JP7297163B2 - 車両情報管理システムおよびサーバ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、複数の事業者の路線を走行する車両の運行情報を提供する車両情報管理システムおよびサーバ装置に関する。
従来から異なる鉄道事業者の路線を走行する乗り入れ運転が行われている。乗り入れ運転を行う場合、自社路線内において、自社の車両に加えて、他社の車両の運行情報が必要となる。
特開2011-108181号公報
自社路線内において、他社の車両の在線を把握するための方法として、特許文献1の車両情報提供システムでは、自社路線内に設置した車両情報取得装置が通過する車両から車両の識別情報、行き先情報、車両の種別を取得することで、他社の車両の在線を把握している。しかしながら、自社路線内において車両運行管理を行う場合、車両の在線を把握するだけでは運行管理はできない。例えば、自社路線内で他社の車両に異常が発生した場合など、他社の車両はある地点で停車し、異常の原因を確認する必要がある。自社路線内においては、他社の車両の情報を確認することはできないため、異常が発生した車両を所有している他社へ異常の原因を確認していた。そのため、運転再開までの時間が長くなるという問題があった。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、自社路線内に在線している他社の車両の状態の確認を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る車両情報管理システムは、第一の事業者の路線である第一路線を管理する第一の管理装置と、第二の事業者の路線であって第一路線と接続される第二路線を管理する第二の管理装置とが、通信網を介して接続される車両情報管理システムであって、第一の管理装置は、第一の事業者が所有する車両である第一車両から、第一車両に搭載されている機器の状態を示す車両機器情報を取得して記憶する第一記憶部と、第二の管理装置から第一車両の車両機器情報の提供の要求があると、第一車両が第二路線に在線しているか否かを判定し、第一車両が第二路線に在線している場合、第一記憶部に記憶している車両機器情報から第一車両の運転台に表示する第一の情報を生成し、第二の管理装置に提供する第一処理部と、を備える
上記目的を達成するために、本開示に係るサーバ装置は、第一の事業者の路線である第一路線を管理するサーバ装置であって、第二の事業者の路線であって第一路線と接続される第二路線を管理する第二のサーバ装置と通信網を介して接続されるサーバ装置であって、第一の事業者が所有する車両である第一車両から、第一車両に搭載されている機器の状態を示す車両機器情報を取得して記憶する記憶部と、第二のサーバ装置から第一車両の車両機器情報の提供の要求があると、第一車両が第二路線に在線しているか否かを判定し、第一車両が第二路線に在線している場合、記憶部に記憶している車両機器情報から第一車両の運転台に表示する第一の情報を生成し、第二のサーバ装置に提供する処理部と、を備え
本開示に係る車両情報管理システムは、第二の事業者の路線内に在線している第の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
本開示に係るサーバ装置は、第二の事業者の路線内に在線している第の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
実施の形態に係る車両情報管理システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るサーバ装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る車両の運転台表示画面とサーバ装置が生成する表示画面情報の一例を示す図である。 実施の形態に係るサーバ装置の処理の流れの一例を示す図である。 実施の形態に係るサーバ装置を実現するハードウェアの一般的な構成例を示す図である。
以下、本開示に係る車両情報管理システムの実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
実施の形態
図1は、本実施の形態に係る車両情報管理システム1の構成の一例を示す図である。車両情報管理システム1において、駅50を境に路線Aと路線Bと表現する。車両情報管理システム1では、路線Aを管理する地上装置100と路線Bを管理する地上装置200が備えられている。地上装置100はネットワーク120を介してサーバ装置110と接続されている。地上装置200はネットワーク220を介してサーバ装置210と接続されている。また、サーバ装置110とサーバ装置210はネットワーク300を介して接続されている。図1では、軌道30は路線Aと路線Bに跨って設置されている。車両10および車両20は軌道30を矢印40の方向に走行している。車両10および車両20は路線Aおよび路線Bを走行することが可能となっている。
車両10は、路線Aを管理する事業者Aが所有する車両である。また、車両20は、路線Bを管理する事業者Bが所有する車両である。図1では、車両10および車両20は1両のみ図示しているが、2両以上であってもよい。ここで、事業者が車両を所有するとは、営業運転を行うために所有するという意味であり、営業運転を行うために第三者から貸与を受けている車両も含む。
地上装置100は、事業者Aが管理する路線Aに在線している車両の情報を管理する装置である。また、地上装置100は、事業者Aが所有する車両10から車両機器情報を取得し、車両10の車両状態を確認することが可能となっている。
サーバ装置110は、事業者Aが所有するサーバ装置である。地上装置100が取得した車両10の車両機器情報はネットワーク120を介して、サーバ装置110に入力され記憶される。
地上装置200は、事業者Bが管理する路線Bに在線している車両の情報を管理する装置である。また、地上装置200は、事業者Bが所有する車両20から車両機器情報を取得し、車両20の車両状態を確認することが可能となっている。
サーバ装置210は、事業者Bが所有するサーバ装置である。地上装置200が取得した車両20の車両機器情報はネットワーク220を介して、サーバ装置210に記録、蓄積される。
ネットワーク300は、サーバ装置110とサーバ装置210とを接続するネットワークである。
次に、車両10の動作について説明する。路線Aおよび路線Bに在線している車両10は、地上装置100に自車両の車両機器情報を送信する。送信する手段は、有線であっても良いし、無線であっても良い。また、ここで車両機器情報とは、車両10に搭載されている機器の状態を示す情報である。例えば、空調装置の温度情報、ブレーキ装置の圧力情報、ドアの開閉情報などである。これらの車両機器情報は車両10の運転台画面に表示することが可能である。また、車両10は車両機器に異常が発生した場合、異常に関する情報を運転台に表示することが可能である。ここで異常に関する情報とは、車両機器に異常が起きたことを示す情報、異常への対応方法などである。また、これら運転台に表示される情報は、車両機器情報として地上装置100に送信される。つまり、運転台で表示される情報は、地上装置100において確認することが可能となっている。
次に、車両10に異常が発生した場合の従来の車両情報管理システムについて説明する。車両10が路線Aに在線しているときに異常が発生した場合と車両10が路線Bに在線しているときに異常が発生した場合について説明する。
車両10が路線Aに在線している場合、車両情報管理は事業者Aの地上装置100が行っている。また、事業者Aの地上装置100は路線Aに在線している自社が所有する車両10については車両機器情報を取得することが可能であるため、車両10にどのような異常が発生しているかを把握することが可能である。
一方、車両10が路線Bに在線している場合、車両情報管理は事業者Bの地上装置200が行っている。事業者Bの地上装置200は軌道回路(図示しない)などにより、事業者Aが所有する車両10の在線は把握できるが、車両10の異常については認識できない。車両10に異常が発生した場合、異常が発生した車両10を運転している運転士から連絡を受けることで異常の発生を認識する。また、車両10は事業者Aが所有する車両であるため、車両10の車両機器情報は取得できない。そのため、車両10にどのような異常が発生しているかを認識することができず、異常発生の認識、異常原因の特定に時間を要し、運転再開まで長い時間を要していた。
次に、本開示における車両情報管理システムについて説明する。図1に示すように、路線Bを管理する事業者Bの地上装置200はネットワーク220、サーバ装置210、ネットワーク300を介して、サーバ装置110と接続されている。そのため、事業者Bの地上装置200は予め定められた条件を満たした場合、事業者Aが所有するサーバ装置110にアクセスすることが可能となっている。予め定められた条件については、後述する。
ここで、車両機器情報について説明する。車両機器情報は、車両に搭載されている機器の状態を示す情報である。機器の状態を示す情報とは、「機器の正常または異常を示す情報」、「機器の正常または異常を判断するための情報」である。すなわち、機器の状態を示す情報は、機器の特性や劣化の兆候などを予知するために利用可能な情報である。このような機器の状態を示す情報は、事業者にとっては今後のメンテナンス計画に利用可能な価値の高い情報である。
したがって、事業者Aが所有するサーバ装置110に蓄積している車両機器情報は事業者Aにとって価値の高い情報である。そのため、そのような価値の高い情報は、事業者A以外の事業者に蓄積されることは好ましくない。事業者Aは事業者Bに車両機器情報を提供する場合、事業者Bに車両機器情報を蓄積されないように提供する必要がある。
本実施の形態におけるサーバ装置110について説明する。図2は、本実施の形態におけるサーバ装置110の構成の一例を示す図である。サーバ装置110は、入力部111、処理部112、記憶部113および出力部114を備えている。
入力部111は、サーバ装置110の外部からの情報が入力される。例えば、地上装置100が車両10から取得した車両機器情報入力される。処理部112は、入力部111に入力された車両10の車両機器情報を処理する。車両10の車両機器情報を基に車両10の運転台に表示されている画面情報を生成することが可能となっている。詳細は後述する。記憶部113は、入力部111に入力された車両10の車両機器情報を記憶する。また、処理部112で生成した画面情報を記憶することも可能である。出力部114は、処理部112が処理した結果をサーバ装置110の外部の装置へ出力する。
次にサーバ装置110の処理部112の処理について説明する。上述したように、処理部112は、車両10の車両機器情報を基に車両10の運転台に表示されている画面情報を生成することが可能となっている。説明を簡単にするために、車両10の運転台表示画面のレイアウト生成手段と同様の手段を利用する例を説明する。車両10の運転台表示画面と異なるレイアウトとしたい場合は、異なるレイアウト生成手段を利用してもよい。いずれの場合であっても、車両に搭載されている機器から送られる車両機器情報を基にレイアウトは生成される。
図3は、運転台表示画面に表示される情報と処理部112が生成する表示画面情報の一例を示した図である。図3(a)は車両10の運転台表示画面情報、図3(b)は処理部112が生成する表示画面情報である。図3(a)には、車両10が搭載している空調装置1、空調装置2、ブレーキ装置1およびブレーキ装置2の状態情報が表示されている。空調装置2に何らかの異常が発生しているため、異常を示すハイライトで表示されている。処理部112は、図3(b)に示すように、車両10から取得した空調装置1、空調装置2、ブレーキ装置1およびブレーキ装置2の車両機器情報を基に車両10の運転台に表示されている画面と同様の表示画面を生成する。また、異常表示についても同様にハイライトで表示されている。処理部112は、車両10から取得した車両機器情報を基に運転台の表示画面を生成することが可能となっている。このように生成された表示画面を記憶部113に記憶する。また、処理部112は、現在の運転台の表示画面を生成することも可能であるし、車両機器情報に付加されている時間情報を基に過去の運転台の表示画面を生成することも可能となっている。ここで、生成される表示画面は、車両機器情報を基に生成されるため、車両機器情報を含む情報となっている。
次に車両10の車両機器情報をサーバ装置110が事業者Bのサーバ装置210を介して地上装置200に提供する処理について説明する。事業者Bは、事業者Aから予め事業者Aが所有するサーバ装置110へアクセスするための鍵を提供されているものとする。アクセスするための鍵は例えば、API(Application Programming Interface)キーである。ここでは、APIキーは特定のサイトへのアクセスを可能とする鍵とする。事業者Bの地上装置200は、ネットワーク220、サーバ装置210およびネットワーク300を介して、事業者Aのサーバ装置110に、車両10の車両機器情報を取得するためにAPIキーを利用して、事業者Aが所有するサイトへのアクセスを要求する。事業者Bの地上装置200は、APIキーと車両機器情報の取得を希望する車両を特定するための情報とを事業者Aのサーバ装置110に送る。ここで、車両を特定するための情報は、車両識別情報または編成情報などである。
事業者Aのサーバ装置110は、APIキーと車両機器情報の提供を要求されている車両の情報を受け付ける。事業者Aのサーバ装置110は、予め定められた条件を満たしていると判断すれば、事業者Bの地上装置200に対して、地上装置100から入手した車両機器情報の提供を要求されている車両10の運転台に表示されている情報を提供する。
説明を簡単にするために、車両10の運転台に表示されている情報は、車両10の運転台に表示されている表示画面と同一の表示画面の情報とする。事業者Aのサーバ装置110は、車両10の運転台に表示されている表示画面と同一の画面を予め特定されたサイトへアップロードすることにより、事業者Bの地上装置200に、車両10の運転台に表示されている情報を提供する。事業者Bの地上装置200は、予め特定されたサイトにアクセスすることで、車両10の運転台に表示されている表示画面と同一の画面を閲覧することが可能となる。ここで、事業者Bの地上装置200は、予め特定されたサイトの画面を閲覧することは可能であるが、車両10の車両機器情報自体を取得することはできない。すなわち、事業者Bの地上装置200は車両10の車両機器情報の閲覧のみ可能である。また、車両10の運転台に表示されている画面は時間の経過とともに更新される。そのため、予め特定されたサイトで閲覧する画面についても、運転台に表示されている画面同様、時間の経過とともに更新される。事業者Bの地上装置200は、車両10の運転台に表示されている情報を入手することが可能となり、車両10の車両機器の状態を確認することが可能となる。
次に、事業者Aのサーバ装置110が車両機器情報を提供するために判断する予め定められた条件について説明する。事業者Aのサーバ装置110は、車両機器情報の提供を要求されている車両10の在線位置を確認する。車両10が、事業者Bが管理する路線Bに在線している場合は、提供するための条件を満たしていると判断する。車両10が、事業者Bが管理する路線Bに在線していない場合は、提供するための条件を満たしていないと判断する。ここで、事業者Aのサーバ装置110は、地上装置100が車両10から取得した列車位置情報を用いて車両10の在線位置を確認してもよい。また、車両10の在線位置を確認する際に用いる情報は、列車位置情報以外の情報であってもよく、車両10が路線Bを走行していることを示す情報であればよい。例えば、車両10の在線位置を確認する際に用いる情報は、運転台の鍵が路線Bを走行するための鍵であることを示す運転台キー情報であってもよい。また、車両10の在線位置を確認する際に用いる情報は、路線を変更するために車両10の運転台で行われる操作情報であってもよい。路線を変更するために車両10の運転台で行われる操作情報の例としては、運転台の路線変更スイッチの操作情報または運転台表示器に表示される路線変更タッチパネルの入力情報である。また、車両10の在線位置を確認する際に用いる情報は、鍵が路線Bを走行するための鍵であることを示す運転台キー情報であってもよい。
図4は、サーバ装置110の処理の流れの一例を示す図である。サーバ装置110の入力部111に、事業者Bから送られる「APIキー」と「車両を特定する情報」が入力される(S101)。次に、処理部112は、「APIキー」が正規のキーであるか否かを判断する(S102)。正規のキーではないと判断した場合(S102:No)、処理を終了する。正規のキーであると判断した場合(S102:Yes)、次に、特定された車両は路線Bに在線しているか否かを判断する(S103)。特定された車両が路線Bに在線していないと判断した場合(S103:No)、処理を終了する。特定された車両が路線Bに在線していると判断した場合(S103:Yes)、出力部114を介して、事業者Bに「運転台に表示されている画面の情報」を提供し、処理を終了する。ここで、特定された車両が路線Bに在線していないと判断した場合(S103:No)、事業者Bにエラーであることを示す情報を提供してもよい。
上述の説明では、地上装置100および地上装置200は、車両情報管理および車両からの車両機器情報の取得をおこなっているが、別の装置で行ってもよい。
上述の説明では、地上装置100とサーバ装置110は別の装置となっているが、同じ装置内に地上装置100の機能、サーバ装置110の機能を備えてもよい。地上装置200およびサーバ装置210についても同様である。
上述の説明では、車両10の運転台に表示されている情報を地上装置200で閲覧可能であることを説明した。地上装置200で閲覧可能な情報は、車両10の運転台に表示されている情報であればよくて、空調装置の温度情報、ブレーキ装置の圧力情報、ドアの開閉情報および異常への対応方法などであってもよい。
上述の説明では、車両10の運転台に表示されている情報を地上装置200で閲覧可能であることを説明したが、サーバ装置110は、運転台に表示されている情報のうち、一部の情報については閲覧不可としてもよい。
図5は、サーバ装置110が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ1001およびメモリ1002で構成される場合、サーバ装置110の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ1002に格納される。処理回路では、メモリ1002に記憶されたプログラムをプロセッサ1001が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、サーバ装置110の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ1002を備える。また、これらのプログラムは、サーバ装置110の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
なお、本開示は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略したりすることができる。
本開示に係る車両情報管理システムは、第一の事業者の路線である第一路線を管理する第一の地上装置と、第二の事業者の路線であって第一路線と接続される第二路線を管理する第二の地上装置とが、通信網を介して接続される車両情報管理システムであって、第一の地上装置は、第一路線に在線している第二の事業者の車両の運転台に表示されている車両機器情報を入手することにより、第一の事業者の路線内に在線している第二の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
本開示に係る車両情報管理システムは、第二の事業者の車両の運転台に表示されている車両機器情報は、第二の地上装置が第二の事業者の車両から取得した車両機器情報であることにより、第一の事業者の路線内に在線している第二の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
本開示に係る車両情報管理システムは、第一の地上装置は、第二の地上装置から入手した車両機器情報を閲覧のみ可能であることにより、第一の事業者に第二の事業者の車両機器情報を蓄積されることを防止する。
本開示に係る車両情報管理システムは、第一の地上装置は、予め定められた条件を満たした場合に、第二の地上装置から車両機器情報を入手することにより、第一の事業者の路線内に在線している第二の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
本開示に係る車両情報管理システムは、予め定められた条件は、第二の事業者の車両が第一の事業者が所有する路線に在線していることであることにより、第一の事業者の路線内に在線している第二の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
本開示に係るサーバ装置は、第一の事業者の第一の地上装置から第二の事業者が所有する車両の車両機器情報に関する提供要求および車両を特定する情報を受け付ける入力部と、車両を特定する情報で特定される車両の在線位置を判断する処理部と、車両の在線位置が第一の事業者の路線に在線していると判断した場合に第一の事業者の第一の地上装置に第二の事業者の第二の地上装置から取得する車両の運転台に表示されている車両機器情報を、第一の事業者の第一の地上装置が閲覧のみ可能な形式で提供する出力部と、を備えることにより、第一の事業者の路線内に在線している第二の事業者の車両の状態を確認することが可能となる。
10,20 車両
30 軌道
40 車輪
50 駅
100,200 地上装置
110,210 サーバ装置
111 入力部
112 処理部
113 記憶部
114 出力部
120,220,300 ネットワーク
1001 プロセッサ
1002 メモリ

Claims (5)

  1. 第一の事業者の路線である第一路線を管理する第一の管理装置と、第二の事業者の路線であって前記第一路線と接続される第二路線を管理する第二の管理装置とが、通信網を介して接続される車両情報管理システムであって、
    前記第一の管理装置は、
    前記第一の事業者が所有する車両である第一車両から、前記第一車両に搭載されている機器の状態を示す車両機器情報を取得して記憶する第一記憶部と、
    前記第二の管理装置から前記第一車両の前記車両機器情報の提供の要求があると、前記第一車両が前記第二路線に在線しているか否かを判定し、前記第一車両が前記第二路線に在線している場合、前記第一記憶部に記憶している前記車両機器情報から前記第一車両の運転台に表示する第一の情報を生成し、前記第二の管理装置に提供する第一処理部と、
    を備える車両情報管理システム。
  2. 前記第二の管理装置は、
    前記第二の事業者が所有する車両である第二車両から、前記第二車両に搭載されている機器の状態を示す車両機器情報を取得して記憶する第二記憶部と、
    前記第一の管理装置から前記第二車両の前記車両機器情報の提供の要求があると、前記第二車両が前記第一路線に在線しているか否かを判定し、前記第二車両が前記第一路線に在線している場合、前記第二記憶部に記憶している前記車両機器情報から前記第二車両の運転台に表示する第二の情報を生成し、前記第一の管理装置に提供する第二処理部と、
    を備える請求項1に記載の車両情報管理システム。
  3. 前記第一の情報は、前記第二の管理装置において閲覧のみ可能であり、
    前記第二の情報は、前記第一の管理装置において閲覧のみ可能である、
    請求項2に記載の車両情報管理システム。
  4. 第一の事業者の路線である第一路線を管理するサーバ装置であって、第二の事業者の路線であって前記第一路線と接続される第二路線を管理する第二のサーバ装置と通信網を介して接続されるサーバ装置であって、
    前記第一の事業者が所有する車両である第一車両から、前記第一車両に搭載されている機器の状態を示す車両機器情報を取得して記憶する記憶部と、
    前記第二のサーバ装置から前記第一車両の前記車両機器情報の提供の要求があると、前記第一車両が前記第二路線に在線しているか否かを判定し、前記第一車両が前記第二路線に在線している場合、前記記憶部に記憶している前記車両機器情報から前記第一車両の運転台に表示する第一の情報を生成し、前記第二のサーバ装置に提供する処理部と、
    を備えたサーバ装置。
  5. 前記第一の情報は、前記第二のサーバ装置において閲覧のみ可能である、
    請求項4に記載のサーバ装置。
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