JP6071673B2 - 自動改札システム及び自動改札システムのマスタデータ更新方法 - Google Patents

自動改札システム及び自動改札システムのマスタデータ更新方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、自動改札システム及び自動改札システムのマスタデータ更新方法に関する。
鉄道等の交通機関では、駅ごとに乗客のスムーズな改札を行うための複数台の自動改札機、これら自動改札機の動作状態や処理状態を一括管理する監視盤及び複数台の自動改札機の改札処理結果のデータを集計するデータ集計機等の駅務機器が設置されている。
ところで、鉄道会社においては、例えば他の鉄道会社で扱うICカードを有効な乗車券媒体として取り込むとか、新駅追加や他の鉄道会社との相互乗入れを行う場合、自動改札機の改札処理用プログラムが適切に動作させるために、自動改札機に記憶されるマスタデータを更新する必要がある。
従来、自動改札機のマスタデータを更新する場合、データ集計機又は上位システムにて作成されたマスタデータを監視盤に配信すると、監視盤は受け取ったマスタデータを自身が管理する全部の自動改札機に送信し、既に各自動改札機に記憶されているマスタデータを更新している。
しかし、マスタデータは、一般的な運賃データ、路線データ、駅間距離データ等と異なり、改札処理用プログラムが動作するために必要な設定データ,例えば新たなICカードが有効な乗車券媒体として扱わせるためのデータであると言える。
その結果、複数台の自動改札機のマスタデータを一斉に更新した場合、全ての自動改札機が更新されたマスタデータによりトラブルが発生したとき、全ての自動改札機が予想できない問題が発生する。すなわち、全ての自動改札機が新たなICカードを却下し、無礼な乗客であるとする警報メッセージを出力するなど、多数の乗客に多大な迷惑を与えてしまう問題がある。
さらに、全ての自動改札機にトラブルが発生すると、保守担当者に連絡して異常原因の解析や回復操作を実施するが、その回復に時間がかかり、乗客及び鉄道会社に多大な影響を及ぼし、信頼性を低下させてしまう問題がある。
特開2001−256518号公報 特開2000−67281号公報
本発明が解決しようとする課題は、自動改札機のマスタデータの更新による影響を極力低減化し、自動改札機の適正な運用を早期に実現する自動改札システム及び自動改札システムのマスタデータ更新方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、実施形態に係る自動改札システムは、駅の改札口に設置される複数台の自動改札機を監視制御する監視盤と、この監視盤を介して前記複数台の自動改札機にマスタデータを提供する保守サーバとを備え、前記保守サーバは、駅ごとに前記自動改札機の中から適用号機リストを作成し、前記マスタデータとともに前記監視盤に送信し、前記監視盤は、前記保守サーバから送られてくる適用号機リストに存在する適用号機に対応する自動改札機に対して前記マスタデータを送信し更新する構成である。
実施の形態に係る自動改札システムの全体構成を概略的に示す図。 保守サーバがメンテナンス管理する保守号機管理テーブルのデータ配列例を示す図。 監視盤が管理する監視号機に関するテーブル図。 保守サーバから配信される適用号機リスト及びマスタデータの模式図。 保守サーバのデータ更新処理部による動作の流れを説明するフロー図。 監視盤による動作の流れを説明するフロー図。 自動改札システムを構成する各機器におけるマスタデータの更新の流れを説明する図。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は実施の形態に係る自動改札システムの全体構成を概略的に示す図である。
自動改札システムは、保守管理対象となる各駅の自動改札機に設定するマスタデータを配信する上位装置である保守サーバ1と、この保守サーバ1にLAN、WAN(Wide area Network)、VPV(Virtual Private Network)等の専用通信ネットワーク2を介して接続される監視盤3と、各駅の改札口に設置される複数台の自動改札機4−1(1号機)、4−2(2号機)〜4−n(n号機)とを含む構成である。
保守サーバ1は、各駅の複数台の自動改札機4−1、4−2〜4−nの中から適用号機を選択してマスタデータを送信するとともに、この適用号機に対応する自動改札機例えば4−1のマスタデータの更新を確認する機能をもっている。ここで、マスタデータとは、前述したように改札処理用プログラムが動作するために参照しなければならない設定データを総称する。一例として、例えば既に利用済みのICカードなどの乗車券媒体とは別の種類の新規なICカードを利用可能にするための設定データ等であって、改札処理用プログラムがその設定データを参照しないと新規ICカードを有効な乗車券媒体として処理できない。さらに、新駅追加に伴う路線切替えデータ、旧運賃から新運賃に切替移行するために必要な切替えデータ等、一般の運賃データ、路線データ、各駅間距離データ等とは異なる上位のデータを意味する。
保守サーバ1は、主記憶装置11、CPUで構成されるデータ更新処理部12、データベース13、入力部14及び表示部15を備えている。
主記憶装置11には、少なくともマスタデータ生成用プログラム11a及びマスタデータ更新処理プログラム11bが格納されている。なお、マスタデータ生成用プログラム11aは従来一般に使用される周知のプログラムが用いられる。
データ更新処理部12は、マスタデータを更新する適用号機リストを取得する適用号機リスト取得手段12Aと、適用号機リストにマスタデータを付加して送信する更新データ送信手段12Bと、適用号機とされた例えば自動改札機4−1(1号機)、4−n(n号機)におけるマスタデータの更新有無を確認する更新確認手段12Cとが設けられている。
データベース13には、マスタデータ記憶部13a、保守号機管理テーブル13b、適用号機リスト記憶部13c及びデータ更新号機管理部13dが設けられている。
マスタデータ記憶部13aには、予めマスタデータ生成用プログラム11aの下に作成された更新用のマスタデータが格納される。
保守号機管理テーブル13bは、図2に示すように、保守管理対象となる駅名(駅ID)、監視盤ID、当該監視盤3によって監視制御される複数台の自動改札機4−1(1号機:01)、4−2(2号機:02)〜4−n(N号機:0n)、更新有無等の項目に分けて管理されている。なお、自動改札機の項目において、NはB駅の北口改札の自動改札機を意味し、SはB駅の南口改札の自動改札機を意味する。
適用号機リスト記憶部13cには、適用号機リストR(図4参照)が記憶される。適用号機リストRは、鉄道事業体等から提供される例えば記録媒体等(FD,USBメモリ)に記録される複数駅に関する号機リスト指示書ファイルから駅ごとの適用号機を読み取って作成される適用号機リストを記憶するか、あるいは保守担当者が入力部14から駅名を含む適用号機データを入力することで駅ごとの適用号機を備えた適用号機リストを作成し記憶される。
データ更新号機管理部13dは、更新確認手段12Cで更新を確認された号機,例えばA−01(A駅の1号機)データを記憶する。あるいは保守号機管理テーブル13b(図2参照)の更新有無のエリアに「1」を付加することで更新確認を可能とする。従って、ここでは、保守号機管理テーブル13bの更新有無のエリアは、データ更新号機管理部13dとしての機能を有する。
入力部14は、キーボード,マウス,タッチパネル等からなり、更新処理に必要な制御指令、データ更新処理に必要なデータを入力する。
監視盤3は、複数台の自動改札機4−1(1号機)、4−2(2号機)〜4−n(n号機)と構内通信ネットワークで接続され、これら自動改札機4−1,4−2,…等の動作状態の監視、制御及び複数台の自動改札機の一斉異常機器異常検出、その異常検出時に改札係員等による回復制御指示のもとに回復処理を実行する。また、監視盤3は、保守サーバ1から配信されてくる適用号機リストR及び新マスタデータMDを受信し、適用号機リストRに掲げる適用号機が監視盤3の管理対象号機であれば、適用号機リストRに対応する自動改札機、例えば4−1にマスタデータMDを送信する中継機能をもっている。
監視盤3は、駅の係員室(改札窓口)に設置され、監視制御本体部31と監視操作部32とで構成される。
監視制御本体部31は、具体的には、保守サーバ1から送信されてくるデータを受信する通信制御部311、CPUで構成される監視制御部312、予め定める監視制御用プログラムや更新処理に関するプログラムを格納する主記憶部313、管理対象となる複数台の自動改札機の動作状態や処理に関する情報を受信する通信制御部314、図3に示す監視号機テーブル315aの他、前記保守サーバ1から受信したマスタデータMD及び複数台の自動改札機の動作状態に関する情報を記憶する補助記憶部315が設けられている。
さらに、監視制御本体部31は、監視操作部32のインタフェース機能を果たすために、タッチ位置変換部316、表示制御部317が設けられている。
監視操作部32は、キーボード、マウス、タッチパネル等からなる入力部32a及び表示部32bからなる。
複数台の自動改札機4−1、4−2〜4−nは、各駅の改札口に設置される周知の改札機であって、特に限定するものではない。本実施の形態においては、説明の便宜上、少なくとも監視盤3との間でデータのやり取りを行う通信制御部41、CPUで構成される改札処理制御部42、改札処理用プログラムや旧マスタデータを記憶するデータ格納部43が設けられている。改札処理制御部42は、通信制御部41で受信された新マスタデータMDを受けると、データ格納部43に記憶される旧マスタデータをマスタデータMDに書き換えるとか、あるいは旧マスタデータにマスタデータMDを追加することで更新する。
次に、以上のように構成された自動改札システムの動作及び自動改札システムのマスタデータ更新方法について、図5ないし図7を参照して説明する。
先ず、保守担当者は、保守サーバ1に記憶される従来周知のマスタデータ生成用プログラム11aに従い、あるいは保守担当者自身が入力部14から更新処理に必要なデータ、例えば新たな種類のICカードを乗車券媒体として利用可能にするために必要なデータを入力することでマスタデータ(設定データ)MDを作成し、データベース13のマスタデータ記憶部13aに記憶しておく。
(1) 保守サーバ1によるマスタデータの送信について(図5及び図7参照)。
保守サーバ1のデータ更新処理部12Aは、主記憶装置11に格納されるマスタデータ更新処理プログラム11bに従って適用号機リスト取得手段12Aを実行する。
適用号機リスト取得手段12Aは、入力部14から号機リスト指示書の読取指示が有るか否かを判断する(S1)。通常、鉄道事業会社から例えばFD,USBメモリ等の記録媒体あるいはネットワークを介して号機リスト指示書が提供されるので、入力部14から読取指示有りと判断したとき、当該記憶媒体あるいはネットワークを介して鉄道事業会社から号機リスト指示書を読み取る。ここで、号機リスト指示書には、複数の駅名と各駅における適用号機となる例えば自動改札機が記載されている。
適用号機リスト取得手段12Aは、号機リスト指示書ファイルを読取って適用号機リスト記憶部13cに記憶した後(S2)、その号機リスト指示書から駅ごとに適用号機を抽出し(S3)、適用号機リストRを作成する(S4)。ここでは、例えば、号機リスト指示書から駅名「A」とその駅「A」の改札口に設置される自動改札機4−1を取り出し、適用号機リスト「A−01」を作成する(S4)。
さらに、適用号機リスト取得手段12Aは、同一の駅名「A」について、追加適用号機が有るか否かを判断する(S5)。ここで、前述するように適用号機として自動改札機4−nが記載されている場合、ステップS3に戻って駅「A」及び適用号機「0n」を抽出し、適用号機リスト「A−0n」を作成する。すなわち、図4に示すように、駅名「A」に対して2台の号機01、0nからなる適用号機リストRを作成する(図7のT1)。
なお、マスタデータMDは、改札処理用プログラムが動作するために重要な設定データであって、何らかのトラブルが発生したときに多大な影響を受けることから、1台または多数の自動改札機4−1、…,4−n群の最も端側の2台の自動改札機4−1、4−nを選択し、新マスタデータMDのもとに改札処理用プログラムが適正に動作するか確認する。
データ更新処理部12は、適用号機リストRを作成した後、更新データ送信手段12Bを実行する。
更新データ送信手段12Bは、マスタデータ記憶部13aからマスタデータMDを読み出し、適用号機リストRに付加した後(S7)(図7のT2)、保守号機管理テーブル13bを参照し、駅「A」に対応付けられた監視盤IDの監視盤3に対して、図4に示す適用号機リストR+マスタデータMDを送信する(S8、図7のT3)。
(2) 監視盤3によるマスタデータの適用号機への更新について(図6及び図7参照)。
監視盤3は、常時は複数台の自動改札機4−1〜4−nの動作状態を監視制御しているが(S21)、保守サーバ1から送られてくるマスタサーバMDを含む適用号機リストRを通信制御部311で受信すると(S22、図7のT4)、補助記憶部315に記憶した後、適用号機リストR上の適用号機が監視対象号機か否かを判断する。すなわち、監視盤3は、補助記憶部315に記憶される図3に示す監視号機テーブル315aを参照し、適用号機リストR上の適用号機「01」が監視対象号機であるか否かを判断する(S23、図7のT5)。
ここで、監視号機テーブル315aに一致する監視対象号機「01」が有れば、引き続き、適用号機リストR上の次の適用号機「0n」が監視対象号機であるか否かを判断する(S24、図7のT5)。その結果、適用号機「01」、「0n」とも監視対象号機であれば、適用号機リストR上の適用号機である自動改札機4−1と4−nに対して順次マスタデータMDを送信する(S25、図7のT6)。
各自動改札機4−1、4−nは、マスタデータMDを受信すると、受信応答データを監視盤3に通知する(図7のT7)。さらに、各自動改札機4−1、4−nは、旧マスタデータをマスタデータMDで書き換えるか、旧マスタデータにマスタデータMDを追加する更新処理を行ったとき(図7のT8′,T8″)、マスタデータMDの更新済みデータT8を監視盤3に通知する(図7のT9)。
監視盤3は、各自動改札機4−1、4−nに対してマスタデータMDを送信した後、各自動改札機4−1、4−nからマスタデータMDの受信通知が有ったか否かを判断し(S26)、有りと判断されたとき、各自動改札機4−1、4−nからマスタデータMDの更新済みデータの通知を受けたか否かを判断する(S27)。
監視盤3は、ステップS26にてマスタデータMDの受信通知が無いとき、所定時間T1経過するまで受信有無を判断し(S28)、所定時間T1経過しても受信通知無しの場合には監視操作部32の表示部32bに受信不可状態を表示するか、音声メッセージにて駅係員に知らせる(S29)。
また、監視盤3は、ステップS27にてマスタデータMDの更新済み通知が無いとき、所定時間T2(T2>T1)経過するまで更新有無を判断し(S30)、所定時間T2経過しても更新済み通知無しの場合には監視操作部32の表示部32bに更新不可状態を表示するか、音声メッセージにて駅係員に知らせる(S31)。
監視盤3は、ステップS27にてマスタデータMDの更新済み通知を受けたとき、適用号機ごとの更新済みデータを保守サーバ1に送信する(S32、図7のT10)。
さらに、監視盤3は、各ステップS29、S31、S32の処理完了後、フラグ「1」が立っているか、あるいは監視係員による入力部32aからの指示に基づいて継続処理であれば(S33)、ステップS21に戻って同様の処理を繰り返し実行する。
(3) 保守サーバ1によるマスタデータの更新確認について(図5及び図7参照)。
保守サーバ1のデータ更新処理部12は、監視盤3に適用号機リストR+マスタデータMDを送信した後、更新確認手段12Cを実行する。
更新確認手段12Cは、適用号機リストR+マスタデータMDの送信後、適用号機に対する更新済み通知を受けたか否かを判断し(S9)、更新済み通知を受けているときにはデータ更新号機管理部13dまたは保守号機管理テーブル13aの更新有無のエリアに「1」を設定し(S10)、適用号機に対するマスタデータの更新確認ができるようにする(図7のT11)。
ステップS9において、更新済み通知を受けていないとき、所定時間T3(少なくともT2よりも長い時間)を経過するまで更新済み通知の有無を判断し(S11)、所定時間T3経過しても更新済み通知が無いとき、監視操作部32の表示部32bに更新不可であることを表示し、あるいは音声メッセージにて監視盤3の係員に知らせる(S12)
従って、以上のような実施の形態によれば、保守サーバ1が複数の駅の1台又は2台程度の適用号機を選定した号機リスト指示書から駅ごとの適用号機リストを作成し、駅ごとの監視盤3を介して適用号機(自動改札機)にマスタデータを送信し更新するので、予め希望する号機だけを選定し、自動的にマスタデータを更新できる。その結果、更新されたマスタデータによって何らかのトラブルが発生しても、影響を最小限に抑えることができるとともに、そのトラブル原因を早期に見つけて解決策を講ずることができる。
その結果、特定の適用号機の動作状態を確認しながら、他の自動改札機に対してもトラブルを発生させずにスムーズにマスタデータを更新できる。
また、監視盤3は、予め監視対象となる号機を登録しておき、保守サーバ1から適用号機リストを受け取ったとき、その適用号機と一致する監視対象号機が存在するときに適用号機宛てにマスタデータを送信するので、誤りなく希望する号機(自動改札機)にマスタデータを送信し更新することができる。
また、監視盤3は、適用号機である自動改札機からマスタデータの受信通知や更新済み通知を受け取る構成となっているので、自動改札機の状態を確実に把握できる。
さらに、保守サーバ1は、監視盤3からマスタデータの更新済みデータを受け取るので、適用号機である自動改札機におけるマスタデータの更新状態を管理することができる。
(その他の実施の形態)
(a) なお、上記実施の形態では、号機リスト指示書を読み取った後、駅ごとの適用号機を抽出して適用号機リストを作成したが、例えば保守担当者が紙ベースの号機リスト指示書に基づき、入力部14から駅単位ごとに適用号機を入力し、適用号機リストを作成するようにしてもよい。
(b) 上記実施の形態では、監視盤3が適用号機である自動改札機4−1,4−nの何れか一方又は両方から受信又は更新済みの通知を受けていないとき、すなわち適用号機が受信不可状態、更新不可状態であると判断したとき、予め定める時間後に該当適用号機に再度マスタデータMDを再送信する処理を行うようにしてもよい。
(c) なお、上記実施の形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
駅の改札口に設置される複数台の自動改札機を監視制御する監視盤と、この監視盤を介して前記複数台の自動改札機にマスタデータを提供する保守サーバとを備え、
前記保守サーバは、駅ごとに前記自動改札機の中から適用号機リストを作成し、前記マスタデータとともに前記監視盤に送信し、
前記監視盤は、前記保守サーバから送られてくる適用号機リストに存在する適用号機に対応する自動改札機に対して前記マスタデータを送信し更新することを特徴とする自動改札システム。
[C2]
前記保守サーバは、号機リスト指示書に掲載される駅を含む適用号機を読取り、駅ごとの適用号機リストを作成する適用号機リスト取得手段と、この適用号機リスト取得手段で作成された各駅の中から所望とする駅の適用号機リストに前記マスタデータを付加し、前記監視盤に送信する更新データ送信手段と、この更新データ送信手段から前記マスタデータを送信した後、前記監視盤から更新済みデータを受け取ったときに当該適用号機に対して更新済み登録を行う更新確認手段とを設けたことを特徴とする[C1]に記載の自動改札システム。
[C3]
前記監視盤は、予め監視対象となる複数台の自動改札機を登録した監視号機テーブルと、前記保守サーバから前記適用号機リストを受けたとき、前記監視号機テーブルを参照し、前記適用号機リストに掲げる適用号機と同一の自動改札機が存在するとき、当該自動改札機に対して前記マスタデータを送信する手段と、前記マスタデータの送信先となる前記自動改札機から当該マスタデータの前記更新済みデータを受けたとき、前記保守サーバに当該更新済みデータを送信する手段とを設けたことを特徴とする[C1]に記載の自動改札システム。
[C4]
前記適用号機リスト取得手段は、前記号機リスト指示書の読取りに代えて、当該号機リスト指示書の記載内容に基づき、入力部から駅単位に適用号機を対応付けた適用号機リストを作成することを特徴とする[C2]に記載の自動改札システム。
[C5]
[C1]ないし[C4]のいずれか一項に記載の自動改札システムにおいて、
前記監視盤は、前記適用号機とする自動改札機に前記マスタデータを送信した後、当該自動改札機から所定時間経過しても受信通知又は更新済み通知を受信しないとき、該当自動改札機に前記マスタデータを再送信する手段をさらに設けたことを特徴とする自動改札システム。
[C6]
駅の改札口に設置される複数台の自動改札機と、複数台の自動改札機を監視制御する監視盤と、この監視盤を介して前記複数台の自動改札機のメンテナンスに関するマスタデータを提供する保守サーバとを備えた自動改札システムであって、
前記保守サーバは、駅名を含む適用号機を掲載する号機リスト指示書を読み取って、駅単位の適用号機リストを作成し、前記マスタデータとともに前記監視盤に送信するステップと、
前記監視盤は、前記適用号機リストの中の適用号機が監視対象とする自動改札機であるとき、当該自動改札機に前記マスタデータを送信するステップと、
当該自動改札機は、少なくとも前記マスタデータを更新したとき、更新済みデータを前記監視盤に通知するステップと、
前記監視盤は、前記自動改札機から更新済みデータを受け取ったとき、当該更新済みデータを前記保守サーバに送信するステップと、
前記保守サーバは、前記更新済みデータを受け取ったとき、該当適用号機とする自動改札機を更新済みの登録を行うステップとを有することを特徴とする自動改札システムのマスタデータ更新方法。
1…保守サーバ、2…専用通信ネットワーク、3…監視盤、4−1,4−2〜4−n…自動改札機、11…主記憶装置、12…データ更新処理部、12A…適用号機リスト取得手段、12B…更新データ送信手段、12C…更新確認手段、13…データベース、13a…マスタデータ記憶部、13b…保守号機管理テーブル、13d…データ更新号機管理部、14…入力部、15…表示部、31…監視制御本体部、32…監視操作部、32a…入力部、32b…表示部、31…監視制御本体部、41…通信制御部、42…改札処理制御部、43…データ格納部、311,314…通信制御部、312…監視制御部、313…主記憶部、315…補助記憶部、R…適用号機リスト、MD…マスタデータ。

Claims (5)

  1. 駅の改札口に設置される複数台の自動改札機を監視制御する監視盤と、この監視盤を介して前記複数台の自動改札機にマスタデータを提供する保守サーバとを備え、
    前記保守サーバは、駅ごとに前記自動改札機の中から適用号機リストを作成し、各駅、各監視盤、及び各自動改札機の号機の対応関係を含む保守号機管理テーブルに基づき、駅ごとの前記適用号機リストを前記マスタデータとともに該当駅の前記監視盤に送信し、
    前記監視盤は、予め監視対象となる複数台の自動改札機を登録した監視号機テーブル中に、前記適用号機リストに掲げる適用号機と同一の自動改札機が存在するとき、当該自動改札機に対して前記マスタデータを送信する手段と、前記マスタデータの送信先となる前記自動改札機から当該マスタデータの更新済みデータを受けたとき、前記保守サーバに前記自動改札機から受けた当該更新済みデータを送信する手段とを備えたことを特徴とする自動改札システム。
  2. 前記保守サーバは、号機リスト指示書に掲載される駅を含む適用号機を読取り、駅ごとの適用号機リストを作成する適用号機リスト取得手段と、この適用号機リスト取得手段で作成された各駅の中から所望とする駅の適用号機リストに前記マスタデータを付加し、前記監視盤に送信する更新データ送信手段と、この更新データ送信手段から前記マスタデータを送信した後、前記監視盤から更新済みデータを受け取ったときに当該適用号機に対して更新済み登録を行う更新確認手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動改札システム。
  3. 前記適用号機リスト取得手段は、前記号機リスト指示書の読取りに代えて、当該号機リスト指示書の記載内容に基づき、入力部から駅単位に適用号機を対応付けた適用号機リストを作成することを特徴とする請求項2に記載の自動改札システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の自動改札システムにおいて、
    前記監視盤は、前記適用号機とする自動改札機に前記マスタデータを送信した後、当該自動改札機から所定時間経過しても受信通知又は更新済み通知を受信しないとき、該当自動改札機に前記マスタデータを再送信する手段をさらに備えたことを特徴とする自動改札システム。
  5. 駅の改札口に設置される複数台の自動改札機と、複数台の自動改札機を監視制御する監視盤と、この監視盤を介して前記複数台の自動改札機のメンテナンスに関するマスタデータを提供する保守サーバとを備えた自動改札システムであって、
    前記保守サーバは、駅名を含む適用号機を掲載する号機リスト指示書を読み取って、駅単位の適用号機リストを作成し、各駅、各監視盤、及び各自動改札機の号機の対応関係を含む保守号機管理テーブルに基づき、駅単位の前記適用号機リストを前記マスタデータとともに該当駅の前記監視盤に送信するステップと、
    前記監視盤は、予め監視対象となる複数台の自動改札機を登録した監視号機テーブル中に、前記適用号機リストに掲げる適用号機と同一の自動改札機が存在するとき、当該自動改札機に対して前記マスタデータを送信するステップと、
    当該自動改札機は、少なくとも前記マスタデータを更新したとき、更新済みデータを前記監視盤に通知するステップと、
    前記監視盤は、前記自動改札機から更新済みデータを受け取ったとき、前記保守サーバに前記自動改札機から受けた当該更新済みデータを前記保守サーバに送信するステップと、
    前記保守サーバは、前記更新済みデータを受け取ったとき、該当適用号機とする自動改札機を更新済みの登録を行うステップとを有することを特徴とする自動改札システムのマスタデータ更新方法。
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