JPH02202031A - 回動テーブル装置 - Google Patents

回動テーブル装置

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JPH02202031A
JPH02202031A JP1021906A JP2190689A JPH02202031A JP H02202031 A JPH02202031 A JP H02202031A JP 1021906 A JP1021906 A JP 1021906A JP 2190689 A JP2190689 A JP 2190689A JP H02202031 A JPH02202031 A JP H02202031A
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JP
Japan
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fine
rotation
rotating
rotating member
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JP1021906A
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Minoru Takubo
田久保 稔
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、非回動部材と、これに回動可能に支持され
た回動部材と、この回動部材を駆動する駆動機構とを有
する回動テーブル装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の回動テーブル装置としては、例えば特開昭58−
128734号公報(以下、第1従来例と称す)及び実
開昭61−9226号公報(以下、第2従来例と称す)
に記載されているものがある。
第1従来例は、回転ステージのウェハチャックをこのウ
ェハチャックの回転中心部に配置したボールを介して回
動自在に載置するベースと、前記ウェハチャックの中心
部と外周部近傍とにそれぞれ取着する部材に、そのリン
ク端部を弾性支点を介して支持されると共に、その頂角
部を前記ウェハチャック外周部近傍位置に配置する7字
状のリンクと、前記ベース側に取着され、前記7字状の
リンクの頂角部を前記ウェハチャック回動方向に移動さ
せる伝導手段と、前記7字状のリンクの中間部に弾性支
点を介して支持される電歪素子とを備えた構成を有する
また、第2従来例は、回転台上に設けられた回転部のま
わりにほぼ水平に且つ回転可能に支持されるロータリー
テーブル位置固定装置において、前記回転部のまわりに
前記ロータリーテーブルを固定させる釈放可能な真空チ
ャックを設けた構成を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第1従来例にあっては、被露光部材
を保持するウェハチャックを伝導手段及び電歪素子を使
用して回動させることが可能であるが、その回動機構の
部品点数が多くなると共に、複雑大型化するという課題
があった。
また、第2従来例にあっては、回転台に送りねじによっ
て回動可能に支持されたロータリーテーブルを、真空チ
ャックによって固定するようにしたものであり、露光装
置におけるウェハ等の被露光部材とマスクとのアライメ
ントのような高精度を要求される装置には適用し得ない
という課題があった。
そこで、この発明は、上記各従来例の課題に着目してな
されたものであり、簡易な構成で高精度の回動位置決め
を行うことが可能な回動テーブル装置を従供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、請求項(1)に係る回動テ
ーブル装置は、非回動部材と、これに回動可能に支持さ
れた回動部材と、該回動部材を駆動する駆動機構とを有
する回動テーブル装置において、前記回動部材は、前記
非回動部材に複数の弾性連結部材を介して連結され、該
弾性連結部材は、前記回動部材の回動中心を通る対称軸
を挾んで対称的に配設された少なくとも一対の弾性要素
と、該弾性要素の一端を連結する連結要素とで構成され
、一方の弾性要素の自由端が前記非回動部材に、他方の
弾性要素の自由端が前記回動部材にそれぞれ連結された
構成を有する。
また、請求項(2)に係る回動テーブル装置は、前記請
求項(1)において、非回動部材、回動部材及び弾性連
結部材が一体成形された構成を有する。
〔作用〕
請求項(1)に係る回動テーブル装置においては、非回
動部材と回動部材との間を少なくとも一対の弾性要素を
有する弾性連結部材で連結しているので、回動部材の非
回動部材に対する回動変位を複数の弾性要素で分割して
受は持つことができる。
したがって、回動部材の回動に伴って弾性要素にかかる
半径方向の引張力が小さくなり、半径方向の変位も小さ
くなるので、回動部材を小さな力で回動させることがで
きると共に、大きな回動変位をとることができる。
また、請求項(2)に係る回動テーブル装置においては
、非回動部材、回動部材及び弾性連結部材が一体成形さ
れているので、これらの組立調整作業が不要となる外、
各部材の材質が同じとなることから雰囲気の温度変化に
よる内部歪の発生を防止することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第16図はこの発明の一実施例を示す図である
図中、1は床面等に固定配置された基台であって、この
基台1にXY力方向粗動調整可能なXY方向粗動機構2
を介してxY方向粗動テーブル3が載置され、この粗動
テーブル3上にXY力方向微動調整可能なXY方向微動
機構4及び円周方向に微回動調整可能な徹回動機横5に
よって微動可能で且つZ方向の高さ及び傾きを調整可能
な昇降機構6によって支持された微動テーブル7が載置
され、この微動テーブル7に円周方向に粗動調整可能な
粗回動機構8を介して被露光部材9を吸着保持する載置
台10が載置されている。
基台1は、第1図〜第3図に示すように、上面が平滑面
に形成された長方形の台部11.12がその前後端部で
連結部材13及び14によって連結されて中央部に前後
方向に延長する案内通路15が形成された構成を有する
また、XY方向粗動機構2は、第1図〜第4図に示すよ
うに、基台1の前後方向の中央位置に左右方向に延長し
て配設されたX方向粗動部2Xと、基台1の案内通路1
5内に配設されたY方向粗動部2Yとを有する。
Y方向粗動部2Yは、基台1の連結部材13及び14に
回転自在に支承されたねじ軸21と、このねじ軸21に
螺合するボールナツト22に固着された箱状の摺動台2
4と、ねじ軸21を駆動する駆動モータ25とを備え、
摺動台24の左右側面が基台lの案内通路15を形成す
る左右側面に係合されて案内され、駆動モータ25を回
転駆動することにより、摺動台24がY方向(前後方向
)に摺動される。一方、X方向粗動部2Xは、第3図で
特に明らかなように、Y方向粗動部2Yの摺動台24の
前後方向の中央部に取付板26を介して固着された断面
凹状の案内部材27と、この案内部材27の左右端部に
それぞれ取付けられた支持板28及び29に回転自在に
支承されたねじ軸30と、このねじ軸30に螺合するポ
ールナツト31と、このポールナツト31とXYY向粗
動テーブル3とを連結する連結ブラケット32と、ねじ
軸30を回転駆動する駆動モータ33とを備え、駆動モ
ータ33を回転駆動することにより、連結ブラケット3
2を介してXYY向粗動テーブル3が左右方向に移動さ
れる。なお、案内部材27の下面における左右端部側位
置に基台1の台部11゜12の上面に摺接するポリテト
ラフルオロエチレン等の摩擦抵抗の少ない摺接子34が
配設されている。
XYY向粗動テーブル3は、第2図、第3図及び第12
図に示すように、前後方向の中央部における左側端下面
が前記連結ブラケット32を介してボールナツト31に
連結されていると共に、案内部材27の前後側面に摺接
する摺接部材41゜42が下面に平行に配設され、さら
に、摺接部材41.42の外側に底面が基台1の上面に
摺接する摺動案内部材43.44が配設されている。そ
して、一方の摺接部材42の案内部材27の後側面に摺
接する位置にポリテトラフルオロエチレン等の摩擦抵抗
の少ない摺接子45が配設され、他方の摺接部材41に
案内部材27に対して予圧を与える予圧機構46が左右
両端部側にそれぞれ摺接子45と対向して配設されてい
る。この予圧機構46は、第2図及び第9図に示すよう
に、上下端部に対して中央部が偏心した支持軸47が摺
接部材41に回動自在に支持され、この支持軸47の中
央部に外方即ち前方に延長する回動腕48が固着されて
いると共に、案内部材27に対して進退自在に配設され
た押圧子49が係合され、この押圧子49の案内部材2
7との摺接面に摺接子45と同様の摩擦抵抗の少ない摺
接子50が配設され、さらに回動腕48と摺接部材41
との間に引張ばね51が介挿され、この引張ばね51に
よって回動腕48が第2図でみて時計方向に回動偏倚さ
れ、支持軸47の偏心部の作用により、案内部材27と
摺接部材41.42との間に適度の予圧が与えられて両
者間にがたが生じることを防止している。また、摺動案
内部材43.44の基台1との摺接面に摺接子45と同
様の摩擦抵抗の少ない摺接子52が配設されている。な
お、図示しないが、Y方向粗動部2Yの摺動台24にも
、X方向粗動部2Xの予圧機構46に対応する予圧機構
が設けられている。
XYY向微動機構4は、第3図〜第5図で特に明らかな
ように、比較的大径の中心開口61aが形成され、XY
Y向粗動テーブル3にボルト等によって固定された固定
板部61と、この固定板部61の左端縁にそれぞれ平行
な2本の板ばね62゜63で構成される弾性連結体64
.65を介して弾性支持されたY方向微動体66と、固
定板部61の右端縁に弾性連結体64.65と同様の弾
性連結体67.68を介して弾性支持されたY方向微動
体69と、両Y方向微動体66.69の前後端縁に弾性
連結体64,65,67.68と同様の弾性連結体70
a〜70dを介して弾性支持された方形枠状のXY方方
向動動体71、このXY方方向動動体71各側縁の中央
部に僅かな間隙を隔てて対向するようにXYY向粗動テ
ーブル3上に配設された電磁石72a〜72dとを備え
ている。ここで、XYY向微動機構4を構成するには、
1枚の平板の所定部をワイヤカット放電加工機、レーザ
ー加工機、電子ビーム加工機等によって刺り貫くことに
よって固定板部619弾性連結体64.65、Y方向微
動体66.69、弾性連結体67.68.70a 〜7
0d及びXY方方向動動体71一体成形されている。な
お、前記XYY向粗動テーブル3のY方向微動体66.
69及びXY方方向動動体71対向する上面には、両者
の微動を許容するように浅い深さの凹部55が形成され
ている。
微回動機構5は、第3図、第4図及び第6図で特に明ら
かなように、XYY向微動機構4のXY方方向動動体7
1ボルト等の固着手段によって固定された方形枠状の固
定板部81と、この固定板部81内に円周方向に微動可
能に弾性支持された微回動体82と、固定板部81と微
回動体82との間に介挿された微動機構83L、83R
とを備えている。
固定板部81には、4隅に内周縁側に開口する凹部81
a〜81dが形成されている。
微回動体82は、固定板部81の内周面に対して所定幅
の間隙を形成する大きさの方形枠状部84と、その4隅
からそれぞれ内方に延長し、回動中心点0で一体に連結
された杆部85a〜85dと、固定板部81の凹部81
a〜81d内に挿入される1字状の突出部86a〜86
dとで構成されている。
そして、固定板部81と微回動体82とは、4隅の対向
位置で弾性連結部87a〜87dを介して連結されてい
る。各弾性連結部87a〜87dのそれぞれは、微回動
体82の回動中心点0を通る4等分線Ll及びL!に対
して対称的に配設された弾性連結部材88.89を有し
、各弾性連結部材88.89のそれぞれは、第1O図で
拡大図示したように、微回動体82の回動中心点0を通
る軸線lを挟んで対称的に配設された弾性要素としての
一対の平行板ばね90a、90bと、両板ばね90a、
90bの内側自由端間を連結する連結要素としての肉厚
の剛体部91とで構成され、板ばね90aの外側端が固
定板部81の凹部81a〜81dを形成する側壁に、板
ばね90bの外側端が微回動体82の突出部86a〜8
6dにそれぞれ連結されている。ここで、固定板部81
、微回動体82及び弾性連結部87a〜87dは、前記
XYY向微動機構4と同様に、1枚の平板を、ワイヤカ
ット放電加工機、レーザー加工機、電子ビーム加工機等
によって所定位置を削り貫くことにより、一体成形され
ている。
また、第10図に示すように、微回動体82の方形枠状
部84の左右側縁の中央部に外方に突出する突出片91
L、91Rが固着され、これら突出片91L、91Rに
おける先端部の前後端縁に耐摩耗性を有し、押圧子93
との当接面が球面形状に形成されたチップ92a、92
bが嵌合されている。
微動機構83L、83Rのそれぞれは、第10図に示す
ように、突出片91L、91Rのチップ92a、92b
に押圧子93が当接され固定板部81に内装された一対
の圧電アクチュエータ94a及び94bを有し、常時は
圧電アクチュエータ94a及び94bに等しいバイアス
電圧が印加されることにより、微回動体82が中立位置
となるように予圧が与えられており、この状態から、−
方の圧電アクチュエータ94a(又は94b)の電圧を
増加させ、他方の圧電アクチュエータ94b(又は94
a)の電圧を低下させることにより、微回動体82が時
計方向(又は反時計方向)に微回動される。さらに、微
回動体82の下面には、円形のテーブル95が取付けら
れ、この円形テーブル95の下面に僅かな間隙を隔てて
対向する位置にXYY向粗動テーブル3に固着された円
筒部96aとその上端面を閉塞する上面板部96bとを
有する台座96が配設され、この台座96の上面板部9
6bと円形テーブル95の下面との間の間隙に比較的粘
性が高いシリコンオイル等の粘性材97が注入されて制
振機構98が構成されている。
微動テーブル7は、第1図、第3図、第4図及び第8図
に示すように、比較的大径の段部を有する中心開口99
を有し、微回動機構5の上方に所定の間隔を保って、前
記XY方向粗動テーブル3上に配設された昇降機構6に
よって上下動及び傾動可能に3点支持され、且つ微回動
機構5の微回動体82に弾性連結部材100a〜100
dを介して連結されている。
昇降機構6は、第1図及び第5図に示すように、前記X
Y方向粗動テーブル3上のXY方向微動機構4を囲む3
点位置に配設された昇降部101a〜101cを有する
。各昇降部101a〜101Cのそれぞれは、第5図及
び第11図(a)〜(e)に示すように、XY方向粗動
テーブル3に固定された下面が水平面で、上面が正面か
らみて右上がりに傾斜する傾斜面に形成され、上面中央
部に突条102が形成された断面凸状の傾斜案内板10
3と、この傾斜案内板103の突条102の上面と、そ
の両側部に固着された案内プレート104a及び104
bとによって案内されて摺動する中心開口105を有す
ると共に水平な上面を有する直方体状の斜面スライダ1
06と、この斜面スライダ106の上面に保持器107
によって保持された転動体としての複数のボール108
を介して載置された微動テーブル7を傾動可能に支持す
る支持板109と、前記斜面スライダ106を摺動させ
る直線駆動機構110とを備えている。ここで、支持板
109は、その上面側に円筒部111が突設され、この
円筒部111の上端面が円筒部111の中心を通る直線
上の所定の点を中心とする球面112に形成されており
、この球面112に保持器113によって保持された複
数のボール114を介して微回動テーブル7に形成した
段付凹部121内に固着された球面112に対応する球
面122を有する支持座123が支持されている。また
、直線駆動機構110は、傾斜案内板103に固定され
た駆動モータ115と、その回転軸にカップリング11
6を介して連結されたねじ軸117と、このねじ軸11
7に螺合されたポールナツト118とを有し、ポールナ
ツト118が前記斜面スライダ106の中心開口105
.内に嵌合されて固着されている。
また、微動テーブル7と微回動機構5の微回動体82と
を連結する弾性連結部材100a〜100dは、第12
図(a)及び(ロ)で特に明らかなように、微回動体8
2の4隅に植設された支持板部131a〜131dを有
し、これら支持板部131a〜131dの上端が微動テ
ーブル7に予め形成された貫通孔124を貫通して上方
に延長され、その上端と微動テーブル7の上面との間に
、微動テーブル7を下方に押圧する付勢ばね132a〜
132dが介挿されζいる。これら付勢ばね132a〜
132dのそれぞれは、剛性を有する基部133に3枚
の板ばね134a〜134cが平行に固定され、そのう
ちの外側の2枚の板ばね134a及び134cの自由端
が微動テーブル7の上面にビス等によって固定され、中
央部の板ばね134bの自由端が支持板部131a〜1
31dの上端にビス等によって固定されている。したが
って、微動テーブル7は、弾性連結部材100a〜10
0dによって微回動機構5に連結されているので、微回
動機構5の微回動体82の円周方向の微動に伴って微動
し、この微動が上昇機構6の支持板109と斜面スライ
ダ106との間に介挿されたポール108によって許容
され、上昇機構6による上下動に対しては、弾性連結部
材100a〜100dの付勢ばね132a−132dの
撓みによって下方への付勢力を発揮しながら許容される
また、微動テーブル7の上面には、Y方向に延長するバ
ーミラー135及びY方向に延長するバーミラー136
が固定配置され、これらバーミラー135及び136に
よって、第1図に示す基台l上にそれぞれ個別に配設さ
れたレーザー干渉測長機137及び138からのレーザ
ー光を反射することにより、微回動テーブル6のXY力
方向位置を精密に測定する。
相同動機構8は、第3図、第4図、第7図及び第13図
で特に明らかなように、前記微動テーブル7の中心開口
99内に固定配置された十文字状の固定板部141と、
この固定板部141に弾性連結部142a〜142dを
介して弾性支持された偏平円筒状の相同動体143と、
この相同動体143を回動させる回動機構144とを備
えている。
固定板部141は、十文字状の板部145の各先端部に
、微動テーブル7に対する扇状の取付部146が形成さ
れ、板部145の中心部における下面に十文字状の板ば
ね147が板部145に対して45度ずれた関係で取付
けられ、この板ばね147の各先端部が初回動体143
の外周縁まで延長された構成を有する。
初回動体143は、偏平円筒状に形成され、その内周縁
における90度の角間隔を保った4つの位置にそれぞれ
固定板部141の取付部146が挿入される凹部148
a−148dが形成されていると共に、各凹部148a
〜148d間に前記板ばね147に対向して内方に突出
する凸部149a〜149dが形成された構成を有する
。そして、凸部149a 〜149dには、第13図(
ロ)に示すように、内周縁から下面側に貫通する空気吸
引通路150が形成され、この空気吸引通路150の内
周面側開放端が電磁方向切換弁151を介して真空ポン
プ152に接続され、他方の下面側開放端が板ばね14
7の先端部に対向され、電磁方向切換弁151を真空ポ
ンプ152側に切換えることにより、板ばね147の先
端部を吸着して初回動体143の回動を規制し、電磁方
向切換弁151を大気側に切換えることにより、板ばね
I47の吸着を解除して初回動体143の回動を許容す
る。また、凸部149dに、第13図(a)に示すよう
に、内周面から上面における後述するプライマリ−チャ
ック171の凹部173に対向する位置に貫通する空気
吸引通路153が形成され、この空気吸引通路153の
内周面側開放端が電磁方向切換弁154を介して前記真
空ポンプ152に接続されている。
弾性連結部142a−142dは、第13図(a)に示
すように、前記微回動機構5の弾性連結部87a〜87
dと同様に、固定板部141の中心点0□を通る4等分
線り、及びL4に対して対称的に配設された弾性連結部
材155.156を有し、各弾性連結部材155,15
6のそれぞれは、固定板部141の中心点0□を通る軸
線!!を挟んで対称的に配設された弾性要素としての一
対の平行板ばね157a、157bと、両板ばね157
a、157bの内側自由端間を連結する連結要素として
の肉厚の剛体部157cとで構成され、板ばね157a
の外側端が初回動体143の凹部148a〜148dの
開放端側に、板ばね157bの外側端が固定板部141
の取付部146にそれぞれ連結されている。
回動機構144は、第7図に示すように、初回動体14
3の外周縁に2点で接触するように微動テーブル7に枢
着された4つのプーリ158によって案内される無端ベ
ルト159を有し、この無端ベルト159の初回動体1
43との接触点が係止具160によって初回動体143
に固着され、前方側のブーI7158間に微動テーブル
7に固定されたリニアボールベアリング161によって
左右方向に摺動自在に配設された摺動軸162の一端が
固着されている。そして、摺動軸162の他端が直線駆
動機構163に連結されている。この直線駆動機構16
3は、微動テーブル7に固定配置された駆動モータ16
4と、その回転軸に連結された螺軸165と、この螺軸
165に螺合された摺動体166とを有し、摺動体16
6が前記摺動軸162の他端に連結されている。したが
って、駆動モータ164を例えば正転させることにより
、摺動体166が左方に摺動して、摺動軸162及び無
端ベルト159を介して初回動体143を弾性連結部1
42a〜142dに抗して第7図でみて時計方向に回動
させ、駆動モータ164を逆転させることにより、初回
動体143を弾性連結部142a〜142dに抗して反
時計方向に回動させる。
なお、固定板部141、弾性連結部材142a〜142
d及び初回動体143は、1枚の平板の所定位置をワイ
ヤカット放電加工機、レーザー加工機、電子ビーム加工
機等によって削り貫くことによって一体成形されている
載置台10は、相同動機構8における初回動体143の
凸部149a〜149dの上面にボルト等の固着手段で
固定配置されたプライマリ−チャック171と、このプ
ライマリ−チャック171上に真空吸着保持される、ウ
ェハ、マスク等の被露光部材9を真空吸着保持するウェ
ハチャック172とで構成されている。
プライマリ−チャック171は、第14図(a)、(b
)及び(C)に示すように、下面における相同動体14
3の凸部149a〜149dの上面に形成された空気吸
引通路153の開放端に連通ずる凹部173が形成され
ていると共に、この凹部173に連通し、上面の中心部
に開口する空気吸引通路174が内部に形成され、さら
に上面に中心部から放射状に延長する4本の空気吸引溝
175が形成されていると共に、これら空気吸引溝17
5に連通ずる多数の円弧状溝176が同心的に形成され
、最外周側の円弧状溝177と凹部173とが連通孔1
78によって連通されている。また、プライマリ−チャ
ック171の上面には、ウェハチャック172を位置決
めするための3本の係合ビン179a−179cが突出
して形成されている。
ウェハチャック172は、第15図(a)及び(b)に
示すように、底面が平坦面に形成された円板状に形成さ
れ、その中心位置にプライマリ−チャック171の上面
中心位置に開口した空気吸引通路174に連通ずる空気
吸引通路181が貫通して穿設され、上面の被露光部材
9を載置する載置面に空気吸引通路181に連通ずる複
数の空気吸引溝182が同心状に刻設され、さらに下面
にプライマリ−チャック171に配設された係合ピン1
79a〜179cに係合する扇状の切欠183a〜18
3cが形成された構成を有する。
そして、プライマリ−チャック171の上面にウェハチ
ャック172を載置することによって、プライマリ−チ
ャック171の空気吸引溝17°5〜177の開放上面
がウェハチャック172の平坦な底面によって閉塞され
ることになり、この状態でウェハチャック172に被露
光部材9を載置した後前述した電磁方向切換弁151を
真空ポンプ152側に切換えることにより、プライマリ
−チャック171の空気吸引溝175〜177によって
ウェハチャック172が真空吸着保持されると共に、ウ
ェハチャック172の空気吸引溝182によって被露光
部材9が真空吸着保持される。
また、この場合、ウェハチャック172に被露光部材9
を吸引する真空吸引源と、ウェハチャック172とプラ
イマリ−チャック171の吸引源を別途に設けてもよい
そして、以上の構成を有する複合移動テーブルを縮小投
影露光装置に適用する場合には、第16図に示すように
、複合移動テーブルを囲むように門形フレーム191を
配設し、この門形フレーム191の被露光部材9に対向
する位置に、内部に光通路を形成した筒体192が固着
され、この筒体192の下面に縮小レンズ193を保持
した筒体194が固着され、この筒体194に被露光部
材9との距離を測定する空気マイクロメータ195が配
設されている。
筒体192の外周面にはベアリング186を介して外周
面に歯車197を形成した旋回テーブル198が回動自
在に配設され、その歯車197が門形フレーム191に
固設された回転駆動源199に連結されて旋回駆動され
る。
旋回テーブル198には、種々の光学パターンを形成す
るバリアプルアパーチャ200が保持され、このバリア
プルアパーチャ200の上方にコンデンサレンズ201
が配設され、このコンデンサレンズ201の上方に図示
しないがキセノンランプ等の露光用光源が配設されてい
る。
次に、上記実施例の動作を説明する。先ず、電磁方向切
換弁154を大気側に切り換えて、載置台10の各空気
吸引通路を大気に開放した状態で、露光する被露光部材
9のサイズに応じた大きさのウェハチャック172を選
択し、このウェハチャック172をプライマリ−チャッ
ク171上に位置決めして載置する。この位置決めは、
プライマリ−チャック171の上面に突出形成した保合
ビン179aにウェハチャック172の切欠183aを
形成する左側面を当接させ、且つ係合ピン179b及び
179Cに切欠183b及び183Cを形成する後側縁
を当接させることにより行い、これによってプライマリ
−チャック171に対してウェハチャック172が正確
に位置決めされる。
その後、ウェハチャック172上に被露光部材9をロー
ディング装置(図示せず)によって載置してから電磁方
向切換弁154を真空ポンプ152側に切換える。これ
により、プライマリ−チャック171の上面に形成され
た空気吸引溝175〜177が連通孔178、凹部17
3、粗目動機構8の相同動体143に形成された空気吸
引通路153及び電磁方向切換弁154を介して真空ポ
ンプ152に連通されて真空状態となり、ウェハチャッ
ク172が真空吸着されてプライマリ−チャック171
上に固定保持されると共に、ウェハチャック172の上
面に形成された空気吸引溝182が空気吸引通路181
、プライマリ−チャック171の空気吸引通路174、
凹部173を介して粗目動機構8の相同動体143に形
成された空気吸引通路153に連通されて真空状態とな
り、被露光部材9が真空吸着されてウェハチャック17
2上に固定保持される。
この被露光部材9の保持が完了した後に、縮小レンズ1
93に対する被露光部材9のXY力方向露光位置調整を
行う、この露光位置調整は、先ず目標位置の近傍までは
、XYY向粗動機構2の駆動モータ25及び33を回転
駆動することにより、粗動テーブル3をXY力方向粗動
させる。この粗動テーブル3のXY力方向位置制御は、
粗動テーブル3上に載置された微動テーブル7の上面に
配設されたバーミラー135及び136に対向して基台
l上に配設されたレーザー測長機137及び138によ
って測定され、これらレーザー測長機137及び138
の測定値が目標位置の位置座標と略等しくなったときに
、XYY向粗動機構2の駆動モータ25及び33を停止
させる。このとき、粗動テーブル3は、摺動案内部材4
3.44の底面に配設された摩擦抵抗の少ない摺接子5
2が基台1の平滑な上面に接触して、XY力方向移動す
るので、その上面が水平状態を保った状態で粗動され、
且つX方向粗動部2X及びY方向粗動部2Yのそれぞれ
に予圧機構46が配設されているので、X方向又はY方
向粗動時にガタにより、XY力方向対する角度ずれを生
じることがない。また、XYY向粗動機構2による粗動
テーブル3の移動による慣性力が、粗動テーブル3上に
載置された微動テーブル7に伝達されることになるが、
この微動テーブル7は、微回動機構5の微回動体82、
固定板部81を介して制振機構98に連結され、この制
振機構98の粘性材97によって制振効果が発揮される
ので、慣性力によって微動テーブル7が不必要に揺動す
ることがなく、正確な位置決めを行うことができる。し
かも、制振機構98はXYY向微動機構4の中央部に形
成されており、円形テーブル95とこれに対向する台座
96の上面板部96bとの対向面積を広くして広い制振
面を採ることができるので、大きな制振効果を発揮する
ことができる。
次いで、微動テーブル7をXY力方向微動させて、被露
光部材9の露光位置を正確に目標位置に一致させる。こ
の微動テーブル7の微動は、XYY向微動機構4の電磁
石72a〜72dの通電量を制御することにより行う。
すなわち、通常状態では、各電磁石72a〜72dに供
給する通電量を等しい値として、これら電磁石72a〜
72dによる微動機構5のXY方方向動動体71対する
電磁吸引力を等しくして、XY方方向動動体71固定板
部61に対して中立位置に保持する。この状態では、固
定板部71とY方向微動体66及び69との間を連結す
る弾性連結体64.65及び67.68と、Y方向微動
体66及び69とxy方方向動動体71の間を連結する
弾性連結体70a〜70dとには何ら水平方向の力が作
用せず、弾性変形を生じない。
この中立状態から、例えば電磁石72a(又は72c)
の通電量を増加させると共に、電磁石72c(又は72
a)の通電量を減少させると、電磁石72a(又は72
C)による電磁吸引力が増加し、電磁石72C(又は7
2a)による電磁吸引力が減少することから、XY方方
向動動体71X軸方向に左方(又は右方)に微動する。
このように、XY方方向動動体71左方(又は右方)に
微動すると、X方向に延長する弾性連結体64゜65及
び67.68については、引張力(又は圧縮力)及び圧
縮力(又は引張力)が作用するだけでそれらの延長方向
と直交する方向の弾性変位を生じることはないので、Y
方向微動体66及び69はX方向に変位することなく、
Y方向に延長する弾性連結体70a〜70dについては
、XY方方向動動体71ΔXだけ左方(又は右方)に移
動すると、Y方向微動体66及び69がX方向に移動し
ないので、移動量ΔXに対応した弾性変形を生じて、X
Y方方向動動体71微動を許容する。
このように、XY方方向動動体71X方向に微動すると
、このXY方方向動動体71固定された微回動機構5の
固定板部81も同時にX方向に移動量ΔXだけ移動し、
この微回動機構5の圧電アクチュエータ94a、94b
に前述したように等しい電圧が印加されているので、微
回動体82も移動量ΔXだけ移動し、この微回動体82
に弾性連結部材100a〜100dを介して連結された
微動テーブル7がX方向に移動量ΔXだけ移動する。こ
のとき、微動テーブル7は、昇降機構6の斜面スライダ
106に対してボール108を介して支持されているの
で、そのX方向の移動がボール108が転動することに
より許容され、円滑な移動が確保される。そして、微動
テーブル7に粗目動機構8を介して載置された載置台1
0もX方向に移動量ΔXだけ移動して被露光部材9がX
方向にΔXだけ移動する。そして、この場合の微動も微
動テーブル7上に配設されたバーミラー135に対向す
るレーザー測長機137によって測定されるので、その
測定値で表される被露光部材9の位置座標と、目標位置
との偏差に応じてXYY向微動機構4の電磁石? 2 
a、  72 cの通電量を制御することにより、被露
光部材9をミクロン又はサブミクロンオーダで正確に位
置決めすることができる。
同様に、被露光部材9のY方向の微動位置決めは、XY
Y向微動機構4の電磁石72b、72dの通電量をレー
ザー測長機138の測定値と目標位置座標との偏差に基
づいて制御することにより、ミクロン又はサブミクロン
オーダで正確に行うことができる。
また、被露光部材9とバリアプルアパーチャ200との
アライメントを行うために、被露光部材を回動させるに
は、被露光部材9がウェハであるものとすると、そのオ
リエンテーシジンフラットの位置を例えば光学的に検出
し、その検出値に基づいて粗目動機構8の駆動モータ1
64及び微回動機構5の圧電アクチュエータ94a、9
4bを制御する。
すなわち、先ず粗目動機構8の電磁方向切換弁151を
大気側に切換えて、粗目動体143による固定板部14
1に固定された板ばね147の真空吸着状態を解除して
、粗目動体143を固定板部141に対して回動自在と
し、この状態で駆動モータ164を正転(又は逆転)駆
動することにより、摺動体166及び摺動軸162を左
方(又は右方)に摺動させて無端ベルト159を時計方
向(又は反時計方向)に移動させ、この無端ベルト15
9に固着された粗目動体143を弾性連結部142a〜
142dに抗して時計方向(又は反時計方向)に相同動
させる。このとき、弾性連結部142a 〜142dの
各弾性連結部材155゜156は、粗目動体143が回
動角Δθだけ回動したものとすると、各弾性連結部材1
55,156が平行板ばね157a、157bとこれら
間を連結する剛体部157Cとで構成されているので、
粗目動体143の時計方向(又は反時計方向)の回動に
応じて、先ず板ばね157aが弾性変位し、その変位力
が剛体部157C及び板ばね157bに伝達されること
になり、これに応じて剛体部157cが回動角Δθの半
分だけ時計方向(又は反時計方向)に移動する。このた
め、各板ばね157a、157bの回動変位量は、粗目
動体143の回動角Δθの1/2となり、しかも剛体部
157cは半径方向にも移動可能であるので、板ばね1
57a、157bに大きな引張力が作用することがなく
、粗目動体143の回動を軽い力で大きな回動変位を得
ることができる。
因みに、固定板部141と粗目動体143とを1枚の板
ばねで連結する場合には、板ばねの弾性変位量が粗目動
体143の回動角Δθとなるので、中立状態から相同動
体143を回動させたときに、回動角Δθが大きくなる
に従って大きな引張力が作用することになり、大きな回
動力を必要とすると共に、回動変位量が小さくなる。
この粗面動機構8の相同動体143の回動によってこれ
に直接連結されているプライマリ−チャック171が回
動し、これに吸着保持されているウェハチャック172
も回動するので、被露光部材9が回動する。そして、被
露光部材9が目標回動角の近傍まで回動すると、駆動モ
ータ164の回転を停止させると共に、電磁方向切換弁
151を真空ポンプ152側に切換え、これによって相
同動体143に板ばね147が真空吸着されて、相同動
体143の回動が阻止されて固定板部141に固定され
る。
その後、被露光部材9の回動角の微調整を行うには、微
回動機構4の圧電アクチュエータ94a。
94bの電圧を制御することにより行う。例えば微回動
体82を時計方向に微回動させるには、圧電アクチュエ
ータ94aの電圧をバイアス電圧より徐々に高くし、圧
電アクチュエータ94bの電圧をバイアス電圧より徐々
に低くすることにより、圧電アクチュエータ94aの押
圧子93によって微回動体82の突出片91L及び91
Rが前方及び後方に押圧される。このため、微回動体8
2が弾性連結部87a〜87bに抗して回動中心0を中
心として微回動する。このとき、弾性連結部87a〜8
7dは、前述した粗面動機構8と同様に、各連結部材8
8.89が一対の平行板ばね90a。
90bとこれらの内方端部を連結する剛体部91とで構
成されているので、微回動体82の微回動に伴って剛体
部91が微回動体82の微回動量δθに対して半分の微
回動量δθ/2だけ回動し、板ばね90a、90bの弾
性変位量もδθ/2となるので、微回動体82を微回動
させる際の圧電アクチュエータ94aによる押圧力が少
なくて済むと共に、大きな微回動量を得ることができる
そして、微回動体82が微回動することにより、これに
弾性連結部材100a〜100dを介して連結された微
動テーブル7が微回動され、この微回動テーブル7に粗
面動機構8を介して載置された載置台10が微回動して
、被露光部材9が微回動される。そして、被露光部材9
の例えばオリエンテーションフラットが所定の位置に達
したときに、圧電アクチュエータ94a及び94bに対
する印加電圧の増加及び減少を停止し、そのときの印加
電圧を保持する。
以上のようにして、被露光部材8の露光位置に対する位
置決めが完了した後又はその前に、ウェハチャック17
2に吸着保持した被露光部材8の露光面が反り等に起因
して水平度がでていないときには、昇降機構6を作動さ
せて水平度を保つレベリング処理を行う。このレベリン
グ処理は、被露光部材9の水平度に応じて昇降部101
a〜101cの駆動モータ115を駆動することによっ
て行い、被露光部材9の露光面が例えば左右方向(X方
向)の水平度は確保されていて、前方側が高く、後方側
が低い場合には、昇降部101aの駆動モータ115は
回転停止状態を維持し、昇降部101bの駆動モータ1
15を例えば正転駆動し、昇降部101cの駆動モータ
115を逆転駆動する。したがって、昇降部101bに
おいては、駆動モータ115の正転により、斜面スライ
ダ106が第5図でみて左上に摺動し、この斜面スライ
ダ106が傾斜案内板103の左上がりに傾斜する傾斜
面に沿って摺動するので、斜面スライダ106の水平上
面の高さが粗動テーブル3を基準として高くなり、支持
板109が上昇して微動テーブル7の後端側を上昇させ
る。一方、昇降部101bにおいては、駆動モータ11
5の逆転により、斜面スライダ106が第5図でみて右
上に摺動し、この斜面スライダ106が傾斜案内板10
3の左上がりに傾斜する傾斜面に沿って摺動するので、
斜面スライダ106の水平上面の高さが粗動テーブル3
を基準として低くなり、支持板109が下降して微動テ
ーブル7の前端側を下降させる。その結果、微動テーブ
ル7がその回動中心0を通るX軸線を中心として回動す
ることになり、これに伴って載置台lOが回動して被露
光部材9の露光面の水平度を確保することができる。こ
のとき、昇降部101b及び101cの昇降によって微
動テーブル7が回動するが、この回動の際に、微動テー
ブル7がその段付凹部121内に固着された球面122
を有する支持座123と、昇降部101a−101cの
支持板109の球面112との間にボール114が介挿
されており、しかも微動テーブル7が粗動テーブル3上
にXY方向微動機構4を介して支持された微回動機構5
の微回動体82に弾性連結部材100a=100dを介
して支持され、これら弾性連結部材100a〜100d
の付勢ばね132a〜132dによって下方側に付勢さ
れているので、支持板109と支持座123とが離間す
ることなく微動テーブル7の回動を円滑に行うことがで
きる。また、斜面スライダ106の上面がその移動にか
かわらず水平面を保持するので、この上面と支持板10
9との間に介挿したボール108が斜面スライダ106
の摺動に伴って脱落することを防止することができる。
さらに、微動テーブル7が昇降部Iota〜101cに
よって3点支持されているので、披露光部材9の露光面
が如何なる方向に傾斜していても、これを補正して水平
度を高精度に確保することができる。
そして、被露光部材9に対してバリアプルアパーチャ2
00で形成したパターンを露光するには、先ず被露光部
際9と縮小レンズ193との間隔を所定値に保つ焦点調
整を行う。この焦点調整は、縮小レンズ193を保持し
た筒体194の下面に配設した空気マイクロメータ19
5の測定値に基づいて昇降機構6を駆動することにより
行う。すなわち、空気マイクロメータ195の測定値と
予め選定した焦点位置に対応する基準値とを比較し、両
者の偏差が零となるように、各昇降部101a〜101
cの駆動モータ115を同一指令値で正逆転駆動し、被
露光部材9の露光面を水平面に保ちながら焦点調整を行
う。
この゛焦点調整が終了した後に、露光光源からの露光光
線をバリアプルアパーチャ200及び縮小レンズ193
を介して被露光部材9の露光面に照射することにより、
バリアプルアパーチャ200で形成される所定の露光パ
ターンが被露光部材9に露光される。
そして、露光が終了したときには、被露光部材90次の
露光位置が縮小レンズ193と対向するように、XY方
向粗動機構2及びXY微動機構4を駆動して位置決めを
行ってから露光を行い、全ての露光位置での露光が完了
したら、電磁方向切換弁154を大気側に切換えて、ウ
ェハチャック172による被露光部材9の真空吸着を解
除し、露光部の被露光部材9を図示しないアンローディ
ング装置によって外部に取り出し、新たな被露光部材9
をローディング装置によって載置台1oのウェハチャッ
ク172上に載置して、被露光部材9の露光を行う。
また、被露光部材9のサイズが異なる場合には、電磁方
向切換弁154を大気側に切換えて、プライマリ−チャ
ック171によるウェハチャック172の真空吸着を解
除してから、ウェハチャック172を取り外し、これに
代えて被露光部材9に対応するウェハチャック172を
選択してプライマリ−チャック171上に位置決めして
載置してから、前述と同様の動作を行う。
なお、上記実施例では、微回動機構5及び粗間動機構8
の弾性連結部87a〜87d及び142a〜142dが
回動中心0を通る軸線L1〜L4に対して対称的な弾性
連結部材88.89及び155.156で構成されてい
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、何れか一方の弾性連結部材を省略することもでき
る。
また、各弾性連結部材88.89及び155゜156が
一対の平行板ばね90a、90b及び157a、157
bと剛性部91及び157cとで構成されている場合に
ついて説明したが、これに限らず第17図に示すように
、奇数の板ばね21Oと偶数の剛性部211とを連結し
て構成するようにしてもよく、この場合には各板ばね2
10の弾性変位をより少なくすることができ、より軽い
回動と大きな回動範囲を得ることができる。さらに、第
18図に示すように、板ばね90a、90b及び157
a、157bを剛体部91及び157Cを挟んで点対称
に配設するようにしてもよく、また剛体部91及び15
7Cを省略して、U字状の1枚の板ばねとすることもで
き、さらに板ばね90a、90b及び157a、157
bは平行である必要はなく、回動中心Oを中心とする軸
線に対して対称関係を有しさえすればよい。
さらに、上記実施例においては、XY微動機構4、微回
動機構5及び粗目動機構8を放電加工等によって一体成
形する場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、各部を別体で構成し、これらを組み立てるよ
うにしてもよい。
またさらに、微回動機構5の駆動機構としては、圧電ア
クチエエータ94a、94bに限定されるものではなく
、電磁石等の微動調整可能な駆動機構を適用することが
でき、粗目動機構8の駆動機構としても無端ベルト15
9及び直線駆動機構163に限らず、歯車等を利用した
他の回動機構を適用し得る。
なおさらに、粗動機構2としては、上記構成に限らず、
他の任意の構成の粗動機構を適用し得るものである。
また、上記実施例では、この発明を縮小投影露光装置に
適用した場合について説明したが、これに限らず他の等
信置光装置等の精密位置決めが必要な装置に適用し得る
ものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項(1)の回動テーブル装置
によれば、非回動部材に対して回動部材を弾性連結部材
を介して回動自在に配設し、弾性連結部材を回動部材の
回動中心を通る対称軸を挟んで対称的に配設された少な
くとも一対の弾性要素と、これら弾性要素の一端を連結
する連結要素とで構成し、一方の弾性要素の自由端を前
記非回動部材に、他方の弾性要素の自由端を前記回動部
材に連結した構成としたので、回動部材の回動量に対す
る各弾性要素の弾性変位量を少なくすることができ、小
さな回動力で大きな回動変位を得ることができ、しかも
回動機構として微回動機構を採用することにより、微回
動を精密に行うことができる等の効果が得られる。
また、請求項(2)の回動テーブル装置によれば、非回
動部材、回動部材及び弾性連結部材が一体成形されてい
るので、各部材の組立調整作業が不要となると共に、高
精度の配置関係を得ることができ、しかも各部材を同一
材料で形成することにより、回動テーブル装置を配置し
た雰囲気の温度変化によって内部歪が発生することを防
止することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略斜視図、第2図
はXY方向粗動機構を示す平面図、第3図は第2図の■
−■線断面図、第4図は第2図の基台を除いたIV−I
V線断面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図
は第3図のVl−Vl線断面図、第7図は第3図の■−
■線断面図、第8図は微動テーブルの平面図、第9図は
第2図のIX−IX線断面図、第10図は微回動機構の
要部を示す拡大平面図、第11図(a)、(b)、(C
)、(d)及び(e)は昇降機構を示す平面図、正面図
、B−B線断面図、C−C線断面図及び支持部の拡大断
面図、第12図(a)及び(b)は微回動機構及び微動
テーブルの連結関係を示す断面図及びそのD−D線拡大
断面図、第13図(a)及び(ロ)は粗目動機構の拡大
平面図及び断面図、第14図(a)、(9)及び(C)
はプライマリ−チャックの平面図、E−E線断面図及び
F−Fl断面図、第15図(a)及び(b)はウェハチ
ャックの平面図及び−部を断面とした側面図、第16図
は縮小投影露光装置を示す一部を断面とした正面図、第
17図及び第18図はそれぞれ弾性連結部材の他の実施
例を示す平面図である。 図中、1は基台、2はXY方向粗動機構、3は粗動テー
ブル、4はXY方向微動機構、5は微回動機構、6は昇
降機構、7は微動テーブル、8は粗目動機構、9は被露
光部材、10は載置台、81は固定板部(非回動体)、
82は微回動体(回動部材)、83は微動機構、87a
〜87dは弾性連結部、88.89は弾性連結部材、9
0a。 90bは板ばね(弾性要素)、91は剛体部(連結要素
)、93a、93bは圧電アクチュエータ、141は固
定板部(非回動部材)、142a〜142dは弾性連結
部、143は粗目動体(回動体)144は回動機構、1
53,154は弾性連結部材、157a、157bは板
ばね(弾性要素)、157cは剛性部(連結要素)、1
59は無端ベルト、162は直線駆動機構、171はプ
ライマリ−チャック、172はウェハチャックである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非回動部材と、これに回動可能に支持された回動
    部材と、該回動部材を駆動する駆動機構とを有する回動
    テーブル装置において、前記回動部材は、前記非回動部
    材に複数の弾性連結部材を介して連結され、該弾性連結
    部材は、前記回動部材の回動中心を通る対称軸を挟んで
    対称的に配設された少なくとも一対の弾性要素と、該弾
    性要素の一端を連結する連結要素とで構成され、一方の
    弾性要素の自由端が前記非回動部材に、他方の弾性要素
    の自由端が前記回動部材にそれぞれ連結されたことを特
    徴とする回動テーブル装置。
  2. (2)前記非回動部材、回動部材及び弾性連結部材が一
    体成形されている請求項(1)記載の回動テーブル装置
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