JP2009195238A - 核酸の蛍光定量的検出システム - Google Patents

核酸の蛍光定量的検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009195238A
JP2009195238A JP2009103044A JP2009103044A JP2009195238A JP 2009195238 A JP2009195238 A JP 2009195238A JP 2009103044 A JP2009103044 A JP 2009103044A JP 2009103044 A JP2009103044 A JP 2009103044A JP 2009195238 A JP2009195238 A JP 2009195238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
fluorescence
nucleic acid
sequence
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009103044A
Other languages
English (en)
Inventor
Martin Alan Lee
マーテイン・アラン・リー
Roderick Fuerst
ロドリツク・フユアスト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UK Government
UK Secretary of State for Defence
Original Assignee
UK Government
UK Secretary of State for Defence
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UK Government, UK Secretary of State for Defence filed Critical UK Government
Publication of JP2009195238A publication Critical patent/JP2009195238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
    • C12Q1/6816Hybridisation assays characterised by the detection means
    • C12Q1/6818Hybridisation assays characterised by the detection means involving interaction of two or more labels, e.g. resonant energy transfer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
    • C12Q1/6816Hybridisation assays characterised by the detection means
    • C12Q1/6823Release of bound markers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/80Fluorescent dyes, e.g. rhodamine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/14Heterocyclic carbon compound [i.e., O, S, N, Se, Te, as only ring hetero atom]
    • Y10T436/142222Hetero-O [e.g., ascorbic acid, etc.]
    • Y10T436/143333Saccharide [e.g., DNA, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

【課題】PCR反応、サンプル中に存在する標的配列の量の決定、増幅のモニタリングまたは多型性あるいは対立遺伝子変異の検出と定量化のための融解ヒステリシス情報のような二重鎖不安定化データの生成、一般的な診断にも有用である、特定の核酸配列の存在を検出するための鎖特異的システムの提供。
【解決手段】(a)標的核酸配列を含むと推測されるサンプルに、該標的配列に特異的なプローブ、およびDNA二重鎖結合剤を添加し、該プローブは、該DNA二重鎖結合剤から蛍光を吸収できるあるいはそれに蛍光エネルギーを与えることができる反応性分子を含み、(b)そのように形成された混合液を、標的核酸が増幅される増幅反応に供し、(c)該サンプルを、該プローブが標的配列にハイブリダイズする条件に供し、および(d)該サンプルからの蛍光をモニターすることからなる、サンプル中の標的核酸分子の存在を検出する方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、例えば増幅反応を定量的にモニターすることによってサンプル中の標的ポリヌクレオチドを検出する方法、およびこれらの方法において利用するプローブとキットを提供する。この方法は多型性または対立遺伝子変異の同定に特に適切であり、よって診断法で使用され得る。
既知の蛍光ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)モニター技術は、いくつかの第二世代PCRサーマルサイクリング装置で利用可能な、鎖特異的および一般的なDNAインターカレーター技術の両方を含む。
一般的な方法は、二本鎖DNA種に結合した時に増強された蛍光を示すDNA挿入色素を利用する。増幅中のDNA濃度の上昇による蛍光増強は、反応の進行を測定するのに、および標的分子のコピー数を決定するのに利用できる。さらに、制御された温度変化に伴う蛍光をモニターすることにより、例えばPCRサーマルサイクリングの終了時点で、DNA解曲線が作成できる。
一般的なDNA法が核酸濃度の上昇をモニターするのに利用される場合、これらの過程は(以下で考察するいくつかの他の既知アッセイ法と比較して)時間的不利益を最小限にしてモニターすることができる。各反応の同じ時点で、単一の蛍光読み取り値が取得される。最終時点の融解曲線解析は、アンプリコンから人為的副産物を識別するのに、およびアンプリコンを識別するのに利用され得る。アガロースゲル電気泳動では可視化できない濃度についても、産物の融解ピークを決定することができる。
例えば複数のサンプルについて、高精度の融解データを得るためには、5分間を要する既存のハードウェアで融解実験をゆっくりと実施しなくてはならない。しかし、蛍光増幅を連続的にモニターすることにより、融解とハイブリダイゼーションのヒステリシスの三次元像を作成することが可能となる。この三次元像はアンプリコン依存的であり、産物の識別に十分な情報を提供し得る。
一般のDNA融解曲線解析は、PCRサーマルサイクリングを最適化する際の強力な手段であることが見出された。アンプリコンの融解温度を決定することにより、後のPCRサイクルでの変性温度をこの温度まで下げることが可能である。標的DNAよりもむしろ第一の反応産物からの増幅を最適化することで、後のサイクルで生じる人為的副産物の形成が減少する。プライマーオリゴヌクレオチドとその相補鎖の融解温度はそれらのアニール温度を決定するのに利用され、経験的な最適化の必要性を減少させる。
しかし、一般的なインターカレーター法は準鎖特異的に過ぎず、それゆえ鎖特異的な検出が必要とされる場合はそれほど有効ではない。
鎖特異的法は、増幅反応の進行をモニターするのにさらなる核酸反応成分を利用する。これらの方法は、検出の基本として、蛍光エネルギー移動(FET)を利用することが多い。一つあるいはそれ以上の核酸プローブを蛍光分子で標識するが、そのうちの一つはエネルギー供与体として働くことができ、もう一方はエネルギー受容体分子である。これらは時として、それぞれレポーター分子およびクエンチャー分子として知られる。供与体分子は励起スペクトラム範囲の光の特異的波長で励起され、引き続いて蛍光放出波長の範囲で光を放出する。受容体分子も、様々な距離依存性エネルギー移動メカニズムにより、供与体分子からエネルギーを受け取ることにより、この波長で励起される。起こり得る蛍光エネルギー移動の特別の例には、蛍光共鳴エネルギー移動または「FRET」がある。一般に、受容体分子と供与体分子が近接している時に(例えば、同じまたは隣接する分子上)、受容体分子は供与体分子の放出エネルギーを受け取る。蛍光エネルギー移動検出の基本は、供与体と受容体放出波長における変化をモニターすることである。
FETまたはFRETプローブには通常用いられる二つのタイプがあり、受容体から供与体を分離するために核酸プローブの加水分解を用いるものと、供与体と受容体分子の空間的関係を変化させるためにハイブリダイゼーションを利用するものである。
加水分解プローブは、TaqMan(登録商標)プローブとして市販されている。これらは、供与体および受容体分子で標識されたDNAオリゴヌクレオチドからなる。このプローブは、PCR産物の一方の鎖の特異的領域に結合するよう設計される。PCRプライマーがこの鎖にアニールした後、Taq酵素が5’から3’へのポリメラーゼ活性によりDNAを伸長する。TaqMan(登録商標)プローブは、Taq伸長の開始を防ぐために、3’末端がリン酸化で保護されている。もしTaqMan(登録商標)プローブが産物の鎖にハイブリダイズしているのならば、伸長するTaq分子がプローブを加水分解し、検出の基本として受容体から供与体を遊離する。この場合のシグナルは累積的であり、遊離の供与体と受容体分子の濃度は増幅反応の各サイクルで上昇する。
シグナルの生成がプローブの加水分解反応の発生に依存するという事実は、この方法に伴う時間的不利益が存在することを意味する。さらに、プローブの存在がPCR過程の円滑な操作を妨げることもあり得る。
さらに、特に例えば50サイクル以上というような多数回の増幅サイクルが必要な場合、加水分解が非特異的になり得ることが見出された。こうした場合、プローブの非特異的な加水分解は不適切に上昇したシグナルを生じてしまう。
このことは、そのような技術が、アイダホテクノロジーのRapidCycler(登録商標)およびLightCycler(登録商標)のような、ラピッドホットエアサーマルサイクラーの開発でより主要となってきた迅速PCR法とはうまく適合しないことを意味する。他の迅速PCR装置は、例えば同時係属英国特許出願第9625224.0号および9716052.7号に記述されている。従来のサーマルサイクリングと比較しての迅速サイクリングの利点は、他の所で報告されている。そのような技術は、例えば、生命の危機または重篤な障害が避けられるならば、結果のスピードが重要である細菌戦争の検出システムに特に有用である。
さらに、シグナルの生成は概してアンプリコンの融解温度よりもむしろプローブの加水分解に依存するため、加水分解プローブは融解のヒステリシスに関する重要な情報を提供しない。
米国特許第5,491,063号では、DNA結合剤による標識一本鎖オリゴヌクレオチドからのシグナルの修飾を基にした、蛍光性標識プローブの溶解状態でのクエンチング方法を記述している。ポリメラーゼ連鎖反応中のプローブ切断(加水分解)に続くプローブ鎖長の減少の結果として起こるこのシグナルの差は、標的核酸の存在を検出手段を提供することを示唆している。
ハイブリダイゼーションプローブは、数多くの型式のものが利用可能である。分子ビーコンは、ヘアピンループを形成するような相補的な5’および3’配列を有するオリゴヌクレオチドである。末端の蛍光標識は、ヘアピン構造が形成されるためにFRETの近接にある。分子ビーコンの相補的配列へのハイブリダイゼーションに続き、蛍光標識は分離され、そのためFRETは生じず、これが検出の基本を成す。
標識オリゴヌクレオチドの対合も利用可能である。これらはPCR産物の鎖上で近接してハイブリダイズし、供与体および受容体分子を一緒に運び、そのためFRETが生じ得る。増強されたFRETが検出の基本となる。このタイプの変種には、標識増幅プライマーと単一の近接するプローブの利用が含まれる。
二つのプローブ、または二つの標識分子を含む分子ビーコンタイプの使用は、その過程に伴うコストを増やす。さらに近接して特異的に結合するに十分な長さの二つのプローブを知るため、この方法では合理的な長さの既知配列の存在が必要となる。これはある診断応用で問題となり得り、例えばHIVウイルスのように、有効なプローブを設計するのに使用されうる生物体で保存されている配列の長さが比較的短い場合である。
さらに、対合するプローブの利用は、より複雑な実験設計を含む。例えば、プローブの融解によって生じるシグナルは、両方のプローブの融解作用によるものである。小さなミスマッチまたは一方のプローブがスプライス領域にかかって結合する必要がある場合(例えば、イントロンの両側の配列がプローブ部位として利用可能な場合に、サンプル中のDNAと比較してRNAを検出するため)の研究では、もう一方のプローブが先に融解するならば、不正確な結果を生じることになり得る。
米国特許第4,868,103号では、分析物の存在を検出するFRETシステムについて一般的な見地から記述しており、そこでは供与体分子として挿入色素を利用している。その過程は、増幅段階を含まない。
英国特許出願第9625224.0号明細書 英国特許出願第9716052.7号明細書 米国特許第5491063号明細書 米国特許第4868103号明細書
出願人は、特定の核酸配列の存在を検出するための鎖特異的システムを開発した。
本発明は、
(a)標的核酸配列を含むと推測されるサンプルに、DNA二重鎖結合剤、および該標的配列に特異的なプローブを添加し、該プローブは、該DNA二重鎖結合剤から蛍光を吸収できるあるいはそれに蛍光エネルギーを与えることができる反応性分子を含み、
(b)そのように作成した混合物を、標的核酸が増幅される増幅反応に供し、
(c)該サンプルを、該プローブが標的配列にハイブリダイズする条件に供し、および(d)該サンプルからの蛍光をモニターすること
からなる、サンプル中の標的核酸分子の存在を検出する方法を提供する。
この明細書の中で用いる場合、「DNA二重鎖結合剤」という表現は、二重鎖型のDNAに付着するあるいはそれ自身を二重鎖型のDNAに会合させるいずれかの物質を意味する。これらには、当分野で周知である挿入色素が含まれる。
段階(c)でプローブが標的配列にハイブリダイズする時、挿入色素のようなDNA二重鎖結合剤は鎖間にトラップされる。一般に、これにより色素に関連した波長での蛍光が上昇する。しかし、反応性分子が色素から蛍光を吸収できる場合(例えば、それは受容体分子である)、それはFET、特にFRETにより色素から放出エネルギーを受け取り、そのためその特有の波長において蛍光を放出する。受容体分子からの蛍光の上昇は、色素での場合とは異なる波長のものであり、二重鎖型でのプローブの結合を示す。プローブを含む二重鎖の形成あるいは不安定化を示す蛍光の変化は、好ましくは段階(d)でモニターされる。同様に、反応性分子が色素に蛍光を与えることができる場合(例えば、それは供与体分子である)、供与体分子からの放出はFRETの結果として減少し、この減少が検出され得る。色素の蛍光は、これらの状況下では予想よりもさらに上昇する。
シグナルがより容易に検出可能であるため、好ましくは反応性分子は受容体分子である。
挿入色素のようなDNA二重鎖結合剤と単独に標識されたプローブを利用することは、これらの成分が二重に標識されたプローブが必要な他のアッセイ法と比較して非常に経済的であるという点で有利である。ただ一つのプローブを利用することにより、プローブの基礎を形成するのに必要な既知の配列の長さは比較的短くても良く、そのため困難な診断状況においてさえもこの方法は利用可能となる。
さらに、本発明の方法は、その応用面において非常に用途が広い。この方法は、この明細書の中で後に記述するように、サンプル中の標的核酸配列に関して定量的および定性的データの両方を生成するのに利用できる。特に、本発明は定量的増幅のために提供するだけでなく、さらにあるいは代わりに、二重鎖不安定化温度または融解点のような特徴あるデータを得るためにも利用可能である。
本発明の方法では、増幅反応中または完了した後に、プローブがサンプルにハイブリダイズする条件にサンプルを供す。それゆえこの過程により、検出は、最初に全試薬を添加した一つの容器内で増幅とモニタリングが実施可能な、均一な方法で達成される。その後の試薬の添加段階は必要としない。固体支持体の存在下での(これは選択であるが)この方法の達成も必要とされない。
プローブはDNAあるいはRNA等の核酸分子を含んでもよく、これらは後者が一本鎖の形である時、標的核酸配列にハイブリダイズしうる。この場合、段階(c)は標的核酸を一本鎖にする条件での使用を含んでよい。
プローブは溶液内で遊離しているか、固相支持体、例えば産物を分離するのに有用な磁気ビーズ等のビーズの表面、あるいは表面プラズモン共鳴検出器の導波管等の検出装置の表面に固定化するかどちらでもよい。選別は注目される特定のアッセイおよび使用されている特定の検出手段の性質に依存しうる。
とりわけ、使用される増幅反応は、サンプルに存在する標的核酸配列のいくつかが一本鎖になる条件にサンプルを供する段階を含みうる。このような増幅反応はポリメラーゼ連鎖反応(PCR)あるいはリガーゼ連鎖反応(LCR)を含むが、好ましくはPCR反応である。
プローブが、適当なハイブリダイズ条件を使用すれば、増幅反応の過程の間にハイブリダイズすることが可能である。
好ましい実施様態において、プローブは増幅のそれぞれのサイクルの間でこれらの条件を満足するように設計されてよい。したがって増幅反応のそれぞれのサイクルの間のいくつかの時点で、プローブは標的配列にハイブリダイズし、プローブと標的配列間でとらえられる挿入色素のようなDNA二重結合剤の間に、FETあるいはFRETの結果としてのシグナルを生成する。増幅が進むにつれ、プローブは標的配列から分離し、あるいは融解しそれにより生成されるシグナルは減少するだろう。したがって増幅のそれぞれのサイクルにおいて、反応性分子からの蛍光ピークが生成される。ピークの強度は、より多くの標的配列がプローブの結合に有用になるので増幅が進むにつれ増加するであろう。
それぞれのサイクルの間のサンプルからの反応性分子の蛍光をモニタすることにより、増幅反応の進行が様々な方法でモニターできる。例えば、融解ピークによって提供されたデータは解析でき、また例えば融解ピーク下面積を計算し、このデータをサイクルの番号に対してプロットすることで解析できる。
例えば、蛍光は既知の蛍光計を用いて適切にモニターできる。例えば光電子増倍管電圧の形成におけるこれらからのシグナルを、データ処理装置ボードに送り、それぞれのサンプルチューブに関連するスペクトルに変換した。多くのチューブ、例えば96チューブを同時に評価することができる。データを反応の間中、頻繁な間隔、例えば10分間ごとに1回、このように収集してよい。
それぞれのシグナル部分を(すなわち色素および/または反応分子)代表するピークを形成するために、このように生成されたスペクトルを、例えば先に選択した色素の「適合」を用いて分離できる。ピーク下面積をそれぞれのシグナルについて強度値を表しているかどうかを決定でき、もし必要ならば、お互いの比率として示すことができる。シグナルの強度および/または比の差異は、反応を通してあるいは温度等の異なる反応条件で記録されたFRETを変化させるだろう。上記で概要を述べたようにこの変化はプローブと標的配列間の結合事象に関連する。異なるピーク下面積の総体はFRET効果に対する強度値を計算すること許容するだろう。
このデータはサンプルに存在する標的核酸の量を定量する機会を提供する。
加えて、プローブハイブリダイズの速度論は標的配列の濃度の定数項での決定を与えるだろう。サンプルからの蛍光の変化は、サンプルへのプローブのハイブリダイズの速度を計算することを許容しうる。ハイブリダイズ速度の増加はサンプル内に存在する標的配列の量に関連するだろう。標的配列の濃度が増幅反応が進むにつれて増加するので、プローブのハイブリダイズはさらに迅速に起こるだろう。したがってこのパラメーターはまた定量化の基礎として使用できる。このデータ処理の様式は、情報を提供することがシグナル強度に依存してはいないときに有用である。
好ましくは色素と反応性分子両方の蛍光をモニターし、放射の間の関係を計算した。これは色素からの蛍光を測定することで提供された一般的なDNA情報を補足するための鎖特異的測定を提供する。このように、非特異的増幅のシグナルへの寄与は区別でき、したがってこの方法は、内部チェックを提供する。
適切な反応性分子はローダミン色素あるいはCy5やフルオレセイン等の他の色素である。これらは従来の様式でプローブへ付着してよい。プローブに沿った反応性分子の位置は、一般的ではあるけれども重要ではなく、それらはプローブの末端領域に位置しうる。
挿入色素は当分野でよく知られている。これらはたとえば、SYBRGreen I、SYBRGold、臭化エチジウム、YOPRO−1等のサンプルSYBRGreenを含む。
FRET等のFETに対して反応性分子と色素の間に発生するために、(プローブ上の挿入色素あるいは反応性分子のどちらかであってよい)供与体の蛍光放射は、受容体(たとえば他の色素あるいは反応分子)より波長が短くなければならない。
したがって適切な組み合わせを以下の表で記述する。
Figure 2009195238
好ましくは、供与体および/または受容体として使用される分子は鋭いピークを生成し、放射の波長にほとんどあるいは全く重複部がない。これらの状況下、DNA二重結合剤シグナルから鎖特異的なピークをのぞくことが必要ではない。(たとえば反応性分子によって提供された)鎖特異的シグナルのみの簡単な測定は、標的反応に起因するFRETの程度に関する情報を提供するだろう。臭化エチジウム/フルオロセインの組み合わせはこの要求を満たすことができる。この場合、鎖特異的反応は520nmでの蛍光の減少によって定量性であり、1/蛍光として適切に表された。
しかしながら、供与体および受容体分子からの蛍光シグナルにおいて特異的なスペクトル重複部が存在する場合、結果として、たとえばスペクトル間の関係を経験的に決定することおよび2つのシグナルからのシグナルを標準化するためにこの関係を使用することで説明されうる。
プローブを、増幅反応で使用しそれにより反応性分子を放出するDNAポリメラーゼによって加水分解されるように設計することが可能である。これは、それぞれのサイクルで増加している系に存在する遊離の反応性分子の量とともに累積シグナルを提供する。この型の累積シグナルは特に標的配列の量が定量される場合、好ましい可能性がある。しかしながら、シグナルはプローブの解離に単に依存しないのでこのように消費されることはプローブにとってこのアッセイで必要ではない。
反応のそれぞれの段階で存在する増幅産物の量に直接関連し、および/または例えば急速PCRにおいて反応の速度が最も重要である場合の十分に反転可能なシグナルを得るために、プローブを標的配列からそのままの形で放出されるように設計することが好ましい。これは、例えば増幅反応の伸長段階の間であってよい。しかしながら、シグナルはプローブの加水分解に依存しないので、プローブは反応のアニーリングまたは融解相を含む増幅サイクルの間のいずれかの段階において標的配列から加水分解され融解するように設計してよい。このようなプローブは増幅反応阻害を最小限にすることを保証するであろう。
伸長段階の間に結合するプローブを使用すると、それらの標的配列からのそのままの形のプローブの放出が、TaqあるいはPwoのストッフル(Stoffle)断片等の5’−3’エキソヌクレアーゼ欠損酵素を用いることで成し遂げられる。
本反応、あるいは確かにいくつかの増幅反応の伸長段階の間プローブが伸長しないことを保証するため、プローブの3’末端を適切にはリン酸化によってブロックできる。
そこでプローブは再び反応に加わり、そしてプローブの経済的な適用を表す。
このように生成されたデータは様々な方法で解釈されうる。最も簡単な形では、増幅反応の最中あるいは終了時の受容体分子の蛍光の増加が、存在する標的配列の量の増加を示し、増幅反応が進み、したがって標的配列がサンプル内に実際存在するという事実を示唆する。しかしながら、上記で概要したように、定量はまた増幅反応の間中にモニターすることにより可能である。加えてDNA二重結合剤とりわけ挿入色素からの放射をサンプル内の核酸の大量の上昇をモニターするために使用でき、これは反応性分子と色素シグナル間の関係によって測定されるような鎖特異的増幅と比較できる。最終的にさらに以下で議論するであろうような配列についての情報を得るために、終了時点での測定あるいは最中の測定いずれかの特性化データおよびとりわけ融解点解析を得ることは可能である。
従って本発明の好ましい実施様態は、(a)核酸ポリメラーゼ、(b)少なくとも1つの前記標的ポリヌクレオチドにハイブリダイズできるプライマー、(c)蛍光DNA二重結合剤、および(d)前記オリゴヌクレオチド配列に結合できる、また前記色素からの蛍光を吸収できるオリゴヌクレオチドプローブの存在下、標的ポリヌクレオチド上で核酸増幅を行うこと、および増幅反応の間の蛍光の変化をモニターすることを含む、核酸増幅を検出するための方法を含む。
すでに述べたように、DNA二重結合剤は適切には挿入色素である。増幅は、DNA鎖内の標的ヌクレオチド配列のみを当分野でよく理解されているように増幅するように設計したプライマーの組を用いて適切に行われる。核酸ポリメラーゼは適切にはTaqポリメラーゼのような熱耐性ポリメラーゼである。
増幅反応を行うことができる適切な条件は当分野でよく知られている。最適条件は、含有した特定のアプリコン、使用したプライマーの特性、利用した酵素に依存しているそれぞれの場合で可変であってよい。最適条件は当業者によってそれぞれの場合で決定されてよい。典型的な変性温度は95℃のオーダーであり、典型的なアニーリング温度は55℃のオーダーであり、伸長温度は72℃のオーダーである。
本方法は特定の配列の特性を決定するためのハイブリダイズアッセイで用いることができる。
したがって、さらなる態様において、本発明は以下の
(a)前記配列を含むことが予期されるサンプルに、DNA二重結合剤および前記標的配列に特異的なプローブを添加し、前記プローブは前記DNA二重結合剤からの蛍光を吸収できあるいは前記DNA二重結合剤への蛍光エネルギーを与えることができる反応性分子を含み、
(b)前記サンプルを、前記プローブが標的配列にハイブリダイズする条件に供し、
(c)あるプローブのサンプルへのハイブリダイズあるいはプローブと標的核酸配列間で形成される二本鎖の不安定化の結果としての蛍光変化をモニターとして、特定の反応条件、前記配列の特性を決定すること
を含む、配列の特性を決定するための方法を提供する。
適切な反応条件は温度、電気化学、あるいは特定の酵素あるいは化学薬品の存在に対する反応を含む。これらの特性が変化する時の蛍光の変化をモニターすることによって、配列の正確な性質の特性化の情報が得られる。例えば、温度の場合、プローブが分離し、標的配列から「融解する」時の温度が決定できる。これは例えば遺伝子診断での対立遺伝子変異を含む配列の多形性を検出し、所望なら定量するためにかなり有用でありうる。「多形」は転位、トランスバージョン、挿入、とりわけ自然界で起こる可能性のある逆位配列の欠失を含む。
プローブの融解のヒステリシスはもし標的配列がたった1塩基対が変化しただけで異なるであろう。したがって、サンプルが単一対立遺伝子変異体のみを含む場合、プローブの融解の温度は他の一つの対立遺伝子変異体のみを含むサンプルで見つかったものと異なる可能性がある。サンプルは、それぞれの対立遺伝子変異体に対応する融解点を示す両対立遺伝子変異体を含んでいる。
同様の考慮を、電気化学的性質の観点から、またはある酵素あるいは化学薬品の存在下で適用する。プローブは電気化学的電位が適用されてもよい固体表面上に固定化されてよい。標的配列は、配列の正確な特性に依存した特定の電気化学的値において、プローブと結合するかあるいはプローブから拒絶されるだろう。
この実施様態は上記で言及したPCR反応のような増幅反応と関連して達成でき、または個々に使用してよい。かさねて反応分子は望ましくは受容体分子である。
本発明のさらなる態様は本発明の方法で用いるキットを含む。これらのキットは反応性分子を含む標的ヌクレオチド配列に特異的なプローブを含むだろう。さらにこれらは前記反応性分子でFETあるいはFRETを行うことができるという点で相容性がある挿入色素等のDNA二重結合剤を含んでよい。このキットの他の可能性のある成分はDNAポリメラーゼ等の増幅反応に使用した試薬を含む。
本発明は今、以下の付随する図を参照して実施例によって詳しく記述する。
図1は本発明の工程で利用する相互作用を図的に示す。 図2は本発明に従った増幅反応の間の工程を図示する。 図3は本発明に従った増幅反応の結果を示す。 図4は配列内のミスマッチの検出のための実験の結果を示す。
図1Aは一本鎖DNA(2)の存在下、PCR反応の融解相の間に発見されたような挿入色素(1)の作用を例示する。色素はあるレベルでDNA鎖および蛍光に付着する。しかしながら、DNAが二本鎖(3)になった時、色素が濃縮し、蛍光がかなり増加する。この蛍光の増加は二本鎖DNAの形成を検出するのに使用できる。色素の蛍光はたとえばスペクトルの緑色の領域での特定の波長である。
本発明に従ったプローブ(4)上の挿入色素(1)の効果を図1Cに例示した。いくつかの色素はプローブのヌクレオチドに結合し、バックグラウンドレベルで蛍光を発することができる。しかしながら、FRETの結果、いくつかのエネルギーは矢印で指し示したような受容体分子(5)へ移り、そしてこの分子はまたたとえばスペクトルの赤色領域でのこの色素の波長とは異なる波長で蛍光を発することができる。
プローブが図1Dで例示したように一本鎖標的配列にハイブリダイズする時、色素からの蛍光エネルギーの増加がしたがってより高いレベルで蛍光を発する受容体分子(5)へ移る。受容体分子の蛍光の増加がしたがって標的配列へのプローブのハイブリダイズを示すことができる。したがって受容体分子の蛍光の増加を測定することで、たとえば温度減少としてハイブリダイズが起こる点を検出できる。同様に受容体蛍光の減少はプローブが標的配列から融解する温度における温度低下として起こる。これはプローブと標的配列のハイブリダイズ特性に依存して変化するだろう。たとえば、標的配列に完全に相補的なプローブは標的配列とハイブリダイズするが一つ以上のミスマッチを含んでいるプローブとは異なった温度で融解するであろう。
図2は本発明の方法がPCR反応等の増幅反応においてどのように使用されるかを例示した。プローブ(4)は挿入色素(1)と関連して一本鎖DNAにハイブリダイズでき、したがって増加した受容体シグナルを生成する(図2A)。これはサイクルのアニーリング相の間で起こりうる。標的配列の量が増幅の結果として増加したように、シグナルはこれも増加しうる受容体分子によってアニーリング相の間に生成された。
伸長段階の間、プローブは加水分解あるいは例示したようにDNAポリメラーゼによって標的配列から排除される。この点で、色素(1)からのシグナルが増強され、標的配列の量の増加を再表示するとはいえ受容体シグナルが減少する。
本様式での増幅反応の進行をモニターすることで、もともとのサンプルで存在する標的配列の量を定量できる。
PCR増幅反応
PCR反応混合物は以下の試薬を含み、作用濃度を調製した。
1×天然PCR緩衝液(3mMMg++、Bio/Gene、Bio/Gene House、6 The Business Centre、 Harvard Way、Kimbolton、Cambridge、PE18 0NJ、UK)、Taq DNA ポリメラーゼ 0.025単位/μl、およびdNTP’s PCR ヌクレオチド 200μM(BoehringerMannheim UK(Diagnostic & Biochemical) Limited、 Bell Lane、Lewes、East Sussex、BN7 1LG、UK)。それぞれ1μMの外注オリゴヌクレオチドプライマー(Cruachem Ltd、 Todd Campus、West of Scotland Science Park、 Acre Road、 Glasgow G20 OUA、 UK)。プラスミドDNAを最終濃度10fg/μl(〜3000コピー)で加えた。陰性対照実験において、同様のPCRをプラスミドDNAが存在しない状態で行った。
フォワードYPPA155(dATGACGCAGAAACAGGAAGAAAGATCAGCC)およびリバースYPP229R(dGGTCAGAAATGAGTATGGATCCCAGGATAT)プライマーがペスト菌(Yersinia pestis)の抗凝固酵素遺伝子の104bpアンプリコンを選択した。これはファージミド構築物pYP100MLを形成するためにすでにpBluescript SK ベクター(Stratagene Europe、 Hogehilweg 15、1101 CB Amersterdam、 Zuidoost、The Netherlands)内にクローン化されている。
蛍光プローブ(5’(CY5)CGCTATCCTGAAAGGTGATATATCCTGG、 Bio/Gene、 Bio/Gene House、 6 The Business Centre、 Harvard Way、 Kimbolton、Cambridge、 PE18、0NJ、 UK)を0.2Mの最終濃度に添加した。SyberGold DYE(Molecular Probes)を参照濃度の1:400,000の最終濃度で加えた。
反応を複合ガラスキャピラリーおよびIdaho Technology Lightcycler (Bio/Gene、Bio Gene House、6 The Business Centre、 Harvard Way、 Kimbolton、 Cambridge、 PE18 0NJ、 UK)にて温度循環させた。サイクルは95℃で1秒間、55℃で1秒間、74℃で1秒間であった。
温度循環に続いて、融解実験を0.1℃/秒での55℃から95℃まで行った。反応をLightCyclerTMを用いて光学的に調べ、520&670nmでの蛍光放射を記録した。
温度(T)に対する蛍光の差異(F)関数dF/dFをY軸に温度に対してプロットした結果を図3にしめす。520nmにおいてSyberGoldからの蛍光のみが記録された。明らかなピークが、PCR反応にて増幅された特定の産物の融解温度と関連した。陰性対照は人工物のみを示した。
670nmにおいてCY5受容体分子からのシグナルと、SyberGoldからのシグナルの両方が記録された。特定増幅産物のピーク表示が陽性実験で観察されたが、人工物のみを再び示している陰性対照ではみられなかった。しかしながら、この場合においてさらに、プローブの融解による明らかなピークが陽性実験で確認された。
以下の材料を使用した。
オリゴヌクレオチド:
プローブ:5’(CYS)CGCTATCCTGAAAGGTGATATATCCTGGGA3’
相同物:5’TCCCAGGATATATCACCTTTCAGGATAGCG3’
ミスマッチ1:5’TCCCAGGATATATCAGCTTTCAGGATAGCG3’
ミスマッチ2:5’TCCCAGGATATATCAGGTTTCAGGATAGCG3’
ミスマッチ3:5’TCCCAGGATATATCTTTCAGGATAGCG3’
(Bio/Gene Limited、Bio/Gene House、6 The Business Centre、 Harvard Way、 Kimbolton、 Cambridgeshire、 PE18 0NJ)
挿入物:
SYBR Green I (Molecular Probes)
ハイブリダイズ緩衝液:
PCRM0012 (Bio/Gene Limited、Bio/Gene House、6 The Business Centre、 Harvard Way、 Kimbolton、Cambridgeshire、 PE18 0NJ)
蛍光観測器:
Idaho Technology LC32 (Bio/Gene Limited、Bio/Gene House、6 The Business Centre、 Harvard Way、 Kimbolton、 Cambridge、 PE18 0NJ)
方法:
4 μl ハイブリダイズ混合液を以下からなるように作成した。
PCRMO12:製造者の規定した作用濃度
SYBR Green I :参照溶液の1/20,000濃度
プローブオリゴヌクレオチド: 100μM
標的オリゴヌクレオチド: 100μM
ハイブリダイズ混合液をLightCyclerで以下の温度レジメにかけた。20℃/秒で95℃まで熱し、20℃/秒で50℃まで冷やし、10秒間50℃に保持し、0.1℃/秒で80℃まで熱した。蛍光を最終加熱工程中ゲインを16にセットしたF1(520nm−580nm)、ゲインを128にセットしたF2(650nm−690nm)の2周波でモニターした。
SYBR Green IからF2へのスペクトルの重複を以下の経験的に決められた関数 F2重複=0.3232×F1+4.2853を用いてF2から除去した。F2のSYBR Green I依存成分を標準化し、図4に示すようにX軸の温度に対してY軸にプロットした。結果は標的にした配列の特性のプローブ解離温度の依存を示す。標的化配列の単一塩基の相違をはっきりと区別できる。

Claims (29)

  1. (a)標的核酸配列を含むと推測されるサンプルに、DNA二重鎖結合剤、および該標的配列に特異的なプローブを添加し、該プローブは、該DNA二重鎖結合剤から蛍光を吸収できるあるいはそれに蛍光エネルギーを与えることができる反応性分子を含み、
    (b)そのように作成した混合物を、標的核酸が増幅される増幅反応に供し、
    (c)該サンプルを該プローブが標的配列にハイブリダイズする条件に供し、続いて標的配列から該プローブを完全な形のまま遊離し、および
    (d)該サンプルからの蛍光をモニターすることからなる、サンプル中の標的核酸分子の存在を検出する方法。
  2. プローブを含む二重鎖の形成および不安定化に関連した蛍光が決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 反応性分子が該DNA二重鎖結合剤から蛍光を吸収することが可能な受容体分子である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. DNA二重鎖結合剤が挿入色素である、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  5. 段階(c)でのプローブへの結合以前に標的核酸が一本鎖化される、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  6. 増幅反応がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)である、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  7. 増幅反応の各サイクル中にプローブが標的核酸とハイブリダイズする、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  8. 増幅サイクルの伸長期以外の期中にプローブが標的核酸とハイブリダイズする、請求項7に記載の方法。
  9. サンプルからの蛍光が増幅反応を通してモニターされる、請求項7または請求項8に記載の方法。
  10. 生成された蛍光データが、反応中の供与体および受容体分子からの蛍光の相対的な量、またはプローブのハイブリダイゼーション率を決定するのに利用される、請求項9に記載の方法。
  11. 蛍光データがサンプル中に存在する標的核酸の量を定量化するのに利用される、請求項7から10のいずれかに一項に記載の方法。
  12. 色素と反応性分子の両方からの蛍光がモニターされる、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  13. 反応性分子がローダミン色素、Cy5、またはフルオレセインである、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  14. 反応性分子がプローブの末端領域に付着された、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  15. プローブが増幅反応で利用されるDNAポリメラーゼによって加水分解されるように設計された、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  16. 増幅反応が5’−3’エキソヌクレアーゼ欠損酵素を利用して達成される、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  17. プローブの3’末端が伸長期におけるその伸長を阻害するためにブロックされている、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  18. (a)核酸ポリメラーゼ、(b)標的ポリヌクレオチドにハイブリダイズ可能な少なくとも一つのプライマー、(c)蛍光DNA二重鎖結合剤、および(d)該標的ポリヌクレオチド配列に結合可能で、該DNA二重鎖結合剤から蛍光を吸収できる受容体分子を含むオリゴヌクレオチドプローブの存在下で、標的ポリヌクレオチドの核酸増幅を実施すること、および増幅反応中の蛍光の変化をモニターすることを含む、請求項1に記載の方法。
  19. 増幅が一対の増幅プライマーを用いて適切に実施される、請求項18に記載の方法。
  20. 核酸ポリメラーゼが適切に耐熱性のポリメラーゼである、請求項18または請求項19に記載の方法。
  21. さらなる段階において、ハイブリダイゼーションアッセイが実施され、配列に特徴的なハイブリダイゼーション条件がモニターされる、先行する請求項のいずれかに一項に記載の方法。
  22. 条件が温度、電気化学ポテンシャル、または酵素あるいは化学薬品との反応である、請求項21に記載の方法。
  23. 条件が温度である、請求項22に記載の方法。
  24. 標的配列の対立遺伝子変異または多型性を検出するのに利用される、請求項23に記載の方法。
  25. ある配列の特徴を決定する方法であって、(a)該配列を含むと推測されるサンプルに、該標的配列に特異的なプローブ、およびDNA二重鎖結合剤を添加し、該プローブは、該DNA二重鎖結合剤から蛍光を吸収できるあるいはそれに蛍光エネルギーを与えることができる反応性分子を含み、
    (b)該サンプルを、該プローブが該配列にハイブリダイズする条件に供し、および
    (c)プローブのサンプルへのハイブリダイゼーションまたはプローブと標的核酸配列間に形成される二重鎖の不安定化の結果としての蛍光変化を該サンプルからモニターし、特異的反応条件、該配列の特徴を決定することからなる、配列の特徴を決定する方法。
  26. 該配列の反応条件の特徴が温度、電気化学ポテンシャル、または酵素あるいは化学薬品との反応である、請求項25に記載の方法。
  27. 条件が温度である、請求項26に記載の方法。
  28. 多型性または変異の存在を決定するために、二つの配列から得られた結果を比較する、請求項25から27のいずれかに一項に記載の方法。
  29. DNA二重鎖結合剤が挿入色素である、請求項25から28のいずれかに一項に記載の方法。
JP2009103044A 1997-11-29 2009-04-21 核酸の蛍光定量的検出システム Pending JP2009195238A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9725197.9A GB9725197D0 (en) 1997-11-29 1997-11-29 Detection system

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000523375A Division JP4540844B2 (ja) 1997-11-29 1998-11-27 核酸の蛍光定量的検出システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009195238A true JP2009195238A (ja) 2009-09-03

Family

ID=10822794

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000523375A Expired - Lifetime JP4540844B2 (ja) 1997-11-29 1998-11-27 核酸の蛍光定量的検出システム
JP2009103044A Pending JP2009195238A (ja) 1997-11-29 2009-04-21 核酸の蛍光定量的検出システム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000523375A Expired - Lifetime JP4540844B2 (ja) 1997-11-29 1998-11-27 核酸の蛍光定量的検出システム

Country Status (13)

Country Link
US (2) US6833257B2 (ja)
EP (2) EP1489190B1 (ja)
JP (2) JP4540844B2 (ja)
KR (1) KR100641595B1 (ja)
AT (2) ATE447624T1 (ja)
AU (1) AU743543B2 (ja)
CA (1) CA2311952C (ja)
DE (2) DE69828908T2 (ja)
ES (1) ES2232972T3 (ja)
GB (3) GB9725197D0 (ja)
NZ (1) NZ504818A (ja)
PT (1) PT1049802E (ja)
WO (1) WO1999028500A1 (ja)

Families Citing this family (81)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9425138D0 (en) 1994-12-12 1995-02-08 Dynal As Isolation of nucleic acid
GB9725197D0 (en) * 1997-11-29 1998-01-28 Secr Defence Detection system
GB9821989D0 (en) 1998-10-08 1998-12-02 Hybaid Ltd Detection of nucleic acid polymorphism
US6656692B2 (en) 1999-12-21 2003-12-02 Ingeneus Corporation Parallel or antiparallel, homologous or complementary binding of nucleic acids or analogues thereof to form duplex, triplex or quadruplex complexes
US6420115B1 (en) 1999-12-21 2002-07-16 Ingeneus Corporation Cation mediated triplex hybridization assay
US6403313B1 (en) * 1999-12-21 2002-06-11 Ingeneus Corporation Fluorescent intensity assay for duplex and triplex nucleic acid hybridization solution utilizing fluorescent intercalators
US6900300B1 (en) 2000-09-19 2005-05-31 Ingeneus Corporation Quadruplex DNA and duplex probe systems
US6858390B2 (en) 1998-12-31 2005-02-22 Ingeneus Corporation Aptamers containing sequences of nucleic acid or nucleic acid analogues bound homologously, or in novel complexes
US6197520B1 (en) * 1999-08-13 2001-03-06 University Of Utah Research Foundation Solution-based color compensation adjusted for temperature and electronic gains
GB9928232D0 (en) * 1999-12-01 2000-01-26 Skelton Stephen Detection system
US7309569B2 (en) 1999-12-21 2007-12-18 Ingeneus, Inc. Parallel or antiparallel, homologous or complementary binding of nucleic acids or analogues thereof to form duplex, triplex or quadruplex complexes
US6924108B2 (en) 1999-12-21 2005-08-02 Ingeneus Corporation Nucleic acid binding enhancement by conjugation with nucleotides, nucleosides, bases and/or their analogues
US7052844B2 (en) 1999-12-21 2006-05-30 Ingeneus, Inc. Purification of DS-DNA using heteropolymeric capture probes and a triplex, quadruplex or homologous duplex binding mechanism
US6927027B2 (en) 1999-12-21 2005-08-09 Ingeneus Corporation Nucleic acid multiplex formation
US6911536B1 (en) 1999-12-21 2005-06-28 Ingeneus Corporation Triplex and quadruplex catalytic hybridization
US6982147B2 (en) 2000-01-24 2006-01-03 Ingeneus Corporation Apparatus for assaying biopolymer binding by means of multiple measurements under varied conditions
US7220541B2 (en) 2000-01-24 2007-05-22 Ingeneus, Inc. Homogeneous assay of biopolymer binding by means of multiple measurements under varied conditions
US6613524B1 (en) 2000-01-24 2003-09-02 Ingeneus Corporation Amperometric affinity assay and electrically stimulated complexes of nucleic acids
GB0005281D0 (en) 2000-03-07 2000-04-26 Secr Defence Analytical method
GB2360088A (en) * 2000-03-07 2001-09-12 Secr Defence Method and kit for determining PCR amplification reaction conditions
US6323337B1 (en) * 2000-05-12 2001-11-27 Molecular Probes, Inc. Quenching oligonucleotides
CN1592792B (zh) * 2000-05-19 2010-12-01 伊拉根生物科学公司 检测核酸的材料和方法
AU2002213175B2 (en) * 2000-10-14 2007-09-13 Luminex Corporation Solid support assay systems and methods utilizing non-standard bases
GB0110501D0 (en) 2001-04-30 2001-06-20 Secr Defence Brit Amplification process
GB0111275D0 (en) * 2001-05-09 2001-06-27 Secr Defence Analytical method and kit
GB0112868D0 (en) * 2001-05-25 2001-07-18 Secr Defence Detection system
FI114399B (fi) * 2001-06-06 2004-10-15 Biohit Oyj Menetelmä ekstensiotuotteiden määrittämiseksi
US9261460B2 (en) 2002-03-12 2016-02-16 Enzo Life Sciences, Inc. Real-time nucleic acid detection processes and compositions
CA2473376A1 (en) 2002-01-16 2003-07-31 Dynal Biotech Asa Method for isolating nucleic acids and protein from a single sample
KR100464084B1 (ko) * 2002-01-17 2005-01-03 (주)지노첵 다기능성 프라이머를 이용하여 중합효소연쇄반응의 산물을확인하는 방법
WO2003062418A1 (fr) * 2002-01-25 2003-07-31 Olympus Corporation Procede et systeme de detection de donnees relatives a un acide nucleique
GB0205455D0 (en) * 2002-03-07 2002-04-24 Molecular Sensing Plc Nucleic acid probes, their synthesis and use
US7166478B2 (en) 2002-03-12 2007-01-23 Enzo Life Sciences, Inc., C/O Enzo Biochem, Inc. Labeling reagents and labeled targets, target labeling processes and other processes for using same in nucleic acid determinations and analyses
US9353405B2 (en) 2002-03-12 2016-05-31 Enzo Life Sciences, Inc. Optimized real time nucleic acid detection processes
ATE378425T1 (de) 2002-09-02 2007-11-15 Toyo Boseki Verfahren zu identifizierung von nukleotid- polymorphismen unter verwendung von resonanzenergietransfer
GB0223563D0 (en) * 2002-10-10 2002-11-20 Secr Defence Detection system
CA2501144C (en) 2002-10-23 2015-10-06 University Of Utah Research Foundation Amplicon melting analysis with saturation dyes
GB0229287D0 (en) * 2002-12-16 2003-01-22 Dna Res Innovations Ltd Polyfunctional reagents
CA2513626C (en) * 2003-01-17 2013-03-19 Eragen Biosciences, Inc. Nucleic acid amplification using non-standard bases
GB0304832D0 (en) 2003-03-04 2003-04-09 Secr Defence Assay method
EP1604172B1 (en) * 2003-03-07 2009-06-17 The University of Medicine and Dentistry of New Jersey Optically decodable microcarriers, arrays and methods
CA2521127C (en) * 2003-04-01 2014-05-27 Eragen Biosciences, Inc. Polymerase inhibitor and method of using same
US20050142595A1 (en) * 2003-11-07 2005-06-30 U.S. Genomics, Inc. Intercalator FRET donors or acceptors
KR100906749B1 (ko) * 2004-03-25 2009-07-09 (주)바이오니아 인터컬레이팅 형광염료가 표지된 프로브를 이용한 핵산 증폭 측정 방법
US7387887B2 (en) * 2004-04-20 2008-06-17 University Of Utah Research Foundation Nucleic acid melting analysis with saturation dyes
US9657347B2 (en) 2004-04-20 2017-05-23 University of Utah Research Foundation and BioFire Defense, LLC Nucleic acid melting analysis with saturation dyes
EP2351766B1 (en) 2004-10-18 2014-12-03 Brandeis University Methods for nucleic acid amplification
GB0503172D0 (en) 2005-02-16 2005-03-23 Enigma Diagnostics Ltd Detection method
US7498136B2 (en) * 2005-03-18 2009-03-03 Eragen Biosciences, Inc. Methods for detecting multiple species and subspecies of Neisseria
EP2489746B1 (en) 2005-06-07 2016-02-03 Luminex Corporation Methods for detection and typing of nucleic acids
US7919242B2 (en) * 2005-06-30 2011-04-05 Roche Molecular Systems, Inc. Light emission modifiers and their uses in nucleic acid detection, amplification and analysis
GB0517005D0 (en) * 2005-08-19 2005-09-28 Enigma Diagnostics Ltd Analytical method and kit
ES2494922T3 (es) * 2005-09-01 2014-09-16 Ausdiagnostics Pty Ltd. Métodos para la amplificación, cuantificación e identificación de ácidos nucleicos
GB0603190D0 (en) * 2006-02-16 2006-03-29 Enigma Diagnostics Ltd Detection system
US20070264694A1 (en) * 2006-04-07 2007-11-15 Eragen Biosciences, Inc. Use of non-standard bases and proximity effects for gene assembly and conversion of non-standard bases to standard bases during dna synthesis
WO2008060687A2 (en) * 2006-05-12 2008-05-22 San Diego State University Research Foundation High-throughput methods for quantifying cells in environmental and laboratory samples
JP5593582B2 (ja) * 2007-06-12 2014-09-24 東洋紡株式会社 核酸の迅速な検出方法
JP5286998B2 (ja) * 2007-07-13 2013-09-11 東洋紡株式会社 抗酸菌属細菌の菌種同定用オリゴヌクレオチドおよびその用途
JP5286995B2 (ja) * 2007-07-13 2013-09-11 東洋紡株式会社 抗酸菌属細菌の検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途
JP5286997B2 (ja) * 2007-07-13 2013-09-11 東洋紡株式会社 抗酸菌属細菌の検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途
JP5286996B2 (ja) * 2007-07-13 2013-09-11 東洋紡株式会社 抗酸菌属細菌の検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途
JP4557014B2 (ja) * 2008-02-14 2010-10-06 ソニー株式会社 核酸検出用蛍光標識オリゴヌクレオチド、及び該核酸検出用蛍光標識オリゴヌクレオチドを用いた二本鎖形成に関わる情報を得る方法
US9249455B2 (en) * 2008-04-18 2016-02-02 Luminex Corporation Methods for detection and quantification of small RNA
US20100129796A1 (en) * 2008-11-24 2010-05-27 Micah Halpern Dye probe fluorescence resonance energy transfer genotyping
CN102803506A (zh) 2009-06-15 2012-11-28 Bg研究有限公司 核酸检测
GB0915664D0 (en) 2009-09-08 2009-10-07 Enigma Diagnostics Ltd Reaction method
ES2549777T3 (es) 2009-10-21 2015-11-02 Brandeis University Métodos para analizar secuencias de ácido nucleico monocatenario
CN102639712A (zh) 2009-10-23 2012-08-15 卢米耐克斯公司 用于提高反应特异性的具有非标准碱基的扩增引物
US20130029340A1 (en) * 2010-01-15 2013-01-31 Steffen Mergemeier Method for detecting more than one target in a pcr-based approach applying an un-specific dye which is not interfering with the emission of fluorophore-labeled probes
GB201004339D0 (en) 2010-03-16 2010-04-28 Enigma Diagnostics Ltd Sequence detection assay
GB201007868D0 (en) 2010-05-11 2010-06-23 Enigma Diagnostics Ltd Sequence detection assay
WO2011142836A2 (en) * 2010-05-14 2011-11-17 Fluidigm Corporation Assays for the detection of genotype, mutations, and/or aneuploidy
US9416153B2 (en) 2011-10-11 2016-08-16 Enzo Life Sciences, Inc. Fluorescent dyes
US8956815B2 (en) 2012-04-18 2015-02-17 Toxic Report Llc Intercalation methods and devices
CN105378103B (zh) * 2012-12-27 2018-01-16 成均馆大学校产学协力团 利用温度敏感聚合物合成体的核酸扩增盘装置及利用其的分析方法
US9957393B2 (en) 2015-03-30 2018-05-01 Enzo Biochem, Inc. Monoazo dyes with cyclic amine as fluorescence quenchers
US10907216B2 (en) 2016-05-06 2021-02-02 Public University Corporation Nagoya City University Prediction of hepatocellular carcinoma onset after clearance of hepatitis C virus
KR102237237B1 (ko) * 2017-11-28 2021-04-07 에스에프씨 주식회사 소광자 및 이의 용도
KR102246542B1 (ko) * 2018-12-04 2021-04-30 에스에프씨 주식회사 소광자 및 이의 용도
KR102262100B1 (ko) * 2018-12-04 2021-06-08 에스에프씨 주식회사 소광자 및 이의 용도
CN110499151A (zh) * 2019-08-29 2019-11-26 青岛科技大学 一种树枝状放大的荧光信号探针及其制法和应用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997046714A1 (en) * 1996-06-04 1997-12-11 University Of Utah Research Foundation Monitoring hybridization during pcr
US6287781B1 (en) * 1998-02-19 2001-09-11 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Method for detection of target nucleic acids using PCR

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5200313A (en) * 1983-08-05 1993-04-06 Miles Inc. Nucleic acid hybridization assay employing detectable anti-hybrid antibodies
US4883750A (en) * 1984-12-13 1989-11-28 Applied Biosystems, Inc. Detection of specific sequences in nucleic acids
US4868103A (en) * 1986-02-19 1989-09-19 Enzo Biochem, Inc. Analyte detection by means of energy transfer
US5015570A (en) * 1988-05-13 1991-05-14 Molecular Therapeutics, Inc. Molecular diagnosis of Alzheimer Disease
WO1990012115A1 (en) * 1989-03-21 1990-10-18 Collaborative Research, Inc. A dna diagnostic test using an exonuclease activity
WO1992007093A1 (en) * 1990-10-17 1992-04-30 Jack Love Identification and paternity determination by detecting presence or absence of multiple nucleic acid sequences
IL100908A0 (en) * 1991-02-22 1992-11-15 Salk Inst Biotech Ind Invertase genes and their use
US5512463A (en) * 1991-04-26 1996-04-30 Eli Lilly And Company Enzymatic inverse polymerase chain reaction library mutagenesis
US5994056A (en) * 1991-05-02 1999-11-30 Roche Molecular Systems, Inc. Homogeneous methods for nucleic acid amplification and detection
US5849486A (en) * 1993-11-01 1998-12-15 Nanogen, Inc. Methods for hybridization analysis utilizing electrically controlled hybridization
US5567583A (en) * 1991-12-16 1996-10-22 Biotronics Corporation Methods for reducing non-specific priming in DNA detection
EP0644889A4 (en) * 1991-12-24 1996-01-10 Isis Pharmaceuticals Inc COMPOSITIONS AND METHODS FOR MODULATION OF -g (b) -AMYLOID.
US5674682A (en) * 1992-10-29 1997-10-07 Thomas Jefferson University Nucleic acid primers for detecting micrometastasis of prostate cancer
WO1995008642A1 (en) 1993-09-23 1995-03-30 Zeneca Limited Nucleic acid detection with energy transfer
US5925517A (en) 1993-11-12 1999-07-20 The Public Health Research Institute Of The City Of New York, Inc. Detectably labeled dual conformation oligonucleotide probes, assays and kits
NO301295B1 (no) * 1994-03-28 1997-10-06 Geberit Technik Ag Stativ med i det minste to på tvers av hverandre forlöpende hulprofilstenger
US5491063A (en) * 1994-09-01 1996-02-13 Hoffmann-La Roche Inc. Methods for in-solution quenching of fluorescently labeled oligonucleotide probes
US6106777A (en) * 1994-11-09 2000-08-22 Hitachi, Ltd. DNA analyzing method and device therefor
US5811239A (en) * 1996-05-13 1998-09-22 Frayne Consultants Method for single base-pair DNA sequence variation detection
EP2369007B1 (en) * 1996-05-29 2015-07-29 Cornell Research Foundation, Inc. Detection of nucleic acid sequence differences using coupled ligase detection and polymerase chain reactions
AU5152798A (en) * 1996-10-29 1998-05-22 University Of Nebraska-Lincoln Method for detecting point mutations in dna utilizing fluorescence energy transfer
IL156002A0 (en) * 1997-02-12 2003-12-23 Eugene Y Chan Methods and products for analyzing polymers
US6403311B1 (en) * 1997-02-12 2002-06-11 Us Genomics Methods of analyzing polymers using ordered label strategies
US5830661A (en) * 1997-02-13 1998-11-03 The University Of Connecticut Diagnosis and treatment of glaucoma
GB9725197D0 (en) * 1997-11-29 1998-01-28 Secr Defence Detection system
US7163790B2 (en) * 2001-11-28 2007-01-16 Bio-Rad Laboratories, Inc. Parallel polymorphism scoring by amplification and error correction
WO2004031408A1 (en) * 2002-09-30 2004-04-15 F.Hoffmann-La Roche Ag Oligonucleotides for genotyping thymidylate synthase gene
US7354706B2 (en) * 2003-09-09 2008-04-08 The Regents Of The University Of Colorado, A Body Corporate Use of photopolymerization for amplification and detection of a molecular recognition event
EP1694869A2 (en) * 2003-11-10 2006-08-30 Investigen, Inc. Methods of preparing nucleic acid for detection
CA2735250A1 (en) * 2008-07-30 2010-02-04 Nippon Steel Kankyo Engineering Co., Ltd. Universal nucleic acid probe set and method for utilization thereof

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997046714A1 (en) * 1996-06-04 1997-12-11 University Of Utah Research Foundation Monitoring hybridization during pcr
US6287781B1 (en) * 1998-02-19 2001-09-11 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Method for detection of target nucleic acids using PCR

Also Published As

Publication number Publication date
GB9825924D0 (en) 1999-01-20
GB2346972A (en) 2000-08-23
EP1489190A2 (en) 2004-12-22
AU1342599A (en) 1999-06-16
ATE447624T1 (de) 2009-11-15
KR20010015854A (ko) 2001-02-26
US6833257B2 (en) 2004-12-21
AU743543B2 (en) 2002-01-31
ES2232972T3 (es) 2005-06-01
GB2346972B (en) 2002-09-04
EP1489190B1 (en) 2009-11-04
EP1489190A3 (en) 2006-06-07
DE69828908D1 (de) 2005-03-10
KR100641595B1 (ko) 2006-11-06
ATE288500T1 (de) 2005-02-15
NZ504818A (en) 2002-10-25
PT1049802E (pt) 2005-05-31
CA2311952C (en) 2009-10-06
GB0012468D0 (en) 2000-07-12
CA2311952A1 (en) 1999-06-10
US20020119450A1 (en) 2002-08-29
JP2003500001A (ja) 2003-01-07
EP1049802B1 (en) 2005-02-02
DE69828908T2 (de) 2006-01-05
EP1049802A1 (en) 2000-11-08
DE69841281D1 (de) 2009-12-17
JP4540844B2 (ja) 2010-09-08
US20050112647A1 (en) 2005-05-26
GB9725197D0 (en) 1998-01-28
WO1999028500A1 (en) 1999-06-10
GB2333359A (en) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4540844B2 (ja) 核酸の蛍光定量的検出システム
EP1055002B1 (en) Method for detection of target nucleic acids using pcr
US20100227326A1 (en) Detection System
US20110039720A1 (en) Device and method for parallel quantitative analysis of multiple nucleic acids
AU2002311414A1 (en) Nucleic acid detection method
JP2006501836A (ja) 検出システム
JP4628625B2 (ja) 蛍光エネルギー移動を含む標的核酸を検出するための増幅方法
EP2138588A1 (en) Melting curve measurement during amplification
KR20090052227A (ko) 경쟁적 증폭 반응을 이용하여 표적 핵산을 검출하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316