JP2017137125A - 収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】バリア性の低下を防止して利便性を向上できる収納箱を提供する。【解決手段】前面板3及び背面板5を有した胴部10の天面を覆う第1天面板2と、背面板5から折曲して第1天面板2の上面を覆う第2天面板6と、第2天面板6の前端から折曲して前面板3上に接着される被覆板7とを備え、被覆板7の破断により第2天面板6と一体に開閉する外蓋部60と、前面板3及び第1天面板2の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間を剥離した破断により胴部10の上面を開閉する内蓋部20とを形成して開封される収納箱1において、外蓋部60に設けた摘持部75に近接して前面板3に設けられた開封開始部35の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離が、開封開始部35を除く第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離よりも小さい。【選択図】図5

Description

本発明は、前面上部及び天面の破断により開封される収納箱に関する。
従来の収納箱は特許文献1に開示されている。この収納箱はバリア層の両面に紙層を有したブランク板により形成される。収納箱は対向する前面板及び背面板を有した筒状の胴部の天面が第1天面板により覆われ、底面が底面板により覆われる。また、収納箱は背面板の上端から折曲して第1天面板の上面を覆う第2天面板を有し、第2天面板の前端から折曲した被覆板が前面板上に接着される。
被覆板上には下端から左右に広がって上方に延びる左右一対のミシン目からなる切断部が設けられる。被覆板の切断部間の下端には前面板に非接着の摘持部が形成され、切断部の両側方が前面板に接着される。摘持部を摘持して引くと被覆板が切断部で破断され、被覆板の上部と第2天面板とを一体に開閉する外蓋部が形成される。
前面板上及び第1天面板上にはバリア層に到達しない第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線が設けられる。第1ハーフカット線は前面板及び第1天面板の外面側から切り込まれ、第1天面板、前面板、第1天面板を順に通る半環状に形成される。第2ハーフカット線は前面板及び第1天面板の内面側から切り込まれ、第1ハーフカット線よりも内側で第1ハーフカット線に沿った半環状に形成される。また、前面板は第2ハーフカット線の内側で被覆板の外蓋部が形成される領域の摘持部よりも上方に接着される。
被覆板を破断して外蓋部を開くと、外蓋部に接着される前面板の上部及び第1天面板が第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間の剥離により破断される。これにより、胴部の上面を開閉する内蓋部が形成され、外蓋部及び内蓋部を開いて収納箱が開封される。使用者は開封後の収納箱から胴部の上面を介して内容物を取り出すことができる。
特許第4490490号公報(第11頁、第12頁、第5図、第6図)
しかしながら、上記従来の収納箱によると、第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離が小さいと、内容物の収納時や輸送時の衝撃等により第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間で一部に剥離が生じる場合がある。このため、収納箱のバリア性が悪くなる問題があった。一方、第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離が大きいと、摘持部を摘持して上方に引いた際に第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間で剥離が生じにくくなる。このため、収納箱を容易に開封することができず、収納箱の利便性が悪くなる問題があった。
本発明は、バリア性の低下を防止して利便性を向上できる収納箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、対向する前面板及び背面板を有した筒状の胴部と、前記胴部の底面を閉じる底面部と、前記前面板に連設して前記胴部の天面を覆う第1天面板と、前記背面板から折曲して第1天面板の上面を覆う第2天面板と、第2天面板の前端から折曲して前記前面板上に接着される被覆板とを備え、前記被覆板の破断により第2天面板と一体に開閉する外蓋部と、前記前面板及び第1天面板の破断により前記胴部の上面を開閉する内蓋部とを形成して開封される収納箱において、
前記外蓋部が前記被覆板上の下端に摘持部を有するとともに前記摘持部の上方で前記内蓋部に接着され、前記摘持部を介して前記外蓋部が破断により開かれた際に前記内蓋部が前記前面板及び第1天面板上の外面側から切り込まれた第1ハーフカット線と、第1ハーフカット線よりも内側で前記前面板及び第1天面板上の内面側から切り込まれた第2ハーフカット線との間の剥離により破断され、
前記摘持部に近接して前記前面板上の第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の下端を含む開封開始部の第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離が、前記開封開始部を除く第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離よりも小さいことを特徴としている。
この構成によると、胴部内に内容物が収納される。第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間の剥離により内蓋部及び外蓋部が形成され、収納箱が開封される。使用者は内蓋部及び外蓋部を開いて、胴部の天面を介して胴部内の内容物を取り出すことができる。
また本発明は、上記構成の収納箱において、開封後の前記内蓋部の閉状態を保持する蓋保持部を備えると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、前記蓋保持部は、左右に延びる前記開封開始部の両端部から前記前面板上の上下に延びた第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間に開封により形成される挿入部と、前記内蓋部と前記外蓋部との間に形成されて前記挿入部が挿入される隙間部とを有すると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、前記被覆板は、前記摘持部の両側縁に上下に延びて形成したミシン目から成る一対の第1切断部と、各第1切断部の上端から上方に行くほど互いに離れる方向に傾斜するミシン目から成る一対の第2切断部とを有し、第1切断部を上方に延長した延長線上に第2切断部に連結される切込みを設けると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、前記被覆板と第2天面板との境界の両側端部に切欠き部を設けるとともに、前記被覆板が、前記摘持部の両側縁に上下に延びて形成したミシン目から成る一対の第1切断部と、各第1切断部の上端と前記切欠き部とを連結するミシン目から成る一対の第2切断部とを有すると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、第2ハーフカット線が波形に形成されると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、第1天面板上の第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線が外側に凸に形成されると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、前記前面板の外面上に前記摘持部に対向する凹部を設けると好ましい。
また本発明は、上記構成の収納箱において、前記外蓋部が前記摘持部の上方の外面上に突起部を有すると好ましい。
本発明によると、摘持部に近接して前面板上の第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の下端を含む開封開始部の第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離が、開封開始部を除く第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離よりも小さい。これにより、使用者が摘持部を摘持して上方に引くと、開封開始部の第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間で容易に剥離が生じて収納箱が開封される。また、開封開始部を除く第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間では収納箱の開封前に第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間での剥離を防止することができる。したがって、収納箱のバリア性の低下を防止して利便性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態の開封前の収納箱を示す斜視図 本発明の第1実施形態の収納箱のブランク板を示す展開図 本発明の第1実施形態の収納箱のブランク板を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の収納箱の胴部を扁平に押し潰した状態を示す正面図 本発明の第1実施形態の開封後の収納箱を示す斜視図 本発明の第1実施形態のリクローズ後の収納箱を示す斜視図 本発明の第1実施形態のリクローズ時の収納箱の蓋保持部を示す上面断面図 本発明の第2実施形態の開封前の収納箱を示す斜視図 本発明の第2実施形態の収納箱のブランク板を示す展開図 本発明の第2実施形態のリクローズ後の収納箱を示す斜視図 本発明の第3実施形態の開封前の収納箱を示す斜視図 本発明の第3実施形態の収納箱のブランク板を示す展開図 本発明の第3実施形態のリクローズ後の収納箱を示す斜視図 本発明の第4実施形態の開封前の収納箱を示す斜視図 本発明の第4実施形態のリクローズ後の収納箱を示す斜視図 本発明の第5実施形態の開封前の収納箱を示す斜視図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の開封前の収納箱の斜視図を示している。収納箱1は一のブランク板100(図2参照)により形成される。収納箱1は筒状の胴部10の天面が第1天面板2により覆われ、底面が底面板4(底面部、図2参照)により覆われる。胴部10内には粉状の洗剤から成る内容物(不図示)が収納される。なお、本実施形態では内容物として粉状の洗剤を用いているが、内容物に特に限定はない。胴部10は上端及び下端にそれぞれ開口面10a(図5参照)及び開口面10b(不図示)を有する。第1天面板2は上方の開口面10aを閉じ、底面板4は下方の開口面10bを閉じる。
胴部10は対向する前面板3及び背面板5(図2参照)を両側方の側面部8及び側面部9(図5参照)により連結して形成される。これにより、胴部10は水平断面が略矩形に形成される。背面板5の上端には折り線110(図2参照)を介して第2天面板6が連設される。第2天面板6は背面板5に対して折曲可能であり、第1天面板2の上面を覆う。第2天面板6の前後方向の中央部には左右方向に延びる折り線110から成る可曲部61が設けられる。
また、前面板3と第1天面板2との間及び底面板4と背面板5との間には、胴部10の左右方向に延びる折り線110から成る折り畳み部23、45(図2参照)がそれぞれ設けられる。
第2天面板6の前端には折り線110を介して被覆板7が連設される。被覆板7は第2天面板6に対して折曲可能に形成され、接着剤等により前面板3に接着される。なお、第2天面板6は第1天面板2に接着されていない。
被覆板7の左右方向の中央部の下端部には摘持部75が設けられる。被覆板7はミシン目から成る一対の第1切断部71と、ミシン目から成る一対の第2切断部72とを有する。一対の第1切断部71は摘持部75の両側縁に形成されるとともに互いに対向して上下に延びる。一対の第2切断部72は第1切断部71の上端から上方に行くほど互いに離れる方向に傾斜して延びる。第1切断部71と第2切断部72とはミシン目の切込みにより連結されている。これにより、第2切断部72は第1切断部71に連続して形成される。
第1切断部71を上方に延長した延長線上の被覆板7上には第2切断部72に連結される切込み73が形成される。被覆板7と第2天面板6との境界の両側端部には切欠き部67が設けられ、切欠き部67から第2切断部72が延びている。これにより、第2切断部72は第1切断部71の上端と切欠き部67とを連結する。
摘持部75は第1切断部71と第2切断部72との間の下端に前面板3に非接着に形成される。被覆板7は第1切断部71及び第2切断部72の両側方で前面板3に接着剤等で接着される。また、被覆板7は摘持部75の上方で前面板3の後述の内蓋部20(図5参照)が形成される領域に接着剤300で接着されている。
被覆板7の左右方向の中央部の外面上には複数(本実施形態では3個)の突起部74が設けられる。突起部74は摘持部75の上方の外面上で左右方向に延びて形成される。
前面板3の外面上で摘持部75に対向する位置には凹部31が凹設される。これにより、使用者は摘持部75を容易に摘持することができる。
また、胴部10内に収納される商品等の内容物に関する絵や文字等の図柄を前面板3及び被覆板7の前面に印刷することにより、内容物の説明や広告を行うことができる。なお、前面板3及び被覆板7の前面に図柄を印刷したシートを貼着してもよい。
側面部8は側面フラップ82、83、84、85により形成される。側面部9は側面フラップ92、93、94、95(いずれも図2参照)により形成される。
図2は収納箱1の展開図を示している。図3はブランク板100の側面断面図を示している。収納箱1を形成するブランク板100は複合シート101を打ち抜いて形成される。複合シート101は外側基材層11、バリア層12及び内側基材層13が外側から内側に向かって順に積層される。
外側基材層11は例えば厚さ約310μm(坪量350g/m)のコートボール紙により形成される。バリア層12は例えば厚さ約20μmのポリエチレンフィルムにより形成され、水分の透過を防止する。これにより、開封前の収納箱1の内容物に対する防湿性を向上させることができる。内側基材層13は例えば厚さ約60μm(坪量70g/m)のクラフト紙により形成される。クラフト紙によりブランク板100の剛性を向上させることができる。外側基材層11、バリア層12及び内側基材層13は共押出し等により積層される。これにより、本実施形態のブランク板100の厚みは約390μmになっている。
なお、外側基材層11及び内側基材層12としてマニラボールやカード紙等を用いてもよい。また、バリア層12は水分の透過を防止できればよく、例えばポリプロピレンフィルム等により形成されてもよい。
第1天面板2、前面板3、底面板4、背面板5、第2天面板6及び被覆板7は折り線110を介して順に連設され、第1天面板2の後端(図2において上端)には糊代フラップ25が折り線110を介して連設される。第1天面板2、前面板3、底面板4及び背面板5の右端にはそれぞれ側面フラップ82、83、84、85が折り線110を介して連設される。第1天面板2、前面板3、底面板4及び背面板5の左端にはそれぞれ側面フラップ92、93、94、95が折り線110を介して連設される。
第1天面板2の左右端部及び前面板3の上部には第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22が形成される。第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22は外側に凸に形成される。
第1ハーフカット線21は第1天面板2及び前面板3の外面側からブランク板100の厚さ方向に途中まで切り込まれる。第1ハーフカット線21は第1天面板2、前面板3、第1天面板2を順に通る半環状に形成される。第2ハーフカット線22は前面板3及び第1天面板2の内面側からブランク板100の厚さ方向に途中まで切り込まれ、第1ハーフカット線21よりも内側で第1ハーフカット線21に沿った半環状に形成される。また、第2ハーフカット線22は波形に形成される。
図3に示すように、第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22はバリア層12に到達しないように形成される。これにより、第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22を設けても収納箱1の内容物に対する防湿性を確保することができる。
第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22は前面板3上の凹部31の上端の近傍で凹部31に対向して水平方向に延びる。水平方向に延びる第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間の領域(第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22の下端を含む)は後述の収納箱1の開封時に開封が開始される開封開始部35を構成する。開封開始部35は前面板3上で摘持部75に近接して配される。
前面板3上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22は左右に延びる開封開始部35の左右端から上方に延びた後に左右の第1ハーフカット線21は上方に行くほど互いに離れる方向に傾斜して延びるとともに左右の第2ハーフカット線22は上方に行くほど互いに離れる方向に傾斜して延びる。そして、前面板3上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22は前面板3の上端で第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22にそれぞれ接続される。これにより、前面板3上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22は第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22にそれぞれ連続している。
開封開始部35の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離D2は、開封開始部35を除く第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離D1よりも小さくなっている。本実施形態では距離D1、D2はそれぞれ約4mm、約2mmになっている。上面視で第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22とは重なっていないため、第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22の形成時に第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との貫通を防止することができる。
凹部31はプレス等により前面板3の前面(外面)を押圧して形成される。被覆板7上には第1切断部71、第2切断部72及び切込み73が形成される。突起部74は被覆板7の内面側から外面側に向けてプレス等により押圧されて形成される。
側面フラップ82、92、84、94上の前面板3の近傍には凸部120がそれぞれ形成される。各凸部120はそれぞれ側面フラップ82、92、84、94の内面側から外面側に向けてプレス等により押圧されて形成される。
側面フラップ82、92、84、94上の前面板3から離れた側には上下方向(図2において左右方向)に延びるハーフカットのミシン目から成る複数(本実施形態では5本)の接着剤保持部130が形成される。
側面フラップ85、95の前端部(図5においてそれぞれ右端部及び左端部)には前後方向に延びるハーフカットのミシン目から成る複数(本実施形態では17本)の接着剤保持部131が形成される。接着剤保持部131は側面フラップ85、95の上端部から下端部にわたって配され、後述の側面部8、9の形成時に前後方向の中央部に配される。
次に収納箱1の形成方法について説明する。図2のブランク板100において、第1天面板2及び底面板4が折り線110を介して前面板3の内面側に向けて折り曲られ、背面板5が折り線110を介して底面板4の内面側に向けて折り曲られる。そして、糊代フラップ25が折り線110を介して第1天面板2の内面側に向けて折り曲げられ、糊代フラップ25の外面と背面板5の上端部の内面とが接着剤で貼り合わされる。
そして、第2天面板6が折り線110を介して第1天面板2上に重なるように折り曲げられるとともに、被覆板7が前面板3の上部に重なるように折り線110を介して折り曲げられる。その後に、被覆板7が接着剤を介して前面板3の上部の外面に接着される。この時、摘持部75の上方に近接した前面板3の第2ハーフカット線22間の領域は接着剤300で被覆板7に接着される。なお、第2天面板6は第1天面板2に対して非接着になっている。
これにより、胴部10の両側面が開いた状態の収納箱1が形成される。そして、図4に示すように、折り畳み部23、45の折曲により収納箱1が扁平に押し潰される。この時、第1天面板2と前面板3とが近接して対向するとともに底面板4と背面板5とが近接して対向する。
収納箱1は扁平に押し潰された容積の小さい状態(折り畳み体)で輸送や保管が行われる。これにより、収納箱1の輸送コスト及び保管コストを削減することができる。
胴部10内に内容物が収納される場所において、扁平に押し潰された状態の収納箱1は包装機(不図示)にセットされる。包装機は図4の状態から折り畳み部23、45を互いに接近する方向に押さえる。これにより、第1天面板2、第2天面板6及び底面板4が前面板3及び背面板5に対して略垂直になるように胴部10が起こされる。
その後に、側面フラップ92、94が折り線110を介してそれぞれ第1天面板2及び底面板4の内面側に向かって折り曲られる。側面フラップ92、94の接着剤保持部130に接着剤が塗布された後に、側面フラップ95が側面フラップ92、94上に重なるように折り線110で折り曲げられる。そして、側面フラップ95の接着剤保持部131に接着剤が塗布された後に、側面フラップ93が側面フラップ95上に重なるように折り線110で折り曲げられる。これにより、側面フラップ92、94が接着剤で側面フラップ95に接着されるとともに側面フラップ93が接着剤で側面フラップ95に接着され、側面部9が形成される。この時、胴部10の左側面が閉じられる。
その後に、胴部10の右側面を上にして右側面の開口(不図示)を介して内容物が胴部10内に収納される。
内容物の胴部10内への収納後に、側面フラップ82、84が折り線110を介してそれぞれ第1天面板2及び底面板4の内面側に向かって折り曲られる。側面フラップ82、84の接着剤保持部130に接着剤が塗布された後に、側面フラップ85が側面フラップ82、84に重なるように折り線110で折り曲げられる。そして、側面フラップ85の接着剤保持部131に接着剤が塗布された後に、側面フラップ83が側面フラップ85上に重なるように折り線110で折り曲げられる。これにより、側面フラップ82、84が接着剤で側面フラップ85に接着されるとともに側面フラップ83が接着剤で側面フラップ85に接着され、側面部8が形成される。以上により、胴部10の右側面が閉じられ、図1に示すように内容物が収納された収納箱1が形成される。
この時、接着剤保持部130により接着剤が側面フラップ82、84、92、94上に容易に保持されるとともに、接着剤保持部131により接着剤が側面フラップ85、95上に容易に保持される。これにより、側面部8、9を確実に形成することができる。また、凸部120によって側面フラップ92、94と側面フラップ93との間の隙間及び側面フラップ82、84と側面フラップ83との間の隙間を低減することができる。
なお、側面部8を形成して胴部10内に内容物を収納した後に側面部9を形成してもよい。
図5は開封後の収納箱1の斜視図を示している。収納箱1に内容物が収納された商品を購入した使用者等が摘持部75を摘持して上方に引くと、第1切断部71及び第2切断部72(いずれも図1参照)に沿って被覆板7が破断される。この時、第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間の剥離により破断面BR(図3参照)が形成され、前面板3の上部及び第1天面板2が破断して開口面10aが形成される。これにより、前面板3の上部及び第1天面板2の破断により胴部10の上面を開閉する内蓋部20が形成される。また、被覆板7の破断により第2天面板6と一体に開閉する外蓋部60が形成される。この結果、収納箱1が開封され、使用者は開口面10aを介して胴部10内から内容物を取り出すことができる。この時、摘持部75は外蓋部60上に配され、外蓋部60は摘持部75の上方で接着剤300により内蓋部20に接着されている。また、突起部74は外蓋部60の摘持部75の上方の外面上に配される。
この時、摘持部75に近接した前面板3上の開封開始部35の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離D2(図2参照)が、開封開始部35を除く第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離D1(図2参照)よりも小さい。これにより、使用者が摘持部75を摘持して上方に引くと、開封開始部35の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間で容易に剥離が生じ、外側基材層11(図3参照)のみの剥離等を防止することができる。したがって、収納箱1を容易に開封することができ、収納箱1の利便性を向上させることができる。
また、前面板3の外面上に摘持部75に対向する凹部31を設けているため、使用者は摘持部75を容易に摘持することができる。
また、第1切断部71を上方に延長した延長線上に第2切断部72に連結される切込み73(図1参照)を設けている。これにより、摘持部75を上方に引いた際に被覆板7を第2切断部72に沿って確実に破断することができる。したがって、第2切断部72から外れた破断による内蓋部20及び外蓋部60の損傷を防止することができる。
また、被覆板7と第2天面板6との境界の両側端部には切欠き部67が設けられ、第2切断部72は第1切断部71の上端と切欠き部67とを連結する。これにより、第1切断部71及び第2切断部72に沿った被覆板7の破断後に第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22に沿って第1天面板2が円滑に破断される。したがって、第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22から外れた第1天面板2の破断を防止し、第1天面板2上の第1ハーフカット線21の外側での孔の発生を防止することができる。
また、第2天面板6は第1天面板2に接着されていないため、収納箱1の開封時に第1天面板2及び第2天面板6が撓み易くなり、使用者は内蓋部20及び外蓋部60を容易に開閉することができる。また、第2天面板6上に可曲部61を設けているため、収納箱1の開封時に第2天面板6がより撓み易くなる。
また、第2ハーフカット線22は波形に形成されるため、開封時に第2ハーフカット線22での破断により生じる開口面10aの周縁22aが波形に形成される。これにより、胴部10の天面を介して胴部10内の内容物を取り出す際に使用者の手指の裂傷の虞を回避することができる。
また、第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22が外側に凸に形成される。これにより、第1天面板2上の開口面10aの周縁22aが外側に凸に形成される。したがって、胴部10の天面を介して胴部10内の内容物を取り出す際に使用者の手指と第1天面板2との干渉を低減することができ、使用者は内容物を容易に取り出すことができる。
図6はリクローズ時の収納箱1の斜視図を示している。図7は蓋保持部50の上面断面図を示している。収納箱1の開封時に、前面板3上の上下に延びる第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間に挿入部32が形成される。また、接着剤300で接着される内蓋部20と外蓋部60との間の周縁部には隙間部26が形成される。隙間部26は摘持部75に近接して配され、隙間部26には挿入部32が挿入される。挿入部32及び隙間部26により開封後の内蓋部20の閉状態を保持する蓋保持部50が構成される。
使用者は内容物の一部を胴部10内から取り出した後に、背面板5の上端の折り線110を中心に内蓋部20及び外蓋部60を前方に向けて回動させる。これにより、開口面10aが再び閉じられ、収納箱1がリクローズされる。この時、前面板3上の挿入部32が隙間部26に挿入される。これにより、蓋保持部50によって開封後の内蓋部20の閉状態が保持される。したがって、開封後に胴部10内への異物の混入を防止して収納箱1の内容物を容易に保管することができる。
収納箱1のリクローズ後に、使用者が外蓋部60を把持して背面板5の上端の折り線110を中心に上方に回動させると、挿入部32が隙間部26から脱出して蓋保持部50による内蓋部20の閉状態の保持が解除される。これにより、リクローズされた開口面10aが再び開き、使用者は残りの内容物を取り出すことができる。
この時、外蓋部60が摘持部75の上方の外面上に突起部74を有するため、リクローズされた内蓋部20及び外蓋部60を開ける際に突起部74が滑り止めになる。これにより、使用者は内蓋部20及び外蓋部60を容易に開くことができる。
胴部10から内容物が全て取り出された後に、収納箱1の側面部8、9を開いて胴部10を図4に示すように折り畳み部23、45で折り畳んで扁平に押し潰すことにより減容化を図ってゴミ容量を削減することができる。
本実施形態によると、摘持部75に近接して前面板3上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22の下端を含む開封開始部35の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離D2が、開封開始部35を除く第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との距離D1よりも小さい。これにより、使用者が摘持部75を摘持して上方に引くと、開封開始部35の第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間で容易に剥離が生じる。したがって、収納箱1を容易に開封することができ、収納箱1の利便性を向上させることができる。
また、開封開始部35を除く第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間では収納箱1の開封前(例えば内容物の収納時や輸送時等)に第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間での剥離を防止することができる。したがって、収納箱1のバリア性の低下を防止することができる。
また、開封後の内蓋部20の閉状態を保持する蓋保持部50を備えている。これにより、開封後に胴部10内への異物の混入を防止して内容物を容易に保管することができる。
また、蓋保持部50は、前面板3上の上下に延びる第1ハーフカット線21と第2ハーフカット線22との間に開封により形成される挿入部32と、内蓋部20と外蓋部60との間に形成されて挿入部32が挿入される隙間部26とを有する。これにより、部品点数を増やすことなく蓋保持部50を容易に実現することができる。
また、第1切断部71を上方に延長した延長線上に第2切断部72に連結される切込み73が設けられている。これにより、開封時に摘持部75を上方に引いた際に被覆板7を第2切断部72に沿って確実に破断することができる。したがって、第2切断部72から外れた破断による内蓋部20及び外蓋部60の損傷を防止することができる。
また、被覆板7と第2天面板6との境界の両側端部に切欠き部67が設けられ、第2切断部72は第1切断部71の上端と切欠き部67とを連結する。これにより、第1切断部71及び第2切断部72に沿った被覆板7の破断後に第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22に沿って第1天面板2が円滑に破断される。したがって、第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22から外れた第1天面板2の破断を防止し、第1天面板2上の第1ハーフカット線21の外側での孔等の発生を防止することができる。
また、第2ハーフカット線22は波形に形成されるため、胴部10内の内容物を天面を介して取り出す際に使用者の手指の裂傷の虞を回避することができる。
また、第1天面板2上の第1ハーフカット線21及び第2ハーフカット線22が外側に凸に形成される。これにより、胴部10内の内容物を天面を介して取り出す際に使用者の手指と第1天面板2との干渉を低減することができ、使用者は内容物を容易に取り出すことができる。
また、前面板3の外面上に摘持部75に対向する凹部31を設けている。これにより、使用者は摘持部75を容易に摘持することができる。したがって、収納箱1の利便性をより向上させることができる。
また、外蓋部60が摘持部75の上方の外面上に突起部74を有する。これにより、リクローズされた内蓋部20及び外蓋部60を開ける際に突起部74が滑り止めになるため、使用者は内蓋部20及び外蓋部60を容易に開くことができる。したがって、収納箱1の利便性を一層向上させることができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について説明する。図8及び図9は第2実施形態の収納箱1の斜視図及び展開図をそれぞれ示している。説明の便宜上、図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では蓋保持部50の構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
摘持部75の下端部には円弧状のハーフカット線76a、76bが形成される。ハーフカット線76aは被覆板7の外面側から厚さ方向に途中まで切り込まれる。ハーフカット線76bはハーフカット線76aよりも上方で被覆板7の内面側から厚さ方向に途中まで切り込まれる。ハーフカット線76bはハーフカット線76aに沿って形成される。
前面板3の凹部31と第1ハーフカット線21の下端部との間にはハーフカット線33a、33bが形成される。ハーフカット線33aは前面板3の外面側から厚さ方向に途中まで切り込まれる。ハーフカット線33bはハーフカット線33aよりも上方で前面板3の内面側から厚さ方向に途中まで切り込まれる。なお、ハーフカット線33a、33b、76a、76bはバリア層12(図3参照)には到達しないように形成される。これにより、開封前の収納箱1の内容物に対する防湿性を確保することができる。
図10はリクローズ時の収納箱1の斜視図を示している。収納箱1の開封後に、使用者がハーフカット線76aの近傍で摘持部75を手指で押圧すると、ハーフカット線76a、76b間で剥離して差込片76が内面側に向かって切り起される。また、ハーフカット線33a、33b間の前面板3を使用者が手指で押圧すると、ハーフカット線33a、33b間の剥離によりスリット33が形成される。差込片76及びスリット33により蓋保持部50が構成される。使用者が差込片76をスリット33に差し込むことにより内蓋部20の閉状態が保持される。これにより、収納箱1の開封後に胴部10内への異物の混入を防止して胴部10内の内容物を容易に保管することができる。
なお、本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について説明する。図11及び図12は第3実施形態の収納箱1の斜視図及び展開図をそれぞれ示している。説明の便宜上、図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では蓋保持部50の構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
摘持部75の基部75aの下端部には両側方に突出する突出部75bが設けられる。また、前面板3には基部75aの近傍で基部75aに対向する領域を挟むように2つの凹部34が凹設される。凹部34の下端は被覆板7の下端よりも下方に配される。突出部75b及び凹部34により蓋保持部50が構成される。
収納箱1の開封後に、図13に示すように、使用者が突出部75bを被覆板7と凹部34との間に差し込むことによって内蓋部20の閉状態が保持される。これにより、収納箱1の開封後に胴部10内への異物の混入を防止して胴部10内の内容物を容易に保管することができる。
なお、本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について説明する。図14は第4実施形態の開封前の収納箱1の斜視図を示している。説明の便宜上、図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では蓋保持部50の構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
摘持部75の両側端部には切欠き部78が設けられる。収納箱1の開封後に、図15に示すように、使用者が切欠き部78に挿入部32を差し込むことによって内蓋部20の閉状態が保持される。この時、摘持部75の先端部(下端部)は前面板3の内面側(胴部10の内部)に配される。これにより、収納箱1の開封後に胴部10内への異物の混入を防止して胴部10内の内容物を容易に保管することができる。
なお、本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第5実施形態>
次に本発明の第5実施形態について説明する。図16は第5実施形態の開封前の収納箱1の斜視図を示している。説明の便宜上、図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では蓋保持部50の構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
摘持部75の下端部の内面には剥離紙(不図示)で覆われた両面粘着テープ79が設けられる。両面粘着テープ79により蓋保持部50が構成される。収納箱1の開封後に剥離紙を剥がし、両面粘着テープ79を前面板3に接着させることによって内蓋部20の閉状態が保持される。これにより、収納箱1の開封後に胴部10内への異物の混入を防止して胴部10内の内容物を容易に保管することができる。なお、両面粘着テープ79を摘持部75に替えて前面板3の摘持部75に対向する位置に配してもよい。
なお、本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1実施形態〜第5実施形態において、収納箱1の胴部10の水平断面形状は矩形に限定されず、例えば六角形などの多角形でもよい。
また、第1実施形態〜第5実施形態において、第2天面板6から可曲部61を省いてもよい。また、底面板4を複数のフラップにより形成してもよい。
本発明は、前面上部及び天面の破断により開封される収納箱に利用可能である。
1 収納箱
2 第1天面板
3 前面板
4 底面板(底面部)
5 背面板
6 第2天面板
7 被覆板
8、9 側面部
10 胴部
11 外側基材層
12 バリア層
13 内側基材層
20 内蓋部
21 第1ハーフカット線
22 第2ハーフカット線
26 隙間部
31 凹部
32 挿入部
35 開封開始部
50 蓋保持部
60 外蓋部
67 切欠き部
71 第1切断部
72 第2切断部
73 切込み
74 突起部
75 摘持部
82、83、84、85、92、93、94、95 側面フラップ
100 ブランク板
110 折り線
120 凸部
130、131 接着剤保持部

Claims (9)

  1. 対向する前面板及び背面板を有した筒状の胴部と、前記胴部の底面を閉じる底面部と、前記前面板に連設して前記胴部の天面を覆う第1天面板と、前記背面板から折曲して第1天面板の上面を覆う第2天面板と、第2天面板の前端から折曲して前記前面板上に接着される被覆板とを備え、前記被覆板の破断により第2天面板と一体に開閉する外蓋部と、前記前面板及び第1天面板の破断により前記胴部の上面を開閉する内蓋部とを形成して開封される収納箱において、
    前記外蓋部が前記被覆板上の下端に摘持部を有するとともに前記摘持部の上方で前記内蓋部に接着され、前記摘持部を介して前記外蓋部が破断により開かれた際に前記内蓋部が前記前面板及び第1天面板上の外面側から切り込まれた第1ハーフカット線と、第1ハーフカット線よりも内側で前記前面板及び第1天面板上の内面側から切り込まれた第2ハーフカット線との間の剥離により破断され、
    前記摘持部に近接して前記前面板上の第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線の下端を含む開封開始部の第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離が、前記開封開始部を除く第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との距離よりも小さいことを特徴とする収納箱。
  2. 開封後の前記内蓋部の閉状態を保持する蓋保持部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
  3. 前記蓋保持部は、左右に延びる前記開封開始部の両端部から前記前面板上の上下に延びた第1ハーフカット線と第2ハーフカット線との間に開封により形成される挿入部と、前記内蓋部と前記外蓋部との間に形成されて前記挿入部が挿入される隙間部とを有することを特徴とする請求項2に記載の収納箱。
  4. 前記被覆板は、前記摘持部の両側縁に上下に延びて形成したミシン目から成る一対の第1切断部と、各第1切断部の上端から上方に行くほど互いに離れる方向に傾斜するミシン目から成る一対の第2切断部とを有し、
    第1切断部を上方に延長した延長線上に第2切断部に連結される切込みを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の収納箱。
  5. 前記被覆板と第2天面板との境界の両側端部に切欠き部を設けるとともに、
    前記被覆板が、前記摘持部の両側縁に上下に延びて形成したミシン目から成る一対の第1切断部と、各第1切断部の上端と前記切欠き部とを連結するミシン目から成る一対の第2切断部とを有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の収納箱。
  6. 第2ハーフカット線が波形に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の収納箱。
  7. 第1天面板上の第1ハーフカット線及び第2ハーフカット線が外側に凸に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の収納箱。
  8. 前記前面板の外面上に前記摘持部に対向する凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の収納箱。
  9. 前記外蓋部が前記摘持部の上方の外面上に突起部を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の収納箱。
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