JP2009190431A - 鉄道システムの情報表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホームの番線の各乗降位置で乗車待ちしている顧客に、この番線に到着する列車の状況に関する情報を正確に提供することを可能にする。
【解決手段】番線の乗降位置に設けられた表示装置の画面の上側の先発列車関連情報欄27に、先発列車の出発時間や種別,行先などが、下側の次の後発列車に対する後発列車関連情報欄28が夫々表示され、これら間の運行状況表示欄29に、先発列車の現在位置を示す列車アイコン29bが表示される路線図29aが表示される。この先発列車が当駅に着くまでの待ち時間が、列車アイコン29bの近傍で、待ち時間メッセージ29d’で表示される。また、この路線図29aには、この先発列車よりも、その後発列車を利用した方が早く着く駅に対し、先着駅通知欄29eが表示される。さらに、運行状況表示欄29には、1つ前の駅(A駅)での先発列車の同じドアでの乗降状態が前駅からの配信映像で表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、駅の各ホームの番線で乗車待ちをしている顧客に列車の運行状況の情報を提供する鉄道システムの情報表示方法に関する。
鉄道の各駅には、各ホーム毎に標示板が設けられており、そのホームで発着する列車の発車時刻や到着番線,行先,車両数などの発着する列車に関する情報が表示される。また、次に発着する先発列車が到着,発車するときや遅れなどの運行異常が発生したときには、その旨のアナウンスがなされる。
これに対し、列車の運行状況をより詳細に表示するようにした技術も提案されている。
その一例としては、駅のコンコースやホームなどに表示部を設け、この表示部に、次に発着する先発列車やその後の後発列車毎に、この駅を含むその前後の駅が、その駅名とともに、記された路線図が表示され、それら路線図で先発列車や後発列車の現在の位置や当駅に到着するまでの時刻(待ち時間),当駅以降の各駅での待ち時間,列車名が表示されるものである(例えば、特許文献1参照)。
また、他の例としては、駅係員によって操作されるパソコンなどに表示されるものであるが、この駅を含む前後2つの駅間での各列車の状況を示す線形画面と、この線形画面に表示さる各列車の列車番号や列車種別,愛称名,行先,到着時刻,発車時刻,発着する番線名,遅延時間などを示す表形式画面とが表示されるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平7ー285438号公報 特開2005ー212633号公報
ところで、駅のホームのこれから乗車しようとする番線に列車を待っている顧客にとっては、これから乗車しようとする列車の運行状況を詳細に知りたい場合もあり、特に、長い時間列車を待っている場合には、その要望が強い。
上記特許文献1,2に記載の技術では、路線上での先発列車やその次の後発列車の現在の位置や待ち時間,さらに、降車予定の駅での到着時刻を知ることができ、ある程度の詳細情報を取得することができるが、例えば、先発列車を使えば、確実に目的の駅に早く着けるのかどうか、また、混み具合、特に、自分が乗車しようとする車両の乗降ドアでの混み具合など、より詳細な状況を望む場合もあり、このような顧客の希望に対して、上記特許文献1,2に記載の技術だけでは、対応できるものではない。
また、特に、上記特許文献1に記載の技術では、後発列車の現在位置や待ち時間なども表示されるが、先発列車と後発列車との情報が別々の領域に表示されるから、顧客がこれらの情報を特に近くで見るときには、眼を大きく動かしたり、顔の向きを変えたりして、見づらい場合もある。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、ホームの番線の各乗降位置で乗車待ちしている顧客に、この番線に到着する列車の状況に関する情報を正確に提供することができるようにした鉄道システムの情報表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、駅のホームに到着予定の列車に関する情報を表示する表示装置の表示画面での鉄道システムの情報表示方法であって、路線上の任意の1つの駅を当駅とし、当駅を通る路線上の当駅よりも1つ前の駅を前駅として、当駅のホームに次に発着する先発列車とこれに続いて発着する後発列車との列車種別と、当駅を通る路線上の前駅とさらに1つ前の駅との間から当駅より後の必要とする駅までの路線の各駅を表わす路線図ととを表示し、かつ路線図上に、路線図で表わされる範囲の路線上にある先発列車と後発列車との現在位置を表わす列車アイコンを表示するとともに、後発列車の特徴を表わす情報を路線図と関連させて表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、表示画面の上部に、先発列車の種別とともに、先発列車の当駅での発車時刻,行先などからなる先発列車関連情報を表示し、表示画面の下部に、後発列車の種別とともに、後発列車の当駅での発車時刻,行先などからなる後発列車関連情報を表示し、先発列車関連情報の表示領域と後発列車関連情報の表示領域との間に、路線図を表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、先発列車が当駅に到着するまでの待ち時間を、先発列車の列車アイコンに関連付けて表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、先発列車が当駅に到着したときには、路線図上に表示されている後発列車の列車アイコンに関連付けて、後発列車が当駅に到着するまでの待ち時間を表示する
ことを特徴とするものである。
また、本発明は、表示装置は、ホームの番線における停車中の列車の各車両での各乗降ドアに対応する乗降位置毎に設けられ、表示画面には、乗降位置で乗降する車両に関する情報を表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、各駅の表示装置には、停車した列車の該当する乗降ドアでの顧客の乗降状態を撮影するビデオカメラが設けられ、ビデオカメラの撮影映像を次の駅の列車が停車したときの同じ乗降ドアに対応する乗降位置に設けられた表示画面に送信されることを特徴とするものである。
また、本発明は、各駅のホームの番線での停車した列車の車掌室に対応した位置に車掌用のディスプレイが設けられ、車掌用のディスプレイに、番線の乗降位置毎に設置されている表示装置夫々でのビデオカメラの撮影映像が乗降位置毎に区分して表示されることを特徴とするものである。
また、本発明は、前駅の表示装置でのビデオカメラからの映像が、当駅での表示画面での路線図が表示される領域に表示されることを特徴とするものである。
また、本発明は、表示画面で前駅の表示装置でのビデオカメラからの映像が表示されるときには、路線図の表示位置を表示画面で上方に移動し、路線図の表示位置の下側に前駅の表示装置でのビデオカメラからの映像を表示する
ことを特徴とするものである。
また、本発明は、表示装置の表示画面では、前駅の表示装置でのビデオカメラからの映像をぼかして表示し、車掌用のディスプレイでは、乗降位置毎に設置されている表示装置夫々でのビデオカメラの撮影映像を鮮明に表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、前駅での発車する列車の各車両毎の混み具合の映像を、当駅での列車が停車する番線での各表示装置の表示画面に表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、前駅での発車する列車の各乗降ドア毎の混み具合の映像を、当駅の該当する乗降位置に設けられた表示装置の表示画面に表示する
ことを特徴とするものである。
また、本発明は、先発列車や後発列車に遅れがあるときには、路線図に沿って表わされる遅れを示す図形情報を表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、先発列車や後発列車に遅れがあるときには、路線図に沿って表わされる遅れを示す図形情報と、発車時刻に代わる遅れを示すメッセージとを表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、先発列車に大きな遅れがあるときには、後発列車関連情報の表示に代えて、その遅れの理由を示す情報と振替ルートに関する情報とを表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、路線での運転見合わせとなったときには、先発列車関連情報,後発列車関連情報及び路線図の代えて、運転見合わせを通知するメッセージと、振替ルートとを表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、路線上の所定の駅での接続路線で異常が発生したときには、路線上の所定の駅と関連付けて、接続路線で異常が発生したことを示す情報を表示することを特徴とするものである。
本発明によると、列車待ちしている顧客が、番線に到着する先発列車や後発列車の現在の状況を容易にかつ確実に知ることが可能となるし、また、目的の駅まで行くのに先発列車と後発列車とのいずれを利用した方がよいかなどの判断をすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による鉄道システムの情報表示方法に用いる到着予定列車情報の表示装置の使用状態の一具体例を示す図であって、1はホームの番線、2は乗降位置、3は到着予定列車情報の表示装置である。
同図において、鉄道の駅の列車が発着する各ホームの番線1では、到着した列車での乗降ドアの停止位置が決まっており、これら乗降ドアの停止位置夫々に対向して乗降位置2が設定されており、顧客はかかる乗降位置2夫々で並んで列車待ちをしている。
この実施形態の到着予定列車情報の表示装置3は、かかる乗降位置2毎にその上方に、並んでいる顧客がその表示画面をみることができるように、設置されており、次の列車が1つ前の駅に到着する以前からのその列車の状況などの到着予定列車情報が表示される。顧客は、この表示画面の表示情報を観ることにより、次に到着する列車での乗降位置2での混み具合などの様子を知ることができる。
図2は図1における到着予定列車情報の表示装置3の一具体例を示す外観斜視図であって、3aは前面,3bは下面、4は表示画面、5はビデオカメラ、6は番線名、7は路線情報、8は先発列車項目、9は後発列車項目である。
同図において、この具体例では、到着予定列車情報の表示装置3は、プラットフォームの天井から吊り下げられて、設置されており、その前面3aに表示画面4が、下面3bにビデオカメラ5が夫々設けられている。前面3aはある程度下方向に傾いており、乗降位置2(図1)に並んでいる先頭の顧客もこの表示画面を観ることができるようにしている。また、ビデオカメラ5は、視野を下方とするものであって、列車が到着したときに作動し、この乗降位置2での乗降車する顧客の流れを撮影する。
なお、このビデオカメラ5は、列車が到着するとともに、撮影を開始し、この列車が発車するとともに、撮影を終了する。従って、この間次の駅の到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4がビデオカメラ5の撮影画像(動画でも、静止画でもよい)を表示する。あるいは、ビデオカメラ5は常時撮影しているが、到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4では、このビデオカメラ5の撮影画像を、列車が到着するとともに、表示開始し、この列車が発車するとともに、表示終了するようにしてもよい。
また、列車の到着や発車は、例えば、この番線で決められた進行方向に移動する列車の画像の認識により、判定する。
到着予定列車情報の表示装置3の前面3aの、例えば、左上部に、番線名6が、例えば、3番線の場合、「3」と表示され、また、表示画面4の、例えば、上部左側にこの番線での路線名や行先を示す路線情報7が表示されている。これにより、顧客は、到着予定列車情報の表示装置3の表示画面とともに、番線や行先などを一覧することができる。
また、表示画面4には、その上側に次発の列車に関する情報が、下側に次々発の列車に関する情報が夫々表示されるが、この表示画面4の左側に、次発の列車に関する情報の表示領域に対向して、この情報を示す、例えば、「次発」との項目(先発列車項目)8が表示され、また、次々発の列車に関する情報の表示領域に対向して、この情報を示す、例えば、「次々発」との項目(後発列車項目)9が表示される。これにより、顧客は、次に到着する先発列車の状況やその次に到着する後発列車の状況を見分けることができる。
ビデオカメラ5が撮影した画像は、次の駅に送信され、次の駅での同じ列車が到着する番線の同じ乗降ドアが停止する乗降位置(これを、以下、該当する乗降位置という。1つ前の駅に対しても、同様である)2に設けられた到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に表示される。従って、図2に示す到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に表示される乗降車する顧客の流れは、1つ前の駅の該当する乗降位置に設置された到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5で撮影されたものである。これにより、図1に示すように、乗降位置2で並んで次の列車を待ち合わせている顧客は、次に到着する先発列車での自分が乗ろうとする乗降ドアでの混み具合を認識することができる。
なお、以下では、説明の対象とする駅(上記「次の駅」の1つ手前の駅)を、「当駅」といい、当駅の1つ前の駅を「前駅」ということにする。当駅と前駅とは同じ路線上にある。
図3は1つのホームでの装置の設置状態を示す図であって、10はホーム、10a,10bは番線、11は静止画用カメラ、12は車掌用ディスプレイであり、図1,図2に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、ここでは、1つのホーム10だけを示しているが、複数のホーム10があってもよい。ホーム10の夫々の番線10a,10bの各乗降位置(ここでは、10ヶ所としている)には、上記のように、到着予定列車情報の表示装置3が設けられているが、さらに、各番線10a,10bには、停止した列車の先頭よりも前方の位置(番線10a,10bの先頭部)に、発車した列車の車内側を向いた静止画用カメラ11が設けられ、列車が発車すると、各車両の乗降ドアがこの静止画用カメラ11を通過する毎に、その乗降ドアを含む所定範囲の車内の状態を撮影し、その静止画像を次の駅に送信する。次の駅では、該当する乗降位置での到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に、この静止画像が表示される。
なお、静止画用カメラ11は、列車が発車し始めるとともに、スタンバイ状態となり、列車がその前を通過し終わると、撮影解除状態となる。
従って、当駅の乗降位置2に設置された到着予定列車情報の表示装置3では、前駅を発車した列車でのこの乗降位置2に停車する乗降ドア部分の状況が表示され、この乗降位置2に並んだ顧客は、次発の列車のここに止まる乗降ドア部分での混み具合を認識することができる。
また、番線10a,10bの停車した列車の後尾(即ち、乗務員室)の辺りに、乗務員(車掌)が観ることができるように、車掌用ディスプレイ12が設けられている。この車掌用ディスプレイ12には、この列車が停車した番線10a,10bの各乗降位置2に設置されている到着予定列車情報の表示装置3夫々のビデオカメラ5(図2)で撮影された画像が供給され、表示される。これにより、車掌は各乗降位置2での乗降の状況を確認することができる。
図4は本発明による鉄道システムの情報表示方法を実行するための鉄道システムの一具体例を示すシステム構成図であって、131〜13i,131〜13jは番線(図3での番線10a,10bに相当)、14は表示部、15は制御部、16A,16Bは駅サーバ、17はデータベース、18は運行管理システム、19は運行状況サーバ、20はホストサーバ、21は通信線、22A,22Bは車両、23は車内混雑度測定手段、24は制御部であり、図2に対応する部分には同一同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、ここで、前後する2つの駅A,Bについて示しており、駅Bが当駅B、駅Aが前駅Aとする。また、前駅Aでは、1番線からi番線までの番線131〜13iがあり、当駅Bでは、1番線からj番線までの番線131〜13jがあるものとし、以下では、前駅Aの番線131と当駅Bの番線131とは、同じ路線の番線とする。従って、前駅Aの番線131に停車する列車は、当駅Bでは、番線131に停車する。
なお、以下では、これら番線をまとめていう場合、番線13という
前駅Aの各番線13や当駅Bの各番線13には、その乗降位置毎に設置された表示部14やビデオカメラ5などを備えた図2で示した到着予定列車情報の表示装置3が設置されており、番線毎に到着予定列車情報の表示装置3が制御部15によって制御される。そして、各番線の制御部15は、各駅毎に、駅サーバ16を介して通信線21に接続されており、また、この鉄道会社の運行を管理する運行管理システム15や接続路線の運行状況の情報を管理する運行状況サーバ18が、ホストサーバ20を介して、通信線21に接続されている。
運行管理システム18は、この鉄道会社での列車の運行状況(列車の運行ダイヤや列車が存在する路線(在線)での列車の遅れなど)を管理するものであって、各列車の在線での現在位置(在線位置)などの現在の状況の情報を、運行管理情報として、ホストサーバ20に該当する駅を指定して提供する。また、運行状況サーバ19は、この鉄道システムの路線(以下、自社路線という)に接続する自社路線(以下、自社接続路線という)や他社路線(以下、他車接続路線という)の運行異常に関する情報(接続路線異常情報)を保持するものであって、遅延や運転見合わせなどの異常があると、その状況を示す接続路線異常情報をサーバ20に該当する駅を指定して提供する。
なお、自社路線に接続する他の自社路線については、これら自社路線のいずれかに運行異常がある場合、自社路線のいずれかに運行異常があることを示す接続路線異常情報が運行状況サーバ19に保存され、運行異常の具体的な内容については、運行管理システム18に、運行管理情報として、保存される。
また、前駅Aから当駅Bを通るこの場合の対象とする自社路線を、以下では、対象路線ということにする。以下の説明では、この対象路線での列車の運行状況を対象とするものである。
各駅の駅サーバ16は、その駅での各列車の時刻表などの列車関連情報のデータベース17を備え、また、通信線21を介して、ホストサーバ20から当駅に該当する情報を取得する。そして、データベース17から、各番線13毎に、先発列車や後発列車に関する発車時刻などの情報を取得し、かかる情報とホストサーバ20から取得した情報とを該当する番線13の制御部15に供給する。制御部15は、これら情報を用いて当該番線13での到着予定列車情報の表示装置3夫々に該当する表示画像を作成し、該当する到着予定列車情報の表示装置3に供給する。
前駅Aでの到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5が撮影を行なうと、その画像は、制御部15,駅サーバ16を介し、通信線21を通して当駅Bの駅サーバ15に供給される。この当駅Bでは、この駅サーバ16がこの撮影画像を該当する番線13の制御部14に供給し、この制御部14は上記の表示画像にこの撮影画像を組み込み、該当する到着予定列車情報の表示装置3に供給する。
当駅Bのビデオカメラ5の撮影画像も、同様にして、図示しない次の駅に送信され、該当する番線の到着予定列車情報の表示装置3に供給される。
また、前駅Aでの番線システム13に設けられた静止画用カメラ11(図3)が撮影した同じ列車の各乗降ドア毎の静止画像は、その制御部15,駅サーバ16を介し、通信線21を通して当駅Bの駅サーバ15に供給される。この当駅Bでは、この駅サーバ16がこの撮影画像を該当する番線13の制御部14に供給し、この制御部14は上記の表示画像にこの撮影画像を組み込み、該当する到着予定列車情報の表示装置3に供給する。
当駅Bの静止画用カメラ11で撮影された静止画像も、同様にして、図示しない次の駅に送信され、該当する番線の到着予定列車情報の表示装置3に供給される。
さらに、前駅Aに到着した列車では、乗降が完了して乗降ドアが閉じると、各車両22A毎に、車両混雑度測定手段23によって車両22Aの重量の変化を検出することにより、混雑度(混み具合)を求め、制御部24から無線通信で前駅Aの駅サーバ16Aに送信する。この駅サーバ16Aは、この混雑度の情報を通信線21を介して当駅Bの駅サーバ16Bに送信する。当駅Bでは、その駅サーバ16Bがこの混雑度の情報を受信すると、これを該当する番線13の制御部14に送り、この制御部14は上記の表示画像にこの混雑度の情報を組み込み、該当する到着予定列車情報の表示装置3に供給する。
同様にして、当駅Bでも、到着した列車で乗降が完了して乗降ドアが閉じると、同様にして、各車両22B毎に混雑度(混み具合)を求め、これを次の駅に送信され、該当する番線の該当する乗降位置での到着予定列車情報の表示装置3に供給される。
このようにして、到着予定列車情報の表示装置3には、その表示画面4(図2)に、次発や次々発の列車の運行状況(これら列車の位置や到着までの時刻,遅れなど)や前駅での乗降車状況,各車両の混雑度(混み具合)などが表示される。
次に、図4に示す鉄道システムを用いた本発明による鉄道システムの情報表示方法の一実施形態を説明する。
ここでは、図4における当駅Bでの番線131の所定の乗降位置に設置された到着予定列車情報の表示装置3での情報表示方法について説明するが、他の乗降位置,他の番線,他の駅についても、同様である。
図5は本発明による鉄道システムの情報表示方法の一実施形態での表示される画面の遷移を示すシーケンス図であるが、以下、図5をもとに、当駅Bでの到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4で表示される画面を用いて説明する。
当駅Bでの次発の列車が前駅Aに到着するまでは(図5の状態25a)、図6に示す列車在線位置表示画面26が到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に表示されている(図5のS(ステップ)1)。
ここで、図6において、26は列車在線位置表示画面、27は先発列車関連情報欄、27aは発車時刻欄、27bは列車種別欄、27cは行先欄、27dは属性情報表示欄、28は後発列車関連情報欄、28aは発車時刻欄、28bは列車種別欄、28cは行先欄、28dは属性情報表示欄、29は運行状況表示欄、29aは路線図、29bは列車アイコン、29cは駅マーク、29dは吹出し、29eは後発列車の先着駅通知欄である。
この列車在線位置表示画面26には、その上側にその上辺に沿って、先発列車関連情報欄27が設けられ、この先発列車関連情報欄27には、当駅Bでの先発列車の発車時刻欄27a、各駅停車や急行などを示す列車種別欄27b,行先欄27c、この到着予定列車情報の表示装置3が設けられている乗降位置2で乗降する車両が女性専用車両や弱冷房車両などであることを示す属性情報表示欄27dなどが設けられ、夫々の情報が表示される。
また、この列車在線位置表示画面26の下側には、その下辺に沿って、後発列車関連情報欄28が設けられており、この後発列車関連情報欄28も、先発列車関連情報欄27と同様、当駅Bでの発車時刻欄28a、各駅停車や急行などを示す列車種別欄28b,行先欄28c、この到着予定列車情報の表示装置3が設けられている乗降位置2で乗降する車両が女性専用車両や弱冷房車両などがあることを示す属性情報表示欄28dが設けられ、夫々の情報が表示される。
これら先発列車関連情報欄27と後発列車関連情報欄28との間には、先発列車の運行状況を表わす運行状況表示欄29が設けられており、運行状況表示欄29には、この先発列車が停車する前駅Aから各駅が黒丸で表わされる駅マーク29cが、これらの駅の通過順に配列された対象路線の路線図29aが表示され、この対象路線の路線図29a上での先発列車の現在の位置を示す列車型の列車アイコン29bが表示されている。列車アイコン29bは、先発列車が走行することによって変化する現在位置とともに、表示位置が各駅の配列方向に変化する。
さらに、列車アイコン29bからの吹出しが29dが表示され、この吹出し29dにこの次列車が当駅Bに到着するまでの時間が、例えば、「あと8分」というように表示される。なお、この次列車が当駅Bに到着するまでの待ち時間Tは、運行ダイヤによる当駅Bでの発車時刻をT1,現在の遅れ時間をΔT、現在の時刻をT2とすると、
T=(T1+ΔT)−T2
で表わされる。この遅れ時間ΔTは、現在の時刻T2での先発列車の現在位置を運行ダイヤに沿って運行したときに通過する時刻をT3とすると、
ΔT=T2−T3
で表わされるが、この遅れ時間ΔTはホストサーバ20または夫々の駅の駅サーバ16で求められ、待ち時間Tは駅サーバ16で求められる。従って、当駅Bの場合には、駅サーバ16Bで求められる。なお、通常、列車に遅れがないので、遅れ時間ΔT=0である。
このようにして、顧客は、列車アイコン29bの対象路線の路線図29a上での位置により、先発列車の現在位置を認識できるし、吹出し29dでの表示により、この先発列車の待ち時間を認識することができる。
さらにまた、先発列車が当駅Bを発車した後、後発列車がこの先発列車を追い越す場合には、この後発列車を利用した方が早く着く駅(以下、先着駅という)があるが、運行状況表示欄29では、かかる先着駅を示す先着駅通知欄29eが表示され、例えば、「2番目にくる列車が先着します」などといったメッセージが表示されるとともに、その先着駅を指示する。ここでは、K駅,M駅,P駅及びQ駅が先着駅としており、これらの駅は、例えば、2重黒丸で表わされる駅マーク29cで表示され、他の駅と区別される。
このようにして、目的駅に応じて、先発列車と後発列車とのいずれかの選択も容易となる。
先発列車が前駅Aに到着すると(図5での状態25b)、運行管理システム18がこれを検知することにより、ホストサーバ20を介して、前駅Aに該当する番線13の各到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラの画像を要求するとともに、静止画用カメラ11をスタンバイ状態にすることを要求する(図5のS2)。
これにより、前駅Aに該当する番線13の各到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5で撮影された画像が当駅Bに配信され(図5でのS3)、当駅Bでの該当する番線の到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に、図7に示す前駅映像配信画面30が表示される(図5でのS4)。また、このとき、前駅Aでは、各到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5で撮影された画像が、この先発列車が到着した番線13での車掌用ディスプレイ12にも供給され、この番線の各乗降位置での乗降状態を示す画像が表示される(図5のS5)。
なお、図7において、29d’は待ち時間メッセージ、31は配信映像、32はメッセージであり、図6に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略するが、細かい部分については、図面を簡明化するために符号を省略する。
当駅Bの到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に表示される前駅映像配信画面30では、運行状況表示欄29において、対象路線の路線図29aなどが上部に押し上げられて表示され、これによって生じた余白部に、前駅Aのビデオカメラ5から配信された、この前駅Aの該当する乗降位置2での乗降状況を示す画像の乗降状況画面31が、前駅Aの生中継(LIVE)画面として、表示され、これとともに、先発列車が前駅Aに到着したことを知らせるメッセージ32も表示される。
なお、次発列車の待ち時間メッセージ29d’が、吹出しなしで、例えば、「あと5分」というように表示される。
以上のこと以外は、図6に示した列車在線位置表示画面26と同様であり、この乗降状況画面31により、顧客は自分が乗ろうとする乗車位置での混み具合などを目視によって確認することができる。
次に、先発列車が前駅Aを発車すると(図5での状態25c)、前駅Aにおいて、スタンバイ状態にあった静止画用カメラ11が稼働し、それによる先発列車の各乗降ドア毎の静止画像が当駅Bに配信され(図5のS6)、また、車内混雑度測定手段23(図4)で測定された先発列車の各車両の混雑度情報が当駅Bに配信される(図5のS7)。これにより、当駅Bでは、これら乗降ドア毎の静止画像が当駅Bでの該当する番線の該当する乗降位置での到着予定列車情報の表示装置3に供給され、また、先発列車の各車両の混雑度情報は当駅Bでの該当する番線の全ての乗降位置での到着予定列車情報の表示装置3に供給される。
そして、これとともに、ホストサーバ20から画面切替えの要求があり(図5のS8)、これらが全て揃ったときに、図8に示す先発列車混雑状況表示画面33に切り替え表示される(図5でのS9)。
なお、図5では図示しないが、図6に示す列車在線位置表示画面26から図7に示す前駅映像配信画面30に切り替わるときにも、ホストサーバ20から画面切替えの要求がある。後述する画面の切り替えも、同様であるが、以下では、その説明を省略する。
ここで、図8において、34はドア領域混雑状況表示画面、35は列車混雑状況表示画面、35aは該当車両指示マークであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略するが、細かい部分で説明上必要としないについては、図面を簡明化するために符号を省略する。
当駅Bの到着予定列車情報の表示装置3の表示画面4に表示される先発列車混雑状況表示画面33では、運行状況表示欄29において、対象路線の路線図29aなどが上部に押し上げられて表示された状態で、前駅Aの該当する番線の静止画用カメラ11で撮影されたこの番線の該当する乗降ドアでの混雑状況を表わす静止画像のドア領域混雑状況表示画面34が表示される。
また、このドア領域混雑状況表示画面34に一部重なるようにして、前駅Aから配信された先発列車の各車両の混雑度を表わす列車混雑状況表示画面35が表示される。この列車混雑状況表示画面35は、先発列車の各車両が繋がった状態で表わされるものであり、これら各車両の混雑度が、例えば、人間の画像の個数で表わされ、その画像が多いほど混雑していることを表わしている。そして、該当する乗降ドアを有する車両は、他の車両に比べて、大きく表示され、また、該当車両指示マーク35aによって指示されている。
これにより、当駅Bでの顧客は、前駅Aを発車した後の先発列車での混み具合を目視によって確認することができ、また、この顧客が待っている乗降位置に止まる乗降ドア部分での混み具合も、目視によって認識することができる。
先発列車が前駅を発車した後は、待ち時間メッセージ29d’の内容も変化していく。
先発列車が当駅Bの該当する番線に到着すると(図5での状態25d)、図9に示す先発列車当駅停車中画面36に切り替わる(図5でのS10)。
なお、図9において、29fは列車アイコン、29gは吹出しであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。また、図9においても、必要な部分にだけ符号を付している。
この先発列車当駅停車中画面36は、運行状況表示欄29で路線図28aなどが中央部に表示され、図6に示す列車在線位置表示画面26と同等のものとなるが、先発列車の列車アイコン29bは対象路線の路線図29aでの当駅Bの位置に表示される。
また、後発列車が前駅Aに近づいて対象路線の路線図29aで表示可能な位置に達すると、その列車アイコン29fが対象路線の路線図29a上に表示され、これとともに、当駅Bに到着するまでの待ち時間のメッセージを表わした吹出し29gも表示される。
先発列車が当駅Bを発車すると(図5での状態25e)、図10に示す列車入替画面37に切り替わる(図5でのS11)。
なお、図10において、29e’は追越し駅通知欄であり、図6,図9に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。また、図10においても、必要な部分にだけ符号を付している。
この列車入替画面37は、当駅Bを出発した先の先発列車についての表示がなくなり、先の後発列車が先発列車として取り扱われることになる。ここでは、先の先発列車とは区別するために、新先発列車ということになる。
そこで、列車入替画面37では、先発列車関連情報欄27がこの新先発列車の当駅Bでの関連情報に切り替わる。この場合、T駅行きの快速で、19:58発との表示がなさる。これとともに、後発列車関連情報欄28においても、この新先発列車の次に当駅Bを発車する列車を新後発列車として、この新後発列車に関する情報に切り替えられる。
運行状況表示欄29も、この新先発列車の運行状況が表示される。この場合、新先発列車は快速であって、対象路線の路線図29aには、当駅B以降のこの新先発列車が停車する駅が黒丸の駅マーク29cで表示され、停車しない駅は破線で表わされる丸の駅マーク29cで表示される。また、この場合、この新先発列車が既に当駅Bを出発している各駅停車の列車を追い越すときには、この追越しが行なわれる駅(この場合、K駅)を指示する追越し駅通知欄29e’が表示され、これに、例えば、「各駅停車に接続します」とのメッセージが表示される。
図11は当駅Bで最終列車に対して到着予定列車情報の表示装置3で表示される最終列車表示画面38の一具体例を示す図であって、図6に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。また、図11においても、必要な部分にだけ符号を付している。
同図において、この最終列車表示画面38では、先発列車関連情報欄27に最終列車に関する情報が表示され、また、運行状況表示欄29では、対象路線の路線図29aに最終列車の位置を示す列車アイコン29fが表示される。そして、後発列車関連情報欄28には、先発列車が最終列車であることを通知するために、例えば、「次の列車は最終電車となります」といったメッセージ39が表示される。
先発列車に遅延などの運行上の異常があると(図5での状態25f)、これを表わす情報が到着予定列車情報の表示装置3に表示される(図5でのS12)。以下、当駅Bの対象となる番線を通る対象路線での列車の運行異常に伴う表示画面について説明する。
図12は対象路線での列車の遅延(遅れ)が小規模の場合の到着予定列車情報の表示装置3に表示される画面の一具体例を示す図であって、40a,40bは列車在線位置表示画面、41は遅延通知図形、42a,42bは異常運行通知メッセージであり、図6に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。なお、図12においても、必要な部分にだけ符号を付している。
いま、先発列車が前駅Aに到着する前の図6に示す列車在線位置表示画面26の表示状態で、先発列車に小規模(短い)遅れが生じた場合には、図12(a)に示す列車在線位置表示画面40aと図12(b)に示す列車在線位置表示画面40bとが、数秒程度という比較的短い所定期間毎に交互に切り替え表示される状態に切り替わる。
列車在線位置表示画面40aは、図6に示した列車在線位置表示画面26と同様であるが、路線図29aの上下の辺に沿って、例えば、波状の遅延通知図形41が表示され、列車在線位置表示画面40bでは、これにさらに、先発列車関連情報欄27の発車時刻欄27aに、発車時刻に代えて、異常運行状態である先発列車の遅れを示す、例えば、「遅延」という異常運行通知メッセージ42aが表示される。また、後発列車も、遅れている場合には、列車在線位置表示画面40bの後発列車関連情報欄28の発車時刻欄28aに、同様の異常運行通知メッセージ42bが表示される。
このようにして、列車の遅れに対し、発車時刻などを表わす列車在線位置表示画面40aと遅れを直接通知する列車在線位置表示画面40bとが交互に表示されるので、顧客は列車が遅れていることとともに、この列車がいつ頃当駅Bに到着するかを目視によって認識、確認することができる。
図13は対象路線での列車の遅延(遅れ)が小規模の場合の到着予定列車情報の表示装置3に表示される画面の他の具体例を示す図であって、41は遅延通知図形、42a,42bは異常運行通知メッセージ、43a,43bは前駅映像配信画面であり、図7に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。また、図13においても、必要な部分にだけ符号を付している。
いま、先発列車が前駅Aに到着して図7に示す前映像配信画面30の表示状態にあるとき、図7に示す先発列車に小規模な(短い)遅れが生じた場合、図13(a)に示す前駅映像配信画面43aと図13(b)に示す前駅映像配信画面43bとが、数秒程度と比較的短い所定期間毎に交互に切り替え表示される。
図13(a),(b)に示す前駅映像配信画面43a,43bは、図7に示す前駅映像配信画面30と同様であるが、図12に示す列車在線位置表示画面40a,40bのように、先発列車に小規模の遅れを示す遅延通知図形41が路線図29aに表示され、また、前駅映像配信画面43bは、さらに、図12(b)に示す列車在線位置表示画面40bと同様、先発列車関連情報欄27の発車時刻欄27aに、発車時刻に代えて、先発列車の遅れを示す、例えば、「遅延」という異常運行通知メッセージ42aが、さらに、後発列車も、遅れている場合には、後発列車関連情報欄28の発車時刻欄28aに、同様の異常運行通知メッセージ42bが表示される。
このようして、この場合でも、列車の遅れの遅れに対し、発車時刻などを表わす前駅映像配信画面43aと遅れを直接通知する前駅映像配信画面43bとが交互に表示されるので、顧客は列車が遅れていることとともに、この列車がいつ頃当駅Bに到着するかを目視によって認識、確認することができる。
図14は対象路線での列車の遅延(遅れ)が大規模の場合の到着予定列車情報の表示装置3に表示される画面の一具体例を示す図であって、44は列車在線位置表示画面、45は遅延情報表示欄、45aは異常運行通知メッセージ、45bは異常原因通知メッセージ、46は振替ルート表示欄であり、図6,図12(a)に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。なお、図14においても、必要な部分にだけ符号を付している。
先発列車に大幅な遅れが生じた場合には、図14に示す列車在線位置表示画面44が表示される。
この列車在線位置表示画面44では、図12(a)に示す列車在線位置表示画面40aにおいて、運行状況表示欄29で路線図29aなどが上方に押し上げられてスペースが拡大されるとともに、後発列車関連情報欄28が除かれた状態で、遅延情報表示欄45と振替ルート表示欄46とが表示される。
この遅延情報表示欄45には、対象路線で大幅な遅れが生じていることを示す、例えば、「遅延」といった異常運行通知メッセージ45aと、その異常の原因を通知する、例えば、「原因 強風」といった異常原因通知メッセージ45bとが表示される。
また、振替ルート表示欄46には、当駅Bで可能な振替ルートが路線によって表示される。ここでは、H駅までの振替ルートが示されている。この路線としては、他車の路線でもよいし、また、バスなどの他の交通機関であってもよい。ここでは、X駅までの○○○線とT駅までの○○線とからなる振替ルートが表示されている。
なお、振替ルートが全くない場合には、振替ルート表示欄46は表示されない。あるいは、振替ルート表示欄46は表示されるが、その内容が表示されないようにすることもできる。この場合には、振替ルートがないことがより明確になる。
また、図14において、路線図29aには、当駅Bから所定距離までの列車の列車アイコンが表示され、また、先発列車の待ち時間メッセージ29d’も、例えば、「あと5分」として表示されているが、これは、正常な運行であれば、待ち時間が5分となる位置に先発列車が停止していることを示している。先発列車を含めたこの対象路線の列車が少しずつ動いていれば、各列車の列車アイコンが移動し、これとともに、待ち時間メッセージ29d’も変わる。
このようにして、顧客としては、列車が大幅に遅れることを知ることができるし、また、その遅れの原因や振替ルートも知ることができ、これに対処する行動を容易に決めることが可能となる。
図15は対象路線で運転見合わせがあった場合の当駅Bの到着予定列車情報の表示装置3に表示される画面の一具体例を示す図であって、47a,47bは対象路線運転見合わせ画面、48は運行異常通知欄、48aは異常事態発生時刻、48bは運行異常通知メッセージ、49は異常原因通知欄、50,50a,50bは振替ルート表示欄である。
異常の発生により、対象路線で運転見合わせの異常運行状態が発生すると、図15(a)に示す対象路線運転見合わせ画面47aが表示される。
この対象路線運転見合わせ画面47aでは、その上側に運行異常通知欄48と異常原因通知欄49とが表示され、残りのエリアに振替ルート表示欄50が表示される。
運行異常通知欄48には、運行の異常を示す、例えば、「運転見合わせ」といった運行異常通知メッセージ48bと、この異常事態が発生した異常事態発生時刻48aとが表示され、異常原因通知欄49には、その異常事態の発生原因が、例えば、「原因 強風」というように表示される。
また、振替ルート表示欄50には、図14に示す列車在線位置表示画面44での振替ルート表示欄46と同様に、当駅Bからの振替ルートが表示される。
このようにして、図14に示す列車在線位置表示画面44の場合と同様、顧客としては、列車が動いていないことを目視で知ることができるし、また、その遅れの原因や振替ルートも知ることができ、これに対処する行動を用意に決めることが可能となる。
その後、運転再開の見込みとなると、図15(b)に示す対象路線運転見合わせ画面47bが表示される。この対象路線運転見合わせ画面47bも、図15(a)に示す対象路線運転見合わせ画面47bと同様であるが、運行異常通知欄48には、運行の再開に関する、例えば、「運転再開見込」といった運行再開見込通知メッセージ48dと、運転再開の見込み時刻48cとが表示され、異常原因通知欄49には、その異常事態の発生原因が、例えば、「原因 強風」とそのままに表示される。
また、振替ルート表示欄50a,50bでも夫々、図14に示す列車在線位置表示画面44での振替ルート表示欄46と同様に、当駅Bからの振替ルートが表示される。この場合、2つの振替ルートが存在するために、夫々毎の振替ルート表示欄50a,50bが表示されるものである。個のように、複数個あれば、夫々毎に表示される。このことは、図15(a)に示す対象路線運転見合わせ画面47についても、同様である。
このようにして、顧客は、運転再開の見込みを目視によって確認することができ、これとともに、運転再開の見込み時刻48cまで待つか、振替ルートを使うかなどの判断をすることが可能となる。
以上が、図5におけるS12の動作である。この場合の列車運行に関する上方は、運行管理システム18(図4)から提供されるものである。
次に、対象路線上の当駅B以降の駅で乗換えする接続路線(自社路線や他社路線)で異常が発生し、この接続路線で大幅な遅延や運転見合わせが発生した場合の当駅Bでの到着予定列車情報の表示装置3(図2)の表示について説明する。これは、図5での状態25gとなって、S13が実行されるものである。
ここで、異常を発生した接続路線が自社路線である場合には、その接続路線を示す情報と、遅延や運転見合わせ,運転再開見込みといった内容に関する情報とが、運転管理システム18(図4)、または、運行状況サーバ19(図4)から提供されるが、他社路線の場合には、その接続路線を示す情報や内容は運行状況サーバ19から提供される。
図16はこの場合の当駅Bの到着予定列車情報の表示装置3に表示される画面の一具体例を示す図であって、51aは列車在線位置表示画面、51bは前駅映像配信画面、48は運行異常通知欄、52a,52bは接続路線異常通知吹出しであり、図6,図7に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。なお、図16においても、必要な部分にだけ符号を付している。
図6に示す列車在線位置表示画面26が表示されている状態で、この対象路線での接続路線に運行上の異常が発生すると、図16(a)に示す列車在線位置表示画面51aの表示に切り替わる。この列車在線位置表示画面51aでは、路線図29a上の異常が発生した接続路線がある駅に、接続路線異常を通知する吹出し、即ち、接続路線異常通知吹出し52a,52bが表示され、そこに通知する内容が表示される。
この例では、H駅とN駅とに接続路線の異常があったものとしており、H駅では、接続路線異常通知吹出し52aが表示されて、「○○線 ×運転見合わせ」といった異常の内容が表示され、また、N駅でも、接続路線異常通知吹出し52bが表示されて、「△△線 △遅延」といった異常の内容が表示される。ここで、「×」,「△」は異常の程度(止まっている、遅れているなど)を表わすものである。
また、図7に示す前駅映像配信画面30が表示されている状態で、この対象路線での接続路線に運行上の異常が発生すると、図16(b)に示す前駅映像配信画面51bの表示に切り替わる。この前駅映像配信画面51bでも、路線図29a上の異常が発生した接続路線がある駅に、接続路線異常を通知する吹出し、即ち、接続路線異常通知吹出しが表示され、そこに通知する内容が表示される。
この例でも、H駅とN駅とに接続路線の異常があったものとしており、H駅では、接続路線異常通知吹出し52aが表示されて、「○○線 ×運転見合わせ」といった異常の内容が表示される。
このようなことから、運行上の異常が発生した接続路線が接続される駅ではない当駅Bで、対象路線での接続路線の異常を、その程度も含めて、目視により、確実に認識することができ、かかる事態の対処を早めに決めることができる。
以上が、図5での状態25bでのS13の表示である。
図17は先発列車の進行に伴う以上の表示画面の表示遷移を示す図であって、図示するように、先発列車の進行とともに、列車在線位置表示画面26(図6),前駅映像配信画面30(図7),先発列車混雑状況表示画面33(図8),先発列車当駅停車中画面36(図9),先発列車入替画面37(図10)順で表示画面が切り替わっていき、最終列車になると、図17では図示しないが、最終列車表示画面38(図11)の表示に切り替わるが、これら画面のいずれかの表示中に、対象路線で遅れなどの異常が発生すると、図12〜図14に示す画面に切り替わり、運転見合わせがあると、図15に示すような対象路線運転見合わせ画面17a,17bの表示に切り替わり、接続路線の異常が発生すると、図16に示すような画面51a,51bの表示に切り替わる。即ち、図12〜図16に示す路線異常通知画面のいずれかに表示が切り替わることになる。
なお、遅れなどの異常路線通知画面の表示中に列車の運転が行なわれ、その後、遅れがなくなって正常な状態となると、異常路線通知画面の表示前の画面とは異なる画面の表示状態となる。例えば、図6に示す列車在線位置表示画面26の表示状態で先発列車に遅れが生じると、図12に示す画面40a,40bの表示が切り替わり、その後、先発列車が前駅Aに到着すると、図13に示す画面43a,43bの表示に切り替わるが、このとき、遅れが解消されると、もとの図6に示す列車在線位置表示画面26の表示に戻るのではなく、図7に示す前駅映像配信画面30の表示に切り替わる。これにより、列車の進行に伴う画面の表示の連続性が保たれることになり、顧客としては、常に現在の状態を把握することができるものである。
図18は図3における車掌用ディスプレイ12に表示される画面の一具体例を示す図であって、53a,53bは乗降位置番号表示領域、54a,54bは画像表示領域、55はカーソル、56は拡大画像表示領域である。
同図において、車掌用ディスプレイ12には、これが設置されている番線(該当する番線)の各乗降位置が番号(以下、乗降位置番号といい、例えば、この該当する番線の先頭から順に振られている)でもって表わされた乗降位置番号表示領域53a,53bと、この乗降位置番号表示領域53a,53bの乗降位置番号毎に、乗降番号に対向して該当する乗降位置での画像が表示される画像表示領域54a,54bと、この画像表示領域54a,54bのいずれかの画像が選択されていることを示すカーソル55と、このカーソル55によって選択された画像を拡大して表示する拡大画像表示領域56とが設定されている。
ここで、画像表示領域54a,54bに表示される画像は、到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5で撮影される画像であって、この到着予定列車情報の表示装置3が設置された番線(該当する番線)に到着した先発列車の乗降ドアが開いている限り、このビデオカメラ5が撮影してその画像が画像表示領域54a,54bの該当する場所に表示される。例えば、乗降位置番号「1」の画像は、乗降位置番号「1」が設けられた乗降位置番号表示領域53aの位置に隣り合う、画像表示領域54aの位置に表示される。
次発列車が到着すると、そのホームの到着番線の各乗降位置での各到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5が撮影を開始し、この次発列車が発車するまで、その撮像画像を、上記のように、次の駅に送信するとともに、このホームの車掌用ディスプレイ12に供給する。これにより、各ビデオカメラ5からの画像は、上記のように、この車掌用ディスプレイ12の画像表示領域54a,5bでの、乗車位置番号表示領域53a,53bに表示されている乗車位置番号での該当する乗車位置番号に対応する位置に表示されるが、これとともに、これらビデオカメラ5からの画像毎に画像認識処理がなされ、この次発列車の各車両の乗降ドア毎に、乗降ドアの近く(例えば、乗降ドアとホームに設けられた白線との間の領域)に人がいるか否かの認識判定がなされる。
そして、車掌の操作によって乗降ドアが閉じると、この閉じたことがビデオカメラ5からの画像をもとに判定され、このように乗車ドアの近くに人が残っていると判定される乗降位置のビデオカメラ5の画像が、また、車掌用ディスプレイ12で拡大処理され、拡大画像として、拡大画像表示領域56に表示される。
また、この拡大画像表示領域56に表示された拡大画像と同じものの画像表示領域54a,54bで表示される画像には、カーソル55が表示されており、これにより、拡大画像が表示されている乗降位置を知ることができる。
このようにして、次発列車の車掌は、次発列車に対する各乗降位置での顧客の乗降状態を確認することができるし、特に、乗降ドアを閉じる操作をしたときには、この始発列車の発車前に、閉じた乗降ドアの近くに人が居る場合には、その状態やその乗降位置を目視で確認することができる。従って、車掌としては、発車時の安全を容易にかつ確実に確認することができる。閉じた乗降ドアの近くに人がいる乗降位置がある場合には、車掌は、例えば、駅係員にその旨を連絡し、駅係員がアナウンスして乗降ドアに近づいている顧客に注意を促すようにする。
また、車掌用ディスプレイ12の他の使用法として、車掌はリモコンを保持しており、このリモコンを操作することにより、画像表示領域54a,54bでのカーソル55を移動させることができる。あるいはまた、ホームでの停車した先発列車の車掌室の近傍の柱に操作装置が設けられ、これを操作することにより、カーソル55を移動させるようにしてもよい。
画像表示領域54a内には、2つのカーソルが設けられており、車掌の操作により、夫々のカーソルを個別に画像表示領域54a内を移動させることができる。同様にして、画像表示領域54b内にも、2つのカーソルが設けられており、車掌の操作により、夫々のカーソルを個別に画像表示領域54b内を移動させることができる。勿論、画像表示領域54a,54b内に1つずつカーソルが設けられているようにしてもよいし、3個以上ずつ設けられているようにしてもよい。上記のリモコンあるいは操作装置では、操作することによって画像表示領域54a,54bのいずれか一方、例えば、画像表示領域54aが指定され、かつその指定された画像表示領域54aの1つのカーソルが指定され、この指定されているカーソルを移動させて所定の画像を選択し、決定操作をすると、同じ画像表示領域54aでの他方のカーソルが指定され、それを移動させて所定の画像を選択し、決定操作をすると、次の画像表示領域54bが指定され、同様の操作を行なうことができる。勿論、各カーソル55毎に操作手段を設けておくようにすることもできる。
カーソル55によって選択決定された画像は、拡大画像表示領域56で拡大表示される。この場合には、4個までの画像が拡大表示される。
このような車掌用ディスプレイ12を車掌のために設けることにより、車掌は先発列車の各乗降ドア毎の乗客の乗り降りの状況を把握することができ、また、例えば、大勢の乗客が乗り降りする乗降ドアに対しては、その画像を拡大画像表示領域56で拡大表示させることにより、その状況をより詳細に確認することができる。
なお、車掌用ディスプレイ12での画像表示領域54a,54bに表示される到着予定列車情報の表示装置3のビデオカメラ5で撮影される画像は、鮮明に表示されて車掌が見易くするものであるが、到着予定列車情報の表示装置3で表示される前駅からの配信画像31(図7,図13,図16(b))は、少しぼやけたようにして表示される。これは、配信画像31が表示されることにより、運行状況表示欄29に表示される情報が見にくくなるのを防止するものである。
本発明による鉄道システムの情報表示方法に用いる到着予定列車情報の表示装置の使用状態の一具体例を示す図である。 図1における到着予定列車情報の表示装置の一具体例を示す外観斜視図である。 1つのホームでの装置の設置状態を示す図である。 本発明を実行するための鉄道システムの一具体例を示すシステム構成図である。 本発明による鉄道システムの情報表示方法の一実施形態での表示される画面の遷移を示すシーケンス図である。 先発列車が前駅に到着する前の当駅で表示される画面の一具体例を示す図である。 先発列車が前駅に到着したときに当駅で表示される画面の一具体例を示す図である。 先発列車が前駅を出発したときに当駅で表示される画面の一具体例を示す図である。 先発列車が当駅に到着したときに当駅で表示される画面の一具体例を示す図である。 先発列車が当駅を到着したときに当駅で表示される画面の一具体例を示す図である。 当駅で最終列車に対して表示される画面の一具体例を示す図である。 列車の遅延が小規模の場合の先発列車が前駅に到着する前に表示される画面の一具体例を示す図である。 対象路線での列車の遅延が小規模の場合に表示される画面の他の具体例を示す図である。 対象路線での列車の遅延が大規模の場合に表示される画面の一具体例を示す図である。 対象路線で運転見合わせがあった場合に表示される画面の一具体例を示す図である。 接続路線に運行上の異常があった場合に表示される画面の一具体例を示す図である。 先発列車の進行に伴う表示画面の表示遷移を示す図である。 図3における車掌用ディスプレイに表示される画面の一具体例を示す図である。
符号の説明
1 ホームの番線
2 乗降位置
3 到着予定列車情報の表示装置
3a 前面,3b 下面
4 表示画面
5 ビデオカメラ
6 番線名
7 路線情報
8 先発列車項目
9 後発列車項目
10 ホーム
10a,10b 番線
11 静止画用カメラ
12 車掌用ディスプレイ
131〜13i,131〜13j 番線
14 表示部
15 制御部
16A,16B 駅サーバ
17 データベース
18 運行管理システム
19 運行状況サーバ
20 ホストサーバ
21 通信線
22A,22B 車両
23 車内混雑度測定手段
24 制御部
26 列車在線位置表示画面
27 先発列車関連情報欄
27a 発車時刻欄
27b 列車種別欄
27c 行先欄
27d 属性情報表示欄
28 後発列車関連情報欄
28a 発車時刻欄
28b 列車種別欄
28c 行先欄
28d 属性情報表示欄
29 運行状況表示欄
29a 路線図
29b 列車アイコン
29c 駅マーク
29d 吹出し
29d’ 待ち時間メッセージ
29e 先着駅通知欄
29e’ 追越し駅通知欄
29f 列車アイコン
29g 吹出し
30 前駅映像配信画面
31 配信映像
32 メッセージ
33 先発列車混雑状況表示画面
34 ドア領域混雑状況表示画面
35 列車混雑状況表示画面
35a 該当車両指示マーク
36 先発列車当駅停車中画面
37 列車入替画面
38 最終列車表示画面
39 メッセージ
40a,40b 列車在線位置表示画面
41 遅延通知図形
42a,42b 異常運行通知メッセージ
43a,43b 前駅映像配信画面
44 列車在線位置表示画面
45 遅延情報表示欄
45a 異常運行通知メッセージ
45b 異常原因通知メッセージ
46 振替ルート表示欄
47a,47b 対象路線運転見合わせ画面
48 運行異常通知欄
48a 異常事態発生時刻
48b 運行異常通知メッセージ
49 異常原因通知欄
50,50a,50b 振替ルート表示欄
51a 列車在線位置表示画面
51b 前駅映像配信画面
48 運行異常通知欄
52a,52b 接続路線異常通知吹出し
53a,53b 乗降位置番号表示領域
54a,54b 画像表示領域
55 カーソル
56 拡大画像表示領域

Claims (17)

  1. 駅のホームに到着予定の列車に関する情報を表示する表示装置の表示画面での鉄道システムの情報表示方法であって、
    路線上の任意の1つの駅を当駅とし、当駅を通る路線上の当駅よりも1つ前の駅を前駅として、
    当駅のホームに次に発着する先発列車とこれに続いて発着する後発列車との列車種別と、
    当駅を通る該路線上の少なくとも前駅を含み、当駅より後の必要とする駅までの該路線の各駅を表わす路線図と
    とを表示し、かつ
    該路線図上に、該路線図で表わされる範囲の該路線上にある該先発列車と該後発列車との現在位置を表わす列車アイコンを表示するとともに、該後発列車の特徴を表わす情報を該路線図と関連させて表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  2. 請求項1において、
    前記表示画面の上部に、前記先発列車の前記種別とともに、前記先発列車の当駅での発車時刻,行先などからなる先発列車関連情報を表示し、
    前記表示画面の下部に、前記後発列車の前記種別とともに、前記後発列車の当駅での発車時刻,行先などからなる後発列車関連情報を表示し、
    該先発列車関連情報の表示領域と該後発列車関連情報の表示領域との間に、前記路線図を表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記先発列車が当駅に到着するまでの待ち時間を、前記先発列車の前記列車アイコンに関連付けて表示することを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    前記先発列車が当駅に到着したときには、前記路線図上に表示されている前記後発列車の前記列車アイコンに関連付けて、前記後発列車が当駅に到着するまでの待ち時間を表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    前記表示装置は、前記ホームの番線における停車中の列車の各車両での各乗降ドアに対応する乗降位置毎に設けられ、
    前記表示画面には、該乗降位置で乗降する該車両に関する情報を表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    各駅の前記表示装置には、停車した列車の該当する乗降ドアでの顧客の乗降状態を撮影するビデオカメラが設けられ、
    該ビデオカメラの撮影映像を次の駅の該列車が停車したときの同じ該乗降ドアに対応する乗降位置に設けられた前記表示画面に送信される
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  7. 請求項6において、
    前記各駅の前記ホームの番線での停車した列車の車掌室に対応した位置に車掌用のディスプレイが設けられ、
    該車掌用のディスプレイに、該番線の前記乗降位置毎に設置されている前記表示装置夫々での前記ビデオカメラの撮影映像が乗降位置毎に区分して表示される
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  8. 請求項6または7において、
    前駅の表示装置での前記ビデオカメラからの映像が、当駅での前記表示画面での前記路線図が表示される領域に表示される
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  9. 請求項8において、
    前記表示画面で前駅の表示装置での前記ビデオカメラからの映像が表示されるときには、前記路線図の表示位置を前記表示画面で上方に移動し、前記路線図の表示位置の下側に前駅の表示装置での前記ビデオカメラからの映像を表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか1つにおいて、
    前記表示装置の前記表示画面では、前駅の表示装置での前記ビデオカメラからの映像をぼかして表示し、
    前記車掌用のディスプレイでは、前記乗降位置毎に設置されている前記表示装置夫々での前記ビデオカメラの撮影映像を鮮明に表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つにおいて、
    前駅での発車する列車の各車両毎の混み具合の映像を、当駅での該列車が停車する番線での前記各表示装置の表示画面に表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つにおいて、
    前駅での発車する列車の各乗降ドア毎の混み具合の映像を、当駅の該当する乗降位置に設けられた前記表示装置の表示画面に表示する
    ことを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つにおいて、
    前記先発列車や前記後発列車に遅れがあるときには、前記路線図に沿って表わされる遅れを示す図形情報を表示することを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  14. 請求項2において、
    前記先発列車や前記後発列車に遅れがあるときには、前記路線図に沿って表わされる遅れを示す図形情報と、前記発車時刻に代わる遅れを示すメッセージとを表示することを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  15. 請求項2において、
    前記先発列車に大きな遅れがあるときには、前記後発列車関連情報の表示に代えて、その遅れの理由を示す情報と振替ルートに関する情報とを表示することを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  16. 請求項2において、
    路線での運転見合わせとなったときには、前記先発列車関連情報,後発列車関連情報及び前記路線図の代えて、運転見合わせを通知するメッセージと、振替ルートとを表示することを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
  17. 請求項1〜12のいずれか1つにおいて、
    前記路線上の所定の駅での接続路線で異常が発生したときには、前記路線上の該所定の駅と関連付けて、接続路線で異常が発生したことを示す情報を表示することを特徴とする鉄道システムの情報表示方法。
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