JP2009045686A - レンズ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カム機構を用いることなく、小ロット、多品種加工に適したレンズ研削装置を実現すること。
【解決手段】球面研削装置1は、第1、第2X軸テーブル13、14と、これらに搭載した第1、第2Y軸テーブル16、18と、第1、第2Y軸テーブル16、18を連結しているリンクテーブル19を備え、リンクテーブル19に研削工具5が取り付けられている工具スピンドル6が搭載されている。X軸モータ31、Y軸モータ32、33により、第2X軸テーブル13、第1、第2Y軸テーブル16、18を移動させることにより、研削工具5を所定の揺動軌跡に沿って揺動を移動させることができる。カム機構を用いることなく研削工具5を揺動させることができ、研削工具5の揺動軌跡は、部品交換を行うことなく、NC制御盤50を介して簡単に変更できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、研削工具などの加工具を加工対象のレンズ素材に押し付けた状態で揺動運動などの所定の運動を行わせて球面加工などを行うレンズ加工装置に関する。
レンズ加工装置、例えば、レンズに曲面加工を施すレンズ研削装置では、カム機構を用いて研削工具を加工対象のレンズ素材に対して揺動運動させるようにしている。カム機構を利用した球面研削装置は特許文献1に開示されている。
ここに開示の研削装置は、円筒曲面状のカム面を有する基準カムと、基準カムの円筒曲面に沿って移動する2つのカムフォロアーと、カムフォロアーに支持される揺動体と、揺動体に支持される研磨皿を備えている。一方の駆動側のカムフォロアーを駆動装置によってカム面に沿って移動させ、他方のカムフォロアーを駆動側のカムフォロアーの動きに追従させてカム面に沿って移動させ、これにより、揺動体及び研磨皿をカム面の形状に対応した揺動軌跡に沿って揺動させるようにしている。
特公平7−61606号公報
カムを用いた揺動機構では、揺動体および研磨皿の揺動軌跡がカム面の形状に応じて決まるので、この軌跡を越える揺動角度、あるいは異なる揺動軌跡に沿って研磨皿を揺動させるためには、カム交換を行う必要がある。このような研削装置は、同一形状の加工を大量に行う場合には適している。
しかしながら、小ロット、多品種の生産を行う場合には頻繁にカム交換を行わなければならないので、その段取り時間がロスとなって加工装置の運転効率が大きく低下する。また、各種の形状の曲面加工を行うためには、各形状に合わせた基準カムを用意しておく必要があるので、製造コストが高くなる。
本発明の課題は、上記問題点に鑑みて、カム交換などの部品交換作業を行うことなく、各種の曲面加工を行うことのできるレンズ加工装置を提案することにある。
本発明のレンズ加工装置は、
X軸方向に沿って、当該X軸に直交するY軸方向に一定の間隔を保持した状態で移動可能な第1X軸テーブルおよび第2X軸テーブルと、
前記第1X軸テーブルに、前記X軸に直交するY軸方向に移動可能な状態で搭載されている第1Y軸テーブルと、
前記第2X軸テーブルに、前記Y軸方向に移動可能な状態で搭載されている第2Y軸テーブルと、
前記第1Y軸テーブルに対して前記X軸および前記Y軸に直交するZ軸方向に延びる第1中心軸線回りに回転可能な状態で連結されている第1連結部、および、前記第2Y軸テーブルに対して前記Z軸方向に延びる第2中心軸線回りに回転可能な状態で連結されている第2連結部を備えたリンクテーブルと、
前記Z軸に直交する方向に延びる状態で前記リンクテーブルに搭載されている工具スピンドルと、
この工具スピンドルの先端に同軸状に取り付けられている研削工具などの加工具と、
前記第1X軸テーブルを前記X軸方向に移動させるための第1駆動手段と、
前記第1Y軸テーブルを前記Y軸方向に移動させるための第2駆動手段と、
前記第2X軸テーブルおよび前記第2Y軸テーブルの一方を、当該テーブルの移動可能な方向である前記X軸あるいは前記Y軸の方向に移動させるための第3駆動手段とを有していることを特徴としている。
本発明のレンズ加工装置では、X軸テーブルおよびY軸テーブルが2組配置され、Y軸テーブルがリンクテーブルで相互に連結されている。したがって、第1〜第3駆動手段を用いて、各組のX軸テーブルおよびY軸テーブルをX軸およびY軸方向に移動させることにより、リンクテーブル上の一点を、X軸およびY軸に平行な平面上において任意の曲線軌跡に沿って移動させることができる。すなわち、リンクテーブルに搭載されているZ軸方向を向いている工具スピンドルに取り付けた加工具をX軸およびY軸に平行な平面上において任意の曲線に沿って移動させることができる。よって、カム機構を用いることなく、加工具を揺動させてレンズの球面加工などを行うことができる。また、各駆動手段による各組のX軸テーブルおよびY軸テーブルの移動量および移動タイミングを変更することにより、加工具の移動軌跡を変更することができる。例えば、NC制御方式により、レンズ面の最終形状に対応した移動軌跡を加工具が描くように設定あるいは変更することができ、カム機構を用いた揺動機構の場合のようなカム交換作業を行う必要がない。
ここで、工具スピンドルに取り付けた加工具を所定の角度範囲に亘って揺動運動を行わせるためには、前記工具スピンドルを、その回転中心線が、前記リンクテーブルにおける前記第1中心軸線および前記第2中心軸線を結ぶ線分の中点を通る当該線分の垂線に一致するように、前記リンクテーブルに搭載すればよい。
また、球面加工装置として用いる場合には、前記第1〜第3駆動手段を駆動制御して、前記工具スピンドルを、当該工具スピンドルの回転中心線の延長線上の点を揺動中心として揺動させる制御手段と、加工対象のレンズ素材を前記加工具に押し付けるためのレンズ保持具とを有し、このレンズ保持具の回転中心線上に前記揺動中心が位置するようにすればよい。
本発明のレンズ加工装置は、X軸テーブルおよびY軸テーブルを2組配置し、Y軸テーブルをリンクテーブルにより相互に連結し、当該リンクテーブルに工具スピンドルを搭載した構成を採用し、3組の第1〜第3駆動手段を用いて、各テーブルを移動することにより、リンクテーブルに搭載されている工具スピンドルに取り付けた加工具を任意の移動軌跡に沿って移動できるようにしている。
したがって、本発明によれば、カム交換作業を行わずに加工具の移動軌道を変更することができる。また、X軸テーブルおよびY軸テーブルの位置制御のみで加工具の任意の曲線軌道を実現できるので、加工形状の変更に迅速かつ容易に対応できる。よって、運転効率の低下を招くことなく、小ロット、多品種生産を行うことのできるレンズ加工装置を実現することができる。
さらに、カム機構を用いる場合のような高分解能の歯車式減速機構なども不要となるので、装置構成を簡単かつ廉価にすることができる。
さらには、円錐面加工、非球面加工なども行うことができるので、カーブジェネレータとして用いることのできる汎用性の高いレンズ加工装置を実現することができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ加工装置の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した光学球面レンズ研削用の球面研削装置の主要部分を示す概略構成図である。球面研削装置1は、加工対象のレンズ素材Wを保持するためのレンズ保持具2を有しており、このレンズ保持具2は、垂直に配置されているレンズ軸3の下端に下向きに取り付けられている。レンズ軸3は回転自在の状態で昇降式のレンズ軸アーム4によって保持されている。
レンズ保持具2の下方には、当該レンズ保持具2に保持されているレンズ素材Wに球面研削加工を施すための研削工具5が上向き状態で配置されている。研削工具5は凹状の球面研削面5aを備えており、この研削工具5は工具スピンドル6の上端に取り付けられている。工具スピンドル6は加工軸モータ7によって回転駆動される。また、工具スピンドル6は以下に述べる揺動機構10によって、レンズ保持具2のレンズ回転中心線2aの延長線上に位置する揺動中心を中心として所定の角度範囲を揺動するようになっている。また、揺動機構10による工具スピンドル6の揺動運動、したがって、この先端に取り付けられている研削工具5の揺動運動は、NC制御盤50によって制御されるようになっている。
(揺動機構)
揺動機構10は、不図示の装置フレームの垂直面に、上下一対のX軸リニアガイド機構11、12を介してX軸方向にスライド可能に取り付けた第1X軸テーブル13および第2X軸テーブル14を備えている。X軸は本例では水平軸であり、第1および第2X軸テーブル13、14は左右に並列配置されている。第1、第2X軸テーブル13、14は同一形状とされており、一定厚さの上下方向に長い長方形の板である。X軸リニアガイド機構11、12は、ガイドレールと、このガイドレールに沿ってスライドするスライダを備えた公知のものである。
第1X軸テーブル13の垂直表面13aには、垂直方向に延びるY軸リニアガイド機構15を介して第1Y軸テーブル16がY軸方向にスライド可能に取り付けられている。同様に、第2X軸テーブル14の垂直表面14aにも、垂直方向に延びるY軸リニアガイド機構17を介して第2Y軸テーブル18がY軸方向にスライド可能に取り付けられている。第1、第2Y軸テーブル16、18は同一形状であり、一定厚さの上下方向に長い長方形の板である。Y軸リニアガイド機構15、17も公知の機構のものを用いることができる。
これら第1、第2Y軸テーブル16、18は相互にリンクテーブル19によって連結されている。リンクテーブル19は略五角形をした一定厚さの板であり、その対称軸を挟み両側の対称な位置において、それぞれ、第1リンク軸23および第2リンク軸24を介して第1Y軸テーブル16および第2Y軸テーブル18に連結されている。第1、第2リンク軸23、24は第1、第2Y軸テーブル16、18の各垂直表面16a、18aに垂直に固定されており、それらの軸端は、ベアリング25、26を介して、リンクテーブル19に回転自在の状態で連結されている。第1リンク軸23および第2リンク軸24の中心軸線23a、24aは、X軸およびY軸に直交するZ軸方向に延びている。したがって、第1リンク軸23、ベアリング25からなる第1連結部23Aおよび第2リンク軸24、ベアリング26からなる第2連結部24Aを介して、リンクテーブル19は、中心軸線23a、24a回りに回転自在の状態で、第1、第2Y軸テーブル16、18に連結されている。
リンクテーブル19の垂直表面19aには、スピンドル保持ケース27が取り付けられており、工具スピンドル6は回転自在の状態でスピンドル保持ケース27によって保持されている。また、加工軸モータ7はスピンドル保持ケース27の側面に取り付けられている。本例では、工具スピンドル6は、その回転中心線6aが、第1連結部23Aの中心軸線23aおよび第2連結部24Aの中心軸線24aを結ぶ線分Lの中点Oを通る当該線分の垂線に一致するように、取り付けられている。
ここで、第1、第2X軸テーブル13、14のX軸リニアガイド機構11、12には、第2X軸テーブル14をX軸方向に移動させるための単一のX軸モータ31が備わっている。これに対して、第1Y軸テーブル16および第2Y軸テーブル18のY軸リニアガイド15、17には、それぞれを個別にY軸方向に移動させるためのY軸モータ32、33が備わっている。
また、図1は揺動機構10の中立状態での位置を示してある。中立状態においては、左右の第1、第2X軸テーブル13、14が、垂直なレンズ回転中心線2aを挟み一定の間隔で左右対称の位置に配置されている。また、左右の第1、第2Y軸テーブル16、18は同一高さ位置に配置されており、これらを連結しているリンクテーブル19に搭載されている工具スピンドル6の回転中心線6aは垂直に延びており(Y軸方向に延びており)、レンズ回転中心線2aに一致している。
以下に説明するように、NC制御盤50によってX軸モータ31、Y軸モータ32、33を駆動して、第2X軸テーブル14をX軸方向に移動させ、第1、第2Y軸テーブル16、18を個別にY方向に移動させることにより、工具スピンドル6を揺動中心を中心として揺動運動させることができ、これにより、工具スピンドル6の上端に取り付けた研削工具5の球面研削面5aを揺動運動させ、レンズ素材Wに球面研削加工を施すことができる。
(揺動機構の動作)
図2および図3は、揺動機構10により研削工具5をX軸およびY軸に平行な垂直面上を揺動運動させる場合の説明図である。
まず、図2を参照して説明すると、P0及びP2はリンクテーブル19の第2リンク軸24の中心軸線24aおよび第1リンク軸23の中心軸線23aの位置を示す点である。符号Tは、これらの点P0、P2の揺動軌跡である。この揺動軌跡Tの揺動中心はPであり、その揺動半径はRである。先に述べたように、工具スピンドル6の回転中心線6aは、P0とP2を結ぶ線分Lに直交し、また、この線分Lの中点Oを通る直線OPに一致する。2Aは中心軸線23a、24a間の距離であり、直線OPの長さB、すなわち揺動中心Pの位置は、加工曲面の形状に応じて設定される。
リンクテーブル19を、リンク軸24、23の位置がP0、P2の位置にある状態から揺動中心Pを中心として角度δだけ回転させると、リンク軸24、25はP1とP3に移動する。このように、Pを中心とする半径Rの揺動軌跡T上をリンク軸24、23が動くようにリンクテーブル19を移動させることにより、従来用いていた半径Rの円弧状のカム面を有する基準カムを用いた研削装置において、カム面上にリンクテーブル19と同一形状の揺動部材を設置し、リンク軸24、23と同一の位置に取り付けられた2つのカムフォロアーをカム面に沿って移動させる場合と同一の動きをリンクテーブル19に行わせることができる。
ここで、図3を参照して説明すると、リンクテーブル19を揺動中心Pを中心として角度δだけ回転させた場合のリンク軸24、23の移動量は、XY座標を角度δだけ回転させたx´y´座標への座標変換に相当する。変換後のx´y´座標は、以下の(1)、(2)式で示す通りである。
x´=xcosδ+ysinδ・・・・(1)
y´=−xsinδ+ycosδ・・・(2)
これらの式に図2に示す変数を当てはめると、P1の座標(x1,y1)は、以下の(3)、(4)式で示す通りとなる。
x1=Acosδ−Bsinδ・・・・(3)
y1=−Asinδ−Bcosδ・・・(4)
同様に、P3の座標(x2、y2)は、以下の(5)、(6)式で示す通りとなる。
x2=−Acosδ−Bsinδ・・・(5)
y2=Asinδ−Bcosδ・・・・(6)
従って、リンク軸24、23をP0とP2からP1とP3に移動させるようにリンクテーブル19を揺動させた場合のリンク軸24のX軸方向及びY軸方向への移動量(Δx1,Δy1)は、以下の(7)、(8)式で示す通りとなる。
Δx1=−A+Acosδ−Bsinδ・・・(7)
Δy1=B−Asinδ−Bcosδ・・・・(8)
同様に、リンク軸23のX軸方向及びY軸方向への移動量(Δx2,Δy2)は、以下の(9)、(10)式で示す通りとなる。
Δx2=−A+Acosδ−Bsinδ・・・(9)
Δy2=B−Asinδ−Bcosδ・・・・(10)
ここで、リンク軸24、23にはそれぞれ第2Y軸テーブル18、第1Y軸テーブル16が連結されている。リンクテーブル19の揺動中心Pを中心とする回転を第2、第1Y軸テーブル18、16の駆動制御に基づいて行う場合には、まず、第2Y軸テーブル18の側のリンク軸24をP0からP1へ移動させることになるが、これは、第2Y軸テーブル18をX軸およびY軸方向にX軸モータ31、Y軸モータ33により移動させることにより実現できる。一方、第1Y軸テーブル16の側のリンク軸23をP2からP3に移動させるためには、Y軸モータ32によって、第1Y軸テーブル16をY軸方向に移動させ、リンク軸23の中心のY座標を(6)式で示すy2に一致させる。当該リンク軸23の中心のX座標は、第1X軸テーブル13の従動により決まる。
リンク軸23の中心のX座標が従動により決まる点についてより詳しく説明する。まず、第1Y軸テーブル16のリンク軸23の中心のY座標をy2に移動させたとき、第1、第2Y軸テーブル16、18のY軸方向の距離(リンク軸24、23のY軸方向の距離D)については、上記(4)、(6)式に基づき、以下の(11)、(12)式で示す関係が成り立つ。
D=Asinδ−Bcosδ−(−Asinδ−Bcosδ)・・・(11)
sinδ=D/2A・・・(12)
ここで、図2及び(12)式を参照すると、距離2Aはリンク軸24、23間の距離であって既定値である。また、第1Y軸テーブル16の座標をy2に移動させたことにより、リンク軸24、23を結ぶ線分Lを角度δだけ回転させたことになる。このことにより、第2、第1Y軸テーブル18、16のX軸方向の距離(リンク軸24、23のX軸方向の距離C)については、以下の(13)式で示す関係が成り立つ。すなわち、第1Y軸テーブル16のX座標が一意に定まっている。なお、この(13)式の値は、上記(3)式、(5)式を用いて算出した場合のCの値と一致する。
C=2Acosδ・・・(13)
このように、第1Y軸テーブル16については、Y軸方向にのみ独立駆動すればよく、X軸方向の座標については、他の座標や部材寸法等に基づいて一意に定まる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、1台のX軸モータ31と、第1、第2Y軸テーブル16、18を独立して移動させる2台のY軸モータ32、33を備えている。この代わりに、第1、第2X軸テーブル13、14を独立して移動させる2台のX軸テーブルと、第1、第2Y軸テーブル16、18の一方を移動させる1台のY軸テーブルを配置してもよい。
上記の実施の形態は、本発明をレンズ球面加工装置に適用したものである。本発明は、球面以外の曲面加工を行うためのレンズ加工装置にも適用できる。例えば、加工具を円錐面に沿うように移動させることにより、レンズ素材Wに円錐面加工を施すことができる。また、カーブジェネレータと同様に、非球面加工を施すことも可能である。
本発明を適用したレンズ研削装置の概略構成図である。 図1のレンズ研削装置の揺動機構の動作を示す説明図である。 図1の揺動機構の動作を示す説明図である。
符号の説明
1 球面研削装置
2 レンズ保持具
2a レンズ回転中心線
3 レンズ軸
4 レンズ軸アーム
5 研削工具
6 工具スピンドル
6a 回転中心線
7 加工軸モータ
10 揺動機構
11、12 X軸リニアガイド機構
13 第1X軸テーブル
14 第2X軸テーブル
15、17 Y軸リニアガイド機構
16 第1Y軸テーブル
18 第2Y軸テーブル
19 リンクテーブル
23 第1リンク軸
24 第2リンク軸
23A 第1連結部
24A 第2連結部
23a、24a 中心軸線
25、26 ベアリング
27 スピンドル保持ケース
31 X軸モータ
32、33 Y軸モータ
50 NC制御盤
P 揺動中心
W レンズ素材

Claims (3)

  1. X軸方向に移動可能な第1X軸テーブルおよび第2X軸テーブルと、
    前記第1X軸テーブルに、前記X軸に直交するY軸方向に移動可能な状態で搭載されている第1Y軸テーブルと、
    前記第2X軸テーブルに、前記Y軸方向に移動可能な状態で搭載されている第2Y軸テーブルと、
    前記第1Y軸テーブルに対して前記X軸および前記Y軸に直交するZ軸方向に延びる第1中心軸線回りに回転可能な状態で連結されている第1連結部、および、前記第2Y軸テーブルに対して前記Z軸方向に延びる第2中心軸線回りに回転可能な状態で連結されている第2連結部を備えたリンクテーブルと、
    前記Z軸に直交する方向に延びる状態で前記リンクテーブルに搭載されている工具スピンドルと、
    この工具スピンドルの先端に同軸状に取り付けられている研削工具などの加工具と、
    前記第1X軸テーブルを前記X軸方向に移動させるための第1駆動手段と、
    前記第1Y軸テーブルを前記Y軸方向に移動させるための第2駆動手段と、
    前記第2X軸テーブルおよび前記第2Y軸テーブルの一方を、当該テーブルの移動可能な方向である前記X軸あるいは前記Y軸の方向に移動させるための第3駆動手段とを有していることを特徴とするレンズ加工装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ加工装置において、
    前記工具スピンドルの回転中心線は、前記リンクテーブルにおける前記第1中心軸線および前記第2中心軸線を結ぶ線分の中点を通る当該線分の垂線に一致していることを特徴とするレンズ加工装置。
  3. 請求項2に記載のレンズ加工装置において、
    前記第1〜第3駆動手段を駆動制御して、前記工具スピンドルを、当該工具スピンドルの回転中心線の延長線上の点を揺動中心として揺動させる制御手段と、
    加工対象のレンズ素材を前記加工具に押し付けるためのレンズ保持具とを有しており、
    このレンズ保持具の回転中心線上に前記揺動中心が位置していることを特徴とするレンズ加工装置。
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