JP2009178834A - レンズ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カム機構を利用することなく各種の加工方式によりレンズ表面を精度良く加工可能なレンズ加工装置を提案すること。
【解決手段】レンズ加工装置1の移動機構10では、第2駆動機構50によってX軸方向に移動可能な第1支軸41が支持部材31に回転可能な状態に連結され、第3駆動機構60によってX軸方向に個別に移動可能な第2支軸42が支持部材31に対して回転可能、且つ、第1支軸41に対して接近および離れる方向に移動可能に連結されている。第1、2支軸をX軸方向に個別に移動させると、支持部材がY軸に平行な軸線回りに旋回し、ここに搭載されている第1駆動機構30も一緒に旋回し、第1駆動機構に搭載されているレンズ加工具8がレンズホルダ7の中心軸線(Z軸)に対して傾斜する。第1、第2、第3駆動機構によってレンズ加工具を各種に移動軌跡に沿って移動させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明はレンズの表面を加工するレンズ加工装置に関するものである。
レンズ表面の加工方法としては、オスカー式、斜軸式、球心揺動式、遊星揺動式等の各種の方法が知られている。従来は、レンズの形状、材質等に応じて、これらの加工方法のうちの最適な加工方法が選択され、選択された加工方法に応じた専用のレンズ加工装置を用いてレンズ表面の加工が行われている。特許文献1には、カムとカムローラとを利用した習いカム式でレンズ表面を加工する球心揺動式の加工方法が提案されている。
特開2004−17166号公報
従来では、各種の加工方法のうちの最適な加工方法を選択し、選択された加工方法に応じた専用のレンズ加工装置を用いてレンズ表面の加工を行っているので、レンズの形状等に応じて様々な方式のレンズ加工装置を個別に用意しておく必要がある。従って、多額の設備費や、多くの設置スペースが必要であり、経済性に欠けるという問題がある。
また、従来の球心揺動式のレンズ加工装置は、上述の習いカム式の他に、支点支持式のものがあるが、支点支持式のものでは構造上加工できる曲面に制限がある。これに対して、習いカム式のものでは、加工する曲面に応じてカムを交換する必要があるため、加工準備に時間が掛かってしまい、全体としての作業効率が悪い。また、カムの摩耗によるがた付きや、カム表面の汚れ、カム面への異物の噛み込み等が生じるとカムローラがバウンドするため、レンズ加工具の軌道精度を維持できない。よって、定期的なカムの点検、整備、交換等を行う必要があり、維持管理に多大な費用および時間を要する。さらに、加工されるレンズの曲面に合わせて、多種類のカムを用意しなければならないので、設備に多額の費用を要する。これに加えて、使用されているカムは、大型であり、重量が大きいため、カム交換が容易でない。また、カム交換時には、カムの落下等の危険があるため、カム交換用の特別な装置も必要である。さらに、カムの取り付け状態により加工誤差が発生し、加工精度の再現性が乏しいという問題もある。
さらに、支点支持式および習いカム式のいずれにおいても、加工されるレンズの曲面に応じて、加工具の刃先位置を高精度に調整する必要がある。そのため、調整に特殊技術が必要であり、また、多くの調整時間も必要となる。
本発明の課題は、レンズの加工を行うレンズ加工具をカム機構を利用することなく、任意の軌跡に沿って精度良く移動可能とし、各種の加工方式によりレンズ表面を加工可能なレンズ加工装置を提案することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ加工装置は次の構成を備えたことを特徴としている。なお、カッコ内の符号は後述の実施の形態におけるものであり、理解を容易にするために付したものであり、本発明を実施の形態に限定することを意図したものではない。
すなわち、本発明のレンズ加工装置(1)は、
Z軸方向に中心軸線(2a)が延びる状態に配置したレンズホルダ(7)と、
前記レンズホルダ(7)に保持されるレンズ(6)を加工するためのレンズ加工具(8)と、
前記レンズホルダ(7)の中心軸線(2a)に平行な平面内に前記レンズ加工具(8)の回転中心軸線(3a)が位置する状態で、前記レンズ加工具(8)を移動させるための移動機構(10)とを有し、
前記移動機構(10)は、
前記レンズ加工具(8)を当該レンズ加工具(8)の回転中心軸線(3a)の方向に直線往復移動させる第1駆動機構(30)と、
前記第1駆動機構(30)を支持している支持部材(31)と、
前記平面に直交するY軸に平行な第1軸線(41a)を中心として回転可能な状態で、前記支持部材(31)に連結されている第1支軸(41)と、
前記支持部材(31)における前記第1支軸(41)からZ軸の方向に離れた位置において、前記第1支軸(41)に接近および離れる方向に直線往復移動可能であると共に、Y軸に平行な第2軸線(42a)を中心として回転可能な状態で、前記支持部材(31)に連結されている第2支軸(42)と、
前記第1支軸(41)を、Y軸およびZ軸に直交するX軸の方向に直線往復移動させる第2駆動機構(50)と、
前記第2支軸(42)をX軸の方向に直線往復移動させる第3駆動機構(60)とを備えていることを特徴としている。
本発明のレンズ加工装置の移動機構では、第2駆動機構によってX軸方向に移動可能な第1支軸は支持部材に回転可能な状態に連結されており、第3駆動機構によってX軸方向に個別に移動可能な第2支軸は支持部材に対して回転可能であると共に第1支軸に対して接近および離れる方向に移動可能な状態で連結されている。したがって、第1支軸および第2支軸をX軸方向に個別に移動させると、これに伴って支持部材がY軸に平行な軸線回りに旋回し、支持部材に搭載されている第1駆動機構も一緒に旋回する。この結果、第1駆動機構に搭載されているレンズ加工具の回転中心軸線がレンズホルダの中心軸線(Z軸)に対して傾斜した状態になる。したがって、第1駆動機構によってレンズ加工具をその回転中心軸線の方向に移動させる動作と、第2および第3駆動機構によってレンズ加工具の向きを変更する動作とを連動させることにより、レンズ加工具を各種の移動軌跡に沿って移動させることができる。
例えば、前記移動機構を、前記レンズホルダの中心軸線上の点を中心として前記レンズ加工具を揺動させる揺動機構として用いることができ、球心揺動式に対応するレンズ加工を実現できる。また、第1〜第3駆動機構を個別に制御してレンズ加工具を所定の位置に移動して固定することで、従来の斜軸方式に対応する加工方法によるレンズ表面加工を行うことができる。よって、多種の加工方式による加工を、1台のレンズ加工装置で行うことができるので、汎用性の高いレンズ加工装置を実現でき、設備費用や設置スペースを削減できる。
また、本発明の移動機構では、直線往復移動を行わせる第1〜第3駆動機構を用いてレンズ加工具の揺動運動などを実現している。このような駆動機構は、リニアガイド、テーブルなどを備えた剛性の高い機構によって構成することができるので、レンズ加工具の移動軌跡を長時間、高精度に維持することが可能になる。よって、習いカム式等の球心揺動式における精度維持の問題を解消できる。
さらに、本発明の移動機構はカム機構を使用していないので、カム交換に伴う問題、および各種のカムを取り揃えていかなければならないという問題も解消できる。
ここで、本発明のレンズ加工装置の移動機構は、前記レンズ加工具をY軸方向に直線往復移動させる第4駆動機構を備え、前記第4駆動機構が前記第1駆動機構に搭載されていることが望ましい。第4駆動機構によってレンズ加工治具をY軸の方向における任意の位置に位置決めし、この位置において第1〜第3駆動機構によってレンズ加工具をその回転中心軸線に平行な平面上において揺動などの任意の運動をさせることができる。よって、従来のオスカー式に対応する加工方法によるレンズ表面の加工を行うことができる。
本発明のレンズ加工装置では、レンズの加工を行うレンズ加工具をカム機構を利用することなく、多様な軌跡に沿って移動させることが可能となる。したがって、従来において多種のレンズ加工装置を必要としていたレンズ加工を1台に集約できるので、設備投資、設置スペース、遊休機械を削減できる。
また、カム交換等の加工準備に要する時間も大幅に削減できるので作業効率を改善できる。重量のあるカム機構を用いる必要がないので、カム交換が不要となる等作業の安全性が高まり、女性等の非力な作業員でも、特別な装置を用いることなく、加工の準備を整えることができる。
さらには、第1〜第4駆動機構はガイドやテーブル等を有する剛性の高い直線往復運動を行う機構であるので、振動が発生しないようにレンズ加工具を移動させることができる。従って、レンズ加工具の移動軌跡を長時間精度良く保持でき、信頼性の高い加工を実現できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ加工装置の実施の形態を説明する。
図1は本実施の形態にかかるレンズ加工装置の主要部の概略構成を示す斜視図である。レンズ加工装置1は、上軸ユニット2と、上軸ユニット2の下方に配置された下軸ユニット3と、レンズ加工装置1の各種の制御を行うマイクロコンピュータ等からなる制御部4とを有している。上軸ユニット2は、表面加工用のレンズ6を保持するためのレンズホルダ7を備え、下軸ユニット3は、レンズホルダ7に保持されるレンズ6を加工するためのレンズ加工具8を備えている。
上軸ユニット2は、レンズホルダ7が下端に着脱可能に取り付けられるホルダ軸7aと、ホルダ軸7aを回転自在の状態で支持している支持スリーブ11と、支持スリーブ11が固定され上下方向に移動可能な移動ブロック12と、移動ブロック12を上下方向へ案内するガイドレール13とを備えている。移動ブロック12は、ガイドレール13に沿って、送りねじ15によって移動する。送りねじ15はサーボモータ16によって回転駆動される。ホルダ軸7aは、スプリング17によって下方に付勢されており、調整ボルト18によってスプリング17の加圧力を調整できるようになっている。スプリング17に代えて、重りや、空圧シリンダあるいは油圧シリンダによってホルダ軸7aを下方向へ付勢しても良い。
レンズホルダ7は、レンズ6の加工面が下側を向くようにレンズ6を保持している。たとえば、レンズホルダ7は、図示を省略するチャックによってあるいは真空引きでレンズ6を保持している。但し、レンズ加工中は、チャックまたは真空引きは開放状態に切り替えることが可能である。開放状態での加工においては、レンズ6はレンズ加工具8に連れ回りしながら加工が施される。また、レンズホルダ7は、図示を省略するモータによって回転可能となっている。本例では、ホルダ軸7aは垂直に配置されており、その下端に取り付けられているレンズホルダ7の中心軸線2aは垂直方向(Z軸の方向)に延びている。
下軸ユニット3は、レンズホルダ7に保持されるレンズ6を加工するためのレンズ加工具8と、レンズ加工具8をその回転中心軸線3a回りに回転駆動するための回転駆動機構9と、レンズ加工具8をレンズホルダ7に対して移動させるための移動機構10とを備えている。レンズ加工具8は、スピンドル軸21の上端に上向き状態に取り付けられており、スピンドル軸21は保持ブロック22によって回転自在の状態で支持されている。保持ブロック22にはスピンドル軸21を回転駆動させるためのスピンドルモータ23が搭載されている。これらスピンドル軸21、保持ブロック22およびスピンドルモータ23によって回転駆動機構9が構成されている。
レンズ加工具8の移動機構10は、初期状態においては、図1に示すように、下軸ユニット3のスピンドル軸21の回転中心軸線3aが上軸ユニット2のレンズホルダ7の中心軸線2aに一致した位置にレンズ加工具8を保持している。移動機構10は、位置調整ねじ25(第4駆動機構)および第1〜3駆動機構30、50、60を備えている。
詳細に説明すると、移動機構10は、レンズ加工具8の保持ブロック12を、水平なY軸方向に往復直線移動可能な状態に支持しているブロック支持板24を備えている。保持ブロック22のブロック支持板23に対するY軸方向の位置は位置調整ねじ25(第4駆動機構)によって調整可能となっている。位置調整ねじ25の代わりに、保持ブロック22をY軸方向に往復直線移動させるためのモータ、送りねじ、およびリニアガイドを備えた駆動機構を搭載してもよい。
保持ブロック22を支持しているブロック支持板24は第1駆動機構30に搭載されている。第1駆動機構30は、垂直な姿勢に配置した支持板31に搭載されており、この支持板31の表面において一定の間隔で平行に配置されているガイドレール32a、32bと、これらのガイドレール32a、32bに沿ってスライド可能なスライド板33と、スライド板33をスライドさせるための送りねじ34と、送りねじ34を回転駆動するサーボモータ35とを備えている。スライド板33の表面にはブロック支持板24が搭載されており、当該スライド板33の移動方向は、レンズ加工具8の回転中心軸線3aの方向に一致する方向とされている。
第1駆動機構30の支持板31の裏面には第1支軸41および第2支軸42が連結されている。第1支軸41は、回転中心軸線3aを含む平面に直交する方向、すなわち、Y軸に平行な方向に延びる第1軸線41aを中心として回転可能な状態で支持板31の裏面の上端側の部位に連結されている。第2支軸42は、支持板31の裏面における第1支軸41から下方(Z軸の方向)に離れた位置において、当該支持板31の裏面に取り付けたスライド機構43によって、第1支軸41に接近および離れる方向にスライド可能な状態で支持されている。また、当該第2支軸42は、Y軸に平行な第2軸線42aを中心として回転可能な状態でスライド機構43に取り付けられている。
次に、第1支軸41は第2駆動機構50に搭載されており、当該第2駆動機構50によって、Y軸およびZ軸に直交するX軸の方向に直線往復移動可能となっている。第2駆動機構50は、第1支軸41が固定されているスライド板51と、このスライド板51をX軸方向にガイドするガイドレール52と、ガイドレール52に沿ってスライド板51を移動させるための送りねじ53と、送りねじ53を回転駆動するためのサーボモータ54とを備えている。同様に、第2支軸42は第3駆動機構60に搭載されており、当該第3駆動機構60によって、X軸方向に直線往復移動可能となっている。第3駆動機構60は、第2支軸42が固定されているスライド板61と、このスライド板61をX軸方向にガイドするためのガイドレール62と、このガイドレール62に沿ってスライド板61を移動させるための送りねじ63と、送りねじ63を回転駆動するためのサーボモータ64とを備えている。なお、ガイドレール52、62は、不図示のレンズ加工装置1の架台に固定されている。
次に、制御部4は、上軸ユニット2のサーボモータ16、回転駆動機構9のスピンドルモータ23、第1〜第3駆動機構30、50、60のサーボモータ35、54、64を駆動制御する。サーボモータ35、54、64を個別に駆動制御することにより、レンズ加工具8を所定の移動軌跡に沿って移動させ、レンズホルダ7に保持されているレンズ6の表面に加工を施すことができる。
(レンズ加工具の動作例)
図2はレンズ加工装置1の移動機構10によりレンズ加工具を球心揺動作させた場合の例を示す説明図である。すなわち、レンズ加工具8を、レンズホルダ7の中心軸線2a上に位置している加工半径中心Oを中心として、当該中心軸線2aを含む平面内にレンズ加工具8の回転中心軸線3aが位置する状態で、レンズ加工具8を左右に揺動運動させた場合の例である。図において、支点Aは第1支軸41の中心であり、支点Bは第2支軸42の中心である。
球心揺動式の加工を行う場合には、レンズ6の加工半径をR、加工半径中心Oと支点Aとの距離をLO、加工半径中心Oから支点Bまでの距離と加工半径Rとの差をLT、Z軸に対するレンズ加工具8の回転中心軸線3aの傾きをθとすると、支点Aの移動量ΔXAおよび支点Bの移動量ΔXBは以下のように設定される。
ΔXA=LOtanθ
ΔXB=(R+LT)tanθ
また、支点A、支点Bが移動すると、図2に示すように加工半径Rに対して誤差ΔZが生じるため、第1駆動機構30による回転中心軸線3aの方向の移動量ΔZが以下のように設定される。
ΔZ=(LO/cosθ)−LO
なお、角度θが0°のときが、レンズホルダ7の中心軸線2aと、レンズ加工具8の回転中心軸線3aとが一致している初期位置である。
レンズ6の加工時には、制御部4は、所定の値まで角度θを微細に変化させながら、ΔXA、ΔXBおよびΔZを計算する。また、計算されたΔXA、ΔXBおよびΔZに基づいて、制御部4は、サーボモータ35、54、64を同期させて制御する。この制御部4での計算と制御によって、レンズ加工装置1の移動機構10は、加工半径中心Oを中心とするレンズ加工具8の揺動運動を行って、球心揺動式のレンズ6の加工を実現する。
ここで、第1駆動機構30によるZ軸方向の移動可能範囲が加工半径Rの範囲内である場合には、支点Aを固定し、支点Bのみを移動させて角度θを与え、かつ、第1駆動機構30によりZ軸方向のレンズ加工具8の位置を調整することにより、球心揺動式のレンズ6の加工を実現することもできる。
なお、サーボモータを駆動させずに、所定の位置および角度にレンズ加工具8を固定して、上軸ユニット2を上下動させてレンズ6の加工を行えば斜軸式のレンズ6の加工を実現できる。
(その他の実施の形態)
第4駆動機構として、Y軸方向の位置調整ねじ25の代わりに、送りねじとサーボモータからなるY軸駆動機構を用いた場合には、第1〜第4駆動機構によりレンズ加工具8の移動位置を制御することにより、遊星方式によるレンズ加工方法を実現できる。また、第4駆動機構を用いたレンズ加工具8のY軸方向の移動と、第2、3駆動機構を用いたレンズ加工具8のX軸方向の移動とを組み合わせて、オスカー式のレンズ加工方法を実現できる。さらに、ΔXA、ΔXBおよびΔZの計算式を変更することで、球面レンズだけでなく、非球面レンズ等の多重曲面の加工も可能になる。
本発明を適用したレンズ加工装置の主要部の概略構成を示す斜視図である。 図1のレンズ加工装置のレンズ加工具を球芯揺動させた場合の動作例を示す説明図である。
符号の説明
1 レンズ加工装置
2 上軸ユニット
2a 中心軸線
3 下軸ユニット
3a 回転中心軸線
4 制御部
6 レンズ
7 レンズホルダ
7a ホルダ軸
8 レンズ加工具
9 回転駆動機構
10 移動機構
21 スピンドル軸
22 保持ブロック
23 スピンドルモータ
24 ブロック支持板
25 位置調整ねじ
30 第1駆動機構
31 支持板
32a、32b ガイドレール
33 スライド板
34 送りねじ
35 サーボモータ
41 第1支軸
41a 第1軸線
42 第2支軸
42a 第2軸線
43 スライド機構
50 第2駆動機構
51 スライド板
52 ガイドレール
53 送りねじ
54 サーボモータ
60 第3駆動機構
61 スライド板
62 ガイドレース
63 送りねじ
64 サーボモータ

Claims (3)

  1. Z軸方向に中心軸線(2a)が延びる状態に配置したレンズホルダ(7)と、
    前記レンズホルダ(7)に保持されるレンズ(6)を加工するためのレンズ加工具(8)と、
    前記レンズホルダ(7)の中心軸線(2a)に平行な平面内に前記レンズ加工具(8)の回転中心軸線(3a)が位置する状態で、前記レンズ加工具(8)を移動させるための移動機構(10)とを有し、
    前記移動機構(10)は、
    前記レンズ加工具(8)を当該レンズ加工具(8)の回転中心軸線(3a)の方向に直線往復移動させる第1駆動機構(30)と、
    前記第1駆動機構(30)を支持している支持部材(31)と、
    前記平面に直交するY軸に平行な第1軸線(41a)を中心として回転可能な状態で、前記支持部材(31)に連結されている第1支軸(41)と、
    前記支持部材(31)における前記第1支軸(41)からZ軸の方向に離れた位置において、前記第1支軸(41)に接近および離れる方向に直線往復移動可能であると共に、Y軸に平行な第2軸線(42a)を中心として回転可能な状態で、前記支持部材(31)に連結されている第2支軸(42)と、
    前記第1支軸(41)を、Y軸およびZ軸に直交するX軸の方向に直線往復移動させる第2駆動機構(50)と、
    前記第2支軸(42)をX軸の方向に直線往復移動させる第3駆動機構(60)とを備えていることを特徴とするレンズ加工装置(1)。
  2. 請求項1に記載のレンズ加工装置(1)において、
    前記移動機構(10)は、前記レンズホルダ(7)の中心軸線(2a)上の点(O)を中心として前記レンズ加工具(8)を揺動させる揺動機構であることを特徴とするレンズ加工装置(1)。
  3. 請求項1に記載のレンズ加工装置(1)において、
    前記移動機構(10)は、前記レンズ加工具(8)をY軸方向に直線往復移動させる第4駆動機構(25)を備えており、
    前記第4駆動機構(25)は前記第1駆動機構(30)に搭載されていることを特徴とするレンズ加工装置(1)。
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