JP2009174341A - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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誠 安井
Eiji Maeno
栄二 前野
Katsuhisa Yamaguchi
克久 山口
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Abstract

【課題】エンジン作動中にアジャストスクリュが回転して押し込み方向に移動するのを防止する。
【解決手段】筒状のハウジング12と、そのハウジング12の内周に形成された雌ねじ13にねじ係合する雄ねじ14を外周に有するアジャストスクリュ15と、そのアジャストスクリュ15をハウジング12から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング17と、アジャストスクリュ15のハウジング12からの突出端21が嵌合する凹部22をもつアーム7とを有し、アジャストスクリュ15の突出端21の外径側部分がアーム7の凹部22の内面に接触するラッシュアジャスタ1において、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面での凹部22の曲率半径Aを突出端21の曲率半径Aよりも大きくすることにより、アジャストスクリュ15の突出端21に楔効果をもたせる。
【選択図】図2

Description

この発明は、エンジンの動弁装置に組み込まれるラッシュアジャスタに関する。
エンジンの吸気ポートまたは排気ポートに設けたバルブを動作させる動弁装置として、一端部を支点として揺動可能に支持されたアームの中央部をカムで押し下げ、そのアームの他端部でバルブステムを押し下げるようにしたものが知られている。
この動弁装置は、エンジン作動中、動弁装置の構成部材間に生じる熱膨張差によって、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音や圧縮漏れを生じるおそれがある。また、動弁装置の摺動部が摩耗しても、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音や圧縮漏れを生じるおそれがある。
この異音や圧縮漏れを防止するため、動弁装置にラッシュアジャスタを組み込み、そのラッシュアジャスタで動弁装置の構成部材間の隙間の変化を吸収することが多い。
このようなラッシュアジャスタとして、シリンダヘッドの上面に開口した収容穴に挿入される筒状のハウジングと、そのハウジングの内周に形成された雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュを前記ハウジングから上方に突出する方向に付勢するリターンスプリングとを有するものが知られている(特許文献1)。
このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュのハウジングからの突出端が半球状であり、その突出端が、動弁装置のアームに形成された凹部に嵌合して、アームを揺動可能に支持する。ここで、エンジン作動中、アジャストスクリュには押し込み方向の力が作用するが、アジャストスクリュの雄ねじとハウジングの雌ねじの間の摩擦抵抗によってアジャストスクリュの回転が防止され、その結果、アジャストスクリュの軸方向位置が固定される。
また、このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュの突出端の外径側部分と、アームの凹部の内面とが、いずれも、アジャストスクリュの軸心上に中心をもつ同一半径の球面であり、その球面同士の摩擦抵抗によっても、アジャストスクリュの回転が防止される。
一方、このラッシュアジャスタは、動弁装置の熱膨張などによって、アームとシリンダヘッドの相対位置が変化したときは、その位置変化に応じて、アジャストスクリュがハウジング内を回転しながら軸方向に移動し、動弁装置の構成部材間の隙間の変化を吸収する。
特開2005−273510号公報
ところで、エンジンの摺動面を潤滑するエンジンオイルとして、有機モリブデン入りのエンジンオイル(以下、「FMオイル」と言う)が使用されることが多い。このFMオイルを使用すると、二硫化モリブデン(MoS)を含む潤滑皮膜が鉄系金属の摺動面に形成され、その潤滑皮膜によって摺動面の摩擦係数を低減することが可能となる。有機モリブデンとしては、モリブデンジチオカーバメイト(MoDTC)やモリブデンジチオフォスフェート(MoDTP)が挙げられる。
このFMオイルをエンジンオイルとして使用した場合、アジャストスクリュの雄ねじとハウジングの雌ねじの間にも上記潤滑皮膜が形成され、その潤滑皮膜によって、雄ねじと雌ねじの間の摩擦抵抗が小さくなるので、エンジン作動中にアジャストスクリュが回転して押し込み方向に移動し、バルブリフト量が小さくなるおそれや、バルブがバルブシートに衝撃的に着座して異音を生じるおそれがあった。
また、アジャストスクリュの雄ねじとハウジングの雌ねじの摩耗が進行したときも、雄ねじと雌ねじの間の摩擦抵抗が小さくなるので、エンジン作動中にアジャストスクリュが回転して押し込み方向に移動し、バルブリフト量が小さくなるおそれや、バルブがバルブシートに衝撃的に着座して異音を生じるおそれがあった。
この発明が解決しようとする課題は、エンジン作動中にアジャストスクリュが回転して押し込み方向に移動するのを防止することである。
上記の課題を解決するため、前記アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面での前記アームの凹部の曲率半径を、アジャストスクリュの突出端の曲率半径よりも大きくすることにより、アジャストスクリュの突出端に楔効果をもたせた。
このようなラッシュアジャスタとして、例えば、次の構成のものを挙げることができる。
1)前記アームの凹部は、前記アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その凹部の円弧中心は、凹部の円弧半径がアジャストスクリュの軸心と交わるようにアジャストスクリュの軸心からオフセットした位置に配置されており、前記アジャストスクリュの突出端は、アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面形状が、アジャストスクリュの軸心上に中心を有する円弧形状である。
2)前記アームの凹部は、前記アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面形状が、アジャストスクリュの軸心上に中心を有する円弧形状であり、前記アジャストスクリュの突出端は、アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その突出端の円弧中心は、突出端の円弧半径がアジャストスクリュの軸心から離れるようにアジャストスクリュの軸心からオフセットした位置に配置されている。
3)前記アームの凹部は、前記アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その凹部の円弧中心は、凹部の円弧半径がアジャストスクリュの軸心と交わるようにアジャストスクリュの軸心からオフセットした位置に配置されており、前記アジャストスクリュの突出端は、アジャストスクリュの軸心を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その突出端の円弧中心は、突出端の円弧半径がアジャストスクリュの軸心から離れるようにアジャストスクリュの軸心からオフセットした位置に配置されている。
このラッシュアジャスタは、前記アームの凹部の内面の中央部分に切り込みを設けることができる。
また、上記の課題を解決するため、前記アジャストスクリュの突出端の中央に凹面または平坦面を形成し、その凹面または平坦面の直径を、アジャストスクリュの突出端の直径の半分以上としたラッシュアジャスタを併せて提供する。
この発明のラッシュアジャスタは、アームの凹部でアジャストスクリュの突出端を押圧したときに、アジャストスクリュの突出端が、その楔効果によってアームの凹部に食い込むように嵌合する。そのため、エンジン作動中、アジャストスクリュの突出端の外径側部分と、アームの凹部の内面との間に大きい摩擦抵抗が生じ、その摩擦抵抗によって、アジャストスクリュの回転が効果的に防止される。
また、前記アジャストスクリュの突出端の中央に凹面または平坦面を形成し、その凹面または平坦面の直径を、アジャストスクリュの突出端の直径の半分以上としたこの発明のラッシュアジャスタは、アジャストスクリュの突出端がアームに接触したときに、その接触部分が、前記凹面または平坦面よりも外径側となるので、アジャストスクリュの突出端の摩擦抵抗が大きく、その摩擦抵抗によって、アジャストスクリュの回転を効果的に防止することができる。
図1に、この発明の実施形態のラッシュアジャスタ1を組み込んだ動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのシリンダヘッド2の吸気ポート3に設けられたバルブ4と、そのバルブ4に接続されたバルブステム5と、カム6の回転に応じて揺動するアーム7とを有する。
バルブステム5は、バルブ4から上方に延び、シリンダヘッド2を摺動可能に貫通している。バルブステム5の上部外周には、環状のスプリングリテーナ8が固定され、スプリングリテーナ8の下面とシリンダヘッド2の上面の間にバルブスプリング9が組み込まれている。バルブスプリング9は、スプリングリテーナ8を介してバルブステム5を上方に付勢し、その付勢力によってバルブ4をバルブシート10に着座させている。
図2に示すように、ラッシュアジャスタ1は、シリンダヘッド2の上面に開口した収容穴11に挿入される筒状のハウジング12と、ハウジング12の内周に形成された雌ねじ13にねじ係合する雄ねじ14を下部外周に有するアジャストスクリュ15と、ハウジング12の下端に固定された底部材16と、アジャストスクリュ15と底部材16の間に組み込まれたリターンスプリング17とからなる。
雄ねじ14と雌ねじ13は、軸線に沿った断面形状が非対称形状の鋸歯状に形成されており、アジャストスクリュ15をハウジング12に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランク18のフランク角が、遊び側フランク19のフランク角よりも大きくなっている。
リターンスプリング17は、下端が底部材16で支持され、上端がスプリングシート20を介してアジャストスクリュ15を押圧しており、その押圧によって、アジャストスクリュ15をハウジング12から上方に突出する方向に付勢している。
図1に示すように、アーム7は、一方の端部下面に、アジャストスクリュ15のハウジング12からの突出端21に嵌合する凹部22を有し、アジャストスクリュ15の突出端21を中心として揺動可能に支持されている。また、アーム7の他方の端部下面は、バルブステム5の上端に接触し、アーム7の中央部には、アーム7の上方に配置されたカム6に接触するローラ23が取り付けられている。
図2に示すように、アジャストスクリュ15の突出端21は半球状に形成されており、その外径側部分がアーム7の凹部22の内面に接触している。また、突出端21は、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面形状が、軸心L上に中心を有する円弧形状となるように形成されている。
凹部22も、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、凹部22の円弧中心は、凹部22の円弧半径Aが軸心Lと交わるように軸心Lからオフセットした位置に配置されている。また、凹部22の円弧半径Aは、突出端21の円弧半径Aよりも大きい。そのため、突出端21と凹部22の接触部分において、凹部22の曲率半径(=円弧半径A)は、突出端21の曲率半径(=円弧半径A)よりも大きく、その曲率半径の差によって、突出端21に楔効果が生じるようになっている。
次に、ラッシュアジャスタ1の動作例を説明する。
エンジンの作動によりカム6が回転して、カム6のカム山部6aがアーム7を押し下げると、バルブ4がバルブシート10から離れて、吸気ポート3を開く。このとき、アジャストスクリュ15に押し込み方向の力が作用するが、アジャストスクリュ15の雄ねじ14とハウジング12の雌ねじ13の間の摩擦抵抗と、アジャストスクリュ15の突出端21の外径側部分とアーム7の凹部22の内面の間の摩擦抵抗とによってアジャストスクリュ15の回転が防止され、その結果、アジャストスクリュ15の軸方向位置が固定される。
さらに、カム6が回転して、カム山部6aがローラ23の位置を過ぎると、バルブスプリング9の付勢力によってバルブステム5が上昇し、バルブ4がバルブシート10に着座して、吸気ポート3を閉じる。
また、エンジン作動中に、シリンダヘッド2、バルブステム5、アーム7など、動弁装置の構成部材間に熱膨張差が生じ、カム6とアーム7の間の距離が大きくなったときは、リターンスプリング17の付勢力によってアジャストスクリュ15が回転しながら突出方向に移動するので、カム6のベースサークル6bとローラ23の間に隙間が生じない。
反対に、バルブ4とバルブシート10の接触面が摩耗したときは、カム6のベースサークル6bがローラ23の位置にあるときにも、バルブスプリング9の付勢力がアジャストスクリュ15に押し込み荷重としてかかり続けるため、カム山部6aがローラ23の位置を通過する時に生じる雄ねじ14と雌ねじ13の間で生じる微小な滑りが累積され、アジャストスクリュ15が押し込み方向に徐々に移動する。その結果、バルブステム5が上昇するので、バルブ4とバルブシート10の接触面間に隙間が生じない。
このラッシュアジャスタ1は、アーム7の凹部22でアジャストスクリュ15の突出端21を押圧したときに、突出端21が、その楔効果によって凹部22に食い込むように嵌合し、凹部22の内面で締め付けられる。そのため、エンジン作動中、突出端21の外径側部分と凹部22の内面との間に大きい摩擦抵抗が生じ、その摩擦抵抗によって、アジャストスクリュ15の回転が効果的に防止される。
また、このラッシュアジャスタ1は、アジャストスクリュ15の突出端21の摩擦抵抗が大きいので、雄ねじ14と雌ねじ13の間の摩擦抵抗を小さく設定することができる。そのため、エンジンオイルとしてFMオイルを用いた場合や、雄ねじ14と雌ねじ13の摩耗が進行した場合にも、エンジン作動中にアジャストスクリュ15が回転して押し込み方向に移動するのを防止することができる。
次に、この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタを説明する。第1実施形態と対応する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、アジャストスクリュ15の突出端31は半球状に形成されており、その外径側部分がアーム7の凹部32の内面に接触している。突出端31は、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、突出端31の円弧中心は、突出端31の円弧半径Bが軸心Lから離れるように軸心Lからオフセットした位置に配置されている。
凹部32は、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面形状が、軸心L上に中心を有する円弧形状である。また、凹部32の円弧半径Bは、突出端31の円弧半径Bよりも大きい。そのため、突出端31と凹部32の接触部分において、凹部32の曲率半径(=円弧半径B)は突出端31の曲率半径(=円弧半径B)よりも大きく、その曲率半径の差によって、突出端31に楔効果が生じるようになっている。
このラッシュアジャスタは、第1実施形態と同様、アーム7の凹部32でアジャストスクリュ15の突出端31を押圧したときに、突出端31が、その楔効果によって凹部32に食い込むように嵌合し、凹部32の内面で締め付けられる。そのため、エンジン作動中、突出端31の外径側部分と凹部32の内面との間に大きい摩擦抵抗が生じ、その摩擦抵抗によって、アジャストスクリュ15の回転が効果的に防止される。
次に、この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタを説明する。第1実施形態と対応する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、アジャストスクリュ15の突出端41は半球状に形成されており、その外径側部分がアーム7の凹部42の内面に接触している。突出端41は、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、突出端41の円弧中心は、突出端41の円弧半径Cが軸心Lから離れるように軸心Lからオフセットした位置に配置されている。
凹部42も、アジャストスクリュ15の軸心Lを含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、凹部42の円弧中心は、凹部42の円弧半径Cが軸心Lと交わるように軸心Lからオフセットした位置に配置されている。また、凹部42の円弧半径Cは、突出端41の円弧半径Cよりも大きい。そのため、突出端41と凹部42の接触部分において、凹部42の曲率半径(=円弧半径C)は、突出端41の曲率半径(=円弧半径C)よりも大きく、その曲率半径の差によって、突出端41に楔効果が生じるようになっている。
このラッシュアジャスタは、第1実施形態と同様、アーム7の凹部42でアジャストスクリュ15の突出端41を押圧したときに、突出端41が、その楔効果によって凹部42に食い込むように嵌合し、凹部42の内面で締め付けられる。そのため、エンジン作動中、突出端41の外径側部分と凹部42の内面との間に大きい摩擦抵抗が生じ、その摩擦抵抗によって、アジャストスクリュ15の回転が効果的に防止される。
第1実施形態のラッシュアジャスタ1は、図5に示すように、アーム7の凹部22の内面の中央部分に切り込み45を設けることができる。このようにすると、凹部22が広がる方向に弾性変形しやすくなるので、凹部22で突出端21を押圧したときに、突出端21が凹部22に食い込みやすい。同様に、第2,3実施形態のラッシュアジャスタにも切り込み45を設けることができる。
次に、この発明の第4実施形態のラッシュアジャスタを説明する。第1実施形態と対応する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、アジャストスクリュ15の突出端51と、アーム7の凹部52は、いずれも、同一半径の半球状である。アジャストスクリュ15の突出端51の中央には凹面53が設けられ、その凹面53の直径Dは、突出端51の直径Dの半分以上の大きさとなっている。
このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュ15の突出端51がアーム7の凹部52の内面に接触したときに、その接触部分が、凹面53よりも外径側となる。そのため、突出端51と凹部52との間に生じる摩擦抵抗が大きく、その摩擦抵抗によって、アジャストスクリュ15の回転を効果的に防止することができる。
この実施形態では、アジャストスクリュ15の突出端51の中央に凹面53を形成したが、凹面53にかえて、突出端51の直径Dの半分よりも大きい直径の平坦面を形成してもよい。
上記実施形態では、底部材16をハウジング12の下端に固定したラッシュアジャスタ1を例に挙げて説明したが、この発明は、リターンスプリング17の下端を支持する底部をハウジング12の下端に一体に形成したラッシュアジャスタにも適用することができる。
この発明の第1実施形態のラッシュアジャスタを組み込んだ動弁装置を示す正面図 図1に示す動弁装置のラッシュアジャスタ近傍の拡大断面図 この発明の第2実施形態のラッシュアジャスタを示すアジャストスクリュ突出端近傍の拡大断面図 この発明の第3実施形態のラッシュアジャスタを示すアジャストスクリュ突出端近傍の拡大断面図 図2に示すラッシュアジャスタの変形例を示すアジャストスクリュ突出端近傍の拡大断面図 この発明の第4実施形態のラッシュアジャスタを示すアジャストスクリュ突出端近傍の拡大断面図
符号の説明
1 ラッシュアジャスタ
2 シリンダヘッド
7 アーム
11 収容穴
12 ハウジング
13 雌ねじ
14 雄ねじ
15 アジャストスクリュ
17 リターンスプリング
21 突出端
22 凹部
31 突出端
32 凹部
41 突出端
42 凹部
45 切り込み
51 突出端
53 凹面
突出端の円弧半径
凹部の円弧半径
突出端の円弧半径
凹部の円弧半径
突出端の円弧半径
凹部の円弧半径
凹面の直径
突出端の直径
L アジャストスクリュの軸心

Claims (6)

  1. シリンダヘッド(2)の上面に開口した収容穴(11)に挿入される筒状のハウジング(12)と、そのハウジング(12)の内周に形成された雌ねじ(13)にねじ係合する雄ねじ(14)を外周に有するアジャストスクリュ(15)と、そのアジャストスクリュ(15)を前記ハウジング(12)から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(17)と、前記アジャストスクリュ(15)のハウジング(12)からの突出端(21)が嵌合する凹部(22)をもつアーム(7)とを有し、前記アジャストスクリュ(15)のハウジング(12)からの突出端(21)が半球状であり、その突出端(21)の外径側部分が前記アーム(7)の凹部(22)の内面に接触するラッシュアジャスタ(1)において、前記アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面での前記アーム(7)の凹部(22)の曲率半径(A)を、アジャストスクリュ(15)の突出端(21)の曲率半径(A)よりも大きくすることにより、アジャストスクリュ(15)の突出端(21)に楔効果をもたせたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
  2. 前記アーム(7)の凹部(22)は、前記アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その凹部(22)の円弧中心は、凹部(22)の円弧半径(A)がアジャストスクリュ(15)の軸心(L)と交わるようにアジャストスクリュ(15)の軸心(L)からオフセットした位置に配置されており、前記アジャストスクリュ(15)の突出端(21)は、アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面形状が、アジャストスクリュ(15)の軸心(L)上に中心を有する円弧形状である請求項1に記載のラッシュアジャスタ。
  3. 前記アーム(7)の凹部(32)は、前記アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面形状が、アジャストスクリュ(15)の軸心(L)上に中心を有する円弧形状であり、前記アジャストスクリュ(15)の突出端(31)は、アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その突出端(31)の円弧中心は、突出端(31)の円弧半径(B)がアジャストスクリュ(15)の軸心(L)から離れるようにアジャストスクリュ(15)の軸心(L)からオフセットした位置に配置されている請求項1に記載のラッシュアジャスタ。
  4. 前記アーム(7)の凹部(42)は、前記アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その凹部(42)の円弧中心は、凹部(42)の円弧半径(C)がアジャストスクリュ(15)の軸心(L)と交わるようにアジャストスクリュ(15)の軸心(L)からオフセットした位置に配置されており、前記アジャストスクリュ(15)の突出端(41)は、アジャストスクリュ(15)の軸心(L)を含む平面に沿った断面形状が円弧形状であり、その突出端(41)の円弧中心は、突出端(41)の円弧半径(C)がアジャストスクリュ(15)の軸心(L)から離れるようにアジャストスクリュ(15)の軸心(L)からオフセットした位置に配置されている請求項1に記載のラッシュアジャスタ。
  5. 前記アーム(7)の凹部(22)の内面の中央部分に切り込み(45)を設けた請求項1から4のいずれかに記載のラッシュアジャスタ。
  6. シリンダヘッド(2)の上面に開口した収容穴(11)に挿入される筒状のハウジング(12)と、そのハウジング(12)の内周に形成された雌ねじ(13)にねじ係合する雄ねじ(14)を外周に有するアジャストスクリュ(15)と、そのアジャストスクリュ(15)を前記ハウジング(12)から上方に突出する方向に付勢するリターンスプリング(17)とを有し、前記アジャストスクリュ(15)のハウジング(12)からの突出端(51)が半球状であり、その突出端(51)で動弁装置のアーム(7)を揺動可能に支持するラッシュアジャスタにおいて、前記アジャストスクリュ(15)の突出端(51)の中央に凹面(53)または平坦面を形成し、その凹面(53)または平坦面の直径(D)を、アジャストスクリュ(15)の突出端(51)の直径(D)の半分以上としたことを特徴とするラッシュアジャスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101372086B1 (ko) 2013-04-30 2014-03-07 영신정공 주식회사 자동 조심 피벗 장치 및 이를 갖는 실린더 휴지(cda) 기구

Cited By (1)

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KR101372086B1 (ko) 2013-04-30 2014-03-07 영신정공 주식회사 자동 조심 피벗 장치 및 이를 갖는 실린더 휴지(cda) 기구

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