JP2004188557A - レンズ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カム機構を用いることなく、球心揺動方式などの各種の加工方式によりレンズ面を精度良く加工可能なレンズ加工装置を提案すること。
【解決手段】レンズ加工装置Aは、レンズ加工治具27を保持し、これを任意の軌跡に沿って移動させることのできる下軸ユニットBと、レンズ1を保持するレンズホルダ2を備えた上軸ユニットCと、レンズ交換用のコンベアユニットDと、レンズ加工治具27の移動を制御する駆動制御ユニットEとを有している。下軸ユニットBは、レンズ加工治具27をZ軸、X軸に移動可能であると共にθ軸回りに旋回可能である。これらの移動量、旋回量、移動タイミングおよび旋回タイミングを制御することにより、例えば球心揺動式によるレンズ加工を実現できる。よって、カム機構を用いることなく、各種曲面を精度良く加工可能な汎用性の高いレンズ加工装置を実現できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の加工方法によりレンズ表面を加工可能な汎用性の高いレンズ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレンズ表面の加工方法としては、オスカー式、斜軸式、球心揺動式、遊星揺動式などの方法が知られている。レンズの形状、材質などに応じて、これらの加工方法のうちの最適な加工方法が選択され、選択された加工方法により加工を行う専用のレンズ加工装置を用いてレンズ表面を加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来においては、様々な方式のレンズ加工装置を個別に用意しておく必要があるので、設備費や、設置スペースが多く必要であり、経済性に欠けるという解決すべき課題がある。
【0004】
また、従来における曲面加工を行うための球心揺動式のレンズ加工装置においては次のような解決すべき課題がある。球心揺動式のレンズ加工装置としては支点支持式と習いカム式のものがある。支点支持式のものでは構造上加工できる曲面に制限がある。
【0005】
これに対して、習いカム式のものでは、加工する曲面に応じてカムを交換する必要があるので、加工準備に時間が掛かってしまい、全体としての作業効率が悪い。また、カムの摩耗によるがた付きや、カム表面の汚れ、カム面への異物の噛み込みなどによるバウンドによって、レンズ加工治具の揺動軌道の精度を維持できない。よって、定期的なカムの点検、整備、交換などの維持管理に多大な費用および時間を要している。さらに、加工する曲面に合わせて、多数種類のカムを用意しなければならないので、設備に多額の費用を要してしまう。これに加えて、使用されているカムは、大型であり、重量が大きいので、カム交換が容易でなく、落下などの危険があり、交換のための特別な装置も必要である。また、カムの取り付け状態により加工誤差が発生し、加工精度の再現性が乏しいという問題点もある。
【0006】
一方、支点支持式および習いカム式のいずれにおいても、加工するレンズ曲面に応じて、治工具の刃先位置を高精度に調整する必要があり、調整に特殊技術が必要であり、また、調整時間も多く必要である。
【0007】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、皿型、カップ型のレンズ加工治具をカム機構を利用することなく、任意の軌跡に沿って精度良く移動可能とし、各種の加工方式によりレンズ表面を加工可能なレンズ加工装置を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のレンズ加工装置は、
加工対象のレンズを保持するためのレンズホルダと、
前記レンズホルダに保持されたレンズを加工するためのレンズ加工治具と、
前記レンズ加工治具をX軸の方向に往復移動させるためのX軸移動機構と、
前記レンズ加工治具を、X軸に直交するZ軸の方向に移動させるためのZ軸移動機構と、
前記レンズ加工治具を、前記X軸およびZ軸の双方に直交する方向に延びるθ軸を中心として旋回させるための旋回機構と、
前記レンズ加工治具を、前記θ軸を通り、前記Z軸に平行な回転中心軸線を中心として回転させるための回転機構と、
前記X軸駆動機構、前記Z軸駆動機構、および前記旋回機構を駆動制御して、前記レンズ加工治具のX軸方向への移動動作、Z軸方向への移動動作、および前記θ軸を中心とする回転動作を、同時あるいは選択的に行わせる駆動制御手段と、
を有していることを特徴としている。
【0009】
本発明のレンズ加工装置においては、マイクロコンピュータなどから構成可能な駆動制御手段により、レンズ加工治具の直交する2軸方向の送り動作と、θ軸回りの旋回動作とを同時または選択的に行わせて、当該レンズ加工治具を任意の軌跡に沿って移動させることが可能である。
【0010】
例えば、前記駆動制御手段によって前記X軸駆動機構および前記Z軸駆動機構を制御して、前記レンズ加工治具を円軌道を描くように揺動させると共に、前記旋回機構により、前記回転中心軸線が当該円軌道の中心を通るように前記レンズ加工治具を旋回させることにより、従来の球心揺動方式に対応するレンズ加工を実現できる。
【0011】
ここで、2軸方向の送り動作および旋回動作はサーボモータを利用して精度良く行うことが可能である。よって、本発明によれば、任意の曲面にレンズを加工でき、支点支持球心揺動方式の加工範囲の制限を除去でき、また、カム機構を使用する必要がないので、カム交換に伴う問題、および各種のカムを取り揃えていかなければならないという問題も解消できる。
【0012】
また、X軸駆動機構、Z軸駆動機構は、ガイドおよびテーブルからなる剛性の高い機構から構成できるので、レンズ加工治具の移動軌跡を長時間、高精度に維持できる。よって、習い式、カム式および球心揺動方式における精度維持の問題を解消できる。
【0013】
次に、本発明のレンズ加工装置は、前記レンズ加工治具を、前記X軸およびZ軸の双方に直交するY軸の方向に移動させるY軸駆動機構を有していることが望ましい。
【0014】
Y軸駆動機構によりレンズ加工治具をY軸方向の任意の位置に位置決めし、この位置においてX軸駆動機構によりレンズ加工治具をX軸方向に往復運動させることにより、従来のオスカー方式に対応する加工方法によりレンズ表面を加工できる。また、X軸駆動機構、Z軸駆動機構、および旋回機構を個別に制御して、レンズ加工治具を所定の位置に移動、固定させることにより、従来の斜軸方式に対応する加工方法によりレンズ表面を加工できる。
【0015】
このように、本発明によれば、多種の加工方式による加工を、1台のレンズ加工装置で賄うことができるので、汎用性の高いレンズ加工装置を実現でき、設備費用や設置スペースを削減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ加工装置の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るレンズ加工装置を示す機構図であり、図2は当該レンズ加工装置による典型的な加工動作を示す説明図である。
【0017】
レンズ加工装置Aは、下軸ユニットBと、この下軸ユニットBの直上位置に配置されている上軸ユニットCと、これら下軸ユニットBおよび上軸ユニットCの間の高さ位置に配置されているコンベアユニットDと、各部の駆動制御を司る駆動制御ユニットEとを有している。下軸ユニットBはレンズ表面加工用のレンズ加工治具を上向き状態で保持しており、上軸ユニットCは、レンズ加工治具によって加工されるレンズを保持するためのレンズホルダを下向き状態で保持している。コンベアユニットDは加工対象のレンズをレンズホルダに供給すると共に、加工終了後のレンズをレンズホルダから回収するためのものである。
【0018】
下軸ユニットBは、水平方向に延びるX軸ガイド14と、このX軸ガイド14に沿ってX軸方向にスライド自在なX軸テーブル14aと、X軸テーブル14aをX軸方向に送るためのX軸送りねじ15と、駆動源であるX軸サーボモータ16からなるX軸移動機構を備えている。また、X軸テーブル14aの表面に取り付けたX軸に直交する垂直方向に延びるZ軸ガイド17と、このZ軸ガイド17に沿ってZ軸方向にスライド自在なZ軸テーブル17aと、Z軸テーブル17aをZ軸方向に送るためのZ軸送りねじ18と、駆動源であるZ軸サーボモータ19からなるZ軸移動機構を備えている。
【0019】
さらに、Z軸テーブル14aには、X軸およびZ軸の双方に直交する前後方向に水平に延びるθ軸20aの方向に沿ってθ軸サーボモータ20が取り付けられており、このθ軸サーボモータ20の回転軸20bはZ軸テーブル17aを貫通して前方に突出している。この先端には、θブラケット26が取り付けられている。これらθ軸サーボモータ20およびθブラケット26により旋回機構が構成されている。
【0020】
さらには、θブラケット26には、Y軸マイクロヘッド21(Y軸移動機構)により位置決めされたスピンドルケース25が支持されている。スピンドルケース25にはスピンドル22が回転自在に支持され、このスピンドル22はスピンドル駆動モータ23によって回転駆動される。スピンドル22の上端にはレンズ加工治具、例えばカップ型治具27が同軸状態で上向きに取り付けられている。これらスピンドルケース25、スピンドル22およびスピンドル駆動モータ23によって、回転機構が構成されている。
【0021】
次に、上軸ユニットCは、Z軸に平行な方向に延びるホルダ軸ガイド5と、このホルダ軸ガイド5に沿ってZ軸方向にスライド自在なホルダ軸テーブル4aとを備えており、このホルダ軸テーブル4aにはホルダ軸ベース4が固定されている。ホルダ軸テーブル4aは、ホルダ軸送りねじ6およびホルダ軸サーボモータ7からなる送り機構によってZ軸方向に移動可能である。ホルダ軸ベース4にはZ軸方向に向けてホルダ軸3が支持され、当該ホルダ軸3は常に、ホルダ加圧スプリング8によって下方に付勢されている。このホルダ加圧スプリング8による加圧力は、加圧調整ボルト9によって調整可能である。ホルダ軸3の下端にはレンズホルダ2が保持されており、このレンズホルダ2によって加工対象のレンズ1が保持されるようになっている。
【0022】
レンズホルダ2は、皿型あるいはカップ型治具27による加工中において、ホルダ駆動モータ28により、回転させることが可能である。また、皿型、カップ型治具27の回転に追従させて回転することが可能である。さらに、レンズホルダ2はホルダ軸3を介して、ホルダ軸加圧スプリング8によって加圧されている。加圧の方法は、スプリングの他に、重りや、空圧シリンダ、油圧シリンダによることも可能である。
【0023】
一方、コンベアユニットDは、レンズケース10を搬送するコンベア11と、コンベア11を回転駆動させるためのコンベア駆動モータ12とを備えている。これらコンベア11およびコンベア駆動モータ12は、コンベア前後シリンダ13によって、上軸ユニットCおよび下軸ユニットBの間の位置と、ここから退避した位置とに移動可能である。
【0024】
コンベア11は、退避位置において、レンズケース10を搬送して、加工が終了したレンズの入ったレンズケース10と未加工のレンズが入ったレンズケース10を交換し、コンベアの端に到ったレンズケース10を次工程のコンベアに移載し、前工程のコンベアより排出されるレンズケース10を受け取る。
【0025】
しかる後に、コンベア11は前進して、レンズケース10を上軸ユニットの下方に位置させ、レンズホルダ2にレンズ1を供給し、あるいはレンズホルダ2から加工済みのレンズ1を受け取り、後退位置まで移動する。
【0026】
上軸ユニットCは、レンズホルダ2を、前進したコンベア11に載っているレンズケース10の直上に位置させ、レンズホルダ2に、レンズケース10のレンズを真空引きにより吸着し、あるいはチャックにより保持し、一旦退避させる。レンズケース10がコンベア11と共に後退した後は、皿型、あるいはカップ型治具27による加工位置まで移動させる。
【0027】
皿型、カップ型治具27による加工が終了した後は、レンズホルダ2によりレンズ1を治具27から後退させ、コンベヤ11が前進してレンズケース10が下方に位置するのを待って、レンズホルダ10の真上において、レンズホルダ2は、圧空による吸着開放、またはチャックの開放により、レンズ1をレンズケース10に落下させ、ここに収納する。この後、レンズホルダ2を退避させる。
【0028】
(動作例)
この構成のレンズ加工装置Aによる動作例、例えば、球心揺動式の加工を行う場合の動作例を説明する。図2を参照して説明すると、移動の条件として、加工半径R(m)、左角度θL(度)、右角度θR(度)を設定する。X軸駆動機構、Z軸駆動機構、およびθ軸回りの旋回機構により、レンズ加工治具27の中心は、初期位置X0(m)、Z0(m)、θ0(度)から、中心点Oを中心として、角度θd(度)旋回して、次の座標位置に移動する。
X=Rsinθd(m)
Z=R(1−cosθd)(m)
【0029】
揺動角θdを漸増させ、θL(度)まで移動させる。次に、θd(度)を漸減させ、θR(度)まで移動させる。θdの増加による移動と、θdの減少による移動を繰り返すことにより、中心点Oを中心とする揺動運動を行わせることができる。
【0030】
ここで、皿型、またはカップ型治具27の摩耗による誤差は、加工半径Rの値を減少させ、中心点OのZ軸の値を増加することにより、補正することができる。
【0031】
また、加工半径Rに正の値を与えることで、レンズ凸面の加工ができ、負の値を与えることでレンズ凹面の加工ができる。
【0032】
一方、下軸ユニットによるレンズ加工治具27の移動の条件として、加工半径を無限大とし、左角度および右角度を、角度ではなく距離で設定することにより、X軸方向の横移動のみが発生するので、Y軸の移動と併せれば、オスカー式の加工を実現できる。
【0033】
また、X軸、Z軸およびY軸方向の移動を阻止し、且つ、θ軸回りの旋回を阻止して、任意の位置および角度の状態にレンズ加工治具27を固定して加工を行えば、斜軸式の加工を実現できる。
【0034】
(その他の実施の形態)
ワーク(レンズ)が少数の場合、あるいは外径が大きい場合、または安価で簡易な手段を構築するためには、コンベアユニットDの代わりに、電動およびエアーインデックスなどにより回転するターンテーブルを配置してワークの供給、および回収を行うようにしてもよい。勿論、ワーク交換装置を用いずに、手作業によりワークを着脱してもよい。
【0035】
また、下軸ユニットBのY軸マイクロヘッド21を、送りねじとサーボモータからなるY軸移動機構に置き換えることも可能である。この場合には、当該Y軸移動機構とX軸移動機構を同時に駆動することにより、遊星方式によるレンズ面加工を実現できる。
【0036】
さらに、X軸、Z軸、θ軸回りの角度からなる座標により規定されるレンズ加工治具の移動位置の計算式を変更することにより、球面レンズだけでなく、非球面レンズなどの多重曲面の加工も可能になる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ加工装置によれば、従来、多種のレンズ加工装置を必要としていたレンズ加工を1台に集約することができる。よって、設備投資、設置スペース、遊休機械を削減できる。
【0038】
また、加工範囲に制約がなく、カム交換などの加工準備に用する時間も大幅に削減できるので、作業効率を改善できる。
【0039】
さらに、重量のあるカム機構を用いる必要がないので、カム交換が不要となるなど作業の安全性が高まり、女性等の非力な作業員でも、特別な装置を用いることなく、加工の準備を整えることができる。
【0040】
さらにまた、X軸、Z軸移動機構はテーブル機構により構築できるので、剛性が高く、振動発生なくレンズ加工治具を移動させることができる。よって、レンズ加工治具の移動軌跡を長時間精度良く保持できるので、信頼性の高い加工を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したレンズ加工装置の機構図である。
【図2】図1のレンズ加工装置による球心揺動式のレンズ加工例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レンズ
2 レンズホルダ
3 ホルダ軸ガイド
4 ホルダ軸ベース
5 ホルダ軸ガイド
6 ホルダ軸送りねじ
7 ホルダ軸サーボモータ
8 ホルダ加圧スプリング
9 加圧調整ボルト
10 レンズケース
11 コンベア
12 コンベア駆動モータ
13 コンベア前後シリンダ
14 X軸ガイド
14a X軸テーブル
15 X軸送りねじ
16 X軸サーボモータ
17 Z軸ガイド
17a Z軸テーブル
18 Z軸送りねじ
19 Z軸サーボモータ
20 θ軸サーボモータ
20a θ軸
20b モータ回転軸
21 Y軸マイクロヘッド
22 スピンドル
23 スピンドル駆動モータ
24 スピンドル駆動ベルト
25 スピンドルケース
26 θブラケット
27 レンズ加工治具
28 ホルダ軸駆動モータ
A レンズ加工装置
B 下軸ユニット
C 上軸ユニット
D コンベアユニット
E 駆動制御ユニット

Claims (7)

  1. 加工対象のレンズを保持するためのレンズホルダと、
    前記レンズホルダに保持されたレンズを加工するためのレンズ加工治具と、
    前記レンズ加工治具をX軸の方向に往復移動させるためのX軸移動機構と、
    前記レンズ加工治具を、X軸に直交するZ軸の方向に移動させるためのZ軸移動機構と、
    前記レンズ加工治具を、前記X軸およびZ軸の双方に直交する方向に延びるθ軸を中心として旋回させるための旋回機構と、
    前記レンズ加工治具を、前記θ軸を通り、前記Z軸に平行な回転中心軸線を中心として回転させるための回転機構と、
    前記X軸駆動機構、前記Z軸駆動機構、および前記旋回機構を駆動制御して、前記レンズ加工治具のX軸方向への移動動作、Z軸方向への移動動作、および前記θ軸を中心とする回転動作を、同時あるいは選択的に行わせる駆動制御手段と、
    を有しているレンズ加工装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動制御手段は、前記X軸駆動機構および前記Z軸駆動機構により、前記レンズ加工治具を円軌道を描くように揺動させると共に、前記旋回機構により、前記回転中心軸線が当該円軌道の中心を通るように前記レンズ加工治具を旋回させることを特徴とするレンズ加工装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記駆動制御手段は、前記X軸駆動機構および前記Z軸駆動機構により、前記レンズ加工治具をX軸およびZ軸上の所定の位置に位置決めし、当該位置において、前記旋回機構により、当該レンズ加工治具を旋回させることを特徴とするレンズ加工装置。
  4. 請求項1、2または3において、
    前記レンズ加工治具を、前記X軸およびZ軸の双方に直交するY軸の方向に移動させるY軸駆動機構を有していることを特徴とするレンズ加工装置。
  5. 請求項4において、
    前記駆動制御手段は、前記X軸駆動機構、前記Z軸駆動機構、前記旋回機構および前記Y軸駆動機構により、前記回転中心軸線が任意の点を中心として揺動するように、前記レンズ加工治具を移動させることを特徴とするレンズ加工装置。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記X軸駆動機構によって前記Z軸駆動機構が支持され、
    前記Z軸駆動機構によって前記旋回機構が支持され、
    前記旋回機構によって前記回転機構が支持され、
    この回転機構によって前記レンズ加工治具が直接に支持されていることを特徴とするレンズ加工装置。
  7. 請求項6において、
    前記レンズ加工治具を前記X軸およびZ軸の双方に直交するY軸の方向に移動させるY軸駆動機構は、前記Z軸駆動機構に対して、前記旋回機構をY軸方向に相対移動させるものであることを特徴とするレンズ加工装置。
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