として具体的に例示した置換基と同じ置換基を有するR1、R2が示す基を挙げることができる。すなわち、R’は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。
このような2価のアルコールとしては、具体的には、以下のものを例示することができる。鎖状又は環状脂肪族ジオールとしてエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール。ジヒドロキシベンゼンとして1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,4−ジヒドロキシベンゼン。ビスフェノールとしてビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2’−ビス(ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−スルホン。グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、糖類。ヒドロキシ安息香酸など。これらは適宜組み合わせて使用してもよい。
これらのうち、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオールが好ましい。
本発明の一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂を合成する時には、ジエチレングリコールを導入量に応じて用いることができる。また、エチレングリコールから重合過程の副生成物として、わずかにジエチレングリコールが生じることもある。
本発明の一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂を合成する時に用いるポリアルキレンエーテルとしては、具体的にはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、ポリヘキサンエーテル、ポリオクタンエーテル等やこれら2種以上からなる共重合物又は混合物等を挙げることができる。
ポリアルキレンエーテルの重量平均分子量に関しては、200以上50,000以下の範囲であり、1,000以上40,000以下の範囲が好ましく、2,000以上30,000以下の範囲がより好ましい。
ポリアルキレンエーテルの重量平均重合度に関しては、3以上1140以下の範囲であり、22以上910の範囲が好ましく、44以上680以下の範囲がより好ましい。
ジエチレングリコールまたはポリアルキレンエーテルと、上記2価アルコールとフランジカルボン酸の縮重合方法としては、これらを直接縮重合する方法が挙げられる。また、ジエチレングリコールまたはポリアルキレンエーテルと、上記2価アルコールとフランジカルボン酸とのエステルを合成した後、これを縮重合する方法(エステル交換法)等を挙げることができる。ジエチレングリコールまたはポリアルキレンエーテルと、上記2価アルコールとフランジカルボン酸を縮重合方法する方法としては、例えば、溶液重合、塊状重合、懸濁重合、乳化重合等を挙げることができ、成形する成形品に応じて適宜選択することができる。重合温度、重合触媒、溶剤などの媒体等についてはそれぞれの重合方法により適宜選択することができる。
ジエチレングリコールまたはポリアルキレンエーテルと、上記2価アルコールとフランジカルボン酸の縮重合方法としては、エステル化工程と、その後のエステル化合物の重縮合工程によることが好ましい。
上記エステル化工程においては、ジエチレングリコールまたはポリアルキレンエーテルと、2価アルコールとフランジカルボン酸、触媒とを撹拌しながら徐々に110℃から200℃、好ましくは150℃から180℃に加熱し、エステル化合物を得る。
ジエチレングリコールの使用量としては、モル比で、フランジカルボン酸又はそのエステルに対し、50.1モル%以上300モル%以下、好ましくは51モル%以上290モル%以下の範囲であることが好ましい。
ポリアルキレンエーテルの使用量としては、モル比で、フランジカルボン酸又はそのエステルに対し、0.1モル%以上80モル%以下、好ましくは0.5モル%以上70モル%以下の範囲であることが好ましい。
また、2価アルコールの使用量としては、フランジカルボン酸又はそのエステル及びのモル数に対し、2価アルコールが1倍から3倍のモル数であることが好ましい。過剰な2価アルコールや、重縮合反応が進行するにつれて生成する2価アルコールは、反応系を減圧下にすることで留去するか、または他の溶媒と共沸させ留去するか、または他の方法により反応系外へ除去することができる。
本発明のポリエステル樹脂の製造方法において、フランジカルボン酸又はそのエステル、ジエチレングリコールまたはポリアルキレンエーテル、および多価アルコール以外のその他のモノマーを用いることができる。
その他のモノマーとしてはジカルボン酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4´−ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4´−ビフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸のような芳香環を有する脂肪族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ジグリコール酸などの脂肪族ジカルボン酸など、以上のジカルボン酸のエステルも挙げることができる。また、ヒドロキシカルボン酸成分として、p−ヒドロキシ安息香酸、4−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸、グリコール酸、乳酸などを挙げることができる。また、ラクトン類としてカプロラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトンなどを挙げることができる。
脂肪族ジアミンとして、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン及びデカメチレンジアミンなどを挙げることができる。
ヒドロキシルアミンとして、2−アミノエタノール、3−アミノプロパノール、1−アミノ−2−プロパノール、4−アミノブタノール、5−アミノペンタノール、6−アミノヘキサノール、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノールなどを挙げることができる。
芳香族ヒドロキシルアミン、芳香族ジアミン系化合物として、4−アミノフェノール、N−メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジアミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミノフェノール、4−アミノ−1−ナフトール、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルエーテル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルメタン、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド(チオジアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、2,5−ジアミノトルエン、4,4’−エチレンジアニリン、4,4’−ジアミノジフェノキシエタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(オキシジアニリン)などを挙げることができる。
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ビニルナフタレン、エチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニル化合物およびジアリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルシアヌレート等のアリル化合物も挙げることができる。
これらは単独あるいは併用で使用してもよい。
また、その他のモノマーの添加量は、原料の合計量100重量部に対して50重量部以下、好ましくは5重量部以下が好ましい。
触媒は、ジカルボン酸の自己触媒作用のために添加しなくとも反応は進行するが、反応の進行に伴いジカルボン酸の濃度が低下するため、添加することが好ましい。使用する触媒としては、金属酸化物や塩、スズ、鉛、チタン等の有機金属化合物や、塩化ハフニウム(IV)、塩化ハフニウム(IV)・(THF)等の四価のハフニウム化合物が好ましい。
このエステル化工程の終点は、反応混合物が透明になった時点であり、容易に確認することができる。
その後の重縮合工程においては、反応系の温度を180℃から280℃、好ましくは180℃から240℃の範囲に加熱し、重縮合反応を開始させる。重縮合反応は真空下で行うことが好ましい。この重縮合に最適な触媒として、具体的には以下の例示のものを挙げることができる。鉛、亜鉛、マンガン、カルシウム、コバルト、マグネシウム等の酢酸塩や炭酸塩、又はマグネシウム、亜鉛、鉛、アンチモン等の金属酸化物やスズ、鉛、チタン等の有機金属化合物。また、両工程に有効な触媒としてチタンアルコキシドを用いることもできる。触媒の添加時期としては、エステル化工程と重縮合工程において、それぞれ別途に加えても、また、重縮合工程における触媒を当初から添加してもよい。触媒の添加に当たり、必要に応じてフランジカルボン酸と2価アルコールを加熱してもよく、複数回に分割して添加してもよい。
エステル化に続く重縮合反応においては、エステル化工程で消費されなかった余剰の2価アルコールや副生成物として生成する2価アルコ−ルを反応系から除去することにより重縮合反応を促進させることができる。2価アルコールの除去は反応系を減圧して留去するか、又は他の溶媒と共沸させ留去する等の方法により反応系外へ除去する方法によることができる。また、重縮合反応により高分子を得た後に、公知の方法で固相重合を行うこともできる。
このような重縮合工程において得られる本発明のポリエステル樹脂の数平均の重合度は5以上700以下、好ましくは6以上600以下である。
また、本発明のポリエステル樹脂の分子量としては、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)に溶解させたゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法による分子量測定で、数平均分子量が1000以上160000以下、好ましくは1500以上140000以下である。
本発明のポリエステル樹脂は、一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を含むことを特徴とする。ポリエステル樹脂に含有され一般式(1)で表される構造単位の含有量は一般式(1)および一般式(2)の合計に対して、0.1モル%以上49.9モル%以下、好ましくは0.1モル%以上49.0モル%以下の範囲である。また、ポリエステル樹脂に含有され一般式(2)で表される構造単位の含有量は一般式(1)および一般式(2)の合計に対して、50.1モル%以上99.9モル%以下、好ましくは51.0モル%以上99.9モル%以下の範囲である。
本発明のポリエステル樹脂は、一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を含むことを特徴とする。本発明のポリエステル樹脂について、一般式(1)および一般式(3)の含有量は特に制限されないが、ポリエステル樹脂に含有され一般式(1)で表される構造単位の含有量は一般式(1)および一般式(3)の合計に対して、20.0モル%以上99.9モル%以下が好ましく、特に30.0モル%以上99.5モル%以下の範囲であることが好ましい。また、ポリエステル樹脂に含有され一般式(3)で表される構造単位の含有量は一般式(1)および一般式(3)の合計に対して、0.1モル%以上80.0モル%以下が好ましく、特に0.5モル%以上70.0モル%以下の範囲であることが好ましい。
本発明のポリエステル樹脂には、上記一般式(1)および一般式(2)あるいは一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位以外の他の構造単位を含んでいてもよい。
他の構造単位としては、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4´−ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4´−ビフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸のような芳香環を有する脂肪族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ジグリコール酸などの脂肪族ジカルボン酸など、以上のジカルボン酸のエステルも挙げることができる。また、ヒドロキシカルボン酸成分として、p−ヒドロキシ安息香酸、4−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸、グリコール酸、乳酸などを挙げることができる。また、ラクトン類としてカプロラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトンなどを挙げることができる。
脂肪族ジアミンとして、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン及びデカメチレンジアミンなどを挙げることができる。
ヒドロキシルアミンとして、2−アミノエタノール、3−アミノプロパノール、1−アミノ−2−プロパノール、4−アミノブタノール、5−アミノペンタノール、6−アミノヘキサノール、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノールなどを挙げることができる。
芳香族ヒドロキシルアミン、芳香族ジアミン系化合物として、4−アミノフェノール、N−メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジアミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミノフェノール、4−アミノ−1−ナフトール、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルエーテル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルメタン、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド(チオジアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、2,5−ジアミノトルエン、4,4’−エチレンジアニリン、4,4’−ジアミノジフェノキシエタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(オキシジアニリン)などを挙げることができる。
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ビニルナフタレン、エチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニル化合物およびジアリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルシアヌレート等のアリル化合物も挙げることができる。
ジカルボン酸、ジアミン、ヒドロキシカルボン酸、ラクトン類として、以上に挙げたものを導入するときには公知の重縮合反応を用いることができる。ビニル化合物、アリル化合物など以上に挙げたものを用いるときには公知のラジカル重合反応を用いるなど、他の構造単位を導入する方法に応じた重合方法によればよい。
また、他の構造単位の導入は、フランジカルボン酸又はそのエステルと、多価アルコールの存在下で共重合するとき、共重合したのちのいずれであってもよい。
ポリエステル樹脂に含有され他の構造単位の含有量はポリエステル樹脂の合計量100重量部に対して50重量部以下、好ましくは5重量部以下の範囲である。
本発明の成形品用組成物は、上記ポリエステル樹脂を含む。本発明の成形品用組成物に含有されるポリエステル樹脂の含有量は、50重量%以上100重量%以下が好ましい。
更に、本発明の成形品用組成物は上記ポリエステル樹脂の機能を阻害しない範囲で、必要に応じて、添加剤を含有していてもよい。具体的には、難燃剤、着色剤、内部離型剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、各種フィラー等を挙げることができる。本発明の成形品用組成物に含有される添加剤の含有量は、0.5重量%以上50重量%以下が好ましい。
上記成形品用組成物を用いて成形可能な成形品としては、耐衝撃性に優れることから、繊維・フィルム、シート、各種成形品等、広い分野における成形品を挙げることができる。例えば、ボトル等の容器や、パイプ、チューブ、シート、板、フィルム等である。特に、好ましい成形品としては、インクジェットプリンターのインクタンク、電子写真のトナー容器、包装用樹脂や複写機、プリンター等の事務機又はカメラの筐体等の構成材料を挙げることができる。
上記成形品用組成物を用いた成形品の成形方法としては、熱可塑性樹脂の成形方法と同様の方法を使用挙げることができ、例えば、圧縮成形、押出成形又は射出成形等を利用することができる。
本発明のポリエステル樹脂を、具体的に詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。なお、以下の実施例および比較例のポリエステル樹脂の評価は以下の測定方法を用いて行った。
[分子量測定]
分析機器:Waters社製アライアンス2695
検出器:示差屈折検出器
溶離液:5mMトリフルオロ酢酸ナトリウムの濃度のヘキサフルオロイソプロパノール溶液
流量:1.0ml/min
カラム温度:40℃
分子量:PMMAの標準を用いて、数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、多分散度(Mw/Mn)を求めた。
[FT−IR測定]
装置名:株式会社堀場製作所製フーリエ変換赤外分光光度計FT−710
測定分解能:2cm−1
スキャン回数:10回
測定ゲイン:1
測定波数範囲:4000から400cm−1
[NMR測定]
装置名:日本電子株式会社製核磁気共鳴装置JNM−ECA−400
測定条件:1H−NMR
溶媒:CFCOOD
[ガラス転移温度(Tg)、融点(Tm)測定]
装置名:ティー・エイ・インスツルメント製示差走査熱量測定装置Q1000
パン:プラチナパン
試料重量:3mg
昇温開始温度:30℃
昇温速度:10℃/min
雰囲気:窒素
[熱分解温度(Td)測定]
装置名:ティー・エイ・インスツルメント製熱重量測定装置Q500
パン:プラチナパン
試料重量:3mg
測定温度:50から500℃
昇温速度:50℃/min
測定モード:高分解能ダイナミック
雰囲気:窒素
熱分解温度;10%重量減少温度を熱分解温度とした。
[試料成形]
試料を粉砕して、住友重機械工業株式会社製全電動射出成形機SE18DUを用いて、長さ80mm、幅10mm、厚さ4mmの短冊試験片を成形した。
[耐衝撃性の測定]
成型した短冊試験片について、株式会社東洋精機製作所製デジタル衝撃試験機DG−UBを用いて、シャルピー衝撃試験を行った。
試験方法:ISO179/1eA(試験片1号Aノッチ,打撃方向エッジワイズ)ハンマー:4J
以下の実施例および比較例において、DEGはジエチレングリコール、PEFはポリエチレン−2,5−フランジカルボキシレート、PEGはポリエチレングリコールを示す。また、DEG、PEF、PEGの%はモル%を示す。
実施例1
[ポリ(エチレン−2,5−フランジカルボキシレート)とポリ(ジエチレン−2,5−フランジカルボキシレート)からなるポリエステル樹脂(DEG(52%)−PEF)の調製]
温度計、SUS製撹拌羽根を取り付けた1LのSUS製反応容器を用意した。このSUS製反応容器に、2,5−フランジカルボン酸に対してジエチレングリコールが52モル%となるように仕込んだ。すなわち、2,5−フランジカルボン酸(312.2g)、エチレングリコール(309.4g)、ジエチレングリコール(110.9g)、モノブチルスズオキシド触媒(0.59g)、チタニウム−n−ブトキシド触媒(0.59g)を加えた。
SUS製反応容器内にて窒素を導入しながら撹拌を開始するとともに、マントルヒーターによりこれら内容物を昇温させた。内温が160℃に達した後、1時間保持し、さらに165℃で1時間、185℃で2時間保持した。
185℃で減圧を開始した。約一時間かけて約133Paとし、さらに230℃まで昇温させた。約133Pa、230℃で4.5時間反応を続けた。DEG(52%)−PEFを調製した。
実施例2
[ポリ(エチレン−2,5−フランジカルボキシレート)とポリ(ジエチレン−2,5−フランジカルボキシレート)からなるポリエステル樹脂(DEG(80%)−PEF)の調製]
原料の仕込み量が、2,5−フランジカルボン酸に対してジエチレングリコールが80モル%となるように仕込んだ。すなわち、2,5−フランジカルボン酸(312.2g)、エチレングリコール(274.5g)、ジエチレングリコール(170.6g)、モノブチルスズオキシド触媒(0.61g)、チタニウム−n−ブトキシド触媒(0.61g)とした以外は実施例1の調製と同様に行った。DEG(80%)−PEFを調製した。
実施例3
[ポリ(エチレン−2,5−フランジカルボキシレート)とポリ(ポリエチレン−2,5−フランジカルボキシレート)からなるポリエステル樹脂(PEG(4%)−PEF)の調製]
原料の仕込み量が、2,5−フランジカルボン酸に対してポリエチレングリコールが4モル%となるように仕込んだ。すなわち、2,5−フランジカルボン酸(327.8g)、エチレングリコール(387.8g)、重量平均分子量600のポリエチレングリコール(50.4g)、モノブチルスズオキシド触媒(0.61g)、チタニウム−n−ブトキシド触媒(0.61g)とした以外は実施例1の調製と同様に行った。PEG(4%)−PEFを調製した。
比較例1
[ポリエチレン−2,5−フランジカルボキシレート(PEF)の調製]
原料の仕込み量を2,5−フランジカルボン酸(312.2g)、エチレングリコール(374.3g)、モノブチルスズオキシド触媒(0.55g)、チタニウム−n−ブトキシド触媒(0.55g)とした以外は実施例1の調製と同様に行った。PEFを調製した。
比較例2
[ポリ(エチレン−2,5−フランジカルボキシレート)とポリ(ジエチレン−2,5−フランジカルボキシレート)からなるポリエステル樹脂(DEG(20%)−PEF)の調製]
原料の仕込み量が、2,5−フランジカルボン酸に対してジエチレングリコールが20モル%となるように仕込んだ。すなわち、2,5−フランジカルボン酸(312.2g)、エチレングリコール(349.3g)、ジエチレングリコール(42.65g)、モノブチルスズオキシド触媒(0.56g)、チタニウム−n−ブトキシド触媒(0.56g)とした以外は実施例1の調製と同様に行った。DEG(20%)−PEFを調製した。
実施例1のDEG(52%)−PEFの1H−NMRスペクトルを図1に示す。
実施例2のDEG(80%)−PEFの1H−NMRスペクトルを図2に示す。
実施例3のPEG(4%)−PEFの1H−NMRスペクトルを図3に示す。
比較例1のPEFの1H−NMRスペクトルを図4に示す。
比較例2のDEG(20%)−PEFの1H−NMRスペクトルを図5に示す。
実施例1のDEG(52%)−PEFのFT−IRスペクトルを図6に示す。
実施例2のDEG(80%)−PEFのFT−IRスペクトルを図7に示す。
実施例3のPEG(4%)−PEFのFT−IRスペクトルを図8に示す。
比較例1のPEFのFT−IRスペクトルを図9に示す。
比較例2のDEG(20%)−PEFのFT−IRスペクトルを図10に示す。
実施例1のDEG(52%)−PEFのGPCクロマトグラムを図11に示す。
実施例2のDEG(80%)−PEFのGPCクロマトグラムを図12に示す。
実施例3のPEG(4%)−PEFのGPCクロマトグラムを図13に示す。
比較例1のPEFのGPCクロマトグラムを図14に示す。
比較例2のDEG(20%)−PEFのGPCクロマトグラムを図15に示す。
次に、実施例1、2、3及び比較例1、2のガラス転移温度(Tg)、融点(Tm)、熱分解温度(Td)の測定結果、分子量測定結果、衝撃強度を表1に示す。
実施例のポリエステル樹脂は比較例にくらべ衝撃強度の値が大きく、耐衝撃性が改善されていることが分かる。
本発明のポリエステル樹脂は、耐衝撃性に優れた成形品を製造するために利用することができる。
本発明の実施例1のポリエステル樹脂の1H−NMR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の実施例2のポリエステル樹脂の1H−NMR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の実施例3のポリエステル樹脂の1H−NMR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の比較例1のポリエステル樹脂の1H−NMR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の比較例2のポリエステル樹脂の1H−NMR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の実施例1のポリエステル樹脂のFT−IR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の実施例2のポリエステル樹脂のFT−IR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の実施例3のポリエステル樹脂のFT−IR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の比較例1のポリエステル樹脂のFT−IR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の比較例2のポリエステル樹脂のFT−IR測定によるスペクトルを示す図である。 本発明の実施例1のポリエステル樹脂のGPC測定によるクロマトグラムを示す図である。 本発明の実施例2のポリエステル樹脂のGPC測定によるクロマトグラムを示す図である。 本発明の実施例3のポリエステル樹脂のGPC測定によるクロマトグラムを示す図である。 本発明の比較例1のポリエステル樹脂のGPC測定によるクロマトグラムを示す図である。 本発明の比較例2のポリエステル樹脂のGPC測定によるクロマトグラムを示す図である。

Claims (8)

  1. 下記一般式(1)および一般式(2)で表される構造単位を有し、前記一般式(2)で表される構造単位を、一般式(1)および一般式(2)の合計に対して50.1モル%以上99.9モル%以下含有することを特徴とするポリエステル樹脂。
    (式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。)
  2. 前記R1がエチレン基であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル樹脂。
  3. 下記一般式(1)および一般式(3)で表される構造単位を有することを特徴とするポリエステル樹脂。
    (式中、R1は置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい脂肪族炭化水素基を示す。)
    (式中、R2はアルキレン基を示す。mは整数を示し、2以上1140以下の範囲である。ただし、R2がエチレン基であり、かつm=2である場合を除く。)
  4. 前記R1がエチレン基であり、R2がエチレン基であることを特徴とする請求項3に記載のポリエステル樹脂。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のポリエステル樹脂を含むことを特徴とする成形品用組成物。
  6. 請求項5に記載のポリエステル樹脂を含む成形品用組成物を成形してなることを特徴とする成形品。
  7. フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびジエチレングリコールと共重合する工程を有し、前記ジエチレングリコールの使用量が、フランジカルボン酸又はそのエステルに対し50.1モル%以上300モル%以下であることを特徴とするポリエステル樹脂の製造方法。
  8. フランジカルボン酸又はそのエステルを、エチレングリコールおよびポリエチレングリコールと共重合する工程を有することを特徴とするポリエステル樹脂の製造方法。
JP2008039360A 2008-02-20 2008-02-20 ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品 Active JP5371259B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039360A JP5371259B2 (ja) 2008-02-20 2008-02-20 ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品
CN2009801059029A CN101945919B (zh) 2008-02-20 2009-02-17 聚酯树脂、其制备方法、用于模制品的组合物和模制品
PCT/JP2009/053123 WO2009104780A1 (en) 2008-02-20 2009-02-17 Polyester resin, method of producing the same, composition for molded article and molded article
US12/441,797 US8420769B2 (en) 2008-02-20 2009-02-17 Polyester resin, method of producing the same, composition for molded article and molded article
EP20090711643 EP2252645B1 (en) 2008-02-20 2009-02-17 Polyester resin, method of producing the same, composition for molded article and molded article
US13/829,138 US9102793B2 (en) 2008-02-20 2013-03-14 Polyester resin, method of producing the same, composition for molded article and molded article

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039360A JP5371259B2 (ja) 2008-02-20 2008-02-20 ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009197110A true JP2009197110A (ja) 2009-09-03
JP5371259B2 JP5371259B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=40568315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008039360A Active JP5371259B2 (ja) 2008-02-20 2008-02-20 ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8420769B2 (ja)
EP (1) EP2252645B1 (ja)
JP (1) JP5371259B2 (ja)
CN (1) CN101945919B (ja)
WO (1) WO2009104780A1 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254827A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology バイオベース原料を用いた高分子量脂肪族ポリエステルエーテルおよびその製造方法
WO2012057233A1 (ja) 2010-10-27 2012-05-03 花王株式会社 トナー用結着樹脂
JP2012107228A (ja) * 2010-10-27 2012-06-07 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2012214680A (ja) * 2011-03-30 2012-11-08 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2013024985A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2013097059A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2013205607A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kao Corp 静電荷像現像用イエロートナー
JP2013205608A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kao Corp 静電荷像現像用トナー
JP2013205609A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kao Corp 静電荷像現像用トナー
EP2650731A1 (en) 2012-04-11 2013-10-16 Kao Corporation Toner for electrostatic image development
JP2013222044A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2014034611A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Okayama Univ ポリエステル及びその製造方法
JP2015518093A (ja) * 2012-03-30 2015-06-25 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company ポリエステルおよびそれから製造される繊維
WO2015093525A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 東洋紡株式会社 ポリエステルエラストマー
JP2015145502A (ja) * 2009-11-06 2015-08-13 ノバモント・ソシエタ・ペル・アチオニNovamont Societa Per Azioni 生分解性脂肪族−芳香族ポリエステル
JP2015160871A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 帝人株式会社 ポリエステル組成物およびその製造方法
KR20150132115A (ko) * 2013-03-15 2015-11-25 술저 켐테크 악티엔게젤샤프트 푸란 유닛을 가진 폴리에스테르 폴리머를 포함하는 폴리에스테르 폴리머 조성물의 제조 방법, 및 이 방법에 의해 수득가능한 폴리에스테르 폴리머 조성물 및 이의 용도
JP2016102173A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三菱化学株式会社 ポリエステル樹脂
KR20210067075A (ko) * 2019-11-29 2021-06-08 롯데케미칼 주식회사 향상된 내열성 및 내충격성을 가진 바이오 유래 고분자 수지 조성물 및 그 제조방법

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2002382C2 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Furanix Technologies Bv A process for preparing a polymer having a 2,5-furandicarboxylate moiety within the polymer backbone and such (co)polymers.
JP5517494B2 (ja) 2009-06-03 2014-06-11 キヤノン株式会社 ポリエステル、その製造方法、及び成形品
JP5550303B2 (ja) * 2009-10-19 2014-07-16 キヤノン株式会社 2,5−フランジカルボン酸の製造方法
CN102190782B (zh) * 2010-03-17 2015-08-19 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种共聚酯化合物以及制备方法
EP2591040B1 (en) * 2010-07-07 2019-08-14 Perstorp AB Alkyd resin
US10800877B2 (en) 2011-10-14 2020-10-13 Eastman Chemical Company Polyester compositions containing furandicarboxylic acid or an ester thereof, and 2,2,4,4-tetramethyl-1,3-cyclobutanediol
IN2014MN00871A (ja) * 2011-10-24 2015-04-17 Furanix Technologies Bv
WO2013092667A1 (en) 2011-12-23 2013-06-27 Teijin Aramid B.V. Liquid crystalline furandicarboxylic acid-based aromatic polyesters
BR112014016453A8 (pt) * 2012-01-04 2017-07-04 Pepsico Inc poliésteres à base de ácido 2,5-furan dicarboxílico preparados a partir da biomassa
DE102012003417A1 (de) 2012-02-17 2013-08-22 Uhde Inventa-Fischer Gmbh Verfahren zur Herstellung eines hochmolekularen, heteroaromatischen Polyesters oder Copolyesters
US8658810B2 (en) 2012-06-22 2014-02-25 Eastman Chemical Company Method for producing purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate vapor
US8859788B2 (en) 2012-06-22 2014-10-14 Eastman Chemical Company Esterification of furan-2,5-dicarboxylic acid to a dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate vapor with rectification
US8912349B2 (en) 2012-06-22 2014-12-16 Eastman Chemical Company Method for producing purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate separation and solid liquid separation
CN102796250B (zh) * 2012-07-24 2014-05-21 北京金骄生物质化工有限公司 一种生物基聚芳酯及其制备方法
WO2014032730A1 (en) * 2012-08-31 2014-03-06 Sa Des Eaux Minerales D'evian Saeme Bottle, method of making the same and use of fdca and diol monomers in such bottle
US10737426B2 (en) * 2012-08-31 2020-08-11 SOCIETE ANONYME DES EAUX MINERALES D'EVIAN et en abrege, “S.A.E.M.E” Method of making a bottle made of FDCA and diol monomers and apparatus for implementing such method
CN105189603B (zh) * 2013-03-15 2017-10-17 苏舍化学技术有限公司 制备环状低聚物的方法和可以由此获得的环状低聚物
PT3085723T (pt) * 2013-12-19 2022-02-21 Toyo Boseki Resina de poliéster
SG11201607430UA (en) 2014-03-11 2016-10-28 Furanix Technologies Bv Polyester and method for preparing such a polyester
US10316140B2 (en) 2014-03-21 2019-06-11 Furanix Technologies B.V. Polyesters comprising 2,5-furandicarboxylate and saturated diol units having a high glass transition temperature
CN103980468B (zh) * 2014-06-06 2015-12-09 南京工业大学 呋喃二甲酸-乳酸-二元醇共聚物及其制备方法
KR102201815B1 (ko) 2014-08-25 2021-01-12 퓨라닉스 테크놀러지스 비.브이. 폴리(에틸렌-2,5-푸란디카르복실레이트)을 포함하는 배향된 필름 제조를 위한 공정
CN114262312A (zh) 2015-04-14 2022-04-01 杜邦公司 用于生产2,5-呋喃二甲酸及其衍生物以及由其制成的聚合物的方法
TWI608031B (zh) * 2015-11-04 2017-12-11 財團法人工業技術研究院 聚酯及其製造方法
ITUA20162764A1 (it) 2016-04-20 2017-10-20 Novamont Spa Nuovo poliestere e composizioni che lo contengono
WO2018053372A1 (en) 2016-09-16 2018-03-22 Micromidas, Inc. Polymers and methods of producing thereof
CN109982825A (zh) 2016-11-28 2019-07-05 福兰尼克斯科技公司 聚(2,5-呋喃二甲酸乙二醇酯)聚酯的热成型制品
US10696645B2 (en) 2017-07-20 2020-06-30 Eastman Chemical Company Method for producing purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate
CN107973904A (zh) * 2017-12-15 2018-05-01 中国科学院长春应用化学研究所 一种多嵌段呋喃基聚醚酯形状记忆材料及其制备方法
CN108610608A (zh) * 2018-04-21 2018-10-02 湖南辰砾新材料有限公司 一种高强度环保塑胶材料及其制备方法
CN108774314B (zh) * 2018-05-10 2021-02-23 芜湖万隆新材料有限公司 一种呋喃生物基聚醚酯共聚物的制备方法、新型呋喃生物基聚醚酯共聚物
CN108503809B (zh) * 2018-05-10 2021-09-03 芜湖万隆新材料有限公司 一种呋喃生物基聚醚酯共聚物及其制备方法
CN108623794B (zh) * 2018-05-10 2021-09-03 芜湖万隆新材料有限公司 一种呋喃生物基聚醚酯共聚物的制备方法、新型呋喃生物基聚醚酯共聚物
WO2019214575A1 (zh) * 2018-05-10 2019-11-14 中国科学院长春应用化学研究所 一种新型呋喃生物基聚醚酯共聚物及其制备方法
CN108586717B (zh) * 2018-05-18 2019-03-19 广东轻工职业技术学院 一种生物基静电耗散聚酯及其制备方法
WO2022043500A1 (en) 2020-08-27 2022-03-03 Furanix Technologies B.V. Process for producing polyester comprising 2,5-furandicarboxylate units
WO2022106560A1 (en) 2020-11-20 2022-05-27 Furanix Technologies B.V. Polyester composition with improved impact properties
WO2022136332A1 (en) 2020-12-23 2022-06-30 Furanix Technologies B.V. Process for producing a polyester comprising 2,5-furandicarboxylate units
CN115304754B (zh) * 2021-05-08 2023-08-08 中国科学院大连化学物理研究所 一种2,5-呋喃二甲酸基共聚酯材料及其制备方法
CN114428423A (zh) * 2021-12-31 2022-05-03 宁波长阳科技股份有限公司 一种背光模组金属背壳及其制备方法
WO2024089105A1 (en) 2022-10-26 2024-05-02 Furanix Technologies B.V. Polyester of improved colour stability

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002512269A (ja) * 1998-04-23 2002-04-23 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー イソソルビドを含むポリエステルからつくられたシート

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB621971A (en) 1946-11-12 1949-04-25 James Gordon Napier Drewitt Improvements in polymers
US4975233A (en) * 1988-12-09 1990-12-04 Hoechst Celanese Corporation Method of producing an enhanced polyester copolymer fiber
DE19928927B4 (de) 1999-06-24 2004-04-29 Universität Rostock Institut für Biomedizinische Technik Polyurethane für die Herstellung von Weichschaum
JP4881127B2 (ja) 2005-11-07 2012-02-22 キヤノン株式会社 高分子化合物およびその合成方法
US20090018264A1 (en) 2007-07-12 2009-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Resin composition
JP5311778B2 (ja) 2007-08-06 2013-10-09 キヤノン株式会社 樹脂組成物、成形物およびそれらの製造方法
JP5355022B2 (ja) 2007-10-12 2013-11-27 キヤノン株式会社 ポリエステル樹脂組成物および成形体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002512269A (ja) * 1998-04-23 2002-04-23 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー イソソルビドを含むポリエステルからつくられたシート

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254827A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology バイオベース原料を用いた高分子量脂肪族ポリエステルエーテルおよびその製造方法
JP2017082234A (ja) * 2009-11-06 2017-05-18 ノバモント・ソシエタ・ペル・アチオニNovamont Societa Per Azioni 生分解性脂肪族−芳香族ポリエステル
JP2015145502A (ja) * 2009-11-06 2015-08-13 ノバモント・ソシエタ・ペル・アチオニNovamont Societa Per Azioni 生分解性脂肪族−芳香族ポリエステル
US9023568B2 (en) 2010-10-27 2015-05-05 Kao Corporation Binder resin for toners
WO2012057233A1 (ja) 2010-10-27 2012-05-03 花王株式会社 トナー用結着樹脂
JP2012107228A (ja) * 2010-10-27 2012-06-07 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2012214680A (ja) * 2011-03-30 2012-11-08 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2013024985A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2013097059A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2013205608A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kao Corp 静電荷像現像用トナー
JP2013205609A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kao Corp 静電荷像現像用トナー
JP2013205607A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kao Corp 静電荷像現像用イエロートナー
JP2015518093A (ja) * 2012-03-30 2015-06-25 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company ポリエステルおよびそれから製造される繊維
JP2018150668A (ja) * 2012-03-30 2018-09-27 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company ポリエステルおよびそれから製造される繊維
JP2013235248A (ja) * 2012-04-11 2013-11-21 Kao Corp 静電荷像現像用トナー
US8921022B2 (en) 2012-04-11 2014-12-30 Kao Corporation Toner for electrostatic image development
EP2650731A1 (en) 2012-04-11 2013-10-16 Kao Corporation Toner for electrostatic image development
JP2013222044A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Kao Corp トナー用結着樹脂
JP2014034611A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Okayama Univ ポリエステル及びその製造方法
KR102149260B1 (ko) * 2013-03-15 2020-09-07 술저 켐테크 악티엔게젤샤프트 푸란 유닛을 가진 폴리에스테르 폴리머를 포함하는 폴리에스테르 폴리머 조성물의 제조 방법, 및 이 방법에 의해 수득가능한 폴리에스테르 폴리머 조성물 및 이의 용도
KR20150132115A (ko) * 2013-03-15 2015-11-25 술저 켐테크 악티엔게젤샤프트 푸란 유닛을 가진 폴리에스테르 폴리머를 포함하는 폴리에스테르 폴리머 조성물의 제조 방법, 및 이 방법에 의해 수득가능한 폴리에스테르 폴리머 조성물 및 이의 용도
JP2016510084A (ja) * 2013-03-15 2016-04-04 スルザー ケムテック アクチェンゲゼルシャフト フラン単位を有するポリエステルポリマーを含むポリエステルポリマー組成物を調製する方法、並びにそれにより得られるポリエステルポリマー組成物及びその使用
JPWO2015093525A1 (ja) * 2013-12-19 2017-03-23 東洋紡株式会社 ポリエステルエラストマー
WO2015093525A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 東洋紡株式会社 ポリエステルエラストマー
JP2015160871A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 帝人株式会社 ポリエステル組成物およびその製造方法
JP2016102173A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三菱化学株式会社 ポリエステル樹脂
KR20210067075A (ko) * 2019-11-29 2021-06-08 롯데케미칼 주식회사 향상된 내열성 및 내충격성을 가진 바이오 유래 고분자 수지 조성물 및 그 제조방법
KR102528747B1 (ko) 2019-11-29 2023-05-03 롯데케미칼 주식회사 향상된 내열성 및 내충격성을 가진 바이오 유래 고분자 수지 조성물 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5371259B2 (ja) 2013-12-18
US20100174044A1 (en) 2010-07-08
EP2252645A1 (en) 2010-11-24
CN101945919A (zh) 2011-01-12
US8420769B2 (en) 2013-04-16
US9102793B2 (en) 2015-08-11
US20130225784A1 (en) 2013-08-29
EP2252645B1 (en) 2012-08-08
CN101945919B (zh) 2013-06-12
WO2009104780A1 (en) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5371259B2 (ja) ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品
JP5517494B2 (ja) ポリエステル、その製造方法、及び成形品
JP5213391B2 (ja) ポリエステル樹脂、その製造方法、成形品用組成物及び成形品
JP5351612B2 (ja) ポリエステル、その製造方法、及び成形品
JP4881127B2 (ja) 高分子化合物およびその合成方法
JP2010280767A5 (ja) ポリエステル、その製造方法、及び成形品
Wang et al. Biobased copolyesters: Synthesis, structure, thermal and mechanical properties of poly (ethylene 2, 5-furandicarboxylate-co-ethylene 1, 4-cyclohexanedicarboxylate)
Wang et al. Effects of various 1, 3-propanediols on the properties of poly (propylene furandicarboxylate)
US20110124839A1 (en) Flame-retardant polyester copolymer, and production process and molded article thereof
WO2015093525A1 (ja) ポリエステルエラストマー
Hsu et al. Bio-based thermoplastic poly (butylene succinate-co-propylene succinate) copolyesters: Effect of glycerol on thermal and mechanical properties
Berti et al. Environmentally Friendly Copolyesters Containing 1, 4‐Cyclohexane Dicarboxylate Units, 1‐Relationships Between Chemical Structure and Thermal Properties
Hussain et al. Structure–property relationship of poly (cyclohexane 1, 4‐dimethylene terephthalate) modified with high trans‐1, 4‐cyclohexanedimethanol and 2, 6‐naphthalene dicarboxylicacid
Zhou et al. Thermal stability of bio‐based aliphatic‐semiaromatic copolyester for melt‐spun fibers with excellent mechanical properties
Wang et al. Synthesis and characterization of copolymeric aliphatic–aromatic esters derived from terephthalic acid, 1, 4‐butanediol, and ε‐caprolactone by physical, thermal, and mechanical properties and NMR measurements
Hussain et al. Synthesis and unique characteristics of biobased high Tg copolyesters with improved performance properties for flexible electronics and packaging applications
JP2012122023A (ja) 液晶ポリエステル
Fradet et al. Polyesters
JP4696306B2 (ja) 生分解性ポリエステル及びその製造方法
JP7397671B2 (ja) ポリエステルコポリマー
JPH09241359A (ja) 生分解性脂肪族ポリエステル共重合体及びその製造方法
JP2000053753A (ja) 生分解ポリエステル共重合体

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100621

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130917

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5371259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151