JP2009174488A - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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    • F01L2305/00Valve arrangements comprising rollers

Abstract

【課題】アジャストスクリュの回転が円滑なラッシュアジャスタを提供する。
【解決手段】シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴12に挿入されるナット部材13と、そのナット部材13の内周の雌ねじ14にねじ係合する雄ねじ15を外周に有するアジャストスクリュ16と、そのアジャストスクリュ16を付勢するリターンスプリング17とを有し、アジャストスクリュ16の突出端26で動弁装置のアーム7を支持するラッシュアジャスタ1において、アジャストスクリュ16を中実構造とし、そのアジャストスクリュ16のナット部材13への挿入端に点接触するスプリングシート18をアジャストスクリュ16とリターンスプリング17の間に組み込み、そのスプリングシート18をナット部材13の内周に軸方向に摺動可能に嵌合させ、その嵌合によって、アジャストスクリュ16とスプリングシート18を同軸に保持する。
【選択図】図2

Description

この発明は、エンジンの動弁装置に組み込まれるラッシュアジャスタに関する。
エンジンの吸気ポートまたは排気ポートに設けたバルブを動作させる動弁装置として、一端部を支点として揺動可能に支持されたアームの中央部をカムで押し下げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(スイングアーム式動弁装置)や、中央部を支点として揺動可能に支持されたアームの一端部をカムで押し上げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたもの(ロッカアーム式動弁装置)、上下にスライド可能に支持されたバルブリフタをカムで押し下げ、そのバルブリフタでバルブステムを押し下げるようにしたもの(ダイレクト式動弁装置)などが知られている。
これらの動弁装置は、エンジン作動中、動弁装置の構成部材間に生じる熱膨張差によって、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音や圧縮漏れを生じる恐れがある。また、動弁装置の摺動部が摩耗しても、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音を生じる恐れがある。
この異音や圧縮漏れを防止するため、一般に、動弁装置にはラッシュアジャスタが組み込まれ、そのラッシュアジャスタで動弁装置の構成部材間の隙間の変化を吸収する。
このようなラッシュアジャスタとして、上記スイングアーム式動弁装置においては、シリンダヘッドの上面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出端で動弁装置のアームを揺動可能に支持するものが知られている(特許文献1)。
また、上記ダイレクト式動弁装置においては、シリンダヘッドに形成されたガイド孔に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディと、そのリフタボディと一体に上下動するナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出端で動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献2)。
また、上記ロッカアーム式動弁装置においては、カムの回転に応じて揺動するアームの下面に開口した収容穴に挿入されるナット部材と、そのナット部材の内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ナット部材から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有し、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出端で動弁装置のバルブステムを押圧するものが知られている(特許文献3)。
これらのラッシュアジャスタにおいて、アジャストスクリュの雄ねじとナット部材の雌ねじは、アジャストスクリュをナット部材内に押し込む方向(以下、「押し込み方向」という)の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されており、カムの回転によりアジャストスクリュに押し込み方向の力が作用したときは、アジャストスクリュの雄ねじの圧力側フランクが、ナット部材の雌ねじの圧力側フランクで受け止められ、アジャストスクリュの軸方向位置が固定される。
また、動弁装置の熱膨張などによって、動弁装置の構成部材間の隙間が変化したときは、その隙間の変化に応じて、アジャストスクリュがナット部材内を回転しながら軸方向に移動し、動弁装置の構成部材間の隙間の変化を吸収する。
特開2005−273510号公報 特開2003−227318号公報 特開2006−132426号公報
ところで、特許文献1,3に記載のラッシュアジャスタは、アジャストスクリュのナット部材への挿入端にリターンスプリングが直接接触している。そのため、アジャストスクリュが回転しながら軸方向に移動するときに、アジャストスクリュとリターンスプリングの間の摩擦によって、アジャストスクリュが円滑に回転しない恐れがあった。
一方、特許文献2に記載のラッシュアジャスタは、アジャストスクリュとリターンスプリングの間の摩擦を防止するため、リターンスプリングとアジャストスクリュの間にスプリングシートを組み込んでいる。このスプリングシートは、アジャストスクリュに対する接触面が凸球面となっており、その凸球面がアジャストスクリュに点接触している。
さらに、このラッシュアジャスタのアジャストスクリュは、ナット部材への挿入端が開口する円筒状の中空構造となっており、そのアジャストスクリュの内周にスプリングシートを相対回転可能に嵌合させ、その嵌合によって、アジャストスクリュとスプリングシートを同軸に保持している。
しかし、このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュの内周にスプリングシートを嵌合させているので、スプリングシートの外周がアジャストスクリュに接触し、その接触面間の摩擦によって、アジャストスクリュが円滑に回転しない恐れがあった。
この発明が解決しようとする課題は、アジャストスクリュの回転が円滑なラッシュアジャスタを提供することである。
上記の課題を解決するため、前記アジャストスクリュを中実構造とし、そのアジャストスクリュのナット部材への挿入端に点接触するスプリングシートをアジャストスクリュとリターンスプリングの間に組み込み、そのスプリングシートを前記ナット部材の内周に軸方向に摺動可能に嵌合させ、その嵌合によって、前記アジャストスクリュとスプリングシートを同軸に保持した。
このラッシュアジャスタは、前記スプリングシートを前記ナット部材の内周の雌ねじに軸方向に摺動可能に嵌合させる場合、そのスプリングシートの前記雌ねじに対する嵌合面の軸方向長さを雌ねじのピッチよりも長くすると好ましい。
また、前記スプリングシートとしては、例えば、前記ナット部材の内周に嵌合する円筒部と、前記アジャストスクリュのナット部材への挿入端に点接触する端部とからなり、そのスプリングシートの円筒部内に前記リターンスプリングを挿入した構成のものを採用することができる。
また、前記アジャストスクリュと前記スプリングシートの接触面は、一方を凸球面とし、他方を平面としてもよく、一方を凸球面とし、他方を凹球面としてもよく、また、一方を凸球面とし、他方も凸球面としてもよい。
この発明のラッシュアジャスタは、ナット部材の内周にスプリングシートを嵌合させたので、スプリングシートの外周がアジャストスクリュに接触せず、スプリングシートの外周とアジャストスクリュとの間に摩擦が生じない。また、スプリングシートの外周がナット部材の内周に接触しても、アジャストスクリュの回転が妨げられることはない。そのため、アジャストスクリュが円滑に回転可能である。
さらに、スプリングシートのナット部材の内周に対する嵌合面の軸方向長さを、ナット部材の内周の雌ねじのピッチよりも長くしたものは、スプリングシートの嵌合面が全周にわたって雌ねじで案内されるので、嵌合面の軸方向長さを雌ねじのピッチよりも短くしたものと比較して、スプリングシートの径方向位置が安定しやすい。
また、前記スプリングシートが、前記ナット部材の内周に嵌合する円筒部と、前記アジャストスクリュのナット部材への挿入端に点接触する端部とからなり、そのスプリングシートの円筒部内に前記リターンスプリングを挿入したものは、スプリングシートのナット部材の内周に対する嵌合面が、リターンスプリングと径方向に重なるので、ラッシュアジャスタの軸方向長さを抑えることができる。
また、前記アジャストスクリュと前記スプリングシートの接触面のうち、一方を凸球面とし、他方を平面としたものは、接触面の加工が容易であり、低コストである。
また、前記アジャストスクリュと前記スプリングシートの接触面のうち、一方を凸球面とし、他方を凹球面としたものは、スプリングシートの姿勢が傾きにくく、アジャストスクリュとスプリングシートの接触位置が安定する。
また、前記アジャストスクリュと前記スプリングシートの接触面のうち、一方を凸球面とし、他方も凸球面としたものは、その接触面間の摩擦が極めて小さく、アジャストスクリュの回転抵抗をより低減することができる。
図1に、この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタ1を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド2の吸気ポート3に設けられたバルブ4と、そのバルブ4に接続されたバルブステム5と、カム6の回転に応じて揺動するアーム7とを有する。
バルブステム5は、バルブ4から上方に延び、シリンダヘッド2を摺動可能に貫通している。バルブステム5の上部外周には、環状のスプリングリテーナ8が固定され、スプリングリテーナ8の下面とシリンダヘッド2の上面の間にバルブスプリング9が組み込まれている。バルブスプリング9は、スプリングリテーナ8を介してバルブステム5を上方に付勢し、その付勢力によってバルブ4をバルブシート10に着座させている。
アーム7は、一方の端部がラッシュアジャスタ1で支持され、他方の端部がバルブステム5の上端に接触している。また、アーム7の中央部にはローラ11が取り付けられ、ローラ11は、アーム7の上方に設けられたカム6に接触している。
図2に示すように、ラッシュアジャスタ1は、シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴12に挿入される筒状のナット部材13と、ナット部材13の内周に形成された雌ねじ14にねじ係合する雄ねじ15を下部外周に有するアジャストスクリュ16と、アジャストスクリュ16を付勢するリターンスプリング17と、リターンスプリング17とアジャストスクリュ16の間に組み込まれたスプリングシート18とからなる。
雄ねじ15と雌ねじ14は、軸線に沿った断面形状が非対称形状の鋸歯状に形成されており、アジャストスクリュ16をナット部材13に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク19のフランク角が、遊び側フランク20のフランク角よりも大きくなっている。
リターンスプリング17は、下端がナット部材13の底部21で支持され、上端がスプリングシート18を介してアジャストスクリュ16を押圧しており、その押圧によって、アジャストスクリュ16をナット部材13から上方に突出する方向に付勢している。
アジャストスクリュ16は中実構造となっており、ナット部材13への挿入端に凸球面22が形成されている。一方、スプリングシート18は、凸球面22に接触する平面23を有する。ここで、アジャストスクリュ16の凸球面22と、スプリングシート18の平面23は、アジャストスクリュ16の回転中心で点接触している。
スプリングシート18は、ナット部材13の内周の雌ねじ14に軸方向に摺動可能に嵌合しており、その嵌合によって、アジャストスクリュ16とスプリングシート18が同軸に保持されている。また、スプリングシート18の雌ねじ14に対する嵌合面24は円筒状に形成されており、その嵌合面24の軸方向長さは、雌ねじ14のピッチよりも長い。
また、スプリングシート18には、リターンスプリング17の端部内周に嵌合する突起25が形成され、その突起25の嵌合によって、リターンスプリング17とスプリングシート18が同軸に保持されている。リターンスプリング17は、図に示すように、スプリングシート18からナット部材13の底部21に向かって拡径する円錐コイルばねを用いると、リターンスプリング17が座屈しにくくなり、リターンスプリング17の信頼性を向上させることができる。
アジャストスクリュ16のナット部材13からの突出端26は、アーム7の端部下面に形成された凹部27に嵌合し、その突出端26を中心としてアーム7を揺動可能に支持している。
次に、ラッシュアジャスタ1の動作例を説明する。
エンジンの作動によりカム6が回転して、カム6のカム山部6aがアーム7を押し下げると、バルブ4がバルブシート10から離れて、吸気ポート3を開く。このとき、アジャストスクリュ16に押し込み方向の力が作用するが、アジャストスクリュ16の雄ねじ15とナット部材13の雌ねじ14の間の摩擦抵抗によってアジャストスクリュ16の回転が防止され、その結果、アジャストスクリュ16の軸方向位置が固定される。
さらに、カム6が回転して、カム山部6aがローラ11の位置を過ぎると、バルブスプリング9の付勢力によってバルブステム5が上昇し、バルブ4がバルブシート10に着座して、吸気ポート3を閉じる。
なお、厳密には、カム6のカム山部6aがアーム7を押し下げるとき、雄ねじ15の圧力側フランク19と雌ねじ14の圧力側フランク19との間で微小な滑りが生じるが、カム山部6aがローラ11の位置を通り過ぎてから再びローラ11の位置に来るまでの間、アジャストスクリュ16に作用する押し込み方向の荷重が解除されるので、リターンスプリング17の付勢力によってアジャストスクリュ16の位置は元に戻る。
また、エンジン作動中に、シリンダヘッド2、バルブステム5、アーム7など、動弁装置の構成部材間に熱膨張差が生じ、カム6とアーム7の間の距離が大きくなったときは、リターンスプリング17の付勢力によってアジャストスクリュ16が回転しながら突出方向に移動するので、カム6のベースサークル6bとローラ11の間に隙間が生じない。
反対に、バルブ4とバルブシート10の接触面が摩耗したときは、カム6のベースサークル6bがローラ11の位置にあるときにも、バルブスプリング9の付勢力がアジャストスクリュ16に押し込み荷重としてかかり続けるため、カム山部6aがローラ11の位置を通過する時に生じる雄ねじ15と雌ねじ14の間で生じる微小な滑りが累積され、アジャストスクリュ16が押し込み方向に徐々に移動する。その結果、バルブステム5が上昇するので、バルブ4とバルブシート10の接触面間に隙間が生じない。
このラッシュアジャスタ1は、ナット部材13の内周にスプリングシート18を嵌合させているので、スプリングシート18の外周がアジャストスクリュ16に接触せず、スプリングシート18の外周とアジャストスクリュ16との間に摩擦が生じない。また、スプリングシート18の外周がナット部材13の内周に接触しても、アジャストスクリュ16の回転が妨げられることはない。そのため、アジャストスクリュ16が円滑に回転可能である。
また、このラッシュアジャスタ1は、スプリングシート18の嵌合面24の軸方向長さが、ナット部材13の内周の雌ねじ14のピッチよりも長いので、スプリングシート18の嵌合面24が全周にわたって雌ねじ14で案内される。そのため、嵌合面24の軸方向長さを雌ねじ14のピッチよりも短くしたラッシュアジャスタと比較して、スプリングシート18の径方向位置が安定しやすい。
また、このラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ16が中実構造なので、ナット部材13への挿入端が開口する中空構造のアジャストスクリュを採用したラッシュアジャスタと比較して、アジャストスクリュ16の剛性が高い。そのため、アジャストスクリュ16の外周の雄ねじ15を転造で形成する場合に、雄ねじ15が不完全ねじになりにくい。
上記実施形態では、アジャストスクリュ16とスプリングシート18の接触面のうち、アジャストスクリュ16側の接触面を凸球面22とし、スプリングシート18側の接触面を平面23としたが、図4に示すように、アジャストスクリュ16側の接触面を平面28とし、スプリングシート18側の接触面を凸球面29としてもよい。このように、アジャストスクリュ16とスプリングシート18の接触面のうち、一方を凸球面とし、他方を平面とすると、接触面の加工が容易であり、低コストである。
また、アジャストスクリュ16とスプリングシート18の接触面は、図3に示すように、アジャストスクリュ16側の接触面を凸球面30とし、スプリングシート18側の接触面を、凸球面30よりも曲率半径の大きい凹球面31としてもよい。このようにすると、スプリングシート18の姿勢が傾きにくくなり、アジャストスクリュ16とスプリングシート18の接触位置が安定する。同様に、スプリングシート18側の接触面を凸球面(図示せず)とし、アジャストスクリュ16側の接触面を凹球面(図示せず)としてもよい。
また、アジャストスクリュ16とスプリングシート18の接触面は、図5に示すように、アジャストスクリュ16側の接触面を凸球面32とし、スプリングシート18側の接触面も凸球面33としてもよい。このようにすると、アジャストスクリュ16とスプリングシート18の接触面間の摩擦が極めて小さくなり、アジャストスクリュ16の回転抵抗をより低減することができる。
また、上記実施形態では、中実のスプリングシート18をナット部材13の内周に嵌合させ、そのスプリングシート18をアジャストスクリュ16のナット部材13への挿入端に点接触させているが、スプリングシート18に換えて、図6に示すように、ナット部材13の内周に嵌合する円筒部34と、アジャストスクリュ16のナット部材13への挿入端に点接触する端部35とからなるスプリングシート36を採用し、そのスプリングシート36の円筒部34内にリターンスプリング17を挿入してもよい。このようにすると、スプリングシート36のナット部材13の内周に対する嵌合面37が、リターンスプリング17と径方向に重なるので、ラッシュアジャスタ1の軸方向長さを抑えることができる。
また、スプリングシート36の嵌合面37の軸方向長さは、図6に示すように、雌ねじ14の2ピッチ分の長さよりも長くするとより好ましい。このようにすると、スプリングシート36がいずれの軸方向位置にあるときにも、スプリングシート36の嵌合面37が、軸方向に離れた2点以上の位置を雌ねじ14で案内されるので、スプリングシート36の姿勢が傾きにくくなり、アジャストスクリュ16とスプリングシート36の接触位置を安定させることができる。
円筒部34と端部35とからなるスプリングシート36を採用する場合も、アジャストスクリュ16とスプリングシート36の接触面は、図6、図8に示すように、一方を凸球面38とし、他方を平面39とすると、接触面の加工が容易となり、加工コストを低減することができる。また、図7に示すように、一方を凸球面40とし、他方を凹球面41とすると、凸球面40と凹球面41の接触によって、スプリングシート36の姿勢の傾きを防止することができる。また、図9に示すように、一方を凸球面42とし、他方も凸球面43とすると、アジャストスクリュ16とスプリングシート36の接触面間の摩擦が極めて小さくなり、アジャストスクリュ16の回転抵抗をより低減することができる。
図10に、この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタ51を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、第1実施形態と同様、シリンダヘッド52の吸気ポート53に設けられたバルブ54と、そのバルブ54に接続されたバルブステム55とを有する。バルブステム55は、バルブ54から上方に延びており、バルブステム55の上部にはスプリングリテーナ56が固定されている。スプリングリテーナ56は、バルブスプリング57によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ54をバルブシート58に着座させている。
ラッシュアジャスタ51は、シリンダヘッド52に形成されたガイド孔59に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディ60と、リフタボディ60と一体に上下動するナット部材61と、そのナット部材61の内周に形成された雌ねじ62にねじ係合する雄ねじ63を外周に有するアジャストスクリュ64と、そのアジャストスクリュ64を付勢するリターンスプリング65と、アジャストスクリュ64とリターンスプリング65の間に組み込まれたスプリングシート66とからなる。
リフタボディ60は、筒部67と、筒部67の上端を閉塞する端板68とからなる。端板68の上面には、硬質のシム69が固定され、そのシム69にカム70が接触している。ナット部材61は、端板68の中央に一体に形成され、ナット部材61の上端がシム69で閉塞されている。
雄ねじ63と雌ねじ62は、アジャストスクリュ64をナット部材61に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きくなっている。
リターンスプリング65は、上端がシム69で支持され、下端がスプリングシート66を介してアジャストスクリュ64を押圧しており、その押圧によって、アジャストスクリュ64をナット部材61から下方に突出する方向に付勢している。アジャストスクリュ64のナット部材61からの突出端は、バルブステム55の上端を押圧している。
アジャストスクリュ64は中実構造となっており、ナット部材61への挿入端に凸球面が形成されている。一方、スプリングシート66は、凸球面に接触する平面を有する。ここで、アジャストスクリュ64とスプリングシート66は、アジャストスクリュ64の回転中心で点接触している。
スプリングシート66は、ナット部材61の内周の雌ねじ62に軸方向に摺動可能に嵌合しており、その嵌合によって、アジャストスクリュ64とスプリングシート66が同軸に保持されている。また、スプリングシート66の雌ねじ62に対する嵌合面は円筒状に形成されており、その嵌合面の軸方向長さは、雌ねじ62のピッチよりも長い。ここで、スプリングシート66は、ナット部材61の内周に嵌合する円筒部71と、アジャストスクリュ64のナット部材61への挿入端に点接触する端部72とからなり、円筒部71内にリターンスプリング65が挿入されている。
このラッシュアジャスタ51は、第1実施形態と同様、ナット部材61の内周にスプリングシート66を嵌合させているので、スプリングシート66の外周がアジャストスクリュ64に接触せず、スプリングシート66の外周とアジャストスクリュ64との間に摩擦が生じない。また、スプリングシート66の外周がナット部材61の内周に接触しても、アジャストスクリュ64の回転が妨げられることはない。そのため、アジャストスクリュ64が円滑に回転可能である。
また、このラッシュアジャスタ51は、スプリングシート66の嵌合面の軸方向長さが、ナット部材61の内周の雌ねじ62のピッチよりも長いので、スプリングシート66の嵌合面が全周にわたって雌ねじ62で案内される。そのため、嵌合面の軸方向長さを雌ねじ62のピッチよりも短くしたラッシュアジャスタと比較して、スプリングシート66の径方向位置が安定しやすい。
また、このラッシュアジャスタ51は、アジャストスクリュ64が中実構造なので、ナット部材61への挿入端が開口する中空構造のアジャストスクリュを採用したラッシュアジャスタと比較して、アジャストスクリュ64の剛性が高い。そのため、アジャストスクリュ64の外周の雄ねじ63を転造で形成する場合に、雄ねじ63が不完全ねじになりにくい。
この実施形態では、アジャストスクリュ64とスプリングシート66の接触面のうち、アジャストスクリュ64側の接触面を凸球面とし、スプリングシート66側の接触面を平面としたが、第1実施形態と同様、アジャストスクリュ64側の接触面を平面とし、スプリングシート66側の接触面を凸球面としてもよい。また、アジャストスクリュ64とスプリングシート66の接触面のうち、いずれか一方を凸球面とし、他方を凹球面としてもよく、一方を凸球面とし、他方も凸球面としてもよい。
また、この実施形態では、ラッシュアジャスタ51の軸方向長さを抑えるため、ナット部材61の内周に嵌合する円筒部71と、アジャストスクリュ64のナット部材61への挿入端に点接触する端部72とからなるスプリングシート66を採用し、そのスプリングシート66の円筒部71内にリターンスプリング65を挿入しているが、第1実施形態と同様、中実のスプリングシート(図示せず)をナット部材61の内周に嵌合させ、そのスプリングシートがアジャストスクリュ64のナット部材61への挿入端に点接触するようにしてもよい。
また、この実施形態では、ナット部材61とリフタボディ60を一体に形成しているが、ナット部材61は、リフタボディ60と別体に形成し、そのナット部材61をリフタボディ60に固定してもよい。要は、リフタボディが上下動したときに、そのリフタボディと一体にナット部材が上下動すればよい。
図11に、この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタ81を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド82の吸気ポート83に設けられたバルブ84と、そのバルブ84に接続されたバルブステム85と、支点軸86を中心として揺動可能に支持されたアーム87とを有する。バルブステム85は、バルブ84から上方に延びており、バルブステム85の上部にはスプリングリテーナ88が固定されている。スプリングリテーナ88は、バルブスプリング89によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ84をバルブシート90に着座させている。
アーム87は、中央部を支点軸86で揺動可能に支持されている。アーム87の一方の端部には、カム91に接触するローラ92が取り付けられ、カム91の回転に応じてアーム87が揺動するようになっている。また、アーム87の他方の端部にはラッシュアジャスタ81が組み込まれている。
ラッシュアジャスタ81は、ナット部材93と、アジャストスクリュ94と、リターンスプリング95と、アジャストスクリュ94とリターンスプリング95の間に組み込まれたスプリングシート96からなる。ナット部材93は、アーム87を上下に貫通する収容穴97に挿入されており、ナット部材93の内周に形成された雌ねじ98が、アジャストスクリュ94の外周に形成された雄ねじ99とねじ係合している。
ナット部材93の上端は、アーム87の上面から突出しており、その突出部分に有底筒状のキャップ100が嵌め合わせて固定されている。キャップ100は、収容穴97の上縁に係止して、ナット部材93が収容穴97から下方に脱落するのを防止する。一方、ナット部材93の下端には、アーム87の下面に当接するフランジ101が形成されており、そのフランジ101で、ナット部材93に作用する上向きの力を受け止めるようになっている。
雄ねじ99と雌ねじ98は、アジャストスクリュ94をナット部材93に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きくなっている。
リターンスプリング95は、上端がキャップ100で支持され、下端がスプリングシート96を介してアジャストスクリュ94を押圧しており、その押圧によって、アジャストスクリュ94をナット部材93から下方に突出する方向に付勢している。アジャストスクリュ94のナット部材93からの突出端は、バルブステム85の上端を押圧している。
アジャストスクリュ94は中実構造となっており、ナット部材93への挿入端に凸球面が形成されている。一方、スプリングシート96は、凸球面に接触する平面を有する。ここで、アジャストスクリュ94とスプリングシート96は、アジャストスクリュ94の回転中心で点接触している。
スプリングシート96は、ナット部材93の内周に軸方向に摺動可能に嵌合しており、その嵌合によって、アジャストスクリュ94とスプリングシート96が同軸に保持されている。ここで、スプリングシート96は、ナット部材93の内周に嵌合する円筒部102と、アジャストスクリュ94のナット部材93への挿入端に点接触する端部103とからなり、円筒部102内にリターンスプリング95が挿入されている。
このラッシュアジャスタ81は、第1実施形態と同様、ナット部材93の内周にスプリングシート96を嵌合させているので、スプリングシート96の外周がアジャストスクリュ94に接触せず、スプリングシート96の外周とアジャストスクリュ94との間に摩擦が生じない。また、スプリングシート96の外周がナット部材93の内周に接触しても、アジャストスクリュ94の回転が妨げられることはない。そのため、アジャストスクリュ94が円滑に回転可能である。
また、このラッシュアジャスタ81は、アジャストスクリュ94が中実構造なので、ナット部材93への挿入端が開口する中空構造のアジャストスクリュを採用したラッシュアジャスタと比較して、アジャストスクリュ94の剛性が高い。そのため、アジャストスクリュ94の外周の雄ねじ99を転造で形成する場合に、雄ねじ99が不完全ねじになりにくい。
この実施形態では、アジャストスクリュ94とスプリングシート96の接触面のうち、アジャストスクリュ94側の接触面を凸球面とし、スプリングシート96側の接触面を平面としたが、第1実施形態と同様、アジャストスクリュ94側の接触面を平面とし、スプリングシート96側の接触面を凸球面としてもよい。また、アジャストスクリュ94とスプリングシート96の接触面のうち、いずれか一方を凸球面とし、他方を凹球面としてもよく、一方を凸球面とし、他方も凸球面としてもよい。
また、この実施形態では、ラッシュアジャスタ81の軸方向長さを抑えるため、ナット部材93の内周に嵌合する円筒部102と、アジャストスクリュ94のナット部材93への挿入端に点接触する端部103とからなるスプリングシート96を採用し、そのスプリングシート96の円筒部102内にリターンスプリング95を挿入しているが、第1実施形態と同様、中実のスプリングシートをナット部材93の内周に嵌合させ、そのスプリングシートがアジャストスクリュ94のナット部材93への挿入端に点接触するようにしてもよい。
上記各実施形態において、アジャストスクリュ16,64,94、ナット部材13,61,93、スプリングシート18,36,66,96は、鉄系材料で形成することができ、その表面に浸炭処理や浸炭窒化処理や軟窒化処理を施すと耐久性を向上させることができる。
この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁装置を示す正面図 図1に示す動弁装置のラッシュアジャスタ近傍の拡大断面図 図2に示すアジャストスクリュとスプリングシートの接触面のうち、スプリングシート側の接触面を凹球面に置き換えた変形例を示す拡大断面図 図2に示すアジャストスクリュとスプリングシートの接触面のうち、アジャストスクリュ側の接触面を平面に置き換え、スプリングシート側の接触面を凸球面に置き換えた変形例を示す拡大断面図 図2に示すアジャストスクリュとスプリングシートの接触面のうち、スプリングシート側の接触面を凸球面に置き換えた変形例を示す拡大断面図 図2に示すスプリングシートを、ナット部材の内周に嵌合する円筒部と、アジャストスクリュのナット部材への挿入端に点接触する端部とからなるスプリングシートに置き換えた変形例を示す拡大断面図 図6に示すアジャストスクリュとスプリングシートの接触面のうち、スプリングシート側の接触面を凹球面に置き換えた変形例を示す拡大断面図 図6に示すアジャストスクリュとスプリングシートの接触面のうち、アジャストスクリュ側の接触面を平面に置き換え、スプリングシート側の接触面を凸球面に置き換えた変形例を示す拡大断面図 図6に示すアジャストスクリュとスプリングシートの接触面のうち、スプリングシート側の接触面を凸球面に置き換えた変形例を示す拡大断面図 この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁装置を示す正面図 この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁装置を示す正面図
符号の説明
1 ラッシュアジャスタ
2 シリンダヘッド
7 アーム
12 収容穴
13 ナット部材
14 雌ねじ
15 雄ねじ
16 アジャストスクリュ
17 リターンスプリング
18 スプリングシート
22 凸球面
23 平面
24 嵌合面
26 突出端
28 平面
29 凸球面
30 凸球面
31 凹球面
32 凸球面
33 凸球面
34 円筒部
35 端部
36 スプリングシート
37 嵌合面
38 凸球面
39 平面
40 凸球面
41 凹球面
42 凸球面
43 凸球面
51 ラッシュアジャスタ
52 シリンダヘッド
55 バルブステム
59 ガイド孔
60 リフタボディ
61 ナット部材
62 雌ねじ
63 雄ねじ
64 アジャストスクリュ
65 リターンスプリング
66 スプリングシート
81 ラッシュアジャスタ
85 バルブステム
87 アーム
91 カム
93 ナット部材
94 アジャストスクリュ
95 リターンスプリング
96 スプリングシート
97 収容穴
98 雌ねじ
99 雄ねじ

Claims (8)

  1. シリンダヘッド(2)の上面に開口した収容穴(12)に挿入されるナット部材(13)と、そのナット部材(13)の内周に形成された雌ねじ(14)にねじ係合する雄ねじ(15)を外周に有するアジャストスクリュ(16)と、そのアジャストスクリュ(16)をナット部材(13)から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(17)とを有し、前記アジャストスクリュ(16)のナット部材(13)からの突出端(26)で動弁装置のアーム(7)を揺動可能に支持するラッシュアジャスタ(1)において、前記アジャストスクリュ(16)を中実構造とし、そのアジャストスクリュ(16)のナット部材(13)への挿入端に点接触するスプリングシート(18)をアジャストスクリュ(16)とリターンスプリング(17)の間に組み込み、そのスプリングシート(18)を前記ナット部材(13)の内周に軸方向に摺動可能に嵌合させ、その嵌合によって、前記アジャストスクリュ(16)とスプリングシート(18)を同軸に保持したことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  2. シリンダヘッド(52)に形成されたガイド孔(59)に上下にスライド可能に挿入されるリフタボディ(60)と、そのリフタボディ(60)と一体に上下動するナット部材(61)と、そのナット部材(61)の内周に形成された雌ねじ(62)にねじ係合する雄ねじ(63)を外周に有するアジャストスクリュ(64)と、そのアジャストスクリュ(64)をナット部材(61)から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(65)とを有し、前記アジャストスクリュ(64)のナット部材(61)からの突出端で動弁装置のバルブステム(55)を押圧するラッシュアジャスタ(51)において、前記アジャストスクリュ(64)を中実構造とし、そのアジャストスクリュ(64)のナット部材(61)への挿入端に点接触するスプリングシート(66)をアジャストスクリュ(64)とリターンスプリング(65)の間に組み込み、そのスプリングシート(66)を前記ナット部材(61)の内周に軸方向に摺動可能に嵌合させ、その嵌合によって、前記アジャストスクリュ(64)とスプリングシート(66)を同軸に保持したことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  3. カム(91)の回転に応じて揺動するアーム(87)の下面に開口した収容穴(97)に挿入されるナット部材(93)と、そのナット部材(93)の内周に形成された雌ねじ(98)にねじ係合する雄ねじ(99)を外周に有するアジャストスクリュ(94)と、そのアジャストスクリュ(94)をナット部材(93)から下方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(95)とを有し、前記アジャストスクリュ(94)のナット部材(93)からの突出端で動弁装置のバルブステム(85)を押圧するラッシュアジャスタ(81)において、前記アジャストスクリュ(94)を中実構造とし、そのアジャストスクリュ(94)のナット部材(93)への挿入端に点接触するスプリングシート(96)をアジャストスクリュ(94)とリターンスプリング(95)の間に組み込み、そのスプリングシート(96)を前記ナット部材(93)の内周に軸方向に摺動可能に嵌合させ、その嵌合によって、前記アジャストスクリュ(94)とスプリングシート(96)を同軸に保持したことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  4. 前記スプリングシート(18)が前記ナット部材(13)の内周の雌ねじ(14)に軸方向に摺動可能に嵌合し、そのスプリングシート(18)の前記雌ねじ(14)に対する嵌合面(24)の軸方向長さを雌ねじ(14)のピッチよりも長くした請求項1から3のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
  5. 前記スプリングシート(36)が、前記ナット部材(13)の内周に嵌合する円筒部(34)と、前記アジャストスクリュ(16)のナット部材(13)への挿入端に点接触する端部(35)とからなり、そのスプリングシート(36)の円筒部(34)内に前記リターンスプリング(17)を挿入した請求項1から4のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
  6. 前記アジャストスクリュ(16)と前記スプリングシート(18)の接触面のうち、一方を凸球面(22)とし、他方を平面(23)とした請求項1から5のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
  7. 前記アジャストスクリュ(16)と前記スプリングシート(18)の接触面のうち、一方を凸球面(30)とし、他方を凹球面(31)とした請求項1から5のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
  8. 前記アジャストスクリュ(16)と前記スプリングシート(18)の接触面のうち、一方を凸球面(32)とし、他方も凸球面(33)とした請求項1から5のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
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