JP2009179352A - 容器及び容器を形成するシート状体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートからなる容器において、開封後に確実且つ簡単に開口部の閉鎖を行う。
【解決手段】 本願発明は、容器本体に接着された被覆部10bを備え、被覆部10bは、容器本体と接着される残存部92と、開封時に残存部92から分離される分離部93とを備え、分離部93は、分離部本体と、差込部と、係止部とを備え、残存部92は、差込部が差し込まれる被差込部と、係止部を係止する被係止部とを備え、開封後、開口部を閉鎖するため、差込部が被差込部へ差し込まれることにより、分離部本体が残存部92へ固定され且つ係止部が被係止部へ係止されて差込部が被差込部から後退するのが阻止される、シート状体からなる容器において、
封止状態において、係止部を被係止部へ係止した状態で、分離部本体と残存部92とが、一体に形成されたものであることを特徴とするシート状体からなる容器。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、容器及び容器を形成するシート状体に関するものである。
特許第3871692号公報 特開2007−62827号公報
従来より、一枚の紙片を折って糊付けすることにより、形成された紙製の容器が、広く利用されている。そして、容器本体と一体に形成された蓋を備えることにより開封後に当該蓋にて開口部を閉鎖することができる紙箱が、粉末洗剤などの容器として使用されている。
この容器として、開封後、蓋による開口部の閉鎖を確実に行うために、上記の特許文献1や特許文献2に見られるような、開封後、開口部を閉鎖した状態にて、蓋を固定する手段を備えたものが提案されている。
特許文献1の容器の、開封前の状態を図10へ、開封時の状態を図11へ、開封後折り曲げ片95を折り曲げた状態を図12へ、開封容器の開口部を閉ざした状態を図13へ示す。
図10及び図11を見れば分かるように、この容器は、上面に開口部83を備えた容器本体部1と、この容器本体部1の上面31及び前面41に重ねられてその一部が接着された被覆部100とを備え、被覆部100は、容器本体部1と接着される残存部21と、開口部83を形成するために残存部21から分離される分離部11とを備える。分離部11は、折り目線98を介して区分された分離部本体103と折り曲げ片95とを備える。開封前、図10へ示す通り、折り曲げ片95は、伸ばされ、残存部21と一体となっている。107は、容器本体の前面41に接着された被係止部を示している。この被係止部107は、開封前の分離部11と、図上矩形に現れている分離線でつながっている。
図11へ示す通り、分離部11が、基端を残して残存部21から切り離されることにより、容器の開封が行われる。折り曲げ片95は、開封にて、分離部11の一部として、残存部21から分離される。
図12へ示す通り、開封にて、切り離された折り曲げ片95は、上記折り目線98から折り曲げられ、分離部本体103と重ねられる。折り曲げ片95は、このように重ねられた状態で分離部本体103からはみ出す差込部96,96を備える。上記の被係止部107は、開封により、上記矩形の分離線にて分離部から分離し、容器本体の前面41に残る。その結果、分離部11には、表面から裏面に打ち抜かれた、矩形の窓部108が形成される。また、折り返された折り曲げ片95の先端は、係止部97となる。
容器本体の前面41と残存部21とが、被差込部を構成し、開封後の容器の閉鎖に際し、両者の間へ、図13へ示す通り、上記の差込部96,96が上方より差し込まれる。
差込部96,96が、上記被差込部へ差し込まれることにより、被係止部107が当りとなって、係止部97と当接して、後退が阻止される。即ち、被係止部107に係止部97が係止され、差込部96,96が被差込部から上方に抜けるのを防ぐ。
上記の通り、この容器の供給者において、消費者が、上記の通り、開封により、分離部から分離した後、折り曲げ片95を折り目線98にて折り曲げて、係止部が被係止部へ係止されるようにして容器を使用することを、意図したものである。
ところが、上記容器に詰められた商品を購入した多くの消費者について、商品使用時の動向を調べたところ、容器開封後、容器を閉じる際、上記の図11へ示す折り曲げ片95を折り曲げずに伸ばしたままの状態で、差込部96,96を、上記の被差込部へ差し込んで使用していることが分かった。
これは、容器に付された取り扱い説明を読んでいなかったり、いちいち折り曲げて、係止部の位置を正しい位置に配置するのが、面倒なためである。
しかし、上記のように、折り曲げ片95を折り曲げて、被係止部107に係止される正しい位置に係止部97を配置してやらないと、差込部96,96が被差込部から簡単に抜けて、開口部83を覆う分離部11が、上方へ開いてしまう。また、差込部96,96自体も、被差込部を通り抜けてしまい、そもそも適切に差し込まれた状態にすることは困難である。
また、上記従来の容器において、図11に示す通り、開封により、表裏に貫通する窓部108が穿たれることになり、開封後蓋として機能する分離部の強度を低下させ、当該部分を弱くしてしまう。また、当該窓部108の断面から、水分が分離部内部に浸透して、この点でも、紙の強度が低下し、弱くなる。
本願発明は、このような消費者に面倒な作業をさせずに、開封後の開口部の閉鎖を確実に行わせることが可能な容器の提供を図るものである。
また、本願発明は、開封により蓋として機能する分離部に、強度を弱める貫通部分を形成せずに、上記の閉鎖を確実に行わせることを可能な容器の提供を図る。
尚、上記背景技術の欄及び当該発明が解決しようとする課題の欄において記した、各部材の番号は、当該背景技術の欄における説明にのみ用いるものであり、以下の発明の開示において用いる各部材とは無関係である。
本願第1の発明は、容器本体と、容器本体の前面を覆う被覆部とを備え、被覆部が、分離線にて左右に区画された残存部と分離部とを備え、残存部が、開封後本体表面に残存し、分離部は開封により開かれるものであり、分離部は、左右に張り出す係止部分を備え、残存部は、容器本体表面との間へ係止部分が差し込まれる差込形成部を備えたシート状体からなる容器について、次の構成を採るものを提供する。
即ち、被覆部は、被覆部本体と、折り目線を介して被覆部下方に延設された折り返し部とを備える。折り返し部は、上方に折り返されて、裏面が上方の被覆部本体裏面に重ねられる。分離部は、折り返し部に上記の係止部分を配置し、折り目線の上方に係止部分より左右の幅が狭い幅狭部を備える。残存部は、折り返し部において、上記の差込形成部から下方に延設された接着部を備え、接着部と、係止部分とは、分離線にて画されている。そして、折り返し部を折り返して、分離部の先端を幅狭部の裏面に接着し且つ容器本体には接着しないものであり、残存部の接着部を本体表面に接着する。開封時、幅狭部を摘んで、残存部の接着部が重ねられた位置から分離部を分離することにより、分離部に係止部分が、残存部に差込形成部が、同時に形成される。
本願第2の発明は、折り込まれて箱状の容器本体を形成する容器本体部と、容器本体部の先端に延設された被覆部とを備えた一枚のシートからなり、被覆部は、容器本体の前面に重ねられるものであり、分離線にて左右に区画された、分離部と、残存部とを備え、分離部は、開封にて、残存部を容器本体に残し、分離線にて開かれる部分を構成するものであるシート状体において、次の構成を採るものを提供する。
即ち、分離部は、分離本体と、分離本体の下端から下方に延設され且つ分離本体よりも左右の幅が狭い幅狭部と、幅狭部の下端から下方に延設され且つ幅狭部より左右の幅の大きな折り返し片とを備え、残存部は、残存部本体と、残存部本体に連設され且つ分離線を介して幅狭部の左右に配置された差込形成部と、折り目線を介して差込形成部から下方に延設され且つ分離線にて折り返し片と区画された接着部とを備える。接着部は、折り返し片の前方に位置し且つ分離線にて折り返し片と区画された引っ掛かり片を備える。組み立ての際に、折り返し片と接着部とは、折り目線にて共に、上方に折り返されて被覆部の裏面へ重ねられるものであり、折り返し片は、被覆部の裏面へ接着されるものであり、接着部は、容器本体部の表面に接着される。開封の際の分離部の残存部からの分離によって、折り返し片の左右が幅狭部の左右からはみ出る係止部分を形成し、差込形成部は容器本体表面と共に係止部分が挿入される差込部を形成し、引っ掛かり片が差込部に差し込まれた係止部分と引っ掛かる引掛部を形成する。
本願第3の発明は、シート状体にて形成された容器本体と、容器本体を閉鎖する蓋の少なくとも一部として容器本体前面に配置されるシート状の蓋部とを備え、容器を開放する際、蓋部下端を上方へ移動させて、容器本体を開くものである容器について、次の構成を採るものを提供する。
即ち、蓋部は、容器本体の閉鎖状態において、蓋部本体と、蓋部本体の下方に位置する蓋部本体よりも左右の幅が狭い幅狭部と、幅狭部の裏面に重ねて接着されたシート状の指掛け片と、指掛け片に連接されて幅狭片の左右から突出するシート状の係止部とを備える。シート状の接着用片が、容器本体の前面に重ねて接着され、更に当該接着用片の前面に重ねてシート状の押さえ片が配置されている。接着用片は、左右に伸びる被係止部と、被係止部の下方に設けられた切欠部とを備え、押さえ片は、上記切欠部にて、容器本体前面と直接対面する。容器本体の閉鎖の際に、蓋部の被係止部は、接着用片前面と押さえ片の上方から両者の間に差し込まれて下方に進み、接着用片の前面から切欠部内へ降りて押さえ片と容器本体前面との間に挿入されるものであり、当該挿入状態において、係止部上端は、被係止部と当接して、上方への後退が阻止される。当該挿入状態において、切欠部内の係止部と被係止部とは切取り線にて繋がり、且つ、少なくとも幅狭部と押さえ片とが切り取り線にて繋がって、封止状態とされている。開封時、指掛け片と、容器本体前面との間に指を入れ、指掛け片と幅狭部とを摘んで引き上げ、上記各切取り線を分離することによって、上記被係止部と当該被係止部へ係止可能な状態の上記係止部とを同時に、更に、上記幅狭部と押さえ片とを同時に形成することができる。
本願第1〜3の発明は、一枚のシート状体にて形成された容器が備える、開封後の容器の開口部を閉鎖する分離部について、その差込部を、容器本体の被差込部へ差し込んだ状態に、係止する係止部と被係止部とを、開封前から、係止した状態にて封ずることにより、開封後、消費者に、分離部を折りこませるという面倒な作業を強いることなく、開封後係止部を適正に被係止部へ係止させることを可能とした。
具体的には、折り返し片を、幅狭部の裏面に接着しておき、開封時に、分離部を残存部から分離することにより、差込部と差込部が差し込まれる差込部とが形成され、更に差込部を被差込部に差し込んだ状態にて係止状態となる、係止部と被係止部とが形成されるものであり、折り返し部を折り返すことなく、開封した状態のまま、開封後の容器の閉鎖が行える。
更に、本願第1〜3の発明は、上記の構成によって差込部や被差込部を形成するものであり、開封によって、差込部や被差込部を機能できる状態にするために、開封後蓋として利用される分離部について表裏に貫通する貫通部分を形成するものでなく、当該蓋として利用する分離部の強度を低下させない。このような貫通部の排除により、貫通部の断面から水分がシート状体の内部に浸透して、蓋の強度や容器の他の部分の強度を低下させるという危惧もない。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図7へ、本願発明の一実施の形態を示す。図1は、本願発明に係る容器を構成するシート状体の展開平面図である。図2は、図1のシート状体を用いて容器を形成する過程を示す斜視図である。図3は、図2に続く容器を形成する過程を示す斜視図である。図4(A)は完成した容器の斜視図であり、図4(B)はその要部断面図である。図5は、図4の容器を開封した状態を示す斜視図である。図6は、開封後の容器の開口部を閉鎖する過程を示す斜視図である。図7(A)は図6の状態の容器の要部正面図であり、図7(B)は容器の開口部を閉鎖した状態を示す要部正面図であり、図7(C)は図7(A)に示す台部を変更した状態を示す容器の要部正面図であり、図7(D)は図7(B)に示す残存部と分離部との間の分離線の位置を変更した状態を示す容器の要部正面図である。
説明の便宜上、図1のシート状体からなる容器の展開平面図において、fはシートの前方を示し、bはシートの後方を示し、lはシート左方を示し、rはシートの右方を示す。また、図2〜図7において、Fは容器の前方を示し、Bは容器の後方を示し、Uは容器の上方を示し、Sは容器の下方を示し、Lは容器の左方を示し、Rは容器の右方を示す。尚、展開状態のシートについての上記の各方向b,f,l,r,u,sは、専ら図1の説明において用いるものであり、組み立て状態の容器の上記の各方向B,F,L,R,U,Sとは、直接関係はない。
更に、本願の各図において、特別な断りがない限り、2点鎖線はミシン目を示し、破線は、折り目線を示す。図7において、一点鎖線は、隠れ線を示す。折られた後の折り目線や、切り取られた後のミシン目は、実線で示す。尚、図4(A)は、開封前と開封後の説明に用いるため、切り取りの如何にかかわらず、ミシン目は用いずに、全て実線で示す。
尚、図1は、容器の表面を構成するシートの表面を示すものとし、当該表面と反対側の面がシートの裏面として説明する。
この実施の形態に係る紙製容器は、全体が6面体をなすもので、粉末洗剤などの微細な粒子を収納するのに適した容器であるが、被収納物は適宜変更して実施し得る。また容器の全体形状についても、6面体の他、4面体、8面体など適宜変更し得る。また、容器の材質は、本例のような紙製に限られたものではなく、シート状体であれば、樹脂などからなるものであっても良い。ただし、樹脂製シートを用いた場合は、紙とは異なり層間剥離をさせることができないためにハーフカットは採用できず、シート状体の切断はミシン目によって単純に2分割されるものとなる。
この容器は、図1に示すように、容器の前面と上面と下面と後面とを構成する、上面部31、前面部41、下面部51、後面部61、上被覆部11、前被覆部21が折り目線を介して連設されている。
具体的に説明する。容器を構成するシート状体は、図1へ示す通り、裏面が上面部31の表面に接着される上被覆部11と、前面部に接着される上記の前被覆部21とを備える。展開状態にあって、上面部31は第1折り目線m1を挟んで前面部41の後端から後方bへ延設され、下面部51は第2折り目線m2を挟んで前面部41の先端から前方fへ延設され、後面部61は第3折り目線m3を挟んで下面部51の先端から前方fへ延設され、上記の上被覆部11は第4折り目線m4を挟んで上記の後面部61の先端から前方fへ延設され、前被覆部21は第5折り目線m5を挟んで上被覆部11の先端から前方fへ延設されている。
上面部31は、第1分離線p1(後述する第1及び第2カット81,82にて二条に構成されている。)にて左右に区画された、蓋領域(後述する本体上分離部84)と、上面本体領域31aとを備える。少なくとも上被覆部11は、第2分離線p2にて左右に区画された、裏面が上面部の蓋領域に接着される上被覆分離部13と、裏面が上面部31の上面本体領域31aに接着される上被覆残存部12とを備える。前被覆部21は、第5折り目m5を挟んで上被覆部11の上記上被覆分離部13の先端から前方へ延設された前被覆分離部23と、第5折り目線m5を挟んで上被覆部11の上記上被覆残存部12の先端から前方へ延設された前被覆残存部22を、第2分離線p2から延長された第3分離線p3を介して備える。この実施の形態では、上被覆分離部13の左右に、上被覆残存部12,12が、夫々第2分離線p2,p2を介して配設されており、前被覆分離部23の左右に、前被覆残存部22,22が、夫々第3分離線p3,p3を介して配設されている。
上記の前被覆分離部23は、前分離本体部103と、第8折り目線m8を介して前分離本体部103の先端に延設され且つ横幅が前被覆分離部23の前分離本体部103より狭くなる幅狭部97と、第6折り目線m6を介して幅狭部97の先端から前方へ延設されたガイド部構成片95とからなる。このガイド部構成片95が、請求項1〜3の「折り返し部」、「折り返し片」、「指掛け片」に対応する。
第1〜第6及び第8の各折り目線m1〜m6,m8同士は、平行である。
ガイド部構成片95の左右の幅は、幅狭部97の左右の幅よりも、大きく、ガイド部構成片95の、上記幅狭部97よりも左右に入り張り出した部位が、差込部96,96を構成する。この差込部96,96が請求項1〜3の「係止部分」及び「係止部」と対応する。
差込部96,96の先端縁は、第6折り目線m6と平行であり、差込部96,96の左右側辺は、前方に進むにつれて(先端縁に近づくにつれて)、ガイド部構成片95の左右の幅を漸次大きくするように、テーパを持つ或いはカーブするように形成されている。
ガイド部構成片95の裏面は、幅狭部97の裏面へ接着されるものである。この実施の形態において、第6折り目m6は、左右方向の中央に設けられたスリット99によって左右に分断されている。
前被覆残存部22は、上記の第5折り目線m5を介して上被覆残存部12から延設された押さえ片構成部22aと、第7折り目線m7を介して押さえ片構成部22aの先端から前方へ延設された台部構成片22bとからなる。この押さえ片構成部22aが、請求項1及び請求項2の「差込形成部」と対応する。
台部構成片22bは、ガイド部構成片95の前方に位置する被係止部構成片98を備えたものである。前被覆分離部23の左方に位置する前被覆残存部22の台部構成片22bが備える被係止部構成片98は、前被覆分離部23の左方より右方へ張り出して、ガイド部構成片95の左側の差込部96の前方へ位置する。前被覆分離部23の右方に位置する前被覆残存部22の台部構成片22bが備える被係止部構成片98は、前被覆分離部23の右方より左方へ張り出して、ガイド部構成片95の右側の差込部96の前方へ位置する。被係止部構成片98,98は、夫々第3分離線p3,p3から延長された第4分離線p4,p4にて、ガイド部構成片95の差込部96,96と、区画されている。
カイド部構成片22b,22bの表面は、夫々、前面部41の表面に接着されるものである。
上記の台部構成片22bが、請求項1〜3の「接着部」、「接着用片」に対応し、上記の被係止部構成片98が、請求項1〜3の「引っ掛かり片」、「被係止部」と対応する。また、被係止部構成片98において、第4分離線p4にて、差込部96と区画された縁が、請求項2の「引掛部」と対応する。
上面部31、前面部41、下面部51、後面部61の左右両側には、それぞれ左上面フラップ71、右上面フラップ72、左前面フラップ73、右前面フラップ74、左下面フラップ75、右下面フラップ76、左後面フラップ77、右後面フラップ78が折り目線nを介して連設されており、これらで容器本体部10aが形成される(図2〜図4参照)。これらの各部は、折り目線nから90度に折り曲げられることによって、直方体が形成される。その際、左上面フラップ71、左前面フラップ73、左下面フラップ75、左後面フラップ77は互いに糊付けされて、容器の左側における長方形状の開口端の閉鎖がなされ、側面部10cのうち左側面部が形成される。前記の通り、図1を、容器の表面を構成するシートの表面を示すものとし、当該表面と反対側の面がシートの裏面とすると、上記にて、折り目線nは、シート表面について、90度の山折にされることになる。同じく、右上面フラップ72、右前面フラップ74、右下面フラップ76、右後面フラップ78は互いに糊付けされて、容器の右側における長方形状の開口端の閉鎖がなされ、側面部10cのうち右側面部が形成される。
また、上被覆残存部12,12の左右にも、折り目線n(ne)を介して、重ね合わせフラップ71z,72zが連設されている。重ね合わせフラップ72zは、上被覆部11に連続するように設けられたものであり、上面部31に上被覆部11が重ね合わされた際に、上面フラップ71,72の表面に重ね合わされるものである。以下必要に応じて、左側の上被覆残存部12に設けられた、重ね合わせフラップ71zを、左重ね合わせフラップ71zと呼び、右側の上被覆残存部12に設けられた、重ね合わせフラップ72zを、右重ね合わせフラップ72zと呼ぶ。
なお、本願では、糊付けとは、接着と同義語として使用し、両面接着テープ若しくは片面接着テープなどでの接着も、糊付けに含まれるものとする。
上記の上被覆部11と前被覆部21とは、全体で被覆部10bを形成するもので、被覆部10bは容器本体部10aの表面側に重ねられて糊付けされる。上被覆部11は上面部31の表面に重ねられて略全面若しくは部分的に接着され、前被覆部21は前面部41の表面に重ねられて部分的に接着される。これらの接着箇所は後述する。
なお、本例の容器においては、下面部51と後面部61の一部とに、図1に示すように、凹条である押罫52が形成されている。容器を廃棄する際には、この押罫52の形成された部分で各部51,41を折り曲げることにより、容器をコンパクトに折り畳むことが可能である。なお、この押罫52の形成は必須のものではなく、省略しても良い。また、押罫52の形態は図示したものに限られるものではなく、容器を折り畳みやすくするためのものであれば、ミシン目など、種々の形態での実施が可能である。
次に、上記の各フラップ71〜78による開口端(図2、図3)の閉鎖について説明する。ここで、容器の左側における開口端は、上面部31と左上面フラップ71との間、前面部41と左前面フラップ73との間、下面部51と左下面フラップ75との間、後面部61と左後面フラップ77との間にそれぞれ存在する折り目線nを縁辺とするものである。また、容器の右側における開口端は、上面部31と右上面フラップ72との間、前面部41と右前面フラップ74との間、下面部51と右下面フラップ76との間、後面部61と右後面フラップ78との間にそれぞれ存在する折り目線nを縁辺とするものである。つまり、各フラップ71〜78は、開口端の縁辺に設けられたシート状体とも表現できる。
ここで、左下面フラップ75及び右下面フラップ76について説明する。なお、左下面フラップ75は右下面フラップ76と対称の関係にあるため、代表して右下面フラップ76について説明する。右下面フラップ76には、右後面フラップ78と重なり合う部分である低位部76aと、そうでない部分である高位部76bとが形成される。この低位部76aと高位部76bとは、プレス加工により形成されたものであって、低位部76aと高位部76bとの間には段差である迂回部76cが存在する。
この迂回部76cは、図1などに示すように、屈曲した線分として形成されたものであって、下面部51と右下面フラップ76との間における折り目線n(nc)に対して直交する線分として右下面フラップ76の表面に現れた第1部分76c1と、この第1部分76c1に連続するものであり、折り目線n(nc)に平行な線分として右下面フラップ76の表面に現れた第2部分76c2と、この第2部分76c2に連続するものであり、第1部分76c1と平行な線分として右下面フラップ76の表面に現れた第3部分76c3とからなる。
上記の左下面フラップ75及び右下面フラップ76は、図2に示すように、容器側方の開口端の下部に位置するものであるが、これに対向するようにして、開口端の上部には、左上面フラップ71及び右上面フラップ72が設けられている。なお、左上面フラップ71は右上面フラップ72と対称の関係にあるため、代表して右上面フラップ72について説明する。
右上面フラップ72表面は、低位部72aと、中位部72bと、高位部72cとからなる。中位部72bは、高位部72cよりも低く、低位部72aは、中位部72bよりも低い。低位部72aは、表面に右重ね合わせフラップ72zが重ね合わされるものであり、当該重ね合わせによって、中位部72bとの段差が解消される。低位部72a表面に重ね合わされた上記右重ね合わせフラップ72zの表面及び中位部72b表面は、右後面フラップ78が重ね合され、この重ね合わせによって、高位部72cとの段差が解消される。低位部72aと中位部72bとの間には段差をなす第1迂回部72dが設けられ、中位部72bと高位部72cとの間には段差をなす第2迂回部72eが設けられている。
両迂回部72d,72eは、前述の右下面フラップ76の迂回部76cと同様、屈曲した線分として形成されたものであり、折り目線n(na)と直交する第1部分と、第1部分と連続し折り目線n(nb)と平行な第2部分と、第2部分と連続し折り目線n(na)と平行な第3部分とにより構成される。
次に、上記の左下面フラップ75及び右下面フラップ76に対して重ね合わされる左後面フラップ77及び右後面フラップ78について説明する。なお、左後面フラップ77は右後面フラップ78と対称の関係にあるため、右後面フラップ78について説明する。
この右後面フラップ78の、折り目線n(nd)に対向する縁辺が、重なり辺78aである。この重なり辺78aは、折り目線n(nd)に対して平行であり、かつ、折り目線nから相対的に近い位置にある第1辺78a1と、また、折り目線n(nd)に対して平行であり、かつ、折り目線n(nd)から相対的に遠い位置にある第3辺78a3と、また、第1辺78a1、第3辺78a3のそれぞれに対して直交するものであって、第1辺78a1と第3辺78a3とを連結する第2辺78a2とを有する。本例では、この重なり辺78aのうち、第1辺78a1と第2辺78a2とによって、右後面フラップ78の角部がともに切り欠かれた形態とされている。
この重なり辺78aは、右下面フラップ76及び右上面フラップ72に右後面フラップ78が重ね合わされた際において、上記の右下面フラップ76に形成された迂回部76cと、上記の右上面フラップ72に形成された第2迂回部72eとのそれぞれに対して合致するものとされている。具体的には、重なり辺78aのうち第1辺78a1と迂回部76cの第1部分76c1とが、同様に第1辺78a1と第2迂回部72eの第1部分とが合致し、重なり辺78aのうち第2辺78a2と迂回部76cの第2部分76c2とが、同様に第2辺78a2と第2迂回部の第2部分とが合致し、重なり辺78aのうち第3辺78a3と迂回部76cの第3部分76c3とが、同様に第3辺78a3と第2迂回部72eの第3部分とが合致する。
なお、上記の「合致」とは、重なり辺78aと迂回部76c,第2迂回部72eの間に隙間が保たれたものであっても良いし、隙間なく密着したものであっても良い。ただし、この密着した状態を超え、右後面ラップ78が上面フラップ72あるいは右下面フラップ76の高位部72c,76bに乗り上げてしまうことは、被収納物の漏れが発生する恐れがあって好ましくない。
右重ね合わせフラップ72zの前端縁も、上記右上面フラップ72の第1迂回部72dと対応する形状を備える。
ここで、上記で説明したことを図2〜図4と共に示す。まず、図1の第1折り目線m1、第2折り目線m2及び第3折り目線m3にて、シートを前述のように山折りにする。これによって、図2に示す状態とする。
図2へ示す状態から、折り目線na,naにて左右上面フラップ71,72を折り、折り目線nc,ncにて左右下面フラップ75,76を折り、更に、折り目線ne,neにて、重ね合わせフラップ72z,72zを折ることによって、シートを図3の状態とする。
図3に示す状態から、第4折り目線m4にて、被覆部10bを、上面部31側へ折り込む。このとき、上記の重ね合わせフラップ72z,72zの夫々は、左右の上面フラップ71,72の低位部に接着される。そして、折り目線nd,ndにて左右の後面フラップ77,78を折り込むことにより、上面フラップ71,72へ接着された重ね合わせフラップ72z,72z及び上面フラップ71,72の中位部へ、当該左右の後面フラップ77,78を重ねて接着する。
左右の後面フラップ77,78を重ねて接着した後、左右の前面フラップ73,74を折り目線nb,nbにて折り込むことにより、左右の前面フラップ73,74を、左右の後面フラップ77,78の表面及び左右の上面フラップ71,72の高位部の上に、重ねて接着する(図4(A)参照)。上記において、左右の前面フラップ73,74の接着のみを行い、重ね合わせフラップ72z,72zや、左右の後面フラップ77,78の糊付けは行わずに実施することもできる。
このようにして、各フラップ72,74,76,78が重ねられて開口端が閉鎖された場合において、各フラップの重ね合わせ位置に、多少のずれがあっても、左右の下面フラップ75,76及び左右の上下面フラップ71,72の各迂回部の第2部分と、左右の後面フラップ77,78の重なり辺の第2辺とによって、せき止められて、更に、左右の重ね合わせフラップ71z,72zの上記第2辺に想到する部分と、迂回部の第2部分とによって、せき止められて、粉末の内容物が、外部へ漏れ出るのを阻止できる。
ここで、本願発明においては、上記の各フラップにおける迂回部の形成をプレス加工にて行い、重ね合わせフラップ71z,72zの重ね合わせ等によるものであることから、比較的簡易な手段で、被収納物の漏れを防止できるという利点を有するものである。
また、本例においては、右後面フラップ78の角部を切り欠くことで、重なり辺78aに、第1辺78a1、第2辺78a2、第3辺78a3を形成したものとし、右後面フラップ78が重ね合わされる右下面フラップ76や右上面フラップ72には、上記の重なり辺78aと合致する迂回部が形成されたものであるが、これら重なり辺78aや迂回部の形状は、本例のものに限定されたものではなく、屈曲あるいは湾曲する線分として現れたものであれば良い。
右後面フラップ78角部についての他の形状を例示すると、角部を円形に切り欠いたもの、端辺に四角形状の切り込みを形成したもの、端辺に三角形状の切り込みを形成したもの、端辺に半円形状の切り込みを形成したもの、直線状の辺が繰り返し形成されたもの、湾曲した辺が波線状に繰り返し形成されたものがあげられる。左後面フラップ77、左上面フラップ71や左下面フラップ75についても上記と同様である。
次に、容器のその他の部分について説明する。図1に示すように、上面部31と前面部41には、開口部を形成するための分離線(第1分離線)が形成される。この分離線は、ミシン目などの断続線、紙の表裏に貫かれた切り目など分離できるものであればよいが、この例ではハーフカットが採用されている。より詳しくは、第1カット81と第2カット82とが平行に形成されており、第1カット81が開口部の周縁を規定するもので、第2カット82が第1カット81の外側に形成されている。第1カット81は容器の内側から紙の中間部分までの深さに形成されたもので、第2カット82は容器の外側から紙の中間部分までの深さに形成されている。第1カット81と第2カット82とは、開口部を明ける際に、紙の中間部分で紙の層間剥離によって繋がることにより、開口されるもので、開口した際には、図5に示すように、層間剥離部分83が開口部の周縁に形成されることとなる。このハーフカットを採用することによって、容器の紙の表裏に貫かれた部分を設けることなく分離が可能となるため、密閉性の向上と開口の容易性とを両立させることができる。なお、この例では、開口部は、上面部31と、上面部31に連設された前面部41に形成されるものであるが、前面部41には形成せずに上面部31にのみ形成するようにしてもよい。
このように、第1カット81及び第2カット82によって規定された部分が、上面部31に形成される本体上分離部84と、前面部41に形成される本体前分離部85であり、両者を併せて本体分離部86と呼ぶ。この本体分離部86が開口部を開閉することとなる。
なお、第1カット81、第2カット82は直線のものを示したが、これに限らず、第1カット81を波線にすることによって、第1カット81の端部で人が手を切ると言った恐怖感を少なくすることができる。このように、第1カット81や第2カット82の具体的形状は、適宜変更し得る。
上面部31と前面部41の表面に重ねられて接着される被覆部10bについても、図1に示すように、開口部と対応するようにして分離線91が形成される。この分離線91は、前述の、第2分離線p2,p2、第3分離線p3,p3及び第4分離線p4,p4によって、構成されている。分離線91は、図4(A)に示すように、被覆部10bが容器本体部の表面側に重ねられた際に、容器本体部の分離線(第1カット81及び第2カット82)の一回り外側に位置するように形成されたもので、ミシン目などの断続線が適当であるが、分離できることを条件に適宜変更し得る。この分離線91によって、被覆部10b(上被覆部11及び前被覆部21)が、残存部92と分離部93とに区画される。前述の通り、上被覆部11が上被覆残存部12と上被覆分離部13とに区画され、前被覆部21が、第2分離線p2にて、前被覆残存部22と前被覆分離部23とに区画され、上被覆残存部12と前被覆残存部22とが、更に、上被覆分離部13と前被覆分離部23とが第5折り目線m5を介して連続している。
しかして、これらの容器本体部の分離線(第1カット81及び第2カット82)と分離線91とによって、開口部を開閉する蓋体100(図4(A))が形成されることとなる。この蓋体100は、本体分離部86と分離部93とを接着したものであり、その基端は、後面部61と被覆部10b(上被覆部11)との間の第4折り目線m4をヒンジ用折り目線として、容器と回動可能に連設されることとなる。このヒンジ用折り目線は、容器全体で言えば、上面と後面との間の折り目線となるが、これに限らず、他の位置にヒンジ用折り目線を設けても良い。尚、上記の蓋体100が請求項2の蓋片に対応する。
前述の通り、図1の状態から、第1折り目線m1乃至第3折り目線m3を折って、図2の状態とする。そして、この図2に示す状態から、図3へ示すように、第6折り目線m6及び第7折り目m7にて、台部構成片22b及びガイド部構成片95を、その裏面が押さえ片構成片部22a及び幅狭部97の裏面へ重なるように折り込む。このとき、ガイド部構成片95は、幅狭部97の裏面と糊付けされる。但し、差込部96,96は、何れにも接着しない。また、台部構成片22bは、差込部96,96を避けて、押さえ片構成片部22aと糊付けしても良く、また、単に折り込むだけで糊付けしないものとしても良い。
分離部93先端に第6折り目線m6を介して設けられた上記のガイド部構成片95は、容器製造時において、ガイド部構成片95の裏面が、上記のように幅狭部97の裏面と重ね合わされて接着され、ガイド部構成片95と幅狭部97と一体になっており、開封後もこの状態を維持する(開封動作及び開封後の使用については後述する)。
上記の通りガイド部構成片95の左右の幅は、重ねられる分離部93の上記幅狭部97より大きく形成されているので、二つ折りにされた状態で、上記の差込部96,96が、幅狭部97より左右へはみ出す。この例では、差込部96,96は、左右対称に、ガイド部構成片95の左右両端に、それぞれ形成される。
幅狭部97より左右にはみ出した差込部96,96は、台部構成片22b,22bと共に、押さえ片構成部22a,22aへ重ねられるのであるが、上記の通り、差込部96,96は、押さえ片構成部22a,22aに接着はされないのである。
第5折り目線m5が山折りにされて、図4(A)へ示す通り、前被覆部21が、容器本体の前面部41に配設される。このように、図3に示す状態から図4(A)へ示す状態にするに際して、台部構成片22b,22bの表面は、容器本体の前面部41表面に糊付けされる。但し台部構成片95の表面は、容器本体の前面部41の表面には接着されない。
また、上記にて、本体上分離部84と上被覆分離部13とは重ねられて接着されるが、第2カット82と分離線91との間の部分は接着されない。また、本体前分離部85と前被覆分離部23は重ねられて接着されるが、第2カット82と分離線91との間の部分は接着されない。また、残存部92(上被覆残存部12と前被覆残存部22)は、容器本体部、即ち、上面部31及び前面部41に接着される。前被覆分離部23は、本体前分離部85と接着されるが、本体前分離部85以外の前面部41とは接着されない。
以上のように構成されたこの実施の形態の容器は、夫々の折り目線が折られて各部が必要に応じて糊付けされることによって、図4(A)に示す容器が完成される。
次に、この容器の開封について説明する。
この容器を開封するに際しては、図4(A)に示す幅狭部97の下端(先端97a)から、その裏側に位置するガイド部構成片95に指を差し込み、幅狭部97と一体になっているガイド部構成片95を手前上方に引き上げる。
このとき、ガイド部構成片95が、第4分離線p4にて台部構成片22bから切り離され、幅狭部97が、第3分離線p3にて押さえ片構成部22aから切り離される。これにて、第8折り目線m8を中心にして、ガイド部構成片95と幅狭部97とは、下方から前方へ起立する。そのまま、ガイド部構成片95と幅狭部97とを引き上げ続けると、前被覆分離部23が第3分離線p3にて押さえ片構成部22aから、更に、上被覆分離部13が第2分離線p2にて、上被覆残存部12から、切り離される。即ち、上記の引き上げ動作によって、図5へ示す通り、分離部93と、これに接着された本体分離部86とが、第2分離線p2、第1カット81及び第2カット82に沿って開かれる。これにより、蓋体100が形成され、この蓋体100はヒンジ用折り目線である第4折り目線m4を中心として回動して開閉するものとなる。この蓋体100は、本体上分離部84と上被覆分離部13とが接着された上面蓋部と、本体前分離部85と前被覆分離部23とが接着された前面蓋部とを備えるものとなる。
上記の開封により、上記の通り、ガイド部構成片95が、第4分離線p4にて台部構成片22bから切り離されて、ガイド部95となる。幅狭部97の裏面へ一体に形成されているガイド部95は、幅狭部97の裏面から後方へ隆起する部位といえる。また、台部構成片22bは、上記の通りガイド部構成片95が切り離されることにより、台部22bとなり、その被係止部構成片98が被係止用部98となる。また、前被覆分離部23が、第3分離線p3にて押さえ片構成部22aから切り離されることにより、押さえ片構成部22aが、押さえ片22aとなる。
上記の差込部96,96の上端が、係止部96a,96aを構成し、容器本体の前面部41に接着されている上記の台部22bの被係止用部98下端が、被係止部(被係止端)を構成する。
次に、この蓋体100を閉じて、開口部を閉鎖する場合について説明する。
図6及び図7(A)へ示す通り、幅狭部97の先端を下方に向けて、左右の押さえ部22a,22aの間へ降下させる。このとき、差込部96,96は、一旦、台部22b,22bの被係止用部98に乗り上げて、台部22bの被係止用部98表面(前面)と、押さえ片22a,22aの裏面(後面)との間に、差し込まれる。そして、台部22bの被係止用部98裏面(前面)に沿って、更に幅狭部97を降下させると、差込部96,96は、台部22bの被係止用部98を乗り越えて後方Bへ移動し、差込部96,96は、容器本体の前面部41と押さえ片22aの裏面(後面)との間に差し込まれる(この被係止用部98の直下の容器本体の前面部41と押さえ片22aの裏面との間は、台部構成片22b即ち被係止部において、請求項3の切欠部と対応する)。このように後方Bへ移動するのは、差込部96は、押さえ片22aの弾性によって、後方Bに向けて、付勢されているからである。そして、幅狭部97を更に降下させようとすると、差込部96,96が、台部22bと押さえ片22aとを繋ぐ折り目(第7折り目線m7)と当接して、それ以上、幅狭部97を降下させることができなくなる。このようにして、図7(B)へ示す通り、容器の正面視において、両押さえ片22a,22aの間に、幅狭部97が配置される。そして、このように幅狭部97が位置された状態において、図4(B)へ示す通り、差込部96は、押さえ片22aの裏面と、容器の前面部41との間に挟まれる。この状態において、係止部である差込部96,96の上端96a,96aが、被係止部である台部22aの被係止用部98の下端22c,22cと当接する。即ち、係止部が、被係止部へ係止され、幅狭部97は、上方へ後退することができなくなる。このようにして、ガイド部95は、開封後の開口部の閉鎖にて、図4(A)に示す開封前(のガイド部構成片95であったとき)と、同様の配置を採り、容器本体の前面(前面部41表面)と当接する。
この例では、差込部96がガイド部95の左右両側に設けられており、被差込部もこれに応じて、左右両側に設けられるが、差込部96、被差込部を左右いずれか一方のみに設けるようにしてもよい。
このように、係止部が被係止部へ係止された場合では、誤って分離部93のみを持って容器を持ち上げてしまった場合でも、容器本体部に対して分離部93が係止されているため、粉末洗剤などの被収納物をこぼしてしまう可能性を低減できる。
更に、上記において、幅狭部97が、ガイド部95の厚み分、容器の前面部41より前方に位置する。また、差込部が図4(B)へ示す位置に納まり、台部22bに重ねられた押さえ片22aは、台部22bの厚み分容器の前面部41より前方へ位置する。これらの各部は、一枚のシートにて形成されているので、上記の各厚みは全て同じ大きさであり、押さえ片22aの表面と、図7(B)へ示す通り、左右の押さえ片22a,22aに挟まれた幅狭部97の表面とが、前後方向について、無ほぼ同じ面を構成し、見栄えがよく、また、両者に跨る絵柄や説明書きを印刷することもできる。
開封後上記の動作にて閉ざした蓋を、再び開けるときは、開封時と同様の動作、即ち、幅狭部97を摘んで、第8折り目線m8を中心にして先端を回動することにより、押さえ片22aの弾性に抗して、押さえ片22aを前方へ押し広げつつ、差込部96を、押さえ片22aから上方へ引き抜けばよい。
上述してきた例では、容器の2つの面に渡って(上面と前面とに)蓋体100を設けたが、容器の1つの面にのみ蓋体100を設けることも可能である。
図示はしないが、例えば、開口部を上面(或いは前面)のみに設けるものとし、これに対応して、蓋体100を上面(或いは前面)のみに設けるものとして実施することができる。
この場合、被覆部において、前被覆部は不要となるが、シートには、前被覆分離部23に相当する部位を設けておく。このような分離部を設けて第5折り目線m5を備えておくことによって、当該第5折り目線m5にて、蓋を屈伸させることができ、差込部の被差込部への挿入を円滑に行うことができるからである。
また、この場合、蓋体100は、ヒンジ用折り目線に対して、垂直方向に切り取られるようにしても良いし、斜め方向に切り取られるようにしても良い。
更にまた、上記に説明した例では、上面部31に対して被覆部10bが重ね合わされるものであったが、それ以外に、上面部31を省略し、上被覆部11のみで容器の上面を構成するものとしても良い。
図1にて現れる面をシートの表面として説明したが、この表面は、化粧面として形成されている。一方、シートの裏面側は、化粧面ではないので、見栄えが悪く、その露出は、抑えたい。しかし、図7(A)へ示す通り、台部22bは、シートの裏面側を容器の前面に向けるものである。そこで、図1に示す状態において台部構成片22bの前後f,bの幅を、前被覆残存部22aの、幅狭部97に向けて横方向に伸びる部分の前後の幅と、同じか小さいものとすることにより、図7(C)へ示す通り、容器形成後、容器の正面視において、台部22bの大半を、押さえ片22aに隠すことができる。
例えば、図8に示す通り、台部構成片22bの前後f,bの幅を、前被覆残存部22aの、上記の幅狭部97に向けて横方向に伸びる横伸長部23dの前後の幅と、ほぼ同じものとして形成して、容器形成後、台部22bを押さえ片22aの後ろに隠すことができる。上記の他、この図8に示す実施の形態では、左右の下面フラップ75,76の高位部と低位部の位置が、図1に示すシートと逆になっており、図1の後面フラップ77,78の縁片に設けられていた第1〜第3辺といった形態が、この後面フラップ77,78に代えて、前面フラップ73,74の縁辺に形成されており、前面フラップ73,74が、下面フラップ75,76の低位部と対面すること、更に、図1のシートで後面部61に設けられていた押罫52が、前面部41に設けられていること以外の構成は、図1に示す実施の形態と同様である。
容器本体の前面において、前被覆部の占める割合が大きいと、前被覆部21表面と容器の前面部41表面との段差によって、容器前面への、絵柄等のデザインが見難くなるので、大きな絵柄は、容器の後面側に印刷するのが好ましい。
しかし、使用時において、消費者は、容器本体の前面を後面などより目にする機会が多いので、容器本体の前面に、当該面の大半を占める大きな商標やその他の絵柄を印刷したいものである。
そこで、押さえ片22aの上下U,Sの幅(押さえ片構成部22aの前後f,bの幅)を一定とするのではなく、図7(D)へ示す通り、容器正面に現われる第3分離線p3を上下に凸となるようにカーブさせて、押さえ片22aに先端側よりも、上下の幅t2が小さい首部分22eを形成することにより、押さえ片22aの当該首部分のより先端側の上下の幅t1を、相対的に大きなものとし、押さえ片22aの上下幅全体tを小さく抑えることができる。また、これに伴って、幅狭部97の上下の幅も小さく形成することができる。
このようにして、前被服部の占める割合を抑制することにより、容器の前面部41の表面に商標やその他の絵柄を印刷することができる。
図7(A)〜(D)に示す例では、台部22bは、幅狭部97の左右2箇所に設けられ、その結果被係止用部98を2つ備えるものとなっていた。
このほか、図9へ示す通り、ガイド部構成片95の前方に位置する、左右の被係止部構成片98,98を、一体に形成して、即ち、被係止部構成片98を、ガイド部構成片95の全前端に沿って一繋がりに形成して実施することもできる。この場合、図示はしないが、容器組み立てによって形成される被係止用部98は、ガイド部95の上端96a全てに対応する被係止部を提供し、ガイド部95の上端96a全域が、当該被係止部に係止される係止部(係止端)となる。
最後に、容器の展示との関係にて、容器の図柄などのデザインを施す面について纏めて説明する。図1に示すシート状体からなる容器では、前面部41を正面として、当該面にキャラクタや商標などの、容器の主となる図案を印刷するのが好ましい。また、図8及び図9に示す容器では、後面部61を正面として、当該面にキャラクタや商標などの、容器の主となる図案を印刷するのが好ましい。当該各実施の形態の上記正面に印刷することによって、起伏の少ない面へ、図案の印刷をきれいに行うことができるからである。
本願発明に係る容器を構成するシート状体の展開平面図である。 図1のシート状体を用いて容器を形成する過程を示す斜視図である。 図2に続く容器を形成する過程を示す斜視図である。 (A)は完成した容器の斜視図であり、(B)はその腰部断面図である。 図4の容器を開封した状態を示す斜視図である。 開封後の容器の開口部を閉鎖する過程を示す斜視図である。 (A)は図6の状態の容器の要部正面図であり、(B)は容器の開口部を閉鎖した状態を示す要部正面図であり、(C)は(A)に示す台部を変更した状態を示す容器の要部正面図であり、(D)は(B)に示す残存部と分離部との間の分離線の位置を変更した状態を示す容器の要部正面図である。 他の実施の形態に係る容器を構成するシート状体の展開平面図である。 更に他の実施の形態に係る容器を構成するシート状体の展開平面図である。 従来の容器の開封前の状態を示す斜視図である。 従来の容器の開封状態を示す斜視図である。 従来の容器の、開封後の使用状態を示す斜視図である。 従来の容器の、開封後の開口部の閉鎖状態を示す斜視図である。
符号の説明
10b 被覆部
11 上被覆部
12 上被覆残存部
13 上被覆分離部
21 前被覆部
22 前被覆残存部
22a 押さえ片(押さえ片構成部)
22b 台部(台部構成片)
23 前被覆分離部
31 上面部
41 前面部
51 下面部
61 後面部
93 分離部
95 ガイド部(ガイド部構成片)
96 差込部
97 幅狭部
98 被係止部構成片

Claims (3)

  1. 容器本体と、容器本体の前面を覆う被覆部とを備え、
    被覆部は、分離線にて左右に区画された残存部と分離部とを備え、残存部は、開封後本体表面に残存し、分離部は開封により開かれるものであり、分離部は、左右に張り出す係止部分を備え、残存部は、容器本体表面との間へ係止部分が差し込まれる差込形成部を備えたシート状体からなる容器において、
    被覆部は、被覆部本体と、折り目線を介して被覆部下方に延設された折り返し部とを備え、
    折り返し部は、上方に折り返されて、裏面が上方の被覆部本体裏面に重ねられるものであり、
    分離部は、折り返し部に上記の係止部分を配置し、折り目線の上方に係止部分より左右の幅が狭い幅狭部を備え、
    残存部は、折り返し部において、上記の差込形成部から下方に延設された接着部を備え、接着部と、係止部分とは、分離線にて画され、
    折り返し部を折り返して、分離部の先端を幅狭部の裏面に接着し且つ容器本体には接着しないものであり、残存部の接着部を本体表面に接着し、
    開封時、幅狭部を摘んで、残存部の接着部が重ねられた位置から分離部を分離することにより、分離部に係止部分が、残存部に差込形成部が、同時に形成されることを特徴とするシート状体からなる容器。
  2. 折り込まれて箱状の容器本体を形成する容器本体部と、容器本体部の先端に延設された被覆部とを備えた一枚のシートからなり、
    被覆部は、容器本体の前面に重ねられるものであり、分離線にて左右に区画された、分離部と、残存部とを備え、分離部は、開封にて、残存部を容器本体に残し、分離線にて開かれる部分を構成するものであるシート状体において、
    分離部は、分離本体と、分離本体の下端から下方に延設され且つ分離本体よりも左右の幅が狭い幅狭部と、幅狭部の下端から下方に延設され且つ幅狭部より左右の幅の大きな折り返し片とを備え、残存部は、残存部本体と、残存部本体に連設され且つ分離線を介して幅狭部の左右に配置された差込形成部と、折り目線を介して差込形成部から下方に延設され且つ分離線にて折り返し片と区画された接着部とを備え、接着部は、折り返し片の前方に位置し且つ分離線にて折り返し片と区画された引っ掛かり片を備え、
    組み立ての際に、折り返し片と接着部とは、折り目線にて共に、上方に折り返されて被覆部の裏面へ重ねられるものであり、折り返し片は、被覆部の裏面へ接着されるものであり、接着部は、容器本体部の表面に接着されるものであり、
    開封の際の分離部の残存部からの分離によって、折り返し片の左右が幅狭部の左右からはみ出る係止部分を形成し、差込形成部は容器本体表面と共に係止部分が挿入される差込部を形成し、引っ掛かり片が差込部に差し込まれた係止部分と引っ掛かる引掛部を形成するものであるシート状体。
  3. シート状体にて形成された容器本体と、容器本体を閉鎖する蓋の少なくとも一部として容器本体前面に配置されるシート状の蓋部とを備え、容器を開放する際、蓋部下端を上方へ移動させて、容器本体を開くものである容器において、
    蓋部は、容器本体の閉鎖状態において、蓋部本体と、蓋部本体の下方に位置する蓋部本体よりも左右の幅が狭い幅狭部と、幅狭部の裏面に重ねて接着されたシート状の指掛け片と、指掛け片に連接されて幅狭片の左右から突出するシート状の係止部とを備え、
    シート状の接着用片が、容器本体の前面に重ねて接着され、更に当該接着用片の前面に重ねてシート状の押さえ片が配置され、
    接着用片は、左右に伸びる被係止部と、被係止部の下方に設けられた切欠部とを備え、押さえ片は、上記切欠部にて、容器本体前面と直接対面し、
    容器本体の閉鎖の際に、蓋部の被係止部は、接着用片前面と押さえ片の上方から両者の間に差し込まれて下方に進み、接着用片の前面から切欠部内へ降りて押さえ片と容器本体前面との間に挿入されるものであり、当該挿入状態において、係止部上端は、被係止部と当接して、上方への後退が阻止されるものであり、
    当該挿入状態において、切欠部内の係止部上端と被係止部とは切取り線にて繋がり、且つ、少なくとも幅狭部と押さえ片とが切り取り線にて繋がった状態に形成されて、封止状態とされ、
    開封時、指掛け片と、容器本体前面との間に指を入れ、指掛け片と幅狭部とを摘んで引き上げ、上記各切取り線を分離することによって、上記被係止部と当該被係止部へ係止可能な状態の上記係止部とを同時に、更に、上記幅狭部と押さえ片とを同時に形成することができるものであることを特徴とする容器。
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