JP2009183393A - ネットシート - Google Patents

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Abstract

【課題】着座者にシートの骨格をなす枠体が当たり違和感を生じさせることが無く、しかもクッション材とネットとの境界の見栄えを向上させることのできるネットシートを容易に組み立て可能とする。
【解決手段】表皮40はパッド50の裏面側へ巻き込まれ、この巻き込み縁部32がネット20との境界となるものであり、この巻き込み縁部32側の一端縁62が巻き込み縁部32の境界線に沿う形状の板状部材60をパッド50の裏面側に巻き込まれる表皮42とパッド50との間に配する。板状部材60と表皮40とネット20とを一体的に結束し、その結束された部位を枠体28に係止するにあたって引っ張ることのできる吊り部材26を取り付ける。一体的に結束されたネット20の端部を、一体的に結束された部位とは離間してクッション体30の裏面側に位置する枠体28に吊り部材26の引っ張り作用により係止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットシートに関する。より詳しくは、着座した際に着座者が接触することがあるシート表面がネットと該ネットの周囲に配置されるクッション体が一部重ね合わせて構成されるネットシートに関する。
この種のネットシートとしては、例えば特許文献1に開示された構成が知られている。この特許文献1にかかるネットシートでは、ネットには周回り縁に樹脂プレートが一体に固着成形されており、クッション体の表皮材には一方の端末にトリムコードが縫着されている。このネットシートは次のように組み立てられる。先ず、シートフレーム上面に形成された係止爪にネットの樹脂プレートが係止されることによりネットが張設される。次に、ネットの樹脂プレートに形成された突起に表皮材のトリムコードが係止される。そして、表皮でパッドを巻き込みながら他方の端末をシートフレームの裏面側に係止させてネットシートが組み立てられる。このように組み立てられることにより、クッション材がネットより大きく隆起するシートの外形形状とすることができ、着座時のホールド性を向上させることができる。
特開平11−151134号公報
しかしながら、このようなネットシートでは、ネットを張設する際にネットの周回り縁に固着成形された樹脂プレートを引っ張ることによりネットを張った状態としながら、樹脂プレートの位置を制御して係止爪に係止させなければならない。そのためネットの組み付け作業が容易でないという問題点があった。また、表皮の一方の端末はネットの樹脂プレートを介してシートフレームの上に係止されるため、着座者にシートフレームが当たらないようにするにはパッドをシートフレーム上面からはみ出すような大きさとしなければならない。しかしその場合には、表皮でパッドを巻き込む際にパッドが浮き、ネットとの境界線が不安定となり見栄え及び耐久性が犠牲となってしまうという問題もあった。
そこで、本発明の課題は、着座者にシートの骨格をなす枠体が当たり違和感を生じさせることが無く、しかもクッション材とネットとの境界の見栄え及び耐久性を向上させることのできるネットシートを容易に組み立て可能とすることにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段をとる。
第1の発明は、着座した際に着座者が接触することがあるシート表面がネットと該ネットの周囲に配置されるクッション体が一部重ね合わせて構成されるネットシートであって、前記クッション体は表皮とパッドとからなり、表皮はパッドのシート表面側を被覆してパッドの裏面側へ巻き込まれる構成であり、この巻き込み縁部が前記ネットと該クッション体との境界となるものであり、この巻き込み縁部側の一端縁が該巻き込み縁部の境界線に沿う形状とされた板状部材が前記パッドの裏面側に巻き込まれる表皮と該パッドの裏面との間に配されて、該板状部材と前記表皮と前記ネットとが締着等の一体化手段により一体的に結束された構成とされており、該一体的に結束された部位に対して該部位をシートの骨格をなす枠体に係止するにあたって引っ張ることのできる吊り部材がシートが組み立てられた際に前記パッドに隠れる位置となるように取り付けられており、前記板状部材と前記表皮とが一体的に結束されたネットの端部が、該一体的に結束された部位とは該ネットの張り方向に離間して前記クッション体の裏面側位置に配置される前記枠体に前記吊り部材の引っ張り作用により係止されることを特徴とするネットシートである。
第1の発明によれば、パッドの裏面側に巻き込まれる表皮と該パッドの裏面との間に板状部材が配されており、該板状部材と表皮とネットとが一体的に結束されている。板状部材によりパッドの裏面側に巻き込まれる表皮の浮きが抑制されるとともに、この板状部材の一端縁がクッション材とネットとの境界となる巻き込み縁部の境界線に沿う形状とされているため、クッション材とネットとの境界線の形状を常に一定形状に整えることができる。それにより、クッション材とネットとの境界の見栄え及び耐久性が向上される。
板状部材と表皮とが一体的に結束されたネットの端部が吊り部材の引っ張り作用により枠体に係止されるため、容易にネットシートを組み立てることができる。
枠体が、ネットの板状部材と表皮とが一体的に結束された部位とネットの張り方向に離間し、クッション材の裏面側位置に配置されている。そのため、着座者に枠体が当たり違和感を生じさせることがない。
第2の発明は、上記第1の発明のネットシートであって、前記吊り部材は布状であり、一端が前記表皮と前記パッドとの間に配置されて前記板状部材と前記表皮と前記ネットとともに一体的に結束されており他端が自由状態となっていることを特徴とするネットシートである。
第2の発明によれば、吊り部材の一端が表皮とパッドとの間に配置されているので吊り部材がシート表面に露出することがない。また、吊り部材が布状なのでシートが組み立てられた際にパッドに隠れるようにするのが容易である。
第3の発明は、着座した際に着座者が接触することがあるシート表面がネットと該ネットの周囲に配置されるクッション体が一部重ね合わせて構成されるネットシートであって、前記シート表面を形成するネットは単体として予め該ネットの端部がシートの骨格をなす枠体に係止されて張り構成されるものであり、前記クッション体は表皮とパッドとからなり、表皮はパッドのシート表面側を被覆してパッドの裏面側へ巻き込まれる構成であり、この巻き込み縁部が前記ネットと該クッション体との境界となるものであり、この巻き込み縁部側の一端縁が該巻き込み縁部の境界線に沿う形状とされた板状部材がパッドの裏面側に巻き込まれる表皮と該パッドの裏面との間に配されて、該板状部材と前記表皮と前記ネットとが締着等の一体化手段により一体的に結束構成されたものであり、該一体化手段により結束構成される部位の位置は前記ネットの端部を係止するシートの骨格をなす枠体の配置位置とはネットの張り方向に離間した位置とされているとともに、該ネットの端部を係止するシートの骨格をなす枠体の配置位置は前記クッション体の裏面側位置とされており、前記クッション体のパッドの裏面側に巻き込まれた表皮には連続してまたは一体的結合されて前記一体的に結束された部位より延設形成された吊り部材が設けられていることを特徴とするネットシートである。
第3の発明によれば、パッドの裏面側に巻き込まれる表皮と該パッドの裏面との間に板状部材が配されており、該板状部材と表皮とネットとが一体的に結束されている。板状部材によりパッドの裏面側に巻き込まれる表皮の浮きが抑制されるとともに、この板状部材の一端縁がクッション材とネットとの境界となる巻き込み縁部の境界線に沿う形状とされているため、クッション材とネットとの境界線の形状を常に一定形状に整えることができる。それにより、クッション材とネットとの境界の見栄え及び耐久性が向上される。
板状部材と表皮とネットとが結束構成される部位の位置はネットの端部を係止するシートの骨格をなす枠体の配置位置とはネットの張り方向に離間しており、枠体の配置位置はクッション体の裏面側位置とされている。そのため、着座者に枠体が当たり違和感を生じさせることがない。
上記第1の発明によれば、着座者にシートの骨格をなす枠体が当たり違和感を生じさせることが無く、しかもクッション材とネットとの境界の見栄え及び耐久性を向上させることのできるネットシートを容易に組み立てることができる。
上記第2の発明によれば、吊り部材がシート表面に露出することがなく、シートが組み立てられた際にパッドに隠れるように容易に収納可能である。
上記第3の発明によれば、クッション材とネットとの境界の見栄えを向上させることができるとともに、着座者に枠体が当たり違和感を生じさせることがない。
[実施形態1]
図1,2を参照しながら本発明の実施形態1について説明する。図1に示されるように、本実施形態のネットシート10は、座面となるシートクッション12、背凭れとなるシートバック14および頭を支えるヘッドレスト(図示省略)を主体として構成された車両用のシートであり、シートクッション12およびシートバック14に本発明が適用されている。各図において矢印で示すF,Uはネットシート10の前方,上方を示している。シートクッション12とシートバック14とはそれぞれ着座した際に接触することがあるシート表面がネット20とクッション体30とで構成されている。着座した際に接触することがあるシート表面とは、シートクッション12では座面を構成する上側の面であり符号16で示してある。シートバック14では背もたれ面を構成する前側の面であり符号18で示してある。以下、シートクッション12の構成を中心に説明する。
シートクッション12のシート表面16は、ネット20とネット20の周囲の四方に配されたクッション体30とで構成されている。
ネット20は、織物や編物等であり、図2に示されるように、端部にはシートの骨格をなす枠体28に係合可能なフック22が一体的に設けられている。なお、図2には枠体28に係合した様子が二点鎖線で示されている。図1に示されるように枠体28は平面視で中抜きの略四角形であり、フック22を引っ掛けるための複数の孔部28aを有している。ネット20は、フック22が枠体28に係合されて張った状態として保持されており、着座者の荷重を弾性的に支持することのできるようになっている。図2に示されるように、ネット20の一部にはクッション体30が重ね合わせられており、露出した部分がシートクッション12のシート表面16を構成している。
図2に示されるように、クッション体30は、表皮40とパッド50とからなる。パッド50はネット20の上面の一部を覆うように配設されており、表皮40がパッド50のシート表面16側を被覆してパッド50の裏面側へ巻き込まれる構成となっている。表皮40がパッド50の裏面側へ巻き込まれるクッション体30の巻き込み縁部32が、シートクッション12のシート表面16におけるネット20とクッション体30との境界となっている。クッション体30は、枠体28のフック22が係合している位置を含む上面全体を覆うことができるように配設されており、クッション体30の巻き込み縁部32と枠体28とはネット20の張り方向に離間している。
パッド50の裏面側へ巻き込まれた表皮40の端部42とパッド50との間には樹脂板60が配されている。以下、後述する他の樹脂板と区別するためにこの樹脂板60を上樹脂板60と称する。上樹脂板60が本発明の板状部材に相当する。
パッド50の裏面側には、吊り部材としての綿布26も設けられている。綿布26の一端26aはパッド50の裏面側へ巻き込まれた表皮40の端部42と上樹脂板60との間に位置している。
パッド50の裏面側では、ネット20の張り方向に枠体28とは離間した巻き込み縁部32の近傍位置において、上樹脂板60と綿布26と表皮40とネット20とが留め具64により一体的に結束されている。この留め具64はいわゆるタッカーであり、上樹脂板60と綿布26と表皮40とネット20とを密着状態として締着するものである。ネット20の裏面側には留め具64を抜け止めするための下樹脂板66が配されている。したがって、上樹脂板60と下樹脂板66との間に表皮40と綿布26とネット20とが挟まれた格好となっている。留め具64が本願発明の一体化手段に相当し、この留め具64によりネット20とクッション体30とが締着されて一体的な状態とされている。
上樹脂板60は、留め具64でネット20とクッション体30とが一体化された状態において、当該上樹脂板60の剛性でパッド50の裏面側へ巻き込まれた表皮40の浮きを抑制することが可能なものである。上樹脂板60の巻き込み縁部32側の一端縁62は巻き込み縁部32の境界線に沿う形状とされている。巻き込み縁部32においては、表皮40が上樹脂板60の一端縁62に当接して折り返され、パッド50の裏面側に巻き込まれている。
綿布26は、留め具64によりネット20やクッション体30と一体的とされた一端26aとは反対側の他端26bが自由状態となっており、一体的に結束されたネット20とクッション体30とをネット20の張り方向(図2で見て右方向)へ引っ張ることができるようになっている。
[組み立て方法]
以上の構成のシートクッション12は、以下の手順で組み立てることができる。先ず、留め具64でネット20とクッション体30等を一体的に結束する。次に、クッション体30等が一体的に結束されたネット20の相反する張り方向の一方の端部のフック22を枠体28に係合し、他方の端部側に設けられた綿布26を張り方向に引っ張りながら他方の端部のフック22を枠体28に係合させる。このとき、ネット20は綿布26を引っ張ることで張った状態とされるが、綿布26とネット20とが締結されている留め具64の箇所より先端側は自由状態として操作することができる(図2参照)。そのため容易にフック22を綿布26に係合させることができる。この場合、綿布26はネット20の相反する張り方向の一方の端部、すなわち、シートの前後方向の前側または後ろ側の端部と左右方向の左側又は右側の端部とに設けておけばよい。綿布26は一端26aが表皮40とパッド50とに挟まれて露出しないようになっているとともに、シートクッション12の組み立て後には全体がパッド50に隠れる位置に配置される。
以上の構成のネットシート10によれば以下の作用効果を奏する。
枠体28とは離間した位置でネット20とクッション体30とが結束されており、クッション体30が枠体28の上面全体を覆うことのできる構成となっている。そのため着座者に違和感を生じさせることがない。
クッション体30の巻き込み縁部32においては、上樹脂板60に当接して表皮40が折り返されてパッド50の裏面側に巻き込まれている。そのため、巻き込み縁部32においてクッション体30の浮きが抑制される。また、上樹脂板60は巻き込み縁部32側の一端縁62が直線状やカーブ形状等の所望の巻き込み縁部32の境界線形状として形成されている。そのため、ネット20とクッション体30との境界線が所望の形状としてきれいに形成される。
組み立て時は、予めクッション体30等が一体的に結束されたネット20の端部を、綿布26を引っ張ることにより容易に張った状態として枠体28に組み付けることが可能となっている。
[実施形態2]
図3,4を参照しながら本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は上記実施形態1の構成を一部変更したものであり、上記実施形態1とは綿布77の取り付け形態が異なる実施形態である。変更を要しない部材については説明を省略する。
本実施形態では、図3,4に示されるように、綿布77の一端77aはパッド50の裏面側へ巻き込まれた表皮40の端部42とネット20との間に位置している。綿布77は、その一端77aが表皮40の端部42と重ね合わせて縫合糸79で縫合され、該縫合位置で折り返されて他端77b側はネット20の張り方向(図2で見て右方向)へ延びている。そして、上樹脂板60と表皮40と綿布26とネット20とが留め具64により一体的に結束されている。これにより、綿布77が表皮40とネット20との間に挟まれた状態でネット20とクッション体30とが一体的な状態とされている。綿布77の他端77bは自由状態であり、ネット20とクッション体30とを一体的状態としてネットの張り方向へ引っ張ることが可能となっている。以上の構成のシートクッションは、上記実施形態1と同様の組み立て方法にて組み立てることができる。
本実施形態のネットシートによれば、基本的には上記実施形態1と同様の作用効果を奏する。加えて、以下の特徴を有する。本実施形態では、上樹脂板60が表皮40を直接押さえつけるため、表皮40の浮きを抑制しやすい。綿布77はネット20と表皮40との間に位置しているが、表皮40とを縫合された一端77aが上樹脂板60により完全に覆われた位置とされており、上樹脂板60により表皮40の浮きが抑制されていることにより、綿布77が露出することがないようになっている。また、仮に綿布77の一端77aがわずか視認することができる場合であっても、一端77aは折り返されて縫合されているため見栄えを損なうことはない。
なお、本発明は上記の実施形態1,2に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の実施形態が考えられるものである。
板状部材の材質は板状に限定されるものではない。軽量化のために車両にネットシートを採用する場合には軽くて剛性の高い樹脂製とするのが好ましい。
また、吊り部材は綿布に限定されるものではなく、ネット20とクッション体30とを一体的状態として引っ張ることができればものであればよい。布状のものであれば、シートを組み立てた後にパッド50に隠れた位置に収納しやすい。
本発明は、シートクッション、シートバックの他、ヘッドレストに適用することもできる。
[実施形態3]
図5〜8を参照しながら、本発明の実施形態3について説明する。本実施形態は上記実施形態2の構成のシートクッションを別の組み立て方法を経て組み立てたものである。組み立て後のシートクッションの構成は上記実施形態2と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
[組み立て方法]
先ず、端部にフック22を有するネット20単体を枠体28に係止させることにより張設する(手順1)。次に、縫合糸79により縫合されて一体的状態となっている表皮40と綿布77とをネット20の上面に位置決めする。このとき、縫合糸79の位置が枠体28から離れた位置となるように位置決めする(手順2)。次に、上樹脂板60と下樹脂板66とで表皮40と綿布77とネット20とを挟み込む。このとき、綿布77を引いて縫合糸79の箇所の上樹脂板60に対する相対位置を調整する(手順3、図5参照)。次に、表皮40をめくり上げて枠体28とは離れた位置において留め具64により上樹脂板60と表皮40の端部42と綿布77とネット20と下樹脂板66とを締着する(手順4、図6参照)次に枠体28とネット20の一部を覆うようにパッド50を配置する(手順5、図7参照)。次に、表皮40を上樹脂板60の一端縁62に当接させながら折り返して、表皮40でパッド50を被覆する(手順6、図8参照)。以上の手順を経てシートクッションが組み立てられる。
実施形態1にかかるネットシートの斜視図である。 図1に示されるネットシートのII−II線断面図であり、枠体に組みつけられる様子を示す図である。 実施形態2にかかるネットシートの図2に対応する枠体に組みつけられた状態の断面図である。 図3に示されるネットシートのIV−IV線断面図である。 実施形態3にかかるネットシートの組み立て方法を説明する図であり、手順3を示すである。 実施形態3にかかるネットシートの組み立て方法を説明する図であり、手順4を示すである。 実施形態3にかかるネットシートの組み立て方法を説明する図であり、手順5を示すである。 実施形態3にかかるネットシートの組み立て方法を説明する図であり、手順6を示すである。
符号の説明
10 ネットシート
20 ネット
22 フック
26 綿布
28 枠体
30 クッション体
32 巻き込み縁部
40 表皮
50 パッド
60 上樹脂板
62 (上樹脂板の)一端縁
64 留め具
66 下樹脂板
77 綿布

Claims (3)

  1. 着座した際に着座者が接触することがあるシート表面がネットと該ネットの周囲に配置されるクッション体が一部重ね合わせて構成されるネットシートであって、
    前記クッション体は表皮とパッドとからなり、表皮はパッドのシート表面側を被覆してパッドの裏面側へ巻き込まれる構成であり、この巻き込み縁部が前記ネットと該クッション体との境界となるものであり、この巻き込み縁部側の一端縁が該巻き込み縁部の境界線に沿う形状とされた板状部材が前記パッドの裏面側に巻き込まれる表皮と該パッドの裏面との間に配されて、該板状部材と前記表皮と前記ネットとが締着等の一体化手段により一体的に結束された構成とされており、
    該一体的に結束された部位に対して該部位をシートの骨格をなす枠体に係止するにあたって引っ張ることのできる吊り部材がシートが組み立てられた際に前記パッドに隠れる位置となるように取り付けられており、
    前記板状部材と前記表皮とが一体的に結束されたネットの端部が、該一体的に結束された部位とは該ネットの張り方向に離間して前記クッション体の裏面側位置に配置される前記枠体に前記吊り部材の引っ張り作用により係止されることを特徴とするネットシート。
  2. 請求項1に記載のネットシートであって、
    前記吊り部材は布状であり、一端が前記表皮と前記パッドとの間に配置されて前記板状部材と前記表皮と前記ネットとともに一体的に結束されており他端が自由状態となっていることを特徴とするネットシート。
  3. 着座した際に着座者が接触することがあるシート表面がネットと該ネットの周囲に配置されるクッション体が一部重ね合わせて構成されるネットシートであって、
    前記シート表面を形成するネットは単体として予め該ネットの端部がシートの骨格をなす枠体に係止されて張り構成されるものであり、
    前記クッション体は表皮とパッドとからなり、表皮はパッドのシート表面側を被覆してパッドの裏面側へ巻き込まれる構成であり、この巻き込み縁部が前記ネットと該クッション体との境界となるものであり、この巻き込み縁部側の一端縁が該巻き込み縁部の境界線に沿う形状とされた板状部材がパッドの裏面側に巻き込まれる表皮と該パッドの裏面との間に配されて、該板状部材と前記表皮と前記ネットとが締着等の一体化手段により一体的に結束構成されたものであり、
    該一体化手段により結束構成される部位の位置は前記ネットの端部を係止するシートの骨格をなす枠体の配置位置とはネットの張り方向に離間した位置とされているとともに、該ネットの端部を係止するシートの骨格をなす枠体の配置位置は前記クッション体の裏面側位置とされており、
    前記クッション体のパッドの裏面側に巻き込まれた表皮には連続してまたは一体的結合されて前記一体的に結束された部位より延設形成された吊り部材が設けられていることを特徴とするネットシート。
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