JP2004346821A - アーム式動弁装置 - Google Patents

アーム式動弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004346821A
JP2004346821A JP2003144518A JP2003144518A JP2004346821A JP 2004346821 A JP2004346821 A JP 2004346821A JP 2003144518 A JP2003144518 A JP 2003144518A JP 2003144518 A JP2003144518 A JP 2003144518A JP 2004346821 A JP2004346821 A JP 2004346821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjusting screw
valve stem
end surface
nut member
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003144518A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Yamamoto
山本  憲
Eiji Maeno
栄二 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2003144518A priority Critical patent/JP2004346821A/ja
Priority to US10/849,021 priority patent/US6901896B2/en
Priority to EP04012261A priority patent/EP1479876A1/en
Publication of JP2004346821A publication Critical patent/JP2004346821A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/22Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2303/00Manufacturing of components used in valve arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2305/00Valve arrangements comprising rollers

Abstract

【課題】カムの回転によって揺動されるアームとバルブステム間にラッシュアジャスタを組込んだアーム式動弁装置において、ラッシュアジャスタの軸方向長さのコンパクト化を図り、バルブステムとの接触部の摩耗を抑制することである。
【解決手段】カムの回転によって揺動されるアーム1のバルブステム8の上端面と対応する位置に嵌合孔14を形成する。嵌合孔14内に組込まれたラッシュアジャスタ20をナット部材21と、そのナット部材21にねじ係合されたアジャストスクリュ22と、そのアジャストスクリュ22をバルブステム側に押圧する弾性体23と、ボールジョイント24とで形成して、ラッシュアジャスタ20の軸方向長さのコンパクト化を図る。また、ボールジョイント24の下端面をバルブステム8の上端面に面接触させて、接触部の摩耗を抑制する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関におけるアーム式動弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カムの回転によって吸気バルブあるいは排気バルブ(以下、単にバルブという)を開閉させるようにしたアーム式動弁装置には、揺動自在に支持されたアームの下方にカムシャフトを配置し、そのカムシャフトに設けられたカムによりアームを押し下げてバルブを開放させるようにしたスイングアーム式動弁装置と、アームの上方にカムシャフトを配置し、そのカムシャフトに設けられたカムによりアームの一端部を押し上げ、アームの他端部でバルブを開放させるようにしたロッカアーム式動弁装置とが存在する。
【0003】
これらのアーム式動弁装置においては、ラッシュアジャスタの組込みによってバルブクリアランスを自動調整することが行なわれている。
【0004】
アーム式動弁装置に組込まれるラッシュアジャスタには、特許文献1に記載された油圧式ラッシュアジャスタと、特許文献2に記載された機械式ラッシュアジャスタが従来から知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−231711号公報
【特許文献2】
実公平5−21602号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載された油圧式ラッシュアジャスタにおいては、作動油としてエンジンオイルを用いるようにしているため、下記のような不都合がある。

▲1▼ エンジンオイルはクランクシャフトで攪拌されるため、オイル中に気泡が混入することが多く、その気泡混入のオイルがラッシュアジャスタの圧力室に供給されると、バルブの開放時にラッシュアジャスタは気泡を圧縮することにより、バルブのリフト量が変化することになる。
▲2▼ エンジン運転時の温度変化や圧力変化によってエンジンオイル中の溶存空気量が増大し、エンジン停止後の冷却によりオイル中から空気が分離して圧力室内に溜り、前記と同様にバルブのリフト量が変化する。
▲3▼ エンジン再始動時に油圧が確保されるまでラッシュアジャスタの機能を維持するためのリザーバ室を必要とするため、ラッシュアジャスタが大型化し、重量も重くなる。
▲4▼ ラッシュアジャスタに作動油を導くため、アームに小径の給油通路を加工する必要が生じ、加工が極めて困難である。
【0007】
一方、機械式のラッシュアジャスタにおいては、油圧式ラッシュアジャスタの上記のような問題点はなく、きわめて有利である。しかしながら、底付き筒形リフタボディの内周に雄ねじ部材をねじ係合させる雌ねじを形成する構成であり、その雌ねじのタップ加工に際してリフタボディの閉塞端部に工具の逃げを設ける必要があるため、リフタボディの軸方向長さが長くなり、ラッシュアジャスタが大型化するという不都合がある。
【0008】
また、アームの揺動によってバルブステムを押し下げるため、リフタボディの閉塞端における表面を球形にしてバルブステムの上端面に点接触させる必要がある。このため、リフタボディとバルブステムの接触部の面圧が高く、その接触部において摩耗が生じ易いという不都合もある。
【0009】
この発明の課題は、アームとバルブステム間に機械式ラッシュアジャスタを組込んだアーム式動弁装置において、ラッシュアジャスタの軸方向長さのコンパクト化と軽量化とを図ると共に、バルブステムとの接触部の摩耗を抑制することを技術的課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、カムの回転によって揺動されるアームの揺動側端部に嵌合孔を設け、その嵌合孔内に組込まれたラッシュアジャスタを介してバルブステムを押し下げるようにしたアーム式動弁装置において、前記ラッシュアジャスタが、前記嵌合孔内に嵌合されたナット部材と、そのナット部材の内周の雌ねじに外周の雄ねじがねじ係合されたアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュをバルブステムに向けて付勢する弾性体と、前記ナット部材に上部が回り止めされてアジャストスクリュの下端面を支持し、下端面がバルブステムの上端面に面接触されたボールジョイントとから成り、前記ナット部材の雌ねじとアジャストスクリュの雄ねじのそれぞれをバルブステムからアジャストスクリュに負荷される軸方向の押し込み荷重を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状とした構成を採用したのである。
【0011】
上記のように、アジャストスクリュとバルブステム間にボールジョイントを組込むことによって、アジャストスクリュとバルブステムの相互間に押し込み力が作用すると、ボールジョイントの下端面はバルブステムの上端面に面接触する状態を保って滑り、その滑りによって上記押し込み力のアジャストスクリュに垂直な方向の成分を吸収する。
【0012】
このため、アジャストスクリュとバルブステムの相互間には軸方向荷重のみが負荷されることになり、アジャストスクリュおよびバルブステムを軸方向にスムーズに移動させることができ、ラッシュアジャスタを確実に動作させることができる。
【0013】
また、ボールジョイントの下端面とバルブステムの上端面を面接触させることにより、接触部の面圧は小さく、接触部の摩耗を抑制することができる。
【0014】
また、ラッシュアジャスタは、嵌合孔内に嵌合したナット部材にアジャストスクリュをねじ係合させた構成であるため、嵌合孔の内周に雌ねじを形成してアジャストスクリュをねじ係合させる場合に比較して軸方向長さのコンパクト化と軽量化を図ることができる。
【0015】
この発明に係るアーム式動弁装置において、ボールジョイントとして、ナット部材の下部に設けられた円筒部内に組込まれて回り止めされ、かつ軸方向に移動可能に支持された円板状のスペーサと、前記円筒部に外径部が係止されて前記スペーサを抜け止めする球形のホルダと、そのホルダに屈曲自在に保持され、前記バルブステムの上端面に下端面が面接触されたプッシャと、そのプッシャと前記スペーサ間に組込まれたボールとから成り、前記スペーサの下面とプッシャの上面にボールの一部が嵌合される凹入状の球面座を設けた構成を採用することができる。
【0016】
上記の構成から成るボールジョイントにおいて、ボールとして人手が容易であって精度が高い玉軸受用のボールを採用することにより、コストの低減を図ることができる。
【0017】
ここで、アームに形成された嵌合孔を段付き孔とし、その嵌合孔内に挿入された段付き円筒状のばね座をナット部材の外周上部に圧入し、そのばね座の上側に設けられた孔あき端板とアジャストスクリュの上端面間にコイルばねから成る弾性体を組込むことによって、アジャストスクリュ上に軸方向長さの長いコイルばね組込み用スペースを確保することができる。このため、ばね定数の大きい長さの長いコイルばねを組込むことができると共に、ばね座はプレス成形によって簡単に形成することができるので、アジャストスクリュの上端面にばね収容孔を穿設する場合に比較してコストの低減を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、2つのバルブを同時に開閉させるようにしたスイングアーム式動弁装置を示す。スイングアーム1は図2に示すアーム支持軸2を中心にして揺動自在に支持されている。スイングアーム1の揺動側端部には切欠部3が形成され、その切欠部3の両側壁によって両端部が支持されたローラピン4を中心にしてローラ5が回転自在に支持されている。
【0019】
図1および図3に示すように、スイングアーム1の揺動側端部の上方にはカムシャフト6が配置され、そのカムシャフト6に設けられたカム7の回転によりローラ5が押し下げられると、スイングアーム1が下向きに揺動し、その揺動時に、2本のバルブステム8が同時に押し下げられてバルブ9を開放させるようになっている。
【0020】
ここで、2本のバルブステム8のそれぞれはシリンダヘッド10に設けられたガイド孔11内にスライド自在に挿入されている。バルブステム8は上端部にスプリングリテナ12を有し、そのスプリングリテナ12に付与されるバルブスプリング13の弾力によってバルブステム8はバルブ9が閉鎖する方向に付勢されている。
【0021】
図2および図4に示すように、スイングアーム1には、各バルブステム8の上端と対応する位置に嵌合孔14が設けられている。嵌合孔14は段付き孔から成り、その嵌合孔14内にラッシュアジャスタ20が組込まれている。
【0022】
ラッシュアジャスタ20は、嵌合孔14内に嵌合されたナット部材21と、そのナット部材21にねじ係合されたアジャストスクリュ22と、そのアジャストスクリュ22をバルブステム8側に向けて押圧する弾性体23と、前記アジャストスクリュ22の下端面とバルブステム8の上端面間に組込まれたボールジョイント24とを有している。
【0023】
ナット部材21は塑性加工により形成され、その内周に形成された雌ねじ25にアジャストスクリュ22の外周に設けられた雄ねじ26がねじ係合されている。
【0024】
ナット部材21の雌ねじ25とアジャストスクリュ22の雄ねじ26は、バルブステム8からアジャストスクリュ22に負荷される軸方向の押し込み荷重を受ける圧力側フランク27のフランク角が遊び側フランク28のフランク角より大きい鋸歯状とされ、その鋸歯状ねじに弾性体23の押圧によってアジャストスクリュ22が回転しつつ軸方向に移動するリード角が設けられている。
【0025】
ナット部材21の外周上部にはばね座29が圧入され、そのばね座29の上側に設けられた孔あき端板とアジャストスクリュ22の上端面間にコイルばねから成る前記弾性体23が組込まれている。その弾性体23の組込みスペースを確保するため、ばね座29は嵌合孔14の小径孔部14aに挿入される小径筒部30が設けられた段付き円筒状とされている。
【0026】
図4および図5に示すように、ナット部材21の下部には円筒部31が一体に設けられ、その円筒部31の対向位置に下端面から軸方向に延びる切欠部32が形成されている。
【0027】
ボールジョイント24は、スペーサ33と、ホルダ34と、プッシャ35およびボール36から成る。
【0028】
スペーサ33はナット部材21の円筒部31内に組込まれてアジャストスクリュ22の下端面を支持している。このスペーサ33は円板状をなし、その外周対向位置には突片37が設けられ、各突片37が円筒部31に形成された前記切欠部32内にスライド自在に挿入されている。
【0029】
スペーサ33は突片37と切欠部32の係合によって回り止めされ、かつ軸方向に移動可能とされている。また、スペーサ33の下端面にはボール36の一部が嵌合される凹入状の球面座38が設けられている。
【0030】
ホルダ34は上下端が開口する球形とされ、その上側の大径開口端には外向きにフランジ39が設けられている。フランジ39には複数のスリット40が放射状に形成されている。
【0031】
ホルダ34は、円筒部31の内周に形成された環状溝41に対するフランジ39の嵌合によってナット部材21に取付けられ、そのホルダ34によってスペーサ33が抜け止めされている。
【0032】
プッシャ35は、ホルダ34の球形内面42に接触案内される球形外面43を外周上部に有し、上記球形内面42によりプッシャ35が保持されて脱落の防止とされ、平坦な下端面がバルブステム8の上端面に接触する状態に保持されている。
【0033】
また、プッシャ35の上端面には凹入状の球面座44が設けられ、その球面座44とスペーサ33の下面の球面座38間にボール36が組込まれている。
【0034】
実施の形態で示すアーム式動弁装置は上記の構造から成り、カムシャフト6が回転し、カム7の突出部7aによってローラ5が押し下げられると、スイングアーム1が下方向に揺動し、ラッシュアジャスタ20を介して2本のバルブステム8が同時に押し下げられ、バルブ9が開放する。
【0035】
カム7が回転してベース円7bがローラ5に接触すると、バルブスプリング13の弾性力によりバルブステム8が上昇し、バルブ9が閉鎖する。
【0036】
上記のようなバルブ9の開閉において、図4に示すボールジョイント24には斜め方向の押し込み力が付与される。このとき、スペーサ33とプッシャ35はボール36に案内されて相対的に傾き、プッシャ35はその下端面がバルブステム8の上端面に案内されてバルブステム8の半径方向に移動する。
【0037】
このため、ボールジョイント24に負荷される斜め方向の押し込み力のアジャストスクリュ22に垂直な方向の成分はプッシャ35の半径方向の移動により吸収される。
【0038】
したがって、バルブ9の開放時、バルブステム8には軸方向荷重のみが作用することになり、バルブステム8は軸方向にスムーズに移動すると共に、バルブ9の閉鎖時にはアジャストスクリュ22に軸方向荷重が作用し、その軸方向荷重は互に衝合する圧力側フランク27で支持されることになる。
【0039】
内燃機関の温度上昇に伴うシリンダヘッド10等の熱膨張によってバルブステム8の上端面とアジャストスクリュ22の下端面間にバルブクリアランスが生じようとすると、弾性体23の押圧によりアジャストスクリュ22が遊び側フランク28に沿って回転しつつ軸方向に移動して上記バルブクリアランスを吸収する。
【0040】
反対に、バルブ9が接触するバルブシートの摩耗等によりバルブステム8の上端面とカムシャフト6間の距離が縮まると、アジャストスクリュ22はバルブステム8から負荷される軸方向の変動荷重により徐々に押し込まれて後退し、その後退によってカム7のベース円7bがローラ5と接触するバルブ閉鎖時に、バルブ9はバルブシートに密着する状態とされ、圧縮漏れが生じるのを防止する。
【0041】
ここで、バルブステム8からボールジョイント24を介してアジャストスクリュ22に押し込み力が負荷されるとき、プッシャ35はバルブステム8の上端面に面接触する状態で半径方向に移動するため、アジャストスクリュ22には前記と同様に軸方向荷重のみが作用することになり、そのため、アジャストスクリュ22はスムーズに回転して軸方向に移動し、確実に動作する。
【0042】
実施の形態では、スイングアーム式の動弁装置を例にとって説明したが、アーム式動弁装置はこれに限定されない。例えば、ロッカアーム式動弁装置であってもよい。ロッカアーム式動弁装置の場合は、ロッカアームのステム押圧側の端部に嵌合孔を設け、その嵌合孔内にラッシュアジャスタを組込むようにする。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、アジャストスクリュとバルブステム間にボールジョイントを組込んだことにより、バルブステムおよびアジャストスクリュに軸方向荷重のみを負荷させることができ、アームの揺動によるバルブの開閉時にバルブステムを軸方向にスムーズに移動させることができると共に、アジャストスクリュもスムーズに回転させつつ軸方向に移動させることができるのでラッシュアジャスタを確実に動作させることができる。
【0044】
また、ボールジョイントとバルブステムの接触が面接触であるため、接触部の面圧も小さく、上記接触部の摩耗を抑制することができる。
【0045】
さらに、ラッシュアジャスタが嵌合孔にナット部材を嵌合し、そのナット部材にねじ係合したアジャストスクリュとバルブステム間にボールジョイントを組込んだ部品点数の少ない簡単な構成であるため、ラッシュアジャスタの軸方向長さのコンパクト化と軽量化を図り、コストの低減を図ることができる。
【0046】
また、嵌合孔を段付き孔とし、その嵌合孔内に挿入される段付き円筒状のばね座をナット部材に圧入したことによって、そのばね座の上側の孔あき端板とアジャストスクリュの上端面間に軸方向長さの長いばね収納空間を確保することができる。このため、アジャストスクリュを押圧する弾性体として軸方向長さの長いばね定数の大きいコイルばねを採用することができると共に、アジャストスクリュの上端面にばね収納用の孔を形成してばね収納空間を確保する場合に比較して、加工コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るアーム式動弁装置の実施の形態を示す縦断正面図
【図2】図1に示すスイングアームの縦断側面図
【図3】図1に示すスイングアームのカムとローラの接触部での縦断側面図
【図4】図2に示すラッシュアジャスタの組込み部の拡大断面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【符号の説明】
1 スイングアーム(アーム)
7 カム
8 バルブステム
14 嵌合孔
20 ラッシュアジャスタ
21 ナット部材
22 アジャストスクリュ
23 弾性体
24 ボールジョイント
25 雌ねじ
26 雄ねじ
27 圧力側フランク
28 遊び側フランク
29 ばね座
31 円筒部
33 スペーサ
34 ホルダ
35 プッシャ
36 ボール
38 球面座
44 球面座

Claims (3)

  1. カムの回転によって揺動されるアームの揺動側端部に嵌合孔を設け、その嵌合孔内に組込まれたラッシュアジャスタを介してバルブステムを押し下げるようにしたアーム式動弁装置において、前記ラッシュアジャスタが、前記嵌合孔内に嵌合されたナット部材と、そのナット部材の内周の雌ねじに外周の雄ねじがねじ係合されたアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュをバルブステムに向けて付勢する弾性体と、前記ナット部材に上部が回り止めされてアジャストスクリュの下端面を支持し、下端面がバルブステムの上端面に面接触されたボールジョイントとから成り、前記ナット部材の雌ねじとアジャストスクリュの雄ねじのそれぞれをバルブステムからアジャストスクリュに負荷される軸方向の押し込み荷重を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状としたことを特徴とするアーム式動弁装置。
  2. 前記ボールジョイントが、ナット部材の下部に設けられた円筒部内に組込まれて回り止めされ、かつ軸方向に移動可能に支持された円板状のスペーサと、前記円筒部に外径部が係止されて前記スペーサを抜け止めする球形のホルダと、そのホルダに屈曲自在に保持され、前記バルブステムの上端面に下端面が面接触されたプッシャと、そのプッシャと前記スペーサ間に組込まれたボールとから成り、前記スペーサの下面とプッシャの上面にボールの一部が嵌合される凹入状の球面座を設けた構成から成る請求項1に記載のアーム式動弁装置。
  3. 前記嵌合孔が段付き孔から成り、その嵌合孔内に挿入された段付き円筒状のばね座をナット部材の外周上部に圧入し、そのばね座の上側に設けられた孔あき端板とアジャストスクリュの上端面間にコイルばねから成る弾性体を組込んだ請求項1又は2に記載のアーム式動弁装置。
JP2003144518A 2003-05-22 2003-05-22 アーム式動弁装置 Withdrawn JP2004346821A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144518A JP2004346821A (ja) 2003-05-22 2003-05-22 アーム式動弁装置
US10/849,021 US6901896B2 (en) 2003-05-22 2004-05-20 Arm type valve gear
EP04012261A EP1479876A1 (en) 2003-05-22 2004-05-24 Rocker arm with mechanical lash adjuster

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144518A JP2004346821A (ja) 2003-05-22 2003-05-22 アーム式動弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004346821A true JP2004346821A (ja) 2004-12-09

Family

ID=33095456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003144518A Withdrawn JP2004346821A (ja) 2003-05-22 2003-05-22 アーム式動弁装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6901896B2 (ja)
EP (1) EP1479876A1 (ja)
JP (1) JP2004346821A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280976A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Ntn Corp スイングアーム式動弁装置におけるラッシュアジャスタ
JP2017521592A (ja) * 2014-06-10 2017-08-03 ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド 内燃エンジン内の補助モーション源と主モーション負荷経路との間のリンク機構

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257306A (ja) * 2007-12-25 2009-11-05 Ntn Corp ラッシュアジャスタ
JP2009174488A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Ntn Corp ラッシュアジャスタ
KR20120017982A (ko) * 2010-08-20 2012-02-29 현대자동차주식회사 전기-유압 가변 밸브 리프트 장치
DE102016207175A1 (de) * 2016-04-27 2017-11-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Schwenklager eines hydraulischen Spielausgleichselements
CN106382139B (zh) * 2016-10-21 2019-09-03 东风商用车有限公司 一种带有球形结构的防气阀偏磨配气机构及其使用方法
US20230167817A1 (en) * 2021-11-30 2023-06-01 Halliburton Energy Services, Inc. Pump with valve with moveable valve member

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2033472B (en) 1978-08-17 1982-11-17 Gkn Fasteners Ltd Automatically adjusting valve clearance
ATE9173T1 (de) * 1980-01-12 1984-09-15 Gkn Technology Limited Nachstellbarer ventilstoessel mit schraube.
GB2160945B (en) * 1984-06-27 1988-05-18 Gkn Technology Ltd Automatic valve clearance adjuster
GB8729660D0 (en) * 1987-12-19 1988-02-03 Gkn Technology Ltd Automatic clearance adjuster
GB8905591D0 (en) 1989-03-10 1989-04-19 Gkn Technology Ltd Automatic length adjuster
JPH0521602A (ja) 1991-07-16 1993-01-29 Nippon Steel Corp 半導体装置のヒユーズ処理方法
DE19706441A1 (de) 1997-02-19 1998-08-20 Schaeffler Waelzlager Ohg Kipp- oder Schwinghebel für einen Ventiltrieb einer Brennkraftmaschine
JP3641355B2 (ja) * 1997-08-22 2005-04-20 Ntn株式会社 バルブリフタ
US6032630A (en) * 1997-11-17 2000-03-07 Ntn Corporation Valve lifter
KR20030041853A (ko) * 2000-02-02 2003-05-27 맥케취니 스페셜리스트 프로덕츠 리미티드 자동 밸브 간극 조정기
US6729288B2 (en) * 2001-12-27 2004-05-04 Ntn Corporation Lash adjuster for use in valve gear
JP4155836B2 (ja) * 2003-02-10 2008-09-24 日産自動車株式会社 動弁装置におけるラッシュアジャスタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280976A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Ntn Corp スイングアーム式動弁装置におけるラッシュアジャスタ
US8181615B2 (en) 2007-05-14 2012-05-22 Ntn Corporation Lash adjuster for swing arm type valve gear
JP2017521592A (ja) * 2014-06-10 2017-08-03 ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド 内燃エンジン内の補助モーション源と主モーション負荷経路との間のリンク機構

Also Published As

Publication number Publication date
EP1479876A1 (en) 2004-11-24
US20040231621A1 (en) 2004-11-25
US6901896B2 (en) 2005-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009174488A (ja) ラッシュアジャスタ
JP2004346821A (ja) アーム式動弁装置
JP4215663B2 (ja) バルブクリアランス自動調整装置
JP4999539B2 (ja) スイングアーム式動弁装置におけるラッシュアジャスタ
KR20140142128A (ko) 기계식 래시 어저스터
JP4549284B2 (ja) ロッカアーム式動弁装置およびロッカアーム
US10519817B1 (en) Switchable rocker arm with lash adjustment and travel stop
JP2005291153A (ja) アーム式動弁装置
JP2006132426A (ja) アーム式動弁装置
JP4394058B2 (ja) アーム式動弁装置
JP2006328971A (ja) 動弁装置におけるラッシュアジャスタ
JP5472809B2 (ja) 動弁装置におけるラッシュアジャスタ
JP2005264830A (ja) アーム式動弁装置
JP2013256908A (ja) 動弁装置におけるラッシュアジャスタ
JP2004225611A (ja) 動弁装置におけるラッシュアジャスタ
JPH053688Y2 (ja)
JP2009216031A (ja) ラッシュアジャスタ
JP2013096338A (ja) バルブクリアランス自動調整機能付きのロッカアーム
JP2010065615A (ja) ラッシュアジャスタ
JP2009270564A (ja) 動弁装置
JP2009185682A (ja) ラッシュアジャスタ
JP2011021509A (ja) ラッシュアジャスタ
JP2014190228A (ja) 動弁装置におけるラッシュアジャスタ
JP2013104301A (ja) ラッシュアジャスタ
JP2009024581A (ja) 動弁装置におけるラッシュアジャスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060411

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070702