JP6273738B2 - 工作機械 - Google Patents

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本発明は、直線軸三軸と回転軸を有する工作機械に関する。
工作機械は例えば直線軸三軸と回転軸の制御により、テーブルに取り付けたワークに対して工具を相対移動して加工を行う。特許文献1に記載の5軸制御加工機は、互いに直交する直線軸三軸に回転軸二軸を付加したもので、チルトテーブルと回転テーブル(C軸テーブル)を備える。回転テーブルはチルトテーブル上に設ける。チルトテーブルの回転軸は直線軸三軸の何れかと平行となるように設置する。回転テーブルの回転軸はチルトテーブルの回転軸と直交する何れかの直線軸に対し平行となるように設置する。5軸制御加工機はチルトテーブルを任意に回転することで、回転テーブル上に治具等を用いて設置したワークを任意方向に傾けることができる。工作機械の各軸はベースを介して螺子で締結するので、直線軸三軸と回転軸二軸の相互の位置関係は固定である。
特開2012−164306号公報
特許文献1に記載の5軸制御加工機は、例えば、回転テーブル上の治具又はワークの高さが高い場合に、チルトテーブルを水平面である0°から90°傾けると、治具又はワークの一部が、チルトテーブルを傾斜した方向に平行な軸方向において、加工軸のストローク領域から外れてしまい、ワークの加工位置が加工領域から出てしまうという問題点があった。加工領域を大きくする対策は工作機械を大型化するので好ましくない。
本発明の目的は、テーブル上の治具又はワークの高さが高い状況下で、テーブルを傾斜させても、ワークの加工位置を加工領域内に収めることができる工作機械を提供することにある。
本発明の請求項1に係る工作機械は、左右方向であるX軸、前後方向であるY軸、及び上下方向であるZ軸の互いに直交する直線軸であって、テーブルを移動させる直線軸三軸と、前記X軸に平行で且つ前記Y軸に直交する軸であって、当該軸回りに前記テーブルを回転させるA軸を少なくとも備える回転軸との多軸制御により、前記テーブルに取り付けたワークに対して工具を相対移動させて加工を行う工作機械において、ベースと、前記工具を下方向に向けた状態で保持する主軸を、前記Z軸周りに回転可能に支持する主軸ヘッドと、前記主軸ヘッドを前記Z軸の方向に昇降可能に支持するコラムと、前記ベースの上面後ろ側に設けられ、前記コラムを前記X軸の方向と前記Y軸の方向に移動可能に支持する移動機構を備えた台座部と、前記ベースの上面前側に設けられ、前記テーブルを前記A軸周りに回転可能なワーク保持部と、前記ワーク保持部の位置を前記の方向に変更可能に固定する固定手段とを備え、前記ワーク保持部は、前記テーブルの左側部を前記A軸において回転可能に支持する左側支持部と、前記テーブルの右側部を前記A軸において回転可能に支持する右側支持部と、前記左側支持部の下部から前方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第一固定穴を有する左側前方固定台と、前記左側支持部の下部から後方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第二固定穴を有する左側後方固定台と、前記右側支持部の下部から前方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第三固定穴を有する右側前方固定台と、前記右側支持部の下部から後方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第四固定穴を有する右側後方固定台とを備え、前記固定手段は、前記ベースの上面前側における前記台座部の前方左側に設けられ、前記ワーク保持部の前記左側前方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第一固定穴を螺子で固定する為のベース側第一固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた左側前方固定部と、前記ベースの上面前側における前記台座部の前方左側であって、前記左側前方固定部に対して後方に隙間を空けた位置に設けられ、前記ワーク保持部の前記左側後方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第二固定穴を螺子で固定する為のベース側第二固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた左側後方固定部と、前記ベースの上面前側における前記台座部の前方右側に設けられ、前記ワーク保持部の前記右側前方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第三固定穴を螺子で固定する為のベース側第三固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた右側前方固定部と、前記ベースの上面前側における前記台座部の前方右側であって、前記右側前方固定部の後方に対して隙間を空けた位置に設けられ、前記ワーク保持部の前記右側後方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第四固定穴を螺子で固定する為のベース側第四固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた右側後方固定部とを備えたことを特徴とする。テーブル上のワーク又は治具の高さが高いと、軸を回転してテーブル上のワークを傾斜した場合に、加工位置がの方向の加工領域から外れてしまう場合がある。工作機械は固定手段を用いて、テーブルを傾斜した時に、の方向において加工領域内にテーブルに取り付けたワークの加工位置が収まるように、軸の位置を変更して固定できる。故に工作機械はテーブル上の治具又はワークの高さによらず、ワークの加工位置を加工領域内に収めることができる。テーブル上の治具又はワークの高さに応じて軸の位置を変更できるので、小型の工作機械にも適用可能である。
請求項2に係る発明の工作機械は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記軸を駆動する駆動機構を備え、前記駆動機構は、モータと、前記モータの出力回転を減速して前記軸に伝達する減速機とを備えたことを特徴とする。駆動機構は減速機を用いることで、モータにかかる慣性を小さくできる。故にモータを小型化できるので、工作機械を小型化できる。小さいモータでも工作機械の早い動きに対応できる。
請求項3に係る発明の工作機械は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記軸に直結して駆動するモータを備えたことを特徴とする。モータは減速機無しで軸に直結して直接駆動するダイレクトドライブ方式である。故に工作機械は部品点数の減少により、摩擦による損失を低減でき、低騒音を図ることができる。更に、メンテナンス及び交換頻度が減り、故障頻度も低減できる。
工作機械1の斜視図(スプラッシュカバー10省略)。 工作機械1の一部破断した右側面図。 ベース2の斜視図。 ワーク保持ユニット8の後方から見た斜視図。 ワーク保持ユニット8の背面図。 図5に示すI−I線矢視方向断面図。 工作機械1の斜視図(ワーク保持ユニット8:中間位置、チルトテーブル70の傾斜角度=0°)。 工作機械1の斜視図(ワーク保持ユニット8:中間位置、チルトテーブル70の傾斜角度=+90°)。 工作機械1の斜視図(ワーク保持ユニット8:後方位置、チルトテーブル70の傾斜角度=+90°)。 工作機械1Aの右側面図。 Y軸レールカバー205の周囲の部分斜視図。 前端カバー220を取り除いた工作機械1Aの部分正面図。 前端カバー220の斜視図。 ワーク保持ユニット180の後方から見た斜視図。 ワーク保持ユニット180の平面図。 図11に示すII−II線矢視方向断面図。
以下、本発明一実施形態の工作機械1を図面を参照して説明する。以下説明では、図中に矢印で示す上下、左右、前後、を使用する。工作機械1の左右方向、前後方向、上下方向は、工作機械1のX軸、Y軸、Z軸とする。工作機械1は直線軸三軸と回転軸二軸を有する5軸制御の立型マシニングセンタである。
図1,図2を参照し、工作機械1の構造を説明する。工作機械1は、ベース2、Y軸移動機構(図示略)、X軸移動機構(図示略)、Z軸移動機構(図示略)、移動体12、コラム5、主軸ヘッド6、主軸7、ワーク保持ユニット8、工具交換装置9、スプラッシュカバー13(図2参照、図1では省略)等を備える。ベース2は直方体状の鉄製部材で、底部四隅に高さ調節可能な脚3を夫々備える。ベース2は上面後ろ側に台座部4を備える。台座部4は上面において、後述するY軸移動機構、移動体12、X軸移動機構により、コラム5をX軸方向とY軸方向に移動可能に支持する。
Y軸移動機構は略直方体状の台座部4上面に設ける。Y軸移動機構は一対のY軸レール26、Y軸ボールネジ(図示略)、Y軸モータ(図示略)等を備える。Y軸レール26、Y軸ボールネジはY軸方向に延設する。移動体12は水平板状に形成し底部外面にナット(図示略)を備える。ナットはY軸ボールネジに螺合する。Y軸モータがY軸ボールネジを回転すると、移動体12はナットと共にY軸レール26に沿って移動する。故にY軸移動機構は移動体12をY軸方向に移動可能に支持する。
X軸移動機構は移動体12上部に設ける。X軸移動機構は一対のX軸レール(図示略)、X軸ボールネジ(図示略)、X軸モータ(図示略)等を備える。X軸レールとX軸ボールネジはX軸方向に延設する。コラム5は金属製柱部材で底部にナット(図示略)を備える。ナットはX軸ボールネジに螺合する。X軸モータがX軸ボールネジを回転すると、コラム5はナットと共にX軸レールに沿ってX軸方向に移動する。故にX軸移動機構はコラム5をX軸方向に移動可能に支持する。コラム5は、Y軸移動機構、移動体12、X軸移動機構により、X軸方向とY軸方向に移動可能である。
Z軸移動機構はコラム5前面に設ける。Z軸移動機構は一対のZ軸レール(図示略)、Z軸ボールネジ(図示略)、Z軸モータ(図示略)等を備える。Z軸レールとZ軸ボールネジはZ軸方向に延設する。主軸ヘッド6は背面にナット(図示略)を備える。ナットはZ軸ボールネジに螺合する。Z軸モータはZ軸ボールネジの上端部の軸受け(図示略)に固定する。Z軸モータがZ軸ボールネジを回転すると、主軸ヘッド6はZ軸レールに沿ってZ軸方向に上下動する。故にZ軸移動機構は主軸ヘッド6をZ軸方向に移動可能に支持する。
図1に示すように、主軸ヘッド6は下部にZ軸カバー17を備える。Z軸カバー17はコラム5前面に設けたZ軸移動機構を覆い且つ主軸ヘッド6の上下動に従い伸縮する。Z軸カバー17はZ軸移動機構内に切粉と切削液が侵入するのを防止する。主軸7は主軸ヘッド6内部に設け、主軸ヘッド6下部に工具装着穴(図示略)を備える。工具装着穴は工具T(図2参照)を装着する。主軸7は主軸モータ14で回転する。主軸モータ14は主軸ヘッド6上部に設ける。
ワーク保持ユニット8はベース2の上部前側に設け、チルトテーブル70とC軸テーブル80等を備える。チルトテーブル70の回転軸はA軸でX軸に対して平行である。チルトテーブル70はA軸回りに回転可能である。C軸テーブル80の回転軸はチルトテーブル70上においてA軸と直交する方向に設ける。C軸テーブル80は上部に治具95(図2,図7参照)を固定する。治具95はワークを保持可能である。ワーク保持ユニット8はチルトテーブル70を任意角度で回転することで、C軸テーブル80上に治具95で保持したワークを任意の方向に傾けることができる。C軸テーブル80はC軸モータ81の駆動により回転可能である。尚、ワーク保持ユニット8はY軸方向に三段階の位置調整が可能である。ワーク保持ユニット8の具体的構造と位置調整は後述する。
工具交換装置9は工具マガジン(図示略)と保護カバー9A等を備える。工具マガジンはタレット型であり、コラム5と主軸ヘッド6の周囲を取り巻く環状である。工具マガジンは、複数のポット(図示略)、チェーン(図示略)、マガジンモータ9B(図2参照)等を備える。ポットは工具を着脱可能に装着する。チェーンは工具マガジンに沿って環状に設ける。複数のポットはチェーンに沿って取り付ける。マガジンモータ9Bの駆動により、チェーンは工具マガジンの形状に沿って移動する。複数のポットはチェーンと共に移動する。工具マガジンの最下部に位置するポットの位置は工具交換位置である。工具交換装置9は、主軸ヘッド6の昇降動作中に、工具交換位置のポットが保持する工具を、主軸7が現在装着する工具Tと交換する。
図2に示すように、スプラッシュカバー13は略直方体の箱状に形成しベース2上部に取り付ける。スプラッシュカバー13は、コラム5、主軸ヘッド6、ワーク保持ユニット8、工具交換装置9等を覆い、工作機械1の加工領域から切粉と切削液が外部に飛散するのを防止する。工作機械1の加工領域とは、加工軸である主軸7のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の夫々のストローク領域で形成する直方体状の空間領域である。ストローク領域とは、各軸において加工軸が直進して移動可能な領域である。主軸7に装着する工具Tがワークに接触して切削加工する位置はワークの加工位置である。
図3を参照し、ベース2の構造を具体的に説明する。図3に示すベース2は、図1に示す脚3を取り外した状態である。ベース2はY軸方向に長い略直方体状の鉄製部材である。ベース2は上面後ろ側に台座部4を備える。台座部4は略直方体状であり上面左右両側に上述した一対のY軸レール26を備える。
ベース2は、台座部4の前方左側に角柱状の左側第一固定部21と左側第二固定部22を備え、前方右側に角柱状の右側第一固定部23と右側第二固定部24を備える。左側第一固定部21は左側第二固定部22の前方、右側第一固定部23は右側第二固定部24の前方に夫々位置する。
左側第一固定部21は平面である上面において前側から台座部4側に向かって順に、前方固定穴31、中央固定穴32、後方固定穴33(以下総称する場合は固定穴31〜33と呼ぶ)を備える。固定穴31〜33は夫々X軸方向に離間する一組の穴で構成する。左側第二固定部22は平面である上面において前側から台座部4側に向かって順に、前方固定穴34、中央固定穴35、後方固定穴36を備える(以下総称する場合は固定穴34〜36と呼ぶ)。固定穴34〜36も夫々X軸方向に離間する一組の穴で構成する。固定穴31〜33の夫々の一組の穴の離間幅と、固定穴34〜36の夫々の一組の穴の離間幅は同じである。
右側第一固定部23は平面である上面において前側から台座部4側に向かって順に、前方固定穴41、中央固定穴42、後方固定穴43を備える(以下総称する場合は固定穴41〜43と呼ぶ)。固定穴41〜43は夫々X軸方向に離間する一組の穴で構成する。右側第二固定部24は平面である上面において前側から台座部4側に向かって順に、前方固定穴44、中央固定穴45、後方固定穴46を備える(以下総称する場合は固定穴44〜46と呼ぶ)。固定穴44〜46も夫々X軸方向に離間する一組の穴で構成する。固定穴41〜43の夫々の一組の穴の離間幅と、固定穴44〜46の夫々の一組の穴の離間幅は同じである。
左側第一固定部21と左側第二固定部22の間には隙間を設ける。右側第一固定部23と右側第二固定部24の間にも隙間を設ける。左側第一固定部21、左側第二固定部22、右側第一固定部23、右側第二固定部24の周囲に落下した切粉は、切削液と共に該隙間を流れ、ベース2上面後方の排出口(図示略)から外部に流出する。故に工作機械1は、左側第一固定部21、左側第二固定部22、右側第一固定部23、右側第二固定部24の周囲に切粉が堆積するのを防止できる。
図2,図4〜図6を参照し、ワーク保持ユニット8の構造を説明する。図4のワーク保持ユニット8の向きは、図1の工作機械1の向きに対して逆である。図4,図5に示すように、ワーク保持ユニット8は、チルトテーブル70、C軸テーブル80、C軸モータ81、減速機75、チルトモータ76、左側支持部61、右側支持部62等を備える。チルトテーブル70は、テーブル部71、左連結部72、右連結部73を備える。テーブル部71は水平面を有する平面視略長方形状の板部である。図5に示すように、左連結部72はテーブル部71から左斜め上方向に延出する。右連結部73はテーブル部71から右斜め上方向に延出する。
図4に示すように、C軸テーブル80はテーブル部71上面略中央に設ける。図2に示すように、C軸テーブル80は上面に治具95を固定可能である。治具95はワーク(図示略)を保持する。C軸モータ81はテーブル部71下面に固定し、C軸テーブル80を回転する。治具95の軸線方向とC軸テーブル80の軸線方向はテーブル部71上面に直交する。治具95はC軸テーブル80と共に回転する。
図4,図5に示すように、左側支持部61はチルトテーブル70の左側に、右側支持部62はチルトテーブル70の右側に位置する。左側支持部61は左連結部72の回転軸72A(図4参照)をX軸回りに回転可能に支持する。左側支持部61は前面下部に固定台61A、背面下部に固定台61Bを備える。固定台61Aは前方に且つ水平に延出する板状である。固定台61Bは後方に且つ水平に延出する板状である。固定台61Aは上下方向に貫通する一対の固定穴65を備える。固定台61Bは上下方向に貫通する一対の固定穴66を備える。固定台61Aは、図3に示すベース2の左側第一固定部21上面に載置固定する部位である。固定台61Bは、図3に示すベース2の左側第二固定部22上面に載置固定する部位である。
図4,図5に示すように、右側支持部62は、右連結部73の回転軸78(図6参照)をX軸回りに回転可能に支持する。右側支持部62は前面下部に一対の固定台62A(図1にて片方のみ図示)、背面下部に一対の固定台62Bを備える。固定台62Aは前方に且つ水平に延出する板状である。固定台62Bは後方に且つ水平に延出する板状である。一対の固定台62Aは夫々上下方向に貫通する一対の固定穴(図示略)を備える。一対の固定台62Bは夫々上下方向に貫通する一対の固定穴68を備える。一対の固定台62Aは、図3に示すベース2の右側第一固定部23上面に載置固定する部位である。一対の固定台62Bは、図3に示すベース2の右側第二固定部24上面に載置固定する部位である。
右側支持部62は減速機75を備える。図6に示すように、減速機75は右連結部73の回転軸78の外周に設けたギヤ79を備える。チルトモータ76はY軸方向に平行に配置し、右側支持部62の前面に固定する。ギヤ79は、チルトモータ76の出力軸に同軸上に連結した連結軸76Aの外周に形成した溝に係合する。故にチルトモータ76の出力軸と共に連結軸76Aが回転すると、ギヤ79を介して回転軸78がチルトモータ76よりも減速して回転する。チルトテーブル70は任意方向に傾斜する。チルトモータ76はサーボモータである。
図4に示すように、本実施形態は、チルトテーブル70の後ろ側への傾斜角度をマイナスの角度、前側への傾斜角度をプラスの角度とする。チルトテーブル70は−5°〜+95°の範囲で回転する。工作機械1は、0°〜90°の範囲に加え、−5°〜0°と+90°〜+95°の範囲を更に設定する。故に工作機械1は組付誤差を生じても0°〜+90°の範囲でチルトテーブル70を確実に回転できる。図2に示すように、工作機械1はチルトテーブル70を前側に90°回転する構成である。工作機械1の前側は作業空間を確保し易い。故に作業者は治具95に対しワークを容易に脱着できるので、作業効率が向上する。
図2に示す治具95に保持したワークは、C軸モータ81の駆動により、チルトテーブル70の傾斜角度に関係なく、C軸テーブル80と共に回転する。C軸テーブル80を回転、主軸7を非回転の状態で、主軸ヘッド6をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動し、C軸モータ81で回転するワークに対し、主軸7に装着した工具Tを接触させることで、ワークを加工できる。これに対し、C軸テーブル80を非回転、主軸7を回転した状態で、主軸ヘッド6をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動し、静止したワークに対し、主軸7と共に回転する工具Tを接触させることによってもワークを加工できる。工作機械1は更にチルトモータ76でチルトテーブル70を傾け、ワークの姿勢を調整することで、ワークの所望部位を自由に加工できる。尚、工作機械1は主軸7とC軸テーブル80の両方を回転した状態で、ワークを加工してもよい。
ところで、図2に示すように、C軸テーブル80上に固定した治具95の高さ又は治具95が保持するワークの高さが高い場合、チルトテーブル70をそのまま前側に90°倒すと、ワーク保持ユニット8の位置によっては、図2中P1が示すように、治具95又はワークの一部が、Y軸ストローク領域よりも前側に外れてしまう事態が起こり得る。ワークの加工位置が加工領域から外れてしまうと、ワークに加工できない部分が生じる。工作機械1は該事態の発生を防止するため、ワークの加工位置が加工領域内に収まるように、ワーク保持ユニット8のY軸方向における位置を調整できる。
図2〜図4を参照し、ワーク保持ユニット8の位置調整方法を説明する。先ず、図4に示すワーク保持ユニット8の左側の固定台61Aは、図3に示すベース2の左側第一固定部21の上面に載置する。ワーク保持ユニット8の左側の固定台61Bは、ベース2の左側第二固定部22の上面に載置する。ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Aは、ベース2の右側第一固定部23の上面に載置する。ワーク保持ユニット8の右側の固定台62Bは、ベース2の右側第二固定部24の上面に載置する。
ワーク保持ユニット8は、Y軸方向において、前方位置、中間位置、後方位置の三段階の位置調節が可能である。ワーク保持ユニット8を前方位置に固定する場合、図4に示すワーク保持ユニット8の左側の固定台61Aに設けた一対の固定穴65を、図3に示すベース2の左側第一固定部21の上面に設けた前方固定穴31に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の左側の固定台61Bに設けた一対の固定穴66を、ベース2の左側第二固定部22の上面に設けた前方固定穴34に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Aに設けた一対の固定穴(図示略)を、ベース2の右側第一固定部23の上面に設けた前方固定穴41に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Bに夫々設けた一対の固定穴68を、ベース2の右側第二固定部24の上面に設けた前方固定穴44に合わせ、螺子で締結する。故にワーク保持ユニット8の位置は前方位置となる。
ワーク保持ユニット8を中間位置に固定する場合、図4に示すワーク保持ユニット8の左側の固定台61Aに設けた一対の固定穴65を、図3に示すベース2の左側第一固定部21の上面に設けた中央固定穴32に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の左側の固定台61Bに設けた一対の固定穴66を、ベース2の左側第二固定部22の上面に設けた中央固定穴35に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Aに設けた一対の固定穴(図示略)を、ベース2の右側第一固定部23の上面に設けた中央固定穴42に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Bに夫々設けた一対の固定穴68を、ベース2の右側第二固定部24の上面に設けた中央固定穴45に合わせ、螺子で締結する。故にワーク保持ユニット8の位置はY軸方向の中間位置となる。
ワーク保持ユニット8を後方位置に固定する場合、図4に示すワーク保持ユニット8の左側の固定台61Aに設けた一対の固定穴65を、図3に示すベース2の左側第一固定部21の上面に設けた後方固定穴33に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の左側の固定台61Bに設けた一対の固定穴66を、ベース2の左側第二固定部22の上面に設けた後方固定穴36に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Aに設けた一対の固定穴(図示略)を、ベース2の右側第一固定部23の上面に設けた後方固定穴43に合わせ、螺子で締結する。更に、ワーク保持ユニット8の右側の一対の固定台62Bに夫々設けた一対の固定穴68を、ベース2の右側第二固定部24の上面に設けた後方固定穴46に合わせ、螺子で締結する。故にワーク保持ユニット8の位置はY軸方向の後方位置となる。
図2,図7〜図9を参照し、実例を挙げて説明する。図7〜図9は工具交換装置9を省略し、治具95を二点鎖線で示している。図2,図7では、ワーク保持ユニット8の位置はY軸方向の中間位置である。図7の状態からチルトテーブル70を前側に90°倒した場合、図8に示すように、C軸テーブル80上の治具95は、Y軸ストローク領域よりも前側に外れてしまう(図2参照)。ワークの加工位置が加工領域から外れるので、ワークに加工できない部分が生じてしまう。
そこで、図9に示すように、作業者は、ワーク保持ユニット8の位置を中間位置から後方位置に下げて固定する。すると、C軸テーブル80上の治具95はコラム5側に下がるので、チルトテーブル70を前側に90°倒しても、治具95をY軸ストローク領域内に収めることができる。故に工作機械1はワークの加工位置を加工領域内に収めることができる。例えば、工場等の限られた領域に設置された小型の工作機械1でも、治具95又はワークの高さに応じて、ワーク保持ユニット8の位置を調整できる。
尚、治具95又はワークの高さが低い場合、ワーク保持ユニット8の位置が前方位置、中間位置、後方位置の何れの位置にあっても、ワークの加工位置を加工領域内に収めることができるが、ワークの加工位置はベース2のY軸方向の中央側に寄せた方が好ましい。理由は、工作機械1のバランスが安定し、加工時に生じる振動を低減できるからである。
以上説明にて、チルトテーブル70が本発明のテーブルに相当する。ベース2の左側第一固定部21に設けた固定穴31〜33、左側第二固定部22に設けた固定穴34〜36、右側第一固定部23に設けた固定穴41〜43、右側第二固定部24に設けた固定穴44〜46、ワーク保持ユニット8の左側支持部61の固定台61A,61B、右側支持部62の固定台62A,62B、螺子90が本発明の固定手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態の工作機械1は直線軸三軸と回転軸二軸を有する5軸制御の複合加工機である。工作機械1は主軸ヘッド6とワーク保持ユニット8を備える。主軸ヘッド6は直線軸三軸で制御可能である。ワーク保持ユニット8は回転軸二軸で制御可能である。直線軸三軸とは互いに直交するX軸、Y軸、Z軸である。回転軸二軸とは、X軸に平行で且つY軸に直交する回転軸で、チルトテーブル70を回転するA軸と、該A軸に直交する回転軸で、チルトテーブル70上に保持するワークを回転するC軸テーブル80である。ワーク保持ユニット8はY軸方向において三段階の位置調整が可能である。チルトテーブル70上の治具95又はワークの高さが高い場合、チルトテーブル70を前側に90°回転すると、ワーク保持ユニット8の位置によっては、治具95又はワークの一部がY軸ストローク領域から出てしまうことがある。チルトテーブル70上の治具95又はワークの高さが高い場合、作業者はワーク保持ユニット8をコラム5側の後方位置に調整する。ワーク保持ユニット8の位置がコラム5側に下げることができるので、チルトテーブル70上の治具95又はワークをY軸ストローク領域内に収めることができる。故に、チルトテーブル70を傾斜させた場合に、治具95又はワークの高さが高くても、ワークの加工位置を加工領域内に収めることができる。Y軸方向にコンパクトな工作機械1でも、ワーク保持ユニット8のY軸方向の位置を調整することで、ワークの加工位置を加工領域内に収めることができる。
本実施形態は更に、ワーク保持ユニット8はチルトテーブル70の回転軸であるA軸を駆動する駆動機構は、チルトモータ76と、該チルトモータ76の出力回転を減速してA軸に伝達する減速機75とで構成する。故にチルトモータ76にかかる慣性を小さくできる。故にチルトモータ76を小型化できるので、工作機械1を小型化できる。小さいチルトモータ76でも工作機械1の早い動きに対応できる。
尚、本発明は上記実施形態に限らず種々の変更が可能である。図10に示す工作機械1Aはスプラッシュカバー13の右側壁に手動パルス201を備える。手動パルス201は作業者が回転可能なハンドル202を操作して所望の軸を駆動できる。
図11に示すように、工作機械1AはY軸レール26(図1参照)を覆うY軸レールカバー205を有する。Y軸レールカバー205は一端を移動体12に固定した箱状である。移動体12が最も後方に移動した時に、Y軸レールカバー205の前端は台座部4の前端に位置する。移動体12は前端部に台座部4の上方を覆う台座部カバー206を固定している。台座部カバー206は略凹形状の板部材であり、凹んだ部分はC軸テーブル80(図1参照)に対向する。台座部カバー206は移動体12と共にY軸方向に移動する。
図12に示すように、台座部4の前端且つ上端にY軸ボールネジ260の前端を覆うボールネジ保護カバー210を備える。図12は後述する前端カバー220を取り除いた状態を示す。ボールネジ保護カバー210は略横長の矩形状の板部材であり、中央部分が上方に突出している。該突出部分はY軸ボールネジ260の前端部に螺子を用いて固定し、Y軸ボールネジ260の前端部を覆う。ボールネジ保護カバー210は後述する前端カバー220を螺子を用いて固定する。
図13に示すように、前端カバー220は略L字状の板部材で形成した本体部221と、本体部221の左右両端に固定した一対のワイパ取付板222とを備える。ワイパ取付板222は前端に横ワイパ223を固定している。横ワイパ223はY軸レールカバー205の内側壁と摺動し切屑が台座部4内に入り込むことを防止する。前端カバー220は本体部221の上端に上部ワイパ225を備える。上部ワイパ225は台座部カバー206(図11参照)と接触し切屑が台座部4内に入り込むことを防止する。横ワイパ223、上部ワイパ225は薄いステンレスで形成してもよいし、樹脂で形成してもよい。本体部221はボールネジ保護カバー210に固定する時に用いる複数の螺子孔227と、ボールネジ保護カバー210をY軸ボールネジ260の前端部に固定するための螺子が通過可能な二つの螺子孔228とを有する。
ところで、上記実施形態のワーク保持ユニット8は、チルトテーブル70の回転軸78に対して減速機75を介してチルトモータ76を連結する方式を採用しているが、例えば、チルトテーブル70の回転軸78に対して、チルトモータ76を直結するダイレクトドライブ方式(以下DD方式と呼ぶ)を採用してもよい。
図14〜図16を参照し、DD方式を採用したワーク保持ユニット180の構造を説明する。尚、ワーク保持ユニット180は上記実施形態の図4に示すワーク保持ユニット8の変形例で一部共通するので、共通部分は同符号を付して説明を省略し、差異部分を中心に説明する。
図14,図15に示すように、ワーク保持ユニット180は、チルトテーブル70、C軸テーブル80、C軸モータ81、チルトモータ176、左側支持部61、右側支持部162等を備え、減速機を備えていない。右側支持部162は、右連結部73の回転軸73A(図16参照)をX軸回りに回転可能に支持する。右側支持部162は前面下部に固定台162A、背面下部に固定台162Bを備える。固定台162Aは前方且つ水平に延出する板状である。固定台162Bは後方且つ水平に延出する板状である。固定台162Aは上下方向に貫通する一対の固定穴167を備える。固定台162Bは上下方向に貫通する一対の固定穴168を備える。固定台162Aは、図3に示すベース2の左側第一固定部21上面に載置固定する部位である。固定台162Bは、図3に示すベース2の左側第二固定部22上面に載置固定する部位である。
チルトモータ176は右側支持部162に取り付ける。チルトモータ176の出力軸176Aは、右側支持部162内において右連結部73の回転軸73Aに対して同軸上に直結する。チルトモータ176の出力軸176Aが回転すると、右連結部73の回転軸73Aが同じ回転速度で回転するので、チルトテーブル70を任意角度で傾けることができる。ワーク保持ユニット180は上記実施形態に比較し部品点数は減少するので、摩擦による損失を低減でき、低騒音を図ることができる。更に、メンテナンス及び交換頻度が減り、故障頻度も低減できる。
尚、上記変形例の他にも、本発明は種々の変更が可能である。上記実施形態はワーク保持ユニット8の位置についてY軸方向において三段階の調整が可能であるが、更に多段階の調整を可能としてもよい。また、ワーク保持ユニット8の位置調整を段階的に行うのではなく、連続的に行うようにしてもよい。例えば、ワーク保持ユニット側に長穴を設け、該長穴に螺子を挿入し、ベース側に締結する。螺子を緩めれば、螺子を中心にワーク保持ユニットは長穴の長手方向の範囲内で移動可能となる。位置決定後、螺子を締結することで、ワーク保持ユニットの位置が固定する。その他にも、ベース2側にレールを形成し、該レールに沿ってワーク保持ユニットをスライド移動させ、螺子等の固定具でワーク保持ユニットの位置を固定するようにしてもよい。
上記実施形態の工作機械1は、X、Y、Z軸の直線軸三軸と、A軸とC軸の回転軸二軸で、主軸7に装着した工具Tとワークとを相対的に移動させてワークを加工する立型の工作機械であるが、X、Y、Z軸の直線軸三軸と、B軸とC軸の回転軸二軸で、主軸に装着した工具とワークとを相対的に移動させてワークを加工する横型の工作機械にも本発明は適用可能である。横型の工作機械の場合、B軸の位置をX軸の方向に変更可能とすればよい。
1 工作機械
2 ベース
8 ワーク保持ユニット
21 左側第一固定部
22 左側第二固定部
23 右側第一固定部
24 右側第二固定部
61 左側支持部
61A 固定台
61B 固定台
62 右側支持部
62A 固定台
62B 固定台
70 チルトテーブル
75 減速機
76 チルトモータ
80 C軸テーブル
90 螺子
162 右側支持部
176 チルトモータ
180 ワーク保持ユニット

Claims (3)

  1. 左右方向であるX軸、前後方向であるY軸、及び上下方向であるZ軸の互いに直交する直線軸であって、テーブルを移動させる直線軸三軸と、前記X軸に平行で且つ前記Y軸に直交する軸であって、当該軸回りに前記テーブルを回転させるA軸を少なくとも備える回転軸との多軸制御により、前記テーブルに取り付けたワークに対して工具を相対移動させて加工を行う工作機械において、
    ベースと、
    前記工具を下方向に向けた状態で保持する主軸を、前記Z軸周りに回転可能に支持する主軸ヘッドと、
    前記主軸ヘッドを前記Z軸の方向に昇降可能に支持するコラムと、
    前記ベースの上面後ろ側に設けられ、前記コラムを前記X軸の方向と前記Y軸の方向に移動可能に支持する移動機構を備えた台座部と、
    前記ベースの上面前側に設けられ、前記テーブルを前記A軸周りに回転可能なワーク保持部と、
    前記ワーク保持部の位置を前記の方向に変更可能に固定する固定手段
    を備え、
    前記ワーク保持部は、
    前記テーブルの左側部を前記A軸において回転可能に支持する左側支持部と、
    前記テーブルの右側部を前記A軸において回転可能に支持する右側支持部と、
    前記左側支持部の下部から前方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第一固定穴を有する左側前方固定台と、
    前記左側支持部の下部から後方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第二固定穴を有する左側後方固定台と、
    前記右側支持部の下部から前方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第三固定穴を有する右側前方固定台と、
    前記右側支持部の下部から後方に延出し、上下方向に貫通するテーブル側第四固定穴を有する右側後方固定台と
    を備え、
    前記固定手段は、
    前記ベースの上面前側における前記台座部の前方左側に設けられ、前記ワーク保持部の前記左側前方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第一固定穴を螺子で固定する為のベース側第一固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた左側前方固定部と、
    前記ベースの上面前側における前記台座部の前方左側であって、前記左側前方固定部に対して後方に隙間を空けた位置に設けられ、前記ワーク保持部の前記左側後方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第二固定穴を螺子で固定する為のベース側第二固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた左側後方固定部と、
    前記ベースの上面前側における前記台座部の前方右側に設けられ、前記ワーク保持部の前記右側前方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第三固定穴を螺子で固定する為のベース側第三固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた右側前方固定部と、
    前記ベースの上面前側における前記台座部の前方右側であって、前記右側前方固定部の後方に対して隙間を空けた位置に設けられ、前記ワーク保持部の前記右側後方固定台が載置される上面を有し、当該上面に、前記テーブル側第四固定穴を螺子で固定する為のベース側第四固定穴が前記Y軸の方向に平行な方向に複数並んで設けられた右側後方固定部と
    を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記軸を駆動する駆動機構を備え、
    前記駆動機構は、
    モータと、
    前記モータの出力回転を減速して前記軸に伝達する減速機と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記軸に直結して駆動するモータを備えたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
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