JP5266283B2 - 計量スプーン付きの紙箱 - Google Patents

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Description

本願発明は、紙等のシート状体によって形成された計量スプーン付きの紙箱に関するものである。
従来より、洗剤の紙箱には、合成樹脂製の計量スプーンが備えられており、洗濯に際しては、この計量スプーンで洗剤の量を測定して、洗濯機に投入していた。近年にあっては、この計量スプーンを紙製等のシート製にすることが試みられ、特許文献1〜3に示す計量スプーンが提案されている。
これらの計量スプーンは、人に摘まれるための把手部を備え、この把手部の先端側には被計量物を掬うための掬い部を備える。この把手部は、前後方向に設けられた折り目を挟んで形成された左右の摘まみ壁を備えたものであり、この左右の摘まみ壁を対向させた状態で左右から人に摘まれるものである。上記の掬い部は、底部と、この底部の左右に対して左右の側部折り目を介して連設された左右の側壁とを備える。
これらのシート製の計量スプーンにあっては、組立前の状態では紙などの1枚のシートであるため、嵩張らず、焼却処分も容易であり、組立状態にあっては、上記の掬い部が底部と、この底部の左右に対して左右の側部折り目を介して連設された左右の側壁とを備えるため、洗剤などを安定して掬うことができる。ところが、合成樹脂製の場合には、成形に自由度が高く、掬い部の深さを深くする等して、十分な容量を確保することも比較的容易であるのに対して、上記のシート製の計量スプーンにあっては、平面のシートを折り曲げて組み立てるため、掬い部に設計の自由度が低く、特に、掬い部に十分な容量を確保することが困難である。掬い部の容量が小さい場合には、スプーン全体の大きさを大きくすればよいが、スプーン全体の大きさが大きくなると、洗剤の紙箱から洗剤を掬うことが困難になってしまう。洗剤の紙箱は、年々小さくなっており、それに従って、紙箱の内法や取り出し口も小さくなっている。これに対して、計量スプーンが大きいと、洗剤を掬う際に、紙箱の内壁や取り出し口の周囲にぶつかってしまい、スプーンから洗剤がこぼれてしまうおそれがある。
特許第3636280号公報 特許第3281262号公報 特開平9−304159号公報 実用新案登録第2550618号公報
本願発明は、シートを折り曲て組み立てられるようにした組立式の計量スプーン付きの紙箱であって、人に摘まれるための把手部を備え、この把手部の先端側には被計量物を掬うための掬い部を備え、上記の把手部は、前後方向に設けられた折り目を挟んで形成された左右の摘まみ壁を備えたものであり、この左右の摘まみ壁を対向させた状態で左右から人に摘まれるものであり、上記の掬い部は、底部と、この底部の左右に対して左右の側部折り目を介して連設された左右の側壁とを備え計量スプーンにおいて、掬い部の容量を大きくすることを目的とする。
本願発明は、容器本体と、容器本体の前面を外側から覆う被覆部と、スプーン形成部とを備え、上記の容器本体は、上面部と、この上面部から折り目を介して連設された前面部と、この前面部から折り目を介して連設された下面部と、この下面部から折り目を介して連設された後面部とを備えるものであり、上記の被覆部は、上記の後面部から折り目を介して連設されたものであり、上記のスプーン形成部は、上記の容器本体の組立状態において、上記の容器本体内部に配位された台紙であることを特徴とする計量スプーン付きの紙箱である。
スプーン形成部は、シートを折り曲て組み立てられるようにした組立式の計量スプーンを形成するものであり、人に摘まれるための把手部を備え、この把手部の先端側には被計量物を掬うための掬い部を備え、上記の把手部は、前後方向に設けられた折り目を挟んで形成された左右の摘まみ壁を備えたものであり、この左右の摘まみ壁を対向させた状態で左右から人に摘まれるものであり、上記の掬い部は、底部と、この底部の左右に対して左右の側部折り目を介して連設された左右の側壁とを備え、上記の底部は、前後方向に設けられた中央折り目を備え、この中央折り目を形成することによって、形成しない状態よりも掬い部の容量を大きくしたものである。
記の底部は、上記の中央折り目を挟んで形成された左右の傾斜底部分を備えたものであり、上記の中央折り目が上記の左右の側部折り目よりも低い位置にあり、上記の左右の各傾斜底部分は、上記の中央折り目から左右方向に向かうに従って漸次上昇し、上記の左右の側部折り目を介して上記の左右の側壁に繋がるものである。
記の底部の中央折り目の先端側に左右方向に伸びる先端折り目が形成され、この先端折り目から先端側には、上記底部の先端縁と、上記左右の側部折り目と、上記中央折り目とによって規定された先端底部分が形成され、この先端底部分は中央折り目を備えておらず、この先端底部分の左右は上記の側部折り目を介して上記の左右の側壁に繋がっている。
記のスプーン形成部は、一辺が切り目線を介して上面部に連設され、当該一辺を除く他の辺から切り目線を介して、糊付け片が連設されており、上記糊付け片が上面部に接着されている。
本願発明は、掬い部の底部に、左右の傾斜底部分を形成することによって、掬い部の深さを深くして、掬い部の容量を大きくすることが出来たものであり、この掬い部の容量を大きな計量スプーンを備えた紙箱を提供することができたものである。
本願発明の実施の形態に係る計量スプーンの展開図である。 本願発明の実施の形態に係る計量スプーンの組立状態の斜視図である。 (A)は本願発明の実施の形態に係る計量スプーンの組立状態の側面図であり、(B)は比較例の計量スプーンの組立状態の側面図である。 本願発明に係る容器を構成するシート状体の展開平面図である。 図4のシート状体を用いて容器を形成する過程を示す斜視図である。 図5に続く容器を形成する過程を示す斜視図である。 (A)は完成した容器の斜視図であり、(B)はその腰部断面図である。 図7の容器を開封した状態を示す斜視図である。 開封後の容器の開口部を閉鎖する過程を示す斜視図である。 (A)は図9の状態の容器の要部正面図であり、(B)は容器の開口部を閉鎖した状態を示す要部正面図であり、(C)は(A)に示す台部を変更した状態を示す容器の要部正面図であり、(D)は(B)に示す残存部と分離部との間の分離線の位置を変更した状態を示す容器の要部正面図である。 本願発明の他の実施の形態に係る容器を構成するシート状体の要部展開平面図である。 本願発明の他の実施の形態に係る容器を開封した状態を示す斜視図である。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
この計量スプーンは、紙、合成樹脂、紙と合成樹脂、さらにこれらと金属箔等の折り曲げ可能なシートを折り曲て組み立てられるようにした組立式の計量スプーンであり、図1の展開図の状態から、図2の斜視図に示すような立体的な形状に組み立てて使用されるものである。
この計量スプーンは、人に摘まれるための把手部103と、この把手部103の先端側に設けられた掬い部102を備える。
まず把手部103について説明する。この把手部103は、略長方形の台紙101の中央の前後方向に設けられた把手折り目線111を挟んで形成された左右の摘まみ壁112を備える。この把手折り目線111は、中央に1本のみを設ければよいが、中央に2本平行に設けるなど、左右の摘まみ壁112同士を重ねて摘めるものであれば、適宜変更して実施し得る。
左右の摘まみ壁112の一方(図1では左方)には折り曲げ片113が形成され、他方(図1では右方)には凹部114が形成されている。把手折り目線111を折り曲げて左右の摘まみ壁112同士を重ね合わせると共に、折り曲げ片113を折り曲げて凹部114に嵌め込んで係止することで、掬い部102及び把手部103は立体的な形状を維持する。把手部103の後端下部は、切り目115で斜めにカットされており、これによって、スプーンの掬い操作時に、紙箱等にスプーンの端が接触することを防止している。
掬い部102と把手部103との境界には、境界折り目線104が形成されている。この境界折り目線104は、前記把手折り目線111の先端から左右方向に伸びるものである。境界折り目線104と把手折り目線111とは、直交させるなどしてもよいが、この例では境界折り目線104先端から、左右方向に向かうに従って漸次後方に向かうように傾斜させることによって、掬い部102と把手部103との間に角度を持たせている。
掬い部102は、底部121と、この底部121の左右に対して左右の側部折り目線123を介して連設された左右の側壁122を備える。
この底部121は、左右の傾斜底部分124と、先端底部分125とを備える。左右の傾斜底部分124は、前後方向に設けられた中央折り目線126によって、底部121の基端寄りを左右に区画することによって形成されたものである。この例では、前記の把手折り目線111と連続して形成することもできるが、この例では、把手折り目線111の先端と中央折り目線126の基端との間に折り目線を形成しない部分を設けている。
この中央折り目線126の先端側には、左右方向に伸びる先端折り目線127が形成されている。これにより、左右の傾斜底部分124と、先端底部分125とが区画される。この先端折り目線127を設けることによって、中央折り目線126から先端方向に破れが生ずることを防止する。また底部121全体を左右の傾斜底部分124のみで構成し、先端底部分125を設けないようにすることもできるが、このようにした場合には、掬い部102の先端が前後方向から見て略V字状になってしまう。このように掬い部102の先端をV字状にした場合には、例えば洗剤などの被計量物がV字の底からこぼれやすく、摺切りで計量することが困難となる。そこで、先端底部分125を設けると共に、その先端辺を直線状とすることによって、正確な摺切り計量を可能とする。また、左右の側壁122についても、その側端辺を直線状としておくことによって、摺切り計量を可能とする。但し、先端底部分125の先端辺と側壁122の側端辺との角は、アールとすることで、耐久性や安全性を向上させることができる。
側部折り目線123については、把手折り目線111の先端から台紙101の先端の左右角に向けて伸びているが、これに限らず、台紙101の先端辺の左右寄りや、或いは、台紙101の左右側辺の先端寄りに向けて伸びるものであってもよい。
この側部折り目線123は、基端から先端まで1本の直線として実施することもできるが、この例では、側部折り目線123は、基端側から先端側に向けて連続して形成された基端側区間131と中間区間132と先端側区間133とを備える。基端側区間131は、把手折り目線111から先端先端に向かうに従って漸次左右方向に伸びるもので、台紙101の前後方向の中央折り目線126に対して傾斜して伸びる。中間区間132は、基端側区間131に比して緩やか傾斜して伸びるものであり、基端側区間131に比して中央折り目線126に対する角度が小さい。先端側区間133は、中間区間132に比して急峻に傾斜して伸びるものであり、中間区間132に比して中央折り目線126に対する角度が大きい。前述の先端折り目線127は、中間区間132と先端側区間133との境界付近に配位されたものである。よって、先端底部分125は、先端折り目線127と先端側区間133とで規定される。また傾斜底部分124は、先端折り目線127と中央折り目線126と基端側区間131と中間区間132とで規定される。
なお、これらの基端側区間131、中間区間132、先端側区間133は、直線と曲線の組合せの他、曲線のみで構成したり、直線のみで構成することもできる。
ここで、図3を参照しつつ、中央折り目線126の有無による掬い部102の容量の差を説明する。図3(A)は上記の実施の形態のとおり中央折り目線126を設けた計量スプーンの組立状態の側面図例であり、(B)は中央折り目線126を設けない計量スプーンの組立状態の側面図例である。
図3(A)に示すように、本願発明の実施の形態にあっては、組立状態において、中央折り目線126が左右の側部折り目線123よりも低い位置にある。左右の傾斜底部分124は、上記の中央折り目線126から左右方向に向かうに従って漸次上昇し、側壁122に繋がる。これに対して、中央折り目線126を設けない場合にあっては、図3(B)に示すように、底部の位置は、左右の側部折り目線123と同じ高さを維持する。その結果、両者を比較すると、中央折り目線126が左右の側部折り目線123よりも低い位置にある分だけ、掬い部102の容量は大きくなる。もちろん、底部が傾斜している分だけ、左右の側部折り目線123間の平面距離は短くなるが、これによる容積の減少分よりも、底部が深くなることによる容積の増加分の方が多く、事実、約10%の容量の増加を確認したものであり、摺切りで20gの容量を実現した。なお、その半分が約10gであり、これを示す線134を側壁122に表示することによって、2種の計量が可能となる(図1、図2参照)。
なお図示の計量スプーンにあっては、台紙101に折り目線を形成することで、立体的な形状に組み立てることができ、平板状の台紙の状態で消費者に供給することができるが、立体的な形状に予め組み立てて、消費者に提供してもよい。各折り目線は、押し罫による折り目の他、一部が貫通したミシン線であってもよい。また実施の形態では、各折り目線は1本としたが、例えば、互いの間隔が小さな平行な複数本の折り目線で、各折り目を形成するようにしてもよい。
上記の計量スプーンは、独立した台紙101として実施することができる他、紙箱の展開用紙と連続して、紙箱と一体に形成されるものとして実施することもできる。
ここで図4〜図10を参照して、その紙箱について説明する、説明の便宜上、図4のシート状体からなる容器の展開平面図において、fはシートの前方を示し、bはシートの後方を示し、lはシート左方を示し、rはシートの右方を示す。また、図5〜図10において、Fは容器の前方を示し、Bは容器の後方を示し、Uは容器の上方を示し、Sは容器の下方を示し、Lは容器の左方を示し、Rは容器の右方を示す。尚、展開状態のシートについての上記の各方向b,f,l,r,u,sは、専ら図4の説明において用いるものであり、組み立て状態の容器の上記の各方向B,F,L,R,U,Sとは、直接関係はない。
更に、本願の各図において、特別な断りがない限り、2点鎖線はミシン目を示し、破線は、折り目線を示す。図10において、一点鎖線は、隠れ線を示す。折られた後の折り目線や、切り取られた後のミシン目は、実線で示す。尚、図7(A)は、開封前と開封後の説明に用いるため、切り取りの如何にかかわらず、ミシン目は用いずに、全て実線で示す。
尚、図4は、容器の表面を構成するシートの表面を示すものとし、当該表面と反対側の面がシートの裏面として説明する。
この容器は、図4に示すように、容器の前面と上面と下面と後面とを構成する、上面部31、前面部41、下面部51、後面部61、上被覆部11、前被覆部21が折り目線を介して連設されていおり、前述の計量スプーン用の台紙101は、上面部31に切り目線135を介して連設されている。
具体的に説明する。容器を構成するシート状体は、図4へ示す通り、裏面が上面部31の表面に接着される上被覆部11と、前面部に接着される上記の前被覆部21とを備える。展開状態にあって、上面部31は第1折り目線m1を挟んで前面部41の後端から後方bへ延設され、下面部51は第2折り目線m2を挟んで前面部41の先端から前方fへ延設され、後面部61は第3折り目線m3を挟んで下面部51の先端から前方fへ延設され、上記の上被覆部11は第4折り目線m4を挟んで上記の後面部61の先端から前方fへ延設され、前被覆部21は第5折り目線m5を挟んで上被覆部11の先端から前方fへ延設されている。
上面部31は、第1分離線p1(後述する第1及び第2カット81,82にて二条に構成されている。)にて左右に区画された、蓋領域(後述する本体上分離部84)と、上面本体領域31aとを備えており、本体上分離部84に前記の計量スプーン用の台紙101が延設されている。
上被覆部11は、第2分離線p2にて左右に区画された、裏面が上面部の蓋領域に接着される上被覆分離部13と、裏面が上面部31の上面本体領域31aに接着される上被覆残存部12とを備える。前被覆部21は、第5折り目m5を挟んで上被覆部11の上記上被覆分離部13の先端から前方へ延設された前被覆分離部23と、第5折り目線m5を挟んで上被覆部11の上記上被覆残存部12の先端から前方へ延設された前被覆残存部22を、第2分離線p2から延長された第3分離線p3を介して備える。この実施の形態では、上被覆分離部13の左右に、上被覆残存部12,12が、夫々第2分離線p2,p2を介して配設されており、前被覆分離部23の左右に、前被覆残存部22,22が、夫々第3分離線p3,p3を介して配設されている。
上記の前被覆分離部23は、前分離本体部103と、第8折り目線m8を介して前分離本体部103の先端に延設され且つ横幅が前被覆分離部23の前分離本体部103より狭くなる幅狭部97と、第6折り目線m6を介して幅狭部97の先端から前方へ延設されたガイド部構成片95とからなる。
第1〜第6及び第8の各折り目線m1〜m6,m8同士は、平行である。
ガイド部構成片95の左右の幅は、幅狭部97の左右の幅よりも、大きく、ガイド部構成片95の、上記幅狭部97よりも左右に入り張り出した部位が、差込部96,96を構成する。この差込部96,96が請求項1〜3の「係止部分」及び「係止部」と対応する。
差込部96,96の先端縁は、第6折り目線m6と平行であり、差込部96,96の左右側辺は、前方に進むにつれて(先端縁に近づくにつれて)、ガイド部構成片95の左右の幅を漸次大きくするように、テーパを持つ或いはカーブするように形成されている。
ガイド部構成片95の裏面は、幅狭部97の裏面へ接着されるものである。この実施の形態において、第6折り目m6は、左右方向の中央に設けられたスリット99によって左右に分断されている。
前被覆残存部22は、上記の第5折り目線m5を介して上被覆残存部12から延設された押さえ片構成部22aと、第7折り目線m7を介して押さえ片構成部22aの先端から前方へ延設された台部構成片22bとからなる。この押さえ片構成部22aが、請求項1及び請求項2の「差込形成部」と対応する。
台部構成片22bは、ガイド部構成片95の前方に位置する被係止部構成片98を備えたものである。前被覆分離部23の左方に位置する前被覆残存部22の台部構成片22bが備える被係止部構成片98は、前被覆分離部23の左方より右方へ張り出して、ガイド部構成片95の左側の差込部96の前方へ位置する。前被覆分離部23の右方に位置する前被覆残存部22の台部構成片22bが備える被係止部構成片98は、前被覆分離部23の右方より左方へ張り出して、ガイド部構成片95の右側の差込部96の前方へ位置する。被係止部構成片98,98は、夫々第3分離線p3,p3から延長された第4分離線p4,p4にて、ガイド部構成片95の差込部96,96と、区画されている。
カイド部構成片22b,22bの表面は、夫々、前面部41の表面に接着されるものである。
上面部31、前面部41、下面部51、後面部61の左右両側には、それぞれ左上面フラップ71、右上面フラップ72、左前面フラップ73、右前面フラップ74、左下面フラップ75、右下面フラップ76、左後面フラップ77、右後面フラップ78が折り目線nを介して連設されており、これらで容器本体部10aが形成される(図5〜図7参照)。これらの各部は、折り目線nから90度に折り曲げられることによって、直方体が形成される。その際、左上面フラップ71、左前面フラップ73、左下面フラップ75、左後面フラップ77は互いに糊付けされて、容器の左側における長方形状の開口端の閉鎖がなされ、側面部10cのうち左側面部が形成される。前記の通り、図4を、容器の表面を構成するシートの表面を示すものとし、当該表面と反対側の面がシートの裏面とすると、上記にて、折り目線nは、シート表面について、90度の山折にされることになる。同じく、右上面フラップ72、右前面フラップ74、右下面フラップ76、右後面フラップ78は互いに糊付けされて、容器の右側における長方形状の開口端の閉鎖がなされ、側面部10cのうち右側面部が形成される。
また、上被覆残存部12,12の左右にも、折り目線n(ne)を介して、重ね合わせフラップ71z,72zが連設されている。重ね合わせフラップ72zは、上被覆部11に連続するように設けられたものであり、上面部31に上被覆部11が重ね合わされた際に、上面フラップ71,72の表面に重ね合わされるものである。以下必要に応じて、左側の上被覆残存部12に設けられた、重ね合わせフラップ71zを、左重ね合わせフラップ71zと呼び、右側の上被覆残存部12に設けられた、重ね合わせフラップ72zを、右重ね合わせフラップ72zと呼ぶ。
なお、本願では、糊付けとは、接着と同義語として使用し、両面接着テープ若しくは片面接着テープなどでの接着も、糊付けに含まれるものとする。
上記の上被覆部11と前被覆部21とは、全体で被覆部10bを形成するもので、被覆部10bは容器本体部10aの表面側に重ねられて糊付けされる。上被覆部11は上面部31の表面に重ねられて略全面若しくは部分的に接着され、前被覆部21は前面部41の表面に重ねられて部分的に接着される。これらの接着箇所は後述する。
なお、本例の容器においては、下面部51と後面部61の一部とに、図4に示すように、凹条である押罫52が形成されている。容器を廃棄する際には、この押罫52の形成された部分で各部51,41を折り曲げることにより、容器をコンパクトに折り畳むことが可能である。なお、この押罫52の形成は必須のものではなく、省略しても良い。また、押罫52の形態は図示したものに限られるものではなく、容器を折り畳みやすくするためのものであれば、ミシン目など、種々の形態での実施が可能である。
次に、上記の各フラップ71〜78による開口端(図5、図6)の閉鎖について説明する。ここで、容器の左側における開口端は、上面部31と左上面フラップ71との間、前面部41と左前面フラップ73との間、下面部51と左下面フラップ75との間、後面部61と左後面フラップ77との間にそれぞれ存在する折り目線nを縁辺とするものである。また、容器の右側における開口端は、上面部31と右上面フラップ72との間、前面部41と右前面フラップ74との間、下面部51と右下面フラップ76との間、後面部61と右後面フラップ78との間にそれぞれ存在する折り目線nを縁辺とするものである。つまり、各フラップ71〜78は、開口端の縁辺に設けられたシート状体とも表現できる。
ここで、左下面フラップ75及び右下面フラップ76について説明する。なお、左下面フラップ75は右下面フラップ76と対称の関係にあるため、代表して右下面フラップ76について説明する。右下面フラップ76には、右後面フラップ78と重なり合う部分である低位部76aと、そうでない部分である高位部76bとが形成される。この低位部76aと高位部76bとは、プレス加工により形成されたものであって、低位部76aと高位部76bとの間には段差である迂回部76cが存在する。
この迂回部76cは、図4などに示すように、屈曲した線分として形成されたものであって、下面部51と右下面フラップ76との間における折り目線n(nc)に対して直交する線分として右下面フラップ76の表面に現れた第1部分76c1と、この第1部分76c1に連続するものであり、折り目線n(nc)に平行な線分として右下面フラップ76の表面に現れた第2部分76c2と、この第2部分76c2に連続するものであり、第1部分76c1と平行な線分として右下面フラップ76の表面に現れた第3部分76c3とからなる。
上記の左下面フラップ75及び右下面フラップ76は、図5に示すように、容器側方の開口端の下部に位置するものであるが、これに対向するようにして、開口端の上部には、左上面フラップ71及び右上面フラップ72が設けられている。なお、左上面フラップ71は右上面フラップ72と対称の関係にあるため、代表して右上面フラップ72について説明する。
右上面フラップ72表面は、低位部72aと、中位部72bと、高位部72cとからなる。中位部72bは、高位部72cよりも低く、低位部72aは、中位部72bよりも低い。低位部72aは、表面に右重ね合わせフラップ72zが重ね合わされるものであり、当該重ね合わせによって、中位部72bとの段差が解消される。低位部72a表面に重ね合わされた上記右重ね合わせフラップ72zの表面及び中位部72b表面は、右後面フラップ78が重ね合され、この重ね合わせによって、高位部72cとの段差が解消される。低位部72aと中位部72bとの間には段差をなす第1迂回部72dが設けられ、中位部72bと高位部72cとの間には段差をなす第2迂回部72eが設けられている。
両迂回部72d,72eは、前述の右下面フラップ76の迂回部76cと同様、屈曲した線分として形成されたものであり、折り目線n(na)と直交する第1部分と、第1部分と連続し折り目線n(nb)と平行な第2部分と、第2部分と連続し折り目線n(na)と平行な第3部分とにより構成される。
次に、上記の左下面フラップ75及び右下面フラップ76に対して重ね合わされる左後面フラップ77及び右後面フラップ78について説明する。なお、左後面フラップ77は右後面フラップ78と対称の関係にあるため、右後面フラップ78について説明する。
この右後面フラップ78の、折り目線n(nd)に対向する縁辺が、重なり辺78aである。この重なり辺78aは、折り目線n(nd)に対して平行であり、かつ、折り目線nから相対的に近い位置にある第1辺78a1と、また、折り目線n(nd)に対して平行であり、かつ、折り目線n(nd)から相対的に遠い位置にある第3辺78a3と、また、第1辺78a1、第3辺78a3のそれぞれに対して直交するものであって、第1辺78a1と第3辺78a3とを連結する第2辺78a2とを有する。本例では、この重なり辺78aのうち、第1辺78a1と第2辺78a2とによって、右後面フラップ78の角部がともに切り欠かれた形態とされている。
この重なり辺78aは、右下面フラップ76及び右上面フラップ72に右後面フラップ78が重ね合わされた際において、上記の右下面フラップ76に形成された迂回部76cと、上記の右上面フラップ72に形成された第2迂回部72eとのそれぞれに対して合致するものとされている。具体的には、重なり辺78aのうち第1辺78a1と迂回部76cの第1部分76c1とが、同様に第1辺78a1と第2迂回部72eの第1部分とが合致し、重なり辺78aのうち第2辺78a2と迂回部76cの第2部分76c2とが、同様に第2辺78a2と第2迂回部の第2部分とが合致し、重なり辺78aのうち第3辺78a3と迂回部76cの第3部分76c3とが、同様に第3辺78a3と第2迂回部72eの第3部分とが合致する。
なお、上記の「合致」とは、重なり辺78aと迂回部76c,第2迂回部72eの間に隙間が保たれたものであっても良いし、隙間なく密着したものであっても良い。ただし、この密着した状態を超え、右後面ラップ78が上面フラップ72あるいは右下面フラップ76の高位部72c,76bに乗り上げてしまうことは、被収納物の漏れが発生する恐れがあって好ましくない。
右重ね合わせフラップ72zの前端縁も、上記右上面フラップ72の第1迂回部72dと対応する形状を備える。
ここで、上記で説明したことを図5〜図7と共に示す。まず、図4の第1折り目線m1、第2折り目線m2及び第3折り目線m3にて、シートを前述のように山折りにする。これによって、図5に示す状態とする。
図5へ示す状態から、折り目線na,naにて左右上面フラップ71,72を折り、折り目線nc,ncにて左右下面フラップ75,76を折り、更に、折り目線ne,neにて、重ね合わせフラップ72z,72zを折ることによって、シートを図6の状態とする。
図6に示す状態から、第4折り目線m4にて、被覆部10bを、上面部31側へ折り込む。このとき、上記の重ね合わせフラップ72z,72zの夫々は、左右の上面フラップ71,72の低位部に接着される。そして、折り目線nd,ndにて左右の後面フラップ77,78を折り込むことにより、上面フラップ71,72へ接着された重ね合わせフラップ72z,72z及び上面フラップ71,72の中位部へ、当該左右の後面フラップ77,78を重ねて接着する。
左右の後面フラップ77,78を重ねて接着した後、左右の前面フラップ73,74を折り目線nb,nbにて折り込むことにより、左右の前面フラップ73,74を、左右の後面フラップ77,78の表面及び左右の上面フラップ71,72の高位部の上に、重ねて接着する(図7(A)参照)。上記において、左右の前面フラップ73,74の接着のみを行い、重ね合わせフラップ72z,72zや、左右の後面フラップ77,78の糊付けは行わずに実施することもできる。
このようにして、各フラップ72,74,76,78が重ねられて開口端が閉鎖された場合において、各フラップの重ね合わせ位置に、多少のずれがあっても、左右の下面フラップ75,76及び左右の上下面フラップ71,72の各迂回部の第2部分と、左右の後面フラップ77,78の重なり辺の第2辺とによって、せき止められて、更に、左右の重ね合わせフラップ71z,72zの上記第2辺に想到する部分と、迂回部の第2部分とによって、せき止められて、粉末の内容物が、外部へ漏れ出るのを阻止できる。
ここで、上記の各フラップにおける迂回部の形成をプレス加工にて行い、重ね合わせフラップ71z,72zの重ね合わせ等によるものであることから、比較的簡易な手段で、被収納物の漏れを防止できるという利点を有するものである。
また、本例においては、右後面フラップ78の角部を切り欠くことで、重なり辺78aに、第1辺78a1、第2辺78a2、第3辺78a3を形成したものとし、右後面フラップ78が重ね合わされる右下面フラップ76や右上面フラップ72には、上記の重なり辺78aと合致する迂回部が形成されたものであるが、これら重なり辺78aや迂回部の形状は、本例のものに限定されたものではなく、屈曲あるいは湾曲する線分として現れたものであれば良い。
右後面フラップ78角部についての他の形状を例示すると、角部を円形に切り欠いたもの、端辺に四角形状の切り込みを形成したもの、端辺に三角形状の切り込みを形成したもの、端辺に半円形状の切り込みを形成したもの、直線状の辺が繰り返し形成されたもの、湾曲した辺が波線状に繰り返し形成されたものがあげられる。左後面フラップ77、左上面フラップ71や左下面フラップ75についても上記と同様である。
次に、容器のその他の部分について説明する。図4に示すように、上面部31と前面部41には、開口部を形成するための分離線(第1分離線)が形成される。この分離線は、ミシン目などの断続線、紙の表裏に貫かれた切り目など分離できるものであればよいが、この例ではハーフカットが採用されている。より詳しくは、第1カット81と第2カット82とが平行に形成されており、第1カット81が開口部の周縁を規定するもので、第2カット82が第1カット81の外側に形成されている。第1カット81は容器の内側から紙の中間部分までの深さに形成されたもので、第2カット82は容器の外側から紙の中間部分までの深さに形成されている。第1カット81と第2カット82とは、開口部を明ける際に、紙の中間部分で紙の層間剥離によって繋がることにより、開口されるもので、開口した際には、図8に示すように、層間剥離部分83が開口部の周縁に形成されることとなる。このハーフカットを採用することによって、容器の紙の表裏に貫かれた部分を設けることなく分離が可能となるため、密閉性の向上と開口の容易性とを両立させることができる。なお、この例では、開口部は、上面部31と、上面部31に連設された前面部41に形成されるものであるが、前面部41には形成せずに上面部31にのみ形成するようにしてもよい。
このように、第1カット81及び第2カット82によって規定された部分が、上面部31に形成される本体上分離部84と、前面部41に形成される本体前分離部85であり、両者を併せて本体分離部86と呼ぶ。この本体分離部86が開口部を開閉することとなる。
なお、第1カット81、第2カット82は直線のものを示したが、これに限らず、第1カット81を波線にすることによって、第1カット81の端部で人が手を切ると言った恐怖感を少なくすることができる。このように、第1カット81や第2カット82の具体的形状は、適宜変更し得る。
上面部31と前面部41の表面に重ねられて接着される被覆部10bについても、図4に示すように、開口部と対応するようにして分離線91が形成される。この分離線91は、前述の、第2分離線p2,p2、第3分離線p3,p3及び第4分離線p4,p4によって、構成されている。分離線91は、図7(A)に示すように、被覆部10bが容器本体部の表面側に重ねられた際に、容器本体部の分離線(第1カット81及び第2カット82)の一回り外側に位置するように形成されたもので、ミシン目などの断続線が適当であるが、分離できることを条件に適宜変更し得る。この分離線91によって、被覆部10b(上被覆部11及び前被覆部21)が、残存部92と分離部93とに区画される。前述の通り、上被覆部11が上被覆残存部12と上被覆分離部13とに区画され、前被覆部21が、第2分離線p2にて、前被覆残存部22と前被覆分離部23とに区画され、上被覆残存部12と前被覆残存部22とが、更に、上被覆分離部13と前被覆分離部23とが第5折り目線m5を介して連続している。
しかして、これらの容器本体部の分離線(第1カット81及び第2カット82)と分離線91とによって、開口部を開閉する蓋体100(図7(A))が形成されることとなる。この蓋体100は、本体分離部86と分離部93とを接着したものであり、その基端は、後面部61と被覆部10b(上被覆部11)との間の第4折り目線m4をヒンジ用折り目線として、容器と回動可能に連設されることとなる。このヒンジ用折り目線は、容器全体で言えば、上面と後面との間の折り目線となるが、これに限らず、他の位置にヒンジ用折り目線を設けても良い。尚、上記の蓋体100が請求項2の蓋片に対応する。
前述の通り、図1の状態から、第1折り目線m1乃至第3折り目線m3を折って、図5の状態とする。そして、この図5に示す状態から、図6へ示すように、第6折り目線m6及び第7折り目m7にて、台部構成片22b及びガイド部構成片95を、その裏面が押さえ片構成片部22a及び幅狭部97の裏面へ重なるように折り込む。このとき、ガイド部構成片95は、幅狭部97の裏面と糊付けされる。但し、差込部96,96は、何れにも接着しない。また、台部構成片22bは、差込部96,96を避けて、押さえ片構成片部22aと糊付けしても良く、また、単に折り込むだけで糊付けしないものとしても良い。
分離部93先端に第6折り目線m6を介して設けられた上記のガイド部構成片95は、容器製造時において、ガイド部構成片95の裏面が、上記のように幅狭部97の裏面と重ね合わされて接着され、ガイド部構成片95と幅狭部97と一体になっており、開封後もこの状態を維持する(開封動作及び開封後の使用については後述する)。
上記の通りガイド部構成片95の左右の幅は、重ねられる分離部93の上記幅狭部97より大きく形成されているので、二つ折りにされた状態で、上記の差込部96,96が、幅狭部97より左右へはみ出す。この例では、差込部96,96は、左右対称に、ガイド部構成片95の左右両端に、それぞれ形成される。
幅狭部97より左右にはみ出した差込部96,96は、台部構成片22b,22bと共に、押さえ片構成部22a,22aへ重ねられるのであるが、上記の通り、差込部96,96は、押さえ片構成部22a,22aに接着はされないのである。
第5折り目線m5が山折りにされて、図7(A)へ示す通り、前被覆部21が、容器本体の前面部41に配設される。このように、図6に示す状態から図7(A)へ示す状態にするに際して、台部構成片22b,22bの表面は、容器本体の前面部41表面に糊付けされる。但し台部構成片95の表面は、容器本体の前面部41の表面には接着されない。
また、上記にて、本体上分離部84と上被覆分離部13とは重ねられて接着されるが、第2カット82と分離線91との間の部分は接着されない。また、本体前分離部85と前被覆分離部23は重ねられて接着されるが、第2カット82と分離線91との間の部分は接着されない。また、残存部92(上被覆残存部12と前被覆残存部22)は、容器本体部、即ち、上面部31及び前面部41に接着される。前被覆分離部23は、本体前分離部85と接着されるが、本体前分離部85以外の前面部41とは接着されない。
以上のように構成されたこの実施の形態の容器は、夫々の折り目線が折られて各部が必要に応じて糊付けされることによって、図7(A)に示す容器が完成される。
次に、この容器の開封について説明する。
この容器を開封するに際しては、図7(A)に示す幅狭部97の下端(先端97a)から、その裏側に位置するガイド部構成片95に指を差し込み、幅狭部97と一体になっているガイド部構成片95を手前上方に引き上げる。
このとき、ガイド部構成片95が、第4分離線p4にて台部構成片22bから切り離され、幅狭部97が、第3分離線p3にて押さえ片構成部22aから切り離される。これにて、第8折り目線m8を中心にして、ガイド部構成片95と幅狭部97とは、下方から前方へ起立する。そのまま、ガイド部構成片95と幅狭部97とを引き上げ続けると、前被覆分離部23が第3分離線p3にて押さえ片構成部22aから、更に、上被覆分離部13が第2分離線p2にて、上被覆残存部12から、切り離される。即ち、上記の引き上げ動作によって、図8へ示す通り、分離部93と、これに接着された本体分離部86とが、第2分離線p2、第1カット81及び第2カット82に沿って開かれる。これにより、蓋体100が形成され、この蓋体100はヒンジ用折り目線である第4折り目線m4を中心として回動して開閉するものとなる。この蓋体100は、本体上分離部84と上被覆分離部13とが接着された上面蓋部と、本体前分離部85と前被覆分離部23とが接着された前面蓋部とを備えるものとなる。
計量スプーン用の台紙101は、上記開封前にあっては、本体上分離部84から切り目線135によって曲げられ、後面部61に沿わされている。そして、開封時に、本体上分離部84と上被覆分離部13とが接着された状態で回動することによって、台紙101も回動する。具体的には、後面部61から離れて、開口部に近づくものである。計量スプーンを組み立てるには、この状態で、台紙101を切り取り線から切り離して、組み立てることができるものであり、内容物に紛れて計量スプーンが見つからないといった事態の発生を防止する。台紙101が紙箱内から容易に取り出すことができるように、台紙101の大きさは、開口部となる本体上分離部84と等しいか、これよりも小さくしておくことが望ましい。
上記の開封により、上記の通り、ガイド部構成片95が、第4分離線p4にて台部構成片22bから切り離されて、ガイド部95となる。幅狭部97の裏面へ一体に形成されているガイド部95は、幅狭部97の裏面から後方へ隆起する部位といえる。また、台部構成片22bは、上記の通りガイド部構成片95が切り離されることにより、台部22bとなり、その被係止部構成片98が被係止用部98となる。また、前被覆分離部23が、第3分離線p3にて押さえ片構成部22aから切り離されることにより、押さえ片構成部22aが、押さえ片22aとなる。
上記の差込部96,96の上端が、係止部96a,96aを構成し、容器本体の前面部41に接着されている上記の台部22bの被係止用部98下端が、被係止部(被係止端)を構成する。
次に、この蓋体100を閉じて、開口部を閉鎖する場合について説明する。
図9及び図10(A)へ示す通り、幅狭部97の先端を下方に向けて、左右の押さえ部22a,22aの間へ降下させる。このとき、差込部96,96は、一旦、台部22b,22bの被係止用部98に乗り上げて、台部22bの被係止用部98表面(前面)と、押さえ片22a,22aの裏面(後面)との間に、差し込まれる。そして、台部22bの被係止用部98裏面(前面)に沿って、更に幅狭部97を降下させると、差込部96,96は、台部22bの被係止用部98を乗り越えて後方Bへ移動し、差込部96,96は、容器本体の前面部41と押さえ片22aの裏面(後面)との間に差し込まれる(この被係止用部98の直下の容器本体の前面部41と押さえ片22aの裏面との間は、台部構成片22b即ち被係止部において、請求項3の切欠部と対応する)。このように後方Bへ移動するのは、差込部96は、押さえ片22aの弾性によって、後方Bに向けて、付勢されているからである。そして、幅狭部97を更に降下させようとすると、差込部96,96が、台部22bと押さえ片22aとを繋ぐ折り目(第7折り目線m7)と当接して、それ以上、幅狭部97を降下させることができなくなる。このようにして、図10(B)へ示す通り、容器の正面視において、両押さえ片22a,22aの間に、幅狭部97が配置される。そして、このように幅狭部97が位置された状態において、図7(B)へ示す通り、差込部96は、押さえ片22aの裏面と、容器の前面部41との間に挟まれる。この状態において、係止部である差込部96,96の上端96a,96aが、被係止部である台部22aの被係止用部98の下端22c,22cと当接する。即ち、係止部が、被係止部へ係止され、幅狭部97は、上方へ後退することができなくなる。このようにして、ガイド部95は、開封後の開口部の閉鎖にて、図7(A)に示す開封前(のガイド部構成片95であったとき)と、同様の配置を採り、容器本体の前面(前面部41表面)と当接する。
この例では、差込部96がガイド部95の左右両側に設けられており、被差込部もこれに応じて、左右両側に設けられるが、差込部96、被差込部を左右いずれか一方のみに設けるようにしてもよい。
このように、係止部が被係止部へ係止された場合では、誤って分離部93のみを持って容器を持ち上げてしまった場合でも、容器本体部に対して分離部93が係止されているため、粉末洗剤などの被収納物をこぼしてしまう可能性を低減できる。
更に、上記において、幅狭部97が、ガイド部95の厚み分、容器の前面部41より前方に位置する。また、差込部が図7(B)へ示す位置に納まり、台部22bに重ねられた押さえ片22aは、台部22bの厚み分容器の前面部41より前方へ位置する。これらの各部は、一枚のシートにて形成されているので、上記の各厚みは全て同じ大きさであり、押さえ片22aの表面と、図10(B)へ示す通り、左右の押さえ片22a,22aに挟まれた幅狭部97の表面とが、前後方向について、無ほぼ同じ面を構成し、見栄えがよく、また、両者に跨る絵柄や説明書きを印刷することもできる。
開封後上記の動作にて閉ざした蓋を、再び開けるときは、開封時と同様の動作、即ち、幅狭部97を摘んで、第8折り目線m8を中心にして先端を回動することにより、押さえ片22aの弾性に抗して、押さえ片22aを前方へ押し広げつつ、差込部96を、押さえ片22aから上方へ引き抜けばよい。
上述してきた例では、容器の2つの面に渡って(上面と前面とに)蓋体100を設けたが、容器の1つの面にのみ蓋体100を設けることも可能である。
図示はしないが、例えば、開口部を上面(或いは前面)のみに設けるものとし、これに対応して、蓋体100を上面(或いは前面)のみに設けるものとして実施することができる。
この場合、被覆部において、前被覆部は不要となるが、シートには、前被覆分離部23に相当する部位を設けておく。このような分離部を設けて第5折り目線m5を備えておくことによって、当該第5折り目線m5にて、蓋を屈伸させることができ、差込部の被差込部への挿入を円滑に行うことができるからである。
また、この場合、蓋体100は、ヒンジ用折り目線に対して、垂直方向に切り取られるようにしても良いし、斜め方向に切り取られるようにしても良い。
更にまた、上記に説明した例では、上面部31に対して被覆部10bが重ね合わされるものであったが、それ以外に、上面部31を省略し、上被覆部11のみで容器の上面を構成するものとしても良い。
図4にて現れる面をシートの表面として説明したが、この表面は、化粧面として形成されている。一方、シートの裏面側は、化粧面ではないので、見栄えが悪く、その露出は、抑えたい。しかし、図10(A)へ示す通り、台部22bは、シートの裏面側を容器の前面に向けるものである。そこで、図4に示す状態において台部構成片22bの前後f,bの幅を、前被覆残存部22aの、幅狭部97に向けて横方向に伸びる部分の前後の幅と、同じか小さいものとすることにより、図10(C)へ示す通り、容器形成後、容器の正面視において、台部22bの大半を、押さえ片22aに隠すことができる。
例えば、図8に示す通り、台部構成片22bの前後f,bの幅を、前被覆残存部22aの、上記の幅狭部97に向けて横方向に伸びる横伸長部23dの前後の幅と、ほぼ同じものとして形成して、容器形成後、台部22bを押さえ片22aの後ろに隠すことができる。上記の他、この図8に示す実施の形態では、左右の下面フラップ75,76の高位部と低位部の位置が、図4に示すシートと逆になっており、図4の後面フラップ77,78の縁片に設けられていた第1〜第3辺といった形態が、この後面フラップ77,78に代えて、前面フラップ73,74の縁辺に形成されており、前面フラップ73,74が、下面フラップ75,76の低位部と対面すること、更に、図4のシートで後面部61に設けられていた押罫52が、前面部41に設けられていること以外の構成は、図4に示す実施の形態と同様である。
容器本体の前面において、前被覆部の占める割合が大きいと、前被覆部21表面と容器の前面部41表面との段差によって、容器前面への、絵柄等のデザインが見難くなるので、大きな絵柄は、容器の後面側に印刷するのが好ましい。
しかし、使用時において、消費者は、容器本体の前面を後面などより目にする機会が多いので、容器本体の前面に、当該面の大半を占める大きな商標やその他の絵柄を印刷したいものである。
そこで、押さえ片22aの上下U,Sの幅(押さえ片構成部22aの前後f,bの幅)を一定とするのではなく、図10(D)へ示す通り、容器正面に現われる第3分離線p3を上下に凸となるようにカーブさせて、押さえ片22aに先端側よりも、上下の幅t2が小さい首部分22eを形成することにより、押さえ片22aの当該首部分のより先端側の上下の幅t1を、相対的に大きなものとし、押さえ片22aの上下幅全体tを小さく抑えることができる。また、これに伴って、幅狭部97の上下の幅も小さく形成することができる。
このようにして、前被服部の占める割合を抑制することにより、容器の前面部41の表面に商標やその他の絵柄を印刷することができる。
次に、図11及び図12は、上記台紙101の容器への取付構造の他の例を示すものである。
先の例にあっては、台紙101は、容器本体の後面部後面部61に沿って配置されていたが、この例にあっては、蓋体100の裏面(より詳しくは本体上分離部84)に沿って配置する。これによって、開封時に使用者が蓋体100を開封すると、蓋体100の裏面に台紙101がくっついた状態で表れ、使用者にとって使い勝手のよいものになる。
まず、展開図である図11に基づき説明すると、台紙101は、先の実施の形態と同様、切り目線135を介して上面部31(本体上分離部84)に連設される。そして、さらに台紙101の先端側(図面の上側)に、糊付け片151が切り目線152を介して連設される。なお、この糊付け片151は、台紙101の左右辺の上端寄りに設けるなど、他の部分に設けても良い。また、台紙101の左右辺には、補助片141が連設される。より詳しくは、台紙101の左側について説明すると、台紙101の摘まみ壁112には、切り目線142を介して補助片141が連設されており、この補助片141の下辺は、折り目線143を介して上面本体領域31aに連設されている。台紙101の右側について説明すると、台紙101の先端底部分125には、切り目線142を介して補助片141が連設されており、この補助片141の下辺は、折り目線143を介して上面本体領域31aに連設されている。
展開状態からの貼り付けに際しては、台紙101は、180度折り曲げられて本体上分離部84の裏面に配位され、糊付け片151と本体上分離部84とが接着剤や両面粘着テープで等で接着される。上記のように、台紙101が180度折り曲げられるため、切り目線135は、この大きな折り曲げによって破断される。特に、破断しやすいように、切り目線135は、繋がっている部分よりも切れている部分の方が多く(長く)しておくことが好ましい。この折り曲げに際して、台紙101と共に左右の補助片141も折り目線143から折り曲げられるが、折り目線143は押し罫などの折り目線に止まるため、繋がった状態で上面部31の裏に折り返される。
このように、上面部31は、その裏面に台紙101が取り付けられた状態で、先の例と同様、前面部41、下面部51、後面部後面部61、上被覆部11、前被覆部21と共に、それぞれ折り曲げられて、必要部分が接着され、容器本体(箱体)の組立と内容物の収納がなされる。開封に際しては、使用者は、先の例と同様に、開封作業を行なえばよいが、図11に示すように、本体上分離部84の裏面には糊付け片151が接着されているため、台紙101は本体上分離部84と共に起こされる。このとき、補助片141は上面部31の裏側に止まるため、切り目線142が破断される。使用者は、糊付け片151と台紙101との間の切り目線152から、台紙101を破り取って、計量スプーンを組み立てることができる。なお、この例では、切り目線135を破れ易い破断線として実施したが、180度折り曲げても破れない切り目線として実施することもできる。また、補助片141は左右何れか一方にのみ設けて実施することもでき、省略することもできる。なお、この補助片141は接着剤などによって上面部31の裏側に接着してもよい。この場合、前述の糊付け片151を設けずに実施することもでき、補助片141を糊付け片として機能させることもできる。
101 台紙
102 掬い部
103 把手部
104 境界折り目線
111 把手折り目線
112 摘まみ壁
121 底部
122 側壁
123 側部折り目線
124 傾斜底部分
125 先端底部分
126 中央折り目線
127 先端折り目線

Claims (4)

  1. 容器本体と、容器本体の前面を外側から覆う被覆部と、スプーン形成部とを備え、
    上記の容器本体は、上面部と、この上面部から折り目を介して連設された前面部と、この前面部から折り目を介して連設された下面部と、この下面部から折り目を介して連設された後面部とを備えるものであり、
    上記の被覆部は、上記の後面部から折り目を介して連設されたものであり、
    上記のスプーン形成部は、シートを折り曲て組み立てられるようにした組立式の計量スプーンの台紙であり、上記の容器本体の組立状態において、上記の容器本体内部に配位されたものであり、
    上記の計量スプーンは、人に摘まれるための把手部を備え、この把手部の先端側には被計量物を掬うための掬い部を備え、
    上記の把手部は、前後方向に設けられた折り目を挟んで形成された左右の摘まみ壁を備えたものであり、この左右の摘まみ壁を対向させた状態で左右から人に摘まれるものであり、
    上記の掬い部は、底部と、この底部の左右に対して左右の側部折り目を介して連設された左右の側壁とを備え、
    上記の底部は、前後方向に設けられた中央折り目を備え、この中央折り目を形成することによって、形成しない状態よりも掬い部の容量を大きくしたものであることを特徴とする計量スプーン付きの紙箱。
  2. 上記の底部は、上記の中央折り目を挟んで形成された左右の傾斜底部分を備えたものであり、
    上記の中央折り目が上記の左右の側部折り目よりも低い位置にあり、
    上記の左右の各傾斜底部分は、上記の中央折り目から左右方向に向かうに従って漸次上昇し、上記の左右の側部折り目を介して上記の左右の側壁に繋がるものであることを特徴とする請求項1記載の計量スプーン付きの紙箱。
  3. 上記の底部の中央折り目の先端側に左右方向に伸びる先端折り目が形成され、
    この先端折り目から先端側には、上記底部の先端縁と、上記左右の側部折り目と、上記中央折り目とによって規定された先端底部分が形成され、この先端底部分は中央折り目を備えておらず、この先端底部分の左右は上記の側部折り目を介して上記の左右の側壁に繋がっていることを特徴とする請求項1又は2記載の計量スプーン付きの紙箱。
  4. 上記のスプーン形成部は、一辺が切り目線を介して上面部に連設され、当該一辺を除く他の辺から切り目線を介して、糊付け片が連設されており、上記糊付け片が上面部に接着されていることを特徴とする請求項1〜3記載の何れかに計量スプーン付きの紙箱。
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